JP4683931B2 - コロナ帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

コロナ帯電装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、表面に潜像を担持する像担持体に帯電するコロナ帯電装置及びコロナ帯電装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置においては、像担持体としての感光体上に静電潜像を形成するにあたり、感光体表面を種々の方法で一様帯電する方法が知られている。一様帯電の方法として代表的なものに、帯電装置本体のワイヤからコロナ放電を発生させて感光体に帯電させるコロナ帯電装置がある(たとえば特許文献1参照)。
しかし、このコロナ帯電装置においては、感光体を帯電する際に放電を伴い、放電時にオゾンや窒素酸化物(硝酸化合物)等の放電生成物(以下単に「放電生成物」と称する。)が副生成物として発生する。これらの放電生成物は微粒子として空気中に放出され、感光体が放電生成物を吸着すると、直接的・間接的に感光体の導電性が向上して、画像流れと称される潜像の崩れが発生し、満足な画像品質が得られないという問題が指摘されている。放電生成物は、放電動作時には帯電装置本体のケーシング等に吸着するなどしているが、放電が停止した際に徐々にケーシング等から離脱・気化して感光体表面に接触すると考えられている。このことにより、たとえば画像形成装置が省エネルギーモードや電源オフなどのアイドル状態がある程度の時間継続した場合、帯電装置本体のケーシング等から離脱・気化した放電生成物が感光体に吸着されて、再び画像形成装置を稼働させた際に画像流れが発生し画像がぼけるといった現象となって現れることになる。
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、コロナ帯電装置において、アイドル状態時に放電生成物が被帯電体である感光体に付着するのを防ぎ、放電生成物による画像の欠陥が生じないようにすることにある。
特開平7−239602号公報
請求項1の発明は、被帯電体に近接して設けられたケーシングと、前記ケーシングの内部に収納されたワイヤと、前記ケーシングの前記被帯電体側に設けられたグリッドを備えた帯電装置本体と、前記ワイヤがコロナ放電を発生する大きさの負の電圧である第1の電圧を前記ワイヤに印加する第1電源と、前記被帯電体表面の目標電位である第2の電圧を前記グリッドに印加する第2電源と、を備え、前記被帯電体の表面を帯電させるコロナ帯電装置であって、前記第2電源から供給された電力を蓄積する蓄電装置を有し、前記第1電源および前記第2電源がオフのときに、前記第1の電圧及び前記第2の電圧より小さな負の電圧である第3の電圧を前記蓄電装置から前記グリッドに対して印加する第3電源と、を備え、前記第2電源は、前記蓄電装置が充電されるときには、前記第2の電圧よりも前記第3の電圧の分だけ電位差の大きい電圧である第4の電圧を出力することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたコロナ帯電装置において、第2電源と第3電源間に形成される電流の導通路と、前記導通路を介して第3電源の前記蓄電装置から第2電源へ流れる電流を遮断するダイオードを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載されたコロナ帯電装置において、前記第3電源の回路に前記蓄電装置に蓄えられた電荷を強制的に放電する放電回路を設け、前記放電回路はコロナ帯電装置を含む電子機器収納部分のドアの開放に連動して動作することを特徴とする。
請求項4の発明は画像形成装置であって、請求項1乃至3のいずれかに記載されたコロナ帯電装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置のアイドル状態時に放電生成物が被帯電体である感光体表面に付着するのを防ぎ、コロナ帯電装置を用いた画像形成装置がアイドル状態から復帰した後に画像形成を行った際、放電生成物による画像欠陥が発生することを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明におけるコロナ帯電装置の全体構成の概略図である。本発明のコロナ帯電装置100は、帯電装置本体CH、第1電源PS1、第2電源PS2、第3電源PS3、切替素子CGを備えている。
帯電装置本体CHは、スコロトロン帯電装置であり、被帯電体である感光体ドラムPCに近接して設けられている。帯電装置本体CHは、ケーシングCSと、ワイヤWRと、グリッドGRとを備えている。
