JP2000240835A - 多方向チェック電磁弁 - Google Patents

多方向チェック電磁弁

Info

Publication number
JP2000240835A
JP2000240835A JP11044038A JP4403899A JP2000240835A JP 2000240835 A JP2000240835 A JP 2000240835A JP 11044038 A JP11044038 A JP 11044038A JP 4403899 A JP4403899 A JP 4403899A JP 2000240835 A JP2000240835 A JP 2000240835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
plunger
valve seat
flow path
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11044038A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Iwaki
良之 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DB Seiko Co Ltd
Original Assignee
DB Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DB Seiko Co Ltd filed Critical DB Seiko Co Ltd
Priority to JP11044038A priority Critical patent/JP2000240835A/ja
Publication of JP2000240835A publication Critical patent/JP2000240835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランジャ方式の電磁弁で多方向チェック電
磁弁を構成する。 【解決手段】 プランジャ方式の複数の弁組立体(100)
の弁口通路(11)の弁体着座側空間又は着座反対側の一方
を共通通路(7) で連通し、他方に流路(4) を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多方向チェック電
磁弁に関し、例えばプランジャ先端に球形弁体を備えた
電磁弁を用いて複数の流路を開閉して流体を所定の方向
に流通させ得るようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置において冷媒回路の回路切替等
に3方向チェック弁が用いられているが、かかる3方向
チェック弁では例えば、特開昭55−33963号公報
に開示されているように弁本体内に2つの弁座と3つの
流路口を備え、弁体に各々チェック弁と開閉弁を配置し
た構造が採用されている。
【0003】この3方向チェック弁において、開閉弁を
閉じると、冷媒はチェック弁を有する第1の流路口から
弁本体に設けた第2の流路口に流通し、開閉弁を開ける
と第2の流路口から開閉弁を有する第3の流路口へ流通
し、こうして開閉弁の開閉に応動して流路の流通方向を
変えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来公報
記載の3方向チェック弁では標準的な1方向チェック弁
と構造が大幅に相違するので、両者で別々の開発設計工
数を要し、又生産設備も相違するので、標準化の観点か
ら望ましくない。
【0005】また、開閉弁の開閉に応動する流路は一義
的に決まっているので、冷媒回路の設計について制約が
多く、自由度が低いという問題があった。
【0006】本発明の目的は上記の欠点を解消すること
にあり、単純なプランジャ方式の1方向電磁弁を利用し
て多方向チェック弁を構築することにある。また、3方
向チェック電磁弁に限定されることなく、任意の数の流
路を必要に応じて任意に切替えることができるようにす
ることも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る多
方向チェック電磁弁は、各々の外側にコイル組立体が配
置された複数の弁組立体からなり、複数の流路のうちか
ら任意の方向の流路を選択して開閉するようにした多方
向チェック電磁弁であって、上記複数の弁組立体の各々
がスリーブを含み、該スリーブの一端側には弁座が設け
られ、上記スリーブ内にはプランジャが往復動自在に収
容され、上記コイル組立体の励磁コイルへの通電時に吸
