JP3237148U - 圧力生成装置及びその圧力生成装置を使用するマッサージ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】構造を簡略化し、皮膚を吸引する効果を向上させることができる圧力生成装置及びその圧力生成装置を使用するマッサージ装置を提供する。【解決手段】圧力生成装置３０ａは、第一開口３６０を具備しかつ収納空間が形成されているケース３６と、収納空間に移動可能に挿入される移動部品３３と、移動部品が収納空間内において往復移動をするように駆動する駆動装置とを含み、駆動装置は、電動機３１と、電動機の回転軸に取り付けられるエキセントリックホイール３２を含む。移動部品とケースの内壁との間には隙間が形成されている。マッサージ装置は、第三開口が形成されている支持ケースと、支持ケース内に収納されている圧力生成装置とを含む。【選択図】図３

Description

この考案は、マッサージ装置の技術分野に属し、特に、圧力生成装置及びその圧力生成装置を使用するマッサージ装置に関するものである。

生活のリズムが加速化することにより、仕事による圧力も増加している。一日の仕事をすることにより体が疲れ、だるくて痛くなるおそれがある。疲労と痛みを抑制するため、人々はいろいろなマッサージ装置、例えば負圧マッサージ装置で全身をマッサージする場合が多い。負圧マッサージ装置は皮膚を吸引するとともにリラックスさせることにより疲労と痛みを抑制し、体調を整える目的を獲得することができる。しかしながら、従来の技術の負圧マッサージ装置は、構造が複雑であり、皮膚を吸引する効果がよくないという欠点を有している。

そのため、前記欠点を解消するため従来のマッサージ装置を改良する必要がある。

この考案の技術的事項は次のとおりである。
この考案の圧力生成装置は、第一開口を具備しかつ収納空間が形成されているケースと、前記収納空間に移動可能に挿入される移動部品と、前記移動部品が前記収納空間内において往復移動をするように駆動する駆動装置とを含み、前記移動部品と前記ケースの内壁との間には隙間が形成されている。

この考案はマッサージ装置を更に提供する。そのマッサージ装置は、第三開口が形成されている支持ケースと、前記支持ケース内に収納されている圧力生成装置とを含む。前記圧力生成装置は、第一開口を具備しかつ収納空間が形成されているケースと、前記収納空間に移動可能に挿入される移動部品と、前記移動部品が前記収納空間内において往復移動をするように駆動する駆動装置とを含み、前記移動部品と前記ケースの内壁との間には隙間が形成されている。前記第三開口は前記第一開口と貫通しており、前記駆動装置は前記支持ケース内に収納される。

この考案の好適な実施例に係るマッサージ装置の構造を示す図である。 図１の圧力生成装置の第一実施例の構造を示す図である。 この考案の圧力生成装置の第一実施例の構造を示す分解図である。 図２の圧力生成装置の構造を示す断面図である。 図２の圧力生成装置中のＢ部分を示す拡大図である。 図２の圧力生成装置中のＢ部分の他の実施例の構造を示す拡大図である。 図１の圧力生成装置の第二実施例の構造を示す断面図である。 図１の圧力生成装置の第三実施例の構造を示す図である。 図８の圧力生成装置の構造を示す断面図である。 図１の圧力生成装置の第四実施例の構造を示す図である。

以下、この考案の実施例に係る図面によりこの考案の実施例に係る技術的事項をより詳細に、完璧に説明する。注意されたいことは、下記実施例は、この考案の例示にしか過ぎないものであり、この考案のすべての実施例を示すものでない。この考案の下記実施例を参照する場合、この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても他の実施例を想到することができ、それらがあってもこの考案に含まれることは勿論である。

図１に示すとおり、この考案においてマッサージ装置１を提供する。前記マッサージ装置１により使用者の体に対してマッサージをすることができる。特に、前記マッサージ装置１は負圧（negative pressure）を生成することにより使用者の敏感部位（Sensitive parts）に対してマッサージをすることができる。

マッサージ装置１は、支持ケース２０、支持ケース２０内に収納されている圧力生成装置３０及びバッテリー４０を含む。バッテリー４０は圧力生成装置３０に電力を供給する。支持ケース２０上には柔軟性カバー１０が被られており、その柔軟性カバー１０は人体と接触する。柔軟性カバー１０上には吸引口１００が形成されており、吸引口１００は人体と接触する。支持ケース２０上には吸引口１００と貫通している第三開口２００が形成されている。圧力生成装置３０は、正圧（positive pressure）と負圧（negative pressure）が周期的に変わる圧力を人体の皮膚に伝達することにより、使用者の皮膚を刺激し、マッサージの効果を獲得することができる。

