JP2535380B2 - X線回折装置 - Google Patents

X線回折装置

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JP2535380B2 JP63124097A JP12409788A JP2535380B2 JP 2535380 B2 JP2535380 B2 JP 2535380B2 JP 63124097 A JP63124097 A JP 63124097A JP 12409788 A JP12409788 A JP 12409788A JP 2535380 B2 JP2535380 B2 JP 2535380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、単結晶試料及び多結晶試料のいずれの試料
も測定可能にしたX線回折装置に関する。
[従来の技術] 従来、単結晶試料のX線回折測定をする場合と、多結
晶試料のX線回折測定する場合とでは、各々別個の専用
の装置が用いられていた。
これは、通常、単結晶試料のX線回折測定をする場合
には、試料に照射するX線を単色化する必要があるのに
対し、多結晶試料のX線回折測定の場合には、その必要
がないために、装置の構成が大巾に異なるためである。
[発明が解決しようとする課題] それゆえ、従来は、単結晶試料と多結晶試料とのX線
回折測定を行うためには、2台の装置が必要であり、設
備費がかさむとともに、設置スペースを確保する必要が
ある等の問題があった。
本発明の目的は、上記問題点を除去できるX線回折装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、X線源と、このX線源から射出されるX線
を単色化するモノクロメータを着脱自在に保持するモノ
クロメータ取り付け台と、被測定試料と該試料からの回
折X線を検出するX線検出器とを一定の速度関係(θ−
2θの速度関係)で回転して回折X線の回折角を測定す
るゴニオメータを備え、 かつ、前記ゴニオメータを前記モノクロメータ取り付
け台の基準点を中心にして回転可能にするという極めて
簡単な構成により、単結晶試料のX線回折測定と多結晶
試料のX線回折測定とのいずれにも適用できる装置を得
たものである。
具体的には、X線源と、このX線源から射出されるX
線を単色化するためのモノクロメータを着脱自在に取り
付けするモノクロメータ取り付け台と、試料を回転自在
に保持して試料に対するX線の入射角を変化させる試料
回転台及びこの試料回転台の回転軸を中心に該試料回転
台の回転速度と一定の速度関係を有して回転可能に支持
され、かつ、前記試料からの回折X線をレシービングス
リットを介して検出するX線検出器を備えたゴニオメー
タと、を有するX線回折装置において、 前記ゴニオメータ全体を、前記モノクロメータ取り付
け台の基準点を通る軸線を中心にして回転移動可能に支
持するようにしたゴニオメータ位置の移動機構を設ける
ことによって、 前記モノクロメータ取り付け台にモノクロメータを取
り付けないで前記X線源から射出されるX線をモノクロ
メータを介さずに前記ゴニオメータに保持された試料に
照射してX線回折測定を行う場合と、前記モノクロメー
タ取り付け台にモノクロメータを取り付けて前記X線源
から射出されるX線をモノクロメータを介して単色化し
て前記ゴニオメータに保持された試料に照射してX線回
折測定を行う場合と、の2種類の測定方法の切り替え
を、前記ゴニオメータ位置の移動機構を用いて、前記ゴ
ニオメータ全体を前記モノクロメータ取り付け台の基準
点を通る軸線を中心にして回転移動するだけで行えるよ
うにしたことを特徴とする構成を有する。
[作用] 前記構成において、単結晶試料を測定する際には、前
記モノクロメータ取り付け台にモノクロメータを保持
し、次に、前記X線源から射出されたX線がこのモノク
ロメータによって単色化されて進行する方向に前記被測
定試料が位置するように、前記ゴニオメータを回転して
セットする。これにより、単色化されたX線が試料に照
射されることになり、前記ゴニオメータを動作させて被
測定試料とX線検出器とをθ・2θの関係で回転してそ
の回折角を測定することにより、単結晶試料のX線回折
測定を行うことができる。
また、多結晶試料を測定する際には、前記モノクロメ
ータ取り付け台からモノクロメータを取り外し、前記ゴ
ニオメータを回転して該ゴニオメータに保持された被測
定試料に前記X線源から射出されるX線が直接照射され
るようにする。これにより、前記X線源と前記レシービ
ングスリットとが前記試料回転台の回転軸を中心とする
1つの円上に位置することになる。したがって、前記ゴ
ニオメータを動作させて被測定試料とX線検出器とをθ