引子の磁着力によって上記プランジャが吸引されて上記
プランジャ先端の弁体が弁座から離間されるか又は弁座
に着座され、かつ上記励磁コイルへの非通電時にコイル
ばねの付勢力によって上記プランジャが復動されて上記
弁体が弁座に着座されるか又は弁座から離間されるよう
に構成されている一方、上記複数の弁組立体の弁座には
上記弁体によって開閉される弁口通路が形成され、該複
数の弁口通路の弁体着座側の空間が共通通路によって相
互に連通され、上記複数の弁口通路の着座反対側には流
路が各々連通されていることを特徴とする。
【0008】本発明の特徴の1つはプランジャ方式の複
数の電磁弁を用い、弁口通路の弁体着座側の空間を共通
通路によって相互に連通し、弁口通路の着座反対側に流
路を連通させるようにした点にある。これにより、複数
のうち1つの流路を高圧側の流路とし、弁組立体の励磁
コイルに通電して例えば弁体を弁座から離脱させると、
その弁組立体に接続した流路に流体を流通させることが
できる一方、他の流路への流体の流通を遮断できること
となる。また、共通通路の一端を開放して高圧側の流路
とし、弁口通路の着座反対側に接続される流路に流体を
流通させるようにすることもできる。
【0009】従って、単純なプランジャ方式の1方向電
磁弁を利用して多方向チェック弁を構築することがで
き、開発設計工数を削減でき、又生産設備も共通化でき
る。複数の流路を任意に切替えることができ、例えば冷
媒回路の設計の自由度を大幅にアップできる。
【0010】弁口通路の弁体着座側空間を連通する共通
通路は管体を用いて構成すると、現在生産されている電
磁弁をそのまま流用できるが、勿論、弁組立体の弁座基
部の筒状部分に形成される流路口や弁座基部の底部に形
成される流路口を相互に合致させて固着するようにして
もよく、又複数の弁座基部を一体化してそこに通路を形
成するようにしてもよい。
【0011】本発明が適用される弁組立体は励磁コイル
の非通電時に弁体が着座し、通電時に離間する常閉型の
構造が一般的であるが、励磁コイルの非通電時に弁体が
離間し、通電時に着座する常開型の構造にも同様に適用
できる。
【0012】また、上記では弁口通路の弁体着座側を相
互に連通し、着座反対側に流路を接続したが、逆に弁口
通路の弁体着座側に流路を接続し、着座反対側を相互に
連通させるようにしてもよい。
【0013】即ち、本発明に係る多方向チェック電磁弁
は、各々の外側にコイル組立体が配置された複数の弁組
立体からなり、複数の流路のうちから任意の方向の流路
を選択して開閉するようにした多方向チェック電磁弁で
あって、上記複数の弁組立体の各々がスリーブを含み、
該スリーブの一端側には弁座が設けられ、上記スリーブ
内にはプランジャが往復動自在に収容され、上記コイル
組立体の励磁コイルへの通電時に吸引子の磁着力によっ
て上記プランジャが吸引されて上記プランジャ先端の弁
体が弁座から離間されるか又は弁座に着座され、かつ上
記励磁コイルへの非通電時にコイルばねの付勢力によっ
て上記プランジャが復動されて上記弁体が弁座に着座さ
れるか又は弁座から離間されるように構成されている一
方、上記複数の弁組立体の弁座には上記弁体によって開
閉される弁口通路が形成され、該複数の弁口通路の弁座
着座側の空間には流路が各々連通され、上記複数の弁口
通路の着座反対側は共通通路によって相互に連通されて
いることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明によれば、高圧側の流路が
一義的に決まる場合には高圧側から複数の流路に流体を
分流させることのできる多方向チェック電磁弁を提供す
ることができる。
【0015】即ち、本発明に係る多方向チェック電磁弁
は、コイル組立体が配置された1つの弁組立体からな
り、1つの高圧側流路から複数の低圧側流路の流路に流
体を流通させるようにした多方向チェック電磁弁であっ
て、上記弁組立体がスリーブを含み、該スリーブの一端
側には弁座が設けられ、上記スリーブ内にはプランジャ
が往復動自在に収容され、上記コイル組立体の励磁コイ
ルへの通電時に吸引子の磁着力によって上記プランジャ
が吸引されて上記プランジャ先端の弁体が弁座から離間
されるか又は弁座に着座され、かつ励磁コイルへの非通
電時にコイルばねの付勢力によって上記プランジャが復
動されて上記弁体が弁座に着座されるか又は弁座から離
間されるように構成されている一方、上記弁組立体の弁
座には上記弁体によって開閉される弁口通路が形成さ
れ、該弁口通路の弁座着座側の空間には高圧側の流路が
連通され、上記弁口通路の着座反対側には複数の低圧側
流路が連通されていることを特徴とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、プランジャ方
式の複数の弁組立体の弁口通路の弁体着座側の空間又は
着座反対側の一方を共通通路で連通させ、他方に流路を
接続するようにしたので、既存の標準的な一方向電磁弁
の設計技術を適用して多方向チェック弁を構築すること
ができると共に、製造設備に大幅な変更を加える必要が
なく、従って安価な多方向チェック電磁弁を提供するこ
とができる。
【0017】また、プランジャ方式の電磁弁の弁口通路
の弁体着座側空間又は着座反対側の一方を相互に連通す
るという構造を採用しているので、構成要素となる1方
向電磁弁を単純に追加することにより流路数を任意に増
加させることができ、しかも流路方向は冷媒回路の設計
時に自由に決められるという優れた効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて説明する。図1ないし図20は本発明に係る
多方向チェック電磁弁の好適な実施形態を示す図、図2
1ないし図23は従来の3方向チェック弁の構造例を示
す図である。
【0019】まず、本発明の理解を容易にすべく、特開
昭55−33963号公報に開示されている従来の3方
向チェック弁の構造と動作について説明する。図21に
おいて、チェック弁本体6には第1ないし第3の流路口
4a、4b、4cが形成され、第1及び第3の流路口4
a、4cと第2の流路口4bとの間には各々第1、第2
の弁座1a、1bが形成され、該弁座1a、1bには第
1、第2の弁体2a、2bが着座するように設けられて
いる。また、チェック弁本体6にはアクチュエータ5が
設けられ,該アクチュエータ5にはこれに応動して往復
動するロッド51が設けられ、該ロッド51の途中は第
2の弁体(開閉弁)2bに固定されるとともに、その先
端側は第1の弁体(チェック弁)2aを摺動自在に挿通
して抜け止めされ、ロッド51の先端にはこれを押し付
け付勢する第1のコイルばね3aが設けられ、又ロッド
51の第1、第2の弁体2a、2bの間に第2のコイル
3bが縮設されている。
【0020】なお、従来例で開示されているアクチュエ
ータ5は発熱体の温度に感応してロッド51を往復動さ
せる構造であるが、この種のチェック弁の原理上、アク
チュエータ5を電磁弁に置換してもよい。
【0021】図21に示される3方向チェック弁におい
て、第1のコイルばね3aはロッド51の往動に抗する
方向に設けられ、第2のコイルばね3bは2つの弁体2
aと2bの間に縮設されている。今、第1の流路口4a
が高圧側で、アクチュエータ5が非動作の場合、冷媒は
その圧力によって第2のコイルばね3bのばね力に抗し
て第1の弁体2aを下方に押し下げるが、第2の弁体2
bは弁座1bに着座しているので、冷媒は第1の流路口
4aから第2の流路口4bの方に流れる。次いで、第2
の流路口4bが高圧側になり、アクチュエータ5が作動
すると、第2の弁体2bが上方に押し上げられて開く一
方、第1の弁体2aは冷媒の圧力によって弁座1aに押
しつけられて着座するので、冷媒は第2の流路口4bか
ら第3の流路口4cの方に流れる。
【0022】図22は上記3方向チェック弁を模式的に
表した流体回路図を、図23は冷媒の圧力モードとアク
チュエータの動作モードとの対比図を示す。第1の流路
口4aが高圧側の時にアクチュエータ5は非動作(OF
F)、第2の流路口4bが高圧側の時にアクチュエータ
5は作動(ON)するという固定的な条件下で流路が切
り替わるようになっており、第1の流路口4aが高圧側
で第3の流路口4cへ冷媒を導いたり、第2の流路口4
bが高圧側で第1の流路口4aへ冷媒を導いたりするこ
とはできず、冷媒回路の設計自由度が低いものである。
また、流路口4の数が更に増加したときには実質的に対
処できない。
【0023】図1ないし図3は従来の問題点を解消した
本発明に係る多方向チェック電磁弁の好適な実施形態を
示す。図において図21ないし図23と同一符号は同一
又は相当部分を示す。なお、複数の弁組立体(以下、弁
ASSYという)の要素部分を区別する必要がある場合
には各々の符号にa、b・・・を添えて説明する。
【0024】本例では多方向チェック電磁弁は実質的に
同一構造をなす3つの弁組立体100a、100b、1
00cを含んで構成され、各弁ASSY100a、10
0b、100cは相互に並列に配置され、又各弁ASS
Y100a、100b、100cの回りにはコイル組立
体(以下、コイルASSY)200a、200b、20
0cが配置されている。
【0025】各弁ASSY100a、100b、100
cでは筒状をなすスリーブ9の上半部に吸引子10が挿