柔軟性カバー１０はシリカゲル（silica gel）等のような皮膚に優しい材料で製造され、それにより使用者の体験を向上させることができる。

圧力生成装置３０は下記複数の実施例の構造により構成されることができる。

第一実施例
図２～図４に示すとおり、この考案の第一実施例に係る圧力生成装置３０ａを提供する。前記圧力生成装置３０ａは、収納空間３６１が形成されているケース３６と、収納空間３６１に移動可能に挿入される移動部品３３と、移動部品３３が収納空間３６１内において直線に沿って往復移動をするように駆動する駆動装置とを含む。前記ケース３６内には収納空間３６１と貫通している第一開口３６０が形成され、移動部品３３とケース３６との間には隙間３００が形成されている。

具体的に、前記移動部品３３は移動端３３Ａと駆動端３３Ｂを含み、移動端３３Ａには中空部３３１０が形成されている。移動端３３Ａは、駆動端３３Ｂに連結されている底部壁部３３２と、底部壁部３３２から第一開口３６０側に延伸している側壁３３１とを含む。底部壁部３３２と側壁３３１により中空部３３１０が形成される。中空部３３１０は収納空間３６１と貫通している。中空部３３１０により収納空間３６１の体積が増加するので、圧力生成装置３０ａは大きい圧力変化範囲と大きい圧力変化空間を具備することができる。また、中空部３３１０により、移動部品３３と収納空間３６１内の空気が接触する面積を増加させ、移動中の移動部品３３が受ける力を均等にし、移動部品３３を安定に移動させることができる。

移動端３３Ａは側壁３３１上に取り付けられている環状結合部３３３を更に含む。環状結合部３３３は金属材料で製造される。好ましくは、環状結合部３３３はアルミニウム合金等のような材料で製造される。本実施例において、前記隙間は環状結合部３３３とケース３６の内壁との間に形成される。底部壁部３３２の外径が側壁の外径より大きいことにより位置決め用突起が形成され、その位置決め用突起により環状結合部３３３の位置を決定することができる。本実施例において、移動部品３３はピストンである。

本実施例において、圧力生成装置３０ａはケース３６上に取り付けられかつ緩衝材料で製造される保護カバー３５を更に含む。前記保護カバー３５上には第一開口３６０と貫通している第二開口３５０が形成されている。保護カバー３５は緩衝材料例えばシリカゲル等で製造される。図１に示すとおり、保護カバー３５は支持ケース２０とケース３６との間に取り付けられる。保護カバー３５が取り付けられることにより、圧力生成装置内の振動が外部に伝達されることを低減し、かつ移動中の移動部品３３がケース３６と摩擦することによって形成されたノイズが外部に伝達されることを防止することができる。それによりノイズを低減しようとする目的を達成することができる。

前記隙間３００のサイズが０．１ｍｍ以下であるときのみ、第二開口３５０と第一開口３６０に動的圧力（dynamic pressure）が形成されることができる。すなわち第二開口３５０と第一開口３６０に負圧が形成されることができる。サイズが小さい隙間により、大きいノイズの形成を避け、ノイズを低減しようとする目的を達成することができる。圧力生成装置３０ａを使用するとき、駆動装置は移動部品３３（例えばピストン）がケース３６の長手方向に沿って往復移動をするように駆動する。マッサージ装置１の吸引口１００で使用者の皮膚を吸引するとき、第二開口３５０は密閉状態にされる。ケース３６によって形成された収納空間の体積は移動部品３３の往復移動により変化し、それにより収納空間の内部の圧力を動的に変化させることができる。すなわちケース３６によって形成された収納空間には正圧と負圧が周期的に変わる圧力が形成される。好ましくは、前記隙間３００のサイズは０．０５ｍｍ以下である。

本実施例において、図４と図５に示すとおり、前記保護カバー３５の両端には収納空間に延伸している止動部３５１が形成されている。２個の止動部３５１により収納ケース３６の収納室が形成される。ケース３６の外部に保護カバー３５が被られていることによりノイズを更に低減することができる。止動部３５１は突出部であり、保護カバー３５の両端には複数個の止動部３５１が間隔を空けて形成されるか或いは、止動部３５１は環状壁部であり、保護カバー３５の両端には止動部３５１が１つずつ形成されることができる。

図６に示すとおり、前記保護カバー３５とケース３６との間に間隔が形成されることにより保護カバー３５とケース３６との間には防音用隙間３１０が形成される。前記防音用隙間３１０は移動部品３３が往復移動をするとき形成されるノイズが外部に伝達されることを防止することができる。それにより防音の効果を更に向上させることができる。前記防音用隙間３１０は真空状態の隙間であることが好ましい。真空状態の隙間によりノイズの伝達を更に低減することができる。

