JP2620106B2 - 薄膜試料のx線回折極点図形観測装置 - Google Patents
薄膜試料のx線回折極点図形観測装置Info
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- JP2620106B2 JP2620106B2 JP63098156A JP9815688A JP2620106B2 JP 2620106 B2 JP2620106 B2 JP 2620106B2 JP 63098156 A JP63098156 A JP 63098156A JP 9815688 A JP9815688 A JP 9815688A JP 2620106 B2 JP2620106 B2 JP 2620106B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は薄膜状の試料におけるX線回折の極点図形を
観測するための装置に関する。
観測するための装置に関する。
薄膜試料は回折X線の強度が弱く、しかもシリコン単
結晶あるいはガラス、高分子材料等の基板で保持されて
いることが多いために透過法による観測も不可能で、こ
のため全体の極点図形を得ることができなかった。また
α回転角が90度の近傍における回折X線は試料自体によ
る吸収が極めて大きくなるために回折線の強度変化を観
測することができなかった。従って本発明はこのような
難点を伴うことなく、薄膜試料のX線回折極点図形を的
確に観測することのできる装置を提供するものである。
結晶あるいはガラス、高分子材料等の基板で保持されて
いることが多いために透過法による観測も不可能で、こ
のため全体の極点図形を得ることができなかった。また
α回転角が90度の近傍における回折X線は試料自体によ
る吸収が極めて大きくなるために回折線の強度変化を観
測することができなかった。従って本発明はこのような
難点を伴うことなく、薄膜試料のX線回折極点図形を的
確に観測することのできる装置を提供するものである。
本発明は、薄膜試料上の一点に細い平行X線を充分小
さい角度で入射させると共にその試料面に垂直な直線を
軸として上記試料を回転させ、かつ前記平行X線の回り
に上記軸を回動し、更に試料面におけるX線の入射点に
おいてそのX線に直角な1つの直線を軸として2θ回転
を行う検出器で試料面による回折X線を検出するように
したものである。すなわち平行X線を充分小さい角度γ
をもって試料面に入射させた状態で、入射X線の回りに
90度の角度範囲で試料を往復回動させることによりα回
転を行わせる。またその試料面におけるX線の入射点を
通って、この試料面に垂直な軸により、試料を360度回
転させるところのβ回転を行わせることにより、薄膜試
料から強い回折X線を発生させることができる。しかも
唯1回の試料設定で完全な極点図形を得ることができる
と共にモノクロメータあるいは更にソーラースリットを
設けることによって、薄膜試料の支持基板による波長の
異なったX線のラウエ斑点が除去されるからSN比の高い
極点図形が得られる。またX線検出器の回動面に対して
検出されるX線が多少傾斜するように上記検出器を取り
付けることにより、試料によるX線の吸収量を小さくす
ることができる等の効果がある。従って本発明により薄
膜試料のX線回折極点図形を高精度で観測することが可
能である。
さい角度で入射させると共にその試料面に垂直な直線を
軸として上記試料を回転させ、かつ前記平行X線の回り
に上記軸を回動し、更に試料面におけるX線の入射点に
おいてそのX線に直角な1つの直線を軸として2θ回転
を行う検出器で試料面による回折X線を検出するように
したものである。すなわち平行X線を充分小さい角度γ
をもって試料面に入射させた状態で、入射X線の回りに
90度の角度範囲で試料を往復回動させることによりα回
転を行わせる。またその試料面におけるX線の入射点を
通って、この試料面に垂直な軸により、試料を360度回
転させるところのβ回転を行わせることにより、薄膜試
料から強い回折X線を発生させることができる。しかも
唯1回の試料設定で完全な極点図形を得ることができる
と共にモノクロメータあるいは更にソーラースリットを
設けることによって、薄膜試料の支持基板による波長の
異なったX線のラウエ斑点が除去されるからSN比の高い
極点図形が得られる。またX線検出器の回動面に対して
検出されるX線が多少傾斜するように上記検出器を取り
付けることにより、試料によるX線の吸収量を小さくす
ることができる等の効果がある。従って本発明により薄
膜試料のX線回折極点図形を高精度で観測することが可
能である。
第1図、第2図はそれぞれ本発明実施例の平面図およ
び正面図で、第1図は第2図のA−A断面を、また第2
図は第1図のB−B断面を示してある。このようにX線
源1からコリメータ2を通った細い平行X線を矢印のよ
うに薄膜試料3に入射させる。その試料3はシリコン単
結晶あるいはガラス、高分子材料等の基板4に添着され
ているが、この基板に直角に取り付けた軸5によって上
記薄膜試料を矢印βで示したように、その試料面内で回
転するようにしてある。また基板4は入射X線の軸線p
の回りに鎖線4′または4″で示したように矢印αの方
向へ90度以内の範囲で往復回動すると共にこの軸線pに
対して例えば0.5〜5度程度の角度γだけ傾斜してい
る。更に軸線pの側部にはX線検出器6およびその前面
に配置した分光結晶7とソーラースリット8の取付台9
を設けて、これを第1図における試料3と軸線pとの交
点を通り紙面に直角な直線qを軸として矢印δのように
比較的緩速度で回動させるようにしてある。従って試料
3で回折したX線は上記ソーラースリット8および分光
結晶7を介して検出器6に入射するが、分光結晶7はこ
れをX線源1とコリメータ2との中間等に配置すること
もできる。また取付台9はコリメータ等の取付面が第2
図に示したように、回動面に対して例えば前記角度γの
2倍程度に相当する角度εだけ傾斜している。更に必要
に応じては試料3を、この試料を含む平面内で揺動させ
ることによって観測の精度を更に向上することができ
る。
び正面図で、第1図は第2図のA−A断面を、また第2
図は第1図のB−B断面を示してある。このようにX線
源1からコリメータ2を通った細い平行X線を矢印のよ
うに薄膜試料3に入射させる。その試料3はシリコン単
結晶あるいはガラス、高分子材料等の基板4に添着され
ているが、この基板に直角に取り付けた軸5によって上
記薄膜試料を矢印βで示したように、その試料面内で回
転するようにしてある。また基板4は入射X線の軸線p
の回りに鎖線4′または4″で示したように矢印αの方
向へ90度以内の範囲で往復回動すると共にこの軸線pに
対して例えば0.5〜5度程度の角度γだけ傾斜してい
る。更に軸線pの側部にはX線検出器6およびその前面
に配置した分光結晶7とソーラースリット8の取付台9
を設けて、これを第1図における試料3と軸線pとの交
点を通り紙面に直角な直線qを軸として矢印δのように
比較的緩速度で回動させるようにしてある。従って試料
