JP2709459B2 - 被呼者応答信号伝送方式 - Google Patents
被呼者応答信号伝送方式Info
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- JP2709459B2 JP2709459B2 JP62330655A JP33065587A JP2709459B2 JP 2709459 B2 JP2709459 B2 JP 2709459B2 JP 62330655 A JP62330655 A JP 62330655A JP 33065587 A JP33065587 A JP 33065587A JP 2709459 B2 JP2709459 B2 JP 2709459B2
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は複数の電話サービス会社（それぞれ異なる電
話交換網）を介して電話通信を行う場合の応答信号の伝
送方式、特に着信応答時に発信端末を収容する加入者交
換機から応答信号が伝達されない場合に好適な応答信号
伝送方式に関する。 （従来の技術） 近年、従来の公衆電話網に加えて当該公衆電話網以外
の別会社の中継交換網を利用できる電話網が採用される
に至った。 かかる公衆電話回線を利用して通話を行う場合、着信
側から発信側に返送される応答信号の伝達方法は以下の
ように分類される。 （１）単一の電話交換網のみを利用しての通話。 これは発信端末から加入者交換機を介し、さらに加入
者交換機のみだけでなく、中継交換機を介して通話を行
なう場合に他の電話交換網を用いないので、着信側応答
に対し加入者交換機が発信端末に向かって瞬時に極性反
転するものである。 （２）複数の会社の電話網を使用する場合。 この場合はさらに２つに分類できる。 端末系の会社による加入者のID工事済み。（Identifi
cationの略．加入者交換機のデータファイルにその旨の
加入者情報を登録） 端末系会社の加入者交換機にID登録済みであるから
（１）と同様に伝達される。 端末系会社の加入者交換機は着信側の応答信号を受け
るが、ID未登録のため発信側端末に対し極性反転を行わ
ない。 （発明が解決しようとする問題点） したがって、上記複数会社縦続による通話において
は、ID工事未了端末は発信に際して応答信号を受けるこ
とが出来ないので着信側応答の把握ができないという問
題があった。また、課金開始のタイミングの判断も不能
であった。 本発明の目的は上記欠点を解決するもので、異なる電
話交換網が縦続接続される場合であっても発信端末に対
し着信応答を明瞭に確認させることができ、発信端末側
で課金の状況をもチェックできるようにした被呼者応答
信号伝送方式を提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明による被呼者応答信
号方式は、異なる電話交換網を経由して応答信号を返送
する被呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機
に接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に対し
て応答信号を送出するとともに発信端末に対して音声帯
域内信号によって着信応答信号を送出し、前記発信端末
は前記他系の電話交換網から応答信号を受けることな
く、前記着信応答信号を受けることにより着信端末の応
答を確認でき、 その後、前記中継交換機は、音声帯域内信号によって
課金情報を発信端末に送出するように構成してある。 また、本発明は、異なる電話交換網を経由して応答信
号を返送する被呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機
に接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に送出
するとともに発信端末に対して音声帯域内信号によって
着信応答信号を送出し、前記発信端末は前記他系の電話
交換網から応答信号を受けることなく、前記着信応答信
号を受けることにより着信端末の応答を確認でき、 その直後，前記中継交換機は、音声帯域内信号によっ
て１度数の単位時間単位料金の情報を発信端末に伝達
し、発信端末側では伝達された情報に基づき、クロック
を計数して通話料金を算出し表示するように構成してあ
る。 （実施例） 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。 第１図は本発明による被呼者応答信号伝送方式の実施
例を示す中継方式図である。本実施例は発信端末がID工
事が未了で、加入者交換機と端末との間がＸ社の電話交
換網によって、中継交換機間がＹ社の交換網によってそ
れぞれ接続される場合である。 Ｘ社加入者交換機とＹ社中継交換機との間はＸ社交換
網によって接続されている。 発信端末１がオフフックし、Ｙ社交換網を利用する旨
