JP6215802B2 - スライド弁及び冷凍サイクル - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ式の冷凍サイクル等の冷媒の流路を切り換えるスライド弁及び冷凍サイクルに関する。
従来、この種のスライド弁として、例えば特許第5275947号公報(特許文献1)に開示されたものがある。このスライド弁は切換弁であり、シリンダ状の弁本体を有し、この弁本体に、圧縮機から高圧の冷媒が流入する高圧管と、圧縮機へ低圧の冷媒を流出させる低圧管と、低圧管を挟む両側に、熱交換機に連結された一対の導管とが接続されている。弁本体内には往復移動する一対のピストンが収容され、これらピストンにより、その内側に高圧室を画定するとともに、その両外側に低圧室を画定している。また、ピストンの間には、連結板が架設されるとともに、鍔部を備えた椀状の弁体が配置されている。さらに、連結板と弁体の鍔部との間には、弁体を弁座に向けて付勢する板ばねが介設されている。そして、高圧室と低圧室との差圧で移動するピストン及び連結板により、弁体を弁座上で摺動させ、冷媒の流路を切り換えるものである。
特許第5275947号公報
特許文献1のものでは、連結板と弁体の鍔部との間に介設された板ばねの付勢力により、弁本体内の高圧室と弁体の内側空間との気密性を保つことができるが、この従来の構造では、特に長期間の使用により、板ばねが破損する虞がある。例えば、通常の使用時には弁本体内の高圧室の圧力により弁体は弁座に押しつけられるが、圧縮機が停止したり、弁体を移動して切り換えるときに、通常とは異なる圧力関係である逆圧が弁体にかかることがある。この弁体に逆圧がかかると、連結板に弁体の鍔部が押しつけられ、板ばねが連結板と鍔部に挟まれて過剰圧縮される。これを繰り返すと、板ばねが破損する可能性がある。
本発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたものであり、板ばねにより弁体を弁座側に付勢するようにしたスライド弁において、板ばねの過剰圧縮を防止して板ばねの耐久性を向上させることを課題とする。
請求項1のスライド弁は、筒状の弁室に対してポートを開口する弁座と、前記弁室内を往復移動する対向配置された一対のピストンと、該ピストン間に架設された連結板と、該連結板の弁体嵌合孔に保持されて外周の鍔部が前記連結板に対向配置された弁体と、前記連結板と前記鍔部との間に介設され、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する板ばねとを備え、前記ピストンにより前記弁体を前記弁座上で摺動させて、前記弁座のポートを通過する流体の流れを制御するスライド弁において、前記板ばねの圧縮量を規制するストッパ手段が設けられ、前記ストッパ手段が、前記弁室を構成する弁ハウジングの軸線方向における前記鍔部の両端部にて前記板ばねの外側に形成され、前記鍔部から前記連結板側に突出した凸部であることを特徴とする
請求項2のスライド弁は、筒状の弁室に対してポートを開口する弁座と、前記弁室内を往復移動する対向配置された一対のピストンと、該ピストン間に架設された連結板と、該連結板の弁体嵌合孔に保持されて外周の鍔部が前記連結板に対向配置された弁体と、前記連結板と前記鍔部との間に介設され、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する板ばねとを備え、前記ピストンにより前記弁体を前記弁座上で摺動させて、前記弁座のポートを通過する流体の流れを制御するスライド弁において、前記板ばねの圧縮量を規制するストッパ手段が設けられ、前記ストッパ手段が、前記連結板から前記鍔部側に突出した凸部であることを特徴とする。
請求項のスライド弁は、請求項1または2に記載のスライド弁であって、前記弁座に複数のポートが開口され、前記弁体が前記連結板の弁体嵌合孔に嵌入される膨出部を有し、前記弁体の前記膨出部の内側の導通路により前記弁座のポートを通過する流体の流れを切り換えることを特徴とする。
