JPH0665260B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents
コンバインの脱穀装置Info
- Publication number
- JPH0665260B2 JPH0665260B2 JP60134884A JP13488485A JPH0665260B2 JP H0665260 B2 JPH0665260 B2 JP H0665260B2 JP 60134884 A JP60134884 A JP 60134884A JP 13488485 A JP13488485 A JP 13488485A JP H0665260 B2 JPH0665260 B2 JP H0665260B2
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- JP
- Japan
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- handling
- cylinder
- grain
- screw
- cylinders
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上は利用分野」 本発明は稲麦並びに豆類などの穀物を収穫するのに使用
するコンバインに関する。
するコンバインに関する。
「従来の技術」 従来、実開昭58-150930号公報に示す如く、左右に扱胴
を並設させ、左右の各扱胴によって刈取り作物を脱粒す
る技術があった。
を並設させ、左右の各扱胴によって刈取り作物を脱粒す
る技術があった。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、左右の各扱胴を互に逆方向に回転させ
ると共に、左右の各扱胴の扱歯回転軌跡をラップさせ、
扱歯作用を促進させる構造であったから、実開昭59-813
37号公報などに示すスクリュ形扱胴を前記のように左右
に並設させ得ず、扱胴外周のスクリュ羽根が離れるよう
に扱胴を並設させる必要があり、そのため左右にスクリ
ュ形扱胴を並設させてもこの間に稈などが留まり易く、
脱粒機能を著しく低下させると共に、左右のスクリュ形
扱胴間に送り込まれた刈取り作物は、殆んど脱粒される
ことなく後方に送られ易く、スクリュ形扱胴の複数並設
によって脱穀処理能力の向上並びに脱粒機能の向上など
を容易に図り得ない等の問題があった。
ると共に、左右の各扱胴の扱歯回転軌跡をラップさせ、
扱歯作用を促進させる構造であったから、実開昭59-813
37号公報などに示すスクリュ形扱胴を前記のように左右
に並設させ得ず、扱胴外周のスクリュ羽根が離れるよう
に扱胴を並設させる必要があり、そのため左右にスクリ
ュ形扱胴を並設させてもこの間に稈などが留まり易く、
脱粒機能を著しく低下させると共に、左右のスクリュ形
扱胴間に送り込まれた刈取り作物は、殆んど脱粒される
ことなく後方に送られ易く、スクリュ形扱胴の複数並設
によって脱穀処理能力の向上並びに脱粒機能の向上など
を容易に図り得ない等の問題があった。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、スクリュ形扱胴を機体前後方向に軸
支し、刈取り作物を全量投入して脱穀する装置におい
て、前記スクリュ形扱胴を複数設けてこれらを並列に配
置させると共に、扱室を分割する仕切壁を前記各扱胴間
に設け、また扱室に投入される刈取り作物を前記各扱胴
に振り分ける作物ガイドを前記仕切壁前側に取付けたこ
とを特徴とする。
支し、刈取り作物を全量投入して脱穀する装置におい
て、前記スクリュ形扱胴を複数設けてこれらを並列に配
置させると共に、扱室を分割する仕切壁を前記各扱胴間
に設け、また扱室に投入される刈取り作物を前記各扱胴
に振り分ける作物ガイドを前記仕切壁前側に取付けたこ
とを特徴とする。
「作 用」 従って、前記仕切壁を設けることによって左右の各スク
リュ形扱胴間に干渉防止用の空間を形成する必要がな
く、各スクリュ形扱胴の脱粒作用を適正に維持し得ると
共に、各スクリュ形扱胴間前部の作物ガイドによって刈
取り作物を各スクリュ形扱胴に振り分けるから、各スク
リュ形扱胴に適量の刈取り作物が分配され、各スクリュ
