JP2000266696A - X線反射率測定装置 - Google Patents

X線反射率測定装置

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JP2000266696A
JP2000266696A JP11074451A JP7445199A JP2000266696A JP 2000266696 A JP2000266696 A JP 2000266696A JP 11074451 A JP11074451 A JP 11074451A JP 7445199 A JP7445199 A JP 7445199A JP 2000266696 A JP2000266696 A JP 2000266696A
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Katsuhiko Tani
克彦 谷
Hideo Nishikatsu
英雄 西勝
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上の薄膜結晶で生じた表面回折の方位に
X線検出器を移動して分光を行うことができるように
し、これにより、特定の結晶構造中の原子に関する局所
構造を求めることができるようにした。 【解決手段】 測定試料板3を搭載する試料搭載台4
と、該試料搭載台4を搭載し該試料搭載台を傾動するス
イベル機構5と、前記測定試料板3の測定試料の表面よ
りの反射X線を測定する反射X線測定手段6とを有す
る。整形されたX線Sを前記測定試料の表面にすれすれ
に入射させ、前記測定試料表面よりの反射X線を前記反
射X線測定手段6により測定する。入射X線の入射ベク
トルと同方向の射出X線ベクトルを基準点(0点)とし
て、前記測定試料表面の中心からの法線Tの周りに前記
射出ベクトルを回転して得た軌跡に沿って、前記反射X
線測定手段6を移動し、試料表面からの回折光を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線反射率測定装
置、より詳細には、光ディスク等の表面及び界面の原子
レベルの構造を解析するためのX線吸収微細構造測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線源からのX線を、モノクロメ
ータ及び入射X線検出器に順次入射させ、該入射X線検
出器からのX線を試料に所定の角度で入射させ、該試料
からの反射X線を反射X線検出器で測定することによ
り、X線反射率のエネルギー依存性からX線吸収微細構
造を測定する全反射X線分析装置は(例えば、特開平8
−184572号公報に示すように)公知である。
【0003】近年、各地に放射線施設が建設され、X線
源の取り出し口にはモノクロメータが用意され、エネル
ギー可変の単色化したX線を利用できる機会が多くなり
つつある。一方、前述のように、全反射X線分析装置は
知られているが、X線源をこのような施設に利用するこ
とがなされていなかったため、常にX線源を自己保有し
ておかねばならないという問題点があった。
【0004】上述のごとき問題点を解決するために、本
出願人は、先に、別途用意されたX線源のX線の取り出
し口部分に装置を付け替えるだけで、X線吸収微細構造
が測定できる全反射X線分析装置を提供した。
【0005】図6は、本出願人が先に提案した全反射X
線分析装置の要部概略構成図であり、図中、1はスリッ
ト、2は入射X線検出器、3は測定試料板、4は試料搭
載台、5は該試料搭載台を傾動させるためのスイベル機
構、6は前面にスリットを有する反射X線検出器(イオ
ンチェンバー)、7は反射X線検出器の検出器台、8は
基台、9は上下方向可動台、10,11は支持部材、1
2は真空容器、20は全反射X線分析装置、Sは入射X
線の光軸、Tは試料搭載台4の回転中心である。なお、
前述のモノクロメータは、前記全反射X線分析装置20
に対して別途用意されたX線源31、該X線源31から
のX線を空間的に整形する反射ミラー32、該X線をエ
ネルギー的に整形する分光器33等によりなるX線成形
手段を外部装置とに具備している。
【0006】前記モノクロメータからのエネルギー可変
の単色化したX線は、基台8上の支持部材10に取り付
けられているスリット1を通過し、基台8上の図示しな
い部材に保持され、入射X線の強度をモニターする入射
X線検出器2に導入される。この入射X線検出器2を通
過したX線は、測定試料板3に載せられた試料(図示せ
ず)に入射する。前記測定試料板3は、基台8上のスイ
ベル機構5に載せられた試料搭載台4の上に載置されて
いる。スイベル機構5は、入射X線の光軸Sに対して回
動して、試料搭載台4上の測定試料板3に設けられてい
る試料表面を傾けるような機構を有しており、Tはその
回転中心である。この試料表面を傾けることによって、
入射X線の角度が変化し、入射X線は試料の表面で反射
する。反射したX線は、基台8上の支持部材11に取り
付けられ、かつ、前記回転中心Tに対して回動する検出
器台7に取り付けられた反射X線検出器6で測定され
る。
【0007】ここで、前記スイベル機構5は、入射X線
の軸を中心に回転できるような機構を有してもよく、こ
のような機構により、試料面のX線の軸方向に対する傾
きの調整が可能となる。また、全反射X線分析装置20
を外部X線源に取り付ける際、入射X線の高さは、X線
源によっても、また、取り付けによっても微妙に変化す