前記駆動装置は電動機３１と電動機３１の回転軸に取り付けられるエキセントリックホィール（eccentric wheel）３２を含む。前記エキセントリックホィール３２はコネクティングロッド（connecting rod）３４により駆動端３３Ｂに連結される。コネクティングロッド３４と駆動端３３Ｂとの間及びコネクティングロッド３４とエキセントリックホィール３２との間にはベアリング３８がそれぞれ取り付けられる。前記ベアリング３８はボルト３９によりエキセントリックホィール３２に取り付けられ、そのベアリング３８はエキセントリックホィール３２上において安定に回転することができる。他のベアリング３８は他のボルト３９により駆動端３３Ｂに取り付けられ、そのベアリング３８により駆動端３３Ｂ上において安定に回転することができる。

第二実施例
図７において、この考案の他の実施例に係る圧力生成装置３０ｂを更に提供する。本実施例の圧力生成装置３０ｂと前記実施例の圧力生成装置３０ａの相違点は、本実施例の環状結合部３３３と移動部品３２の側壁３３１が一体に形成されることにある。プラスチック材料でそれらを一体に形成することができる。好ましくは、環状結合部３３３と移動部品３２の側壁３３１は射出成型に

第三実施例
図８～図９に示すとおり、この考案の第三実施例に係る圧力生成装置３０ｃと第一実施例の圧力生成装置３０ａの相違点は第三実施例の移動端３３Ａが板状に形成されることにある。この考案の第三実施例に係る移動端３３Ａの構造は図９を参照することができる。

第三実施例に係る圧力生成装置３０ｃはケース３６に連結されている吸引部３７を更に含み、吸引部３７の端部には吸引口３７０が形成されている。前記吸引口３７０は前記第一開口３６０と貫通しており、前記吸引口３７０には正圧と負圧が周期的に変わる圧力が形成されることができる。

本実施例において、前記吸引部３７と前記ケース３６は一体に成型される。他の実施例において、前記吸引部３７と前記ケース３６は接着剤等により一体に連結されることもできる。マッサージ装置１において、吸引部３７と柔軟性カバー１０は一体に形成されるか或いはそれぞれ形成されることができる。

ケース３６は、前記移動部品３３の移動方向に延伸しかつ前記第一開口３６０を包囲するように形成される第一壁部３６１と、前記第一開口３６０から離れている前記第一壁部３６１の一端に形成されている第二壁部３６３とを含む。前記移動部品３３と前記第一壁部３６１との間には前記隙間３００が形成され、前記第二壁部３６３には駆動端３３Ｂが移動可能に挿入される。前記駆動端３３Ｂは前記移動部品３３と前記駆動装置を連結するので、前記駆動装置は前記駆動端３３Ｂが移動するように駆動することにより前記移動部品３３が前記ケース３６内において往復移動をするように駆動することができる。

本実施例において、前記第二壁部３６３上には露出孔３６４が形成されている。前記露出孔３６４は前記移動部品３３の移動方向に前記第二壁部３６３を貫通する。

前記駆動装置は伝動モジュール３２と電動機３１を含み、前記電動機３１は前記伝動モジュール３２により前記駆動端３３Ｂに連結される。前記伝動モジュール３２は、エキセントリックホィール、カム、スクリューボール（screw ball）のうちいずれか一種であることができる。

本実施例において、伝動モジュールとしてエキセントリックホィールを採用する。前記伝動モジュール２はエキセントリックホィール３２とコネクティングロッド３４を含み、前記エキセントリックホィール３２は前記電動機３１に連結され、前記コネクティングロッド３４は前記駆動端３３Ｂに連結される。

圧力生成装置が作動するとき、前記吸引口３７０を人体の所定の部位に接触させ、前記電動機３１は、前記エキセントリックホィール３２、前記コネクティングロッド３４及び前記駆動端３３Ｂにより前記移動部品３３が前記ケース３６内において往復移動をするように駆動する。それにより前記吸引口３７０には正圧と負圧が周期的に変わる圧力が形成されるので、使用者の皮膚に対して吸引とマッサージをすることができる。

第四実施例
図１０に示すとおり、この考案の第三実施例に係る圧力生成装置３０ｃと第四実施例の圧力生成装置３０ｄの相違点は、第一開口３６０に向いている移動部品３３の一側に複数個のマッサージ用突起３３９が形成されることにある。移動部品３３が第一開口３６０に向く方向に往復移動をするとき、前記マッサージ用突起３３９の一部分は前記吸引口３７０の外部に突出することができる。具体的に、前記移動部品３３が前記第一開口３６０に向く方向において最大距離まで移動をするとき、前記マッサージ用突起３３９の一部分は前記吸引口３７０の外部に突出することができる。前記吸引口３７０の外部に突出する前記マッサージ用突起３３９でマッサージをすることによりマッサージの効果を向上させることができる。

