JPH0663577B2 - 電磁式流量調整弁 - Google Patents

電磁式流量調整弁

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JPH0663577B2
JPH0663577B2 JP61063925A JP6392586A JPH0663577B2 JP H0663577 B2 JPH0663577 B2 JP H0663577B2 JP 61063925 A JP61063925 A JP 61063925A JP 6392586 A JP6392586 A JP 6392586A JP H0663577 B2 JPH0663577 B2 JP H0663577B2
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JP
Japan
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valve
fluid
plunger
spring
ports
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JP61063925A
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English (en)
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JPS62220783A (ja
Inventor
英章 大平
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流体の流量調節を行なうための電磁式弁に関
する。
従来の技術 冷房などを行なう冷凍回路において、負荷の変動がある
ときに熱交換器への冷媒の供給量を調節するための流量
制御弁が使用されている。
一方、冷凍回路の制御方式としてはマイコン制御が採用
され、作動方式としては電磁式または電磁パイロット式
が用いられることが多い。しかし従来の電磁弁は二位置
の切換の機能しか備えていなかったので、開と閉とを周
期的に切りかえて流量の調節をすることが提案された
が、この方式では弁の制御が複雑となることを免れな
い。そしてまた、流量を多段に調節しようとするときに
は、従来の電磁弁では弁のリフト量を性格に制御するこ
とが困難であるため、複数個の電磁弁を並列に使用しこ
れらを順次作動させるなどの方法により制御流量の精度
を高めることが行われていた。
解決しようとする問題点 従来技術では、複雑な制御方式や複数の弁を用いる複雑
な流体回路を用いることによって流量制御が行われてい
たのに対し、本発明に於ては、簡単な制御方式によって
正確な流量調節ができる電磁弁を提供しようとするもの
である。
問題を解決するための手段 前述の如き本発明の目的は、流体流入口に通ずる弁室の
側壁に1個の流体流出口に通ずる複数の流体ポートが開
口する平面状のポート面を軸線に平行に設けた弁本体
と、ソレノイドコイルの吸引力に抗してプランジャを押
圧するよう直列に連結した強弱2段のばねの作用により
該吸引力が弱いとき該プランジャが中間位置に停止しう
るように構成された3位置式電磁アクチュエータと、該
電磁アクチュエータにより駆動されて該複数のポートを
順次開閉するように該ポート面上を流体圧により圧着さ
れた状態で平行に滑動できる弁体とを備えてなる電磁式
流量調整弁によって達成される。
かかる本発明の電磁弁は、ソレノイドコイルの励磁の強
さを多段階に変化させるような制御装置と組合わせて使
用される。これに適した制御装置としては、たとえば励
磁電圧を切り換え、あるいは励磁電流を切り換えるなど
の手段を備えたものが利用でき、あるいは電磁弁のソレ
ノイドコイルに設けた中間端子を切り換えて励磁電流を
供給するようにしたものでもよい。
作用 このような本発明の電磁弁は、ソレノイドコイルの励磁
を多段階に変化させるとプランジャが3位置間を移動
し、それに対応して弁体が順次ポートを開閉してゆくの
で、これらのポートに連通している流出口からの流体流
量は、それぞれのポートの径や数等に対応した流量に正
確に制御されることとなる。
実施例 第1図に、本発明の電磁弁の例の構成を示す。
1は弁本体、Aは流体流入口、Bは流体流出口であり、
流体流出口Bに通ずるポート1a,1bが開口する平面
状のポート面11が弁の軸線に平行に設けられている。
2は、ポート面11に接して弁の軸線方向に滑動してポ
ート1a,1bを開閉できるような弁体である。また、
弁本体1の上部にプランジャチューブ3、ソレノイドコ
イル4、固定コア5、プランジャ6、第1ばね7、ばね
保持体8、第2ばね9を備えた電磁アクチュエータCが
設けられている。なお、12はバッファプレートであ
る。
プランジャ6の内部のばね室6a内に収容された第1ば
ね7とそれよりも大きなばね荷重を持った第2ばね9と
の間にばね保持体8が挾持されていて、第1ばね7と第
2ばね9の双方の押圧力が釣合った状態となっている。
そして、プランジャ6が吸引されていないときは、ばね
保持体8の下端とばね室6aの底面との間には間隙Xが
維持されるように構成してある。
また、プランジャ6の下端には、その動きを弁体2に伝
えるための連結体10が取り付けてある。
このように構成された電磁弁のソレノイドコイル4を弱
い電流で励磁すると、プランジャ6は第1ばね7を圧縮
して固定コア5に吸引されるが、ばね荷重がより大きい
第2ばね9は殆んど圧縮されず、プランジャ6はXだけ
移動してばね保持体8に当接しそれ以上の移動を止めら
れる。次に、更に強い電流でソレノイドコイル4を励磁
すると、ソレノイドコイル4の吸引力が第2ばね9のば
ね荷重よりも上回ったときに、ばね保持体8が第2ばね
9を圧縮しながら押し上げられることになりプランジャ
6が固定コア5に吸着する。従ってこれらの状態の中間
では励磁電流の変化によってソレノイドコイル4の吸引
力が多小変り、プランジャ位置が少し変化してもポート
の開閉状態は変化しない。
このような構造を有する本発明の電磁式流量調整弁は、
弁体2の位置が3段に変化するから、ポート1aおよび
1bは順次に開放されることになり、流体流出口Bへ流
出する流体量はポート1aおよび1bの形状等によって
定まった値に従って、正確に0→I→IIの如く3段階に
変化する(第2図)。
かかる電磁弁を駆動するための電源回路の例を第3図に
示す。この例では、2個の単投スイッチSおよびS
を用いて、Sのみ閉のときは弱い励磁電流がソレノイ
ドコイル4に供給され、SとSとの双方が閉のとき
は抵抗Rが短絡されて強い励磁電流が供給されるように
なっている。
発明の効果 本発明の電磁式流量調整弁は、前述のように、複数のポ
ートを持つ流体出口と3位置式電磁アクチュエータとス
ライド式弁体とを備えたもので、簡単な制御方式によっ
て流体流量を多段に変化させることができるうえ、多少
の電源電圧の変動などがあっても常に正確な流量が維持
されるという特長がある。しかもソレノイドコイルを変
更せずポートの形状や数などを変更するのみで流量設定
値を変えることができ、部品の性能上の誤差などを調整
する必要もなく、流量調整弁を経済的に製作できる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電磁式流量調整弁の実施例の構造を示
す図、第2図はその作動状態を表わすグラフであってソ
レノイドコイルの吸引力と弁体スライド量および弁開度
との関係を示す図、第3図はその駆動用電源回路の例の
構成図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流入口に通ずる弁室の側壁に1個の流
    体流出口に通ずる複数の流体ポートが開口する平面状の
    ポート面を軸線に平行に設けた弁本体と、ソレノイドコ
    イルの吸引力に抗してプランジャを押圧するよう直列に
    連結した強弱2段のばねの作用により該吸引力が弱いと
    き該プランジャが中間位置に停止しうるように構成され
    た3位置式電磁アクチュエータと、該電磁アクチュエー
    タにより駆動されて該複数のポートを順次開閉するよう
    に該ポート面上を流体圧により圧着された状態で平行に
    滑動できる弁体とを備えてなる電磁式流量調整弁。
JP61063925A 1986-03-24 1986-03-24 電磁式流量調整弁 Expired - Lifetime JPH0663577B2 (ja)

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