JPH02241171A - 即時課金方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般電話網あるいはその他の通信網を運用す
る者と特殊サービス提供者とが互いに通信料金とサービ
スごとの付加料金とを徴収するような場合、あるいは着
信者の指定により通信途中で付加料金を徴収する場合の
即時料金課金方式に関する。特に、あらかじめ網制御デ
ータベースに特殊サービス提供者の定義する付加料金指
数および課金開始時刻を登録することにより、また課金
開始信号を着信者から送出することで、通信料金に加え
てサービスごとの付加料金を発信局において即時に課金
するようにした即時課金方式に関する。

なお、ここで、特殊サービスとは、各種通信サービスや
情報提供サービスなどのことを言い、通信サービスには
、伝言ダイヤルサービスや、ビデオテックスサービスな
どがあり、また情報提供サービスとしては、株価情報や
交通情報などの各種情報提供を行うサービスがある。こ
れらの特殊サービスとしては、無料の場合もあるが、一
般電話網の通信料金とは別に別途料金を徴収して行うも
のがあり、本発明は、このような通信料金とは別のサー
ビスごとの付加料金を徴収する特殊サービスの場合の課
金方式に適用する。

〔従来の技術〕

従来、一般電話網の課金方式では距離別時間差方式が適
用されている。しかし、この課金方式は通信料金のみを
対象としているため、特殊サービス提供者がそのサービ
スを電話網を介して提供する場合には、一般の通信料金
の他にその特殊サービスに対する付加料金を課すること
が必要になる。

電子交換機では、通話の開始時間、：！、４了時開時間
あらかじめ設定した課金指数（単位料金あたりの通信可
能時間のことをいう。）により通信料金を計算していた
。また、クロスバ交換機では、上位局から送出される課
金パルスにより度数計を制御していた。また、一部の地
域の交換機には、発信者の番号を集中局に送出する手段
を設けることにより料金明細記録を行う料金明細記録方
式が適用されてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、料金明細記録方式では、通信後に発信番号に対
して、通信料金を課金する方式であることから、サービ
スごとの付加料金を徴収することは可能であるが、クロ
スバ交換機においては、発信者番号の転送機能がないた
め、料金明細記録方式が適用できず、通信料金以外の課
金が不可能であった。

このため、通信料金以外の料金を通信料金と合算して登
算する方式として、実際の通信距離よりも料金算定距離
を長くして料金を算出する方法が提案されているが、特
殊ザービス提供者が自由にサービス料金を定義すること
は不可能であった。

また、従来公衆端末からの発信で発呼番号に対する通信
後の課金方式には、発信者本人に対する料金請求ができ
なかった。このた必クレジット通話サービスのように、
事前登録のパスワードチエツクにより本人確認を行い課
金・徴収する方式により通信料金以外のサービス付加料
金の課金を実施しているが、即時に料金を徴収すること
は困難であった。

本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、通話距離に応じた距離別時間差方式による通信料金
と特殊サービスごとの付加料金との合算を種々の形態で
発信者に即時に課金できる課金方式を提供することを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、複数の加入者線交換機に接続可能な中継交換
機と、ネットワーク制御のためのデータが蓄積された網
制御データベースとが配置され、上記各加入者線交換機
は通信料金と特殊サービスに対する付加料金とを合算し
て登算する手段を備えた電話網の即時課金方式において
、 上記網制御データベースに上記特殊サービスの提供者が
定義する付加料金の課金指数を登録するメモリエリアが
設けられ、上８２　Ｅ制御データベースは、そのメモリ
エリアに登録された付加料金の課金指数にしたがって、
上記特殊サービスを求める接続の際に上記中継交換機に
対して課金情報を通知する手段を備え、上記中継交換機
は加入者線交換機に対して上記課金情報を通知する手段
を備えたことを特徴とする。

また、上記課金情報には加入者が上記特殊サービス提供
者に接続された後に伝送される情報を含むことができる
。

また、課金情報が音声チャネルに伝送される多周波数信
号による場合には、上記特殊サービス提供者に対する接
続の際の通信開始前に加入者線交換機に伝送する手段と
、課金開始信号を加入者線交換機へ伝送する手段とを備
えることができる。

また、上記特殊サービス提供者に対する接続の際の通信
開始前に加入者線交換機に伝送する手段を備え、加入者
線交換機に特殊サービス提供者に接続された後の一定時
間計時により課金を開始する手段を備えることができる
。

〔作用〕

本発明は、通信料金指数と特殊サービスごとの付加料金
の課金指数とを登録する網制御データベースと、網制御
データベースからの課金情報を受信する交換機とを備え
ており、一般電話と同等の距離別時間差方式による通信
料金とサービスごとの付加料金とを合算して登算する。

この料金課金は、特殊サービス提供者が定義する付加料
金の課金指数を網制御データベースにあらかじめ登録し
ておき、この付加料金課金指数と通信゛掛金の課金指数
とにより実現すべき課金指数を計算して合算し、どのよ
うな加入者線交換機でも即時に課金を可能としている。

この課金情報を課金を行う加入者線交換機へ音声チャネ
ルの多周波信号で通知する場合には、通話中にこの多周
波信号が混入しないように、予め通信開始前に加入者線
交換機に課金開始信号を伝送しておくか、あるいは加入
者線交換機で特殊サービス提供者への接続後の一定時間
後に課金を開始するようにする。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す通信サービスにおけ
る課金方式を説明するためのシステム構成を示す図であ
る。

第１図に示すシステムは、網制御を行う網制御データベ
ース１と、この網制御データベース１と共通線で接続さ
れた中継交換機２と、この中継交換機２に種々の信号線
方式により接続され、加入者電話機３、〜３□、あるい
は端末装置４１〜４３を収容する複数の加入者線交換機
５１〜５３と、上述の特殊サービスを行う複数の特殊サ
ービス提供者６１〜６３とから構成されている。

そして、網制御データベース１には特殊サービス提供者
が定義する課金指数を登録する課金指数／モリ１１が設
けられており、中継交換機２には、接続先を決定するた
めの接続先メモリ２１が設けられ、この中継交換機２に
接続される加入者線交換機５からの共通線信号あるいは
多周波信号を受信する共通線信号受信装置または多周波
信号受信装置で構成された制御信号受信装置２２が設け
られている。そして、共通線信号方式の加入者線交換機
５１には共通線信号受信装置７１が設けられ、多周波信
号方式の加入者線交換機５２は、中継交換機からの多周
波信号を受信する多周波信号受信装置７２、加入者から
のプッンユボタン信号あるいはダイヤルインパルス信号
を受信するダイヤル信号受信装＠７３が設けられている
。また、パルス方式の加入者線交換機５３では、中継交
換機２からの課金パルスをパルス転送用のトランク７４
を介して受信する構成となっている。

ここで、特殊サービス提供者６は、通信開始時に付加料
金を一括で課金するか、通信時間に比例して付加料金を
課金するかを決定し、あらかじめ網制御データベース１
内の課金指数メモ１月１にその接続番号ごとに登録して
おくものとする。また中継交換機２は、あらかじめ特殊
サービス提供者６への接続番号を接続先メモリ２１内に
網制御データベース１へ発信者番号または発信地域情報
および接続先番号として登録し、さらに課金形態（すＤ なわち初期登算課金方式あるいは等間隔課金方式か）を
登録しておくものとする。

次に本実施例システムでの課金動作について説明する。

まず、加入者線交換機５に収容される発呼者が特殊サー
ビス提供者６に対して通信を希望し、発呼して、特殊サ
ービス提供者６への接続番号をダイヤルする。すると加
入者線交換機５は、そのダイヤル信号受信装置７３で接
続番号を受信し、その加入者線交換機５のＣＰＵは、あ
らかじめ内部のメモリ内に蓄積された中継交換機２への
接続ルートを読み出し、その接続ルートで中継交換機２
への接続を実施し、発信者の発信番号または発信者の地
域番号と接続番号とを中継交換機２へ送出する。

中継交換機２は、加入者線交換機５が多周波信号方式の
場合には制御信号受信装置２２の多周波信号受信装置、
共通線信号方式では制御信号受信装置２２の共通線信号
受信装置でこれを受信し、そのＣＰＵは、あらかじ袷蓄
積された接続番号を接続先メモリ２１から読み出し、制
御信号受信装置２２で受信した接続番号と比較する。こ
の接続先メモリ２１の接続番号と受信した接続番号とが
一致した場合には中継交換機２から網制御データベース
に対して共通線を介して発信者番号または発信地域情報
と接続番号とを送出する。

この中継交換機２からの通知により、網制御データベー
ス１は、予め課金指数メモリ１１内の情報から受信した
接続番号により接続すべき特殊サービス提供者のサービ
ス付加料金の課金指数を課金指数メモリ１１から読み出
す。さらに受信した発信地域情報または発信者番号と接
続番号とからの料金起算点を読み出し、網制御データベ
ース１のＣＰＵは、Ｍ債された料金起算点と接続番号の
起算点とから発信者の電話機３あるいは端末装置４と特
殊サービス提供者６との間の距離を算出し、あらかじめ
蓄積された距離ごとの課金指数と算出した距離とを比較
して同一の場合にはその課金指数を読み出す。さらに、
網制御データベース１は、課金指数メモ１月１から読み
出したサービス付加料全指数と通信料金指数とをあらか
じめ登録されている初期登算課金方式、あるいは等間隔
課金方式の何れかの条件に従って共通線信号として中継
交換機２へ送出する。

ここで、課金方式について説明する。

通信料金と付加料金との課金条件としては各種考えられ
るが、この実施例では等間隔課金方式と初期登算課金方
式の２例について説明する。

第２図（ａ）は、等間隔課金方式を説明する図で、この
等間隔課金方式は、通信料金と付加料金との課金指数を
平均化して課金する方式であり、−例として、通信料金
をａ　（秒／１０円）、付加料金をｂ（秒／１０円）と
するとき、式 の課金指数で課金するもので、例えば、通信料金指数が
１８０秒でサービスごとの付加料金の課金指数が６０秒
の場合には、４５秒ごとに課金する方式である。

この課金指数情報を中継交換機２から多周波信号により
加入者線交換機５２に送信する場合には、第３図に示す
ような符号構成の信号により送信する。

また、初期登算課金方式は第２図（ｂ）に示す方式であ
り、通話開始後すぐに付加料金を課金し、通信料金は通
常と同じく通過開始後時間課金されるものである。

上述の両者いずれの方式についても、付加料金と通信料
金とを送出情報の中に数字として表して送出する。通信
料金として送出する情報には、昼、夜間、深夜の３つの
課金指数を定義し、加入者線交換機５のタイマにより使
用する課金指数をその課金メモリに登録する。

中継交換機２のＣＰＬＩは、配下の加入者線交換機５の
信号種別に合わせて課金指数情報を送出する。中継交換
機２と加入者線交換機５との間の信号線方式は、共通線
信号方式、多周波信号方式、パルス方式の３つが考えら
れるが、以下では多周波信号方式により課金指数情報を
転送する方式について説明する。

中継交換機２は、網制御データベース１から共通線信号
により受信した課金指数情報を第３図に示すような符号
構成の音声帯域の多周波信号に変換し、加入者線交換機
５２に転送する。加入者線交換機５□は、課金指数情報
を課金指数情報受信のための多周波信号受信装置７２で
受信して、発信者に対する課金パルス間隔を計算し、発
信加入者への送出用メモリ内に蓄積する。加入者線交換
機５゜は、特殊サービス提供者６の応答をそのトランク
で監視し、特殊サービス提供者６が応答したことにより
、発信加入者が公衆端末装置からの発信の場合には課金
パルスを送出し、一般端末装置の場合には課金メータを
登算させることで課金を可能とす〇。

上述の本実施例の動作を示すフローチャートを第４図に
示す。

なお、発信者が特殊サービス提供者６と接続された後、
通話中に課金指数情報を音声帯域信号である多周波信号
で通知すると、通話中の音声に多周波信号が混入するこ
とになり、通話の妨げとなり、また誤動作の原因ともな
る。

このため、多周波信号で課金指数情報を中継交換機２か
ら加入者線交換機５゜に送出するときは、発信者と特殊
サービス提供者が接続され、通話が可能となる前に課金
指数情報を加入者線交換機５□に送出しておく。そして
通話が開始され、課金開始のだ狛の課金開始信号を多周
波信号を用いず極性反転などの手段により加入者線交換
機５２に伝送すると、通知された課金指数情報によって
加入者線交換機５２は付加料金と通信料金とを合算して
登算する。

また、発信者と特殊サービス提供者とが接続され通話が
開始されると直ちに課金を開始する方式ではない場合で
、加入者線交換機５□のタイマにより、通話開始後一定
時間経過後に課金を開始することもできる。これらは、
特殊サービスの種類により、通話開始後直ちに課金しな
い場合があり、その場合には、音声帯域信号である多周
波信号で通話中に課金開始信号を含む課金指数情報を送
出することはできないた約、あらかじめ定められた通話
開始からの時刻あるいは多周波信号を用いない課金開始
信号によって課金を開始するためである。

なお、本実施例において、発呼者を収容した加入者線交
換機５で受信した課金指数情報から課金パルスの生成を
する例を示したが、加入者線交換機５が課金指数情報受
信のた必の受信装置の付与が困難なりロスバ交換機の場
合には、網制御データベース１と共通線で接続された中
継交換機２において課金パルスを生成して発信者まで転
送することは勿論可能である。

また、発信者が接続された加入者線交換機までの課金指
数の転送方式は、上述の多周波信号方式、パルス方式の
他、共通線信号方式によることも可能である。また、た
とえば付加料金の課金時期を通話中にその都度サービス
提供者が指定する場合には、課金契機信号として定義す
る特殊な形状のパルス信号を転送することにより、あら
かじめ送出しておいた課金指数での課金が可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の即時課金方式によれば、網
制御データベースであらかじめ登録された課金指数によ
り一括処理ができるので、課金形態をあらかじ必自由に
選択し、通信料金と特殊サービスに対する付加料金とを
加入者線交換機の種別によらず、即時課金が可能である
。

また、データベースに登録する指数を変えることで自由
な課金指数が設定できるため、課金指数の変更等の作業
をきわめて少ない箇所だけで実施することができる。ま
た、多周波信号で課金情報を伝送する場合には通話中に
その課金情報が混入することはなく、誤動作等が生ずる
ことはない。

さらに、特殊サービス提供者への接続後に課金指数を決
定するような課金方式についても本発明により可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例方式を示す図。 第２図は課金方式を説明する図。 第３図は多周波信号方式での符号構成図。 第４図は実施例フローチャート。 １・・・網制御データベース、２・・・中継交換機、３
・・・加入者電話機、４・・・端末装置、５・・・加入
者線交換機、６・・・特殊サービス提供者。 特許出願人　日本電信電話株式会社 代理人　弁理士　井　出　直　孝 Ｑ 纏ン代 碇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の加入者線交換機に接続可能な中継交換機と、
   ネットワーク制御のためのデータが蓄積された網制御デ
   ータベースとが配置され、 上記各加入者線交換機は通信料金と特殊サービスに対す
   る付加料金とを合算して登算する手段を備えた 電話網の即時課金方式において、 上記網制御データベースに上記特殊サービスの提供者が
   定義する付加料金の課金指数を登録するメモリエリアが
   設けられ、 上記網制御データベースは、そのメモリエリアに登録さ
   れた付加料金の課金指数にしたがって、上記特殊サービ
   スを求める接続の際に上記中継交換機に対して課金情報
   を通知する手段を備え、上記中継交換機は加入者線交換
   機に対して上記課金情報を通知する手段を備えた ことを特徴とする即時課金方式。 ２、上記課金情報には加入者が上記特殊サービス提供者
   に接続された後に伝送される情報を含むことを特徴とす
   る請求項１に記載の即時課金方式。 ３、上記課金情報が音声チャネルに伝送される多周波数
   信号による場合には、上記特殊サービス提供者に対する
   接続の際の通信開始前に加入者線交換機に伝送する手段
   と、 中継交換機から加入者線交換機へ課金開始信号を伝送す
   る手段と を備えたことを特徴とする請求項１に記載の即時課金方
   式。 ４、上記課金情報が音声チャネルに伝送される多周波数
   信号による場合には、上記特殊サービス提供者に対する
   接続の際の通信開始前に加入者線交換機に伝送する手段
   を備え、 加入者線交換機に上記特殊サービス提供者に対する接続
   からの計時により課金を開始する手段を備えた ことを特徴とする請求項１に記載の即時課金方式。