JPS589174Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 野菜等の食品を貯蔵する時は一般に冷却しかつ密閉する
ことにより貯蔵期間を延長することが可能となる。

しかしこの時、容器内部と外部の雰囲気温度に差が生じ
外部が内部より低温になる。

そして内部の湿度が高くなるため容器内面に結露現象が
生じる。

本考案はこのようにして生じた露を野菜等の上に落下さ
せずに野菜等を良好に貯蔵することを目的とする。

以下本考案をその一実施例を示す図面を参考に説明する
。

Ａは断熱箱体で、外箱１と内箱２との間に断熱材３を充
填しである。

４は前述の断熱箱体１と同じような構成のドアで、ガス
ケット５が取り付けられており、断熱箱体１と共に密閉
空間を形成している。

６は圧縮機で凝縮器７と蒸発器８等により冷却サイクル
を構成している。

９は野菜等を入れるクリスパーで、上部が開口されてお
り内部壁に露誘導板１０を一方向に傾斜させて支持する
突起部１１が設けられている。

さらに、クリスパー９の底部には貯った水が野菜等の収
納物に直接接触しないように突起部１４が設けられてい
る。

このクリスパー９の開口部をカバーするためクリスパー
カバー１２が設けられクリスパー９内の乾燥を防いでい
る。

また、露誘導板１０は波状でその山部に透孔１３を多数
設け、クリスパー９内の空気循環がスムーズに行なわれ
るようになされている。

この透孔１３の大きさは水の表面張力により水が通過し
ない程度の大きさである。

冷蔵庫内とクリスパー内部との温度差のため、クリスパ
ーカバー１２に結露するが、この結露水は下に落下し露
認導板１０で受は止められクリスパー９の後部壁に導び
かれ、クリスパー９の底に貯められるため、クリスパー
９内に貯蔵された野菜等の収納物に落下水が接れること
かなくなり、貯蔵に悪影響を及ぼすことがなくなると共
に、この露誘導板１０に透孔が設けであるためクリスパ
ー１０内の冷気循環に何んら支障はない。

上記実施例から明らかなように本考案の冷蔵庫は上面を
開口した容器（クリスパー）の開口部に、波形でかつ水
滴が落下した時、水の表面張力で水の通過を防止する程
度の透孔を設けた露誘導板を設けたことを特徴とするも
ので、容器の蓋体（クリスパーカバー）に結露する水分
は落下しても、全て露誘導板によって導びかれるため容
器に入れた野菜等の収納物に直接触れることがなくなり
、貯蔵への悪影響がなく、また露誘導板には透孔が設け
であるため冷気循環に何の支障も及ぼさないものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す冷蔵庫の断面図、第２
図は同冷蔵庫の要部断面図、第３図は同冷蔵庫のクリス
パーの斜視図、第４図は同冷蔵庫の露誘導板の斜視図で
ある。 ９・・・・・・クリスパー（容器）、１０・・・・・・
露誘導板、１１・・・・・・突起部、１２・・・・・・
クリスパーカバー（蓋体）、１３・・・・・・透孔、１
４・・・・・・突起部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）上面を開口した容器の開口部に、波形でかつ水滴
   が落下した時、水の表面張力で水の通過を防止する程度
   の透孔を設けた、露誘導板を設けてなる冷蔵庫。
2. （２）上記（１）項に於いて波状の山部に透孔を設けた
   露誘導板を設けてなる実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の冷蔵庫。