JPH066668U - ヒンジ装置 - Google Patents
ヒンジ装置Info
- Publication number
- JPH066668U JPH066668U JP5093592U JP5093592U JPH066668U JP H066668 U JPH066668 U JP H066668U JP 5093592 U JP5093592 U JP 5093592U JP 5093592 U JP5093592 U JP 5093592U JP H066668 U JPH066668 U JP H066668U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は、開閉体のふらつきを無くし、低
コスト、簡易な組み立てが可能なヒンジ装置を提供する
ことをその目的とする。 【構成】 この考案のヒンジ装置は、軸体1と、この軸
体1を回転自在に保持する軸保持体2と、この軸保持体
2に対して回転方向が固定され且つ軸方向に移動自在に
取り付けられる摩擦体3と、この摩擦体3を軸方向へ押
圧し、前記軸保持体1に当接させ摩擦力を発生させる押
圧体7と、前記軸体1の片端1bが固着される軸固定体
8と、を備えてなる。
コスト、簡易な組み立てが可能なヒンジ装置を提供する
ことをその目的とする。 【構成】 この考案のヒンジ装置は、軸体1と、この軸
体1を回転自在に保持する軸保持体2と、この軸保持体
2に対して回転方向が固定され且つ軸方向に移動自在に
取り付けられる摩擦体3と、この摩擦体3を軸方向へ押
圧し、前記軸保持体1に当接させ摩擦力を発生させる押
圧体7と、前記軸体1の片端1bが固着される軸固定体
8と、を備えてなる。
Description
【0001】
この考案はラップトップタイプのパーソナルコンピュータやワードプロセッサ などのディスプレイ装置の角度調整や回転蓋の角度調整に適用することができる ヒンジ装置に関する。
【0002】
従来より蓋、パネル等の開閉体を、任意の位置で保持するヒンジ装置が種々提 案されている。この種ヒンジ装置としては、例えば、特開平3−17368号公 報、実開平2−35214号公報、実開昭63−5174号公報等に開示されて いるように、バネと軸体を組み合わせ、その摩擦力を利用して任意の位置で保持 するものがある。
【0003】 一方、図8に示すように、段つき軸体31、座金32、弾性体33、軸保持体 34、摩擦体35、軸固定体36、とからなり、摩擦体35を軸体31の段部3 7と 軸保持体34で挾み、軸体31をかしめて固定し、その押圧によって発生 する摩擦力を利用するものも提案されている。
【0004】
ところが、前述したヒンジ装置においては、組み立てた後では、蓋、パネル等 の開閉体の重量に合わせ、摩擦力の調整をすることはできなかった。
【0005】 一方、前記図8に示すヒンジ装置は、摩擦体34が摩耗して摩擦力が低下した 時、あるいは適度な摩擦力を長期的に得、摩擦音を消す為に用いる潤滑剤がきれ た時、摩擦力を補正したり、潤滑剤を補充したりすることはできなかった。
【0006】 さらに、高押圧力を加えた時、摩擦体34が外側放射状に変形する為、高摩擦 力を得ることができなかった。
【0007】 また、軸体31と軸固定体36をかしめず、軸体31を軸固定体36に設けら れた穴に挿入し固着して使用する時、必然的にクリアランスが生じる為、軸保持 体34、あるいは軸固定体36に固着された開閉体がふらつくという問題があっ た。
【0008】 この考案は、上述した問題点を解消するためになされたもので、ヒンジ装置を 組み立てた後でも摩擦力の調整を可能とし、高押圧力に耐え高摩擦力を得ること を可能とし、開閉体のふらつきを無くし、低コスト、簡易な組み立てが可能なヒ ンジ装置を提供することをその目的とする。
【0009】
この考案のヒンジ装置は、軸体と、この軸体を回転自在に保持する軸保持体と 、この軸保持体に対して回転方向が固定され且つ軸方向に移動自在に取り付けら れる摩擦体と、この摩擦体を軸方向へ押圧し、前記軸保持体に当接させ摩擦力を 発生させる押圧体と、前記軸体の片端が固着される軸固定体と、を備えてなる。
【0010】
この考案は、軸体の片端と軸保持体と摩擦体が押圧体に押圧されることにより 摩擦力を発生する。軸体のもう一方の片端は軸固定体に固着される。そして、押 圧体を軸方向に移動させることにより、摩擦力の調整を可能とするものである。
【0011】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明をする。 図1ないし図4はこの考案の第1の実施例を示し、軸体1は片端1aが段付き になっており、軸保持体2を回転自在に貫通し、段付き部分1aで軸方向が抑止 されている。 段付きの軸体1の片端1aと軸保持体2と摩擦体3が押圧体7に 押圧されることにより摩擦力を発生する。軸体のもう一方の片端1bは小判型及 びテーパ面形状の穴8aを持った軸固定体8に固着する。
【0012】 図3の分解斜視図に示すように、軸体1は摩擦体3を貫通し、軸体1に設けら れた丸穴1cと摩擦体3に設けられた長穴3aにピン4を挿入させて、軸体1に 摩擦体3が取り付けられる。この結果、摩擦体3と軸体1との回転方向は固定さ れ、軸方向のみ長穴3aの範囲内で移動可能なよう両者は構成される。そして、 軸体1は座金5、弾性体6を貫通し押圧体7で抑止される。座金5には小判状の 穴5aが設けられており、軸方向には移動できるが回転はしないように構成され ている。押圧力は軸方向に押圧体7を左側に移動させることにより調整される。
【0013】 また、軸保持体2の摩擦体3と当接する摩擦面は凹状のテーパ面2aに形成さ れ、摩擦体3の軸保持体2方向の先端部は軸保持体2の摩擦面のテーパ形状に対 応した凸状のテーパ面3bに形成されている。
【0014】 一方、軸体1の段付き部1aと軸保持体2は圧接し、また同様に押圧される軸 保持体2と摩擦体3は、テーパ面で圧接し摩擦力が発生する。この摩擦力は押圧 力を調整することにより、比例的に同時調整される。例えば、軸体1の先端に雄 ネジが切っておき、押圧体7をナットのようなもので構成すると、押圧体7(ナ ット)を軸体1の左右に移動させることで、押圧力を特別な治具を必要とせず、 簡単に調整できる。即ち、摩擦力を簡単に調整できる。
【0015】 前述したように、軸保持体2には凹状のテーパ面2aが形成され、摩擦体3に は凸状のテーパ面3bが形成されている。従って、押圧体7を図中左側に移動さ せると摩擦3は軸保持体2に接触し、さらに押圧体7を左側に移動させ押圧力を 増すと、摩擦体3は軸保持体2に圧接し、軸保持体2に形成された凹状のテーパ 面2a内側へ入り込み、大きな押圧力に耐え、高摩擦力を得る。軸保持体2、軸 固定体8をそれぞれ開閉体、不動体に、あるいはその逆に固定することにより、 開閉体を任意の角度で保持するこてができる。
【0016】 なお、以上の実施例では、座金5に小判穴5aを設け、回転方向を固定させて いるが、図4に示す第2の実施例のように、座金5と軸固定体8を組み合わせ、 回転方向を固定させても良い。なお、図4における他の構成部分は第1の実施例 と同様であるので、同一の部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0017】 図5は軸体1の側面図と軸固定体8の断面図で、軸体1の先端1bにテーパ面 を形成している。図に示すとおり、テーパの先端寸法をa、根本寸法をb、軸固 定体8の穴の間口寸法をcとした時a<c<bとすれば、図6に示すとおり、軸 体1のテーパ面途中で軸固定体8は係合固着される。即ち、軸体1のテーパ面と 軸固定体8の小判形状の穴8aのc寸法の2面幅部とはクリアランスが0となり 、軸保持体2あるいは軸固定体8に取り付けられた開閉体のふらつきは無くなる 。
【0018】 次に、水平軸線回りに回転してキーボードの開放、被覆を行い、かつ液晶表示 部(LCD)の露呈・隠ぺいをする表示パネルつき蓋を回転自在に取り付ける場 合に、この考案のヒンジ装置を適用したラップトップタイプの電子機器を図7に 示す。(a)は表示パネルつき蓋を閉成した状態示す上面図、(b)は表示パネ ルつき蓋を開放した状態を示す正面図、(c)は同側面図である。
【0019】 機器本体20には、キーボード21とこの内部に必要な電子機器が備えられて いる。キーボード21を使用者側に向けた場合における左右両側(図中A部分) にこの考案におけるヒンジ装置が設けられている。
【0020】 このヒンジ装置は図2に示す軸保持台2に表示パネルつき蓋22がネジ穴2b 、2cに、また軸保持台8に機器本体20がネジ穴8b、8cにそれぞれネジを 挿入し、ネジ止め固定されことにより取り付けられる。なお、表示パネルつき蓋 22と機器本体20との取り付けを逆に行っても良いことはもちろんである。
【0021】
以上の説明したように、この考案によれば、押圧体の移動量で簡単に摩擦力を 調整することができる。 また、押圧体は簡単に着脱できるため、組み立て、メンテナンスが容易となる と共に、高摩擦力を得ることができ、開閉体のふらつきを防止できる。
【図1】この考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図5】この考案の寸法関係を示す断面図である。
【図6】この考案の寸法関係を示す断面図である。
【図7】この考案のヒンジ装置を適用したラップトップ
タイプの電子機器を示し、(a)は表示パネルつき蓋を
閉成した状態示す上面図、(b)は表示パネルつき蓋を
開放した状態を示す正面図、(c)は同側面図である。
タイプの電子機器を示し、(a)は表示パネルつき蓋を
閉成した状態示す上面図、(b)は表示パネルつき蓋を
開放した状態を示す正面図、(c)は同側面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
1 軸体 2 軸保持体 3 摩擦体 4 ピン 5 座金 6 弾性体 7 押圧体 8 軸固定体 31 軸体 32 座金 33 弾性体 34 軸保持体 35 摩擦体 36 軸固定体
Claims (1)
- 【請求項1】 軸体と、この軸体を回転自在に保持する
軸保持体と、この軸保持体に対して回転方向が固定され
且つ軸方向に移動自在に取り付けられる摩擦体と、この
摩擦体を軸方向へ押圧し、前記軸保持体に当接させ摩擦
力を発生させる押圧体と、前記軸体の片端が固着される
軸固定体と、からなるヒンジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050935U JP2590310Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050935U JP2590310Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ヒンジ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066668U true JPH066668U (ja) | 1994-01-28 |
JP2590310Y2 JP2590310Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=12872684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050935U Expired - Lifetime JP2590310Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ヒンジ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590310Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP1992050935U patent/JP2590310Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590310Y2 (ja) | 1999-02-10 |
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