形扱胴の脱穀負荷を適正範囲に維持し乍ら刈取り作物の
処理量を容易に増量させ得、従来に比べ、スクリュ形扱
胴の複数並設による脱穀処理能力の向上並びに脱粒機能
の向上などを容易に図り得るものである。
リュ形扱胴間に干渉防止用の空間を形成する必要がな
く、各スクリュ形扱胴の脱粒作用を適正に維持し得ると
共に、各スクリュ形扱胴間前部の作物ガイドによって刈
取り作物を各スクリュ形扱胴に振り分けるから、各スク
リュ形扱胴に適量の刈取り作物が分配され、各スクリュ
形扱胴の脱穀負荷を適正範囲に維持し乍ら刈取り作物の
処理量を容易に増量させ得、従来に比べ、スクリュ形扱
胴の複数並設による脱穀処理能力の向上並びに脱粒機能
の向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は要部の断面平面図、第2図は全体の側面図、第3図
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
トラックフレーム(3)に装備する機台、(4)はスク
リュ形扱同(5)(5)及び選別機構(6)を備えてい
て前記機台(1)に搭載する脱穀部、(7)は揚穀筒
(8)を介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物
タンク、(9)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シ
リンダ(10)を介して昇降可能に装設する刈取部、(1
1)は運転席(12)及び運転操作部(13)を備えている
前記穀物タンク(7)の前方に固設させる運転台、(1
4)は前記穀物タンク(7)の後方に備えているエンジ
ン(15)を内設するエンジン室、(16)は前記穀物タン
ク(7)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
図は要部の断面平面図、第2図は全体の側面図、第3図
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
トラックフレーム(3)に装備する機台、(4)はスク
リュ形扱同(5)(5)及び選別機構(6)を備えてい
て前記機台(1)に搭載する脱穀部、(7)は揚穀筒
(8)を介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物
タンク、(9)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シ
リンダ(10)を介して昇降可能に装設する刈取部、(1
1)は運転席(12)及び運転操作部(13)を備えている
前記穀物タンク(7)の前方に固設させる運転台、(1
4)は前記穀物タンク(7)の後方に備えているエンジ
ン(15)を内設するエンジン室、(16)は前記穀物タン
ク(7)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
そして前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を取入れる穀物
ヘッダー(17)と、該ヘッダー(17)の後部略中央に連
結させて刈取り穀稈を脱穀部(4)に送給する供給室
(18)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リ
ール(19)及び往復駆動型刈刃(20)及び穀稈掻込ドラ
ム(21)とを前記穀物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッ
ダー(17)に取込まれる刈取穀稈を供給室(18)に内設
する供給チェンコンベア(22)を介し脱穀部(4)に脱
穀処理するように構成している。
ヘッダー(17)と、該ヘッダー(17)の後部略中央に連
結させて刈取り穀稈を脱穀部(4)に送給する供給室
(18)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リ
ール(19)及び往復駆動型刈刃(20)及び穀稈掻込ドラ
ム(21)とを前記穀物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッ
ダー(17)に取込まれる刈取穀稈を供給室(18)に内設
する供給チェンコンベア(22)を介し脱穀部(4)に脱
穀処理するように構成している。
また前記脱穀部(4)の左外側には穀粒搬送装置である
二番還元筒(23)を突出状に配備させていて、二番処理
物を選別機構(6)上方に戻し再選別ように設けてい
る。
二番還元筒(23)を突出状に配備させていて、二番処理
物を選別機構(6)上方に戻し再選別ように設けてい
る。
第4図に示す如く、前記スクリュ形扱胴(5)は、脱穀
部(4)前後長と略等しい長さの胴部(24)と、この胴
部(24)外周に巻装して放射状に立設させるスクリュ羽
根(25)と、前記胴部(24)の後端外周に設ける茎稈飛
散板(26)とを備えるもので、前記スクリュ形扱胴
(5)を機体前後方向に軸支し、前記供給室(18)に連
通する扱室(27)前側投入口(28)に扱胴(5)前端部
を、また扱室(27)後側の排塵口(29)に前記飛散板
(26)を臨ませると共に、扱胴(5)下側に受網(30)
を張設し、供給室(18)を介して刈取り穀稈を全量投入
して脱穀するように構成している。
部(4)前後長と略等しい長さの胴部(24)と、この胴
部(24)外周に巻装して放射状に立設させるスクリュ羽
根(25)と、前記胴部(24)の後端外周に設ける茎稈飛
散板(26)とを備えるもので、前記スクリュ形扱胴
(5)を機体前後方向に軸支し、前記供給室(18)に連
通する扱室(27)前側投入口(28)に扱胴(5)前端部
を、また扱室(27)後側の排塵口(29)に前記飛散板
(26)を臨ませると共に、扱胴(5)下側に受網(30)
を張設し、供給室(18)を介して刈取り穀稈を全量投入
して脱穀するように構成している。
また前記選別機構(6)を構成する揺動選別盤(31)を
備え、揺動リンク(32)(33)を介して前後方向に揺動
自在に前記選別盤(31)を支持すると共に、前記扱胴
(5)前部下方に位置させるフィードパン(34)と、穀
物漏下量を調節自在な1チャフシーブ(35)と、そのチ
ャフシーブ(35)下方に設ける一番選別網(36)と、前
記チャフシーブ(35)後側に連設するふるい線(37)
と、前記ふるい線(37)下方に設ける穀物漏下量を調節
自在な第2チャフシーブ(38)と、一番及び二番流穀板
(39)(40)とを、前記選別盤(31)に備える。
備え、揺動リンク(32)(33)を介して前後方向に揺動
自在に前記選別盤(31)を支持すると共に、前記扱胴
(5)前部下方に位置させるフィードパン(34)と、穀
物漏下量を調節自在な1チャフシーブ(35)と、そのチ
ャフシーブ(35)下方に設ける一番選別網(36)と、前
記チャフシーブ(35)後側に連設するふるい線(37)
と、前記ふるい線(37)下方に設ける穀物漏下量を調節
自在な第2チャフシーブ(38)と、一番及び二番流穀板
(39)(40)とを、前記選別盤(31)に備える。
さらに、前記フィードパン(34)上面に選別風を供給す
る塵埃除去ファン(41)と、一番流穀板(39)に選別風
を供給する唐箕ファン(42)と、一番流穀板(39)から
の穀物を受取って揚穀筒(8)に送出する一番樋(43)
及び一番コンベア(44)と、二番流穀板(40)に選別風
を供給する二番選別ファン(45)と、二番流穀板(40)
からの還元物を二番還元筒(23)に送出する二番樋(4
6)及び二番コンベア(47)と、前記選別盤(31)後端
を臨ませる三番口(48)と、前記第2チャフシーブ(3
8)の後斜上方に設ける吸排塵ファン(49)とを備え、
一番樋(43)の穀物をタンク(7)に、また二番樋(4
6)の還元物をフィードパン(34)に送出するように構
成している。
る塵埃除去ファン(41)と、一番流穀板(39)に選別風
を供給する唐箕ファン(42)と、一番流穀板(39)から
の穀物を受取って揚穀筒(8)に送出する一番樋(43)
及び一番コンベア(44)と、二番流穀板(40)に選別風
を供給する二番選別ファン(45)と、二番流穀板(40)
からの還元物を二番還元筒(23)に送出する二番樋(4
6)及び二番コンベア(47)と、前記選別盤(31)後端
を臨ませる三番口(48)と、前記第2チャフシーブ(3
8)の後斜上方に設ける吸排塵ファン(49)とを備え、
一番樋(43)の穀物をタンク(7)に、また二番樋(4
6)の還元物をフィードパン(34)に送出するように構
成している。
また扱胴駆動プーリ(50)を設ける扱胴(5)後端側に
チョッパ(51)を装設し、そのチョッパ(51)を排塵口
(29)に臨ませ、排塵口(29)から放出される茎稈を前
記チョッパ(51)により寸断して飛散させるように構成
している。
チョッパ(51)を装設し、そのチョッパ(51)を排塵口
(29)に臨ませ、排塵口(29)から放出される茎稈を前
記チョッパ(51)により寸断して飛散させるように構成
している。
また第1図及び第5図に示す如く、前記脱穀部(4)内
部に左右スクリュ形扱胴(5)(5)を並設に配置さ
せ、各スクリュ形扱胴(5)(5)をこれらの後端側に
設けた各々の扱胴駆動プーリ(50)(50)により回転駆
動すると共に、機体前後方向に軸支した左右スクリュ形
扱胴(5)(5)先端側を供給室(18)に臨ませ、また
前記供給室(18)からの刈取り作物を左右スクリュ形扱
胴(5)(5)方向に振り分ける作物ガイド(52)をそ
の左右スクリュ形扱胴(5)(5)先端間に位置させ、
前記受網(30)(30)内側端縁を支持させる中間仕切壁
(53)前端に前記作物ガイド(52)を連設させるもの
で、機体前後方向に軸支した並列に配置させた左右のス
クリュ形扱胴(5)(5)に供給室(18)からの刈取り
作物を夫々搬入させ、連動回転させる左右スクリュ形扱
胴(5)(5)により脱穀するように構成している。
部に左右スクリュ形扱胴(5)(5)を並設に配置さ
せ、各スクリュ形扱胴(5)(5)をこれらの後端側に
設けた各々の扱胴駆動プーリ(50)(50)により回転駆
動すると共に、機体前後方向に軸支した左右スクリュ形
扱胴(5)(5)先端側を供給室(18)に臨ませ、また
前記供給室(18)からの刈取り作物を左右スクリュ形扱
胴(5)(5)方向に振り分ける作物ガイド(52)をそ
の左右スクリュ形扱胴(5)(5)先端間に位置させ、
前記受網(30)(30)内側端縁を支持させる中間仕切壁
(53)前端に前記作物ガイド(52)を連設させるもの
で、機体前後方向に軸支した並列に配置させた左右のス
クリュ形扱胴(5)(5)に供給室(18)からの刈取り
作物を夫々搬入させ、連動回転させる左右スクリュ形扱
胴(5)(5)により脱穀するように構成している。
上記から明らかなように、スクリュ形扱胴(5)を機体
前後方向に軸支し、刈取り作物を全量投入して脱穀する
装置において、前記スクリュ形扱胴(5)を複数設けて
これらを並列に配置させると共に、扱室(27)を分割す
る仕切壁(53)を前記各扱胴(5)…間に設け、また扱
室(27)に投入される刈取り作物を前記各扱胴(5)…
に振り分ける作物ガイド(52)を前記仕切壁(53)前側
に取付け、左右のスクリュ形扱胴(5)(5)の干渉を
仕切壁(53)によって防ぐと共に、前記作物ガイド(5
2)によって左右のスクリュ形扱胴(5)(5)に適量
の刈取り作物を分配するように構成している。
前後方向に軸支し、刈取り作物を全量投入して脱穀する
装置において、前記スクリュ形扱胴(5)を複数設けて
これらを並列に配置させると共に、扱室(27)を分割す
る仕切壁(53)を前記各扱胴(5)…間に設け、また扱
室(27)に投入される刈取り作物を前記各扱胴(5)…
に振り分ける作物ガイド(52)を前記仕切壁(53)前側
に取付け、左右のスクリュ形扱胴(5)(5)の干渉を
仕切壁(53)によって防ぐと共に、前記作物ガイド(5
2)によって左右のスクリュ形扱胴(5)(5)に適量
の刈取り作物を分配するように構成している。
さらに第1図のように左右の供給チェンコンベア(22)
(22)を供給室(18)に内設し、刈取昇降支点軸(54)
に軸支する一対のスプロケット(55)…と、そのスプロ
ケット(55)…に張架させる一対のロードチェン(56)
…と、ロードチェン(56)に横架させる作物移動桟(5
7)…とを前記各コンベア(22)(22)に備えると共
に、左右のコンベア(22)(22)の各桟(57)…を千鳥
形に配設し、駆動プーリ(58)を介して前記支点軸(5
4)を回転させ、穀物ヘッダー(17)に取込む刈取り作
物を各コンベア(22)(22)によって左右スクリュ形扱
胴(5)(5)先端部に送込むように構成している。
(22)を供給室(18)に内設し、刈取昇降支点軸(54)
に軸支する一対のスプロケット(55)…と、そのスプロ