入されてTIG溶接等の手段によって固定され、吸引子
10の先端面には凹部が形成されている。スリーブ9の
下半部にはプランジャ8が往復動自在に遊嵌され、プラ
ンジャ8の後端面には凹部が吸引子10の凹部と対向し
て形成され、吸引子10とプランジャ8との間にはその
凹部内に収容してコイルばね(ばね部材)3が縮設さ
れ、又プランジャ8の先端部には球形弁体2が回動自在
に取付られている。
【0026】また、各弁ASSY100a、100b、
100cには管体(共通通路)7がその弁座基部6a、
6b、6cの筒状部分にわたって延びてろう付け等の手
段で固定され、該管体7には流路口61が形成されて弁
座基部6a、6b、6cの筒状部分の流路口と合致さ
れ、又管体7の両端は封止されている。更に、3つの弁
ASSY100a、100b、100cには流路パイプ
4a、4b、4cがその弁座基部6a、6b、6cの底
部にろう付け等の手段で固定され、該流路パイプ4a、
4b、4cは弁座基部6a、6b、6cの弁座1a、1
b、1cに連なる弁口通路11a、11b、11cと連
通されている。
【0027】他方、コイルASSY200a、200
b、200cでは励磁コイル201がハウジング202
に収容され、該ハウジング202がねじ203によって
吸引子10に固定されている。
【0028】今、コイルASSY200に通電すると、
プランジャ8と吸引子10の間に吸引力が発生し、プラ
ンジャ8はコイルばね3のばね力に抗して吸引子10に
吸引され、プランジャ8に保持されている球形弁体2が
弁座1から離間して弁口通路11が開放される。コイル
ASSY200の通電を遮断すると、プランジャ8はコ
イルばね3の付勢力によって弁座1の方向に復動し、球
形弁体2が弁座1に着座して弁口通路11を閉鎖する。
【0029】コイルASSY200が無通電状態におい
ては、球形弁体2の側の冷媒圧力が高い場合は球形弁体
2がコイルばね3のばね力と冷媒の圧力によって弁座1
に押しつけられるので、冷媒の流れは阻止されるが、弁
座1の側の冷媒圧力が高い場合には冷媒はその圧力によ
ってコイルばね3のばね力に抗して球形弁体2を押し上
げて流通する。従って、弁ASSY100はチェック弁
の機能を有することとなる。
【0030】図4は本例の多方向チェック電磁弁を模式
的に表した流体回路図を示す。3つの弁座基部6a・・
・の筒状部分の流路口に共通管体7が共通して結合さ
れ、3つの弁座1a・・・の弁口通路11a・・・に流
路パイプ4a・・・が結合されている。コイルASSY
200a、200b、200cが無通電の場合には冷媒
の流れはどの方向に対しても遮断される。例えば、流路
パイプ4aが高圧側、流路パイプ4bが低圧側と仮定す
ると、冷媒はその圧力によって流路パイプ4aから共通
管体7へ導かれるが、管体7と流路パイプ4bの間は逆
止されて遮断されている。そこで、流路パイプ4bへ冷
媒を導きたい時は、コイルASSY200bに通電して
球形弁体2bを離間して弁口通路11bを開放すればよ
いことが分かる。
【0031】図5は3つの流路パイプ4a、4b、4c
の内、2つの流路パイプの冷媒圧力の高低と2つの流路
パイプで形成される流路を開放するために通電すべきコ
イルASSYの関係を示す図である。3つの流路パイプ
4a・・・の全てについて、1つのコイルASSY20
0a・・・を通電状態にすることによって流路が開放さ
れる。
【0032】図6ないし図8は流路パイプ4を各々4
つ、5つ、6つ設けた実施形態を模式的に表した流体回
路図を示す。図において図4と同一符号は同一又は相当
部分を示す。但し、複数の弁ASSY100及びコイル
ASSY200の要素部分を区別する必要がある場合に
は各々の符号にa、b・・・を添えて示している。何れ
の実施形態においても上記3つの流路パイプを設けた実
施形態と同様に、各々の回路で任意の2つの流路パイプ
に通じる流路を開放することができ、原理的には流路パ
イプはいくつあってもよいことが分かる。
【0033】図9及び図10は弁ASSY100及びコ
イルASSY200が6つの実施形態における配置例を
示す。図9の例では3つの弁ASSY100a・・・及
びコイルASSY200a・・・が相互に並列に直線状
に配置され、該3つの組合せが2列に配置されている。
また、図10の例では6つの弁ASSY100a・・・
及びコイルASSY200a・・・が同一円周上に配置
されており、いずれの例においても流路パイプ4a・・
・を整然と並べることができる。
【0034】図11及び図12は冷媒の高圧側が決まっ
ている場合における多方向チェック電磁弁の実施形態を
示す。図において図1ないし図3と同一符号は同一又は
相当部分を示す。本例では共通管体7の一端が開口さ
れ、高圧側の流路パイプ4aの機能が付与されている。
【0035】図13は上記実施形態を模式的に表す流体
回路図を示す。
【0036】図14ないし図16は3つの流路パイプの
うち、一つの高圧側が決まると残りの2つの流路パイプ
に冷媒を分流するようにした多方向チェック電磁弁の実
施形態を示す。図において図1ないし図3と同一符号は
同一又は相当部分を示す。本例では3つの弁ASSY1
00a、100b、100cの弁座基部6a、6b、6
cの筒状部分には流路口61が形成され、該流路口61
には各々流路パイプ4a、4b、4cが接続される一
方、弁座基部6a、6b、6cの弁口通路11a、11
b、11cには共通管体7が結合されている。
【0037】図17は上記実施形態を模式的に表す流体
回路図、図18は上記実施形態における流路パイプ4
a、4b、4cの高低と通電すべきコイルASSY20
0a、200b、200cの関係を示す図である。
【0038】図19は高圧側が決まっている場合におけ
る多方向チェック電磁弁の実施形態を示す。図において
図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本例では弁口通路11に通ずる共通管体7の両端が開放
されて流路パイプ4b、4cの機能が付与されている。
図20は上記実施形態を模式的に表した流体回路図を示
す。
【0039】上記説明では現在生産している主要部品と
生産手段を可能な限り流用する方法として、共通管体7
を複数の弁ASSY100a・・・に固定する構造例を
示したが、複数の弁ASSY100a・・・の流路口6
1a・・・又は弁座基部6a・・・の弁口通路11a・
・・を互いに合わせるようにろう付けするようにしても
よく、又複数の弁座基部6a・・・を一体化してそこに
通路を形成するようにしてもよい。
【0040】また、ハウジング202の形状も本実施形
態に限らず、相互に一体化してもよく、コイルASSY
200の起磁力により複数の弁ASSY100の各々に
磁気回路を形成できるものであればどんな形状でもよ
い。
【0041】なお、上記では弁体が非通電時に着座、通
電時に離間する常閉型の構造を例に説明したが、弁体が
非通電時に離間、通電時に着座する常開型の構造でも同
様の多方向チェック電磁弁を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多方向チェック電磁弁の第1の
実施形態を示す正面断面構成図である。
【図2】 上記実施形態を示す側面断面構成図である。
【図3】 上記実施形態を示す底面図である。
【図4】 上記実施形態を模式的に示す流体回路図であ
る。
【図5】 上記実施形態の流路口の高低圧と通電すべき
コイルASSYの関係を示す図である。
【図6】 流路を4つにした実施形態を模式的に示す流
体回路図である。
【図7】 流路を5つにした実施形態を模式的に示す流
体回路図である。
【図8】 流路を6つにした実施形態を模式的に示す流
体回路図である。
【図9】 流路6つを直線状に配置した実施形態を示す
底面図である。
【図10】 流路6つを円形状に配置した実施形態を示
す底面図である。
【図11】 本発明に係る多方向チェック電磁弁の他の
実施形態を示す正面断面構成図である。
【図12】 上記実施形態を示す側面断面構成図であ
る。
【図13】 上記実施形態を模式的に示す流体回路図で
ある。
【図14】 本発明に係る多方向チェック電磁弁の更に
他の実施形態を示す正面断面構成図である。
【図15】 上記実施形態を示す側面断面構成図であ
る。
【図16】 上記実施形態を示す底面図である。
【図17】 上記実施形態を模式的に示す流体回路図で
ある。
【図18】 上記実施形態の流路口の高低圧と通電すべ
きコイルASSYの関係を示す図である。
【図19】 本発明に係る多方向チェック電磁弁の更に
また他の実施形態を示す底面図である。
【図20】 上記実施形態を模式的に示す流体回路図で
ある。
【図21】 従来の3方向チェック弁の構造例を断面図
である。
【図22】 図21の3方向チェック弁を模式的に示す
流体回路図である。
【図23】 図21の3方向チェック弁の流路の高低圧
とアクチュエータの動作の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 弁座 11、11a ・・・ 弁口通路 2、2a ・・・ 球形弁体 3 コイルばね 4、4a ・・・ 流路パイプ(流路) 6、6a ・・・ 弁座基部 61 流路口 7 共通管体(共通通路) 8 プランジャ 9 スリーブ 10 吸引子 100、100a ・・・ 弁ASSY(弁組立体) 200、200a ・・・ コイルASSY(コイル
組立体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の外側にコイル組立体が配置された
    複数の弁組立体からなり、複数の流路のうちから任意の
    方向の流路を選択して開閉するようにした多方向チェッ
    ク電磁弁であって、 上記複数の弁組立体の各々がスリーブを含み、該スリー
    ブの一端側には弁座が設けられ、上記スリーブ内にはプ
    ランジャが往復動自在に収容され、上記コイル組立体の
    励磁コイルへの通電時に吸引子の磁着力によって上記プ
    ランジャが吸引されて上記プランジャ先端の弁体が弁座
    から離間されるか又は弁座に着座され、かつ上記励磁コ
    イルへの非通電時にコイルばねの付勢力によって上記プ
    ランジャが復動されて上記弁体が弁座に着座されるか又
    は弁座から離間されるように構成されている一方、 上記複数の弁組立体の弁座には上記弁体によって開閉さ
    れる弁口通路が形成され、該複数の弁口通路の弁体着座
    側の空間が共通通路によって相互に連通され、上記複数
    の弁口通路の着座反対側には流路が各々連通されている
    ことを特徴とする多方向チェック電磁弁。
  2. 【請求項2】 各々の外側にコイル組立体が配置された
    複数の弁組立体からなり、複数の流路のうちから任意の
    方向の流路を選択して開閉するようにした多方向チェッ
    ク電磁弁であって、 上記複数の弁組立体の各々がスリーブを含み、該スリー
    ブの一端側には弁座が設けられ、上記スリーブ内にはプ
    ランジャが往復動自在に収容され、上記コイル組立体の
    励磁コイルへの通電時に吸引子の磁着力によって上記プ
    ランジャが吸引されて上記プランジャ先端の弁体が弁座
    から離間されるか又は弁座に着座され、かつ上記励磁コ
    イルへの非通電時にコイルばねの付勢力によって上記プ
    ランジャが復動されて上記弁体が弁座に着座されるか又
    は弁座から離間されるように構成されている一方、 上記複数の弁組立体の弁座には上記弁体によって開閉さ
    れる弁口通路が形成され、該複数の弁口通路の弁体着座
    側の空間には流路が各々連通され、上記複数の弁口通路
    の着座反対側は共通通路によって相互に連通されている
    ことを特徴とする多方向チェック電磁弁。
  3. 【請求項3】 上記共通通路が閉鎖空間状をなし、上記
    複数のうちの1つの流路が高圧側の流路である請求項1
    又は2記載の多方向チェック電磁弁。
  4. 【請求項4】 上記共通通路の一部が開放されて高圧側
    流路となした請求項1又は2記載の多方向チェック電磁
    弁。
  5. 【請求項5】 コイル組立体が配置された1つの弁組立
    体からなり、1つの高圧側流路から複数の低圧側流路の
    流路に流体を流通させるようにした多方向チェック電磁
    弁であって、 上記弁組立体がスリーブを含み、該スリーブの一端側に
    は弁座が設けられ、上記スリーブ内にはプランジャが往
    復動自在に収容され、上記コイル組立体の励磁コイルへ
    の通電時に吸引子の磁着力によって上記プランジャが吸
    引されて上記プランジャ先端の弁体が弁座から離間され
    るか又は弁座に着座され、かつ励磁コイルへの非通電時
    にコイルばねの付勢力によって上記プランジャが復動さ
    れて上記弁体が弁座に着座されるか又は弁座から離間さ
    れるように構成されている一方、上記弁組立体の弁座に
    は上記弁体によって開閉される弁口通路が形成され、該
    弁口通路の弁体着座側の空間には高圧側の流路が連通さ
    れ、上記弁口通路の着座反対側には複数の低圧側流路が
    連通されていることを特徴とする多方向チェック電磁
    弁。
JP11044038A 1999-02-23 1999-02-23 多方向チェック電磁弁 Pending JP2000240835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044038A JP2000240835A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 多方向チェック電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044038A JP2000240835A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 多方向チェック電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000240835A true JP2000240835A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12680466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11044038A Pending JP2000240835A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 多方向チェック電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000240835A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013076768A1 (ja) * 2011-11-24 2015-04-27 三菱電機株式会社 流量制御装置
KR101765801B1 (ko) 2015-07-13 2017-08-08 주식회사 두발 온수 중심 보일러
CN108050290A (zh) * 2018-01-04 2018-05-18 新乡平原航空液压设备有限公司 一种电磁阀组件及车辆
KR101875060B1 (ko) * 2015-03-21 2018-07-05 광동 앤드선 일렉트릭 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 온수기의 이중 순환 제어장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013076768A1 (ja) * 2011-11-24 2015-04-27 三菱電機株式会社 流量制御装置
KR101875060B1 (ko) * 2015-03-21 2018-07-05 광동 앤드선 일렉트릭 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 온수기의 이중 순환 제어장치
KR101765801B1 (ko) 2015-07-13 2017-08-08 주식회사 두발 온수 중심 보일러
CN108050290A (zh) * 2018-01-04 2018-05-18 新乡平原航空液压设备有限公司 一种电磁阀组件及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2074345B1 (en) Rocker valve mechanism and rocker valve
US6772791B2 (en) Directly operated pneumatic valve having an air assist return
CN106545670B (zh) 直动式电磁阀以及将其作为导向阀而具备的四通切换阀
EP1217274A2 (en) Poppet-type solenoid valve
US6192937B1 (en) Pilot operated pneumatic valve
CN106369193B (zh) 直动式电磁阀以及将其作为导向阀而具备的四通切换阀
US6543481B2 (en) Pilot operated pneumatic valve
JP3925096B2 (ja) 流量制御弁
JP2000240835A (ja) 多方向チェック電磁弁
EP1284384A2 (en) Solenoid for solenoid valve
JP2003314736A (ja) 電磁式の操作装置を備えた弁装置
US11193600B2 (en) Ultra-low carryover solenoid valve
JPS63130977A (ja) 電磁弁
JPH07198054A (ja) 電磁弁
EP1371889A2 (en) Three-way switching valve
JP2011202706A (ja) 三方電磁弁
JPH0636371Y2 (ja) 電磁弁
JP2889358B2 (ja) 3方弁のハウジング構造
JP2000227173A (ja) 双方向電磁弁
JP2826461B2 (ja) 電磁弁
JPH0477840B2 (ja)
JP2000227174A (ja) 大容量電磁弁
JP2005036849A (ja) 複合弁
JP2000266218A (ja) 四方切替電磁弁
JP2528580Y2 (ja) ダブルソレノイド形切換弁及びそれを用いたダブルパイロット形電磁弁