の選択信号を送出するとＸ社加入者交換機２はこれを識
別し、Ｙ社の中継交換機３に接続する。Ｙ社の中継交換
機３は当該交換網を介して着信側Ｘ社加入者交換機５に
接続すべき選択信号等をＹ社中継交換機４に転送する。
Ｘ社加入者交換機５は選択信号より着信端末収容端子を
識別して呼出信号を送出する。 着信端末６が応答するとループが形成されて応答信号
が返送される。 第２図は本発明方式の信号の流れを示す図である。 Ｘ社加入者交換機５は着信者のオフフックにより応答
信号を受信するとＹ社中継交換機４に対し局間信号
によって着信端末の応答を達成する。Ｙ社中継交換機４
はＸ社電話交換網より得られる局間信号に基づき、Ｙ
社中継交換機に向けて局間信号によって着信端末の応
答を伝達する。 Ｙ社中継交換機３はＹ社中継交換機４からの局間信号
に基づきＸ社電話網に向けて局間信号によって着信
端末の応答を伝達する。 Ｙ社中継交換機３はこの応答信号を伝達するとともに
この局間信号に基づき着信応答信号を発信端末１に対
して音声帯域（0.3〜3.4KHZ）内の信号によって伝達す
る。 同時に課金を開始する。 発信端末１はＸ社加入者交換機から応答信号を受ける
ことはないが上記着信応答信号により着信端末が応答
したことを確認することができる。 この後、Ｙ社中継交換機３はＸ社電話交換網を介して
発信端末１に向けて音声帯域（0.3〜3.4KHZ）内の信号
によって課金情報としてある度数ごとに課金信号お
よびを送出する。 以上、着信応答信号を送出した後に課金情報として
課金信号を送出する場合の実施例について説明したが、
他の実施例として着信応答信号を送出した直後に課金
情報として１度数の単位時間，単位料金の情報を音声帯
域内信号によって伝達し、端末側で伝達された情報に基
づきクロックを計数し刻々と変わる通話料金を表示させ
る構成にすることもできる。 （発明の効果） 以上、説明したように本発明は異なる複数の電話交換
網を介して電話通信を行う場合、発信端末を収容する他
系の電話交換網の加入者交換機に接続される中継交換機
から音声帯域内信号によって発信端末に着信応答信号を
返送し、中継交換機から音声帯域信号で課金情報を送出
するので、従来通り応答を受けている発信端末は勿論、
ID工事未了の端末においても応答を音声信号で把握でき
明瞭に相手の応答を確認できるとともに、中継交換機間
の電話交換網における通話の課金状況を端末で把握でき
表示が可能となる。 したがって、本発明によれば課金装置付き端末あるい
はホテル等の課金チェックに有効に利用できるという効
果がある。 また、本発明は既存の交換網をそのままの状態で利用
できる点に特徴があり、既存の交換網（加入者交換機側
の交換網）に何等の影響を与えることなく実施できると
云う利点がある。かかる場合、中継交換網の中継交換機
に若干の手を加えるだけで良い。
話交換網）を介して電話通信を行う場合の応答信号の伝
送方式、特に着信応答時に発信端末を収容する加入者交
換機から応答信号が伝達されない場合に好適な応答信号
伝送方式に関する。 （従来の技術） 近年、従来の公衆電話網に加えて当該公衆電話網以外
の別会社の中継交換網を利用できる電話網が採用される
に至った。 かかる公衆電話回線を利用して通話を行う場合、着信
側から発信側に返送される応答信号の伝達方法は以下の
ように分類される。 （１）単一の電話交換網のみを利用しての通話。 これは発信端末から加入者交換機を介し、さらに加入
者交換機のみだけでなく、中継交換機を介して通話を行
なう場合に他の電話交換網を用いないので、着信側応答
に対し加入者交換機が発信端末に向かって瞬時に極性反
転するものである。 （２）複数の会社の電話網を使用する場合。 この場合はさらに２つに分類できる。 端末系の会社による加入者のID工事済み。（Identifi
cationの略．加入者交換機のデータファイルにその旨の
加入者情報を登録） 端末系会社の加入者交換機にID登録済みであるから
（１）と同様に伝達される。 端末系会社の加入者交換機は着信側の応答信号を受け
るが、ID未登録のため発信側端末に対し極性反転を行わ
ない。 （発明が解決しようとする問題点） したがって、上記複数会社縦続による通話において
は、ID工事未了端末は発信に際して応答信号を受けるこ
とが出来ないので着信側応答の把握ができないという問
題があった。また、課金開始のタイミングの判断も不能
であった。 本発明の目的は上記欠点を解決するもので、異なる電
話交換網が縦続接続される場合であっても発信端末に対
し着信応答を明瞭に確認させることができ、発信端末側
で課金の状況をもチェックできるようにした被呼者応答
信号伝送方式を提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明による被呼者応答信
号方式は、異なる電話交換網を経由して応答信号を返送
する被呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機
に接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に対し
て応答信号を送出するとともに発信端末に対して音声帯
域内信号によって着信応答信号を送出し、前記発信端末
は前記他系の電話交換網から応答信号を受けることな
く、前記着信応答信号を受けることにより着信端末の応
答を確認でき、 その後、前記中継交換機は、音声帯域内信号によって
課金情報を発信端末に送出するように構成してある。 また、本発明は、異なる電話交換網を経由して応答信
号を返送する被呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機
に接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に送出
するとともに発信端末に対して音声帯域内信号によって
着信応答信号を送出し、前記発信端末は前記他系の電話
交換網から応答信号を受けることなく、前記着信応答信
号を受けることにより着信端末の応答を確認でき、 その直後，前記中継交換機は、音声帯域内信号によっ
て１度数の単位時間単位料金の情報を発信端末に伝達
し、発信端末側では伝達された情報に基づき、クロック
を計数して通話料金を算出し表示するように構成してあ
る。 （実施例） 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。 第１図は本発明による被呼者応答信号伝送方式の実施
例を示す中継方式図である。本実施例は発信端末がID工
事が未了で、加入者交換機と端末との間がＸ社の電話交
換網によって、中継交換機間がＹ社の交換網によってそ
れぞれ接続される場合である。 Ｘ社加入者交換機とＹ社中継交換機との間はＸ社交換
網によって接続されている。 発信端末１がオフフックし、Ｙ社交換網を利用する旨
の選択信号を送出するとＸ社加入者交換機２はこれを識
別し、Ｙ社の中継交換機３に接続する。Ｙ社の中継交換
機３は当該交換網を介して着信側Ｘ社加入者交換機５に
接続すべき選択信号等をＹ社中継交換機４に転送する。
Ｘ社加入者交換機５は選択信号より着信端末収容端子を
識別して呼出信号を送出する。 着信端末６が応答するとループが形成されて応答信号
が返送される。 第２図は本発明方式の信号の流れを示す図である。 Ｘ社加入者交換機５は着信者のオフフックにより応答
信号を受信するとＹ社中継交換機４に対し局間信号
によって着信端末の応答を達成する。Ｙ社中継交換機４
はＸ社電話交換網より得られる局間信号に基づき、Ｙ
社中継交換機に向けて局間信号によって着信端末の応
答を伝達する。 Ｙ社中継交換機３はＹ社中継交換機４からの局間信号
に基づきＸ社電話網に向けて局間信号によって着信
端末の応答を伝達する。 Ｙ社中継交換機３はこの応答信号を伝達するとともに
この局間信号に基づき着信応答信号を発信端末１に対
して音声帯域（0.3〜3.4KHZ）内の信号によって伝達す
る。 同時に課金を開始する。 発信端末１はＸ社加入者交換機から応答信号を受ける
ことはないが上記着信応答信号により着信端末が応答
したことを確認することができる。 この後、Ｙ社中継交換機３はＸ社電話交換網を介して
発信端末１に向けて音声帯域（0.3〜3.4KHZ）内の信号
によって課金情報としてある度数ごとに課金信号お
よびを送出する。 以上、着信応答信号を送出した後に課金情報として
課金信号を送出する場合の実施例について説明したが、
他の実施例として着信応答信号を送出した直後に課金
情報として１度数の単位時間，単位料金の情報を音声帯
域内信号によって伝達し、端末側で伝達された情報に基
づきクロックを計数し刻々と変わる通話料金を表示させ
る構成にすることもできる。 （発明の効果） 以上、説明したように本発明は異なる複数の電話交換
網を介して電話通信を行う場合、発信端末を収容する他
系の電話交換網の加入者交換機に接続される中継交換機
から音声帯域内信号によって発信端末に着信応答信号を
返送し、中継交換機から音声帯域信号で課金情報を送出
するので、従来通り応答を受けている発信端末は勿論、
ID工事未了の端末においても応答を音声信号で把握でき
明瞭に相手の応答を確認できるとともに、中継交換機間
の電話交換網における通話の課金状況を端末で把握でき
表示が可能となる。 したがって、本発明によれば課金装置付き端末あるい
はホテル等の課金チェックに有効に利用できるという効
果がある。 また、本発明は既存の交換網をそのままの状態で利用
できる点に特徴があり、既存の交換網（加入者交換機側
の交換網）に何等の影響を与えることなく実施できると
云う利点がある。かかる場合、中継交換網の中継交換機
に若干の手を加えるだけで良い。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による被呼者応答信号伝送方式の実施例
