JPH0664725B2 - リ−ダ−テ−プを有する磁気テ−プ - Google Patents

リ−ダ−テ−プを有する磁気テ−プ

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JPH0664725B2
JPH0664725B2 JP14415984A JP14415984A JPH0664725B2 JP H0664725 B2 JPH0664725 B2 JP H0664725B2 JP 14415984 A JP14415984 A JP 14415984A JP 14415984 A JP14415984 A JP 14415984A JP H0664725 B2 JPH0664725 B2 JP H0664725B2
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JP
Japan
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tape
film
leader tape
magnetic
leader
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JP14415984A
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千昭 水野
博 小川
康雄 玉井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はリーダーテープを有する磁気テープに関する。
さらに詳細には磁気記録装置の磁気ヘツド等をクリーニ
ングすることの出来るクリーニングリーダーテープを端
部に有する磁気テープに関する。
(従来の技術) オーデイオカセツトレコーダー、ビデオテープレコーダ
ーなどの磁気記録装置において、使用中の録音再生ヘツ
ドや走行路のガイドボールやローラーの汚れを清掃する
ために、磁気テープの端部に接合されたリーダーテープ
が使用されている。
従来のリーダーテープとしてはアルミナ(Al)、
炭化珪素(SiC)、酸化クロム(Cr)、酸化チタ
ン(TiO)、ベンガラ(α−Fe)、酸化珪素(S
iO)の如き無機顔料をバインダーと共に支持体上に塗
布してクリーニング層を設けることが知られている。こ
れらのクリーニング層は充分な汚れの除去能力を持つ
が、研磨能力が強過ぎるために、しばしばヘツドやガイ
ドボールを磨損させることがあり、且つテープ状に細断
したり磁気テープを接合する際に使う刃を磨損させるこ
とがあることがわかつた。
かかる欠点を防止するため、研磨材に代えて支持体表面
を化学エツチングまたはサンドラブラスト処理などによ
りマツト化する方法が提案された(実公昭49−42726号
公報)。しかし、この方法では得られる表面凹凸には限
度があり、またしばしば支持体の破断強度が低下するこ
とが認められた。またハブに磁気テープと共に巻かれた
状態で高温にさらされると外観上透明化が起こつてしま
う。
一方、リーダーテープを構成するプラスチツクフイルム
自体に炭酸カルシウム、カオリン、硫酸カルシウム、酸
化珪素のような無機顔料を混入させることも知られてい
るが、クリーニング効果が充分でなく、クリーニング効
果を上げるために顔料混入量を増加するとフイルム強度
が低下してしまうというという欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した通り、フイルム表面を化学エツチングまたはサ
ンドブラスト処理する方法では、表面粗さをかなり大き
くしないとクリーニング効果が充分でなく、一方粗さを
余り大きくするとフイルム強度が低下してさけ易くなる
し、高温下における欠点も解決していない。またフイル
ム中に充填材を混入する方法では、やはりクリーニング
効果が充分でなく、クリーニング効果を上げるためにそ
の混入料を増やすと強度が低下するという問題が生じ、
何れの方法によつても、十分なクリーニング効果を有
し、かつ高温にさらされても外観の変化のないリーダー
テープは得られない。
本発明は上記の問題点を解決するために開発されたもの
で、すなわち、その目的は第1に優れたクリーニング効
果を持つリーダーテープを有する磁気テープを提供する
ことにあり、第2にハブに巻かれた状態で高温にさらさ
れた時に、光透過率の変化しにくいリーダーテープを有
する磁気テープを提供することにあり第3に高光透過率
のリーダーテープを有する磁気テープを提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、プラスチツクフイルムからなる
リーダーテープにおいて、該プラスチツクフイルム内に
均一に分散したモース硬度3以上の非磁性粉体を0.5〜
8重量%含有し、そのフイルムの少なくとも一方の表面
の表面粗さ(Ra)が0.9〜1.5μmで、かつ光透過率が20
%以上であるリーダーテープを有する磁気テープによつ
て達成される。モース硬度3未満の粉体を混入させフイ
ルム粗面化の段階でフイルム表面に露出させても磁気ヘ
ツド等に付着した汚れをけずり取る効果が少ない。
このようなリーダーテープは通常プラスチツクフイルム
内にモース硬度3以上の非磁性粉体を混入し、そのフイ
ルムの少なくとも一方の表面をサンドブラストまたは化
学エツチング等により表面粗さ(Ra)が0.9〜1.5μmと
なるように表面を粗面化することにより得られる。たゞ
し、テープの光透過率は20%以上に保たなければならな
い。RaはJIS−B0601で定義される中心線平均粗さであ
り、カツトオフ値は0.25mmである。こゝで用いられるプ
ラスチツクフイルムとしては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエス
テル類、またはセルロース誘導体ビニル系樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、ポリアミドイミド等からなるフイルムがあげられ
る。特にヤング率が高く且つコストの安いポリエステル
フイルムが好ましい。
上記プラスチツクフイルムを製膜する際、モース硬度3
以上の非磁性粉体、好ましくは白色非磁性粉体を混入さ
せる。上記白色非磁性粉体としては例えばZnS、鉛白(2
PbCO・Pb(OH)、Al、BaSO、BaCO、Zn
O、SiO、TiO、MgO、CaCO、CaSO等があげられ
る。その平均粒径は0.005〜5μ、好ましくは0.05〜3
μであり、これら粉体を0.5〜8重量%混入させる。こ
の様に製膜されたフイルムはヘイズ度10〜70%を有す
る。更にこのプラスチツクフイルムの少なくとも一方の
表面をサンドプラスト又は化学エツチング法等により表
面粗さ(Ra)が0.9〜1.5μm好ましくは0.9〜1.2μmと
なるように表面を粗面化する。
この際、フイルム内に包含されていた非磁性粉体の一部
がフイルムに埋め込まれた形で表面に露出するまで処理
する。この様な粗面はプラスチツクフイルムの比較的柔
軟な凸凹とモース硬度3以上の非磁性粉体が一様に存在
しており、優れたクリーニング効果を有することとな
る。
こゝで、サンドブラストは、例えば、粒径5〜50μm程
度の酸化アルミニウム、硅砂粉等を含む懸濁液をフイル
ム上に強く吹きつけ、その後水洗してフイルム表面の粗
面化をすることにより行なう。また化学エツチングは、
例えば、ポリエステルフイルムをNaOH 10%メタノール
溶液中に数分〜十数分浸漬し、フイルム表面を腐食させ
その後メタノールで洗浄することにより行なう。
又、帯電防止処理として上記の様なプラスチツクフイル
ムの粗面上に帯電防止剤を塗布してもよい。帯電防止剤
の塗布量としては5〜300mg/m、好ましくは30〜150
mg/mであり、この様に処理されたリーダーテープは
クリーニング効果をそこなうことなく充分な帯電防止効
果が発揮され、しかも繰返し使用しても、粗面の凹部に
帯電防止剤が保持されその効果の劣化が少い。
本発明に使用される帯電防止剤は通常知られた帯電防止
剤(たとえば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系)
を1種又は2種以上組合せて用いることができる。
具体的には、カチオン系帯電防止剤として、第4級アン
モニウム塩系、アルキルピリジニウム塩系、アクリル酸
アルキルアミノアクリルエステルの4級化合物系、高級
アミンハロゲン酸塩系など、アニオン系帯電防止剤とし
て、アルキルリン酸エステル系、アルキル硫酸エステル
系、アルキルスルホン酸塩系、アルキルアリールスルホ
ン酸塩系など、ノニオン系帯電防止剤として、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフエノール、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエ
チレンアルキルアミドなどがある。
又、非磁性粉体の混入と表面の粗面化とにより、ハブに
巻かれた状態で、高温にさらされた場合でもリーダーテ
ープの光透過率は変化しにくく外観上好ましいものとな
る。
(実施例1及び比較例1) 上記フイルム1〜11の片面をサンドブラスト法により包
含されている白色非磁性粉体が表面に露出するまで粗面
化する。又フイルム12は上記処理を全くしない。これら
フイルムを3.8mmに細断してリーダーテープを得た(以
下T−1〜T−12という)。
また比較のため上記フイルム12を用い片面に酸化アルミ
ニウム(α−Al、平均粒径25μm、モース硬度
9)と硅砂粉(SiO、平均粒径22μm、モース硬度
7)の1:1(重量比)混合物をフイルム面に60゜の角度
で空気流と共に吹きつけた。空気流は60m/秒、粒子吹
付量は20kg/分であつた。2m/分の処理速度でフイルム
を処理したのち、同速度で強く水を吹きつけ過剰の粒子
を除去し、ついで70℃の空気流を吹きつけて乾燥しフイ
ルム表面近傍にα−AlとSiOの混合物を保持さ
せたリーダーテープ(T−13)を得た。
これらのクリーニングリーダーテープを1mカセツト内に
収納し、このカセツトをあらかじめ汚した磁気ヘツドを
有するカセツトレコーダーにて走行させた時、その汚れ
が取り除けるまでの回数を調べた。従つて汚れが取れる
までの走行回数が少いほどクリーニング効果は大きい。
又、厚さ12.5μmのオーデイオカセツトテープ135mの両
端にこれらクリーニングリーダーテープを50cmづつ接合
し、ハブに係止させた後、カセツトハーフ内に収納し
た。ハブにリーダーテープを磁気テープと共に巻いた状
態で110℃4時間放置、あるいは60℃90%RH 24時間放
置後、ハブ側に巻かれたリーダーテープと外側に巻かれ
たリーダーテープの光透過率及び外観を何もしていない
リーダーテープと比較した。又、リーダーテープをハブ
に係止する際のリーダーテープ切断発生率を調べた。こ
れらの結果を第2表に示す。
実施例T−1〜T−7はクリーニング効果が優れ、且つ
高温(110℃、4時間)にさらされても外観上何ら変化
がなく、ハブへの係止時にリーダーテープが切断する故
障も認められず好ましい。
比較例T−8は粉体の混入量が少ないためクリーニング
効果が稍低く、又高温にさらされた場合、粗面の一部に
透明化が起きる。比較例T−9は粉体の混入量が多すぎ
るためハブへの係止時リーダーテープが切断する故障が
認められる。又比較例T−10、T−11は十分なクリーニ
ング効果が認められない。T−11は高温にさらされた場
合粗面の一部に透明化が起き好ましくない。比較例T−
12は充分なクリーニング効果が認められない。
比較例T−13のクリーニング効果はT−9と同等である
が、高温にさらされた場合、粗面の一部に透明化が起こ
り外観上ムラとなり好ましくない。又ハブへの係止時リ
ーダーテープが切断する故障が認められる。
実施例1及び比較例1のクリーニングリーダーテープを
1/2インチ巾にスリツトし、ビデオ用のクリーニングリ
ーダーテープを得た。得られたクリーニングリーダーテ
ープ17cm、ビデオテープ247m、得られたクリーニングリ
ーダーテープ17cmの順に接合し、ハブに係止した。得ら
れたVHSビデオカセツトテープをVHSビデオデツキにて20
0回走行させて評価した。得られた結果を第3表に示
す。
第3表から、本発明によるクリーニングリーダーテープ
はビデオ用のリーダーとしてもヘツド詰まりがなく、好
ましいことがわかつた。
(実施例2) 実施例1のT−5の粗面上に帯電防止剤(商品名「エフ
コール72」松本油脂(株)製造、脂肪酸アミンの4級ア
ンモニウム塩)を75mg/m塗布し、帯電性及び、カセ
ツトレコーダーにて50回走行後の帯電性の変化具合を調
べた(T−14)。
その結果を第4表に示す。
帯電性の測定は、擦るか又は剥離帯電させたフイルムを
タバコの灰の上にセツトし、どの位の距離から灰を引き
付けるか調べることにより行つた。
引き付け距離が長い程、帯電性の強いことが解る。
T−14は帯電防止効果が優れ、しかも多数回走行させて
もその効果の劣化が少く好ましい。
(比較例2) 実施例1及び比較例1において、フィルムNo.7のプラス
チックフィルムのサンドブラスト条件の下記のように変
えて、表面粗さが1.7μmのリーダーテープNo.T−15を
得た。
サンドブラスト条件:フィルムの処理速度を2m/分から
1.5m/分に変えた以外は、実施例1及び比較例1と同一
の条件とした。
得られたリーダーテープを、実施例1及び比較例1と同
一の条件で評価した結果、切断発生率が10.5%と非常に
大きくなってしまった。
その他の評価結果は、 クリーニング効果:1回 光透過率 :60% 110℃保存後の外観、光透過率は変化がなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムからなるリーダーテ
    ープにおいて、該プラスチックフィルム内に均一に分散
    したモース硬度3以上の非磁性粉体を0.5〜8重量%含
    有し、そのフィルムの少なくとも一方の表面の表面粗さ
    (Ra)が0.9〜1.5μmで、かつ光透過率が20%以上であ
    るリーダーテープを有する磁気テープ。
JP14415984A 1984-07-13 1984-07-13 リ−ダ−テ−プを有する磁気テ−プ Expired - Lifetime JPH0664725B2 (ja)

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