請求項のスライド弁は、請求項に記載のスライド弁であって、前記弁室に導通する第1のポートを有し、前記弁座に、前記複数のポートとして第2のポートと第3のポートが形成されるとともに、前記第2のポートと前記第3のポートの中間に第4のポートが形成され、前記弁体を移動させることにより、前記第1のポートを弁室に対して開となる前記第2のポートまたは前記第3のポートに導通するとともに、弁室に対して閉となる前記第3のポートまたは前記第2のポートを前記弁体の導通路によって前記第4のポートに導通することを特徴とする。
請求項の冷凍サイクルは、請求項に記載のスライド弁を備えた冷凍サイクルであって、前記スライド弁の前記第1のポートが圧縮機の吐出口に接続され、前記第4のポートが圧縮機の吸入口に接続され、前記第2のポート及び前記第3のポートのうちいずれか一方が室外機に接続され、他方が室内機に接続されていることを特徴とする。
請求項1のスライド弁によれば、弁体に逆圧がかかって、連結板と弁体の鍔部との間に介設された板ばねが圧縮されても、ストッパ手段により、この板ばねの圧縮量が規制されるので、板ばねの過剰圧縮が防止され、板ばねの耐久性が向上する。
また、ストッパ手段が、鍔部に設けた凸部であるので、構造が簡単になる。
請求項のスライド弁によれば、請求項1と同様な効果に加えて、ストッパ手段が、連結板に設けた凸部であるので、構造が簡単になる。
請求項のスライド弁によれば、請求項1または2と同様に、弁体に逆圧がかかって、連結板と弁体の鍔部との間に介設された板ばねが圧縮されても、ストッパ手段により、この板ばねの圧縮量が規制されるので、板ばねの過剰圧縮が防止され、板ばねの耐久性が向上する。
請求項のスライド弁によれば、 請求項の効果に加えて、第1のポートから高圧の流体を第2のポートまたは第3のポートに流し、他方の第3のポートまたは第2のポートを低圧側の第4のポートに択一的に導通する四方切換弁として構成することができる。
請求項の冷凍サイクルによれば、請求項と同様な作用効果により、信頼性の高い冷凍サイクルとなる。
本発明の第1実施形態のスライド弁としての切換弁及び冷凍サイクルを示す図である。 本発明の第1実施形態のスライド弁としての切換弁における弁体の平面図(図2(A) )及び一部破砕側面図(図(B))である。 本発明の実施形態における板ばねの斜視図である。 本発明の第1実施形態における板ばねの圧縮量を説明する図である。 本発明の参考例のスライド弁としての切換弁における弁体の平面図(図5(A) )及び一部破砕側面図(図5(B) )である。 本発明の第実施形態のスライド弁としての切換弁を示す図である。 本発明の第実施形態のスライド弁を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態のスライド弁としての切換弁及び冷凍サイクルを示す図、図2は第1実施形態のスライド弁としての切換弁における弁体の平面図(図2(A) )及び一部破砕側面図(図2(B) )である。この実施形態に係る切換弁10は四方切換弁であり、後述のように、この切換弁10はパイロット弁20により切り換えられる。切換弁10は、弁ハウジング1内に、弁座2、一対のピストン3,3、連結板4、弁体5、板ばね6を備えている。
弁ハウジング1は円筒形状の円筒部11と2つのキャップ部12,12とで構成されている。キャップ部12,12はそれぞれ円筒部11の端部を塞ぐように円筒部11に溶接等により取り付けられており、円筒部11及びキャップ部12,12の中心軸が弁ハウジング1の軸線Lとなっている。弁座2は円筒部11内の中間部に配設され、円筒部11の中間部の弁座2と対向する位置には、円筒部11内に開口するDポート11aが形成されており、このDポート11aにはD継手管13dが取り付けられている。なお、Dポート11aは「第1のポート」に対応する。
