JP2004218773A - 直動スライド式電磁弁 - Google Patents

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Takayuki Iriko
隆之 入子
Osamu Sugano
治 菅野
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Abstract

【課題】従来のものに比して小さい弁ストロークによって流路切換を行うことができ、中間漏れを生じない構造でも、弁装置の大型化、消費電力の増加を招かないようにする。
【解決手段】弁座面13に開口したポート14、15を弁体3の移動方向Aに対して直交する方向Bに所定間隔tをおいて配列する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直動スライド式電磁弁に関し、特に、電磁ソレノイド装置によって弁体を直結駆動して流路切換を行う直動スライド式電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直動スライド式電磁弁は、電磁ソレノイド装置のプランジャに連結されたブロック状の弁体の前面が、弁室内の弁座面に摺接し該弁室内の弁座面に対して軸線方向に摺動することにより、前記弁座面に開口しているポートを開閉して流路切換や流量制御を行う。
【0003】
従来、この種の直動スライド式電磁弁としては、電磁ソレノイド装置のプランジャにリベット等によって固定された板状の弁体ホルダに弁体が弁座面に対して離接する方向に移動可能に取り付けられ、弁体ホルダに取り付けられた板ばねによって弁体を背面側から弁座面に押し付けるものや(例えば、特許文献1、2、3)、弁室内圧を弁体の背面側に作用させて弁体を弁座面に押し付けるもの(例えば、特許文献4)が知られている。
【0004】
【特許文献1】
実公平4−47493号公報
【特許文献2】
特公平4−77840号公報
【特許文献3】
特公平6−63577号公報
【特許文献4】
実開昭60−31565公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
流路切換を行う直動スライド式電磁弁では、弁座面に弁体の移動方向に沿って複数個のポートが所定間隔をおいて開口し、弁体の軸線方向移動によってポートの開閉を行うから、流路切換に必要な弁ストロークが大きい。このため、弁装置が大型化し、電磁ソレノイド装置の消費電力も大きくなる。このようなことは、流路切換の中間位置にてポートが不必要に開放されることによる中間漏れを生じない構造にすると、より顕著なものになり、対策が必要になる。
【0006】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、従来のものに比して小さい弁ストロークによって流路切換を行うことができ、中間漏れを生じない構造でも、弁装置の大型化、消費電力の増加を招くことがない直動スライド式電磁弁を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による直動スライド式電磁弁は、電磁ソレノイド装置のプランジャに連結された弁体の前面が、弁室内の弁座面に摺接し該弁室内の弁座面に対して軸線方向に摺動することにより前記弁座面に開口しているポートの開閉を行う直動スライド式電磁弁において、前記ポートは、前記弁座面に複数個開口しており、前記弁体の移動方向に対して交差する方向に所定間隔をおいて配列されている。
【0008】
この発明による直動スライド式電磁弁によれば、弁体の移動方向に交差する方向に複数個のポートが所定間隔をおいて配列されているので、ポートが弁体の移動方向と同方向に配列されている場合に比して小さい弁ストロークによって流路切換を行うことができる。
【0009】
この発明による直動スライド式電磁弁は、具体的構成例として、前記ポートが、第1のポート及び第2のポートの2個設けられていて、これら第1のポート及び第2のポートが前記弁体の移動方向に対して直交する方向に所定間隔をおいて配列されており、前記弁体が、前記第1のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第2のポートのみを前記弁室に開放する第1の位置と、当該弁体に形成された連通路によって前記第1のポートと前記第2のポートとを連通接続する第2の位置との間で移動し、前記第1の位置と前記第2の位置との間の中間位置にて前記第1のポートと前記第2のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽するものとして構成できる。
【0010】
または、別の具体的構成例として、前記ポートが、第3のポート及び第4のポートの2個設けられていて、これら第3のポート及び第4のポートが前記弁体の移動方向に対して直交する方向に所定間隔をおいて配列されており、前記弁体が、前記第3のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第4のポートのみを前記弁室に開放する第3の位置と、前記第4のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第3のポートのみを前記弁室に開放する第4の位置との間で移動し、前記第3の位置と前記第4の位置との間の中間位置にて前記第3のポートと前記第4のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽するものとして構成できる。
【0011】
あるいは、さらに別の具体的構成例として、前記ポートが、第5のポート及び第6のポートの2個設けられていて、これら第5のポート及び第6のポートは前記弁体の移動方向に対して直交する方向に段違いに所定間隔をおいて配列されており、前記弁体が、前記第5のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第6のポートのみを前記弁室に開放する第5の位置と、前記第6のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第5のポートのみを前記弁室に開放する第6の位置との間で移動し、前記第5の位置と前記第6の位置との間の中間位置にて前記第5のポートと前記第6のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽するものとして構成できる。
【0012】
そして、この発明による直動スライド式電磁弁は、前記弁室にもう一つのポートが開口し、前記弁体の移動によって流路切換を行う中間漏れなしの3方弁として構成することができる。
【0013】
この発明による直動スライド式電磁弁は、更に、前記弁室に高圧側ポートが開口し、前記弁体は、平面状の前面をもって平面状の弁座面に対向し、背面側の半円状横断面の凹部にて前記プランジャの円柱部に回動可能に嵌合している構造とすることができる。
【0014】
この発明による直動スライド式電磁弁によれば、弁室に高圧側ポートが開口していることにより、弁室内が高圧雰囲気になり、弁室内圧によって弁体前面が弁座面に押し付けられる。弁体は背面側の半円状横断面の凹部にてプランジャの円柱部に回動可能に嵌合しているから、弁体前面は弁座面に倣うように自己補正して弁座面にタイトに接触する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図7はこの発明による直動スライド式電磁弁の一つの実施形態を示している。
【0016】
直動スライド式電磁弁は、図1に示されているように、弁ハウジング1と、弁体3と、プランジャチューブ4、プランジャ5、吸引子6および電磁コイル7による電磁ソレノイド装置8とを有している。
【0017】
弁ハウジング1は内部に弁室10を画定している。弁ハウジング1には弁室10に開口した高圧側ポート11が形成されており、高圧側ポート11には高圧側継手12が接続されている。
【0018】
弁室10の内壁面の一部が平面状の弁座面13になっている。弁座面13は弁室10内にあり、弁座面13には後述する第1ポート(低圧側ポート)14と第2のポート(装置接続ポート)15とが開口している。第1ポート14、第2のポート15には各々継手16、17が接続されている。
【0019】
弁体3は、ブロック状をなし、平面状の前面18にて平面状の弁座面13に対向している。弁体3は、背面側に半円状横断面の凹部19を有しており、凹部19にてプランジャ5の下端部に形成された円柱部20に回動可能に嵌合している。弁体3は、円柱部20の軸線方向両端に形成されたフランジ面21、22間に挟まれ、軸線方向移動を拘束されている。この軸線方向移動の拘束により、弁体3は、プランジャ5と直結状態で、プランジャ5と共に軸線方向(上下方向)移動する。
【0020】
プランジャチューブ4の上端に吸引子6が固着されている。プランジャチューブ4の外周には電磁コイル7が嵌合しており、電磁コイル7はボルト9によって吸引子6に固定されている。
【0021】
プランジャ5と吸引子6との間には圧縮コイルばね23が挟まれている。圧縮コイルばね23はプランジャ5を下方に付勢している。
【0022】
プランジャ5は、電磁コイル7に通電が行われていない非通電状態時には、図1に示されているように、圧縮コイルばね23のばね力によって降下位置に位置し、電磁コイル7に通電が行われている通電状態時には、圧縮コイルばね23のばね力に抗して上昇移動し、図2に示されているように、上昇位置に位置する。
【0023】
つぎに、弁体3と第1ポート14、第2のポート15との位置関係、弁体3の前面部形状について説明する。
【0024】