る。このような変化に対応するため、基台8は上下方向
に移動可能なZステージ等の上下方向可動台9に載置す
る。なお、全反射X線分析装置20を、真空容器12等
に収容し、真空排気した状態で測定を行えば、高S/N
を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記X線反射率測定装
置は、薄膜結晶の反射率および反射XAFSの測定がで
きるものであるが、正反射のみの反射率XAFSの測定
しか行えず、薄膜表面で生じた表面回折を検出すること
はできなかった。
【0009】本発明は、基板上の薄膜結晶で生じた表面
回折の方位にX線検出器を移動して分光を行うことがで
きるようにし、これにより、特定の結晶構造中の原子に
関する局所構造を求めることができるようにしたもので
ある。なお、この手法は原理的にはDAFSとして公知
であるが、それはバルク結晶からのブラッグ反射を分光
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空間
的及びエネルギー的にX線を整形するためのX線整形手
段を本体外に有し、該本体外の前記X線整形手段に接続
して使用する反射率測定装置であって、整形されたX線
を導入するスリットと、該スリットを通して導入された
X線の強度をモニターする入射X線検出器と、測定試料
板を搭載する試料搭載台と、該試料搭載台を搭載し、該
試料搭載台を上下動及び傾動するスイベル機構と、前記
測定試料板の測定試料の表面よりの反射X線を測定する
反射X線測定手段とを有し、前記整形されたX線を前記
測定試料の表面にすれすれに入射させ、前記測定試料表
面よりの反射X線を前記反射X線測定手段により測定す
るX線反射率測定装置において、前記入射X線の入射ベ
クトルと同方向の射出X線ベクトルを基準点(0点)と
して、前記測定試料表面の中心からの法線の周りに前記
射出ベクトルを回転して得た軌跡に沿って、前記反射X
線測定手段を移動する機構を有することを特徴とし、も
って、試料表面で生じる表面回折を検出可能とし、結晶
構造中の原子に関する局所構造を求めることができるよ
うにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可動の反射X線測定手段のほかに前記基準点を
通るベクトル上に固定した反射X線測定手段を有し、試
料表面での全反射X線をも同時に測定できるようにした
ものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記X線整形手段のX線をエネルギー的に整
形する手段を構成する分光器の回転軸と、入射X線の入
射角を設定するための測定試料板の回転軸とを平行と
し、波長分散によるX線の平行度低下を避けるようにし
たものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記入射X線のエネルギーを走査した
とき、前記測定試料表面からの回折ピークの移動に対応
して、前記可動の反射X線測定手段を連動して走査し、
表面回折ピークの検出を確実に行えるようにしたもので
ある。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記入射X線を白色光とし、前記可動の反射X線測
定手段に代って該可動の反射X線測定手段の移動範囲に
わたって固定の位置敏感検出器を設け、短時間で結晶の
XAFSを測定できるようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明において、前記試料搭載台は、上面開口のX
線通過溝を有し、前記測定試料板は、前記溝の上に測定
試料面を下側にして配置させ、該試料搭載台の少なくと
も表面回折ビームを取り出す側に切り欠きを有し、これ
によって、前記反射X線測定手段を回動した時に、表面
回折ビームを支障なく検出できるようにしたものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるX線反射率
測定装置の一実施例を説明するための要部構成図で、図
中、図6に示した本出願人が先に出願したX線反射率測
定装置と同様の作用をする部分には、図6の場合と同一
の参照番号が付してある。而して、本発明においては、
反射X線測定手段6は、試料の法線Tのまわりに回動可
能に設けられた支持アーム14の先端部に設けられ、図
2(A)に示す固定位置Iから移動位置(基準位置)II
までの間で、移動可能になっている。
【0017】図2(A)は、測定試料板3を下面側から
見た拡大図で、該測定試料板3の表面(下面)には、結
晶粒や非晶質粒等の異なる複数種の試料S1,S2,S3
…が配設されており、これらの試料の表面に、図2
(B)に示すように、測定試料表面すれすれにX線Sが
入射され、測定試料の表面で全反射されたX線は、従来
技術と同様にして、反射X線測定手段6が固定位置Iに
ある時に、該反射X線測定手段6によって測定される。
本発明においては、反射X線測定手段6は、前述のよう
に、試料の法線Tを中心に回転し、各試料S1,S2…か
らの表面回折光がスリット13を通して受光され、これ
により、表面回折を起こしている結晶粒子からの回折光
が検出され、特定結晶中の局所構造の分離測定ができる
ようになっている。
【0018】図2(B)において、X線源からX線は、
分光器33によって分光されるが、その際、分光器33
の回転軸と測定試料板3の回転軸を平行にしておくと、
例えば、図示のように、紙面に対して垂直軸のまわりに
回転するようにしておくと(すなわち、偏光面を一致さ
せておくと)、配置分光器では取り除くことのできない
波長分散によるビーム平行度の低下を避けることができ
る。
【0019】上述のように、本発明は、薄膜試料面内で
起こる表面回折を分光しようとするものであり、測定試
料板3上の薄膜に複数種類の結晶粒や非晶質粒が混在す
る場合に威力を発揮する。すなわち、本発明では、正反
射の位置にある反射X線検出器(検出位置I)では、全
ての粒子に含まれる注目原子周囲の局所構造の重畳が観
測され、さらに、特定結晶粒からの表面回折を受光する
X線検出器(検出位置I〜IIの間)では、その結晶粒中
の注目原子周囲の局所構造のみが選択的に観測される。
【0020】なお、以上には、単一の反射X線測定手段
6を、入射X線ビームのベクトルに対して正反射の射出
ベクトルを基準点(検出位置I=0点)とし、この基準
点(0点)に対して所定の角度回転する例について説明
したが、この他に、2個の反射X線検出器を用い、その
うちの1つを前記基準点(検出位置I)に固定して現在
注目している元素が含まれているすべての結晶相,非晶
質相での局所構造の情報を検出し、他の1つを前記所定
の角度の範囲(測定位置IとIIの間)で移動させて表面
回折を起こしている結晶粒子からの回折光を検出して、
特定結晶中の局所構造の分離を行うようにしてもよい。
【0021】前述のように、測定試料板3は、測定すべ
き試料がある面を下向きにして試料搭載台4の上に置か
れる。試料搭載台4の試料載置面は、光軸(X線軸)S
と回転中心T上に調整されており、メンテナンスフリー
となっている。すなわち、試料搭載台4は、図3(A)
に示すように、測定試料板3を搭載する試料搭載片4
a,4aとX線が通過する溝4bとを有し、試料搭載片
4a,4aは、図示のように、溝4bの両側に延長し、
その下部は、切り欠かれてX線通路4cを形成してお
り、前述のようにして、反射X線測定手段6を回動した
時に、X線の通過を妨げないように構成されている。図
3(B)は、反射X線測定手段6を回動する回動機構の
一例を示す図で、基台15上に支持アーム14が回動自
在に配設され、該支持アーム14の先端にスリット13
を有する反射X線測定手段6が支持されており、該支持
アーム14を矢印方向に回動することにより、前述のよ
うに、固定位置IでのXFAS測定と、各回動位置での
表面回折光を測定することができる。
【0022】なお、図3(C)は、X方向位置調整板1
6Xと、Y方向位置調整板16Yとからなる周知のXY
調整ステージ16を示し、このXY調整ステージ16に
より、入射X線と試料中心軸との関係を調整可能として
いる。また、図3(D)は、スイベル機構5を示し、周
知のように、固定基板5aに対して可動基板5bを前後
・左右に移動させ、これによって、可動基板5b上の部
材を前後・左右に傾斜可能に支持し、これによって、測
定試料の表面を入射X線Sに対して傾斜可能にしてい
る。
【0023】図4は、図3に示した試料搭載装置を組み
立て、その上に測定試料板3を載置した時の平面図(図
4(A))、正面図(図4(B))、及び、側面図(図
4(C))で、図示のように、試料搭載台4の試料搭載
片4a,4aの上に測定試料板3を試料面を下側にして
載置し、スイベル機構5を調整してX線源からのX線S
が測定試料の表面にすれすれに入射するようにし、この
状態で、反射X線検出手段6の支持アーム14を回動
し、測定試料表面での正反射光及び表面回折光を測定す
る。なお、試料搭載片4a,4aは、図3(A)に破線
にて示す位置で切断して4a0の部分を切り欠くと、測
定試料面で反射されたX線の通過が妨げられず、より測
定試料表面にすれすれにX線を入射させることが可能と
なる。
【0024】図5は、試料台4の他の実施例を説明する
ための図で、図5(A)は、試料搭載台4を座標調整ス
テージ16の上に載せた場合の平面図、図5(B)は、
図5(A)に示した試料搭載台4の斜視図で、該試料搭
載台4は、X線Sが通過する溝4bと該溝4bの両側に
測定試料板3を載置する試料載置片4a1,4a2が設け
られている。この場合、試料載置片4a1のX線射出側
が切り欠かれて切り欠き部4cが設けられており、この
切り欠き部4cを通して、試料表面で回折されたX線が
通過する経路を確保している。この実施例の場合におい
ては、前述の固定反射X線測定位置Iと可動反射X線測
定位置IIとの間にわたってフィルム状の位置敏感X線検
出器18を設け、モノクロのX線に代って白色光を用
い、測定試料表面(薄膜表面)での回折エネルギーの分
散を一度に測定するようにすることもできる。勿論、こ
の位置敏感X線検出器18は、図3,図4に示した試料
搭載台4を用いた場合にも適用可能である。
【0025】本発明は、上述のごとくして、測定試料に
対するX線の入射角をスイベルステージを用いて調整す
るものであるが、好ましくは、本装置全体を真空チェン
バー内に入れることにより、X線の空気での減衰を除去
し、軟X線領域での測定を可能とすることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1,2の発明の効果:正反射の分
光では、複数の結晶粒や非晶質粒が混在する場合は、全
ての局所構造が重畳され、可動X線検出の場合は、特定
の表面回折を分光することにより、その回折に寄与した
結晶中の局所構造が選択的にわかる。
