JP3462909B2 - 縦形x線回折装置のx線取出し角設定方法及びその機構 - Google Patents

縦形x線回折装置のx線取出し角設定方法及びその機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線源からのX線の
取出し角度を簡単かつ精度良く設定するための縦形X線
回折装置のX線取出し角設定方法及びその機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の縦形X線回折装置のX線取出し角
設定方法及びその機構としては図6に示すものが知られ
ている。図6に示す縦形X線回折装置1は、縦形ゴニオ
メータ等の装置本体2の中央の回転軸3に一体に試料4
が設けられ、装置本体2の外周面には前記試料4の表面
を含み回転軸3の中心Oと交わる中心軸C1 に沿ってX
線入射用アーム5が設けられている。このX線入射用ア
ーム5には、試料に照射されるX線の面積を制限する発
散スリット7が取り付けてある。また装置本体2の外周
面の回転軸3を介してX線入射用アーム5の反対側に
は、回転軸3の中心Oと交わる中心軸C2 に沿ってX線
検出用アーム8が設けられ、このX線検出用アーム8に
は内側から散乱スリット9、ソーラスリット10、受光
スリット11、検出器12が設けられている。
【0003】装置本体2の底部には台座13が取り付け
られており、この台座13の両側部(図6における左右
側)には、X線入射用アーム5の先端面から離間して基
台15上に固定されたX線源6からのX線の取出し角度
を調節する取出し角設定用ネジ14が取り付けられてい
る。
【0004】この縦形X線回折装置1では、X線源6か
ら発散されたX線はX線入射角アーム5の発散スリット
7を経て回転軸3の中心Oに設けられた試料4に照射さ
れ,この試料4からの回折X線がX線検出用アーム8の
散乱スリット9、ソーラスリット10、受光スリット1
1を経て検出器12で検出される。
【0005】そして、この装置1におけるX線取出し角
設定方法としては、図6における台座13の左側若しく
は右側に設けられた調節ネジ14の高さを調節すること
で、台座13の傾きを調節し,これによって縦形X線回
折装置1の傾斜角を制御し、X線源6からのX線の取出
し角度を設定すると共に、X線入射用アーム5上の発散
スリット7を通過したX線源6からのX線が回転軸41
の中心線O上に入射するように調節する。X線源6から
X線が発散されると、X線は発散スリット7で所定の面
積に制限されて、所定の入射角度で試料4に入射する。
この状態において、回転軸3を角速度θで回転させ、こ
の回転する試料4からの回折X線を角速度2θで回転す
るX線検出用アーム8の散乱スリット9,ソーラスリッ
ト10,受光スリット11を経て検出器12で検出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
の縦形X線回折装置1におけるX線取出し角設定方法で
は、X線源6とX線入射用アーム5とが分離されている
ため、X線源6と試料4との位置関係が固定されず、X
線源6から発散されるX線の試料4への照射位置が一定
せず、X線の取出し角を変える毎にX線光学系の再調節
を行わなければならず、操作が非常に煩雑かつ手間がか
かるという問題点があった。
【0007】この発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、X線源から発散されるX線の
取出し角を簡単な構造で容易に調節することができると
共に、試料への入射X線を常に試料の同一照射位置に照
射させることができる縦形X線回折装置のX線取出し角
設定方法及びその機構を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、X線源から発散されるX線
を所定の取出し角度で取り出して、装置本体中央の回転
軸と一体に回転する試料表面に照射し、この試料表面か
らの回折X線を前記装置本体の回りを回転する検出器で
検出する縦形X線回折装置のX線取出し角設定方法にお
いて、前記縦形X線回折装置を前記X線源からのX線取
出し角を設定する傾斜台上に載置し、この傾斜台を常に
前記X線源を含む回転中心軸を中心として回転傾斜させ
ることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、X線源から発散さ
れるX線が照射される試料と、この試料が固定された回
転軸を角速度θで回転させる装置本体と、X線を前記試
料に導くX線入射用アームと、前記装置本体の回りに角
速度2θで回転可能に設けられて前記試料からの回折X
線を検出するX線検出用アームとを備えた縦形X線回折
装置のX線取出し角設定機構であって、前記X線源が前
記X線入射用アームの先端から離間して設けられると共
に、前記X線取出し角設定機構が前記X線源の近傍に設
けられた支持部材と、この支持部材の上部で、前記X線
源を含む回転中心軸を中心として回転する係止部材と、
この係止部材の下端部に一端側が固定されて前記縦形X
線回折装置を載置する傾斜台と、この傾斜台の前記係止
部材の固定端と反対側の端部にこの傾斜台の傾斜角度を
調節する傾斜角設定用ネジを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明は、前記係止部材の係
止部が楔状に形成され,この楔状の係止部が前記回転中
心軸と一致するように支持部材の頂部に形成されたV溝
に係止されることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、前記傾斜台の前記
係止部材の固定端側に、前記傾斜角設定用ネジで設定さ
れた前記傾斜台の傾斜角を固定する傾斜角固定用ネジを
設けたことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、前記係止部材の下
端部が傾斜台の一端に着脱可能に固定されると共に、前
記支持部材の基端部が基台に着脱可能に固定されている
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明では、傾斜台の一端に固定された係止
部材の係止部の回転中心軸がX線源と一致しているの
で、傾斜台の傾斜角設定用ネジを上下に回転移動させこ
とで、傾斜台は前記回転中心軸を中心として回転して傾
斜角度が変わり、これによってX線源からのX線取り出
し角が変わると共に、試料へ入射する入射X線束は常に
試料の同一照射位置に照射される。この状態において、
回転軸を角速度θで回転させると共に、X線検出用アー
ムを試料の回りに角速度2θで回転させる。
【0014】
【実施例】次に図を用いてこの発明を詳細に説明する。
図1ないし図4はこの発明の一実施例の縦形X線回折装
置のX線取出し角設定機構を示すものであり、符号31
は縦形X線回折装置のX線取出し角設定機構(以下単に
「X線取出し角設定機構」という)である。このX線取
出し角設定機構31は、縦形X線回折装置32の台座3
3が傾斜台34に載置され、さらにこの傾斜台34が基
台35上に載置され、この基台35上には傾斜台34に
載置された縦形X線回折装置32の側方(図1では右
側)にX線発生装置36が設けられ、このX線発生装置
36の両側には縦形X線回折装置32の回転軸の中心線
Oと平行に2つの支持部材37が立設され、この支持部
材37と傾斜台34の間には支持部材37の上面を回転
中心として傾斜台34を回転させる係止部材38が設け
られている。
【0015】縦形X線回折装置32の装置本体32aで
ある縦形ゴニオメータの中央には回転軸41が設けら
れ、この回転軸41の突出端部にはこの回転軸41と一
体に回転する試料ホルダ41aが設けられている。さら
に詳しくは、回転軸41の突出端部は、上半分が水平に
切り欠かれることで下半分が断面半円状に形成され、こ
の断面半円状の回転軸41の水平部分にX線分析される
試料42を収納する試料ホルダ41aが取り付けられて
いる。そして回転軸41を回転させることで試料ホルダ
41a内の試料42を中心線Oの回りに角速度θで回転
させるようにしている。さらに縦形X線回折装置32の
外周面には、X線発生装置36から発散されるX線を試
料42に導くX線入射用アーム43と、試料42からの
回折X線を検出するX線検出用アーム44とが回転軸4
1を中心として回転可能に設けられている。
【0016】X線入射用アーム43には、X線の水平方
向の発散角を制限することでX線の面積を制限して試料
に照射させる発散スリット45が設けられ、また検出X
線用アーム44には、空気散乱などの試料以外のところ
からの散乱X線を除去する散乱スリット47、回折X線
の垂直方向の発散を制限してデバイ環の中心部分のみを
取り出すソーラスリット48、回折X線の分解能を調節
する受光スリット49、X線を検出する検出器50等が
設けてある。
【0017】X線発生装置36は、フィラメントから上
方に向けて熱電子を放出する電子銃51と、この熱電子
を高速回転しながら受けるドラム状のターゲット52で
縦型のX線源53が構成され、この縦型のX線源53は
チューブシールド54によって覆われている。このチュ
ーブシールド54には、図示しない窓部が水平方向の4
面に形成されており、この窓部からX線が周囲に発散さ
れる。
【0018】台座33には、X線検出用アーム44側
(図1中左側)の中央部に1個、X線入射用アーム43
側(図1中右側)の両側部に2個の位置調節ネジ33a
が設けられ、これら位置調節ネジ33aを調節すること
で、試料42の表面の高さと水平位置を調節するように
している。また傾斜台34には、X線検出用アーム44
側の中央に1個の傾斜角設定用ネジ34aが取り付けら
れ、X線入射用アーム43側の両側部には2個の傾斜角
固定用ネジ34bが取り付けられ、これら傾斜角設定用
ネジ34a、傾斜角固定用ネジ34bを調節することで
傾斜台34のX線源53に対する傾斜角度の調節や保持
を行う。また傾斜角設定用ネジ34a及び傾斜角固定用
ネジ34bの先端は、例えば図3に示すように、基台3
5上に固定されたネジ台座35aの上面に形成されたV
溝35bの内部に支持されることで、傾斜台34の傾斜
角度に応じて水平移動可能とされている。なおV溝35
bの変わりにボールネジを傾斜台34に取り付けように
してもよい。
【0019】支持部材37は、円柱状に形成されて基端
部37aが基台35にボルト等で着脱自在に固定され、
かつ上面には縦形X線回折装置32の回転軸の中心線O
と平行にV溝37bが形成されている。そして、支持部
材37と傾斜台34との間には係止部材38が取り付け
られている。係止部材38の上部の係止部38aは楔状
に形成され、この楔状の係止部38aが支持部材37の
V溝37bに係止されている。そしてX線源の両側に設
けられた支持部材37のV溝37bと係止部材38の係
止部38aとで形成される回転中心軸YーYは、X線が
発散されるX線源の位置と一致するように設けられてい
る。さらに係止部材38の下端部38bは、傾斜台34
の一端にネジ55で着脱可能に固定され、これによって
傾斜台34は回転中心軸Y−Yを中心に回転自在とされ
ている。
【0020】つぎにこの実施例のX線取出し角設定方法
について説明する。
【0021】まず図2に示すようにX線発生装置53が
取り付けられた基台35上に傾斜台34を載置すると共
に傾斜台34の上部に縦形X線回折装置32が取り付け
られた台座33を載置する。さらにX線発生装置53の
両脇に一対の支持部材37を設け、この支持部材37の
頂部に形成されたV溝37bに傾斜台34の一端が固定
された係止部材38の係止部38aを係止させる。
【0022】この状態において、X線源53からのX線
が発散スリット44を通過して縦形X線回折装置32の
回転軸41の中心線O上に入射するように台座33の位
置調整ネジ33aと33bの高さ位置を調整する。傾斜
台34の傾斜角固定用ネジ34bは基台35から浮かし
ておくことで傾斜台34は、傾斜角設定用ネジ34aと
係止部材38の先端部38aとで水平状態に支持されて
いる。
【0023】つぎに傾斜角設定用ネジ34aを回して、
この傾斜角設定用ネジ34aが設けられた側の傾斜台3
4の端部を上下させることで、傾斜台34は係止部材3
8の係止部38aと支持部材37上面のV溝とで形成さ
れる回転中心軸Y−Yを回転中心として傾斜する。この
実施例では、係止部材38の回転中心軸Y−YがX線源
53と一致しており、傾斜台35の傾斜角度を変えるこ
とで、X線源53からのX線取り出し角が変わる。
【0024】例えば、図4に示すように、傾斜台34が
回転中心軸Y−Yを中心として回転することで試料42
の位置が(a)の位置から(b)の位置に変化した場合
には、X線源53からのX線の取り出し角が、(a)の
位置から(b)の位置に変わり、試料42へのX線の入
射角がα1 からα2 (通常3〜12゜程度の範囲)に変
わり、かつ入射X線束は常に試料42の同一照射位置、
例えば回転軸41の中心線O上に入射する。また試料4
2からの回折X線は、X線検出用アーム44に設けられ
た散乱スリット47、ソーラスリット48、受光スリッ
ト49を経て検出器50で検出される。
【0025】このように、X線源53からのX線の取出
し角を変えることで、取り出されるX線のラインの実効
焦点幅が変わりX線の強度と分解能が異なる。なお、X
線源の向きを変えることで、点状のX線を取り出すこと
もできる。
【0026】さらに上記の方法で入射角を設定して、最
適なX線の実効焦点幅が決定されると、設定された取出
し角において回転軸41を回転させて試料42を中心線
Oの回りに角速度θで回転させると共に、X線検出用ア
ーム44を中心線Oの回りに角速度2θで回転させるこ
とで、試料からの回折X線の2θの測定ができる。
【0027】このように、この実施例のX線取出し角設
定機構31によれば、傾斜角設定用ネジ34aを調節し
て傾斜台34を回転中心軸Y−Yの回りに回転させるだ
けで、X線光学系のズレを起こすことなく、即ち入射X
線束の試料42への照射位置を変えることなく、X線源
53からのX線の取出し角を簡単かつ迅速かつ確実に設
定することができる。
【0028】また試料42へのX線の微小角入射角が設
定された後には、傾斜台34の傾斜角固定用ネジ34b
を回して、この傾斜角固定用ネジ34bで傾斜台34を
基台35上に支持することで、係止部材38を傾斜台3
4から取り外すようにしてもよい。これによって傾斜台
34は、傾斜角設定用ネジ34aと傾斜角固定用ネジ3
4bとで所定の傾斜角が保持され、所定のX線の取出し
角が得られる。さらにX線発生装置53の両側の支持部
材37を基台35から取り外すことで、X線源53の両
側部から発散するX線を使用することが可能となり、X
線発生装置53の有効利用を図ることができ、かつメン
テナンスが容易となる。
【0029】図5は上記実施例の傾斜台34を回転中心
軸YーY回りに回転させる回転機構を構成する楔状の先
端部とV溝との変形例を示すものであり、係止部材38
の上端の水平板に高さ位置調節可能なネジ61を設け、
このネジ61の先端を支持部材37の上面に形成した凹
部62に回転自在に係止させることで構成したものであ
る。この他にも、係止部材38の先端部を球状に形成
し,この球状端部を回転中心軸Y−Yと一致させて回転
させたり、また回転中心軸Y−Yを回転中心とする軸と
ベアリング軸受け等で構成するようにしてもよい。ま
た、係止部材38と傾斜台34との接続は、図5に示す
ように係止部材38の基端部38bを傾斜台34の一端
部下面に重ね合わせてボルト等で接続するようにしても
良く、傾斜台34と係止部材38とを一体に形成しても
よい。
【0030】なお上記実施例では、支持部材をX線発生
装置の両側に設けたが、どちらか一方に設けるようにし
てもよく、あるいは支持部材の変わりにチューブシール
ドを支持部材として使用するようにしてもよい。また上
記傾斜角設定用ネジをモータ等の駆動源によって駆動制
御することで、X線の微小角入射を一定角速度で変化さ
せることもできる。さらに、上記実施例ではX線発生装
置として、回転対陰極形のものを用いた例を掲げたが、
X線発生装置としては、封入式X線発生装置等の他のX
線発生装置を用いてもよいことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、X線源を回転中心軸とし傾斜台の傾斜を変える
ことで、X線源から発散されるX線の取り出し角を変化
させ、これによって最適な実効焦点幅を有するX線を試
料に照射することができると共に、取出し角を変化させ
てもX線光学系のズレがなく、常に入射X線を試料の同
一位置に照射することができる。したがって取出し角を
変える毎にX線光学系の再調整を行う必要がなくなり、
試料の分析を簡単かつ迅速かつ精度良く行うことができ
る。
【0032】またこの発明の機構によれば、傾斜角設定
用ネジを回転させて傾斜台の傾斜角を調節することで、
X線光学系のズレを起こすことなく、簡単かつ迅速にX
線源からのX線の取り出し角を変えることができる。こ
の状態において、試料を角速度θで回転させると共に、
X線検出用アームを角速度2θで回転させることで、試
料からの回折X線の2θの測定を行うことができる。
【0033】そして傾斜台の傾斜角が設定された後に
は、傾斜角固定用ネジを調節することで傾斜角設定用ネ
ジと傾斜角固定用ネジとで傾斜台の傾斜角を保持するこ
とができる。
【0034】さらに係止部材と支持部材とを取り外すこ
とで、X線源の周囲に障害物がなくなり、X線源の多面
利用が図れると共にメンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の縦形X線回折装置のX線
取出し角設定機構の全体斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の傾斜角設定用ネジ及び傾斜角固定用ネジ
の先端が台座のV溝の内部で水平移動可能に設けられた
状態を説明する説明図である。
【図4】図1のX線取出し角設定機構を用いて傾斜台を
傾斜させることで、X線源からのX線の取り出し角が変
わるところを説明する説明図である。
【図5】この発明の支持部材と係止部材とで構成される
回転中心軸の変形例を説明する説明図である。
【図6】従来のX線源が別体で設けられた縦形X線回折
装置の正面図である。
【符号の説明】
31 縦形X線回折装置のX線取出し角設定機構 32 縦形X線回折装置 32a 装置本体(縦形ゴニオメータ) 33 台座 34 傾斜台 34a 入射角設定用ネジ 34b 入射角固定用ネジ 35 基台 36 X線発生装置 37 支持部材 37b V溝、凹部、 38 係止部材 38a 係止部材の一端部(楔状、ネジ、球状端部) 38b 係止部材の他端部 41 回転軸 41a 試料ホルダ 42 試料 43 X線入射用アーム 44 X線検出用アーム 53 X線源

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源から発散されるX線を所定の取出
    し角度で取り出して、装置本体中央の回転軸と一体に回
    転する試料表面に照射し、この試料表面からの回折X線
    を前記装置本体の回りを回転する検出器で検出する縦形
    X線回折装置のX線取出し角設定方法において、前記縦
    形X線回折装置を前記X線源からのX線取出し角を設定
    する傾斜台上に載置し、この傾斜台を常に前記X線源を
    含む回転中心軸を中心として回転傾斜させることを特徴
    とする縦形X線回折装置のX線取出し角設定方法。
  2. 【請求項2】 X線源から発散されるX線が照射される
    試料と、この試料が固定された回転軸を角速度θで回転
    させる装置本体と、X線を前記試料に導くX線入射用ア
    ームと、前記装置本体の回りに角速度2θで回転可能に
    設けられて前記試料からの回折X線を検出するX線検出
    用アームとを備えた縦形X線回折装置のX線取出し角設
    定機構であって、前記X線源が前記X線入射用アームの
    先端から離間して設けられると共に、前記X線取出し角
    設定機構が前記X線源の近傍に設けられた支持部材と、
    この支持部材の上部で、前記X線源を含む回転中心軸を
    中心として回転する係止部材と、この係止部材の下端部
    に一端側が固定されて前記縦形X線回折装置を載置する
    傾斜台と、この傾斜台の前記係止部材の固定端と反対側
    の端部にこの傾斜台の傾斜角度を調節する傾斜角設定用
    ネジを備えたことを特徴とする縦形X線回折装置のX線
    取出し角設定機構。
  3. 【請求項3】 前記係止部材の係止部が楔状に形成さ
    れ,この楔状の係止部が前記回転中心軸と一致するよう
    に支持部材の頂部に形成されたV溝に係止されることを
    特徴とする請求項2記載の縦形X線回折装置のX線取出
    し角設定機構。
  4. 【請求項4】 前記傾斜台の前記係止部材の固定端側
    に、前記傾斜角設定用ネジで設定された前記傾斜台の傾
    斜角を固定する傾斜角固定用ネジを設けたことを特徴と
    する請求項2叉は3記載の縦形X線回折装置のX線取出
    し角設定機構。
  5. 【請求項5】 前記係止部材の下端部が傾斜台の一端に
    着脱可能に固定されると共に、前記支持部材の基端部が
    基台に着脱可能に固定されていることを特徴とする請求
    項2、3叉は4記載の縦形X線回折装置のX線取出し角
    設定機構。
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