JPH0666838B2 - テレビインターホンシステムに於ける優先制御方法及びその装置 - Google Patents

テレビインターホンシステムに於ける優先制御方法及びその装置

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JPH0666838B2
JPH0666838B2 JP63186347A JP18634788A JPH0666838B2 JP H0666838 B2 JPH0666838 B2 JP H0666838B2 JP 63186347 A JP63186347 A JP 63186347A JP 18634788 A JP18634788 A JP 18634788A JP H0666838 B2 JPH0666838 B2 JP H0666838B2
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俊 片柳
幸雄 佐藤
茂 松本
正浩 菊地
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テレビインターホンシステムの改良に係わ
り、更に詳しくはテレビインターホンシステムを構成す
るインターホン親機と、インターホン副親機に優先順位
を付けた制御を行なう方法及びその優先制御装置に関す
る。
[従来の技術] 玄関先に設置したインターホン子器により来客の姿を室
内側で視認できるようにするため、テレビカメラを子器
側に設け、親機側にはモニタテレビを設けて通話と同時
に映像を映し出し出来るようにしたテレビインターホン
システムが開発され、使用されるようになって来た。
このようなシステムは、システムの規模が大きくなる
と、一台の親機に対して複数台の副親機を住戸内に設置
する場合が多く、第7図はこのようなインターホンシス
テムの概略構成を示す説明図である。
図において、100はインターホン親機、101および
102はインターホン副親機、200はインターホン子
器であり、これらの親機100、副親機101,102
および子器200はそれぞれ信号線、1、2で接
続されている。
その動作を説明すると、来客が玄関先に設けられた子器
200の呼出釦200aを操作すると、住戸内に設けら
れた親機100および副親機101,102から呼出音
が出力されるとともに、各々のモニタテレビ100a,
101a,102aが駆動されて映像が映し出される。
したがって、呼出音に応じて親機100あるいは副親機
101,102のいずれかのハンドセット100b、1
01b,102bを取り上げて応答すると、子器200
との間で映像および音声による通話が行なわれることに
なる。
このようなシステムでは親機100あるいは副親機10
1,102のいずれかが応答して通話中であっても、他
の親機100、副親機101,102のモニタテレビ1
00a,101a,102aは駆動されたままであるた
め、電力のむだが多い。
しかしながら、このようなシステムでは、副親機A10
1と副親機B102との設定電圧が異なるため、製造段
階で区別して商品化する必要が有り、更に施工時におけ
る両者の区別を行なう必要もあるため、簡単な方法で副
親機の設定を変えることのでき、更に副親機の優先順位
を容易に変更可能なインターホンシステムの開発が待た
れている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記問題点を解決するために提案されるもの
で、子器からの呼出信号に対する親機,複数の副親機の
応答に優先順位をもたせることによって、電源容量が少
ない場合にも駆動できる省電力化の可能なテレビインタ
ーホンシステムの優先制御方法と、その装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本発明方法は、モ
ニタテレビ付インターホン親機と少なくとも2台以上の
モニタテレビ付インターホン副親機と、少なくとも一台
以上のテレビカメラ付インターホン子器とを信号線で接
続して構成されるテレビインターホンシステムにおい
て、上記子器側から呼出信号が入力されたときには、上
記親機のモニタテレビを駆動して映像を映し出し、上記
親機または上記いずれかの副親機がハンドセットを上げ
て応答した場合には、応答した親機あるいは副親機のみ
のモニタテレビを駆動して映像を映し出すが、上記呼出
信号に対して親機及び複数の副親機が同時に応答した場
合には、予め定めされた優先順位に従った親機あるいは
副親機のテレビモニタを駆動するようにしている。
また、本発明のテレビインターホンシステムは、上記副
親機は優先順位を定める設定スイッチを備えており、該
設定スイッチが優先順位の高い側に設定されている場合
には、他の副親機に対して優先してモニタテレビが駆動
される構成とされたことを特徴としている。
さらに、本発明のテレビインターホンシステムにおいて
は、親機が、子器側の呼出信号によって制御される第1
のスイッチング回路と、ハンドセットの状態によって切
替制御される第2のスイッチング回路と、上記第1のス
イッチング回路の出力電圧を分圧する分圧回路と、該分
圧回路の出力電圧と、信号線によって接続された副親機
からの制御電圧とで作動するダイオードスイッチング回
路と、上記第2のスイッチング回路と分圧回路とからの
出力電圧によって駆動されるウインドコンパレータと、
該ウインドコンパレータの出力電圧によって駆動される
モニタテレビ駆動回路と、上記複数の副親機に基準電源
電圧を供給する基準電源端子とを備え、子器側から呼出
信号が入力された場合には、上記第1のスイッチング回
路を導通させて分圧回路を通じて上記ウインドコンパレ
ータに制御電圧を送って、上記モニタテレビ駆動回路を
駆動するとともに、上記分圧回路の出力電圧を上記ダイ
オードスイッチング回路を通じて信号線を介して制御電
圧として上記複数の副親機に伝送する一方、上記呼出信
号に応答してハンドセットを取り上げた場合には、上記
第2のスイッチング回路を導通させて、上記ウインドコ
ンパレータに制御電圧を送って上記モニタテレビ駆動回
路を制御するとともに、該制御電圧を分圧回路及びダイ
オードスイッチング回路を通じ信号線を介して、上記複
数の副親機に伝送して、該複数の副親機のモニタテレビ
の駆動を停止する構成としたことを特徴としている。
また、別の発明では、複数の副親機が、親機からの基準
電源電圧の供給を受ける基準電源端子と、信号線に接続
されて制御電圧を検出するコンパレータと、優先順位を
決定する切換信号によって電圧を設定する電圧設定回路
と、上記コンパレータの出力電圧およびハンドセットア
ップ信号に応じて上記電圧設定回路の設定電圧を信号線
に出力するスイッチング回路と、上記電圧設定回路の設
定電圧および信号線の制御電圧を受けて動作する差動増
幅回路と、差動増幅回路の出力に応じて動作するウイン
ドコンパレータと、該ウインドコンパレータの出力で駆
動されるモニタテレビ駆動回路とを備えており、上記切
換信号によって電圧設定回路で高レベルの電圧が設定さ
れた場合には子器側の呼出信号により、ハンドセットが
取り上げられた場合には、上記信号線の制御電圧をコン
パレータで受けて、その出力電圧をスイッチング回路に
入力して信号線に高レベルの制御電圧を伝送するととも
に、差動増幅回路に該制御電圧を伝送してウインドコン
パレータを通じてモニタテレビ駆動回路を駆動する一
方、上記切換信号によって電圧設定回路で低レベルの電
圧が設定された場合には、呼出信号により、ハンドセッ
トを取り上げるとモニタテレビが駆動されるとともに、
同時に他の副親機あるいは親機のハッドセットが取り上
げられた場合には、信号線を通じて伝送される制御信号
によって親機あるいは副親機の高レベルの制御電圧が差
動増幅回路に入力されることにより、モニタテレビの駆
動が停止される構成としたことを特徴としている。
また同時に提案される第2の本発明では、上記方法を効
果的に行なう装置を提供するものであり、副親機は、優
先順位を容易に変更可能な構成と成されている。
更に同時に提案される本発明では、上記優先制御装置の
親機および副親機を実施する場合の回路構成を規定して
いる。
[作用] 本発明のテレビインターホンシステムでは、子器の呼出
釦が操作されると、親機および複数台の副親機から呼出
音が出力されるとともに、親機のモニタテレビが通電さ
れて映像が映し出される。
呼出音に応じて、上記親機のハンドセットを取り上げて
応答すると、親機のモニタテレビが継続して通電されて
通話が行なわれる。また、親機以外のいずれの副親機の
ハンドセットを取り上げて応答すると、応答した副親機
のモニタテレビが通電されて映像が映し出され、通話が
行なわれるとともに、親機のモニタテレビの通電が遮断
される。また、子器からの呼出音に対して、上記親機あ
るいは複数の副親機が同時にハンドセットを取り上げて
応答した場合は、上記親機が最優先となり、次いで副親
機A、副親機Bの順位でモニタテレビの通電が行なわれ
て通話がなされる。
また、副親機Aおよび副親機Bの切換は、副親機内部に
設けられたディップスイッチの切換設定により行なわれ
る。
[実施例] 以下に図面を参照して、本発明の実施例を説明する。第
1図は本発明の優先制御装置を備えたインターホン親機
の要部構成を示すブロック図である。図において、1は
親機であり、親機内部の電源電圧Vccは端子T1,T
Gに接続される電源線(不図示)を通じて基準電源電圧
として複数台の副親機に接続されている。その動作を説
明すると、子器の呼出釦の操作により呼出信号がスイッ
チング回路(I)1aに入力されると、電源電圧Vcc
がスイッチング回路(II)1bおよび分圧回路1cに加
わる。このときハンドセットは取り上げられていないの
で、スイッチング回路(II)1bにはハンドセットアッ
プ信号が入力されておらず、分圧回路1cとダイオード
スイッチング回路1fとで定まる制御電圧V1がウイン
ドコンパレータ1dに加わるとともに、端子T2,TG
から信号線(不図示)を通じて複数の副親機に制御電圧
V1が伝送される。ウインドコンパレータ1dでは制御
電圧V1が動作領域電圧であるためモニタテレビ駆動回
路1eを駆動してモニタテレビテレビに映像が映し出さ
れる。つまり、子器の呼出に応じて親機のモニタテレビ
(不図示)が駆動されるとともに、親機1および複数の
副親機から呼出音が出力された状態である。
次いで親機のハンドセットを取り上げて、応答すると、
ハンドセットアップ信号がスイッチング回路(II)1b
に加わり、ウインドコンパレータ1dおよび分圧回路1
cには略Vccの電圧が加えられ、ウインドコンパレー
タ1dはVccが動作領域電圧であるので継続してモニ
タテレビ駆動回路1eが駆動されてモニタテレビが通電
されるとともに通話が行なわれる。またスイッチング回
路(II)1bからのVccの制御電圧は分圧回路1cお
よびダイオードスイッチング回路1fを通じ、制御端子
T2,TGから信号線を通じて副親機に伝送される。つ
まりこのVccの制御電圧により、副親機のモニタテレ
ビの通電を阻止している。
第2図は、上記第1図の親機1のブロック図を更に具体
化した回路例を示したものである。
図に従ってその動作を説明する。子器より呼出信号が親
機1に入力されると、(不図示)のリレーなどの制御に
よってスイッチSW1がONされてスイッチング回路
(I)1aのトランジスタQ1が導通し、電源電圧Vc
cが分圧回路1cの抵抗R1,R2およびダイオードス
イッチング回路1fの抵抗R6によって分圧された制御
電圧V1がウインドコンパレータ1dに加わる。このウ
インドコンパレータ1dは抵抗R3,R4,R5を直列
に接続して基準電圧VHおよびVLを得ており、制御電
圧V1をV1<VLとなるように分圧回路1cおよびダ
イオードスイッチング回路1fの抵抗値が設定されてい
る。従って制御電圧V1が入力された場合には、コンパ
レータCMP2の出力が「H」レベルとなり、トランジ
スタQ4およびフォトカプラPCが駆動されて、モニタ
テレビ駆動回路1eが駆動され映像が映し出される。呼
出音に応じて親機1のハンドセット(不図示)を取り上
げると、スイッチSW2が閉じられ、スイッチング回路
(II)1bのトランジスタQ2が導通して、ウインドコ
ンパレータ1dおよびダイオードスイッチング回路1f
には略Vccの制御電圧が加わる。ここでウインドコン
パレータ1dは入力される制御電圧がVcc>VHであ
るので、コンパレータCMP1の出力が「H」レベルと
なり、トランジスタQ3およびフォトカプラPCが駆動
され、モニタテレビ駆動回路1eが駆動されて映像が継
続して映し出される。一方Vccの制御電圧はダイオー
ドスイッチング回路1fのダイオードD1および制御端
子T2,TGを通じ、制御線を介して複数の副親機に伝
送され、この制御電圧によって親機1がハンドセットを
取り上げて応答している場合には、副親機のモニタテレ
ビを通電しないように制御をかけている。
以上が親機1の動作の説明であるが、次に第3図によ
り、副親機2のブロック構成を説明する。
図において、2は副親機であり電源端子T2,TGを通
じて親機1より基準電源電圧Vccが伝送されている。
つまり副親機2内には親機1とは別の電源電圧を有して
いるが、親機1との間での電源電圧の差が発生すること
を防ぐために、基準電源電圧を伝送している。
また、副親機2は副親機A,B切換信号により優先順位
の高い副親機Aと優先順位の低い副親機Bに切換設定が
可能となっており、副親機Aに設定した場合には、電圧
設定回路2cからは高レベルの設定電圧V2が出力さ
れ、また副親機Bに設定された場合には低レベルの設定
電圧V3が出力される。
まず初めに副親機2が副親機Aとして設定されている場
合について、図に従って動作を説明すると、子器(不図
示)からの呼出信号が副親機2に入力されると、副親機
2の呼出音が出力され、前述したように親機1でハンド
セットを取り上げて応答している場合には、信号線(不
図示)を通じて端子T1,TGに制御電圧Vccが伝送
され、この制御電圧Vccが、他入力としてV2の制御
電圧を入力されている差動増幅回路2dに入力され、そ
の出力電圧がウインドコンパレータ2eに入力される。
ウインドコンパレータ2eではこのときの差動増幅回路
2dの出力電圧が動作領域外の電圧であるため、モニタ
テレビ2fは駆動されない。すなわち親機1でハンドセ
ットが取り上げられている場合には、副親機2のモニタ
テレビは駆動されないことになる。一方、親機1で応答
がなされていない場合に、副親機Aでハンドセットを取
り上げて応答すると、ハンドセットアップ信号がスイッ
チング回路2bに加わり、電圧設定回路2cの設定電圧
V2が差動増幅回路2dおよび制御端子T1,TGに加
わる。差動増幅回路2dでは、出力電圧がウインドコン
パレータ2eの動作領域の電圧に入るため、モニタテレ
ビ駆動回路2fを駆動して、モニタテレビ(不図示)に
映像を映し出して通話が行なわれる。一方制御端子T
1,TGに加えられた制御電圧V2は信号線(不図示)
を介して親機1に伝送され、親機1のダイオードスイッ
チング回路1fのダイオードをOFFとするため、分圧
回路1cにおける分圧電圧が変化して親機1のウインド
コンパレータ1dへの入力電圧が動作領域外となり、モ
ニタテレビ駆動回路1eの駆動が停止される。
また、この制御端子T1,TGの制御電圧V2は他の副
親機Bにも同時に伝送される。副親機Bでは、電圧設定
回路2cで設定される制御電圧V3が差動増幅回路2d
に加えられている一方、制御電圧V2が入力されるの
で、差動増幅回路2dの出力電圧はウインドコンパレー
タ2eの動作領域外となるため、モニタテレビ(不図
示)は駆動されない。
次に第4図は上記第3図の副親機2(A,B)を更に具
体的に示した回路図の一例である。
図において、電源端子T2,TGを通じて親機1より基
準電源電圧Vccが伝送されている。つまり副親機2内
には親機1とは別の電源電圧を有しているが、親機1と
の間での電源電圧の差が発生することを防ぐために、基
準電源電圧を伝送しており、回路図では副親機2内の電
源電圧と区別するために+Vccの符号を付している。
また、副親機2は電圧設定回路2cのスイッチSW4に
より、優先順位の高い副親機Aと優先順位の低い副親機
Bに切換設定が可能となっており、副親機Aに設定する
場合にはスイッチSW4を閉じることにより、電圧設定
回路2cからは抵抗R11,R9,R10およびダイオ
ードD2,D3で設定される高レベルの制御電圧V2が
出力され、また副親機Bに設定する場合には、スイッチ
SW4を開くことにより低レベルの制御電圧V2が出力
される。
まず副親機2が副親機Aとして設定されている場合につ
いて、図に従って動作を説明すると、子器(不図示)か
らの呼出信号が副親機2に入力されると、副親機2の呼
出音が出力され、前述したように親機1でハンドセット
を取り上げて応答している場合には、信号線(不図示)
を通じて制御端子T1,TGに制御電圧Vccが伝送さ
れ、この制御電圧Vccが、他入力としてV2の制御電
圧を入力されている差動増幅回路2dに入力され、その
出力電圧がウインドコンパレータ2eに入力される。こ
の差動増幅回路2dの抵抗R15とR17、抵抗R16
とR18がそれぞれ等しくされており、更に増幅器AM
P4の非反転入力端子は抵抗R19,R20でVcのバ
イアスがかけられているので、制御電圧をVi、電圧設
定回路の設定電圧をV2、出力電圧をVoとすると次式
で示される。
Vo=(Vi−V2)×(R16/R15)+Vc 一方、ウインドコンパレータ2eでは親機1からの基準
電源電圧+Vccを抵抗R12,R13,R14で分圧
して高レベルの基準電圧VH2と低レベルの基準電圧V
L2とを得て、入力電圧がこの基準電圧VL2とVH2
の間にある場合にのみモニタテレビ駆動回路2fを駆動
するようにされているので、このときの差動増幅回路2
dの出力電圧VoがVo>VH2であるため、モニタテ
レビ駆動回路2fは駆動されない。すなわち親機1でハ
ンドセットが取り上げられている場合には、副親機2の
モニタテレビは駆動されないことになる。
一方、親機1で応答がなされていない場合に、副親機A
でハンドセットを取り上げて応答すると、スイッチSW
3がOFFとなってスイッチング回路2bのトランジス
タQ6が導通し、電圧設定回路2cの設定電圧V2が差
動増幅回路2dおよび制御端子T1,TGに加わる。こ
の場合、差動増幅回路2dの出力電圧VoはVL<Vo
<VHとなるため、ウインドコンパレータ2eが駆動さ
れ、モニタテレビ駆動回路2fを駆動して、モニタテレ
ビ(不図示)に映像を映し出して通話が行なわれる。一
方制御端子T1,TGに加えられた制御電圧V2は信号
線(不図示)を介して親機1に伝送され、親機1のダイ
オードスイッチング回路1fのダイオードDをOFFと
するため、分圧回路1cにおける抵抗R1,R2の分圧
電圧が変化して親機1のウインドコンパレータ1dへの
入力電圧が動作領域外となり、モニタテレビ駆動回路1
eの駆動が停止される。
また、この制御端子T1,TGの制御電圧V2は他の副
親機Bにも同時に伝送される。副親機Bでは、電圧設定
回路2cのスイッチSW4が開かれているので、設定電
圧V3が差動増幅回路2dに加えられている一方、制御
電圧V2が入力されるので、差動増幅回路2dの出力電
圧はウインドコンパレータ2eの動作領域外となるた
め、モニタテレビ(不図示)は駆動されない。
言い替えれば、副親機Bで応答通話がなされている場合
には、V3の制御電圧が信号線に出力されており、この
状態で更に副親機Aでハンドセットを取り上げると、V
3<V2の制御電圧が信号線に出力されることにより、
副親機Bのモニタテレビテレビの通電が遮断されて副親
機Aのモニタテレビが通電される。また、この状態で更
に親機1のハンドセットを取り上げると、V2<Vcc
の制御電圧が出力されて、副親機Aのモニタテレビの通
電が遮断されて親機1のモニタテレビが通電されること
になり、親機1、副親機A、副親機Bの順に優先順位を
持つことになる。
次に第5図は、上記で説明した親機1及び副親機2と基
本的な回路動作は同一であるが、より簡略化した場合の
回路例を示した図である。図において1′、2′、2″
は上記親機1、副親機A、副親機Bと対応するものであ
り、その内部回路の同一部分は、同一の符号を付してい
る。この場合の親機1′内部にはハンドセットの取り上
げと連動するスイッチSW2が設けられ、ハンドセット
を取り上げた場合にはスイッチSW2が閉じられてE1
の制御電圧が信号線に出力される。更にコンパレータC
MP1,CMP2及び抵抗R3〜R5で構成されるウイ
ンドコンパレータではVH1以上及びVL1以下の電圧
で動作するように設定されており、E1>VH1の条件
が満たされている。
一方、副親機2′および2″は各々内部にハンドセット
の取り上げと連動するスイッチSW3が設けられてお
り、ハンドセットを取り上げた場合にはスイッチSW3
が閉じられて、副親機A(2′)ではE2の制御電圧が
信号線に出力され、副親機B(2″)ではE3の制御電
圧が信号線に出力される。更に、副親機A(2′)のコ
ンパレータCMP4,CMP5および抵抗R12〜R1
4で構成されるウインドコンパレータではVL2以上、
VH2以下の範囲で動作し、VL2<E2<VH2の条
件を満たしており、また副親機B(2″)のコンパレー
タCMP4,CMP5および抵抗R12′〜R14′で
構成されるウインドコンパレータではVL3以上、VH
3以下の範囲で動作し、VL3<E3<VH3の条件を
満たしている。更にこれらの親機1′および副親機
2′,2″のハンドセットを取り上げた場合の信号線へ
の出力電圧E1,E2,E3と各ウインドコンパレータ
の動作レベルの間には次の関係が成立している。但しE
0は呼出信号がある場合の信号線の制御電圧である。
E0<VL1<VL3<E3<VH3<VL2<E2<
VH2<VH1<E1 従って、上記の関係から分かるように、子器(不図示)
からの呼出信号が入力されると親機1′のスイッチSW
1が閉じられて制御電圧E0が出力されるので親機1′
のコンパレータCMP2がONとなりオアー回路ORを
通じてトランジスタQ3、リレーRy1が駆動されてモ
ニタテレビテレビ(不図示)が通電されており、副親機
2′,2″のモニタテレビは通電されていない。また、
親機1′のハンドセットを取り上げて応答すると、信号
線にはE1の制御電圧が出力されるので、親機1′自
身はコンパレータCMP1がONとなってモニタテレビ
が通電されると同時に、副親機2′,2″では制御電圧
E1により、ハンドセットを取り上げてもモニタテレビ
は通電されない。次に、呼出信号に応答して副親機2′
でハンドセットを取り上げると、信号線にはE2の制御
電圧が出力されるので、親機1′および副親機2″のモ
ニタテレビの通電が遮断される。同様に呼出信号に応答
して副親機2″でハンドセットを取り上げると、E3の
制御電圧が信号線に出力されて親機1′および副親機
2′のモニタテレビの通電が遮断されることになる。
従って、上記の回路構成で親機1′、副親機2′、副親
機2″の順に優先順位を有するテレビインターホンシス
テムが構成されることになる。
なお、以上の第5図の例では、副親機2′と2″は、ウ
インドコンパレータの基準電圧を固定的に設定して、優
先順位を持たせている。
第6図は、上記実施例が副親機Aおよび副親機Bの切換
設定を一つのスイッチで行なっていたのに対して、連動
する二つのスイッチで行なう場合の回路例を示したもの
である。すなわち、スイッチSW1a,SW1bを閉じ
た場合には、CMP20,CMP21のウインドコンパ
レータはVLa以上、VHa以下の電圧で作動してアン
ド回路ANDを通じてモニタテレビ(不図示)を駆動す
るとともに、増幅器AMP20には(VHa+VLa)
/2の制御電圧を出力する。またスイッチSW1a,S
W1bが開かれている場合には、ウインドコンパレータ
はVLb以上、VHb以下の電圧で作動してモニタテレ
ビを駆動するとともに、(VHb+VLb)/2の制御
電圧が増幅器AMP20から出力される構成となってお
り、連動スイッチSW1a、SW1bの切換設定によ
り、上記副親機A,Bの切換設定が可能となる。
[発明の効果] 本発明の優先制御方法によれば、子器側の呼出に対し
て、同時に応答した場合にも、予め設定された優先順位
にしたがって、対応するテレビモニタのみが駆動される
ので、消費電力が軽減され、しかも特定用途に使用する
場合も便宜である。
また、本発明装置によれば、副親機には、優先順位の設
定スイッチが設けられているので、システムの使用目的
に応じて優先順位を変更でき、すこぶる便利である。
また、副親機の優先順位の設定がスイッチで簡単に行え
るため、商品として区別する必要がなくなり、施工が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用されるインターホン親機の
ブロック図、第2図はその回路例図、第3図はインター
ホン副親機のブロック図、第4図はその回路例図、第5
図は本発明装置の別例の回路例図、第6図は別例の電圧
設定回路図、第7図は従来のインターホンシステムの構
成図を示している。 [符号の説明] 1,1′……モニタテレビ付インターホン親機 2,2′,2″……モニタテレビ付インターホン副親機 ……信号線 SW4,SW1a,SW1b……優先順位を定める設定
スイッチ 1a……第1のスイッチング回路と、 1b……第2のスイッチング回路と、 1c……分圧回路 1f……ダイオードスイッチング回路 1d……ウインドコンパレータ 1e,2f……モニタテレビ駆動回路 T1,TG……基準電源端子 2a……コンパレータ 2c……電圧設定回路 2d……差動増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 正浩 大阪府門真市大字門真1048番地 (56)参考文献 特開 昭60−106282(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モニタテレビ付インターホン親機と少なく
    とも2台以上のモニタテレビ付インターホン副親機と、
    少なくとも一台以上のテレビカメラ付インターホン子器
    とを信号線で接続して構成されるテレビインターホンシ
    ステムにおいて、 上記子器側から呼出信号が入力されたときには、上記親
    機のモニタテレビを駆動して映像を映し出し、 上記親機または上記いずれかの副親機がハンドセットを
    上げて応答した場合には、応答した親機あるいは副親機
    のみのモニタテレビを駆動して映像を映し出すが、 上記呼出信号に対して親機及び複数の副親機が同時に応
    答した場合には、予め定められた優先順位に従った親機
    あるいは副親機のテレビモニタを駆動するようにしたテ
    レビインターホンシステムにおける優先制御方法。
  2. 【請求項2】モニタテレビ付インターホン親機と少なく
    とも2台以上のモニタテレビ付インターホン副親機と、
    少なくとも一台以上のテレビカメラ付インターホン子器
    とを信号線で接続して構成されるテレビインターホンシ
    ステムにおいて、上記子器側から呼出信号が入力された
    ときには、上記親機のモニタテレビを駆動して映像を映
    し出し、上記親機または上記いずれかの副親機がハンド
    セットを上げて応答した場合には、応答した親機あるい
    は副親機のみのモニタテレビを駆動して映像を映し出す
    が、上記呼出信号に対して親機及び複数の副親機が同時
    に応答した場合には、予め定められた優先順位に従った
    親機あるいは副親機のテレビモニタを駆動するように構
    成し、 上記副親機は優先順位を定める設定スイッチを備えてお
    り、該設定スイッチが優先順位の高い側に設定されてい
    る場合には、他の副親機に対して優先してモニタテレビ
    が駆動されるようにしたことを特徴とするテレビインタ
    ーホンシステムに於ける優先制御装置。
  3. 【請求項3】モニタテレビ付インターホン親機と少なく
    とも2台以上のモニタテレビ付インターホン副親機と、
    少なくとも一台以上のテレビカメラ付インターホン子器
    とを信号線で接続して構成されるテレビインターホンシ
    ステムにおいて、上記子器側から呼出信号が入力された
    ときには、上記親機のモニタテレビを駆動して映像を映
    し出し、上記親機または上記のいずれかの副親機がハン
    ドセットを上げて応答した場合には、応答した親機ある
    いは副親機のみのモニタテレビを駆動して映像を映し出
    すが、上記呼出信号に対して親機及び複数の副親機が同
    時に応答した場合には、予め定められた優先順位に従っ
    た親機あるいは副親機のテレビモニタを駆動するように
    構成し、 上記親機は、子器側の呼出信号によって制御される第1
    のスイッチング回路と、ハンドセットの状態によって切
    替制御される第2のスイッチング回路と、上記第1のス
    イッチング回路の出力電圧を分圧する分圧回路と、該分
    圧回路の出力電圧と、信号線によって接続された副親機