【0027】請求項3の発明の効果:偏光面の一致およ
び(+,−)配置分光器でとれない波長分散によるビー
ム平行度低下が避けられる。
【0028】請求項4の発明の効果:エネルギーE[k
eV]の走査により、結晶面間隔dの表面回折ピークは
2dsinθ=12.4/Eに従って移動するため、X
線検出器も連動させる必要がある。
【0029】請求項5の発明の効果:入射した白色光
は、測定試料の表面回折で分光されるので、位置敏感X
線検出器を用いると、反射X線測定手段を移動させるた
めの可動機構が不要となるばかりでなく、短時間に結晶
のXAFS測定ができる。
【0030】請求項6の発明の効果:通常の測定装置で
は測定することのできない測定試料表面での回折ビーム
を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるX線反射率測定装置の一実施例
を説明するための側面図である。
【図2】 本発明の動作説明をするための要部概念構成
図である。
【図3】 本発明の実施に使用して好適な試料搭載台の
一例を説明するための要部分解図である。
【図4】 図3に示した資料搭載台の組立後の構成を示
す図である。
【図5】 本発明の実施に使用して好適な試料搭載台の
他の例を説明するための図である。
【図6】 本出願人が先に提案してX線反射率測定装置
の一例を説明するための要部構成図である。
【符号の説明】
1…スリット、2…入射X線検出器、3…試料板、4…
試料搭載台、5…スイベル機構、6…反射X線検出器、
7…検出器台、8…基台、9…上下方向可動台、10,
11…支持部材、12…真空容器、13…スリット、1
4…支持アーム、15…基台、16…座標調整ステー
ジ、18…位置敏感X線検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西勝 英雄 滋賀県草津市野路東1−1−1 立命館大 学 びわこ・くさつキャンパス SRセン ター内 Fターム(参考) 2G001 AA01 AA09 BA13 BA15 BA18 DA01 DA02 DA06 DA08 EA09 GA13 JA06 JA11 KA08 KA12 KA20 PA07 PA11 QA01 SA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間的及びエネルギー的にX線を整形す
    るためのX線整形手段を本体外に有し、該本体外の前記
    X線整形手段に接続して使用する反射率測定装置であっ
    て、測定試料板を搭載する試料搭載台と、該試料搭載台
    を搭載し該試料搭載台を傾動するスイベル機構と、前記
    測定試料板の測定試料の表面よりの反射X線を測定する
    反射X線測定手段とを有し、前記整形されたX線を前記
    測定試料の表面にすれすれに入射させ、前記測定試料表
    面よりの反射X線を前記反射X線測定手段により測定す
    るX線反射率測定装置において、前記入射X線の入射ベ
    クトルと同方向の射出X線ベクトルを基準点(0点)と
    して、前記測定試料表面の中心からの法線の周りに前記
    射出ベクトルを回転して得た軌跡に沿って、前記反射X
    線測定手段を移動する機構を有することを特徴とするX
    線反射率測定装置。
  2. 【請求項2】 前記可動の反射X線測定手段のほかに前
    記基準点を通るベクトル上に固定した反射X線測定手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載のX線反射率
    測定装置。
  3. 【請求項3】 前記X線をエネルギー的に整形する分光
    器の回転軸と、前記測定試料へ入射する入射X線の入射
    角を設定するための回転軸とが平行であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の反射率測定装置。
  4. 【請求項4】 前記入射X線のエネルギーを走査したと
    き、前記測定試料表面からの回折ピークの移動に対応し
    て、前記可動の反射X線測定手段を連動して走査するこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のX線反射
    率測定装置。
  5. 【請求項5】 前記入射X線を白色光とし、前記可動の
    反射X線測定手段に代って、該可動の反射X線測定手段
    の移動範囲にわたって固定の位置敏感検出器を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のX線反射率測定装置。
  6. 【請求項6】 前記試料搭載台は、上面開口のX線通過
    溝を有し、前記測定試料板は、前記溝の上に測定試料面
    を下側にして配置させ、該試料搭載台の少なくとも回折
    ビームを取り出す側に切り欠きを有することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載のX線反射率測定装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007026461A1 (ja) * 2005-08-29 2007-03-08 Rigaku Corporation 縦横小角x線散乱装置及び小角x線散乱の測定方法

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