この実施形態では、第1のポート14と第2のポート15は、図5に示されているように、弁体3の移動方向(縦方向)Aに対して直交する方向(横方向)Bに所定間隔tをおいて整列配置されている。
【0025】
弁体3は、前面18に、片ポート遮蔽面部18A、両ポート遮蔽面部18B、両ポート連通凹部(連通路)18Cを上下方向に順に有している。両ポート遮蔽面部18Bおよび両ポート連通凹部18Cは、ともに、第1のポート14と第2のポート15の配列方向(横方向)を長手方向とし、横方向においてこれら第1のポート14及び第2のポート15を覆うように構成されている。また、両ポート遮蔽面部18Bの縦方向寸法dは第1のポート14、第2のポート15のポート径Dより大きく設定されている。
【0026】
弁体3は、前述したように、プランジャ5によって縦方向(軸線方向)Aに駆動され、非通電状態時には、図7(a)に示されているように、片ポート遮蔽面部18Aが第1のポート14に整合し、第1のポート14を弁室10との連通より遮蔽し、第2のポート15のみを弁室10に開放する第1の位置(降下位置)に位置する。この第1の位置では、第1のポート14が閉じられ、第2のポート15が高圧側ポート11に連通接続される。
【0027】
これに対し、弁体3は、通電状態時には、図7(c)に示されているように、連通凹部18Cが第1のポート14および第2のポート15に整合し、連通凹部18Cによって第1のポート14と第2のポート15とを弁室10との連通から遮断しつつ相互に連通接続する第2の位置(上昇位置)に位置する。この第2の位置では、高圧側ポート11が閉じられ、第2のポート15が第1のポート14に連通接続される。
【0028】
弁体3は、上述した第1の位置と第2の位置との間で移動し、この移動によって第2のポート15を高圧側ポート11と第1のポート14の何れか一方に選択的に接続し、3方弁としての流路切換を行う。
【0029】
弁体3は、上述の第1の位置と第2の位置との中間位置においては、図7(b)に示されているように、両ポート遮蔽面部18Bが第1のポート14および第2のポート15に整合し、第1のポート14を弁室10との連通より遮蔽すると共に、第2のポート15も弁室10との連通より遮蔽する。これにより、流路切換過程で、高圧側ポート11が過渡的に第1のポート14に接続されること、すなわち、中間漏れが生じることが回避される。
【0030】
上述した流路切換に必要な弁ストロークSは、第1のポート14、第2のポート15が、弁体3の移動方向Aに直交する方向Bに配列されていることにより、これらポートが弁体3の移動方向Aと同方向に配列されている場合に比して小さくなる。このことにより、弁装置の小型化を図ることができ、併せて流路切換に必要な電力の低減を図ることができる。
【0031】
また、弁室10に高圧側ポート11が開口していることにより、弁室10内が高圧雰囲気になり、弁室内圧によって弁体3の前面18が弁座面13に押し付けられることになる。そして、弁体3は背面側の半円状横断面の凹部19にてプランジャ5の円柱部20に回動可能に嵌合しているから、弁体前面18は弁座面13に倣うように自己補正して弁座面13にタイトに押し付けられ、押さえばね等を必要とすることなく適当な弁シール圧が得られる。これにより、部品点数、組立工数の削減が図られる。
【0032】
この弁室内圧による弁体3の押さえは、弁座面13に押し付けられる弁体3の前面18の、第1のポート14及び第2のポート15の配列方向における寸法、つまり弁体3の横幅W(図3参照)が、それと直交する方向における弁体3の前面18の寸法、つまり弁体3の縦幅よりも広いことにより、傾き難く、安定して行われる。
【0033】
この発明による直動スライド式電磁弁の他の実施形態を図8を参照して説明する。なお、この実施形態の構成は、弁体の形状以外は、全て上述の実施形態(図1〜図7のもの)と同じ構成である。
【0034】
弁室10内の弁座面13に第3のポート32と第4のポート33とが開口している。この実施形態でも、第3のポート32と第4のポート33とは、前述の実施形態と同様に、弁体31の移動方向(縦方向)Aに対して直交する方向(横方向)Bに所定間隔tをおいて整列配置されている。
【0035】
弁体31は、前述の実施形態と同様に、前面にて弁座面13に対向し、片ポート遮蔽面部31A、両ポート遮蔽面部31B、逆片ポート遮蔽面部31Cを上下方向に順に有している。
【0036】
弁体31は、前述の実施形態と同様に、プランジャ5によって縦方向(軸線方向)Aに駆動され、非通電状態時には、片ポート遮蔽面部31Aが第3のポート32に整合し、第3のポート32を弁室10との連通より遮蔽し、第4のポート33のみを弁室10に開放する第3の位置(降下位置)に位置する。この第3の位置では、第3のポート32が閉じられ、第4のポート33が高圧側ポート11に連通接続される。
【0037】
これに対し、弁体31は、通電状態時には、上昇移動し、逆片ポート遮蔽面部31Cが第4のポート33に整合し、第4のポート33を弁室10との連通より遮蔽し、第3のポート32のみを弁室10に開放する第4の位置(上昇位置)に位置する。この第4の位置では、第4のポート33が閉じられ、第3のポート32が高圧側ポート11に連通接続される。
【0038】
弁体31は、上述した第3の位置と第4の位置との間で移動し、この移動によって高圧側ポート11を第3のポート32と第4のポート33の何れか一方に選択的に接続し、3方弁としての流路切換を行う。
【0039】
弁体31は、上述の第3の位置と第4の位置との中間位置においては、両ポート遮蔽面部31Bが第3のポート32および第4のポート33に整合し、第3のポート32を弁室10との連通より遮蔽すると共に、第4のポート33も弁室10との連通より遮蔽する。これにより、流路切換過程で、第3のポート32と第4のポート33とが過渡的に接続されること、すなわち、中間漏れが生じることが回避される。
【0040】
この実施形態でも、流路切換に必要な弁ストロークは、第3のポート32、第4のポート33が、弁体31の移動方向Aに直交する方向Bに配列されていることにより、これらポートが弁体3の移動方向Aと同方向に配列されている場合に比して小さくなる。このことにより、弁装置の小型化を図ることができ、併せて流路切換に必要な電力の低減を図ることができる。
【0041】
この発明による直動スライド式電磁弁のもう一つの実施形態を図9を参照して説明する。なお、この実施形態の構成も、弁体の形状以外は、全て上述の実施形態(図1〜図7のもの)と同じ構成である。
【0042】
弁室10内の弁座面13に第5のポート42と第6のポート43とが開口している。この実施形態では、第5のポート42と第6のポート43とは、前述の実施形態と同様に、弁体41の移動方向(縦方向)Aに対して直交する方向(横方向)Bに所定間隔をおき、かつ、弁体41の移動方向(縦方向)Aにも所定間隔をおいて、段違いに配置されている。
【0043】
弁体41は、前述の実施形態と同様に、前面にて弁座面13に対向し、片ポート遮蔽面部41A、両ポート遮蔽面部41B、逆片ポート遮蔽面部41Cを上下方向に順に有している。
【0044】
弁体41は、前述の実施形態と同様に、プランジャ5によって縦方向(軸線方向)Aに駆動され、非通電状態時には、片ポート遮蔽面部41Aが第5のポート42に整合し、第5のポート42を弁室10との連通より遮蔽し、第6のポート43のみを弁室10に開放する第5の位置(降下位置)に位置する。この第5の位置では、第5のポート42が閉じられ、第6のポート43が高圧側ポート11に連通接続される。
【0045】
これに対し、弁体41は、通電状態時には、上昇移動し、逆片ポート遮蔽面部41Cが第6のポート43に整合し、第6のポート43を弁室10との連通より遮蔽し、第5のポート42のみを弁室10に開放する第6の位置(上昇位置)に位置する。この第6の位置では、第6のポート43が閉じられ、第5のポート42が高圧側ポート11に連通接続される。
【0046】
弁体41は、上述した第5の位置と第6の位置との間で移動し、この移動によって高圧側ポート11を第5のポート42と第6のポート43の何れか一方に選択的に接続し、3方弁としての流路切換を行う。
【0047】
弁体41は、上述の第5の位置と第6の位置との中間位置においては、両ポート遮蔽面部41Bが第5のポート42および第6のポート43に整合し、第5のポート42を弁室10との連通より遮蔽すると共に、第6のポート43も弁室10との連通より遮蔽する。これにより、流路切換過程で、第5のポート42と第6のポート43とが過渡的に接続されること、すなわち、中間漏れが生じることが回避される。
【0048】
この実施形態では、流路切換に必要な弁ストロークは、第5のポート42、第6のポート43が、弁体41の移動方向Aに直交する方向Bに段違い配列されていることにより、これらポートが弁体41の移動方向Aと同方向に配列されている場合に比して小さくなる。このことにより、弁装置の小型化を図ることができ、併せて流路切換に必要な電力の低減を図ることができる。
【0049】
また、第5のポート42と第6のポート43とが段違い配置であることにより、弁体41の前面形状を段違い形状より単純な矩形にすることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による直動スライド式電磁弁によれば、弁体の移動方向に交差する方向に複数個のポートが所定間隔をおいて配列されているので、ポートが弁体の移動方向と同方向に配列されている場合に比して小さい弁ストロークによって流路切換を行うことができ、中間漏れを生じない構造でも、弁装置の小型化、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動スライド式電磁弁の一つの実施形態を示す非通電状態時の縦断面図である。
【図2】この発明による直動スライド式電磁弁の一つの実施形態を示す通電状態時の要部の縦断面図である。
【図3】一つの実施形態による直動スライド式電磁弁の弁体保持部の拡大平断面図である。
【図4】一つの実施形態による直動スライド式電磁弁の弁体保持部の分解斜視図である。
【図5】一つの実施形態による直動スライド式電磁弁の弁体と弁座面とを示す分解斜視図である。
【図6】一つの実施形態による直動スライド式電磁弁の弁体の斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は一つの実施形態による直動スライド式電磁弁の流路切換動作を示す図である。
【図8】この発明による直動スライド式電磁弁の他の実施形態を示す要部の図である。
【図9】この発明による直動スライド式電磁弁のもう一つの実施形態を示す要部の図である。
【符号の説明】
1 弁ハウジング
3,31,41 弁体
4 プランジャチューブ
5 プランジャ
6 吸引子
7 電磁コイル
8 電磁ソレノイド装置
10 弁室
11 高圧側ポート
13 弁座面
14 第1のポート
15 第2のポート
18 前面
18A 片ポート遮蔽面部
18B 両ポート遮蔽面部
18C 両ポート連通凹部
19 凹部
20 円柱部
31A,41A 片ポート遮蔽面部
31B,41B 両ポート遮蔽面部
31C,41C 逆片ポート遮蔽面部
32 第3のポート
33 第4のポート
42 第5のポート
43 第6のポート

Claims (6)

  1. 電磁ソレノイド装置のプランジャに連結された弁体の前面が、弁室内の弁座面に摺接し該弁座面に対して軸線方向に摺動することにより前記弁座面に開口しているポートの開閉を行う直動スライド式電磁弁において、
    前記ポートは、前記弁座面に複数個開口しており、前記弁体の移動方向に対して交差する方向に所定間隔をおいて配列されている直動スライド式電磁弁。
  2. 前記ポートは、第1のポート及び第2のポートの2個設けられていて、これら第1のポート及び第2のポートは前記弁体の移動方向に対して直交する方向に所定間隔をおいて配列されており、
    前記弁体は、前記第1のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第2のポートのみを前記弁室に開放する第1の位置と、当該弁体に形成された連通路によって前記第1のポートと前記第2のポートとを連通接続する第2の位置との間で移動し、前記第1の位置と前記第2の位置との間の中間位置にて前記第1のポートと前記第2のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽する請求項1記載の直動スライド式電磁弁。
  3. 前記ポートは、第3のポート及び第4のポートの2個設けられていて、これら第3のポート及び第4のポートは前記弁体の移動方向に対して直交する方向に所定間隔をおいて配列されており、
    前記弁体は、前記第3のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第4のポートのみを前記弁室に開放する第3の位置と、前記第4のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第3のポートのみを前記弁室に開放する第4の位置との間で移動し、前記第3の位置と前記第4の位置との間の中間位置にて前記第3のポートと前記第4のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽する請求項1記載の直動スライド式電磁弁。
  4. 前記ポートは、第5のポート及び第6のポートの2個設けられていて、これら第5のポート及び第6のポートは前記弁体の移動方向に対して直交する方向に段違いに所定間隔をおいて配列されており、
    前記弁体は、前記第5のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第6のポートのみを前記弁室に開放する第5の位置と、前記第6のポートを前記弁室との連通より遮蔽して前記第5のポートのみを前記弁室に開放する第6の位置との間で移動し、前記第5の位置と前記第6の位置との間の中間位置にて前記第5のポートと前記第6のポートとを共に前記弁室との連通より遮蔽する請求項1記載の直動スライド式電磁弁。
  5. 前記弁室にもう一つのポートが開口し、前記弁体の移動によって流路切換を行う3方弁をなしている請求項1〜4の何れか1項に記載の直動スライド式電磁弁。
  6. 前記弁室に高圧側ポートが開口し、前記弁体は平面状の前面をもって平面状の弁座面に対向し、背面側の半円状横断面の凹部にて前記プランジャの円柱部に回動可能に嵌合している請求項1〜4の何れか1項に記載の直動スライド式電磁弁。
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