JPH0664882U - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

Info

Publication number
JPH0664882U
JPH0664882U JP504093U JP504093U JPH0664882U JP H0664882 U JPH0664882 U JP H0664882U JP 504093 U JP504093 U JP 504093U JP 504093 U JP504093 U JP 504093U JP H0664882 U JPH0664882 U JP H0664882U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
impact dot
spring
back stopper
dot head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP504093U
Other languages
English (en)
Inventor
丘 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP504093U priority Critical patent/JPH0664882U/ja
Publication of JPH0664882U publication Critical patent/JPH0664882U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寿命が長く信頼性の高いインパクトドットヘ
ッドを提供する。 【構成】 バックストッパ21の金属部21b,ゴム部
21cにスリット29b,29cを設けこの中に潤滑油
を注入する。 【効果】 印字力を強くした場合でも容易な方法でバッ
クストッパ21内に長期間潤滑油を保持しバックストッ
パ21の寿命を長く保つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインパクトドットマトリックスプリンタの印字ヘッドに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
近年急速に普及したパーソナルコンピュータの出力端末として低価格で多彩な 印字の可能なシリアルプリンタに対する需要が高まっている。なかでもシリアル インパクトドットプリンタはランニングココストが安く印字媒体の選択範囲が広 いため、伝票発行やプログラムリスト出力等の業務用として数多く用いられてい る。使用頻度の高い業務用のプリンタは寿命が長く信頼性が高いことが望まれ、 特に印字ディバイスであるインパクトドットヘッドは、その故障が直接的にプリ ンタの印字不能につながるため、インパクトドットヘッドの寿命を伸ばすための 試みが数多く行われている。例えば特開昭63−41157号公報にて開示され ているような工夫が知られている。その内容を図5、図6を用いて説明する。図 5,図6は各々特開昭63−41157号公報にて開示されている技術における インパクトドットヘッドの断面図とバックストッパの分解斜視図である。非印字 待機時には図5下半分に示すように永久磁石124の磁束(矢印をつけた実線で 示す)によりコア125,プランジャ123間に吸引力が働きプランジャ123 はコア125に吸引されている。また、プランジャ123はスプリング127に より支持され、印字ワイヤ128を先端に接合してあるレバー126が固着され ている。この時スプリング127は偏寄され弾性エネルギーを蓄えている。印字 時には図5上半分に示すようにコイル122へ通電することにより永久磁石12 4の磁束を打ち消す磁束(矢印をつけた破線で示す)を発生させコア125,プ ランジャ123間の吸引力を打ち消し偏寄されたスプリング127の弾性力で印 字ワイヤ128を打ち出し印字する。印字が終了するとコイル122への通電も 終了するためプランジャ123は再び永久磁石124の磁束によりコア125へ 吸引され、レバー126の先端部はバックストッパ121に衝突し、停止する。 この衝突による衝撃力が大きいため、それに耐えるべくバックストッパ121は 図6に示すように、金属製レバー126に比べ硬度が低くレバー126を摩耗さ せない樹脂フィルム部121a,バネ性を有する金属部121b,衝突力を減衰 させるゴム部121cにより構成され、金属部121bにはレバー126のバッ クストッパ126への接触位置を避けてスリット129bが設けられている。ま た、このスリット129bのなかには潤滑油が入れられバックストッパ121の 寿命を伸ばすようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
伝票発行業務に用いられるプリンタなどでは多数枚の同時複写能力が求められ 、これに答えるために印字ワイヤ128の印字力を大きくすることが行われてい る。それに伴い、印字後に待機位置へ戻る力も大きくなりレバー126の先端は 従来にまして強い力でバックストッパ121へ衝突する。また、印字力を大きく するためにはより多くのエネルギーをインパクトドットヘッドに投入する必要が あり、それに伴ってインパクトドットヘッド内の温度が高くなることが避けられ ない。従ってバックストッパ121は、より高い温度環境のなかで、より強い衝 撃力を受けなければならない。薄い金属部121bのスリット129bのなかに 入れられる潤滑油の量は非常に小量であり高い温度環境のなかでは短時間の使用 で蒸発してしまう。このため金属部121bは潤滑油の無い状態で衝撃力を受け 、短期間で破損してしまう。バックストッパ121の破損は印字ワイヤ128の 動作挙動を不安定にすると共に破損したバックストッパ121の破片がプランジ ャ123とコア125の間に挟まり印字不能状態となる。このように従来のイン パクトドットヘッドは高い同時複写能力を求められるプリンタに使用する場合、 寿命が短く信頼性が低いという問題点を有していた。
【0004】 そこで本考案は従来のこのような問題を解決し、寿命が長く信頼性の高いイン パクトドットヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため本考案のインパクトドットヘッドは、非印字待機時は 、永久磁石から発生する磁束により、スプリングに固着したプランジャを吸引す ることでスプリングを偏寄させておき、印字時にはコアに巻かれたコイルに通電 し、プランジャへの吸引力を打ち消すことにより、偏寄されたスプリングの力で このスプリングに固着されているレバーと接合している印字ワイヤを打ち出し衝 撃印字するインパクトドットヘッドに於て、樹脂フィルム部,金属部,ゴム部の 積層により成るバックストッパを非印字待機時にレバーの先端に接する位置に備 え、バックストッパの金属部,ゴム部のレバー対応位置の間にスリットを設けた ことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案の上記の構成によれば高温環境下で使用しても、蒸発するのに長期間か かる量の潤滑油をバックストッパ内に蓄えることができる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案のインパクト ドットヘッドを搭載したシリアルインパクトドットプリンタのメカニカルな部分 の概略平面図であり、図2は概略正面図である。このシリアルインパクトドット プリンタでは印字媒体としての印字紙5を支持するプラテン3と平行の桁方向に インパクトドットヘッド2を移動させながら印字を行う為にインパクトドットヘ ッド2をキャリッジ1上に搭載している。プラテン3とインクリボン4との間に 配置された印字紙5に対してキャリッジ1を桁方向に移動しながらドット印字し 所望の文字,図形等が印刷される。印字紙5としては1枚のみで構成されている 単票紙から7枚程度のノンカーボン紙で構成された複写紙まで、各種の紙が使用 される。
【0008】 底板7の上に設けられたフォトカプラ9はキャリッジ1の下に設けられている フィン10の存在の有無を検知することでキャリッジ1のホームポジションを検 出する機能を持っている。キャリッジ1はキャリッジ駆動モータ11により駆動 ベルト12を介して図1,図2の横方向に往復駆動される。この時にキャリッジ 駆動モータ11に取り付けたエンコーダ13がキャリッジ1の位置を検出する信 号を発生し、この信号を元に基準印字タイミング信号が作られる。
【0009】 本考案のインパクトドットヘッドの一実施例を図2のA−A断面である図3を 用いて説明する。図の平面と直行する中心軸の方向からみてほぼ円周上に3%ケ イ素鋼で形成したコア25が9個配置され、このコアの外周にはリング状の永久 磁石24が設けられ、更に純鉄で形成したヨーク30,サイドヨーク31,ステ ンレス鋼で形成したスペーサ32,バネ鋼より成るスプリング27,炭素鋼より 成るバネ押え33が積層固定されている。スプリング27の先端には3%ケイ素 鋼より成るプランジャ23が固着されコア25と対向する位置に支持されている 。プランジャ23には先端部に高速度鋼より成る印字ワイヤ28をロー付けで接 合したSK鋼より成るレバー26が固定されている。印字ワイヤ28はワイヤガ イド34,35により所定の位置に導かれ、本実施例の場合先端が図3の紙面に 垂直な方向一直線上に配列されている。レバー26の先端位置に非印字待機時に おいて接触するようにバックストッパ21が設けられている。バックストッパ2 1は図4に示すように、金属製レバー26に比べ硬度が低くレバー26を摩耗さ せない0.05mm厚のポリイミドより成る樹脂フィルム部21a,バネ性を有す る0.05mm厚のステンレス鋼より成る金属部21b,衝突力を減衰させる1mm 厚のフッソゴムより成るゴム部21cにより構成され、金属部21bとゴム部2 1cにはレバー26のバックストッパ26への接触位置を避けてスリット29b ,29cが設けられている。またこのスリット29b,29cのなかには潤滑油 が充填されている。この充填量はスリットのある部材の厚みに依存するので金属 部21b:ゴム部21c=0.05:1すなわち1:20の比率でスリット29 b,29c内に貯蔵されている。非印字待機時には図3下半分に示すように永久 磁石24の磁束(矢印をつけた実線で示す)によりコア25,プランジャ23間 に吸引力が働きプランジャ23はコア25に吸引されている。また、プランジャ 23はスプリング27により支持されているため、この時スプリング27は偏寄 され弾性エネルギーを蓄えている。印字時には図3上半分に示すようにコイル2 2へ通電することにより永久磁石24の磁束を打ち消す磁束(矢印をつけた破線 で示す)を発生させコア25,プランジャ23間の吸引力を打ち消し偏寄された スプリング27の弾性力で印字ワイヤ28を打ち出し印字する。印字が終了する とコイル22への通電も終了するためプランジャ23は再び永久磁石24の磁束 によりコア25へ吸引され、レバー26の先端部はバックストッパ21に衝突し 、停止する。この衝突による衝撃力は樹脂フィルム部21a,金属部21b,ゴ ム部21cを弾性変形させながらゴム部21cにエネルギー吸収される。印字に 伴うコイル22への通電でインパクトドットヘッド2内の温度は上昇しバックス トッパ21の温度も高温となりスリット29b,29c内の潤滑油は徐々に蒸発 するが、前述の従来技術の場合に比べ潤滑油の量は21倍となっているため十分 長い期間バックストッパ21内に潤滑油が保持されバックストッパが破損するこ とはない。このため、多数枚の印字紙に同時複写可能とするため印字力を高めた インパクトドットヘッドでも十分長い寿命を確保し信頼性を大幅に向上させるこ とができる。
【0010】
【考案の効果】
本考案のインパクトドットヘッドに於いては以上説明したように多数枚の印字 紙に同時複写可能とするため印字力を高めた場合でも簡単な構成でバックストッ パに十分長い期間潤滑油を保持できるためバックストッパの破損が起こらず安価 で信頼性の高いインパクトドットヘッドを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインパクトドットヘッドを搭載したシ
リアルインパクトドットプリンタのメカニカルな部分の
概略平面図である。
【図2】本考案のインパクトドットヘッドを搭載したシ
リアルインパクトドットプリンタのメカニカルな部分の
概略正面図である。
【図3】本考案のインパクトドットヘッドの一実施例を
示す図2のA−A断面図である。
【図4】本考案のインパクトドットヘッドのバックスト
ッパを示す分解斜視図である。
【図5】従来技術におけるインパクトドットヘッドの断
面図である。
【図6】従来技術におけるインパクトドットヘッドのバ
ックストッパを示す分解斜視図である。
【符号の説明】 1 キャリッジ 2 インパクトドットヘッド 3 プラテン 4 インクリボン 5 印字紙 6 コネクタ 7 底板 8 フレキシブルプリントサーキット 9 フォトカプラ 10 フィン 11 キャリッジ駆動モータ 12 駆動ベルト 13 エンコーダ 21 バックストッパ 22 コイル 23 プランジャ 24 永久磁石 25 コア 26 レバー 27 スプリング 28 印字ワイヤ 29 スリット 30 ヨーク 31 サイドヨーク 32 スペーサ 33 バネ押え 34 ワイヤガイド 35 ワイヤガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非印字待機時は、永久磁石から発生する
    磁束により、スプリングに固着したプランジャを吸引す
    ることで前記スプリングを偏寄させておき、印字時には
    コアに巻かれたコイルに通電し、前記プランジャへの吸
    引力を打ち消すことにより、偏寄された前記スプリング
    の力で該スプリングに固着されているレバーと接合して
    いる印字ワイヤを打ち出し衝撃印字するインパクトドッ
    トヘッドに於て、樹脂フィルム部,金属部,ゴム部の積
    層により成るバックストッパを非印字待機時に前記レバ
    ーの先端に接する位置に備え、前記バックストッパの金
    属部,ゴム部の前記レバー対応位置の間にスリットを設
    けたことを特徴とするインパクトドットヘッド。
JP504093U 1993-02-17 1993-02-17 インパクトドットヘッド Pending JPH0664882U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP504093U JPH0664882U (ja) 1993-02-17 1993-02-17 インパクトドットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP504093U JPH0664882U (ja) 1993-02-17 1993-02-17 インパクトドットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0664882U true JPH0664882U (ja) 1994-09-13

Family

ID=11600333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP504093U Pending JPH0664882U (ja) 1993-02-17 1993-02-17 インパクトドットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664882U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7018116B2 (en) Armature, wire dot printer head and wire dot printer
EP0156547A1 (en) Dot printer head
JPH0372467B2 (ja)
JPH0664882U (ja) インパクトドットヘッド
EP0128558B1 (en) Ink dot printer
JP4110158B2 (ja) プリンタ装置の印字ヘッド
JPH0664881U (ja) インパクトドットヘッド
JP2788867B2 (ja) 印字アクチュエータ
US5088844A (en) Impact dot print head and printer including same
JPS5845964A (ja) ワイヤ式ドツトプリンタヘツドの構造
EP0357057A2 (en) Armature of printing head for use in wire printer
JPH0717486Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH0524213A (ja) インパクトドツトヘツド
JPS6224530Y2 (ja)
JPS6339081Y2 (ja)
JPH0536690Y2 (ja)
JPH038445Y2 (ja)
JPS60162659A (ja) インクドツトプリンタ
JP2006123233A (ja) 記録ヘッド及び記録装置
JPS58177374A (ja) 印字ヘツド
JPH0624014A (ja) インパクトドットヘッド
JP2000246925A (ja) インパクトドットプリンタの印字ヘッド
JPH0655745A (ja) ドットインパクト式プリンタの印字ヘッド
JPS63257668A (ja) インパクト記録ヘツド
JPH04294158A (ja) インパクトドットヘッド