JPS59221B2 - 美顔器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は美顔器に関するものである。

従来、モータの回転軸に分銅を取付けて振動を起こさせ
たり、電磁石により振動を発生させていた美顔器は、微
振動であるため、手で行うマツサージと比較して効果な
らびに使用感が悪かった。

また、美顔器本体内部に振動源があるため、美顔器本体
を把持したとき不快感があり使い勝手が悪く、さらに、
マツサージの副作用があるという欠点があった。

したがって、この発明の目的は、手による場合に近似し
たマツサージ効果を得るとともに本体の振動の少ない美
顔器を提供することである。

この発明は、押しひねり運動を与えるため患部接触アタ
ッチメントに磁気継手を介して弾性体を組込んだもので
ある。

この弾性体は、コイルばねまたはゴム体などで構成され
、患部接触アタッチメントを磁力に反抗して復元させる
ことにより、押しひねり運動を得ようとするものである
。

この発明の第１の実施例を第１図ないし第３図に示す。

すなわち、この美顔器は、美顔器本体１と恵部接触アタ
ッチメントである回転ブラシ２とからなる。

美顔器本体１を構成するブロック基体３は、上カバー４
と、これにシールゴム５ａを介して結合されブラシ取付
部６を有する下カバー７と、これらにシールゴム５ｂを
介して結合される後端カバー８とで囲繞保持され、ブロ
ック基体３の後端側は円筒形状に形成され、ここに駆動
モータ９がモータ固定板１０によりゴム１１を介して装
着される。

この駆動モータ９のモータ駆動軸１２はブロック基体３
の先端側に向き、これに小歯車１３が固着される。

一方、ブロック基体３の先端側には下カバー７のブラシ
取付部６の方向に向いた円筒軸１４が形成され、円筒軸
１４の外周に回転自在に冠歯車１５が外嵌され、この冠
歯車１５と前記小歯車１３とが噛合している。

この冠歯車１５には円筒軸１４に同軸に駆動側磁石１７
が装着されている。

駆動モータ９からこの磁石１７への動力伝達はしたがっ
て、順次モータ駆動軸１２、小歯車１３および冠歯車１
５を経て行われる。

１８はスイッチ、１９は電池および２０は電池押えであ
る。

回転ブラシ２は、ブラシ本体２１と前記磁石１１の軸方
向に対向する従動側磁石２１で構成される。

ブラシ本体２１は刷毛２２とブラシ基台２３よりなる。

美顔器本体１と回転ブラシ２との連結は、空間シールド
２９を介して行われる。

すなわち、この空間シールド２９は、駆動磁石１７の表
面に接近し、下カバー７のブラシ取付部６の開口縁に一
体に連接し、美顔器本体１のカバー内部を完全気液密封
している。

この空間シールド２９の中心に支軸３２を突成し、支軸
３２にはブラシ２の軸承孔３３が回転自在かつ摺動自在
に嵌入され、この嵌入により空間シールド２９を介して
、駆動磁石１７と従動磁石２γが軸方向に対峙し、磁気
吸引力および反発力によって回転ブラシ２が美顔器本体
１に非接触で磁気結合される。

一方、コイルばね３７′が、空間シールド２９に形成し
た係止溝と、この係止溝に対向して回転ブラシ２に形成
した周溝きの間に嵌着され連結される。

両磁石は対面側に交互に異極性が表われるようにそれぞ
れ形成している。

したがって駆動磁石１Ｔが回転すると、その磁気作用で
従動磁石２７はコイルばね３７′に支持されて、軸方向
および回転方向に磁気吸引および磁気反発を生じ、ばね
３７′の抵抗力と均衡する位置でばね力が勝って復元す
る結果押しひねり運動を得ることができる。

゛この押しひねり運動は比較的緩慢な動作であるため、
手によるたたきに近似したマツサージ効果が得られる。

このように構成したため、この美顔器は、美顔器本体に
振動源がないので把持したとき不快感が起きないととも
に、ストロークの大きいひねりが比較的緩慢に回動振動
するため手によるマツサージに近似した肌当りがなめら
かな効果が得られる。

なお、患部接触アタッチメントとしては、ひねり専用の
他、吸引カップおよび加熱体があり、押しひねり運動を
これらに適用することが可能である。

この発明の第２の実施例を第４図および第５図に示す。

すなわち、この美顔器は、第１の実施例において、従動
磁石２７に代えて強磁性体である鉄片３９を適用したも
のである。

なお、駆動磁石１７に代えて鉄片３９を適用してもよい
。

この場合、鉄片３９が、回動により到来する駆動磁石１
７にコイルばね３７′に抗して吸引され、駆動磁石１７
が離れ去るとコイルはね３７′により復帰するたたき運
動が得られる。

以上のように、この発明の美顔器は、美顔器本体に軸結
合部を設けてアタッチメントを回転かつ摺動自在に設け
、それぞれに駆動磁石と従動磁石を設けて軸方向に相対
向するとともに、美顔器本体とアタッチメントとを弾性
体で連結したため、従来のように美顔器本体の振動によ
る本体把持の不快感がなく、また手で行うマツサージに
近似した押しひねりのマツサージ効果が得られるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の外観斜視図、第２図
はこの発明の第１の実施例の断面図、第３図は第２図■
−■線断面図、第４図はこの発明の第２の実施例の断面
図、第５図は第４図ＩＶ−ＩＶ線断面図である。 １・・・・・・美顔器本体、２・・・・・・回転ブラシ
（患部接触アタッチメント）、１７・・・・・・駆動磁
石、２７・・・・・・従動磁石、３７′・・・・・・コ
イルばね（弾性体）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ アタッチメント取付用軸結合部を有しその軸結合部
   と同心軸状に駆動磁石を備えた美顔器本体と、前記軸結
   合部に回転かつ摺動自在に嵌合するとともに前記駆動磁
   石に軸方向に対向する従動磁石をもった患部接触回転ア
   タッチメントと、前記美顔器本体およびアタッチメント
   の間に連結された弾性体とを備えた美顔器。