ケーシングCSは略箱型に形成され、開口面が感光体ドラムPC側(図1における下側)に向いた状態で設けられる。
ワイヤWRは、ケーシングCSの内部に収納されている。ワイヤWRは金属製であって導電性を有し、電流の供給を受けて大気中にコロナ放電を行いやすい形状(たとえば針状)に形成されている。
グリッドGRは、ケーシングCSの開口面(図1における下側)をほぼ覆う状態に設けられ、一部がケーシングCSに接触して相互に導電可能である。グリッドGRは、多数の細いワイヤで格子状に形成されている。
第1電源PS1は直流電流供給源であり、ワイヤWRがコロナ放電を行うことができるだけの大きな負の電圧を有する直流電流を出力する。第1電源PS1はワイヤWRに接続し、ワイヤWRに大きな負の電圧を印加する
第2電源PS2は直流電流供給源であり、大きな負の電圧(ワイヤWRからのコロナ放電により感光体ドラムPCの表面に与える電位にほぼ等しい電圧)を有する直流電流を出力する。第2電源PS2はグリッドGRに接続し、グリッドGRに負の直流電流を供給する。第2電源PS2は第1電源PS1がオンとなっている際にオンする。本実施形態では、第2電源PS2はグリッドGRに−1300Vを印加するものとする。
第3電源PS3は直流電流供給源である。第3電源PS3は、切替素子CGを介してグリッドGRに接続し、グリッドGRに負の直流電流を供給する。第3電源PS3は、第1電源PS1および第2電源PS2の出力がオフされたときに、グリッドGRに対し、コロナ放電によって発生した放電生成物をグリッドGRに吸着するのに十分な大きさの電圧を印加する。図1に示す実施形態においては、第3電源PS3はグリッドGRに−59Vの電圧を印加するものとする。
切替素子CGは2つの端子を有する半導体素子(たとえばツェナーダイオード)であり、この半導体素子の一の端子に印加される電圧の絶対値が特定の値以上のときは一の端子から他の端子への電流を導通させる。また、半導体素子の一の端子に印加される電圧の絶対値が所定値以下となったらスイッチングを行い、他の端子から一の端子への電流を導通させる。図1に示す実施形態においては、切替素子CGは、第2電源PS2側から印加される電圧が感光体ドラムPC表面に帯電させたい電圧値と同じ電圧(たとえば−1300V)に達したら、切替素子CGの第2電源PS2側から第3電源PS3側への電流を導通させてグリッドGRに第2電源PS2からの電圧を印加し、第2電源PS2側の電圧が第2電源PS2がオフになったときの電圧値(すなわち0V)になったときに、切替素子CGの第3電源PS3側から第2電源PS2側への電流を導通させてグリッドGRに第3電源PS3からの電圧を印加する。これにより、切替素子CGは、第2電源PS2がオフになったときにスイッチングを行い第3電源PS3からグリッドGRに電圧を印加させる。
図1に示す実施形態の作用効果を説明する。
図1に示すコロナ帯電装置100においては、第1電源PS1がオンすると第2電源PS2もオンする。第2電源PS2から印加された電圧が所定値(−1300V)以上になると切替素子CGが第2電源PS2側から第3電源PS3側に電流を導通し、第2電源PS2から出力された負の直流電流がワイヤWRに供給される。第1電源PS1はワイヤWRがコロナ放電を行うことができるだけの十分大きな電圧ワイヤWRに印加し、ワイヤWRは第1電源PS1から十分大きな負の電圧が印加されることによりコロナ放電を起こす。コロナ放電が起こるとワイヤWR周辺の空気は分子が破壊されてイオンとなり(絶縁破壊)、絶縁破壊がおこると感光体ドラムPC方向に向けて電子同士が次々と衝突する現象(電子雪崩)が起こる。電子雪崩を起こした電子がグリッドGRに到達すると、グリッドGRには第2電源PS2によって負の直流電流が供給されているため、グリッドGRを通過する電子の流れはグリッドGRによって制御され、また、部分ごとの電子の放出量のムラはグリッドGRによって均一化される。グリッドGRを通過してケーシングCSの外部に放出された電子は感光体ドラムPCの表面に衝突し、感光体ドラムPCの表面を均一に帯電させる。コロナ帯電装置100を用いた画像形成装置がアイドル状態となり、第1電源PS1が停止すると第2電源PS2も停止する。第2電源PS2側の電圧が所定値(0V)になると、切替素子CGは第3電源PS3側から第2電源PS2側に電流を導通させ、グリッドGRには第3電源PS3から出力された負の電圧(−59V)が印加される。
ワイヤWRのコロナ放電によってケーシングCSの内部などに付着した放電生成物は、画像形成装置がアイドル状態になると徐々にケーシングCSから離脱するが、グリッドGRには第3電源PS3から負の電圧が印加されていることにより、放電生成物はグリッドGRに吸着する。そのため、画像形成装置のアイドル状態時に放電生成物が感光体ドラムPCの表面に付着し、アイドル状態からジョブが復帰した後に放電生成物による画像の乱れが生ずることがない。