注意されたいことは、前記駆動装置は第一実施例と第二実施例の構造にのみ限定されるものでなく、前記駆動装置は例えば電磁型駆動装置であることもできる。電磁型駆動装置は第一磁気素子（Magnetic element）と駆動端に連結される第二磁気素子を含む。第一磁気素子と第二磁気素子のうちいずれか１つはコイルであり、他の１つは磁石である。前記コイルに電気を入力するとき、第一磁気素子と第二磁気素子との間に相互作用力が形成されることにより前記移動部品が往復移動をするように駆動することができる。

磁石は永久磁石であるか或いは電磁石（electromagnet）であることができる。

以上、この考案の実施例を詳述してきたが、前記実施例はこの考案の例示にしか過ぎないものであり、この考案は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。この技術分野の技術者はこの考案の要旨を逸脱しない範囲内において設計の変更、改良等をすることができ、そのような設計の変更、改良等があってもこの考案に含まれることは勿論である。

Claims (16)

1. 第一開口を具備しかつ収納空間が形成されているケースと、前記収納空間に移動可能に挿入される移動部品と、前記移動部品が前記収納空間内において往復移動をするように駆動する駆動装置とを含み、前記移動部品と前記ケースの内壁との間には隙間が形成されていることを特徴とする圧力生成装置。
2. 前記隙間のサイズは０．１ｍｍ以下であることを特徴とする請求項１に記載の圧力生成装置。
3. 前記隙間のサイズは０．０５ｍｍ以下であることを特徴とする請求項２に記載の圧力生成装置。
4. 前記圧力生成装置は緩衝材料で製造される保護カバーを更に含み、前記保護カバーは前記ケースの外部に取り付けられ、前記保護カバー上には第二開口が形成されており、前記第二開口は前記第一開口と貫通していることを特徴とする請求項１に記載の圧力生成装置。
5. 前記保護カバーと前記ケースとの間に間隔が形成されることにより前記保護カバーと前記ケースとの間に防音用隙間が形成されることを特徴とする請求項４に記載の圧力生成装置。
6. 前記移動部品は駆動装置に連結される駆動端と駆動端に連結される移動端を含み、前記移動端には前記収納空間と貫通している中空部が形成されていることを特徴とする請求項２に記載の圧力生成装置。
7. 前記移動端は前記駆動端に連結されている底部壁部と前記底部壁部から第一開口側に延伸している側壁とを含み、前記底部壁部と前記側壁により前記中空部が形成されることを特徴とする請求項６に記載の圧力生成装置。
8. 前記隙間は前記側壁と前記ケースの内壁との間に形成されていることを特徴とする請求項７に記載の圧力生成装置。
9. 前記移動端は前記側壁上に取り付けられる環状結合部を更に含み、前記隙間は環状結合部と前記ケースの内壁との間に形成されていることを特徴とする請求項７に記載の圧力生成装置。
10. 前記駆動装置は電動機と電動機の回転軸に取り付けられるエキセントリックホィールを含み、前記エキセントリックホィールはコネクティングロッドにより伝動部品に連結され、前記コネクティングロッドと前記伝動部品との間及び前記ネクティングロッドと前記エキセントリックホィールとの間にはベアリングがそれぞれ取り付けられることを特徴とする請求項９に記載の圧力生成装置。
11. 前記第一開口に向いている前記移動部品の一側にはマッサージ用突起が形成され、前記マッサージ用突起の一部分は前記第一開口の外部に突出することができることを特徴とする請求項１に記載の圧力生成装置。
12. 第三開口が形成されている支持ケースと、前記支持ケース内に収納されている圧力生成装置とを含み、
    前記圧力生成装置は、第一開口を具備しかつ収納空間が形成されているケースと、前記収納空間に移動可能に挿入される移動部品と、前記移動部品が前記収納空間内において往復移動をするように駆動する駆動装置とを含み、前記移動部品と前記ケースの内壁との間には隙間が形成されており、
    前記第三開口は前記第一開口と貫通しており、
    前記駆動装置は前記支持ケース内に収納されることを特徴とするマッサージ装置。
13. 前記隙間のサイズは０．１ｍｍ以下であることを特徴とする請求項１２に記載のマッサージ装置。
14. 前記隙間のサイズは０．０５ｍｍ以下であることを特徴とする請求項１３に記載のマッサージ装置。
15. 前記圧力生成装置は緩衝材料で製造される保護カバーを更に含み、前記保護カバーは前記ケースの外部に取り付けられ、前記保護カバー上には第二開口が形成されており、前記第二開口は前記第一開口と貫通していることを特徴とする請求項１２に記載のマッサージ装置。
16. 前記保護カバーは前記支持ケースとケースとの間に取り付けられることを特徴とする請求項１５に記載のマッサージ装置。
    

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