・2θの関係で回転してその回折角を測定する場合を考
えると、まず、前記X線源、試料及びレシービングスリ
ットが常に共通の仮想円(ローランド円)上にあり、さ
らに、X線源と試料との距離及び試料と検出器との距離
が常に一定となって、いわゆる集中条件を満たすことに
なる。すなわち、これにより集中法による多結晶試料の
X線回折測定を行うことができる。
このようにして、1台の装置によって、単結晶試料及
び多結晶試料のX線回折測定を行うことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例にかかるX線回折装置を示
す斜視図である。
第1図において、符号1はX線源、符号2がモノクロ
メータ取り付け台、符号3がゴニオメータである。
前記X線源1は図示しないX線発生装置の本体部のテ
ーブル部に立設されており、また、前記モノクロメータ
取り付け台2及びゴニオメータ3は、前記図示しないX
線発生装置のテーブル部に載置された基台4に取り付け
られている。
前記モノクロメータ取り付け台2は、該モノクロメー
タ取り付け台2上にモノクロメータ21を着脱自在に取り
付けることができるようになっており、また、前記モノ
クロメータ21を取り付けた場合、該モノクロメータ21が
前記X線源1から射出されるX線11の進行方向を含む線
上に位置するようになっている。
また、前記基台4には、前記モノクロメータ取り付け
台2の基準点P、すなわち、前記モノクロメータ21の反
射面の中心部に位置する基準点Pを通る鉛直線である軸
線O1と前記基台4との交点P1を中心とする円弧状の軌道
41が設けられている。
前記ゴニオメータ3は、被測定試料31を載置して該試
料31の被測定面を含む鉛直線たる中心軸O2を中心に角速
度θで回転可能に支持された試料回転台32と、前記中心
軸O2を中心にして前記試料回転台32と連動して角速度2
θで回転可能に保持された腕部33と、この腕部33に固定
されたレシービングスリット34及びX線検出器35と、前
記モノクロメータ取り付け台2及び試料回転台32の中間
に配置されるスリット36を保持するスリット台37とを備
えている。
さらに、このゴニオメータ3の底部には、前記円弧状
の軌道41に摺動自在に係合する係合部が形成されてお
り、該ゴニオメータ3が前記軌道41に沿って移動できる
ようになっている。
この場合、前記ゴニオメータ3を前記円弧軌道41上を
移動させて、前記X線源1から射出されるX線11の進行
方向を含む線上に前記ゴニオメータ3上に載置された試
料31が位置するようにしたとき、前記X線源1及びレシ
ービングスリット34がともに前記中心軸O2を中心とする
1つの円上に位置するように構成されている。これによ
り、前記X線源と前記レシービングスリットとが前記試
料回転台の回転軸を中心とする1つの円上に位置するこ
とになる。したがって、前記ゴニオメータを動作させて
被測定試料とX線検出器とをθ・2θの関係で回転して
その回折角を測定する場合を考えると、まず、前記X線
源、試料及びレシービングスリットが常に共通の仮想円
(ローランド円)上にあり、さらに、X線源と試料との
距離及び試料と検出器との距離が常に一定となって、い
わゆる集中条件を満たすことになる。すなわち、これに
より、集中法による測定ができるようになっている。
なお、前記ゴニオメータ3の本体部38内には図示しな
い外部制御装置からの指令によって前記試料回転台32と
腕部33とをθ・2θの角速度関係で回転する駆動装置が
収納されている。
上述の装置によって単結晶試料のX線回折測定を行う
ときは、第2図に示されるように、前記モノクロメータ
取り付け台2にモノクロメータ21を取り付け、次に、前
記ゴニオメータ3を前記軌道41上で移動させて、前記モ
ノクロメータ21によって反射されて単色化されたX線12
が前記試料31に照射されるようにセットする。
次いで、この状態で、前記試料31とX線検出器35(腕
部33)とをθ・2θの角速度関係で回転させる。これに
より、単結晶試料のX線回折測定を行うことができる。
また、上述の装置によって、多結晶試料のX線回折測
定を行う場合には、第3図に示されるように、前記モノ
クロメータ取り付け台2からモノクロメータ21を取り外
し、次に、前記ゴニオメータ3を前記軌道41上で移動さ
せて、前記X線源1から射出されるX線11が直接試料31
に照射されるようにセットする。
次いで、この状態で、前記試料31とX線検出器35(腕
部33)とをθ・2θの角速度関係で回転させる。これに
より、集中法による多結晶試料のX線回折測定を行うこ
とができる。
上述の実施例の装置によれば、前記ゴニオメータ3を
移動させる等の簡単な操作だけで単結晶試料の測定ある