3で回折したX線は上記ソーラースリット8および分光
結晶7を介して検出器6に入射するが、分光結晶7はこ
れをX線源1とコリメータ2との中間等に配置すること
もできる。また取付台9はコリメータ等の取付面が第2
図に示したように、回動面に対して例えば前記角度γの
2倍程度に相当する角度εだけ傾斜している。更に必要
に応じては試料3を、この試料を含む平面内で揺動させ
ることによって観測の精度を更に向上することができ
る。
上述のような装置によって試料3のα回転およびβ回
転と取付台9の回転とによって求めたX線の回折角2θ
と回折X線の強度との関係を観測することにより、試料
のX線回折極点図形を得ることができる。かつX線は試
料に極めて小さい角度γをもって入射するから回折線の
発生効率が高く、精密な観測を行い得ると共に試料面内
における揺動によって、試料の粒径の大きさによる回折
線の不均一を除去することができる。また取付台9の取
付面を傾斜させることにより、試料自体による回折線の
吸収を小さくして、これによる影響を除去し得ると共に
試料のαおよびβ回転によって1回の試料設定で全極点
図形を得ることができる。更にモノクロメータ7および
ソーラースリット8等を設けることにより基板4からの
ラウエ斑点も除去されてSN比の高い極点図形が得られ
る。
転と取付台9の回転とによって求めたX線の回折角2θ
と回折X線の強度との関係を観測することにより、試料
のX線回折極点図形を得ることができる。かつX線は試
料に極めて小さい角度γをもって入射するから回折線の
発生効率が高く、精密な観測を行い得ると共に試料面内
における揺動によって、試料の粒径の大きさによる回折
線の不均一を除去することができる。また取付台9の取
付面を傾斜させることにより、試料自体による回折線の
吸収を小さくして、これによる影響を除去し得ると共に
試料のαおよびβ回転によって1回の試料設定で全極点
図形を得ることができる。更にモノクロメータ7および
ソーラースリット8等を設けることにより基板4からの
ラウエ斑点も除去されてSN比の高い極点図形が得られ
る。
第1図は本発明実施例の平面図、第2図は第1図の装置
の正面図で、第1図は第2図のA−A断面また第2図は
第1図のB−B断面である。 なお図において、1はX線源、2はコリメータ、3は薄
膜試料、4は試料取付基板、5は軸、6はX線検出器、
7はモノクロメータ、8はソーラースリット、9は取付
台である。
の正面図で、第1図は第2図のA−A断面また第2図は
第1図のB−B断面である。 なお図において、1はX線源、2はコリメータ、3は薄
膜試料、4は試料取付基板、5は軸、6はX線検出器、
7はモノクロメータ、8はソーラースリット、9は取付
台である。
Claims (5)
- 【請求項1】所望の波長の細い平行X線を薄膜試料上の
一点に小さい角度で入射させるX線源と、上記試料上に
おけるX線の入射点を通りその試料面に垂直な直線を軸
としてこの試料を回転させる手段と、前記平行X線の回
りに上記軸を回動させる手段と、前記試料で回折したX
線の検出器と、上記試料に入射するX線の入射点を通っ
てこの入射X線に直角な1つの直線を軸として上記検出
器を回動させる手段とを備える薄膜試料のX線回折極点
図形観測装置。 - 【請求項2】X線の検出器に所望の一定波長を有するX
線のみが入射するようにX線源と上記検出器との間の任
意の位置に介挿したモノクロメータを具備する請求項1
記載のX線回折極点図形観測装置。 - 【請求項3】試料をこの試料面内で揺動させる手段を具
備する請求項1記載のX線回折極点図形観測装置。 - 【請求項4】X線の検出器に入射するX線の通路にソー
ラースリットを有する請求項1記載のX線回折極点図形
観測装置。 - 【請求項5】検出される回折X線がX線検出器の回動面
に対して試料面とこの試料面に入射するX線との間の角
度のほぼ2倍程度傾斜するように上記X線検出器を取り
付けた請求項1記載のX線回折極点図形観測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63098156A JP2620106B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 薄膜試料のx線回折極点図形観測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63098156A JP2620106B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 薄膜試料のx線回折極点図形観測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01270650A JPH01270650A (ja) | 1989-10-27 |
| JP2620106B2 true JP2620106B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=14212278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63098156A Expired - Fee Related JP2620106B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 薄膜試料のx線回折極点図形観測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2620106B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0031040D0 (en) | 2000-12-20 | 2001-01-31 | Koninkl Philips Electronics Nv | X-ray diffractometer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5495286A (en) * | 1978-01-11 | 1979-07-27 | Cho Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Xxray diffractor |
| JPS563623A (en) * | 1979-06-19 | 1981-01-14 | Kawasaki Steel Corp | On-line measuring method of austenite contained in rolled steel sheet |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP63098156A patent/JP2620106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01270650A (ja) | 1989-10-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |