JPH0664084U - 電気冷蔵庫 - Google Patents

電気冷蔵庫

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Publication number
JPH0664084U
JPH0664084U JP558093U JP558093U JPH0664084U JP H0664084 U JPH0664084 U JP H0664084U JP 558093 U JP558093 U JP 558093U JP 558093 U JP558093 U JP 558093U JP H0664084 U JPH0664084 U JP H0664084U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
vegetable case
vegetable
recess
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP558093U
Other languages
English (en)
Inventor
寿信 秋野
Original Assignee
株式会社富士通ゼネラル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社富士通ゼネラル filed Critical 株式会社富士通ゼネラル
Priority to JP558093U priority Critical patent/JPH0664084U/ja
Publication of JPH0664084U publication Critical patent/JPH0664084U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気冷蔵庫の野菜ケースに湿度調節機能と、
エチレンガスの排出機能を持たせて野菜の長期保存を可
能とする。 【構成】 図において、10は野菜ケース、11は野菜ケー
スに被さる蓋体である。この蓋体11にスリット12を有す
る凹部13を設けると共に、この凹部13にエチレン透過膜
製の袋14に詰めた吸湿性樹脂材からなる調湿板15を収納
する。なお、エチレン透過膜はエチレンガスのみを透過
し、水分は透過しないため凹部13と対面する袋14の下部
には複数の孔を設ける。また、袋14には上下を表す表示
を施し、凹部13への収納時に上下の向きを間違えないよ
うにしておく。調湿板15は野菜ケース10内の湿度が上昇
し過ぎると吸収し、減少し過ぎると野菜ケース10内に放
出する。また、袋14の上部はエチレンガスのみを透過
し、水分は透過しないので野菜ケース10内の湿度を適度
に維持できると共に、野菜に有害なエチレンガスを排出
できるので野菜の長期保存が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気冷蔵庫(以下、冷蔵庫という)に係り、さらに詳しくは、野菜を 新鮮な状態で長期保存するための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫には青果物を保存する野菜室が形成されており、この野菜室には出し入 れ可能な野菜ケースを収容するようになっている。ところで、野菜を長期保存す るには野菜ケースの内部を高湿度(90%前後)に保持する必要があるが、冷蔵 庫は冷気を生成するための冷却器を有しており、庫内空気中の水分は冷気を循環 させる過程において冷却器表面に凝縮、凍結され、除霜時に庫外に排出されるた め庫内は常に乾燥しやすい条件になっている。そこで、従来の冷蔵庫においては 、野菜室内に野菜ケースを密閉する蓋体を設けて水分の逃げを防止し、野菜の乾 燥を防止するようになっていた。また、野菜ケースの内部等に吸湿性樹脂材から なる調湿板を設けて野菜ケース内の湿度を調節するようにしたものもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記の蓋体には、上部の冷蔵室と下部の野菜室とを仕切る仕切体を 兼用にしたものと、専用の蓋体を設けたものとの二種類がある。前者の場合は野 菜ケースを完全に密閉することが構造的に困難であるため野菜ケース内を高湿度 に保つのが困難であった。また、後者の場合は野菜ケースを密閉することが可能 であるため水分の逃げを防止するということでは有利であるが、野菜ケース内に 露が発生する恐れがあり、さらに、野菜から放出されるエチレンガスが野菜ケー ス内に溜まり、野菜の老化を早めるという欠点があった。したがって、本考案に おては、これらの欠点を解消し得る手段を備えた電気冷蔵庫を提供することを目 的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、断熱箱体内に仕切 体を設けて上部に冷蔵室を、下部に野菜室を形成し、同野菜室に野菜ケースと、 野菜ケースに被さる蓋体とを設けてなる電気冷蔵庫において、前記蓋体に複数の スリットを有する凹部を形成すると共に、一面に湿気を通す複数の孔を設けたエ チレン透過膜製の袋に吸湿性樹脂材からなる調湿板を収め、前記袋の孔を下にし て前記凹部に収納することにした。
【0005】
【作用】
上記の構成であれば、調湿板を収容しているエチレン透過膜製の袋の下部に湿 気を通す複数の孔が形成されているので、内部の調湿板は野菜ケース内の湿度が 高いときは水分を吸収し、逆に湿度が低くなった場合は吸収した水分を放出する ため野菜ケース内に露付を生じることなく高湿度に保つことができる。また、エ チレン透過膜製の袋の上部には湿気を通す孔は無く、エチレン分子のみを透過す るため、野菜ケース内のエチレンガスをケース外に放出することができ、野菜を 長持ちさせることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図2に基づいて説明する。図1は冷蔵庫の本 考案に係わる要部を表したもので、1は鋼板製の外箱、2はプラスチック製の内 箱、3は断熱体である。内箱2は仕切体4によって仕切られ、上部に冷蔵室5が 、下部に野菜室6が形成されている。冷蔵室5側には扉7が有り、野菜室6側に は扉8が有る。冷蔵室5の背面側には図示されてない冷却器で生成された冷気を 冷蔵室5と野菜室6とに供給するのに必要なダクト9が配置されている。野菜室 6には扉8と一体になっている枠状の支持体8aに支持され、扉8の開閉に伴っ て出し入れが自在にできる野菜ケース10が有り、この野菜ケース10の上部開口面 には蓋体11が被さるようになっている。図2は野菜ケース10と蓋体11の関係をよ り分かり易く表したもので、野菜ケース10が図1に示す位置にあるとき、野菜ケ ース10の上部周縁部は蓋体11と密閉(密着)状態になるよう形成されている。
【0007】 ところで、本実施例における特徴は蓋体11に複数のスリット12を有する凹部13 を形成すると共に、この凹部13にエチレン透過膜製の袋14に収容した吸湿性樹脂 材からなる調湿板15を収納し、野菜ケース10内の湿度を調節すると共に、野菜ケ ース10内で発生するエチレンガスを放出するようにしたことである。エチレン透 過膜は本来エチレンガスのみを透過し、水分は透過しないため、本実施例におい ては袋14の一面に図示はしてないが複数の孔を設けて湿気の通過を可能にすると 共に、その孔のある面を下向きにして蓋体11の凹部13に収納するようにしている 。もし、孔のある面が上下逆向きになると初期の目的を達成出来なくなるので、 袋14には上下を表す表示が施されている。
【0008】 以上の構成により、ケース10内の湿度が上昇し過ぎた場合には調湿板15が余分 な水分(湿分)を吸収し、逆に野菜ケース10内の湿度が野菜の保存に必要な状態 以下に低下すると吸収していた水分を野菜ケース10内に放出するので野菜ケース 10は常に適度な湿気が保たれる。また、エチレン透過膜製の袋14の上部は水分は 透過せずエチレンガスのみを透過するので野菜ケース10内の湿度を低下させるこ となく野菜に有害なエチレンガスを放出できる。なお、冷蔵庫によっては、蓋体 11が無く、仕切体4を蓋体として兼用しているものもある。このような冷蔵庫に おいては、スリット12を有する凹部13を仕切体4側に設けてもよい。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように構成された冷蔵庫であれば、調湿板の作用により野菜ケー ス内の湿度が適度に保持されるのでケース内に露が付くようなことはなく、また 、野菜に有害なエチレンガスがエチレン透過膜製の袋の作用でケース外に放出さ れるので野菜や果物等の長期保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる電気冷蔵庫の要部を表す側断面
図である。
【図2】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外箱 2 内箱 3 断熱体 4 仕切体 5 冷蔵室 6 野菜室 10 野菜ケース 11 蓋体 12 スリット 13 凹部 14 袋(エチレン透過膜製) 15 調湿板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に仕切体を設けて上部に冷蔵
    室を、下部に野菜室を形成し、同野菜室に野菜ケース
    と、野菜ケースに被さる蓋体とを設けてなる電気冷蔵庫
    において、前記蓋体に複数のスリットを有する凹部を形
    成すると共に、一面に湿気を通す複数の孔を設けたエチ
    レン透過膜製の袋に吸湿性樹脂材からなる調湿板を収
    め、前記袋の孔を下にして前記凹部に収納してなること
    を特徴とする電気冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記野菜室に前記蓋体が無く、前記仕切
    体を野菜ケースの蓋体として兼用してなる場合には前記
    袋と、その袋に収納された調湿板の収納部を前記仕切体
    に設けてなる請求項1記載の電気冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記袋に上下を表す表示を施してなる請
    求項1記載の電気冷蔵庫。
JP558093U 1993-02-19 1993-02-19 電気冷蔵庫 Pending JPH0664084U (ja)

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JP558093U JPH0664084U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 電気冷蔵庫

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JP558093U JPH0664084U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 電気冷蔵庫

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JPH0664084U true JPH0664084U (ja) 1994-09-09

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ID=11615179

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JP558093U Pending JPH0664084U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 電気冷蔵庫

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JP (1) JPH0664084U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032256A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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