JPH0667498A - 現像制御方法 - Google Patents

現像制御方法

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JPH0667498A
JPH0667498A JP4185185A JP18518592A JPH0667498A JP H0667498 A JPH0667498 A JP H0667498A JP 4185185 A JP4185185 A JP 4185185A JP 18518592 A JP18518592 A JP 18518592A JP H0667498 A JPH0667498 A JP H0667498A
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JP
Japan
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toner
photoconductor
developing
electrostatic latent
latent image
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Application number
JP4185185A
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English (en)
Inventor
Kiyoko Uwakawa
聖子 宇和川
Eisaku Hatanaka
英作 畑中
Takeshi Yamagishi
健 山岸
Koji Sakai
孝司 酒井
Koichi Takenouchi
幸一 竹ノ内
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 複写機等の電子写真装置においける現像過程
で、原稿3の濃淡状態に対応した画像を形成するため
に、感光体4に形成された静電潜像の電荷と反対極性に
帯電したトナーが上記静電潜像に付着するように現像方
法において、現像交換後からのコピー枚数に応じてコピ
ーランプ2aの光量を変化させることを特徴とする。 【効果】 コピーランプの光量を増加させることで、感
光体表面に形成される静電潜像の電荷量が減少するの
で、現像剤交換後のコピー初期段階のトナー付着量を従
来のコピー初期段階でのトナー付着量をり低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における現像制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真装置における画像形
成プロセスでは、原稿に光を照射したときの原稿画像に
応じた反射光が感光体に導かれることにより、感光体上
に上記原稿画像に対応する静電潜像が形成される。次い
で、上記感光体に形成された静電潜像にトナーを選択的
に付着させることにより、可視化されたトナー像の形
成、すなわち、現像が行われる。
【0003】上記のように感光体上の静電潜像を可視化
するトナーは、キャリヤが収納されている現像槽中に投
入されて、撹拌されることにより帯電する。こうして帯
電したトナーが上記の感光体上の静電潜像に付着するこ
とで現像が行われる。
【0004】上記構成における従来の複写機等の電子写
真装置での現像は、原稿の濃淡状態に対応した露光調整
後、露光ランプにより原稿を照射し、その反射光を感光
体に照射して静電潜像を形成し、静電潜像の電荷と逆極
性の電荷をもつトナーを、静電潜像に付着させることに
より行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成によ
る現像では、現像剤交換後から一定期間(コピー初期段
階)、トナーの帯電量が数μc/gと少ないので、感光
体に形成された静電潜像の電荷量に対しては、多量のト
ナーが付着される。コピー初期段階におけるコピー枚数
に対するトナー消費量は、図2(c)に模式的に示すよ
うに、コピー枚数10000枚以下では、トナー帯電量
が少ないためトナー消費量が多くなり、コピー枚数10
000枚程度以上になると、トナー帯電量が十分となる
ので、トナー消費量も初期段階よりも約10%少なくな
り、一定した値となる。このことから、コピー初期段階
では、多量にトナーが消費されるという問題が生じてい
る。また、コピー初期段階では、感光体に形成された静
電潜像の電荷に対応して、上記のように、多量にトナー
が付着されるので、コピー用紙に余分なトナーが付着
し、望ましいコピー画質が得られないという問題が生じ
ている。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、その目的は、コピー初期段階におけるトナー
消費量を低減させることにより、コピー開始から一貫し
て安定したコピー画質を得ることができるような現像制
御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の現像制御方法
は、複写機等の電子写真装置における現像過程で、原稿
の濃淡状態に対応して感光体上に形成された静電潜像
に、この静電潜像の電荷と反対極性の電荷をもつトナー
を付着させることで現像する現像制御方法において、上
記現像過程で、現像剤交換後からのコピー枚数に応じ
て、感光体の帯電電位を制御するために、コピーランプ
の光量を変化さることを特徴とする。
【0008】また、上記感光体の帯電電位を制御するた
めに、コピーランプの光量を変化させる方法に代えて、
感光体を帯電する帯電装置る帯電を変化させることを特
徴とする。
【0009】さらに、コピーランプによる光量を変化さ
せる方法に代えて、現像装置の現像バイアス電圧又は現
像剤のトナー濃度を変化させることを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】上記の構成により、原稿の露光調整後に設定さ
れたコピーランプの光量を例えば電圧を切り換えること
により変化させることで、感光体の表面電位を増減させ
ることができるので、トナーの帯電量に応じて適正な現
像をすることができる。上記方法により、感光体に照射
するコピーランプの光量を多くすると、静電潜像の帯電
量が減少する。
【0011】また、感光体の表面電位を予め初期の段階
では小さくすることで、コピーランプの光量を多くする
ことと同様に、画像露光後の静電潜像の帯電量が減少す
る。しかも、現像装置そのものの現像バイアス電圧を制
御することで、感光体に形成されている静電潜像にトナ
ー付着する量が変化する。
【0012】さらに、現像装置内の現像剤のトナー濃度
を初期時には薄くすることで、トナーの付着量をバイア
ス電圧の制御同様を抑制できる。
【0013】従って以上のいずれかの方法を採用するこ
とにより、コピー初期の段階における帯電量の少ないト
ナーでも静電潜像に必要以上に付着することがなくな
る。このことから、コピー初期のトナー消費量を従来に
比べて低減することができる。また、トナー消費量がコ
ピー実行中一定であるので、画質の安定したコピーを行
うことができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て以下に説明する。
【0015】本実施例は、複写機等の電子写真装置の現
像装置における現像を調整する方法である。本実施例で
は、カラー複写機の現像過程に本発明を適用したものを
示す。
【0016】上記のカラー複写機には、図3に示すよう
に、上面に透明な原稿台1が設けられており、この原稿
台1の下方には、露光光学系2が配設されている。この
露光光学系2は、原稿台1上に載置される原稿3に光を
照射する2本の露光ランプ2a,2aと、原稿3からの
反射光を、図中、1点鎖線で示すように、ベルト状の感
光体4上に導く複数の反射鏡2b…と、三原色(赤、
緑、青)の色フィルタを有する光学フィルタ2c及び原
稿台1と感光体ベルト4との間に上記各反射鏡2b…に
て形成される光路中に配置され感光体ベルト4に画像を
結像させるレンズ2dとを備えている。上記露光ランプ
2a,2aは、ミラーベース2eに取りつけられ、この
ミラーベース2eは、上記原稿台1の下面に沿って水平
に往復動されるようになっている。
【0017】上記露光光学系2の下方に位置するベルト
状の感光体4は、第一及び第二ローラ5,6により回転
駆動されるようになっており、この感光体4の上方にお
ける中央部付近に、4つの現像ユニット7…がそれぞれ
下面側を上記感光体4に近接させた状態で配設されてい
る。3つの現像ユニット7…には、それぞれカラー複写
用としてイエロー、マゼンタ、及びシアン色の各カラー
現像剤が、また、残り1つの現像ユニット7には白黒複
写用としてブラック色の現像剤がそれぞれ収容されてい
る。
【0018】また、図3に示すように、感光体4の下方
には、サイズ別の二個の給紙カセット8,8が設けら
れ、さらに、感光体4の出紙方向側には、ローラ14,
15,16により回転駆動されているベルト状の中間転
写体11、搬送ベルト12、及び定着ユニット13がこ
の順に配設されている。
【0019】前記各現像ユニット7…は、それぞれ、図
4に示すように、箱形の現像槽21とこの現像槽21上
部に設けられたトナーホッパ22とを有している。トナ
ーホッパ22内には、トナー撹拌スプリング23と、ト
ナーホッパ22及び現像槽21間の連通開口の近傍位置
に位置するトナー供給ローラ24とが設けられている。
【0020】一方、現像槽21内には、上記の連通開口
の下側の位置に攪拌スクリュー25が、また中間の位置
には、セパレータ26を挟んで搬送スクリュー27と搬
送ローラ28とがそれぞれ配設されている。そして、現
像槽21の底面に形成されている開口に臨ませて現像ロ
ーラ29が設けられ、攪拌スクリュー25、搬送スクリ
ュー27、搬送ローラ28、現像ローラ29をそれぞれ
図中矢印方向に回転させることによって、この現像槽2
1内の現像剤が上記のセパレータ26の周りを左回りに
循環するようになっている。
【0021】現像剤は、例えば鉄粉からなるキャリヤ
と、前記のようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの各色に着色した樹脂性の微粉末からなるトナーとが
混合されて成り、上記の循環中の撹拌によりキャリヤと
トナーとは相互に帯電してトナーはキャリヤの表面に吸
着される。さらに、これが現像ローラ29の外周面に吸
着されて回転する際に、現像槽21の下部開口の下側を
近接して移動する前記感光体4上の静電潜像に上記のト
ナーがキャリヤから分離されて吸引される。これによっ
て、静電潜像が可視化され現像される。
【0022】ここで、上記構成の複写機において、露光
調整機構について説明する。
【0023】上記複写機は、例えば図示されない操作パ
ネル上で自動露光モードに設定されているならば、露光
ランプ2a,2aからの光量は、原稿画像の濃淡に応じ
て自動的に調整される。こうして調整された露光ランプ
2a,2aからの光は、原稿3で反射され、感光体4へ
導かれ静電潜像を形成する。その後、現像ユニット7で
帯電されたトナーは、トナーと逆の電荷に帯電した静電
潜像に付着する。このようにして可視化されたトナー像
が感光体4上に形成される。
【0024】また、通常、露光ランプ2a,2aからの
光量は、原稿3をスキャンした時に設定され、トナー等
の現像剤が無くなるまで複写枚数に関係なく一定の量を
示している。しかし、本実施例の複写機においては、露
光調整後、露光ランプ2a,2aからの光量を、露光ラ
ンプ2a,2aにかかる電圧を切り換えることで変化す
るようにしている。
【0025】次に、上記複写機のカラー複写モードでの
動作について説明する。
【0026】初めに、原稿台1上に載置された原稿3に
露光ランプ2a,2aからの光を照射しながら、スキャ
ンが3回行われる。これにより、原稿3からの反射光
は、光学フィルタ2cにより、赤・緑・青の色成分別に
順次分解される。そして、各スキャン時毎に異なる色成
分の光が感光体4に照射され、感光体4が露光される。
これにより、感光体4には、原稿3の画像に対応した色
成分別の静電潜像が順次に形成される。
【0027】上記の3回のスキャン時毎に感光体4に形
成される各静電潜像は、光学フィルタ2cにおける各色
フィルタの補色であるイエロー、マゼンタ、およびシア
ンの各色の現像剤を有するカラー現像ユニット7…から
それぞれ供給されるトナーで現像されて可視化され、ト
ナー像として形成される。こうして各色成分別のトナー
像が順次形成され、第一転写チャージャ17にて帯電さ
れた中間転写体11へ順次転写される。こうして各色成
分別のトナー像が順次重ねられることで、カラートナー
像が形成される。
【0028】次いで、上記中間転写体11上のトナー像
は、給紙カセット8,8の一方から給紙されるコピー用
紙が、中間転写体11の下面に密着させられたときに、
第二転写チャージャ18により、上記コピー用紙に転写
される。この後、中間転写体11からコピー用紙が分離
されると共に、搬送ベルト12を経て定着ユニット13
へ送られて、コピー用紙に転写した画像が定着され、カ
ラー複写画像として形成される。
【0029】上記構成における複写機の現像制御方法を
図1に基づいて、以下に説明する。初めに、コピー開始
前に原稿の濃淡状態に対応した露光調整が行われ、コピ
ーランプ電圧がV1と設定される(S1)。次に、現像
剤交換直後からのコピー枚数nをチェックする(S
2)。ここで、nが10000枚以下であれば、切り換
えスイッチによりコピーランプ電圧をV1の10%アッ
プのV2に切り換える(S3)。もし、nが10000
枚以上であれば、コピーランプ電圧をV1としたままコ
ピーを行う(S5)。一方、コピーランプ電圧をV2に
設定した後、再びコピー枚数が10000枚に達したか
どうかチェックし(S4)、コピー枚数nが10000
枚以上になれば、コピーランプ電圧をV1 としてコピー
を継続し(S5)、10000枚に達しなければ、更に
コピーランプ電圧V2 でコピーを続ける(S3)。
【0030】以上のような方法で現像を制御した場合の
測定結果を図2(a)・(b)に基づいて説明する。
【0031】コピー枚数が現像剤交換後10000枚ま
での間、図2(a)に示すように、コピーランプ電圧を
露光調整後に設定されたコピーランプ電圧V1の10%
アップのV2でコピーを行えば、図2(b)に示すよう
に、トナー消費量がG1から約10%減少したG2とな
る。このトナー消費量G2は、現像剤が安定した後のコ
ピー枚数でのトナー消費量とほぼ同じ値となる。
【0032】上記現像制御方法によれば、現像剤の特性
のひとつである初期段階でのトナーとキャリヤとの撹拌
不足によるトナーの帯電量不足を補い、トナー消費量を
従来のコピー初期段階におけるトナー消費量よりも低減
させることができる。
【0033】つまり、現像初期段階において、露光調整
後、感光体へのコピーランプの光量を多くすることで、
感光体の表面電位を減少させることができるので、帯電
量の少ないトナーを静電潜像に付着させるとき、従来の
ように多量に付着することがなくなる。このことから、
現像初期段階でのトナー消費量が減少し、その消費量
は、十分に帯電されたトナーによる現像でのトナー消費
量と等しくなる。
【0034】また、上記方法によれば、現像剤交換直後
から現像終了までの間、一枚当たりのトナー消費量がほ
ぼ一定となるので、画質の安定したコピーを行うことが
できる。
【0035】さらに、現像初期におけるトナー消費量が
従来よりも低減することができるので、トナー交換まで
の期間が長くなり複写機等の電子写真装置のメンテナン
スにおけるコストダウンも可能となる。
【0036】なお、本実施例中では、従来のものより1
0%アップしたコピーランプ電圧を使用しているが、現
像剤により最適値があるので、特に10%アップした電
圧に限定しない。
【0037】また、本発明によれば、コピーランプによ
る光量を制御するだけでなく、感光体4の表面電位を制
御することでも実施できる。つまり、コピーランプの光
量を多くすることは、要するに感光体4に形成される静
電潜像の帯電電位を下げることである。そのため、感光
体4を帯電する帯電電位を最初から低くしておければ、
コピーランプの電圧を初期時に対し切換え制御すること
なく、同等の作用効果を得ることができる。
【0038】そのため、図3において光学系2にて画像
露光を行う前に感光体4を均一帯電する帯電装置9によ
る帯電電位制御を行う。図5は帯電装置9を制御するた
めの回路構成を示すブロック図である。
【0039】この帯電装置9は、例えばスコロトロン方
式を採用するコロナ放電器である。特にコロナ放電器
は、非常に細いコロナ放電ワイヤ9aを導電性シールド
板9bに絶縁状態で保持され、このシールド板9bに形
成された感光体4面と対向する開口部に網形状のグリッ
ド電極9cを配置して構成される。このグリッド電極9
cはシールド板9b及び放電ワイヤ9aとは絶縁状態で
設けられる。
【0040】以上の構成のコロナ放電器9において、放
電ワイヤ9aには高電圧供給回路9dを介して高電圧が
印加されることで、シールド板9b等との間でコロナ放
電が発生し、これにより感光体4へも一部のコロナ電流
が流れることで感光体4表面を所定の極性の電位に帯電
している。ここで、感光体4の表面電位はグリッド電極
9cに高電圧供給回路9dより印加される電圧にて制御
できる。つまり、感光体4の表面電位は、グリッド電極
9cに供給する電圧に依存し、この電圧と同等の電位で
帯電できる。従って、現像剤の初期時にはグリッド電極
9cに供給する電圧を制御し、感光体4の表面電位が小
さくなるように設定すれば、トナーの消費量は図2
(b)に示す通り常に一定にできる。
【0041】また、感光体4の電位を切り替えるタイミ
ングとしては、図5に示すように、現像剤を交換した時
点よりコピー枚数をカウントするカウンタ31からの内
容に応じて、CPU30からの指令信号に基づいて、高
電圧供給回路9dのグリット電圧を切換える。つまり、
このタイミングとしては図1に示す通り、コピー枚数n
が、10000枚以下か否か(S2)によりグリッド電
極9cに供給する電圧を制御することで簡単に実施てき
る。
【0042】なお、CPU30は各種入力に応じて、図
3に示す複写機内の各種プロセス部をシーケンス制御す
る。
【0043】以上は、感光体4の表面電位を制御するこ
とによりトナーの消費量を、現像剤交換後の初期時に低
くなるように制御する例であるが、トナーの消費量を初
期時に少なくするようにするためには、現像装置7本体
でのトナー消費量を抑制するようにしても同様に実施て
きる。つまり、現像装置7は、通常感光体4に形成され
る静電潜像にトナーを付着させ、感光体4の非画像部
(バックグラウンド)にトナー付着しないように現像バ
イアス電圧を電源供給部32を介して印加している。こ
のバイアス電圧は、図4のおいて現像ローラ29に印加
され、非画像部の電位と同等の電圧値を設定して供給す
る。
【0044】この場合、このバイアス電圧は、感光体4
に形成される静電潜像の電位との間の電位差が大きい
程、トナーが静電潜像に付着する量が多くなる。そのた
め、現像剤交換後の初期時には、現像バイアス電圧を高
めに設定することで、トナーの付着量を抑制できる。即
ちコピー枚数カウンタ31が10000コピーをカウン
トすると、CPU30はその状態で、通常のバイアス電
圧値に設定すべく、電源供給部32を切換え制御する。
よって、図2(b)に示すように10000枚以降にお
けるトナー消費量を常に初期時と同一にできる。
【0045】現像バイアス電圧の切換えタイミングにお
いても、図1に示すステップS2において上述のように
CPU30がコピー枚数n=10000以上か否かを判
別することで実施できる。初期時のバイアス電圧の初期
時の値は、通常のバイアス電圧時(10000毎コピー
以後)によるトナー付着量と同等になる程度の値に設定
される。
【0046】しかも、現像装置7にて消費されるトナー
を抑制する方法としては、現像バイアス電圧を制御する
代わりに、現像剤中のトナーの量、つまりトナー濃度を
制御することでも実施できる。これは、現像剤のトナー
濃度が高いと静電潜像の電位が同一であっても付着する
トナーの量が多くなる。逆にトナー濃度が低いとトナー
が消費される量が少なくなる。
【0047】そこで、現像剤の交換初期の段階では、ト
ナー消費が多いことから、これを抑制するために通常の
現像剤によるトナー濃度より低いトナー濃度に設定する
こで、図2(b)に示すようにトナー消費を常に一定に
できる。
【0048】トナー濃度を制御するためには、現像装置
7内の現像剤のトナー含有量を制御することであって、
この現像剤中のトナー量を検出する濃度センサー33か
らの検出信号により、トナーホッパ22内のトナーを現
像槽21に補給する。そのため、センサー33からの出
力に応じてトナー濃度制御回路34は、トナーホッパ2
2のトナー供給ローラ24を駆動する。トナー濃度制御
回路34は、予め設定されているトナー濃度になるよう
に、センサー33からの検出信号を入力することで、ト
ナー供給ローラ24を駆動手段35を介して制御する。
これにより、現像剤のトナー濃度を設定された濃度に保
つ。
【0049】そこで、現像剤交換時のトナー濃度につい
ては、少々低めに設定され、この低めのトナー濃度でも
って、トナー濃度制御回路34は動作する。そして、コ
ピー枚数が決められた枚数、例えば10000枚がカウ
ンタ31にてカウントされると、CPU30より切換え
の指令信号がトナー濃度制御回路34に送られる。これ
により、トナー濃度制御回路34は、初期時のトナー濃
度より高いトナー濃度が設定され、これ以後はこのトナ
ー濃度で動作する。
【0050】現像交換後の設定されるトナー濃度は、通
常のトナー濃度(10000コピー以後の濃度)をセン
サーが検出してもトナー補給を行うことなく、それより
低いトナー濃度であって、センサー33が通常のトナー
濃度を検出してもトナー濃度制御回路34は補給動作を
行わない。これにより、初期時には設定された低いトナ
ー濃度を維持するように制御でき、よって10000以
後においては、トナー濃度は初期時より高く設定される
ため、コピーにおいてはトナー消費量を常に一定にでき
る。このトナー濃度の切換えのタイミングにおいても図
1に示すステップS2における判別後に切換え制御を行
うことになる。
【0051】
【発明の効果】本発明の現像制御方法は、以上のよう
に、複写機等の電子写真装置における現像過程で、感光
体上に形成された静電潜像に、この静電潜像の電荷と反
対極性の電荷をもつトナーを付着させることで現像する
現像制御方法において、上記現像過程で、現像剤交換後
からのコピー枚数に応じて感光体の表面電位をコピーラ
ンプの光量を変化させて制御している。また、感光体の
表面電位を変化させるために、感光体を帯電する装置を
制御することもで行える。
【0052】さらに、感光体の表面電位を制御すること
なく、トナーを付着させる現像装置側を制御、例えば現
像バイアス電圧を初期時と所定のコピー枚数後の状態で
変化させるか、現像剤のトナー濃度を初期時と所定のコ
ピー枚数後の状態で変化させる。
【0053】それゆえ、現像剤交換後のコピー初期段階
では、感光体の表面電位を減少させ、帯電量の少ないト
ナーの付着を少なくすることができる。このため、コピ
ー初期段階におけるトナー消費量を従来のものより低減
することができる。
【0054】また、現像装置において、現像バイアスを
高く、あるいはトナー濃度を低くすることでトナー消費
を抑制するために、現像剤交換後のコピー初期時では、
トナーの付着を少なくすることができる。
【0055】そのため、コピー実行中、コピー1枚当た
りのトナー消費量をほぼ一定とすることができるので、
常に画質の安定したコピーが可能となり、また、トナー
交換期間が長くなり、メンテナンスにおけるコストダウ
ンも可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像制御方法のプロ
セスを示すフローチャート
【図2】コピー枚数に対するコピーランプ電圧およびト
ナー消費量の変化を示すものであって、同図(a)は上
記制御方法を適用して制御されるときのコピーランプ電
圧の変化を示す説明図、同図(b)は上記制御方法を適
用して制御されるときのトナー消費量の変化を示す説明
図、同図(c)は従来のトナー消費量の変化を示す説明
【図3】本実施例に係るカラー複写機の構成を示す正面
【図4】図3で示したカラー複写機の現像槽の拡大断面
【図5】本発明による帯電装置による感光体の帯電電位
を制御するための回路構成を示すブロック図
【符号の説明】
2a コピーランプ 3 原稿 4 感光体 7 現像装置 9 帯電装置 9a 放電ワイヤ 9c グリッド電極 9d 高電圧供給回路 22 トナーホッパ 32 現像バイアス電圧の電源供給部 33 トナー濃度センサー 34 トナー濃度制御
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 7810−2H 115 9222−2H (72)発明者 酒井 孝司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 竹ノ内 幸一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機等の電子写真装置における現像過程
    で、原稿の濃淡状態に対応して感光体上に形成された静
    電潜像に、この静電潜像の電荷と反対極性の電荷をもつ
    トナーを付着させることで現像する現像制御方法におい
    て、 上記現像過程で、現像剤交換後からのコピー枚数に応じ
    て感光体の帯電電位を制御するため、コピーランプの光
    量を変化させることを特徴とする現像制御方法。
  2. 【請求項2】上記コピー枚数に応じて感光体の帯電電位
    を制御するために、該感光体を帯電する帯電装置による
    帯電電位を制御することを特徴とする請求項1記載の現
    像制御方法。
  3. 【請求項3】上記コピーランプの光量を変化するのに代
    えて、現像装置に供給する現像バイアス又は現像剤のト
    ナー濃度を変化させることを特徴とする請求項2記載の
    現像制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239981A (ja) * 1997-03-03 1998-09-11 Canon Inc 画像形成装置

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