いは多結晶試料の測定のいずれでも任意に選択して行う
ことができる。したがって、従来のように、それぞれ高
価な専用の装置を別個に用意する必要がない。しかも、
例えば、単結晶試料の測定の後に、多結晶試料の測定を
行うときは、従来は、単結晶試料測定用の装置を取り外
してから多結晶試料測定用装置を設置して、繁雑な光軸
合わせ等のセッティングを最初から行う必要があったの
に対し、前記実施例では、前記ゴニオメータ3のセッテ
ィング位置をあらかじめ正確に求めておけば、次から
は、この位置に正確に合わせるだけですむから、セッテ
ィングを極めて容易にすることができる。したがって、
例えば、測定のスケジュール等を組む際に、従来のよう
にセッティング時間を考慮にいれる必要がなく、これに
拘束されずより効率的なスケジュールを組むことを可能
にする等の利点がある。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は、X線源から射出され
るX線を単色化するモノクロメータを着脱自在に保持す
るモノクロメータ取り付け台と、被測定試料と該試料か
らの回折X線を検出するX線検出器とを一定の速度関係
(θ−2θの速度関係)で回転して回折X線の回折角を
測定するゴニオメータを備え、 かつ、前記ゴニオメータを前記モノクロメータ取り付
け台の基準点を中心にして回転可能にするという極めて
簡単な構成により、単結晶試料のX線回折測定と多結晶
試料のX線回折測定とのいずれにも適用できる装置を得
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるX線回折装置を示す
斜視図、第2図は第1図に示される装置によって単結晶
試料のX線回折測定を行う場合の装置のセッテング状態
を示す図、第3図は第1図に示される装置によって多結
晶試料のX線回折測定を行う場合の装置のセッテング状
態を示す図である。 1……X線源、2……モノクロメータ取り付け台、21…
…モノクロメータ、3……ゴニオメータ、31……試料、
32……試料回転台、35……X線検出器、4……基台、41
……円弧状軌道。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線源と、このX線源から射出されるX線
    を単色化するためのモノクロメータを着脱自在に取り付
    けるモノクロメータ取り付け台と、試料を回転自在に保
    持して試料に対するX線の入射角を変化させる試料回転
    台及びこの試料回転台の回転軸を中心に該試料回転台の
    回転速度と一定の速度関係を有して回転可能に支持さ
    れ、かつ、前記試料からの回折X線をレシービングスリ
    ットを介して検出するX線検出器を備えたゴニオメータ
    と、を有するX線回折装置において、 前記ゴニオメータ全体を、前記モノクロメータ取り付け
    台の基準点を通る軸線を中心にして回転移動可能に支持
    するようにしたゴニオメータ位置の移動機構を設けるこ
    とによって、 前記モノクロメータ取り付け台にモノクロメータを取り
    付けないで前記X線源から射出されるX線をモノクロメ
    ータを介さずに前記ゴニオメータに保持された試料に照
    射してX線回折測定を行う場合と、前記モノクロメータ
    取り付け台にモノクロメータを取り付けて前記X線源か
    ら射出されるX線をモノクロメータを介して単色化して
    前記ゴニオメータに保持された試料に照射してX線回折
    測定を行う場合と、の2種類の測定方法の切り替えを、
    前記ゴニオメータ位置の移動機構を用いて、前記ゴニオ
    メータ全体を前記モノクロメータ取り付け台の基準点を
    通る軸線を中心にして回転移動するだけで行えるように
    したことを特徴とするX線回折装置。
JP63124097A 1988-05-21 1988-05-21 X線回折装置 Expired - Lifetime JP2535380B2 (ja)

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JPH01295146A JPH01295146A (ja) 1989-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2907160C2 (de) * 1979-02-23 1986-09-25 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Röntgen-Pulverdiffraktometer

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