を示す中継方式図、第２図は第１図の中継方式のシーケ
ンスを説明するための図である。 １……発信端末 2,5……Ｘ社加入者交換機 3,4……Ｙ社中継交換機 ６……着信端末
を示す中継方式図、第２図は第１図の中継方式のシーケ
ンスを説明するための図である。 １……発信端末 2,5……Ｘ社加入者交換機 3,4……Ｙ社中継交換機 ６……着信端末
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．異なる電話交換網を経由して応答信号を返送する被
呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機に
接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に対して
応答信号を送出するとともに発信端末に対して音声帯域
内信号によって着信応答信号を送出し、前記発信端末は
前記他系の電話交換網から応答信号を受けることなく、
前記着信応答信号を受けることにより着信端末の応答を
確認でき、 その後、前記中継交換機は、音声帯域内信号によって課
金情報を発信端末に送出するように構成したことを特徴
とする被呼者応答信号伝送方式。 ２．異なる電話交換網を経由して応答信号を返送する被
呼者応答信号伝送方式において、 発信端末を収容する他系の電話交換網の加入者交換機に
接続される中継交換機は前記他系の電話交換網に送出す
るとともに発信端末に対して音声帯域内信号によって着
信応答信号を送出し、前記発信端末は前記他系の電話交
換網から応答信号を受けることなく、前記着信応答信号
を受けることにより着信端末の応答を確認でき、 その直後，前記中継交換機は、音声帯域内信号によって
１度数の単位時間単位料金の情報を発信端末に伝達し、
発信端末側では伝達された情報に基づき、クロックを計
数して通話料金を算出し表示することを特徴とする被呼
者応答信号伝送方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62330655A JP2709459B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 被呼者応答信号伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62330655A JP2709459B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 被呼者応答信号伝送方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01170255A JPH01170255A (ja) | 1989-07-05 |
| JP2709459B2 true JP2709459B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=18235097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62330655A Expired - Fee Related JP2709459B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 被呼者応答信号伝送方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2709459B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0723106A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Tele Media Kk | 市外電話通信システム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63302655A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-09 | Nec Corp | 複数通信事業者間での可聴音による応答信号送出法 |
| JPS6457864A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-06 | Hitachi Ltd | Charging system |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62330655A patent/JP2709459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01170255A (ja) | 1989-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |