JPH0666667U

JPH0666667U - マッサージ用バイブレータ

Info

Publication number: JPH0666667U
Application number: JP008465U
Authority: JP
Inventors: 守利後藤
Original assignee: カナレイ株式会社
Priority date: 1993-03-03
Filing date: 1993-03-03
Publication date: 1994-09-20

Abstract

(57)【要約】【目的】顔の部位のマッサージに適したマッサージ用
バイブレータを提供する。【構成】目の周りに当てられる柔軟部材２１が固着さ
れた支持部材２０と、支持部材に振動を与える振動励起
部３１，３２と、振動励起部を収納した筒状の把持部と
１０を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はマッサージ用バイブレータ、特に顔の部位にマッサージに関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来から体をマッサージすることを目的としたバイブレータはあるが、それは腰、肩、背中などに直接支持部材をあててマッサージするものであり、柔軟部材は振動を吸収する材料として、バイブレータの振動を伝える材料としては無縁のものと考えられていた。したがって顔の部位例えば目や鼻の周りをマッサージしたい場合には、これらのバイブレータはおおきすぎたり、支持部材を直接部位に当てるため痛くて利用することができず、専ら手作業によらなければならなかった。その場合、腕を上げた状態でマッサージをしなければならず、かえって疲れてしまったり、眼球を傷つけてしまうという課題があった。

【０００３】本考案は、このような課題を解決するためになされたものであり、顔の部位のマッサージに適したマッサージ用バイブレータを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るマッサージ用バイブレータは、目の周りに当てられる柔軟部材が固着された支持部材と、支持部材に振動を与える振動励起部と、振動励起部を収納した筒状の把持部とを有する。本考案に係る他のマッサージ用バイブレータは、鼻の周りに当てられる柔軟部材が固着され、鼻が挿入される凹部を有する支持部材と、支持部材に振動を与える振動励起部と、振動励起部を収納した筒状の把持部とを有する。更に、本考案に係る他のマッサージ用バイブレータは、支持部材に取り付けられた半球状の凸部を有する。

【０００５】

【作用】

本考案のマッサージ用バイブレータにおいて、支持部材の柔軟部材が目の周りに当てられた状態で、振動励起部が支持部材に振動を与えると、その振動が柔軟部材を介して目の周りに伝えられ、目の周りがマッサージされる。本考案の他のマッサージ用バイブレータおいて、支持部材の柔軟部材が鼻の周りに当てられた状態で、振動励起部が支持部材に振動を与えると、その振動が柔軟部材を介して鼻の周りに伝えられ、鼻の周りがマッサージされる。本考案の更に他のマッサージ用バイブレータおいて、半球状の凸部を例えばこめかみに当てた状態で、振動励起部が支持部材に振動を与えると、その振動が半球状の凸部を介してこめかみに伝えられ、こめかみがマッサージされる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の一実施例に係るマッサージ用バイブレータの斜視図であり、このバイブレータは目の周りをマッサージするためのものである。図において、把持部１０は３個の筒部材１１〜１３から構成されている。この筒部材１１〜１３相互は分離可能に、例えば回転して所定の位置になると引き抜くことができるような構成にすることにより、組み立て又は分解が容易にできるようにしてある。把持部１０の上部の筒部材１１はその上部が閉じられておりそこに支持部材２０が固着されており、支持部材２０の上部には所定の厚みをもったスポンジ２１が接着剤等により固着されている。支持部材２０及びスポンジ２１は凹部を形成し、目に当てたときに目の周りにフィットするように支持部材２０の上部及びスポンジ２１は、図示のように曲面形状をなしている。このバイブレータは左目と右目とでその上下の位置を反転して使うので、この曲面形状は左目と右目とが共用できるような形状にしている。支持部材２０の側部には図示のように半円球状の凸部２２が設けられている。把持部１０の下部の筒部材１３はその下部が閉じられており、電池３０が収納され、中部の筒部材１２には電池３０により駆動される駆動モータ３１が収納され、上部の筒部材１１には駆動モータ３１の回転軸に偏心して連結された円板状の錘３２が収納されている。そして、図示を省略したが、下部の筒部材１３と中部の筒部材１２との回転方向の相対位置により電池３０からの電圧が駆動モータ３１に印加されたりされなかったりするようにして、スイッチの機能を果たすようにしてある。

【０００７】以上のように構成されている本実施例のバイブレータにおいては、スポンジ２１を目の周りに当てて、把持部１０を持って下部の筒部材１３を回してスイッチを入れると、電池３０からの電圧が駆動モータ３１に印加され、駆動モータ３１は回転し、それに伴って錘３２も回転する。錘３２は偏心して支持されているので振動が発生し、その振動は支持部材２０及びスポンジ２１を介して目の周りに伝わり、目の周りの筋肉がマッサージされる。また、こめかみをマーサージするときには凸部２２をこめかみに当てて上述の動作をさせる。そして、こめかみに振動を伝えることによりその部位のマーサージをする。

【０００８】図２は本考案の他の実施例に係るマッサージ用バイブレータの斜視図であり、このバイブレータは鼻をマッサージするためのものである。この実施例は図示の実施例と基本的には同一であるが、支持部材４０及びスポンジ４１の形状が異なっている。支持部材４０及びスポンジ４１はマッサージの対象となる鼻が入るような凹部を形成している。このバイブレータにより鼻をマッサージする場合には、スポンジ４１を鼻の周りに当てて上述の場合と同様にして振動を伝えることにより、鼻の周りの部分そして鼻がマッサージされる。

【０００９】また、この実施例においても、図１の実施例の凸部２２を支持部材４０に設けることにより、こめかみ等のマーサージをすることができる。更に、図１及び図２の把持部１０の寸法を同一にして、支持部材２０と４０とを適宜交換して使用できるようにすることもできる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、目又は鼻に対して柔軟部材を介して振動を与えてマッサージするようにしたので、目又は鼻に極端に負担をかけることなく適切なマッサージをすることが可能になっている。また、半球状の凸部により顔の部位例えばこめかみをマッサージすることができるようにしたので、その部位に応じたマッサージが可能になっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係るマッサージ用バイブレ
ータの斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例に係るマッサージ用バイブ
レータの斜視図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】目の周りに当てられる柔軟部材が固着さ
れた支持部材と、該支持部材に振動を与える振動励起部と、該振動励起部を収納した筒状の把持部とを有するマッサ
ージ用バイブレータ。
【請求項２】鼻の周りに当てられる柔軟部材が固着さ
れ、鼻が挿入される凹部を有する支持部材と、該支持部材に振動を与える振動励起部と、該振動励起部を収納した筒状の把持部とを有するマッサ
ージ用バイブレータ。
【請求項３】前記支持部材に取り付けられた半球状の
凸部を有する請求項１又は２記載のマッサージ用バイブ
レータ。