JPH10142879A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH10142879A
JPH10142879A JP8318837A JP31883796A JPH10142879A JP H10142879 A JPH10142879 A JP H10142879A JP 8318837 A JP8318837 A JP 8318837A JP 31883796 A JP31883796 A JP 31883796A JP H10142879 A JPH10142879 A JP H10142879A
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JP
Japan
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toner
magnetic toner
image
magnetic
image forming
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JP8318837A
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English (en)
Inventor
Motohiro Fujiwara
基裕 藤原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラムの回りに2つの現像装置を有し、
それぞれ磁性トナー、非磁性トナーを使用する形式に多
色画像形成装置において、非磁性トナーが大量にクリー
ニング装置に送られたときでも、ボタ落ちやクリーニン
グ不良の発生を防止する。 【解決手段】 感光ドラム1のトナー像を形成させない
非画像形成部に赤の非磁性トナーをベタ現像させた際
に、黒の磁性トナーを、赤の非磁性トナーに近接させて
ベタ現像させ、クリーニング装置により感光ドラム表面
から除去する。両トナーが混合され、一体化することに
より非磁性トナーもマグローラに拘束され、良好に除去
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはプリンター等とされる電子写真方式の画像形成装置
に関し、特に、異なる色の複数のトナーを用いて感光体
上に像を形成し、これを転写材上に転写して多色画像を
得る多色画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真感光体のような
潜像担持体表面に静電潜像を形成し、該潜像を現像剤で
現像し、顕像化する工程を含む電子写真プロセスを利用
した周知の画像形成装置は、現像剤として磁性トナーを
使用するもの、或いは、トナーと磁性キャリアを含む二
成分現像剤を使用するものなどが、広く実用化されてい
る。
【0003】このような画像形成装置では、潜像を顕像
化する現像装置は、トナーを含む現像剤を収容した現像
剤収納部を有し、一般に、この現像剤収納部内に撹拌部
材が配設されており、外部より現像剤収納部内にトナー
が供給された後、この撹拌部材によって現像剤が現像剤
担持体側へと搬送される構成とされている。
【0004】特に二成分現像剤を使用する従来の現像装
置においては、上記撹拌部材によって現像剤を撹拌し、
磁性キャリア中に非磁性トナーを均一に分散させるよう
になっている。非磁性トナーは、上記の撹拌によって磁
性キャリアとの間に摩擦を生じ、所望の電荷量に帯電さ
れる。
【0005】しかしながら、上記従来の画像形成装置に
おける現像装置の撹拌動作は、現像動作の継続中、連続
的或いは断続的に行なわれており、従って、例えばトナ
ー消費が極端に少ない原稿を複写し続けるような場合に
は、現像剤が撹拌過多状態となってしまう場合があり、
非磁性トナーの劣化、即ち、帯電量上昇或いは低下、又
は非磁性トナーの破損などが生じ、現像画像が悪化する
という問題が生じることがあった。
【0006】そこで、現像装置内に設けたトナー濃度検
知手段からのトナー補給信号が、予め設定された時間内
に所定の回数だけ発生していないと判定した場合には、
潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
することによって、劣化した非磁性トナーを現像剤担持
部材から離脱させることが行なわれていた。
【0007】一方、上記従来の画像形成装置には、転写
工程、潜像担持体上に残留した転写残りトナーを除去、
回収するためのクリーニング装置が、例えば図13に示
すように設けてある。この種のクリーニング装置21
は、通常、ウレタンゴム等でできたトナー掻き取り部材
(クリーニングブレード)23を、潜像担持体1に当接
させ、転写残りトナーを除去するようになっている。
【0008】現像剤として磁性トナーを用いている現像
装置が潜像担持体に対して配置されている時には、クリ
ーニング装置21において、クリーニングブレード23
の下方にマグネットローラ(以下、マグローラという)
22が設けられていることが多い。マグローラ22に
は、ブレード23で一旦回収した磁性トナーTでマグロ
ーラ22上に磁気ブラシを形成し、転写材として最も多
用されている紙から発生する紙粉、析出される誘起物
質、装置内の高圧部材の存在に起因するコロナ生成物な
どの潜像担持体1表面に付着した汚染物を摺擦除去する
効果がある。マグローラには、上記異物の除去作用以外
にも下記の効果がある。
【0009】ブレード23と潜像担持体1は直接接触し
ていると、ブレード23と潜像担持体1の摺擦時の摩擦
係数が高く、ブレード23がめくれたり、振動したりし
て、トナーの擦り抜けが発生し、クリーニング不良を引
き起こす。これを防止するため、マグローラ22はマグ
ローラ上に付着している磁性トナーTの一部を少量ずつ
潜像担持体1上に供給することで、ブレード23のエッ
ジ部と潜像担持体1の当接部にトナーTを送り、トナー
に潤滑剤の役目をさせることで上記クリーニング不良を
防止する。
【0010】又、磁性トナー中には、硬い磁性体が分散
しているため、研磨粒子の働きがあり、磁性トナーをブ
レードエッジ部に送ることで、上記異物をかきとった
り、潜像担持体表面に静電的に付着してくるトナーに、
磁気ブラシによって機械的な力を加えて潜像担持体への
付着力を減殺して、ブレードによって除去しやすくした
り、廃トナーをクリーニング装置内部に搬送する等の効
果がある。
【0011】ところで、潜像担持体の周りに複数の現像
装置が配置されている多色画像形成装置において、複数
の現像装置に、現像剤として磁性トナーを使用するもの
と非磁性トナーを使用するものとの両方があるときに、
以下の問題が生じた。
【0012】上記多色画像形成装置は磁性トナーを用い
るため、それに対応してクリーニング装置21にマグロ
ーラ22を付設し上記の効果を得る。劣化した非磁性ト
ナーTを上記の理由により、現像剤担持部材から離脱さ
せるが、マグローラ22を有するクリーニング装置21
に、非磁性トナーが一度に大量に送られる。非磁性トナ
ーはマグローラ22の拘束を受けないため、マグローラ
22により搬送されず、図14に示すように、クリーニ
ング装置21と潜像担持体1との間の隙間に、非磁性ト
ナーTが大量に溜り、トナーがこぼれ落ち(以下、ボタ
落ちと称す)、画像形成装置内部や転写材を汚す。さら
に、マグローラ22が非磁性トナーTで覆われるため、
上記のマグローラ22の効果が失われる。特に、マグロ
ーラ22上の磁性トナーをブレード23のエッジ部に供
給できなくなり、クリーニング不良等が生じる。
【0013】そこで上記問題点を解決するため、非磁性
トナーTが一度に大量にクリーニング装置21に送られ
たときには、所定時間後に、一定量の磁性トナーを潜像
担持体1上に付着させ、クリーニング装置21に磁性ト
ナーを送るようにしている。これにより、先に送られた
非磁性トナーを磁性トナー中に分散させ、磁性トナーと
一体化させ、非磁性トナーを間接的にマグローラ22に
拘束しボタ落ちを防止すると共に、マグローラ22上の
非磁性トナー中に磁気ブラシを形成することで、磁性ト
ナーをブレード23のエッジ部に供給できるようにし、
クリーニング不良等を防止する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、非磁性トナーがマグローラの周りに溜ること
によるボタ落ちやクリーニング不良等をかなり改善でき
たが、上記の問題は依然生じていた。以下、その理由を
説明する。
【0015】非磁性トナー劣化を防ぐために付着させる
トナーの量はかなり多いため、急激に非磁性トナーがク
リーニング装置に送られるので、時々ではあるが、マグ
ローラで拘束しきれないトナーが生じ、それがボタ落ち
やクリーニング不良等の問題を生じさせていた。
【0016】また、非磁性トナーに磁性トナーを連続し
て送らなかったために送るまでの間にボタ落ちやクリー
ニング不良等が生じることがあった。それに伴い、画像
形成装置内部や転写材を汚したり、クリーニングしきれ
なかったトナーが次回の画像形成時に転写材に転写さ
れ、画像に汚れ等の問題を生じさせていた。
【0017】従って、本発明の目的は、像担持体の周り
に複数の現像装置を有し、磁性トナー及び非磁性トナー
を使用する形式の多色画像形成装置において、非磁性ト
ナーが大量にクリーニング装置に送られたときでもボタ
