JP3568808B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばレーザプリンタおよびLEDプリンタ等の光プリンタや、電子複写機およびファクシミリ装置等、現像剤により被転写材への画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタや電子複写機等の従来の画像形成装置は、例えば図11に示す構成を備えている。この画像形成装置において、感光体ドラム101での静電潜像の形成は、感光体ドラム101の表面を帯電器102によって均一に帯電した後、露光装置103による露光にて上記表面の電位を部分的に下げることにより行われる。このとき、感光体ドラム101の基体をなすアルミニウム素管(図示せず)は、ドラムフランジからドラムシャフトを介してグランドに接続されており、これによって感光体ドラム101における上記露光部の部分的な電位の低下が可能となる。
【0003】
また、上記静電潜像の現像は、現像装置104に現像バイアスを印加し、上記静電潜像に現像装置104にて現像剤を付着させることにより行われる。
【0004】
上記帯電器102としては、通常、スコロトロン帯電器が使用されている。この帯電器は、同図に示すように、放電ワイヤ102aから感光体ドラム101の表面に到達するコロナイオンの量を制御可能な制御グリッド102bを備えている。
【0005】
なお、画像形成装置は、さらに転写装置105、剥離装置106、クリーニング装置107および除電ランプ108を備えている。
【0006】
従来の画像形成装置において、感光体ドラム101の表面の電位は、帯電器102により電位が印加されていないとき、0Vである。このため、反転現像方式を使用する画像形成装置では、装置の初期設定時、ウォーミングアップ時、プリントスタート時あるいはプリントエンド時等の非画像形成期間において、現像装置104や感光体ドラム101を回転させた場合、感光体ドラム101に現像剤が付着し、不必要に現像剤が消費されることになる。このような不都合を防止するためには、上記非画像形成期間においても、感光体ドラム101と現像装置104との両方に電位が印加される。
【0007】
例えば特開平6−282126号公報には、メインモーターのスタート時の回転不安定期間において、感光体における現像装置が作用する領域に、現像剤と同極性の電位を印加する構成が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示された構成においても、次のような問題点は解決されていない。
【0009】
即ち、反転現像方式の画像形成装置では、帯電器102に高電圧トランス(TH )を備えた電源が必要となる。例えば、図11に示した装置では、制御グリッド102bの電源として高電圧トランス電源109が接続されている。この構成においては、上記の非画像形成期間に、図12示すタイミングにて各部が作動する。なお、ドラムモーターは感光体ドラム101の駆動モーターであり、レーザー発光は露光装置103が備えるレーザー装置からのレーザー光の出射動作である。
【0010】
ところで、高電圧トランス電源109では、電圧の立上げ時において、低電圧側の立ち上がりに電圧の制御不可能な領域である不安定領域が生じる。この不安定領域により、感光体表面電位は、図13に示すように、直線的に上昇せず、いわゆるなまり111を含むいびつなものとなる。このため、規定電位への感光体表面電位の上昇過程において、感光体表面電位と現像バイアスとの電位差(カブリ電位)が過度に大きくなる。この結果、現像装置104からのキャリアの飛散(キャリア上がり)が発生し、感光体ドラム101における感光体の短命化や、トナーリサイクル時の飛散キャリアを核としたトナー凝集物の生成等により、画像の劣化を招来するという問題点を有している。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置の初期設定時、ウォーミングアップ時、プリントスタート時あるいはプリントエンド時等の非画像形成期間において、キャリアの飛散による感光体の短命化や、トナーリサイクル時の飛散キャリアを核としたトナー凝集物の生成等により、画像が劣化することを防止し得る画像形成装置の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、回転する感光体と、放電電極から感光体へ到達するコロナイオン量を制御する制御電極を備え、コロナ放電により前記感光体の表面を規定電位に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により帯電された感光体に光照射により静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記制御電極に制御電圧を供給する制御電圧供給手段とを備え、該制御電圧供給手段は、感光体表面に前記規定電位を与えるための高電圧を供給する高電圧電源であって、高電圧トランスを有する高電圧電源と、低電圧電源とを備え、前記高電圧トランスにおける電圧立ち上げ時の低電圧側に生じる電圧の制御不可能な不安定領域による影響を避けるべく、前記制御電極を前記低電圧電源に先ず接続し、次に前記高電圧電源に接続し、かつ、前記低電圧電源による制御電極への電圧印加時間を感光体の1回転以内とすることを特徴としている。
【0013】
請求項1に記載の構成によれば、回転する感光体が帯電手段により規定電位に帯電され、潜像形成手段により感光体の表面に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像手段により現像される。
【0014】
帯電手段により感光体が規定電位に帯電されるとき、帯電手段の制御電極に制御電圧供給手段から供給される制御電圧としては、感光体の表面電位が規定電位に立ち上がるまでの間に、先ず低電圧が供給され、次に感光体表面に前記規定電位を与えるための高電圧が供給される。
【0015】
これにより、感光体表面電位の立ち上がり時における電位の不安定部分の発生を防止し、感光体の表面電位を規定電位まで直線的に立ち上げることができる。この結果、キャリアの飛散による感光体の劣化やトナーリサイクル時の飛散キャリアを核としたトナーの凝集による画質の劣化、並びに感光体への逆帯電トナーの付着やトナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができる。
【0016】
しかも、前記低電圧電源による制御電極への電圧印加時間を感光体の1回転以内としているので、感光体の余分な回転時間を短縮し得るとともに、感光体における感光膜の膜減りによる帯電劣化を防ぎ、安定した画像を長期に渡って得ることができる。
【0017】
本発明の請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記の制御電圧供給手段が、前記低電圧電源としてツェナーダイオードを備えた電源を有していることを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載の構成によれば、制御電圧供給手段が、低電圧電源としてツェナーダイオードを備えているので、構成の簡素化を図り得るとともに、装置の小型化が可能である。
【0019】
本発明の請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記高電圧電源及び前記低電圧電源に代えて、低圧側から高圧側に複数の出力端子を有する1個のトランスを備えたものからなり、前記制御電極を前記低圧側の出力端子に先ず接続し、次に前記高圧側の出力端子に接続することを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の構成によれば、制御電圧供給手段が電源部として1個のみのトランスを備えた構成とすることができるので、構成の簡素化を図り得るとともに、装置の小型化が可能である。
【0021】
本発明の請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1から3の何れかに記載の構成において、感光体が回転中でありかつ前記現像手段により現像動作が行われていない非画像形成期間中には、感光体の表面電位と前記現像バイアスとの電位差が50〜400Vの範囲内に保持されることを特徴としている。
【0022】
請求項4に記載の構成によれば、感光体が回転中でありかつ前記現像手段により現像動作が行われていない非画像形成期間中には、感光体の表面電位と前記現像バイアスとの電位差が50〜400Vの範囲内に保持されるので、現像手段からのキャリアの飛散量、並びに逆帯電、弱帯電およびゼロ帯電トナーの感光体表面への付着量を確実に抑制することができる。この結果、感光体表面にキャリアが付着することによる感光体の劣化や、トナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができる。
【0023】
本発明の請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から4の何れかに記載の構成において、前記現像手段に現像バイアスを供給する現像バイアス供給手段をさらに備え、この現像バイアス供給手段は、前記制御電極への前記制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が感光体と現像手段との間の現像部に到達するまでの期間、前記現像手段に前記制御電圧の極性とは逆極性の現像バイアスを供給することを特徴としている。
【0024】
請求項5に記載の構成によれば、現像バイアス供給手段は、制御電極への制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が感光体と現像手段との間の現像部に到達するまでの期間、現像手段に制御電圧の極性とは逆極性の現像バイアスを供給するので、上記の期間において、現像手段から逆帯電トナー、弱帯電トナーおよびゼロ帯電トナーが飛散し、感光体表面に付着する事態を防止することができる。
【0025】
即ち、感光体が回転を開始し、制御電極への制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が前記現像部に到達するまでの期間、現像バイアスが0Vのままでは、現像部を通過する部分の感光体表面電位が0Vであるために、前記部分に前記各トナーが付着する。また、このときに制御電圧と同極性の電圧を現像バイアスとして印加すると、トナーの電荷の強弱に関わらず、感光体表面へのトナーの付着が生じる。
【0026】
そこで、前記期間において、制御電圧とは逆極性の現像バイアスを現像手段に印加することで、感光体表面への前記各トナーの付着を防止することができる。この結果、トナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態を図1ないし図8に基づいて以下に説明する。
【0028】
本実施の形態における画像形成装置は、図1に示すように、感光体ドラム11を備え、この感光体ドラム11の周りに、帯電器(帯電手段)12、露光装置13、現像装置(現像手段)14、転写装置15、剥離装置16、クリーニング装置17および除電ランプ18を感光体ドラム11の回転方向にこの順序で備えている。
【0029】
上記現像装置14は、内部に粒状のキャリアと粉体状のトナーとを収容し、キャリアにてトナーを吸着して搬送し、現像ローラ14aにてトナーを感光体ドラム11の表面に供給するようになっている。上記キャリアは磁性キャリアであり、上記トナーは非磁性トナーあり、現像装置14は2成分反転現像方式を用いている。
【0030】
この画像形成装置における画像形成動作は、次のようにして行われる。
【0031】
まず、感光体ドラム11がドラムモーターにより回転駆動され、感光体ドラム11の表面が帯電器12によって均一な電位に帯電される。次に、感光体ドラム11の表面に、露光装置13からレーザー光が照射されて静電潜像が形成される。感光体ドラム11での静電潜像の形成は、前述のように、感光体ドラム11の基体をなすアルミニウム素管(図示せず)がドラムフランジからドラムシャフトを介してグランドに接続されており、上記レーザー光による露光部の電位が低下することにより行われる。
【0032】
上記の静電潜像は現像装置14から供給されるトナーによって現像され、トナー像となる。このとき、現像装置14の現像ローラ14aには、トナーを感光体ドラム11の表面に供給するために、現像バイアス電源(現像バイアス供給手段)26から現像バイアスが印加されている。
【0033】
その後、上記のトナー像は、転写装置15と感光体ドラム11との間に供給された被転写材としての用紙(図示せず)に転写装置15によって転写される。このとき感光体ドラム11の表面に吸着された用紙は、剥離装置16によってその表面から剥離される。
【0034】
また、感光体ドラム11の表面に残留するトナーはクリーニング装置17によって回収される一方、感光体ドラム11の表面に残留する電荷は、除電ランプ18によって除去される。
【0035】
上記の帯電器12は、スコロトロン帯電器からなり、放電ワイヤ(放電電極)12aから感光体ドラム11の表面に到達するコロナイオンの量を制御可能な制御グリッド(制御電極)12bを備えている。
【0036】
上記放電ワイヤ12aには数kVの高電圧を出力する高電圧電源(図示せず)が接続されている。また、制御グリッド12bには、切替えスイッチ(制御電圧供給手段)19を介して、高電圧用トランス(TH )を有する高電圧電源(制御電圧供給手段)20と、定電圧電源であり、低電圧用トランス(TL )を有する低電圧電源(制御電圧供給手段)21とが接続されている。本実施の形態において、低電圧電源21の出力電圧は約100Vであり、高電圧電源20の出力電圧は約1000Vである。但し、電圧の極性は何れもマイナスである。
【0037】
上記切替えスイッチ19の切換動作は、例えばマイクロコンピュータを備えた制御装置22によって制御される。
【0038】
上記の構成において、本画像形成装置は、一連の画像形成動作が前述のようにして行われる。この場合における感光体ドラム11の駆動モーター、即ちドラムモーターの回転開始から、露光装置13が備えるレーザー装置でのレーザー発光までの非画像形成期間は、図2に示すタイミングにて各部が作動する。
【0039】
即ち、先ずドラムモーターが回転を開始すると同時に、除電ランプ18および帯電器12がONとなる。このとき、帯電器12では、放電ワイヤ12aに高電圧が供給されるとともに、切替えスイッチ19が低電圧電源21側に切り替えられることにより、制御グリッド12bに低電圧電源21から所定の低電圧が供給される。
【0040】
次に、切替えスイッチ19が高電圧電源20側に切り替えられ、制御グリッド12bに所定の高電圧が供給され、その後もこの高電圧が維持される。その後、現像装置14の現像ローラ14aに現像バイアスが印加され、さらにその後、レーザー発光が開始される。
【0041】
上記切り替えスイッチ19による低電圧電源21側から高電圧電源20側への切り替えタイミングは、例えば感光体ドラム11の表面電位が制御グリッド12bへの低電圧電源21の印加後に立ち上がった直後に設定される。
【0042】
上記のようにして帯電器12から電位が供給されることにより、感光体ドラム11の表面電位は上昇していき、最終的に規定電位となる。このとき、帯電器12の制御グリッド12bには、先ず低電圧電源21から低電圧バイアスを印加し、次に高電圧電源20から高電圧を印加するようにしているので、感光体表面電位の立ち上がりは、図3に示すように、直線状の滑らかなものとなる。
【0043】
したがって、同図に示すように、感光体表面電位と現像バイアスとの電位差、即ちいわゆるカブリ電位(現像バイアス電位一感光体表面電位)は安定に変化し、過度に大きくなることがない。即ち、カブリ電位は安定時の電位(感光体表面電位の−650Vと現像バイアスの−500Vとの電位差)以上に広がらず、カブリ電位が所定値を超えないように制御することが可能となる。この結果、キャリア上がり、即ち現像装置14からのキャリア飛散による感光体表面へのキャリアの付着や、PCカブリすなわち現像装置14からのトナー飛散による感光体表面へのトナーの付着を防止することができる。
【0044】
これに対し、従来の画像形成装置においては、図13に示したようになまり111によってカブリ電位が過度に大きくなる。この場合のカブリ電位はなまり111の発生部において約500Vであり、従来の装置でのカブリ電位の最大値は500〜600V程度と考えらえる。
【0045】
ここで、上記カブリ電位とキャリア上がりとの関係について示すと図4のようになる。同図から明らかなように、カブリ電位が大きくなると現像装置14からのキャリア上がりが増加する。カブリ電位が400V以下となれば、キャリア上がりの個数(Car個数)は急激に低下し、コピー画質上問題ないレベルになる。
【0046】
キャリア上がりは本来発生しないことがコピー品質を維持していく上で重要であるものの、5〜6個程度ではほとんど目立たず、コピー画像に影響を及ぼさない許容範囲として、従来、実験的かつ経験的に考えられている。
【0047】
したがって、従来の装置では、キャリア上がりの個数が許容範囲を超える結果、キャリア飛散による感光体ドラム11の劣化や、トナーリサイクル時のキャリアを核とした凝集物の生成等による画質の劣化を招くことになる。
【0048】
また、上記カブリ電位といわゆるPCカブリ(弱帯電もしくはゼロ帯電トナーの感光体表面への付着)との関係について示すと図5のようになる。同図から明らかなように、PCカブリは、カブリ電位が過度に小さくあるいは大きくなると増加し、50〜400Vの範囲で比較的少なく、100〜200Vの範囲で安定している。
【0049】
即ち、特にカブリ電位を100〜200Vの範囲とすれば、感光体ドラム11への逆帯電、弱帯電あるいはゼロ帯電トナーの付着が安定的に少なくなり、またキャリア飛散による問題も生じない。この結果、トナー飛散、トナー消費量の悪化や感光体の劣化を防ぎ、長期間に渡って安定した画質を維持できる。
【0050】
PCカブリは、トナーを感光体表面に付着させてコピーを繰り返し行う限りゼロにすることはできないものの、コピー画像に影響を与えない量であれば許容できる。図5に示すPCカブリ(ΔID)において0.03という数値は、長期的な観点から見て、コピー画質上、許容の臨界値と考えられる。
【0051】
したがって、PCカブリが許容範囲外となるカブリ電位は、50V未満の範囲と400Vを超える範囲であり、図13に示したように、なまり111によってカブリ電位が過度に大きくなる従来の画像形成装置では、PCカブリが許容範囲外となる。この結果、トナー飛散によるコピー画質の劣化や、トナー消費量の増大を招くことになる。一方、本画像形成装置では、上記のように、感光体表面電位を円滑に立ち上がらせ、カブリ電位を安定に変化させることができるので、上記のような問題は生じない。
【0052】
また、図4と図5とから、キャリア上がりとPCカブリとの両者を許容範囲内に抑制し得るカブリ電位は50〜400Vの範囲であり、本画像形成装置では、上記のように、カブリ電位をこの範囲に制御することが可能である。
【0053】
また、以上の説明から、感光体ドラム11が駆動される期間のうちの非画像形成期間中は、感光体表面電位が現像バイアス電位よりもマイナス側でなければならないことが分かる。
【0054】
なお、図5においては、感光体表面の初期状態のトナー濃度に対する各カブリ電位でのコピー後の残留トナー濃度をPCカブリとして示している。縦軸はマクベス濃度計を用いて測定した画像濃度(ID:Image Density )の変化を示している。即ち、感光体表面の初期状態の画像濃度とコピー後のトナーが残存している状態の画像濃度(残留トナー濃度)との差を示している。残留トナー濃度は、感光体表面の初期状態のトナー濃度と、それぞれのカブリ電位に対応する状態での感光体表面のトナー濃度とから得られる。具体的には、粘着テープを使用し、それぞれの状態で感光体表面の残留トナーをはぎ取り、それをペーパー上に移し、濃度計によりIDを測定した。
【0055】
また、本画像形成装置では、低電圧電源21による制御グリッド12bへの電圧印加時間を、感光体ドラム11の1回転以内とした。これは、1回転を超えて低電圧電源21による電圧印加を継続すると、感光体ドラム11の寿命が短くなることが分かったからである。即ち、上記の構成とすれば、感光体ドラム11の余分な回転時間を短縮し得るとともに、感光体ドラム11における感光膜の膜減りによる帯電劣化を防ぎ、安定した画像を長期に渡って得ることができる。
【0056】
また、図1に示した画像形成装置は図6に示す構成としてもよい。この構成では、低電圧用トランス(TL )を使用した低電圧電源21に代えて、ツェナーダイオードを使用した低電圧電源23を備えている。この構成では、低電圧用トランス(TL )に代えてツェナーダイオードを使用することにより、構成を簡素化し、小型化できる。
【0057】
さらに、本画像形成装置は図7に示す構成としてもよい。この構成では、図1に示した高電圧用トランス(TH )を備える高電圧電源20および低電圧用トランス(TL )を備える低電圧電源21に代えて、1個の制御グリッド電源(制御電圧供給手段)24を備えている。この制御グリッド電源24は、定電圧トランスを備え、低圧端子T1 と高圧端子T2 とを有する。これら低圧端子T1 と高圧端子T2 とは、前述の場合と同様にして順次切り替えられる。このような構成では、装置全体を小型化でき、量産コストも低減できる。
【0058】
さらに、本画像形成装置は図8に示す構成としてもよい。この構成では、図7に示した制御グリッド電源24に代えて、制御グリッド電源(制御電圧供給手段)25を備えている。この制御グリッド電源25は、定電圧トランスを備え、低圧側から高圧側にかけて3個以上の出力端子T1 、T2 、…、Tn を有する。これら出力端子T1 〜Tn は、低圧側から高圧側へ切替えスイッチ19により順次切り替えられる。このような制御グリッド電源25を備えることにより、感光体表面電位の立ち上がりを、さらに円滑かつ安定なものにすることができる。即ち、感光体ドラム11の表面電位をより高精度かつ安定に制御できる。この結果、カブリ電位をさらに安定に変化させることができ、PCカブリとキャリア上がりとを一層確実に防止することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の実施の他の形態を図1、図9および図10に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の図面に示した手段と同一の機能を有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0059】
本画像形成装置では、例えば図1に示した構成において、現像バイアス電源26が出力電圧を変化できるようになっており、現像ローラ14aに対する現像バイアスが以下のように制御される。
【0060】
即ち、現像バイアスとしては、図9に示すように、帯電器12の制御グリッド12bへの低電圧電源21による低電圧(マイナス側出力)の印加と同時に、プラス側出力の電圧を印加し、その後、マイナス側出力の通常の現像バイアス電圧を印加する。上記プラス側出力の電圧は、制御グリッド12bに印加する制御電圧およびトナーの帯電極性と同極性である。上記プラス側出力の電圧は例えば+150Vであり、この電圧を印加する期間は、上記制御グリッド12bへのグリッド電圧の印加により感光体ドラム11の表面電位の上昇した部分が現像部、即ち感光体ドラム11と現像ローラ14aとの対向部に到達するまでの期間である。この期間に上記現像部を通過する感光体ドラム11部分の表面電位は0Vである。
【0061】
上記のように現像バイアスを制御することにより、図10に示すように、カブリ電位は、感光体表面電位の立ち上がり当初から、安定してほぼ一定値を維持することができる。これにより、カブリ電位が過小になること(図5に示すカブリ電位50V未満の範囲)により生じるPCカブリを確実に防止することができる。
【0062】
また、以上の各画像形成装置は反転現像方式を使用している。この反転現像方式は、一様に帯電した感光体ドラム11の表面に対し、レーザービーム、LED等により、記録すべき画像情報に対応した画像露光を行って静電潜像を形成し、その際に露光を受けて電位の低下した部分に感光体ドラム11の帯電極性と同極性に帯電したトナーを付着させてトナー像を形成するものである。したがって、各画像形成装置は、電子写真方式を利用したデジタル複写機やプリンタ等への応用が可能となる。
【0063】
また、以上の各画像形成装置では、トナーの荷電制御が容易で、画像の高画質化や高安定性の面から、2成分接触現像法を用いている。この方式では、非磁性トナーに対して磁性キャリアを混合したものを現像剤として用い、非磁性トナーをブレード等で現像ローラ14aのスリーブ上にコーティングして搬送し、感光体ドラム11に対して接触状態で現像を行う。各画像形成装置で使用する高抵抗のフェライトキャリアは、静電潜像を乱すことなく、細線画像およびハイライトな画像の再現性が非常に良好となり、高精細な画像を得ることが可能となる。また、非磁性トナーと磁性キャリアを主成分とした2成分現像剤は、フルカラー、マルチカラー画像を形成する画像形成装置において、画像の色味などの観点から有効である。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、回転する感光体と、放電電極から感光体へ到達するコロナイオン量を制御する制御電極を備え、コロナ放電により前記感光体の表面を規定電位に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により帯電された感光体に光照射により静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記制御電極に制御電圧を供給する制御電圧供給手段とを備え、該制御電圧供給手段は、感光体表面に前記規定電位を与えるための高電圧を供給する高電圧電源であって、高電圧トランスを有する高電圧電源と、低電圧電源とを備え、前記高電圧トラ ンスにおける電圧立ち上げ時の低電圧側に生じる電圧の制御不可能な不安定領域による影響を避けるべく、前記制御電極を前記低電圧電源に先ず接続し、次に前記高電圧電源に接続し、かつ、前記低電圧電源による制御電極への電圧印加時間を感光体の1回転以内とする構成である。
【0065】
これにより、感光体表面電位の立ち上がり時における電位の不安定部分の発生を防止し、感光体の表面電位を規定電位まで直線的に立ち上げることができる。この結果、キャリアの飛散による感光体の劣化やトナーリサイクル時の飛散キャリアを核としたトナーの凝集による画質の劣化、並びに感光体への逆帯電トナーの付着やトナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができるという効果を奏する。
【0066】
しかも、前記低電圧電源による制御電極への電圧印加時間を感光体の1回転以内としているので、感光体の余分な回転時間を短縮し得るとともに、感光体における感光膜の膜減りによる帯電劣化を防ぎ、安定した画像を長期に渡って得ることができる。
【0067】
本発明の請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記の制御電圧供給手段が、前記低電圧電源としてツェナーダイオードを備えた電源を有している構成である。
【0068】
これにより、請求項1に記載の構成による効果に加え、構成の簡素化を図り得るとともに、装置の小型化が可能であるという効果を奏する。
【0069】
本発明の請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記高電圧電源及び前記低電圧電源に代えて、低圧側から高圧側に複数の出力端子を有する1個のトランスを備えたものからなり、前記制御電極を前記低圧側の出力端子に先ず接続し、次に前記高圧側の出力端子に接続する構成である。
【0070】
これにより、請求項1に記載の構成による効果に加え、制御電圧供給手段が電源部として1個のみのトランスを備えた構成とすることができるので、構成の簡素化を図り得るとともに、装置の小型化が可能であるという効果を奏する。
【0071】
本発明の請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1から3の何れかに記載の構成において、感光体が回転中でありかつ前記現像手段により現像動作が行われていない非画像形成期間中には、感光体の表面電位と前記現像バイアスとの電位差が50〜400Vの範囲内に保持される構成である。
【0072】
これにより、請求項1から3の何れかに記載の構成による効果に加え、現像手段からのキャリアの飛散量、並びに逆帯電、弱帯電およびゼロ帯電トナーの感光体表面への付着量を確実に抑制することができる。この結果、感光体表面にキャリアが付着することによる感光体の劣化や、トナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができるという効果を奏する。
【0073】
本発明の請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から4の何れかに記載の構成において、前記現像手段に現像バイアスを供給する現像バイアス供給手段をさらに備え、この現像バイアス供給手段は、前記制御電極への前記制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が感光体と現像手段との間の現像部に到達するまでの期間、前記現像手段に前記制御電圧の極性とは逆極性の現像バイアスを供給する構成である。
【0074】
これにより、請求項1から4の何れかに記載の構成による効果に加え、制御電極への制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が感光体と現像手段との間の現像部に 到達するまでの期間において、現像手段から逆帯電トナー、弱帯電トナーおよびゼロ帯電トナーが飛散し、感光体表面に付着する事態を防止することができる。この結果、トナー消費量の増大を防止し得るとともに、安定した画質の画像を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における画像形成装置の全体構成図である。