ケット(55)…に張架させる一対のロードチェン(56)
…と、ロードチェン(56)に横架させる作物移動桟(5
7)…とを前記各コンベア(22)(22)に備えると共
に、左右のコンベア(22)(22)の各桟(57)…を千鳥
形に配設し、駆動プーリ(58)を介して前記支点軸(5
4)を回転させ、穀物ヘッダー(17)に取込む刈取り作
物を各コンベア(22)(22)によって左右スクリュ形扱
胴(5)(5)先端部に送込むように構成している。
一方、第5図のように左右スクリュ形扱胴(5)(5)
上側を覆う左右上蓋(59)(59)を設け、左右の上蓋
(59)(59)を夫々取外して各扱胴(5)(5)上側を
夫々開放すると共に、左右スクリュ形扱胴(5)(5)
下側に左右揺動選別盤(31)(31)を設け、左右受網
(30)(30)と左右揺動選別盤(31)(31)の間で機体
前後方向に中央及び左右脱粒物ガイド(60)(61)(6
1)を延設形成し、受網(30)から落下する脱粒物を前
記ガイド(60)(61)の案内により揺動選別盤(31)中
央部に落下させるように構成している。
上側を覆う左右上蓋(59)(59)を設け、左右の上蓋
(59)(59)を夫々取外して各扱胴(5)(5)上側を
夫々開放すると共に、左右スクリュ形扱胴(5)(5)
下側に左右揺動選別盤(31)(31)を設け、左右受網
(30)(30)と左右揺動選別盤(31)(31)の間で機体
前後方向に中央及び左右脱粒物ガイド(60)(61)(6
1)を延設形成し、受網(30)から落下する脱粒物を前
記ガイド(60)(61)の案内により揺動選別盤(31)中
央部に落下させるように構成している。
本実施例は上記の如く構成しており、上記穀物ヘッダー
(17)にリール(19)を介して未刈り穀稈を取入れ、そ
の未刈り穀稈の株元を刈刃(20)によって切断すると共
に、前記ヘッダー(17)略中央部から供給室(18)に穀
稈掻込ドラム(21)を介して刈取り穀稈(作物)を送込
み、その刈取り穀稈を刈取り穀稈供給チェンコンベア
(22)(22)によって脱穀部(4)に送給し、スクリュ
形扱胴(5)(5)によって順次脱粒し、その脱粒した
穀粒を選別機構(6)(6)に落下させて選別し、整粒
のみを穀物タンク(7)に取出すもので、単一の扱胴
(5)の処理量を変えることなく、脱穀処理量を従来の
2倍に増加させることができると共に、単一の扱胴
(5)の駆動トルクは従来と変わらないので、従来と同
様にVベルト駆動により左右スクリュ形扱胴(5)
(5)の駆動系を簡単に構成することができる。
(17)にリール(19)を介して未刈り穀稈を取入れ、そ
の未刈り穀稈の株元を刈刃(20)によって切断すると共
に、前記ヘッダー(17)略中央部から供給室(18)に穀
稈掻込ドラム(21)を介して刈取り穀稈(作物)を送込
み、その刈取り穀稈を刈取り穀稈供給チェンコンベア
(22)(22)によって脱穀部(4)に送給し、スクリュ
形扱胴(5)(5)によって順次脱粒し、その脱粒した
穀粒を選別機構(6)(6)に落下させて選別し、整粒
のみを穀物タンク(7)に取出すもので、単一の扱胴
(5)の処理量を変えることなく、脱穀処理量を従来の
2倍に増加させることができると共に、単一の扱胴
(5)の駆動トルクは従来と変わらないので、従来と同
様にVベルト駆動により左右スクリュ形扱胴(5)
(5)の駆動系を簡単に構成することができる。
さらに第6図は第1図の変形例を示すものであり、第1
図において千鳥形に設けるチェンコンベア(22)(22)
の作物移動桟(57)…をこの進行方向に対して直交させ
て支持していたが、前記作物移動桟(57)…を外向きに
傾斜させて支持し、その桟(57)…によって送る作物を
この搬送作用を利用して左右に振分け、左右スクリュ形
扱胴(5)(5)に供給室(18)からの作物を略均等に
夫々供給するもので、左右スクリュ形扱胴(5)(5)
のいずれかに作物が片寄って脱穀効率が低下するのを防
止すると共に、作物ガイド(52)の作物振分け作用を助
長して左右スクリュ形扱胴(5)(5)先端部での作物
の停滞などを防止することができるものである。
図において千鳥形に設けるチェンコンベア(22)(22)
の作物移動桟(57)…をこの進行方向に対して直交させ
て支持していたが、前記作物移動桟(57)…を外向きに
傾斜させて支持し、その桟(57)…によって送る作物を
この搬送作用を利用して左右に振分け、左右スクリュ形
扱胴(5)(5)に供給室(18)からの作物を略均等に
夫々供給するもので、左右スクリュ形扱胴(5)(5)
のいずれかに作物が片寄って脱穀効率が低下するのを防
止すると共に、作物ガイド(52)の作物振分け作用を助
長して左右スクリュ形扱胴(5)(5)先端部での作物
の停滞などを防止することができるものである。
さらに第7図は第5図の変形例を示すものであり、単一
の揺動選別盤(31)上方に左右スクリュ形扱胴(5)
(5)を位置させると共に、左右スクリュ形扱胴(5)
(5)間でこれらと揺動選別盤(31)の間に中央脱粒物
ガイド(60)を設け、前記ガイド(60)下側で機体前後
方向にスクリュ形処理胴(62)を軸支させる。前記処理
胴(62)は胴部(63)とスクリュ羽根(64)を備え、そ
の処理胴(62)下側に受網(65)を張設すると共に、二
番還元筒(23)からの二番処理物を前記処理胴(62)に
戻し、処理胴(62)によってその二番処理物を脱粒処理
して揺動選別盤(31)に戻すもので、左右スクリュ形扱
胴(5)(5)の間に形成される空間を処理胴(62)取
付け用として有効に利用できると共に、左右スクリュ形
扱胴(5)(5)から落下する脱粒物を処理胴(62)部
で左右に振分け、処理胴(62)からの脱粒物を中央部に
落下させるから、揺動選別盤(31)上面における選別作
用を良好に得られるものである。
の揺動選別盤(31)上方に左右スクリュ形扱胴(5)
(5)を位置させると共に、左右スクリュ形扱胴(5)
(5)間でこれらと揺動選別盤(31)の間に中央脱粒物
ガイド(60)を設け、前記ガイド(60)下側で機体前後
方向にスクリュ形処理胴(62)を軸支させる。前記処理
胴(62)は胴部(63)とスクリュ羽根(64)を備え、そ
の処理胴(62)下側に受網(65)を張設すると共に、二
番還元筒(23)からの二番処理物を前記処理胴(62)に
戻し、処理胴(62)によってその二番処理物を脱粒処理
して揺動選別盤(31)に戻すもので、左右スクリュ形扱
胴(5)(5)の間に形成される空間を処理胴(62)取
付け用として有効に利用できると共に、左右スクリュ形
扱胴(5)(5)から落下する脱粒物を処理胴(62)部
で左右に振分け、処理胴(62)からの脱粒物を中央部に
落下させるから、揺動選別盤(31)上面における選別作
用を良好に得られるものである。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、スクリュ形扱
胴(5)を機体前後方向に軸支し、刈取り作物を全量投
入して脱穀する装置において、前記スクリュ形扱胴
(5)を複数設けてこれらを並列に配置させると共に、
扱室(27)を分割する仕切壁(53)を前記各扱胴(5)
…間に設け、また扱室(27)に投入される刈取り作物を
前記各扱胴(5)…に振り分ける作物ガイド(52)を前
記仕切壁(53)前側に取付けたもので、前記仕切壁(5
3)を設けることによって左右の各スクリュ形扱胴
(5)…間に干渉防止用の空間を形成する必要がなく、
各スクリュ形扱胴(5)…の脱粒作用を適正に維持でき
ると共に、各スクリュ形扱胴(5)…間前部の作物ガイ
ド(52)によって刈取り作物を各スクリュ形扱胴(5)
…に振り分けるから、各スクリュ形扱胴(5)…に適量
の刈取り作物が分配され、各スクリュ形扱胴(5)…の
脱穀負荷を適正範囲に維持し乍ら刈取り作物の処理量を
容易に増量させることができ、従来に比べ、スクリュ形
扱胴(5)の複数並設による脱穀処理能力の向上並びに
脱粒機能の向上などを容易に図ることができるものであ
る。
胴(5)を機体前後方向に軸支し、刈取り作物を全量投
入して脱穀する装置において、前記スクリュ形扱胴
(5)を複数設けてこれらを並列に配置させると共に、
扱室(27)を分割する仕切壁(53)を前記各扱胴(5)
…間に設け、また扱室(27)に投入される刈取り作物を
前記各扱胴(5)…に振り分ける作物ガイド(52)を前
記仕切壁(53)前側に取付けたもので、前記仕切壁(5
3)を設けることによって左右の各スクリュ形扱胴
(5)…間に干渉防止用の空間を形成する必要がなく、
各スクリュ形扱胴(5)…の脱粒作用を適正に維持でき
ると共に、各スクリュ形扱胴(5)…間前部の作物ガイ
ド(52)によって刈取り作物を各スクリュ形扱胴(5)
…に振り分けるから、各スクリュ形扱胴(5)…に適量
の刈取り作物が分配され、各スクリュ形扱胴(5)…の
脱穀負荷を適正範囲に維持し乍ら刈取り作物の処理量を
容易に増量させることができ、従来に比べ、スクリュ形
扱胴(5)の複数並設による脱穀処理能力の向上並びに
脱粒機能の向上などを容易に図ることができるものであ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面正面図、第2図は
全体の側面図、第3図は同平面図、第4図は断面側面
図、第5図は断面正面図、第6図は第1図の変形例を示
す断面平面図、第7図は第5図の変形例を示す断面正面
図である。 (5)……スクリュ形扱胴
全体の側面図、第3図は同平面図、第4図は断面側面
図、第5図は断面正面図、第6図は第1図の変形例を示
す断面平面図、第7図は第5図の変形例を示す断面正面
図である。 (5)……スクリュ形扱胴
Claims (1)
- 【請求項1】スクリュ形扱胴(5)を機体前後方向に軸
支し、刈取り作物を全量投入して脱穀する装置におい
て、前記スクリュ形扱胴(5)を複数設けてこれらを並
列に配置させると共に、扱室(27)を分割する仕切壁
(53)を前記各扱胴(5)…間に設け、また扱室(27)
に投入される刈取り作物を前記各扱胴(5)…に振り分
ける作物ガイド(52)を前記仕切壁(53)前側に取付け
たことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60134884A JPH0665260B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | コンバインの脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60134884A JPH0665260B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | コンバインの脱穀装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61293313A JPS61293313A (ja) | 1986-12-24 |
JPH0665260B2 true JPH0665260B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=15138757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60134884A Expired - Lifetime JPH0665260B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | コンバインの脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665260B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH074109B2 (ja) * | 1986-10-11 | 1995-01-25 | 井関農機株式会社 | コンバインにおける穀稈供給装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58150930U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-08 | ヤンマー農機株式会社 | 普通型コンバイン |
JPS5981337U (ja) * | 1982-11-19 | 1984-06-01 | ヤンマー農機株式会社 | コンバイン |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP60134884A patent/JPH0665260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61293313A (ja) | 1986-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |