JPH0666741A - X線回折装置 - Google Patents

X線回折装置

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JPH0666741A
JPH0666741A JP22401992A JP22401992A JPH0666741A JP H0666741 A JPH0666741 A JP H0666741A JP 22401992 A JP22401992 A JP 22401992A JP 22401992 A JP22401992 A JP 22401992A JP H0666741 A JPH0666741 A JP H0666741A
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rotation
ray
rotating
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Kiyoshi Mase
精士 間瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線の入出射角の調整機能等における自由度
が非常に高く、多様な回折測定に利用し得るX線回折装
置を提供すること。 【構成】 試料11を回転操作する試料回転装置6と、
X線検出器5を回転操作するX線検出器回転装置7と、
X線発生装置3を回転操作するX線源回転装置8と、こ
れらの回転装置6,7,8における回転量を個別に操作
し得る制御装置10とを装備する。そして、各回転装置
6,7,8は、いずれもウォームホィールを用いた回転
機構6d,7d,8dで所定の回転量を得る構造とし、
また、各回転装置6,7,8の回転中心を互いに同心に
揃えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線回折装置に関する
もので、詳しくは、試料に対するX線の入出射角の調整
を柔軟になし得て、より広範囲の回折測定に利用し得る
X線回折装置にかかるものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、X線回折装置として、試料に
対するX線の入出射角の調整等のために2軸のゴニオメ
ータを装備したものが種々開発されてきた。
【0003】図2は、試料面を水平に保つ必要のある液
体試料等の測定用として開発されたX線発生装置の従来
例を示したものである。
【0004】このX線回折装置は、試料1に入射X線2
を照射するX線発生装置3と試料1からの回折X線4を
検出するX線検出器5とを2軸のゴニオメータ(図示
略)で試料1の回りに回転可能にしたもので、試料1は
試料面が水平となる状態で固定したまま、X線発生装置
3とX線検出器5とを1:1のスピードで互いに逆方向
に回転操作することによって、入射X線2の試料面への
入射角θと回折X線4の試料面からの出射角θとを等し
く保ちながらの測定を可能ならしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、X線回折装置
による解析処理は年々広範囲に応用されるようになって
きており、それに伴って、一つのX線回折装置でも多様
な回折測定に利用し得るように改善されたものが所望さ
れるようになってきた。ところが、多様な解析測定に利
用し得るようにするには、X線の入出射角の調整機能等
における自由度をさらに高めて拡張する必要があり、2
軸のゴニオメータを装備する従来の形式のものでは、限
界がある。
【0006】例えば、入射X線2と回折X線4とのなす
角度(回折角)2θを一定に保ちながら試料1への入射
角を操作する場合など、図2に示した従来のX線発生装
置の場合では、X線発生装置3およびX線検出器5の双
方を同じ方向に1:1の速度で回転操作させねばなら
ず、ゴニオメータによる回転制御が煩雑になり、その結
果、精度出しや処理速度の向上が困難になる虞がある。
【0007】これに対して、例えば、X線発生装置3が
固定されていて、試料1およびX線検出器5を2軸のゴ
ニオメータで独立に回転操作する形式のX線発生装置で
は、2軸のゴニオメータを使用している点では共通して
いるが、前述の回折角2θを一定に保ちながら試料1へ
の入射角を操作する場合は、X線検出器5を予め指定角
2θに設定しておいて、後は試料1の方位角を変化させ
るために試料1を回転させるだけでよいから、ゴニオメ
ータによる回転制御が極めて簡単になり、その分、精度
出しや処理速度の向上を図ることも可能になる。しか
し、このようにX線発生装置3を固定にしたX線発生装
置では、試料面を水平に保つ必要のある場合の測定には
不向きとなる。
【0008】即ち、2軸のゴニオメータを使用した従来
のX線発生装置では、ゴニオメータによって試料1,X
線発生装置3,X線検出器5のいずれを回転可能にして
おくか等によって用途が限定されてしまい、それ以上に
用途の拡張を図ることはできないといった問題があっ
た。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、X線発生装置および試料およびX線検出器のいずれ
も任意角度に回転操作することができて、X線の入出射
角の調整機能等における自由度が非常に高く、多様な回
折測定に利用し得るX線回折装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のX線回
折装置は、試料をウォームとウォームホィールとの組み
合わせによる回転機構によって回転操作する試料回転装
置と、X線検出器回転装置と、X線源回転装置と、制御
装置とを備えている。
【0011】ここに、前記X線検出器回転装置は、試料
からの回折X線を検出するX線検出器を、ウォームとウ
ォームホィールとの組み合わせによる回転機構によっ
て、前記試料回転装置による試料の回転中心の回りに回
転操作する。
【0012】また、X線源回転装置は、前記試料に入射
X線を照射するX線発生装置を、ウォームとウォームホ
ィールとの組み合わせによる回転機構によって、前記試
料回転装置による試料の回転中心の回りに回転操作す
る。
【0013】これらの前記試料回転装置およびX線検出
器回転装置およびX線源回転装置のウォームホィール
は、いずれも互いに同心に配備されている。
【0014】また、制御装置は、以上の各回転装置にお
ける回転機構のウォームホィールの回転量を個別に制御
する。
【0015】請求項2に記載のX線回折装置は、請求項
1に記載のX線回折装置を改善したもので、各回転装置
における回転操作を連動させる機能として、前記制御装
置に、θ−2θ制御機能と、θ−θ制御機能とを装備し
たものである。
【0016】ここに、前記θ−2θ制御機能は、前記X
線源回転装置によるX線発生装置の回転量を任意角度で
固定した状態で、試料回転装置による試料の回転量θ1
と、この試料の回転量θ1 に対応したX線検出器回転装
置によるX線検出器の回転量2θ1 とを設定して、任意
の回折角2θ1 における回折測定を可能ならしめるもの
である。
【0017】また、θ−θ制御機能は、前記試料回転装
置による試料の回転量を任意角度で固定した状態で、X
線源回転装置によるX線発生装置の回転量θ2 と、この
X線発生装置の回転量θ2 に対応したX線検出器回転装
置によるX線検出器の前記X線発生装置とは逆向きの回
転量θ2 とを設定して、任意の回折角2θ2 における回
折測定を可能ならしめるものである。
【0018】請求項3に記載のX線回折装置は、請求項
2に記載のX線回折装置を改善したもので、各回転装置
における回転操作を連動させる機能として、前記制御装
置に、2θ走査機能を装備したものである。
【0019】ここに、2θ走査機能は、前記θ−2θ制
御機能において、試料回転装置による試料の回転量θ3
を任意角度で固定した状態で、X線検出器回転装置によ
るX線検出器の回転量θ4 のみを変化させるものであ
る。
【0020】
【作用】請求項1に記載のX線回折装置は、個別に回転
操作することができる3つの回転装置を有していて、こ
れらの回転装置によってX線発生装置および試料および
X線検出器のいずれも任意角度に個別に回転操作するこ
とができるため、X線の入出射角の調整機能等における
自由度が非常に高く、試料が試料面を水平状態に保って
測定する必要があるか否かに拘らず、多様な回折測定を
速やかに処理することができる。
【0021】また、各回転装置は、ウォームとウォーム
ホィールとの組み合わせによる回転機構によって所望の
回転量を得るもので、機構上、回転量の制御を高精度
(例えば、1/1000゜)化することが可能で、これ
によって測定精度の向上を図ることも可能になる。
【0022】また、請求項2,3に記載のX線回折装置
のように、各回転装置における回転操作を連動させるθ
−2θ制御機能,2θ走査機能,θ−θ制御機能等を予
め制御装置に装備しておくことによって、測定作業時に
おける装置取り扱い者(ユーザ)の操作(入力指示等の
操作)を簡便にすることができ、装置の取り扱い性を向
上させると同時に、作業効率を向上させことが可能にな
る。
【0023】
【実施例】図1は、本発明に係るX線回折装置の一実施
例を示したものである。この一実施例のX線回折装置
は、試料回転装置6と、X線検出器回転装置7と、X線
源回転装置8と、支持台9と、制御装置10などから構
成されている。
【0024】前記試料回転装置6は、試料11を円板状
の回転盤6aによって支持し、この回転盤6aをウォー
ム6bとウォームホィール6cとの組み合わせによる回
転機構6dによって回転操作する。ここに、前記回転盤
6aはウォームホィール6cに固定されており、ウォー
ムホィール6cの回転中心軸は水平方向(図1の紙面に
垂直な方向)に延在する構成とされている。なお、試料
11は、図1では、試料面を水平に設定した状態を示し
ている。
【0025】前記X線検出器回転装置7は、前記試料1
1からの回折X線4を検出するX線検出器5や該X線検
出器5の直前に配置されるスリット群12をリング状の
回転盤7aによって支持し、この回転盤7aをウォーム
7bとウォームホィール7cとの組み合わせによる回転
機構7dによって回転操作する。ここに、回転盤7aは
ウォームホィール7cに固定されており、また、回転盤
7aは前記回転盤6aの周囲を囲うリング状であり、ウ
ォームホィール7cの回転中心軸はウォームホィール6
cと同心に配置されている。即ち、X線検出器5は、前
記回転機構7dによって、前記試料回転装置6による試
料11の回転中心の回りに回転操作される。なお、X線
検出器5およびスリット群12は、これらを載せた基板
13を介して前記回転盤7aに固定されている。また、
前記スリット群12は、受光スリット(receiving sli
t)RSと、ソーラスリット(soller slit )S2 と、
散乱スリット(scatter slit)SSとから構成されてい
る。
【0026】前記X線源回転装置8は、前記試料11に
入射X線2を照射するX線発生装置3をリング状の回転
盤8aによって支持し、この回転盤8aをウォーム8b
とウォームホィール8cとの組み合わせによる回転機構
8dによって回転操作する。ここに、回転盤8aはウォ
ームホィール8cに固定されており、また、回転盤8a
は前記回転盤7aの周囲囲うリング状であり、ウォーム
ホィール8cの回転中心軸はウォームホィール6c,7
cと同心に配置されている。即ち、X線発生装置3は、
前記試料回転装置6による試料11の回転中心の回りに
回転操作される。なお、X線発生装置3は、X線源14
と、該X線源14の前方に配置されるスリット群15
と、これらを載せた基板16とで構成されており、前記
基板16を介して前記回転盤8aに固定されている。ま
た、前記スリット群15は、ソーラスリット(soller s
lit )S1 と、発散スリット(divergence slit )DS
とから構成されている。
【0027】前記支持台9は、前述の各回転機構6d,
7d,8dの回転軸を回転自在に支持している。
【0028】前記制御装置10は、パーソナルコンピュ
ータを利用した制御装置本体と、前述の各回転機構6
d,7d,8dのウォーム6b,7b,8bを回転駆動
するモータの動作を前記制御装置本体から制御するため
のインターフェースと、X線検出器5やX線源14の動
作を制御するためのインターフェースとを具備してい
る。
【0029】この制御装置10は、ウォーム6b,7
b,8bを回転駆動する各モータの動作を個別に制御す
ることができ、したがって、各回転機構6d,7d,8
dのウォームホィール6c,7c,8cの回転量を個別
に制御し、試料11およびX線検出器5およびX線発生
装置3を互いに独立に、任意の回転量で回転操作するこ
とができる。また、この制御装置10では、回折測定処
理を円滑化することから、ウォーム6b,7b,8bを
回転駆動する各モータの動作を所定の関係で連動させる
θ−2θ制御機能,θ−θ制御機能,2θ走査機能など
も備えている。
【0030】前記θ−2θ制御機能は、図3に示すよう
に、前記X線源回転装置8によるX線発生装置3の回転
量を任意角度で固定した状態で、試料回転装置6による
試料11の回転量θ1 と、この試料11の回転量θ1
対応したX線検出器回転装置7によるX線検出器5の回
転量2θ1 とを設定して、任意の回折角2θ1 における
回折測定を可能ならしめるものである。この制御機能に
よる測定は、試料11が試料面を水平に保つ必要のない
ものである場合で、回折角2θを種々に変更して測定を
行う場合に適している。
【0031】前記2θ走査機能は、図4に示すように、
前記θ−2θ制御機能において試料回転装置6による試
料11の回転量θ3 を任意角度で固定した状態にし、こ
の状態で、X線検出器回転装置7によるX線検出器5の
回転量θ4 のみを変化させるものである。この制御機能
による測定は、試料11が試料面を水平に保つ必要のな
いものである場合で、入射X線2の試料11への入射角
をパラメータとしてX線検出器5のみを走査する薄膜測
定などに適している。
【0032】前記θ−θ制御機能は、図5に示すよう
に、前記試料回転装置6による試料11の回転量を任意
角度で固定した状態で、X線源回転装置8によるX線発
生装置3の回転量θ2 と、このX線源の回転量θ2 に対
応したX線検出器回転装置7によるX線検出器5の前記
X線発生装置3とは逆向きの回転量θ2 とを設定して、
任意の回折角2θ2 における回折測定を可能ならしめる
ものである。この制御機能による測定は、試料11が試
料面を水平に保つ必要のある液体試料等の場合で、試料
面への入射角と試料面からの出射角とを常に等しい角度
に保ちながら測定する場合に適している。
【0033】なお、前記制御装置10では、各ウォーム
ホィール6c,7c,8cを独立に制御することができ
ることから、前記X線源回転装置8によるX線発生装置
3の回転量およびX線検出器回転装置7によるX線検出
器5の回転量を任意角度で固定した状態にし、この状態
で試料回転装置6によって試料11のみを回転させるこ
ともでき、このような回転操作によれば、入射X線2と
回折X線4とのなす回折角2θを一定に保ちながら試料
11への入射角を走査する測定も、容易に達成すること
ができる。
【0034】以上に詳述したように、一実施例のX線回
折装置は、個別に回転操作することができる3つの回転
装置6,7,8を有していて、これらの回転装置6,
7,8によってX線発生装置3および試料11およびX
線検出器5のいずれも任意角度に個別に回転操作するこ
とができるため、X線の入出射角の調整機能等における
自由度が非常に高く、試料11が試料面を水平状態に保
って測定する必要があるか否かに拘らず、多様な回折測
定を速やかに処理することができる。
【0035】また、各回転装置6,7,8は、ウォーム
とウォームホィールとの組み合わせによる回転機構6
d,7d,8dによって所望の回転量を得るもので、機
構上、回転量の制御を高精度(例えば、1/1000
゜)化することが可能で、これによって測定精度の向上
を図ることも可能になる。
【0036】また、一実施例のように、各回転装置にお
ける回転操作を連動させるθ−2θ制御機能,2θ走査
機能,θ−θ制御機能等を予め制御装置10に装備して
おくことによって、測定作業時における装置取り扱い者
(ユーザ)の操作(入力指示等の操作)を簡便にするこ
とができ、装置の取り扱い性を向上させると同時に、作
業効率を向上させことが可能になる。
【0037】なお、一実施例のX線回折装置では、試料
回転装置6が直接試料11を支持する構成とした。しか
し、試料回転装置6の上には、試料の向きを回転操作可
能な試料支持装置を搭載し、この試料支持装置を介して
試料回転装置6上に試料11をセットする構成としても
よい。このような試料支持装置を装備すれば、試料11
の向きの調整等に対する能力をさらに高めることがで
き、微小領域測定等の際における測定領域の設定を容易
にすることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載のX線回折装置は、個別
に回転操作することができる3つの回転装置を有してい
て、これらの回転装置によってX線発生装置および試料
およびX線検出器のいずれも任意角度に個別に回転操作
することができるため、X線の入出射角の調整機能等に
おける自由度が非常に高く、試料が試料面を水平状態に
保って測定する必要があるか否かに拘らず、多様な回折
測定を速やかに処理することができる。
【0039】また、各回転装置は、ウォームとウォーム
ホィールとの組み合わせによる回転機構によって所望の
回転量を得るもので、機構上、回転量の制御を高精度
(例えば、1/1000゜)化することが可能で、これ
によって測定精度の向上を図ることも可能になる。
【0040】また、請求項2,3に記載のX線回折装置
のように、各回転装置における回転操作を連動させるθ
−2θ制御機能,2θ走査機能,θ−θ制御機能等を予
め制御装置に装備しておくことによって、測定作業時に
おける装置取り扱い者(ユーザ)の操作(入力指示等の
操作)を簡便にすることができ、装置の取り扱い性を向
上させると同時に、作業効率を向上させことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】従来のX線回折装置の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
2 入射X線 3 X線発生装置 4 回折X線 5 X線検出器 6 試料回転装置 7 X線検出器回転装置 8 X線源回転装置 6b,7b,8b ウォーム 6c,7c,8c ウォームホィール 6d,7d,8d 回転機構 11 試料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を、ウォームとウォームホィールと
    の組み合わせによる回転機構によって回転操作する試料
    回転装置と、 試料からの回折X線を検出するX線検出器を、ウォーム
    とウォームホィールとの組み合わせによる回転機構によ
    って、前記試料回転装置による試料の回転中心の回りに
    回転操作するX線検出器回転装置と、 前記試料に入射X線を照射するX線発生装置を、ウォー
    ムとウォームホィールとの組み合わせによる回転機構に
    よって、前記試料回転装置による試料の回転中心の回り
    に回転操作するX線源回転装置と、 これらの各装置における回転機構のウォームホィールの
    回転量を個別に制御し得る制御装置とが備えられ、 前記試料回転装置およびX線検出器回転装置およびX線
    源回転装置のウォームホィールが、いずれも互いに同心
    に配備されたことを特徴としたX線回折装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置には、 前記X線源回転装置によるX線発生装置の回転量を任意
    角度で固定した状態で、試料回転装置による試料の回転
    量θ1 と、この試料の回転量θ1 に対応したX線検出器
    回転装置によるX線検出器の回転量2θ1 とを設定し
    て、任意の回折角2θ1 における回折測定を可能ならし
    めるθ−2θ制御機能と、 前記試料回転装置による試料の回転量を任意角度で固定
    した状態で、X線源回転装置によるX線発生装置の回転
    量θ2 と、このX線発生装置の回転量θ2 に対応したX
    線検出器回転装置によるX線検出器の前記X線発生装置
    とは逆向きの回転量θ2 とを設定して、任意の回折角2
    θ2 における回折測定を可能ならしめるθ−θ制御機能
    とが装備されたことを特徴とする請求項1に記載のX線
    発生装置。
  3. 【請求項3】 前記θ−2θ制御機能において、試料回
    転装置による試料の回転量θ3 を任意角度で固定した状
    態で、X線検出器回転装置によるX線検出器の回転量θ
    4 のみを変化させる2θ走査機能が装備されたことを特
    徴とする請求項2に記載のX線回折装置。
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