切替素子CGが、第2電源PS2がオフになり、第2電源PS2側から印加される電圧が0Vになったときにスイッチングを行って第3電源PS3からグリッドGRに電圧を印加することにより、画像形成装置がアイドル状態になったときにグリッドGRに電圧を印加する電源を第2電源PS2から第3電源PS3に切替えることが可能になる。これにより、第3電源PS3は画像形成装置のアイドル状態時に放電生成物をグリッドGRに吸着するための電圧印加のみを目的に形成することが可能になる。放電生成物をグリッドGRに吸着するために必要な電圧は、コロナ放電時にワイヤWRに印加する電圧やコロナ放電やワイヤから感光体ドラムPCに向かうイオンの流れを制御する際にグリッドGRに印加する電圧よりも小さいので、第3電源PC3がグリッドGRに印加する電圧は第1電源PS1や第2電源PS2が印加する電圧よりも小さくて済む。したがって、第3電源PS3の装置の小型化や簡易化を図ることができ、アイドル状態時の電力の消費を小さくすることができる。
図2は本発明のコロナ帯電装置の第1の実施例の概略図である。
図2のコロナ帯電装置101は、図1に示すコロナ帯電装置100の第1電源PS1、第2電源PS2、第3電源PS3、切替素子CGをそれぞれ電気回路によって構成したものである。
第1電源PS1は定電流制御を行うスイッチング方式の電源であり、駆動回路DR1と、トランスT1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、抵抗R1と、電流センサIs1とを備えている。なお、駆動回路DR1は、整流回路(図示せず)や、高周波スイッチング回路(図示せず)などを備えている。駆動回路DR1はトランスT1の一端側に接続され、トランスT1の他端側には、電流センサIs1、抵抗R1、コンデンサC1、ダイオードD1が接続されており、抵抗R1とコンデンサC1は時定数回路を形成している。
トランスT1とコンデンサC1の間には、ダイオードD1がコンデンサC1からトランスT1方向を順方向として設けられている。抵抗R1は帯電装置本体CHのワイヤWRに接続しており、電流センサIs1は接地するとともに駆動回路DR1に信号をフィードバックする。
第2電源PS2は定電圧制御を行うシャントレギュレータ方式(ドロッパ方式)の電源であり、駆動回路DR2と、トランジスタ(バイポーラトランジスタ)Qと、抵抗R2と、電圧センサVs2とを備えている。駆動回路DR2はトランジスタQのベース端子に接続し、トランジスタQのコレクタ端子は抵抗R2を介してグリッドGRに接続している。トランジスタのエミッタ−コレクタ間に設けられた電圧センサVs2は、駆動回路DR2に信号をフィードバックする。
第3電源PS3は定電圧制御を行うスイッチング方式の電源であり、駆動回路DR3と、トランスT3と、ダイオードD31と、コンデンサC3と、抵抗R3と、電圧センサVs3とを備えている。なお、駆動回路DR3は、整流回路(図示せず)や、高周波スイッチング回路(図示せず)などを備えている。駆動回路DR3はトランスT3の一端側に接続され、トランスT3の他端側には、電圧センサVs3、抵抗R3、コンデンサC3、ダイオードD31が接続されており、コンデンサC3と抵抗R3とは時定数回路を形成している。トランスT3とコンデンサC3の間には、ダイオードD31がコンデンサC3からトランスT3方向を順方向として設けられている。電圧センサVs3は駆動回路DR3に対して信号をフィードバックする。
切替素子CGは、第3電源PS3のダイオードD31と抵抗R3の間に、第3電源PS3とグリッドGRとの間に介在する形で設けられている。切替素子CGは、半導体素子としてのツェナーダイオードである。帯電装置本体CHは、図1に示す帯電装置本体CHの構成と同じである。
切替素子CGにおけるツェナーダイオードは、グリッドGR側(すなわち第2電源PS2側)のツェナー電圧が第2電源PS2に印加したい電圧と同じ値(または印加したい電圧より少し低い値)であり、第2電源PS2からツェナー電圧以上の電圧が印加されると第2電源PS2側から第3電源PS3側に電流を導通する。本実施例においては、切替素子CGにおけるツェナーダイオードのツェナー電圧は−1300Vであるものとする。切替素子CGのツェナー電圧により、第2電源PS2の電圧を所定の値(−1300V)に保つことができ、ジョブ時において、グリッドGRにイオンの流れを制御する電圧を安定して印加することができる。
切替素子CGは、ジョブが終了し、第2電源PS2側の電圧が0Vになったとき、第3電源PS3側に印加された電圧によって、第3電源PS3側から第2電源PS2側に電流を導通させるスイッチング機能を有する。
第1電源PS1において、駆動回路DR1は高周波スイッチング回路(図示せず)のスイッチング処理により生成した交流電流を出力する。駆動回路DR1がAC電源などから供給された交流電流を用いる場合には、トランスT1のサイズを小さくするために、供給された交流電流を整流回路(図示せず)によって一旦整流したのちにスイッチング処理を施すことが望ましい。トランスT1は駆動回路DR1から供給された交流信号を所望の電圧に昇圧または減圧する。トランスT1が昇圧または減圧した交流電流はダイオードD1によって負側に半波整流されるとともにコンデンサC1で平滑化され、抵抗R1を経て負の直流電流として帯電装置本体CHのワイヤWRに供給される。電流センサIs1は接地されており、トランスT1で昇圧された電流の電流値を検知して駆動回路にフィードバックし、ワイヤWRからのコロナ放電の大きさが一定になるように駆動回路DR1の制御が行われる。
第2電源PS2において、駆動回路DR2にはワイヤWRがコロナ放電によって大気中に放出した放電電流が獲得されて供給される。駆動回路DR2は供給された電流をトランジスタQのベース端子に供給する。トランジスタQはベース端子に入力された電流量に依存して増幅した電流をコレクタ端子から出力する。トランジスタQのコレクタ端子から出力された電流は帯電装置本体CHのグリッドGRに供給される。電圧センサVs2はトランジスタQのエミッタ・コレクタ間の電圧を検知して駆動回路DR2へとフィードバックし、グリッドGRに印加される電圧が所望の電圧となるように駆動回路DR2の制御が行われる。なお、駆動回路DR2はワイヤWRからの放電電流の供給を受けて電流を出力するため、第1電源PS1の出力が遮断されれば第2電源PS2の出力が停止するのは自明である。
第3電源PS3においては、第1電源PS1と同様にスイッチング回路(図示せず)のスイッチング処理により生成した交流電流をトランスT3に供給し、トランスT3が所望の電圧に昇圧または減圧した電流をダイオードD31により負側に半波整流するとともにコンデンサC3は平滑化して負の直流電流を形成する。この負の直流電流は切替素子CGを経てグリッドGRに供給される。電圧センサVs3はダイオードD31およびコンデンサC3によって形成された負の直流電流の電圧を検知して駆動回路DR3にフィードバックし、駆動回路DR3を制御する。
切替素子CGは、ツェナーダイオードのツェナー効果によって、第2電源PS2側が所定電圧(ツェナー電圧)になると降伏現象を生じて第2電源PS2側からの電流を導通し、第2電源PS2からグリッドGRに供給される電圧を所定値に保つ。
第1の実施例においては、第2電源PS2から−1300Vの電圧が出力され、切替素子CGのツェナー電圧が1300Vであり、第3電源PS3から−59Vの電圧が出力される。第2電源PS2から−1300Vの電圧が印加されている際には、切替素子CGはツェナー効果を生じて第2電源PS2からの電流を導通し、グリッドGRには第2電源PS2から電流が供給される。このとき、第3電源PS3からの出力−59Vは第2電源PS2側の電圧よりも低いために切替素子CGによって事実上遮断されており、グリッドGRには第2電源PS2から印加された−1300Vの電圧が現れる。第2電源PS2の出力がオフされると、第3電源PS3からの出力が切替素子CGの順方向となるのでグリッドGRには第3電源PS3から電流が供給され、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなる。
図3は図2に示す第1の実施例における、第1電源PS1、第2電源PS2、第3電源PS3およびグリッドGRの電圧変化の様子を示すタイムチャートである。以下、タイムチャートの説明を行う。なお、タイムチャートの説明においては、各構成に図2において用いた符号および番号と同じ符号及び番号を用いる。
まず、コロナ帯電装置101が用いられる画像形成装置の主電源がオンになると第3電源PS3が−59Vの電圧を出力し、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなる(ステップS1)。
ジョブが開始されると、第1電源PS1は電圧を出力してワイヤWRがコロナ放電を開始し、第2電源PS2も−1300Vを出力し、グリッドGRの電圧は第2電源PS2から印加された−1300Vとなる(ステップS2)。
ジョブが終了すると、第1電源PS1の出力電圧は0VになってワイヤWRがコロナ放電を停止し、第2電源PS2の出力電圧は0Vになって、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなる(ステップS3)。