落ちやクリーニング不良を起こさず、良好な画像を得る
ことのできる多色画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、潜像が形成される像担持体と、前記潜像を、磁性ト
ナーにより現像する少なくとも1つ以上の現像手段と、
非磁性トナーにより現像する少なくとも1つ以上の現像
手段と、前記像担持体上のトナーをクリーニングする手
段とを有する多色画像形成装置において、前記像担持体
のトナー像を形成させない非画像形成部に非磁性トナー
を付着させた際に、磁性トナーを、前記非画像形成部に
付着させた非磁性トナーに近接させて付着させることを
特徴とする多色画像形成装置である。
【0019】前記像担持体の非画像形成部に、非磁性ト
ナーと磁性トナーを線画像として交互に付着させること
が好ましい。別の態様によれば、前記像担持体の非画像
形成部に、非磁性トナーと磁性トナーを重ね合わせて付
着させることが好ましい。
【0020】前記像担持体の非画像形成部に、非磁性ト
ナーよりも磁性トナーを多く付着させることが好まし
い。非磁性トナー及び磁性トナーの帯電極性は異極であ
ることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多色画像形成
装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 図1に、本発明に係る多色画像形成装置の実施例1が示
される。
【0023】同図において、多色画像形成装置は、静電
潜像を形成する感光体(像担持体)1を有し、その周り
に、感光体1の表面を帯電させる1次帯電器2、現像ス
リーブ4aを有し、現像スリーブ4aと感光体1との間
に電圧を印加して、第1静電潜像を赤色の非磁性トナー
とフェライトキャリア等の磁性粒子からなる2成分現像
剤で現像して第1トナー像を形成する第1現像装置4を
備えている。
【0024】更に、第1トナー像が形成された感光体1
を再度帯電させる2次帯電器5、現像スリーブ7aを有
し、現像スリーブ7aと感光体1との間に電圧を印加し
て、帯電した黒色の1成分磁性トナーで第2静電潜像を
現像して第2トナー像を形成する第2現像装置7、感光
体1に形成された第1、第2トナー像の帯電量を揃える
転写前帯電器10、感光体1に形成された第1、第2ト
ナー像を転写させる転写帯電器8、及び感光体1に残留
付着しているトナーを取り除くクリーニング装置11を
備えている。
【0025】半導体レーザ12、13は、第1、第2画
像信号により変調された第1、第2レーザビーム3、6
を、回転多面鏡14により反射し、結像レンズ16(及
びレーザービーム3の場合、反射鏡17)を介して感光
体1を照射し、第1及び第2静電潜像を形成する。
【0026】次に、上記多色画像形成装置の作用につい
て、図2により説明する。1次帯電器2により感光体1
が図2(1)に示すように+400Vに均一帯電され、
第1レーザビーム3の照射によって図2(2)に示すよ
うに、+50Vの第1静電潜像が形成される。そして、
第1現像スリーブ4aに直流電圧Vs1を印加すること
によって第1静電潜像が、正に帯電した第1トナーによ
り反転現像されて図2(3)に示すように第1トナー像
が形成された後、2次帯電器5によって感光体1が再度
帯電され、これにより図2(4)に示すように均一に電
位が+450Vになる。
【0027】次いで、第2レーザビーム6の照射により
図2(5)に示すように+50Vの第2静電潜像が形成
され、第2現像スリーブ7aに直流電圧Vs2を印加す
ることによって第2静電潜像が、正に帯電した第2トナ
ーにより反転現像されて図2(6)に示すように第2ト
ナー像が形成される。そして、転写前帯電器10によっ
て第1及び第2トナーの帯電量を揃え、転写帯電器8に
よって第1及び第2トナー像が転写材9に一括転写され
る。
【0028】転写材9に転写されたトナー像は図に示さ
ない定着器にて定着され、転写材9は装置外に排出され
る。
【0029】次に、二成分現像器である第1現像器4内
のトナー濃度制御について説明する。図3には、トナー
濃度検知部材18及びその付近が示されている。
【0030】本実施例において、トナー濃度検知部材1
8は、現像剤中のトナー量を測定するための発光体とし
てのランプ18aと、ランプ18aからの光による現像
剤の反射光の光量を検知する第1センサー18bと、ラ
ンプの直接光の光量を検知する第2センサー18cとを
具備し、第1及び第2センサー18b、18cに入射す
る光量は、電圧に変換される。
【0031】又、トナー濃度検知部材18を収容するハ
ウジング19は、遮光性の部材により構成されており、
透光性の部材で形成された検知窓20は、現像剤量規制
部材21の、現像スリーブ4aと対向した面と同一面内
の所定の位置に配置されている。
【0032】ここで、第1及び第2センサー18b、1
8cによる電圧をそれぞれVb、Vcとし、トナーが所
定の濃度になるような基準値をVcとする。なお、Vb
はトナー濃度の増減に対応して増減する。
【0033】また、基準値Vcのほかに、第2基準値V
c1を設定し、この第2基準値Vc1と、濃度薄限界ト
ナー濃度の電位Vmin及び基準値Vcとは以下の条
件、 Vmin<Vc1<Vc を満たすように予め設定している。
【0034】図4は、トナー濃度検知信号が、電位で出
力された場合の例を示したもので、コピー枚数(または
時間)とセンサー電位(トナー濃度)の関係がそれぞれ
示されている。そして、 Vc≦Vbのとき、トナー補給オフ Vc1≦Vb<Vcのとき、コピー状態で且つトナー
補給オン、 Vb≦Vc1のとき、コピーを一次停止しトナー補給
オン、 という制御を行ない、センサー電位Vbを濃度薄限界ト
ナー濃度の電位Vminと濃度濃限界トナー濃度の電位
Vmaxとの間になるように、トナー濃度を制御してい
る。
【0035】図7に示すフローチャートにより更に説明
すると、先ずVb<Vcかどうかの判断がなされ(S
1)、YESの場合には、更にVb<Vc1かどうかの
判断がされる(S2)。ここでYESの場合には、コピ
ーが一時停止され(S3)、トナー補給が実施される
(S4)。次いで、再度、Vb<Vcかどうかの判断が
なされ(S5)、NOの場合にはコピーが再スタートさ
れる(S6)。S2でNOの場合にはトナー補給が実施
される(S7)。
【0036】ここで、本実施例においては、非常に消費
の少ない原稿を複写し続けた場合に、トナーが消費され
ずに撹拌のみが行なわれ続けたときに生ずる、トナーの
チャージアップによる濃度薄を解決するため、トナー濃
度制御回路には係数手段としての係数回路(図示せず)
を設け、予め設定された時間内に、トナー補給信号を所
定の回数以上計数しない場合には感光体1に静電潜像を
形成させるための第1潜像形成用第1半導体レーザ13
及び第1現像スリーブ4a等を制御して感光体1の表面
に所定幅のベタ潜像を形成し、且つ、該潜像を現像する
ように、ベタ現像シーケンスが設定されている。
【0037】つまり、図7のフローチャートに示すよう
に、Vb<Vcの判断がなされ(S1)、Vb≧Vcの
ときにはトナー補給が停止される(S8)。次いで、上
記のように、所定時間tp以内にトナー補給信号が発生
されたかどうかが判断され(S9)、所定時間tp以内
にトナー補給信号が一度もでないとき、言い換えると、
tp時間以上の間、Vb>Vcのときには、図5に示す
ように、図中Pで赤トナーでベタ現像を行ない(S1
0)、トナー帯電量が適正帯電量の許容上限値であるQ
max(図6)を超える前にVb<Vcとし、新しい赤
トナーを補給させる。
【0038】上記の制御により、トナーの帯電量変化は
図6に示されているように、常に適正範囲内、即ち、Q
min以上Qmax以下の間に制御される。本実施例で
は、赤トナーでベタ現像を行なった直後に黒トナーでベ
タ現像を行ない(S11)、更に、コピーを再開し(S
12)、次いでコピー終了を確認する(S13)。
【0039】上記のようにして、赤いベタ現像の像が感
光体1の表面に形成された時、その直後に第2潜像形成
用第2半導体レーザ12及び第2現像スリーブ7a等を
制御して、感光体1の表面に図8に示すように、赤いベ
タ現像の像Aに近接させて、像Aと等幅のベタ潜像Bを
形成し、該潜像を現像する。これらの赤、黒のベタ現像
の像は、転写材9上に転写せず、そのままクリーニング
手段11に送られる。
【0040】なお、赤、黒のベタ現像の像は、図2で説
明したプロセスにより形成される。本実施例では、赤、
黒のベタ現像の像は、画像形成エリアと画像形成エリア
との間の像間エリアに形成し、画像形成を行ないつつ同
時にベタ現像の像を形成したが、画像形成を一次停止し
てベタ現像の像を形成しても構わない。
【0041】非磁性トナーが一度に大量にクリーニング
装置11に送られた場合でも、磁性トナーを後から送る
とマグローラ22の効果が回復する。特に本実施例のよ
うに近接させて磁性トナーを送ると、非磁性トナーの直
後に連続して磁性トナーが送られるので、すぐに両トナ
ーが混合されて一体化し、マグローラ22上に拘束され
るため、非磁性トナーを大量に送ったことによる不具合
点は生じず、前出の図14に示したような、ボタ落ちや
ブレードめくれ等の問題点が発生せず、前出の図13に
示したような良好な状態を維持し続ける。
【0042】上記tp時間とベタ現像の現像幅は現像剤
の特性と現像装置の構成によるが、本実施例の装置にお
いては、 tp:数秒から数十秒の間 ベタ現像幅:現像スリーブ4aの周方向一周分 に設定することによって良好な結果が得られた。
【0043】実施例2 次に、本発明の実施例2について、図9により説明す
る。
【0044】本実施例では、クリーニング装置11に送
られた非磁性トナーと磁性トナーが、さらに効率よく混
合される方法を示す。
【0045】実施例1と同様のタイミングで、赤トナー
帯電量制御のため、感光体1に静電潜像を形成させるた
めの第1潜像形成用第1半導体レーザ13及び第1現像
スリーブ4a等を制御して、非磁性トナーである赤トナ
ーを感光体1上の被画像形成部に付着させるが、図8に
示すように、赤トナーAと黒トナーBが線状に交互に付
着するように、線状に隙間を開けて赤トナーAを付着さ
せる。
【0046】その時、感光体1に静電潜像を形成させる
ための第2潜像形成用第2半導体レーザ12及び第2現
像スリーブ7a等を制御して、赤トナー像Aの隙間に、
線状に磁性トナーである黒トナーBを付着させる。赤ト
ナー像A、黒トナー像Bともに、付着総面積は現像スリ
ーブ4aの周方向一周分とした。これらの赤、黒の像
は、転写材9上に転写されず、そのままクリーニング手
段11に送られる。
【0047】上記のように制御すると、非磁性トナーと
磁性トナーが、感光体1上ですでにほぼ混ざった状態で
クリーニング手段11に送られるため、マグローラ22
の効果が衰える時がない。そのため、ボタ落ちやクリー
ニング不良等の問題は、実施例1と比較して、さらに生
じにくい。
【0048】実施例3 次に、本発明の実施例3について、図10〜12により
説明する。本実施例は、実施例2とほぼ同等の効果を持
つが、実施例2と違う手段を用いた場合である。
【0049】実施例1、2と同様のタイミングで、赤ト
ナー帯電量制御のため、感光体1に静電潜像を形成させ
るための第1潜像形成用第1半導体レーザ13及び第1
現像スリーブ4a等を制御して、非磁性トナーである赤
トナーを感光体1上の非画像形成部に所定幅のベタ像を
付着させる。赤ベタ像の付着面積は現像スリーブ4aの
周方向一周分とした。その時、感光体1に静電潜像を形
成させるための第2潜像形成用第2半導体レーザ12及
び第2現像スリーブ7a等を制御して図10、11に示
すように、赤トナー像Aの上に磁性トナーである黒トナ
ーBを重ねて付着させる。付着面積は赤トナー像Aと同
等とした。
【0050】なお、図10は、感光体面に対して垂直方
向から見た図、図11、図12は、平行方向から見た図
である。これらの赤、黒の像は、転写されず、そのまま
クリーニング手段11に送られる。上記のように制御す
ると、非磁性トナーと磁性トナーが、感光体1上にすで
にほぼ混ざった状態でクリーニング手段11に送られる
ため、マグローラ22の効果が衰えるときが無い。その
ため、ボタ落ちやクリーニング不良等の問題点は、実施
例2とほぼ同等に生じにくい。
【0051】また、第1現像装置4に黒の磁性トナー、
第2現像装置に赤の非磁性トナーと磁性粒子を入れ、上
記のように制御し、赤トナー像と黒トナー像を重ねて付
着させると、図10、図12に示すように、黒トナー像
Bの上に赤トナー像Aが感光体1上に付着される。これ
らの赤、黒の像がマグローラ22上に送られると、磁性
トナーである黒トナーが非磁性トナーである赤トナーを
覆い、非磁性トナーを磁性トナーとマグローラ22で挟
み込む形になる。そうなると、非磁性トナーが効率よく
マグローラ22に拘束され、ボタ落ちが効率よく防げ
る。また、外側に磁性トナーがあるため、ブレード23
に供給される磁性トナー量が更に安定的になり、クリー
ニング不良等が効率的に防ぐことができる。
【0052】また、第1現像装置4に赤の非磁性トナー
と磁性粒子、第2現像装置7に黒の磁性トナーが入って
いる場合でも、まず、磁性トナーである黒トナーのベタ
像を感光体1上に形成した後、クリーニング手段11を
解除し、該黒トナーを除去しないようにし、その後、該
黒トナー像に赤トナー像を図10、図12に示すように
重ねて形成し、クリーニング手段11に送っても上記と
同様の効果が得られ、効率的である。
【0053】クリーニング手段11は送る磁性トナー量
を非磁性トナーより多くすると、非磁性トナーのマグロ
ーラへの拘束力が強まり、また、ブレード23に供給さ
れる磁性トナーがさらに安定的になるので、ボタ落ち、
クリーニング不良等を効率的に防げる。
【0054】更に、磁性トナーと非磁性トナーの帯電極
性が異極であると、静電的に付着し合い、混合し易くな
り、さらに効果が出る。
【0055】その結果、従来と比較して、良好な画像を