【図2】図1に示した画像形成装置における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】図1に示した画像形成装置における感光体表面電位と現像バイアスとの立ち上がり時の関係を示すグラフである。
【図4】画像形成装置におけるカブリ電位とキャリア上がりとの関係を示すグラフである。
【図5】画像形成装置におけるカブリ電位とPCカブリとの関係を示すグラフである。
【図6】図1に示した画像形成装置において、制御グリッド電源の低電圧電源としてツェナーダイオードからなる電源を備えた場合における画像形成装置の全体構成図である。
【図7】図1に示した画像形成装置において、制御グリッド電源として1個の定電圧トランスからなる電源を備えた場合における画像形成装置の全体構成図である。
【図8】図7に示した画像形成装置において、1個の定電圧トランスからなる電源が低圧側から高圧側に3個以上の出力端子を備えた場合における画像形成装置の全体構成図である。
【図9】本発明の実施の他の形態の画像形成装置における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】図9に示した動作における感光体表面電位と現像バイアスとの立ち上がり時の関係を示したグラフである。
【図11】従来の画像形成装置の全体構成図である。
【図12】図11に示した画像形成装置における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図13】図11に示した画像形成装置における感光体表面電位と現像バイアスとの立ち上がり時の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11 感光体ドラム
12 帯電器(帯電手段)
12a 放電ワイヤ(放電電極)
12b 制御グリッド(制御電極)
14 現像装置(現像手段)
14a 現像ローラ
19 切替えスイッチ(制御電圧供給手段)
20 高電圧電源(制御電圧供給手段)
21 低電圧電源(制御電圧供給手段)
22 制御装置
23 低電圧電源(制御電圧供給手段)
24 制御グリッド電源(制御電圧供給手段)
25 制御グリッド電源(制御電圧供給手段)
26 現像バイアス電源(現像バイアス供給手段)
Claims (5)
- 回転する感光体と、
放電電極から感光体へ到達するコロナイオン量を制御する制御電極を備え、コロナ放電により前記感光体の表面を規定電位に帯電させる帯電手段と、
この帯電手段により帯電された感光体に光照射により静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、
前記制御電極に制御電圧を供給する制御電圧供給手段とを備え、
該制御電圧供給手段は、感光体表面に前記規定電位を与えるための高電圧を供給する高電圧電源であって、高電圧トランスを有する高電圧電源と、低電圧電源とを備え、前記高電圧トランスにおける電圧立ち上げ時の低電圧側に生じる電圧の制御不可能な不安定領域による影響を避けるべく、前記制御電極を前記低電圧電源に先ず接続し、次に前記高電圧電源に接続し、かつ、前記低電圧電源による制御電極への電圧印加時間を感光体の1回転以内とすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記の制御電圧供給手段は、前記低電圧電源としてツェナーダイオードを備えた電源を有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記の制御電圧供給手段は、前記高電圧電源及び前記低電圧電源に代えて、低圧側から高圧側に複数の出力端子を有する1個のトランスを備えたものからなり、前記制御電極を前記低圧側の出力端子に先ず接続し、次に前記高圧側の出力端子に接続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 感光体が回転中でありかつ前記現像手段により現像動作が行われていない非画像形成期間中には、感光体の表面電位と前記現像バイアスとの電位差が50〜400Vの範囲内に保持されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記現像手段に現像バイアスを供給する現像バイアス供給手段をさらに備え、この現像バイアス供給手段は、前記制御電極への前記制御電圧の印加により感光体表面電位の上昇した部分が感光体と現像手段との間の現像部に到達するまでの期間、前記現像手段に前記制御電圧の極性とは逆極性の現像バイアスを供給することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
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