画像形成装置が省電力モードになったとき、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなっている(ステップS4)。画像形成装置が省電力モードから復帰したときも、グリッドGRの電圧は−59Vとなっている(ステップS5)。
ステップS3〜ステップS5において、第1電源PS1および第2電源PS2はオフであるため、ワイヤWRのコロナ放電によって発生しケーシングCSに付着した放電生成物はケーシングから徐々に離脱するが、グリッドGRには第3電源から−59Vの電圧が印加されているため、離脱した放電生成物はグリッドGRに吸着して感光体ドラムPCには付着しない。
ジョブが再開すると、第1電源PS1は電圧を出力し、第2電源PS2の出力電圧は−1300VとなってグリッドGRの電圧は−1300Vとなり(ステップS6)、ジョブが終了すると、第1電源PS1および第2電源PS2の出力電圧は0VとなってグリッドGRの電圧は−59Vとなる(ステップS7)。
画像形成装置の主電源がオフになると、第3電源PS3の出力電圧は0Vになり、グリッドGRには電圧が印加されなくなって0Vとなる(ステップS8)。画像形成装置の主電源が再びオンとなると、第3電源PS3が再度−59Vの電圧を出力してグリッドGRに印加し、グリッドGRの電圧は−59Vとなる(ステップS9)。ジョブが再度開始されると、第1電源PS1は電圧を出力し、第2電源PS2は−1300Vの電圧を出力し、グリッドGRの電圧は第2電源PS2から印加された−1300Vとなる(ステップS10)。
第1の実施例においては、第1電源PS1および第2電源PS2がオフとなったアイドル状態時に第3電源PS3がグリッドGRに電圧を印加するため、ケーシングCSから離脱した放電生成物はグリッドGRに吸着して感光体ドラムPCに付着することがないため、アイドル状態から復帰してジョブを再開したときに放電生成物による画像の乱れが生ずることがない。
第1の実施例においては、切替素子CGが、第2電源PS2がオフになり第2電源PS2側から印加される電圧が0Vになったときにスイッチングを行って第3電源PS3からグリッドGRに電圧を印加することにより、画像形成装置がアイドル状態になったときにグリッドGRに電圧を印加する電源を第2電源PS2から第3電源PS3に切替えることが可能になる。これにより、第3電源PS3は画像形成装置のアイドル状態時に放電生成物をグリッドGRに吸着するための電圧印加のみを目的に形成することが可能になる。放電生成物をグリッドGRに吸着するために必要な電圧は、コロナ放電時にワイヤWRに印加する電圧やコロナ放電やワイヤWRから感光体ドラムPCに向かうイオンの流れを制御する際にグリッドGRに印加する電圧よりも小さいので、第3電源PC3がグリッドGRに印加する電圧は第1電源PS1や第2電源PS2が印加する電圧よりも小さくて済む。
したがって、第3電源PS3の装置の小型化や簡易化を図ることができ、アイドル状態時の電力の消費を小さくすることができる。
第1の実施例においては、切替素子CGは半導体素子であるツェナーダイオードであり、無接点スイッチングを行うことにより、メカスイッチを使用した場合の接点開閉によるノイズ発生を抑えることができ、経年劣化が少なく寿命の長い装置を実現できる。
図4は本発明のコロナ帯電装置の第2の実施例の概略図である。図4に示すコロナ帯電装置102においては、第1電源PS1と、第2電源PS2と、切替素子CGと、帯電装置本体CHは図2に示す第1の実施例と同様である。
図4に示すコロナ帯電装置102の第3電源PS3は、定電圧制御を行うスイッチング方式の電源であり、駆動回路DR3と、トランスT3と、ダイオードD32と、コンデンサC3と、電圧センサVs3と、抵抗R3とを備えている。駆動回路DR3は、整流回路(図示せず)や、高周波スイッチング回路(図示せず)などを備えている。駆動回路DR3には、電圧センサVs3および電圧センサVs2からの出力が供給される。ダイオードD32は、図2におけるダイオードD31とは逆方向、すなわちトランスT3からコンデンサC3方向を順方向として設けられている。
第3電源PS3は、スイッチング回路(図示せず)のスイッチング処理により生成した交流電流をトランスT3に供給し、トランスT3が所望の電圧に昇圧または減圧した電流をダイオードD32により正側に半波整流するとともにコンデンサC3は平滑化して正の直流電流を形成する。この正の直流電流は切替素子CGを経てグリッドGRに供給される。電圧センサVs3はダイオードD32およびコンデンサC3によって形成された正の直流電流の電圧を検知して駆動回路DR3にフィードバックし、駆動回路DR3を制御する。
