JPH0666834B2 - 最低料金ル−ト設定方式 - Google Patents
最低料金ル−ト設定方式Info
- Publication number
- JPH0666834B2 JPH0666834B2 JP60197364A JP19736485A JPH0666834B2 JP H0666834 B2 JPH0666834 B2 JP H0666834B2 JP 60197364 A JP60197364 A JP 60197364A JP 19736485 A JP19736485 A JP 19736485A JP H0666834 B2 JPH0666834 B2 JP H0666834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- route
- communication network
- caller
- line length
- setting method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は料金体系の異なる複数の通信網よりなる電話交
換網において、発信者と着信者との間のルートを設定す
る場合の方式に関する。
換網において、発信者と着信者との間のルートを設定す
る場合の方式に関する。
(従来の技術) 従来、上記電話交換網において、発信者と着信者との間
のルート設定には両者を結ぶ距離が最短であるようなル
ートが選択され、このルートを第1選択ルートと呼んで
いた。
のルート設定には両者を結ぶ距離が最短であるようなル
ートが選択され、このルートを第1選択ルートと呼んで
いた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記ルート設定方式において、同一の通信網内の条件で
は料金も最低のルートであるので特に問題は生じない
が、料金体系が廉価である第2、第3の通信網を経由し
て接続される場合、必ずしも料金が最低とはならず加入
者にとつて不利益になるという欠点があつた。
は料金も最低のルートであるので特に問題は生じない
が、料金体系が廉価である第2、第3の通信網を経由し
て接続される場合、必ずしも料金が最低とはならず加入
者にとつて不利益になるという欠点があつた。
本発明の目的は料金体系が異なる複数の通信網よりなる
電話交換網において、必ず最低の料金のルートを選択す
ることができる最低料金ルート設定方式を提供すること
にある。
電話交換網において、必ず最低の料金のルートを選択す
ることができる最低料金ルート設定方式を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による最低料金ルート
設定方式は、料金体系が異なる複数の通信網を利用して
発信者と着信者の間に複数の異なったルートを設定でき
る方式において、発信者が属する通信網の交換局で、物
理的に接続可能である発信者と着信者間の接続ルートを
検索し、検索された各ルートについて各交換局毎に通信
網に定められている所定の線路長に対する指数と次の交
換局までの線路長を掛ける等の計算を行うことにより、
前記検索された各ルートの料金を計算し、前記計算結果
による最低料金のルートを第1選択ルートとして選択す
るように構成してある。
設定方式は、料金体系が異なる複数の通信網を利用して
発信者と着信者の間に複数の異なったルートを設定でき
る方式において、発信者が属する通信網の交換局で、物
理的に接続可能である発信者と着信者間の接続ルートを
検索し、検索された各ルートについて各交換局毎に通信
網に定められている所定の線路長に対する指数と次の交
換局までの線路長を掛ける等の計算を行うことにより、
前記検索された各ルートの料金を計算し、前記計算結果
による最低料金のルートを第1選択ルートとして選択す
るように構成してある。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
第1図は本発明による最低料金ルート設定方式の実施例
を説明するための電話交換網の構成図である。一点鎖線
を隔てて上側に第1の通信網が、下側に第2の通信網が
示されている。第1の通信網は交換局10,11,12および加
入者1,2を収容している。第2の通信網は交換局20,2
1,22を収容している。
第1図は本発明による最低料金ルート設定方式の実施例
を説明するための電話交換網の構成図である。一点鎖線
を隔てて上側に第1の通信網が、下側に第2の通信網が
示されている。第1の通信網は交換局10,11,12および加
入者1,2を収容している。第2の通信網は交換局20,2
1,22を収容している。
交換局10と20との間、交換局11と21との間および交換局
12と22との間はそれぞれ接続され、相互に乗り入れ通信
が可能である。
12と22との間はそれぞれ接続され、相互に乗り入れ通信
が可能である。
加入者1が発信者、加入者2が着信者となることを想定
すると、両加入者間の代表的な接続ルートは以下のよう
な場合が考えられる。
すると、両加入者間の代表的な接続ルートは以下のよう
な場合が考えられる。
(1)SUB1→A1→B1→SUB2 (2)SUB1→A1→A2→B2→B1→SUB2 (3)SUB1→A1→A2→B2→C2→C1→SUB2 ここで交換局10,11,12,20,21,22をA1,B1,C1,
A2,B2,C2とそれぞれおき、加入者1,2をSU
B1,SUB2とおくものとする。
A2,B2,C2とそれぞれおき、加入者1,2をSU
B1,SUB2とおくものとする。
このルートのいずれを選択するかは第1の通信網の交換
局に設けられた装置によつて決定される。
局に設けられた装置によつて決定される。
上記交換局では各ルートの料金が計算される。第1の通
信網の料金は線路長に依存しその指数をK1とし、第2
の通信網の料金も線路長に依存しその指数をK2とす
る。
信網の料金は線路長に依存しその指数をK1とし、第2
の通信網の料金も線路長に依存しその指数をK2とす
る。
第2の通信網は廉価な通信サービスを提供するものであ
るとするとK1>K2すなわち の関係が生ずる。また、第1と第2の通信網との間の乗
入れについて、乗入れ料として1回についてS料金が必
要となるものとする。
るとするとK1>K2すなわち の関係が生ずる。また、第1と第2の通信網との間の乗
入れについて、乗入れ料として1回についてS料金が必
要となるものとする。
(1)〜(3)までのルートについて料金を算出すると次式に
なる。ただし、L,M1,N1,O,P,M2,N2は、S
UB1〜A1,A1〜B1,B1〜C1,B1〜SUB2,C1
〜SUB2,A2〜B2,B2〜C2のそれぞれの線路長と
する。
なる。ただし、L,M1,N1,O,P,M2,N2は、S
UB1〜A1,A1〜B1,B1〜C1,B1〜SUB2,C1
〜SUB2,A2〜B2,B2〜C2のそれぞれの線路長と
する。
ルート(1)の場合 K1・L+K1・M1+K1・O=K1(L+M1+O)…
(a) ルート(2)の場合 K1・L+S+K2・M2+S+K1・O=K1(L+O) +K2・M2+2S……………………………(b) ルート(3)の場合 K1・L+S+K2・M2+K2・N2+S+K1・P =K1(L+P)+K2(M2+N2)+2S……(c) ルート(1)に比べてルート(2)(3)の場合の料金の差額は
次式になる。
(a) ルート(2)の場合 K1・L+S+K2・M2+S+K1・O=K1(L+O) +K2・M2+2S……………………………(b) ルート(3)の場合 K1・L+S+K2・M2+K2・N2+S+K1・P =K1(L+P)+K2(M2+N2)+2S……(c) ルート(1)に比べてルート(2)(3)の場合の料金の差額は
次式になる。
ルート(2)の差額(a)−(b)=K1(L+M1+O)−{K1
(L+O)+K2・M2+2S}=K1M1−K2M2−2S ………(d) ルート(3)の差額(a)−(b)=K1(L+M1+O)−{K1
(L +P)+K2(M2+N2)+2S}=K1(M1+O−
P) −K2(M2+N2)−2S………………………(e) ここで理解を容易にするため数値を(d)(e)式に代入す
る。
(L+O)+K2・M2+2S}=K1M1−K2M2−2S ………(d) ルート(3)の差額(a)−(b)=K1(L+M1+O)−{K1
(L +P)+K2(M2+N2)+2S}=K1(M1+O−
P) −K2(M2+N2)−2S………………………(e) ここで理解を容易にするため数値を(d)(e)式に代入す
る。
各々の値をK1=12単位(12Uと略す)、K2=10単位
(10Uと略す),M1=M2=700,S=50単位(50Uと
略す)、O=500,P=50,N2=500と仮定する。
(10Uと略す),M1=M2=700,S=50単位(50Uと
略す)、O=500,P=50,N2=500と仮定する。
(d)式より 12U×700−10U×700−2×50U=1300U ……………(f) となりルート(1)に比較しルート(2)の方が1300U割安に
なる。
なる。
次に(e)式より 12U(700+500−50)−10U(700+500)−2 ×50U=1700U……………………………(g) となりルート(1)に比べてルート(3)の方が1700Uと割安
となり、(g)−(f)より400単位だけルート(2)より割安に
なる。
となり、(g)−(f)より400単位だけルート(2)より割安に
なる。
以上により第2の通信網に乗入れたときに種々のルート
の料金を計算し、距離が最短ではなく料金最低のルート
(3)を交換局10,11において選択する。
の料金を計算し、距離が最短ではなく料金最低のルート
(3)を交換局10,11において選択する。
上記計算例から明らかなように距離が長くなつても料金
指数の低い第2の通信網のルートを利用することにより
加入者にとつて廉価な通信が可能となる。
指数の低い第2の通信網のルートを利用することにより
加入者にとつて廉価な通信が可能となる。
ここで注意すべきは従来のアナログ伝送において通信距
離が長くなると雑音、減衰などの影響により通信の品質
を低下することは必須であるが、局間がデイジタル伝送
で接続される最新の伝送装置を使用すれば距離の影響は
ない。
離が長くなると雑音、減衰などの影響により通信の品質
を低下することは必須であるが、局間がデイジタル伝送
で接続される最新の伝送装置を使用すれば距離の影響は
ない。
以上、第2の通信網まで利用したルート設定方式の実施
例を説明したが、第3の通信網以降を利用する場合につ
いても料金最低のルート設定アルゴリズムについては同
じである。
例を説明したが、第3の通信網以降を利用する場合につ
いても料金最低のルート設定アルゴリズムについては同
じである。
(発明の効果) 以上、詳しく説明したように本発明によれば、通信網内
の発信者と着信者との接続ルート設定のアルゴリズムに
予じめ発信者と着信者間の料金を計算し、料金が最低と
なるルートを選択するように交換局を構成してあるの
で、加入者に対し、より廉価なサービスが提供できると
いう効果がある。
の発信者と着信者との接続ルート設定のアルゴリズムに
予じめ発信者と着信者間の料金を計算し、料金が最低と
なるルートを選択するように交換局を構成してあるの
で、加入者に対し、より廉価なサービスが提供できると
いう効果がある。
また、必ず、最低の料金でルートを設定できるので、加
入者はより使用し易すくなりトラヒツク増が見込めると
いう効果もある。
入者はより使用し易すくなりトラヒツク増が見込めると
いう効果もある。
一方、第2の通信網において、 ルート(2)の場合、S+K2・M2+S…………(h)の料金
収入であるが、 ルート(3)の場合、S+K2・M2+K2・N2+S…(i)の
料金収入となり、収入差は(i)−(h)=K2・N2=10U×
500=5000Uとなり、5000単位の収入増となる。
収入であるが、 ルート(3)の場合、S+K2・M2+K2・N2+S…(i)の
料金収入となり、収入差は(i)−(h)=K2・N2=10U×
500=5000Uとなり、5000単位の収入増となる。
この発明の効果は加入者側の利益と第2の通信網側の利
益の双方の利益が向上する点に特徴がある。
益の双方の利益が向上する点に特徴がある。
第1図は本発明による最低料金ルート設定方式の実施例
を示す電話網の構成図、第2図は3つの接続ルートを示
す図である。 10〜12,20〜22……交換局 30……L線路長、31……M1線路長 32……N1線路長、33……O線路長 34……P線路長、41……M2線路長 42……N2線路長
を示す電話網の構成図、第2図は3つの接続ルートを示
す図である。 10〜12,20〜22……交換局 30……L線路長、31……M1線路長 32……N1線路長、33……O線路長 34……P線路長、41……M2線路長 42……N2線路長
Claims (1)
- 【請求項1】料金体系が異なる複数の通信網を利用して
発信者と着信者の間に複数の異なったルートを設定でき
る方式において、 発信者が属する通信網の交換局で、物理的に接続可能で
ある発信者と着信者間の接続ルートを検索し、 検索された各ルートについて各交換局毎に通信網に定め
られている所定の線路長に対する指数と次の交換局まで
の線路長を掛ける等の計算を行うことにより、前記検索
された各ルートの料金を計算し、 前記計算結果による最低料金のルートを第1選択ルート
として選択するように構成したことを特徴とする最低料
金ルート設定方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60197364A JPH0666834B2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 最低料金ル−ト設定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60197364A JPH0666834B2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 最低料金ル−ト設定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258757A JPS6258757A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0666834B2 true JPH0666834B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=16373261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60197364A Expired - Lifetime JPH0666834B2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 最低料金ル−ト設定方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666834B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6441558A (en) * | 1987-08-07 | 1989-02-13 | Nec Corp | Route controller |
JP2737904B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1998-04-08 | 日本電気株式会社 | 構内交換機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622755A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Anritsu Corp | 回線自動選択形公衆電話機 |
JPS622754A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Anritsu Corp | 回線自動選択形電話端末装置 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP60197364A patent/JPH0666834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622755A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Anritsu Corp | 回線自動選択形公衆電話機 |
JPS622754A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Anritsu Corp | 回線自動選択形電話端末装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258757A (ja) | 1987-03-14 |
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