弁座2には、弁ハウジング1の軸線L方向に一直線上に並んでEポート2a、Sポート2b及びCポート2cが形成されており、これらEポート2a、Sポート2b、Cポート2cには、それぞれE継手管13a、S継手管13b、C継手管13cが取り付けられている。弁座2において、Cポート2cが「第2のポート」に対応し、Eポート2aが「第3のポート」に対応し、Sポート2bが「第4のポート」に対応する。
一対のピストン3,3は互いに対向配置され、それぞれが、固定円板31とストッパ板32とにより、ばね33とパッキン34を挟持しており、このピストン3,3はパッキン34を円筒部11の内周面に押圧しながら往復移動可能となっている。これにより、弁ハウジング1の内部は、2つのピストン3,3により、中央部の主弁室11Aと主弁室11Aの両側の2つの副弁室12A,12Aとに仕切られている。
連結板4は金属板からなり、この連結板4は、弁ハウジング1の軸線L上に配置されるようにピストン3,3の間に架設されている。また、連結板4の中央には弁体嵌合孔4aが形成され、その両側には透孔4b,4cが形成されている。弁体嵌合孔4a内には弁体5が嵌め込まれ、この弁体5は連結板4に対して軸線L方向に僅かに隙間を持って保持されている。そして、弁体5は、ピストン3,3が移動すると連結板4に連動して弁座2上を摺動し、予め定められた左右の位置で停止する。
弁体5には後述のように膨出部51の内側に「導通路」としての椀状凹部51Aが形成されている。そして、弁体5は、図1の左側の端部位置において、Sポート2bとEポート2aとを椀状凹部51Aにより導通する。このとき、Cポート2cは主弁室11A内で主に透孔4cを介してDポート11aに導通する。また、弁体5は、図1の右側の端部位置において、Sポート2bとCポート2cとを椀状凹部51Aにより導通する。このとき、Eポート2aは主弁室11A内で主に透孔4bを介してDポート11aに導通する。
Dポート11aはD継手管13d及び高圧管14aにより圧縮機30の吐出口に接続され、Sポート2bはS継手管13b及び低圧管14bにより圧縮機30の吸入口に接続されている。Cポート2cはC継手管13c及び導管14cにより室外機40に接続され、Eポート2aはE継手管13a及び導管14dにより室内機50に接続されている。室外機40と室内機50は絞り装置60を介して導管14eにより接続されている。このC継手管13cから室外機40、絞り装置60、室内機50及びE継手管13aからなる経路と、S継手管13bから圧縮機30及びD継手管13dからなる経路とにより、冷凍サイクルが構成されている。
パイロット弁20は、導管14f、14g、14h、14iにより切換弁10に接続されている。パイロット弁20は、例えば切換弁10と同様な構造であり、電磁アクチュエータ等により弁体を移動して流路を切り換える。そして、このパイロット弁20は、切換弁10のS継手管13bに連通する導管14gの接続先を、切換弁10の左側の副弁室12Aに連通する導管14hと、右側の副弁室12Aに連通する導管14iとで切り換え、これと同時に切換弁10のD継手管13dに連通する導管14fの接続先を導管14iと導管14hとで切り換える。すなわち、切換弁10の左右の副弁室12A,12Aに対して、一方を減圧するとともに他方を高圧にする状態を両副弁室12A,12A間で切り換える。これにより、減圧された副弁室12Aの圧力と主弁室11Aの高圧の圧力との圧力差を減圧された副弁室12A側のピストン3に加わえる。これにより、ピストン3、連結板4及び弁体5が移動され、この弁体5の位置が切り換えられて冷凍サイクルの流路が切り換えられる。
圧縮機30で圧縮された高圧の冷媒はD継手管13dからDポート11aを介して主弁室11A内に流入し、図1の冷房運転の状態では、高圧冷媒はCポート2cから室外機40に流入される。また、弁体5を切り換えた暖房運転の状態では、高圧冷媒はEポート2aから室内機50に流入される。すなわち、冷房運転時には、圧縮機30から吐出される冷媒はC継手管13c→室外機40→絞り装置60→室内機50→E継手管13aと循環し、室外機40が凝縮器(コンデンサ)、室内機50が蒸発器(エバポレータ)として機能し、冷房がなされる。また、暖房運転時には冷媒は逆に循環され、室内機50が凝縮器、室外機40が蒸発器として機能し、暖房がなされる。なお、Cポート2c及びEポート2aの「C」,「E」は冷房運転を基準に付けた名前である。
図2に示すように、弁体5は、樹脂製の部材によりお椀状に成型したものであり、膨出部51と、この膨出部51の外周に形成された鍔部52とを有している。そして、膨出部51の内側により前記椀状凹部51Aが形成されている。また、膨出部51の鍔部52との連結部分は略矩形の基部51aとなっており、この基部51aが、連結板4の弁体嵌合孔4aに嵌合されている。鍔部52の軸線L方向の両端部には、連結板4側に突出する「ストッパ手段」としての凸部52a,52aが形成されている。
図3に示すように、板ばね6は、ステンレス板のプレス加工により平面視矩形の環状に形成されたものであり、軸線L方向の端部に側面視V字形状のばね部61,61を有している。このばね部61,61は連結部62,62により連結されている。また、ばね部61,61と連結部62,62の内側は開口部6aとなっており、この開口部6a内に弁体5の基部51aが嵌合される。そして、板ばね6は、弁体5の両端の凸部52a,52aの内側にて、連結板4と鍔部52との間に介設されている。これにより、板ばね6は、ばね部61,61のばね力により、連結板4に対して、弁体5(鍔部52)を弁座2側に付勢する。
図4は第1実施形態における板ばね6の圧縮量を説明する図である。実線で示す連結板4と板ばね6は弁ハウジング1への組み付け前の状態を示し、二点鎖線で示す連結板4と板ばね6は、弁ハウジング1への組み付け状態で、かつ、板ばね6が最大限まで圧縮された状態を示す。なお、図1及び図2も板ばね6が最大限まで圧縮された状態である。
板ばね6は、単体では平板状まで圧縮可能であるが、組み付け状態では、仮に弁体5に対して逆圧が作用しても、弁体5の凸部52a,52aが連結板4に当接するため、図示の最大限までしか圧縮されない。すなわち、板ばね6は、例えば連結板4がピストン3のパッキン34の変形により軸線Lから僅かにずれたり、僅かに傾いたりしても、弁体5を弁座2に対して常時押しつけるように作用するが、図示の最大限以上は圧縮されないように、圧縮量が規制される。これにより、板ばね6の破損を防止することができる。
図5は参考例のスライド弁としての切換弁における弁体の平面図(図5(A))及び一部破砕側面図(図5(B) )であり、以下の各実施形態において第1実施形態と同じ要素及び対応する要素には同符号を付記して重複する説明は省略する。この参考例の弁体5は、鍔部52の軸線L方向の中央で、膨出部51(基部51a)の両脇に「ストッパ手段」としての凸部52b,52bを形成したものである。この凸部52b,52bは軸線L方向に縦長の形状である。したがって、仮に弁体5に対して逆圧が作用しても、この縦長の凸部52b,52bが連結板4に当接することにより、鍔部52は連結板4と常時平行になり、図4と同様に、板ばね6は最大限以上は圧縮されないように、圧縮量が規制される。これにより、板ばね6の破損を防止することができる。
図6は第2実施形態のスライド弁としての切換弁及を示す図であり、冷凍サイクルは図1と同様である。この第2実施形態では、連結板4に「ストッパ手段」としての凸部41,41を形成したものである。板ばね6は、凸部41,41の内側にて、連結板4と鍔部52との間に介設されている。これにより、前記実施形態と同様に板ばね6は、ばね部61,61のばね力により、連結板4に対して、弁体5を弁座2側に付勢する。そして、前記第1実施形態及び参考例と同様に、仮に弁体5に対して逆圧が作用しても、弁体5の鍔部52が凸部41,41に当接することにより、図4と同様に、板ばね6は最大限以上は圧縮されないように、圧縮量が規制される。これにより、板ばね6の破損を防止することができる。
また、第1乃至第2実施形態では四方切換弁を例に説明したが、本発明の切換弁は三方切換弁や、その他、5個以上のポートの切換を行う切換弁としても構成できる。
図7は本発明の第3実施形態のスライド弁を示す図である。このスライド弁100はパイロット弁20により切り換えられる。スライド弁100は、弁ハウジング70内に、弁座80、一対のピストン90,90、連結板8、弁体9、板ばね6を備えている。このスライド弁100は、弁座80と弁体9以外は、第1実施形態の切換弁10と略同様な構造である。
弁ハウジング70は円筒形状の円筒部71と2つのキャップ部72,72とで構成されている。キャップ部72,72はそれぞれ円筒部71の端部を塞ぐように円筒部71に溶接等により取り付けられており、円筒部71及びキャップ部72,72の中心軸が弁ハウジング70の軸線Lとなっている。
弁座80は円筒部71内の中間部に配設され、円筒部71の中間部の弁座80と対向する位置には、円筒部71内に開口するポート71aが形成されており、このポート71aには継手管73aが取り付けられている。弁座80の中央にはポート80aが形成されており、ポート80aには継手管73bが取り付けられている。
弁ハウジング70内には前記実施形態と同様に一対のピストン90,90が互いに対向配置され、このピストン90,90は、円筒部11内で往復移動可能となっている。また、弁ハウジング70の内部は、2つのピストン90,90により、中央部の主弁室71Aと主弁室71Aの両側の2つの副弁室72A,72Aとに仕切られている。
連結板8は、弁ハウジング70の軸線L上に配置されるようにピストン90,90の間に架設され、連結板8の弁体嵌合孔8a内に弁体9が嵌め込まれている。弁体9は、ピストン90,90が移動すると連結板8に連動して弁座80上を摺動し、予め定められた左右の位置で停止する。
弁体8は、弁部91と、この弁部91の外周に形成された鍔部92とを有している。弁部91には導通路91aと、シール面91bとが形成されている。そして、鍔部92の軸線L方向の両端部には、連結板8側に突出する「ストッパ手段」としての凸部92a,92aが形成されている。
板ばね6は上下が逆に配置されていること以外は前記実施形態と同様であり、その作用を前記実施形態と同様である。板ばね6は、弁体9の両端の凸部92a,92aの内側にて、連結板8と鍔部92との間に介設されている。これにより、板ばね6は、ばね部61,61のばね力により、連結板8に対して、弁体9(鍔部92)を弁座80側に付勢する。
パイロット弁20は前記実施形態と同様であり、圧縮機30の吐出口と吸入口との冷媒圧力により、スライド換弁100の左右の副弁室72A,72Aに対して、一方を減圧するとともに他方を高圧にする状態を両副弁室72A,72A間で切り換える。これにより、ピストン90、連結板8及び弁体9が移動され、この弁体9の位置が切り換える。
以上の構成により、弁体9が弁座80上を摺動し、弁体9は、図7の左側の端部位置において、シール面91bにより弁座80のポート80aをシールして、弁閉状態となる。また、弁体9は、図7の右側の端部位置において、導通路91aにより、主弁室71Aを弁座80のポート80aに導通し、弁開状態となる。このような動作時に、板ばね6は、連結板8に対して弁体9を弁座80側に付勢する。そして、前記各実施形態と同様に、仮に弁体9に対して逆圧が作用しても、鍔部92の凸部92a,92aが連結板8に当接することにより、鍔部92は連結板8と常時平行になり、図4と同様に、板ばね6は最大限以上は圧縮されないように、圧縮量が規制される。これにより、板ばね6の破損を防止することができる。なお、この第3実施形態のスライド弁においても、図6の連結板4の凸部41,41と同様に、連結板8に鍔部92側に突出する凸部を設けるようにしてもよい。
また、各実施形態及び参考例のスライド弁について説明したが、本発明のスライド弁は三方切換弁や、その他、5個以上のポートの切換を行う切換弁としても構成できる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる
1 弁ハウジング
11 円筒部
11A 主弁室
11a Dポート(第1のポート)
12 キャップ部
12A 副弁室
13a E継手管
13b S継手管
13c C継手管
13d D継手管
2 弁座
2a Eポート(第3のポート)
2b Sポート(第4のポート)
2c Cポート(第2のポート)
3 ピストン
4 連結板
4a 弁体嵌合孔
4b 透孔
4c 透孔
41 凸部(ストッパ手段)
5 弁体
51 膨出部
51a 基部
51A 椀状凹部(導通路)
52 鍔部
52a 凸部(ストッパ手段)
52b 凸部(ストッパ手段)
6 板ばね
61 ばね部
62 連結部
6a 開口部
L 軸線
10 切換弁
20 パイロット弁
30 圧縮機
40 室外機
50 室内機
60 絞り装置

Claims (5)

  1. 筒状の弁室に対してポートを開口する弁座と、前記弁室内を往復移動する対向配置された一対のピストンと、該ピストン間に架設された連結板と、該連結板の弁体嵌合孔に保持されて外周の鍔部が前記連結板に対向配置された弁体と、前記連結板と前記鍔部との間に介設され、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する板ばねとを備え、前記ピストンにより前記弁体を前記弁座上で摺動させて、前記弁座のポートを通過する流体の流れを制御するスライド弁において、
    前記板ばねの圧縮量を規制するストッパ手段が設けられ、
    前記ストッパ手段が、前記弁室を構成する弁ハウジングの軸線方向における前記鍔部の両端部で前記板ばねの外側に形成され、前記鍔部から前記連結板側に突出した凸部であることを特徴とするスライド弁。
  2. 筒状の弁室に対してポートを開口する弁座と、前記弁室内を往復移動する対向配置された一対のピストンと、該ピストン間に架設された連結板と、該連結板の弁体嵌合孔に保持されて外周の鍔部が前記連結板に対向配置された弁体と、前記連結板と前記鍔部との間に介設され、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する板ばねとを備え、前記ピストンにより前記弁体を前記弁座上で摺動させて、前記弁座のポートを通過する流体の流れを制御するスライド弁において、
    前記板ばねの圧縮量を規制するストッパ手段が設けられ、
    前記ストッパ手段が、前記連結板から前記鍔部側に突出した凸部であることを特徴とするスライド弁。
  3. 前記弁座に複数のポートが開口され、前記弁体が前記連結板の弁体嵌合孔に嵌入される膨出部を有し、
    前記弁体の前記膨出部の内側の導通路により前記弁座のポートを通過する流体の流れを切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載のスライド弁。
  4. 前記弁室に導通する第1のポートを有し、前記弁座に、前記複数のポートとして第2のポートと第3のポートが形成されるとともに、前記第2のポートと前記第3のポートの中間に第4のポートが形成され、前記弁体を移動させることにより、前記第1のポートを弁室に対して開となる前記第2のポートまたは前記第3のポートに導通するとともに、弁室に対して閉となる前記第3のポートまたは前記第2のポートを前記弁体の導通路によって前記第4のポートに導通することを特徴とする請求項3に記載のスライド弁。
  5. 請求項4に記載のスライド弁を備えた冷凍サイクルであって、前記スライド弁の前記第1のポートが圧縮機の吐出口に接続され、前記第4のポートが圧縮機の吸入口に接続され、前記第2のポート及び前記第3のポートのうちいずれか一方が室外機に接続され、他方が室内機に接続されていることを特徴とする冷凍サイクル。
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