    からの制御電圧とで作動するダイオードスイッチング回
    路と、上記第2のスイッチング回路と分圧回路とからの
    出力電圧によって駆動されるウインドコンパレータと、
    該ウインドコンパレータの出力電圧によって駆動される
    モニタテレビ駆動回路と、上記複数の副親機に基準電源
    電圧を供給する基準電源端子とを備え、 子器側から呼出信号が入力された場合には、上記第1の
    スイッチング回路を導通させて分圧回路を通じて上記ウ
    インドコンパレータに制御電圧を送って、上記モニタテ
    レビ駆動回路を駆動するとともに、上記分圧回路の出力
    を上記ダイオードスイッチング回路を通じて信号線を介
    して制御電圧として上記複数の副親機に伝送する一方、
    上記呼出信号に応答してハンドセットを取り上げた場合
    には、上記第2のスイッチング回路を導通させて、上記
    ウインドコンパレータに制御電圧を送って上記モニタテ
    レビ駆動回路を制御するとともに、該制御電圧を分圧回
    路及びダイオードスイッチング回路を通じ信号線を介し
    て、上記複数の副親機に伝送して、該複数の副親機のモ
    ニタテレビの駆動を停止するようにしたことを特徴とす
    る、請求項2記載のテレビインターホンシステムに於け
    る優先制御装置。
  4. 【請求項4】モニタテレビ付インターホン親機と少なく
    とも2台以上のモニタテレビ付インターホン副親機と、
    少なくとも一台以上のテレビカメラ付インターホン子器
    とを信号線で接続して構成されるテレビインターホンシ
    ステムにおいて、上記子器側から呼出信号が入力された
    ときには、上記親機のモニタテレビを駆動して映像を映
    し出し、上記親機または上記いずれかの副親機がハンド
    セットを上げて応答した場合には、応答した親機あるい
    は副親機のみのモニタテレビを駆動して映像を映し出す
    が、上記呼出信号に対して親機及び複数の副親機が同時
    に応答した場合には、予め定められた優先順位に従った
    親機あるいは副親機のテレビモニタを駆動するように構
    成し、 上記複数の副親機は、親機からの基準電源電圧の供給を
    受ける基準電源端子と、信号線に接続されて制御電圧を
    検出するコンパレータと、優先順位を決定する切換信号
    によって電圧を設定する電圧設定回路と、上記コンパレ
    ータの出力電圧およびハンドセットアップ信号に応じて
    上記電圧設定回路の設定電圧を信号線に出力するスイッ
    チング回路と、上記電圧設定回路の設定電圧および信号
    線の制御電圧を受けて動作する差動増幅回路と、差動増
    幅回路の出力に応じて動作するウインドコンパレータ
    と、該ウインドコンパレータの出力で駆動されるモニタ
    テレビ駆動回路とを備えており、上記切換信号によって
    電圧設定回路で高レベルの電圧が設定された場合には子
    器側の呼出信号により、ハンドセットが取り上げられた
    場合には、上記信号線の制御電圧をコンパレータで受け
    て、その出力電圧をスイッチング回路に入力して信号線
    に高レベルの制御電圧を伝送するとともに、差動増幅回
    路に該制御電圧を伝送してウインドコンパレータを通じ
    てモニタテレビ駆動回路を駆動する一方、上記切換信号
    によって電圧設定回路で底レベルの電圧が設定された場
    合には、呼出信号により、ハンドセットを取り上げると
    モニタテレビが駆動されるとともに、同時に他の副親機
    あるいは親機のハンドセットが取り上げられた場合に
    は、信号線を通じて伝送される制御信号によって親機あ
    るいは副親機の高レベルの制御電圧が差動増幅回路に入
    力されることにより、モニタテレビの駆動が停止される
    ようにしたことを特徴とする、請求項2記載のテレビイ
    ンターホンシステムに於ける優先制御装置。
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