図4に示すコロナ帯電装置102の構成において、切替素子CGは第3電源PS3側から出力された電流のうちツェナー電圧未満のものを遮断する。したがって、たとえば切替素子CGのツェナー電圧を1300Vとすると、第3電源PS3からグリッドGRに59Vの電圧を印加するためには第3電源PS3の出力電圧を1359Vにしなければならない。そして、第3電源PS3の出力電圧が1359Vの状態で第2電源PS2から切替素子CGのツェナー電圧である−1300Vを出力すると、切替素子CGの両端の電位差は2600V以上となり、切替素子CGに過大な負荷がかかることになる。そこで、図4に示すコロナ帯電装置102においては、第3電源PS3の駆動回路DR3に電圧センサVs2からの出力を供給し、第2電源PS2がオフになったとき(すなわち電圧センサVs2の検知した第2電源PS2の出力電圧が0Vになったとき)に第3電源PS3を駆動させる構成とする。
図4に示すコロナ帯電装置102の構成により、第2電源PS2からグリッドGRに−1300Vが出力されている間は第電源PSはオフとなっているので切替素子CGの両端の電位差は1300Vとなり、切替素子CGによって第3電源PS3はグリッドGRから事実上遮断されているが、第2電源PS2が除去されたときに第3電源PS3がオンされて+1359Vが出力され、ツェナー電圧が1300Vである切替素子CGによってグリッドGRには+59Vの電圧が現れることになる。
第2の実施例は、第1の実施例の作用効果に加え、切替素子CGに過大な負荷がかかることを防止して、故障が少なく、装置寿命の長い装置を提供できるという作用効果を有する。
図5は本発明のコロナ帯電装置の第3の実施例の概略図である。
図5に示すコロナ帯電装置103においては、第1電源PS1と、切替素子CGと、帯電装置本体CHは図2に示す第1の実施例と同様である。
第2電源PS2は定電流制御を行うスイッチング方式の電源であり、第1電源PS1の電流センサIs1に代えて電圧センサVs2を備え、電圧センサVs2のフィードバックによる定電圧制御を行うこと以外は第1電源PS1と同様の構成である。
第3電源PS3は、蓄電装置Cと、抵抗R3とを備えた構成である。蓄電装置Cには、電気二重層キャパシタ等が用いられる。
第3電源PS3の蓄電装置Cには、電流が供給されると電荷が蓄積される。第2電源PS2がオフになったとき、蓄電装置Cは蓄電した電荷を電流として出力し、グリッドGRに負の電圧を印加する。図5に示す第3の実施例では、蓄電装置Cの電流出力時の出力電圧は−59Vであるものとする。
第3の実施例においては、第2電源PS2から−1300Vの電圧が出力され、切替素子CGの定電圧特性(ツェナー電圧)が1300Vとし、第3電源PS3から−59Vの電圧が出力される。第2電源PS2の出力がオフされたときに第3電源PS3の出力である−59VがグリッドGRに現れるのは図2に示す第1の実施例と同様であるが、そのためには蓄電装置Cに−59V充電する必要がある。切替素子CGの特性(順方向には電圧をそのまま通し、逆方向にはツェナー電圧を超える電圧を通す)を鑑みれば、グリッドGRの電圧すなわち第2電源PS2の出力が−1359Vあれば切替素子CGの両端の電位差が1359Vとなり、すなわち蓄電装置Cが−59Vに充電される。蓄電装置Cへの充電は、たとえばコロナ帯電装置103が用いられる画像形成装置を起動した初期設定時に行ったり、ジョブ開始時に行ったりすればよい。
第3の実施例においては、第1の実施例の作用効果に加えて、蓄電装置を用いることによって新たに電源回路を設ける必要がない、蓄電装置の充電回路を別に設ける必要もないので構成が簡単になる、省エネルギーを実現できるという作用効果を実現できる。
図6は、本発明のコロナ帯電装置の第4の実施例の概略図である。図6に示すコロナ帯電装置104は、図5に示す第3の実施例のコロナ帯電装置103の第2電源PS2の構成に改良を施したものであり、図5の第2電源PS2においてダイオードはダイオードD2のみであったのに対し、図6における第2電源PS2は、ダイオードD21(図5のダイオードD2に相当)に加えてダイオードD22を備えた構成になっている。
一般的に、電圧センサはインピーダンスが大きいために電流がほとんど流れないが、ごくわずかに微少な電流は流れてしまう。図5に示す第3の実施例において、グリッドGRを介して第2電源PS2と第3電源PS3は接続されているため、第3電源PS3に使用する蓄電装置Cの容量が小さい場合、第2電源PS2の電圧センサVs2を通って第2電源PS2から第3電源PS3へと微少な電流が流れ、第3電源PS3の蓄電装置Cの電荷量が減少しグリッドGRに印加する電圧が保てなくなってしまう可能性がある。図6に示す第4の実施例においては、第2電源PS2の構成中にダイオードD22を加えることにより、電圧センサVs2を通って第2電源PS2から第3電源PS3に流れる微少電流を遮断する。
第4の実施例は、第3の実施例の作用効果に加え、第3電源PS3の出力をより長時間保持できるという作用効果を有する。
図7は本発明のコロナ帯電装置の第5の実施例の概略図であり、図8は本発明のコロナ帯電装置の第6の実施例の概略図である。図7に示す第5の実施例のコロナ帯電装置105は、図5に示す第3の実施例のコロナ帯電装置103を改良したものであり、図8に示す第6の実施例のコロナ帯電装置106は、図6に示す第4の実施例のコロナ帯電装置104を改良したものである。図7に示す第5の実施例および図8に示す第6の実施例については、いずれも第3電源PS3が放電回路Diを備えている点が図5に示す第3の実施例および図6に示す第4の実施例と相違しており、他の構成は第3の実施例または第4の実施例と同じである。
図5に示す第3の実施例および図6に示す第4の実施例では第3電源PS3に蓄電装置Cを用いたが、一度蓄電装置Cに充電を行うと蓄電装置Cには蓄電された電圧が保持されるため、例えば保守員がコロナ帯電装置103、104が用いられた画像形成装置のメンテナンスを行う際などに、保守員がコロナ帯電装置103、104に触れてしまい蓄電装置Cに蓄電された電圧によって感電する危険性がある。図7および図8に示す実施例は、このような危険性を回避するため、コロナ帯電装置105、106の第3電源PS3中に蓄電装置Cに蓄えられた電荷を強制的に放電する放電回路Diを設けたものである。
第5の実施例および第6の実施例において、放電回路Diによる放電は、たとえば本発明のコロナ帯電装置105、106を用いた画像形成装置のドアとコロナ帯電装置105、106の放電回路Diを連動させる態様で行う。この場合、保守員がメンテナンスをしようと画像形成装置の電子機器収容部分のドアを開けると放電回路Diが動作し、蓄電装置Cに蓄えられていた電荷を放電する。第5の実施例および第6の実施例においては、放電回路Diにより、蓄電装置Cに蓄えられた電荷が保守員の体に電流として流れ保守員が感電する事態を防止することができる。
図9は、図7に示す第5の実施例および図8に示す第6の実施例における、第1電源PS1、第2電源PS2、第3電源PS3およびグリッドGRの電圧変化の様子を示すタイムチャートである。ここでは、図3のタイムチャートと同様に、第1電源PS1から電圧が出力され、第2電源PS2からは−1300Vの電圧が出力され、第3電源PS3からは−59Vの電圧が出力されるものとしている。以下、タイムチャートの説明を行う。なお、タイムチャートの説明においては、各構成に図7および図8において用いた符号および番号と同じ符号及び番号を用いる。
まず、コロナ帯電装置105、106が用いられる画像形成装置の主電源がオンになると、第2電源PS2は−1359Vの電圧を出力し、グリッドGRおよび切替素子CGを介して第3電源PS3の蓄電装置Cへの充電が開始される(ステップS11)。このときグリッドGRの電圧は第2電源PS2からの出力電圧に等しい−1359Vとなっている。蓄電装置Cへの充電が完了すると、第2電源PS2はオフとなって出力電圧は0Vとなり、一方、第3電源PS3からは−59Vの電圧が出力され、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなる(ステップS12)。
ジョブが開始されると、第1電源PS1は電圧を出力してワイヤWRがコロナ放電を開始し、第2電源PS2も−1300Vを出力し、グリッドGRの電圧は第2電源PS2から印加された−1300Vとなる(ステップS13)。
ジョブが終了すると、第1電源PS1の出力電圧は0VになってワイヤWRがコロナ放電を停止し、第2電源PS2の出力電圧は0Vになって、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなる(ステップS14)。画像形成装置が省電力モードになったときも、グリッドGRの電圧は第3電源PS3から印加された−59Vとなっている(ステップS15)。
ステップS14およびステップS15において、第1電源PS1および第2電源PS2はオフであるため、ワイヤWRのコロナ放電によって発生しケーシングCSに付着した放電生成物はケーシングから徐々に離脱するが、グリッドGRには第3電源から−59Vの電圧が印加されているため、離脱した放電生成物はグリッドGRに吸着して感光体ドラムPCには付着しない。
省電力モードになったのち、保守員が画像形成装置の電子機器収容部分のドアを開放すると、放電回路Diが動作して蓄電装置Cに蓄えられていた電荷を放電し、第3電源PS3の出力電圧およびグリッドGRの電圧は0Vになる(ステップS16)。電圧が0Vとなっていることにより、保守員がコロナ帯電装置105、106に触れても蓄電装置Cに蓄えられた電荷が保守員の体に電流として流れることはない。
画像形成装置の電子機器収容部分のドアが閉じられ(ステップS17)、省電力モードから復帰すると、第2電源PS2は−1359Vの電圧を出力し、再びグリッドGRおよび切替素子CGを介して第3電源PS3の蓄電装置Cへの充電が開始される(ステップS18)。このときグリッドGRの電圧は第2電源PS2からの出力電圧に等しい−1359Vとなっている。蓄電装置Cへの充電が完了し、ジョブが再開されると、第1電源PS1は電圧を出力してワイヤWRがコロナ放電を開始し、第2電源PS2−1300Vを出力し、グリッドGRの電圧は第2電源PS2から印加された−1300Vとなる(ステップS19)。
ジョブが終了すると、第1電源PS1および第2電源PS2の出力電圧は0Vとなり、第3電源PS3の蓄電装置Cに蓄電された電荷が電流として放出され、グリッドGRの電圧は、第3電源PS3の蓄電装置Cから印加された電圧である−59Vとなる(ステップS20)。主電源がオフになり(ステップS21)、再び主電源がオンになっても(ステップS22)第3電源PS3の出力電圧およびグリッドGRの電圧は−59Vに維持されており、ジョブが開始されると、第1電源PS1は電圧を出力し、第2電源PS2の出力電圧とグリッドGRの電圧はそれぞれ−1300Vとなる(ステップS21)。
第5の実施例においては、第3の実施例の作用効果に加え、メンテナンス時の保守員の感電事故を防止し、より高い安全性を確保できるという作用効果を有し、第6の実施例においては、第4の実施例の作用効果に加え、メンテナンス時の保守員の感電事故を防止し、より高い安全性を確保できるという作用効果を有する。
本発明におけるコロナ帯電装置の全体構成の概略図である。 本発明のコロナ帯電装置の第1の実施例の概略図である。 第1の実施例におけるタイムチャートである。 本発明のコロナ帯電装置の第2の実施例の概略図である。 本発明のコロナ帯電装置の第3の実施例の概略図である。 本発明のコロナ帯電装置の第4の実施例の概略図である。 本発明のコロナ帯電装置の第5の実施例の概略図である。 本発明のコロナ帯電装置の第6の実施例の概略図である。 第5の実施例および第6の実施例におけるタイムチャートである。
100、101、102、103、104、105、106・・・コロナ帯電装置、CH・・・帯電装置本体、CS・・・ケーシング、WR・・・ワイヤ、GR・・・グリッド、CG・・・切替素子、PS1・・・第1電源、PS2・・・第2電源、PS3・・・第3電源、PC・・・感光体ドラム(被帯電体)、C・・・蓄電装置、Di・・・放電回路。

Claims (4)

  1. 被帯電体に近接して設けられたケーシングと、
    前記ケーシングの内部に収納されたワイヤと、
    前記ケーシングの前記被帯電体側に設けられたグリッドを備えた帯電装置本体と、
    前記ワイヤがコロナ放電を発生する大きさの負の電圧である第1の電圧を前記ワイヤに印加する第1電源と、
    前記被帯電体表面の目標電位である第2の電圧を前記グリッドに印加する第2電源と、
    を備え、前記被帯電体の表面を帯電させるコロナ帯電装置であって、
    前記第2電源から供給された電力を蓄積する蓄電装置を有し、前記第1電源および前記第2電源がオフのときに、前記第1の電圧及び前記第2の電圧より小さな負の電圧である第3の電圧を前記蓄電装置から前記グリッドに対して印加する第3電源と、
    を備え、
    前記第2電源は、前記蓄電装置が充電されるときには、前記第2の電圧よりも前記第3の電圧の分だけ電位差の大きい電圧である第4の電圧を出力することを特徴とするコロナ帯電装置。
  2. 請求項1に記載されたコロナ帯電装置において、
    第2電源と第3電源間に形成される電流の導通路と、前記導通路を介して第3電源の前記蓄電装置から第2電源へ流れる電流を遮断するダイオードを備えたことを特徴とするコロナ帯電装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたコロナ帯電装置において、
    前記第3電源の回路に前記蓄電装置に蓄えられた電荷を強制的に放電する放電回路を設け、前記放電回路はコロナ帯電装置を含む電子機器収納部分のドアの開放に連動して動作することを特徴とするコロナ帯電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたコロナ帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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