得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、像担持体のトナー像を形成させない非画像形
成部に非磁性トナーを付着させた際に、磁性トナーを、
前記非画像形成部に付着させた非磁性トナーに近接させ
て付着させることにより、非磁性トナーがトナー帯電量
制御のために大量にクリーニング装置に送られたときで
も、ボタ落ちやクリーニング不良を起こさせず、良好な
画像を得ることができる。
【0057】また、非磁性トナーに、線状に交互、ある
いは重ね合わせて磁性トナーを付着させることでボタ落
ちやクリーニング不良を起こさず、従来と比較して、良
好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す1パス多色印字画像形
成装置の概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の感光体の表面電位推移を
示す模式図である。
【図3】現像装置のトナー濃度検知部を示す構成図であ
る。
【図4】現像剤濃度検知センサーの出力例を示すグラフ
である。
【図5】現像剤濃度検知センサーの出力電位を示すグラ
フである。
【図6】トナーの帯電量とコピー枚数(時間9との関係
を示すグラフである。
【図7】現像装置のトナー補給シーケンスのフローチャ
ートである。
【図8】実施例1において、感光体に非磁性トナーと磁
性トナーを近接させて付着したときの感光体を示す展開
図である。
【図9】実施例2において、感光体に非磁性トナーと磁
性トナーを線状に交互に付着したときの感光体の展開図
である。
【図10】実施例3において、感光体に非磁性トナーと
磁性トナーを重ねて付着したときの感光体の展開図であ
る。
【図11】図10の重ねて付着された非磁性トナーと磁
性トナーを示す断面図である。
【図12】感光体に非磁性トナーと磁性トナーを重ねて
付着したときの図11と異なる重ね方を示す断面図であ
る。
【図13】磁性トナーが適量、クリーニング装置に送ら
れている場合のクリーニング装置を示す構成図である。
【図14】非磁性トナーが過度に、クリーニング装置に
送られている場合のクリーニング装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 4 第1現像装置 4a 現像スリーブ(現像剤担持体) 7 第2現像装置 7a 現像スリーブ(現像剤担持体) 11 クリーニング装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像が形成される像担持体と、前記潜像
    を、磁性トナーにより現像する少なくとも1つ以上の現
    像手段と、非磁性トナーにより現像する少なくとも1つ
    以上の現像手段と、前記像担持体上のトナーをクリーニ
    ングする手段とを有する多色画像形成装置において、 前記像担持体のトナー像を形成させない非画像形成部に
    非磁性トナーを付着させた際に、磁性トナーを、前記非
    画像形成部に付着させた非磁性トナーに近接させて付着
    させることを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の非画像形成部に、非磁性
    トナーと磁性トナーを線画像として交互に付着させるこ
    とを特徴とする請求項1の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体の非画像形成部に、非磁性
    トナーと磁性トナーを重ね合わせて付着させることを特
    徴とする請求項1の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体の非画像形成部に、非磁性
    トナーよりも磁性トナーを多く付着させることを特徴と
    する請求項1、2、又は3の多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 非磁性トナー及び磁性トナーの帯電極性
    が異極であることを特徴とする請求項1から4のうちい
    ずれかひとつの多色画像形成装置。
JP8318837A 1996-11-14 1996-11-14 多色画像形成装置 Pending JPH10142879A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184438A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Kyocera Mita Corp フルカラー画像形成方法

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