JPH0666012A - 組み込み型床暖房パネルの施工面への固定構造 - Google Patents

組み込み型床暖房パネルの施工面への固定構造

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JPH0666012A
JPH0666012A JP21944592A JP21944592A JPH0666012A JP H0666012 A JPH0666012 A JP H0666012A JP 21944592 A JP21944592 A JP 21944592A JP 21944592 A JP21944592 A JP 21944592A JP H0666012 A JPH0666012 A JP H0666012A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床暖房構造を構成するための組み込み型暖房
パネルの施工面への固定を、各床暖房パネルの表面にビ
ス等の取付け跡を現出させずに外観上優れたものとし、
かつ、床暖房構造の床面の一部分に不良個所が発見され
た場合、その部分の床暖房パネルを容易に取り外すこと
ができるものとする。 【構成】 表面材21、電気発熱体23、及び裏面材2
2を有し、その表面材21の周辺側面に雄実25と雌実
26とを形成した組み込み型床暖房パネル20に、その
雌実26の嵌合凹部より下方の部分で、外方に突出する
突起部分28を形成するとともに、その雄実25の嵌合
凸部より下方で、内方に切欠いた突起収納部分27を形
成し、該床暖房パネル20を、ビス6よって突起部分2
8で施工面4に対して直接固着するとともに、突起収納
部分27で、隣接する各床暖房パネル20′の突起部分
28′を覆うとともに、その上方の雄実25と雌実2
6′とを係合して、該部分で施工面に対して間接的に固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床暖房構造における組
み込み型床暖房パネルの施工面への固定構造に関し、特
に、複数枚の床暖房パネルのそれぞれをビス等により施
工面に固着するとともに、各床暖房パネルの周辺に形成
された雄実と雌実とを係合することによって各床暖房パ
ネル同士を接合する、組み込み型床暖房パネルの施工面
への固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等のコンクリート住宅あるい
は木造住宅等において、理想的な暖房環境を得るように
するため、床下に電気発熱体等の暖房器具を設置して床
暖房を行うことが普及しつつある。このような床暖房設
備の施工を容易にするため、表面板,均熱板,電気発熱
体,断熱材等を一体的に積層した床暖房パネルを製作
し、これをコンクリートスラブ等の床基礎面上に必要数
並べて敷設することが行われている。
【0003】そのような床暖房パネルを床基礎面上に並
べて敷設する場合、従来は、図5に示すように、使用す
る床暖房パネル1の周辺部にビス固定用の穴11をあ
け、必要数の床暖房パネル1をコンクリートスラブ等の
床基礎面上に設けた根太や下地合板等の基材からなる施
工面4上に並べて配置してから、該穴11から床暖房パ
ネル1を貫通させたビス6により床暖房パネル1を施工
面4に固着して、その後穴11の上を木栓5で覆ってい
る。
【0004】上記のような床暖房パネル1を床基礎面上
に設けた施工面4上に複数敷設して構成された床暖房構
造においては、その床面の一部分にのみ不良個所がある
場合に、その部分の床暖房パネル1の木栓5を外してビ
ス11を抜くことにより、当該箇所のパネルのみを交換
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような組み込み
型床暖房パネルは、工場において規格品として大量にか
つ精緻なものとして製造することができ、施工現場にお
いて敷設面積が異なっている場合であってもそれを適宜
組み合わることにより確実に施工できることに加え、床
暖房構造の床面の一部分にのみ不良個所が発見された場
合には、当該箇所のパネルのみを交換することができる
という有効なものである。
【0006】しかしながら、そのような組み込み型床暖
房パネルの施工面への固定構造については、各床暖房パ
ネル1の上面にビス6を貫通させるための穴11を設
け、該穴11の上部を木栓5で塞ぐことによりビス6の
頭を隠蔽するものであるため、各床暖房パネル1の表面
に木栓5が現出して、意匠上、美観上優れたものとは言
えず、特に床暖房パネルを敷設した部屋とそうでない部
屋とが隣合っている場合には、木栓5の存在が非常に見
苦しく感じられる。
【0007】かかる点に鑑み、本発明は、上記のような
外観上の不都合を解決し、ビス等の固着部材の取付け部
を完全に隠蔽できるとともに、それにより各床暖房パネ
ルの表面に何ら変化をもたらすことなく、施工面上に各
床暖房パネルを確実に固定でき、しかも床暖房構造の床
面の一部分に不良個所が発見された場合、その部分の床
暖房パネルをビス等の固着部材を抜くことにより取り外
すことができる、組み込み型床暖房パネルの施工面への
固定構造を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決すめたるの手段】本発明は、上記課題を解
決しかつ目的を達成するために、表面材、電気発熱体、
及び裏面材を有し、その周辺側面に雄実と雌実とを形成
した組み込み型床暖房パネルを、隣接する各床暖房パネ
ル同士の雄実と雌実とを係合することにより、互いに接
合した状態で施工面に複数枚敷設した床暖房構造におけ
る床暖房パネルの施工面への固定構造であって、各床暖
房パネルは、その雌実を構成する突出部をビス等の係止
手段により施工面に係止することにより、施工面に固定
されている床暖房パネルの施工面への固定構造を開示す
る。
【0009】各床暖房パネルの短辺方向の雌実を構成す
る前記突出部表面に接着剤を塗布した状態で相互の床暖
房パネルを接合させる態様、さらには各床暖房パネルの
裏面材の下面に紙間剥離強度が比較的弱い層を設け、各
床暖房パネルをさらに接着剤層を介して施工面に貼着し
た態様等は本発明の好ましい態様である。
【0010】
【作 用】上記のように構成された本発明の組み込み型
床暖房パネルの施工面への固定構造においては、各床暖
房パネルが何れもビス等の固着部材により施工面に固着
されているにもかかわらず、ビス等の固着部材がそれに
隣接する床暖房パネルの表面材によって完全に隠蔽され
ており、それによって敷設された各床暖房パネルの表面
に何ら変化をもたらすことなく、意匠上、美観上優れた
ものとなり、且つ、隣接する各床暖房パネル同士の雌実
と雄実との係合による接合によって、床暖房パネルは、
ビス等の固着部材により施工面へ直接固着した箇所以外
の箇所すなわちそれぞれの実同志の係合部分付近におい
ても、施工面に対して確実に固定される。
【0011】そして、床暖房構造の床面の一部分に不良
個所が発見された場合には、該箇所付近の床暖房パネル
の実係合部分の上方部分を切断して取り外し、隣接する
床暖房パネルのビス等を抜くことによって、不良となっ
た床暖房パネルを取り除いて交換することができる。な
お、この種の木質床暖房パネルは加熱時と非加熱時とで
収縮を繰り返すことから突き合わせ部に多少の間隙が生
じる場合があるが、本発明の組み込み型床暖房パネルの
施工面への固定構造において、各床暖房パネルの短辺方
向の雌実を構成する突出部表面に接着剤を塗布した状態
で隣合う相互の床暖房パネルを接合させることにより、
長辺方向に対する固着手段を特に施さない場合であって
も、パネル間の隙間の発生を防止することができる。
【0012】また、そのような本発明の組み込み型床暖
房パネルの施工面への固定構造において、裏面材の下面
に剥離強度の非常に弱い、和紙、不織布、チタン紙等か
らなる層を設け、該層を介して、床暖房パネルを施工面
に接着することにより、各床暖房パネルの下面が施工面
上に面接着により全面的に密着して、床鳴りを防止する
ことができるとともに、床暖房構造の床面の一部分に不
良個所が発見された場合には、該箇所の床暖房パネルの
ビス等を抜き、該層と暖房パネルの裏面材との間で剥離
させることによって、床暖房パネルを容易に取り外すこ
とができまた良品パネルを固定することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は、本発明における組み込み型床暖房
パネル20の一実施例を示すものであり、図1aは、上
方からの平面図、図1bは、図1aにおけるA−A線に
沿う断面図、図1bは、図1aにおけるB−B線に沿う
断面図を示している。
【0014】組み込み型床暖房パネル20は、図1a、
bに示されるように、表面材21と、該表面材21の裏
面とほぼ同一形状を有する裏面材22と、表面材21と
裏面材22との間に配置した電気発熱体23とにより積
層構造に構成されている。上記床暖房パネル20におけ
る表面材21は、図1aに示されるように、その平面形
状において、相対する短辺部が階段状に形成された雁行
状に形成されている。この1枚の床暖房パネル20の表
面材21は、木質フローリング材等の木質材からなる方
形状の単位板を複数個寄せ集めることにより形成されて
いるが、表面材21を形成する各単位板は必ずしもすべ
てが同じ形状である必要はなく、長さ及び幅が異なって
いるものを適宜寄せ集めて形成してもよい。
【0015】そして、表面材21の各短辺部21a、2
1aおよび長辺部21b、21bにおいて、対向する辺
の内の一方の辺の側面には雄実25が、他方の辺の側面
には雌実26がそれぞれ形成されていて、雌実26を形
成した各辺(一方の隣合う1組の短辺部21aと長辺部
21b)において、雌実26の嵌合凹部より下方の部分
を外方に突出させて突出部分28が形成されており、雄
実25を形成した各辺(他方の隣合う1組の短辺部21
aと長辺部21b)において、雄実25の嵌合凸部より
下方の部分を内方に切欠いて、隣接する床暖房パネルの
突出部分28の収納部分27が形成されている。
【0016】裏面材22と表面材21との間に配置され
る電気発熱体23は、線ヒーター23a、サーモスタッ
ト23b、アルミ箔23c等からなる従来知られた構造
のものであって、電線8によって外部電源から通電され
る。裏面材22は、その平面形状が表面材21の裏面形
状とほぼ同一であって、合板により、表面材21の裏面
に重なるように形成されている。
【0017】そのような組み込み型床暖房パネル20の
施工面への固定構造については、図2に示すように、組
み込み型床暖房パネル20は、雌実26を設けた辺にお
いて、雌実26の下方に突出して形成された突出部分2
8の上面からビス6が貫通していることによって、直接
施工面4に固着されており、該ビス6が貫通された突出
部分28は、左方に隣接する組み込み型床暖房パネル2
0″の収納部分27″によって覆われている。更に、床
暖房パネル20は、雄実25を設けた辺において、雄実
25の下方に内方に切欠かれた収納部分27により隣接
する床暖房パネル20′の突出部分28′を覆っている
とともに、その雄実25を隣接する床暖房パネル20′
の雌実26′と係合していることによって、隣接する床
暖房パネル20′の施工面4に固着された突出部分2
8′を介して、間接的に施工面に固定されている。
【0018】上記のように構成された組み込み型床暖房
パネル20の施工面4への固定構造によって、複数の床
暖房パネル20...をコンクリートスラブ等の床基礎
面上に設けた下地合板(捨て張り合板)からなる施工面
4に、図6に示すように、並べて敷設し、床暖房構造を
施工する場合について説明する。床暖房構造を施工する
に当たっては、敷設する床面の面積、形状に合わせて、
組み込み型床暖房パネル20と、該組み込み型床暖房パ
ネル20と同一形状で電気発熱体を有しない床パネル3
0とを必要枚数用意し、まず、電気発熱体を有しない床
パネル30を2つに切断して、その切断された床パネル
の一方30aを施工する床面の一方の端部に配置し、該
床パネル30aにおける雌実26′の下方に突出して形
成された突出部分28′の上面から施工面にビス6を貫
通させて、これを施工面に固定する。
【0019】次いで、該施工面に固定された床パネル3
0aのビス6を貫通させた突出部分28′を有する階段
状の短辺部に合わせて、1枚の床暖房パネル20を施工
面上に載置し、該床暖房パネル20の雄実25の下方に
内方に切欠かれた収納部分27で該床パネル30aのビ
ス6を貫通させた突出部分28′を覆い、該突出部分2
8′の上方の雌実26′と該収納部分27の上方の雄実
25とを係合させて、該床暖房パネル20を固定し、そ
の後、該床暖房パネル20における雌実26の下方に突
出して形成された突出部分28の上面からビス6を貫通
させて、該床暖房パネル20を施工面4上に固着する。
【0020】さらに、この固着された床暖房パネル20
のビス6を貫通させた突出部分28を、隣接する床暖房
パネル20″の収納部分27″によって覆い、固着され
た床暖房パネル20の雌実26と隣接する床暖房パネル
20″の雄実25″とを係合させた後、隣接する床暖房
パネル20″の突出部分28″をビス6を貫通させて施
工面4に固着する、という同様の作業を繰り返すことに
よって所定枚数の床暖房パネル20...を施工面4に
固定する。
【0021】上記のように同様の作業を順次繰り返して
所定の枚数の床暖房パネル20...を敷設した後、切
断された電気発熱体を有しない床パネルの他方30b
を、同様の作業により、床面の他方の端部に固定して、
床面暖房構造の1列が形成される。そして、該列に隣接
する列についても同様の作業を繰り返すことにより、施
工面のほぼ全面にわたり床暖房パネル20...が敷設
される。
【0022】なお、組み込み型床暖房パネル20と同一
形状で電気発熱体を有しない床パネル30を用いるの
は、本実施例のようにその長さ方向端部が階段状に形成
されている床暖房パネル20の場合は、方形状の敷設床
面の直線状の縁部にそのままで密接した状態で敷設する
ことができず、そのような場合に、方形状の敷設床面の
全域にしかもその縁部に密着状にパネルを敷設し得るよ
うにするためである。
【0023】この敷設面の一端に位置する切断された各
床パネル30b...は、その裏面に電線を収納する凹
溝をその長さ方向に形成して、そこを通して床暖房パネ
ル20側と建物側との配線を接続するように構成すれば
よい。また、敷設床面の中央のほぼ全面に床暖房パネル
20を敷設する一方、縁部近傍には発熱体を位置させな
い状態で敷設することが防災の観点からも好ましいこと
から、図6に示すように、切断しない床パネル30の列
を、敷設床面の両側に配設するように構成すればよい。
【0024】以上、本発明の組み込み型床暖房パネルの
施工面への固定構造について、一実施例に従って説明し
たが、図3および図4に従って、本実施例の変形例のつ
いて説明する。上記のような組み込み型床暖房パネル2
0は、一般的に全体として木質の材料により形成されて
いるため、暖房による加熱時に収縮を起こし、各床暖房
パネル20、20間の特に長さ方向の(すなわち同列内
における)突き付け部分(短辺部)に隙間を生じる傾向
がある。
【0025】これを防ぐためには、図5に示すように、
各床暖房パネルの全周にわたってビス等による固着を行
うか、各床暖房パネルを全面接着すれば良いにである
が、そうすると、床面の一部に不良箇所が発生した場合
に、その部分の床暖房パネルのみを取り除いて交換する
ということが困難となる。そこで、本発明の組み込み型
床暖房パネルの施工面への固定構造において、図3に示
すように、床暖房パネル20の短辺部の雌実26の下方
に突出して形成された突出部分28に接着剤31を塗布
し、図4に示すように、この突出部分28と隣接する床
暖房パネル20″の突出収納部分27″とを接着剤31
により接着して固定することにより、各床暖房パネルの
短辺部に形成した突出部分28においてのみビス6によ
る固着を施すだけでも、加熱時のパネルの収縮によりパ
ネル間に隙間が発生することを防止することができ、し
かも、床面の一部に不良箇所が発生した場合には、その
1列を切断して取り外すことにより不良箇所の床暖房パ
ネルの交換を行うことができる。
【0026】しかしながら、そのようなビス等による施
工面へ直接固着部分の少ない組み込み型床暖房パネルの
固定構造を用いた床暖房構造においては、床暖房パネル
の裏面が接着剤によって全面的に接着されているような
ものと比べて、根太や下地合板等の基材からなる施工面
と床暖房パネル間の接合が弱く、使用時に床鳴りがする
ということが考えられる。
【0027】そこで、図3および図4に示すように、各
床暖房パネルの裏面材22の下面に、紙間剥離強度の非
常に弱い、和紙、不織布、チタン紙等からなる層32を
(好ましくは、何れも50g/m2 以上の厚紙の状態
で)設け、該層32を介して各床暖房パネル20を施工
面4に接着することにより、各床暖房パネル20の下面
が施工面4上に面接着により全面的に密着して、床鳴り
を防止することができるとともに、床暖房構造の床面の
一部分に不良個所が発見された場合には、その部分の床
暖房パネル20のビス6を抜き、該層32で剥離させる
ことによって、該部分の床暖房パネルを取り外すことが
できる。
【0028】以上、本発明の組み込み型床暖房パネルの
施工面への固定構造について、一実施例およびその変形
例に従って説明したが、本発明は、これに限るものでは
なく、例えば、暖房パネルの構造を裏面材、電気発熱体
および表面材の積層構造のものとして説明したが、裏面
材と表面材の間に断熱材を設けてもよく、表面材につい
ても、単位板の集合体によるものに限るものではなく、
合板、木質フローリング材等の適宜の部材から一枚物と
して作製してもよく、裏面材についても、2層、3層等
を問わず電気発熱体の裏面にて表面材を支持し得る部材
のすべてを含むものであり、電気発熱体についても、特
に制限はなく、従来の床暖房パネルに用いられる発熱体
はすべて使用し得るもので、その形状、大きさも任意で
あり、さらに、各暖房パネルの全体形状についても、図
に示された実施例のように階段状であることは必要でな
く、例えば方形状、平行四辺形状等任意であり、各パネ
ルの幅、長さ等も同様に任意であり、固着部材について
も、ビスだけでなく釘のようなものでも差し支えない
等、必要に応じて適宜の実施態様をとり得るものである
ことは容易に理解されよう。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であるの
で、各床暖房パネルが何れもビス等の固着部材により施
工面に固着されているにもかかわらず、その部分が完全
に隠蔽されて意匠上、美観上優れたものとなり、しか
も、床暖房構造の床面の一部分に不良個所が発見された
場合には、その部分の床暖房パネルのみを取り除いて交
換することができる。
【0030】なお、そのようなものにおいて、各床暖房
パネルの短辺方向の突出部分とそれに隣接する床暖房パ
ネルの突出収納部分とを接着剤により接着することによ
り、加熱時のパネルの収縮によるパネル間の隙間の発生
を防止することができ、また、裏面材の下面に剥離強度
の非常に弱い層を設けたものでは、床鳴りを防止するこ
とができ、しかも、床暖房パネルの取り外しを容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における組み込み型床暖房パネルの固定
構造の一実施例を示す平面図(a)、およびそのA−A
線に沿った横断面図(b)とB−B線に沿った縦断面図
(c)。
【図2】本発明の組み込み型床暖房パネルの固定構造の
一実施例を示す縦断面図。
【図3】本発明における組み込み型床暖房パネルの固定
構造の他の実施例を示す縦断面図。
【図4】本発明の組み込み型床暖房パネルの固定構造の
他の実施例を示す一部拡大縦断面図。
【図5】従来の組み込み型床暖房パネルを示す平面図
(a)と、そのA−A線に沿った縦断面図(b)、およ
び該床暖房パネルの施工面への固定構造を示す一部拡大
縦断面図(c)。
【図6】組み込み型床暖房パネルを敷設した状態を示す
平面図。
【符号の説明】
4−施工面 6−ビス 20−床暖房パネル 21−表面材 22−裏面板 23−電気発熱体 25−雄実 26−雌実 27−突出収納部分 28−突出部分 31−接着剤 32−剥離強度の非常に弱い層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材、電気発熱体、及び裏面材を有
    し、その周辺側面に雄実と雌実とを形成した組み込み型
    床暖房パネルを、隣接する各床暖房パネル同士の雄実と
    雌実とを係合することにより、互いに接合した状態で施
    工面に複数枚敷設した床暖房構造における床暖房パネル
    の施工面への固定構造であって、各床暖房パネルは、そ
    の雌実を構成する突出部をビス等の係止手段により施工
    面に係止することにより、施工面に固定されていること
    を特徴とする床暖房パネルの施工面への固定構造。
  2. 【請求項2】 各床暖房パネルの短辺方向の雌実を構成
    する前記突出部表面に接着剤が塗布されていることを特
    徴とする、請求項1記載の床暖房パネルの施工面への固
    定構造。
  3. 【請求項3】 各床暖房パネルの裏面材の下面に紙間剥
    離強度が比較的弱い層が設けられると共に、各床暖房パ
    ネルはさらに接着剤層を介して施工面に貼着されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の床暖房パネル
    の施工面への固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108252486A (zh) * 2018-03-27 2018-07-06 上海金洛海洋工程有限公司 模块式地板加热组件
CN109789883A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 川崎重工业株式会社 铁道车辆的加热地板面板装置以及地板结构

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