JP2528580Y2 - ダブルソレノイド形切換弁及びそれを用いたダブルパイロット形電磁弁 - Google Patents

ダブルソレノイド形切換弁及びそれを用いたダブルパイロット形電磁弁

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JP2528580Y2
JP2528580Y2 JP1991008640U JP864091U JP2528580Y2 JP 2528580 Y2 JP2528580 Y2 JP 2528580Y2 JP 1991008640 U JP1991008640 U JP 1991008640U JP 864091 U JP864091 U JP 864091U JP 2528580 Y2 JP2528580 Y2 JP 2528580Y2
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喜弘 深野
正一 馬門
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2個のソレノイドを有
するダブルソレノイド形切換弁、及びこの切換弁をパイ
ロット弁としたダブルパイロット形電磁弁に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ソレノイドによって弁座を開閉する切換
弁は特に例示するまでもなく周知であるが、必要によっ
てこの切換弁を2個設置すると、その占有スペースが大
きくなるという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、2個の切換弁
のバルブボディを共通にすることが考えられるが、単に
2個の切換弁のバルブボディを共通にしたのみではスペ
ースの減少をそれ程期待することができず、しかも弁部
の形成が面倒である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、小形でかつ弁部の形成が容易なダブルソレ
ノイド形切換弁、及びそれをパイロット弁としたコンパ
クトなダブルパイロット形電磁弁を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案のダブルソレノイド形切換弁は、2個のソレ
ノイドで2個の弁体を個別に駆動する切換弁において、
上記切換弁が、共通の入力ポートを有する共通のバルブ
ボディと、その軸方向両側に配設した上記ソレノイドと
を備え、上記バルブボディが、軸方向の両側から個別に
形設した一対の弁室と、これらの弁室と入力ポートとを
連通させる流路に相互に背向させて形設した一対の供給
弁座と、各供給弁座に対向する排出弁座を有し軸方向の
両側から装着した一対のリティナと、上記弁室に連通す
る一対の出力ポート、及びリティナの軸方向両側に連通
する一対の排出ポートとを備え、各弁室に、供給弁座と
排出弁座を開閉する上記弁体をそれぞれ設けたことを特
徴としている。また、ダブルパイロット形電磁弁をコン
パクトにするため、上記切換弁をパイロット弁として、
流体の流れ方向を切換える主弁の軸方向一側に、軸方向
を上下方向として取付けるとよい。
【0006】
【作用及び考案の効果】ダブルソレノイド形切換弁を、
共通の入力ポートを有する共通のバルブボディと、その
軸方向両側に配設した一対のソレノイドで構成したの
で、2個の切換弁を軸方向に単に並設した場合に比べ
て、軸方向長さを短くして全体を小形化することができ
る。
【0007】また、共通のバルブボディの軸方向両側か
ら、それぞれ弁室と相互に背向する供給弁座を形設する
とともに、排出弁座を有するリティナによって弁室を区
画したことにより、弁室及び供給弁座をバルブボディに
おけるソレノイドの取付側から形成できるので、これら
の形成が容易である。
【0008】さらに、この切換弁をパイロット弁とし
て、主弁の軸方向一側にその軸方向を上下方向として取
付けたことにより、ベース側方の空間を有効に利用でき
るので、ダブルパイロット形電磁弁を小形で設置スペー
スの小さいものとすることができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の第1実施例を示し、このダブ
ルソレノイド形切換弁1は、共通のバルブボディ2と、
その軸方向両側に取付けたソレノイド3a,3bを備
え、ベース4上に設置されている。
【0010】バルブボディ2は、ソレノイド3a,3b
の取付面から中心に向けて順次縮径する凹部5a,5b
を有し、該凹部5a,5b先端の弁室6a,6bに相互
に背向させて形設した供給弁座7a,7bは、通路によ
って共通の入力ポートPに連通している。
【0011】上記弁室6a,6bは、凹部5a,5bに
装着した環状のリティナ8a,8bで区画され、弁室6
a,6bは出力ポートA1,A2に、リティナ8a,8
b背後のプレートで区画された空間は排出ポートR1,
R2に、それぞれ連通し、入力ポートP及び該入力ポー
トと同一の面に開設されたこれらのポートは、ベース4
に開設した供給口9、出力口10a,10b及び排出口
11a,11bにそれぞれ連通している。リティナ8
a,8bは、供給弁座7a,7bに対向する排出弁座1
2a,12bを有し、弁座7aと12a及び7bと12
bの間に、これらの弁座を開閉するダブルポペット形の
弁体13a,13bが挿入されている。
【0012】ソレノイド3a,3bは、励磁コイル15
a,15bへの通電により固定鉄心16a,16bが可
動鉄心17a,17bを吸着し、励磁コイル15a,1
5bへの通電を断つと、可動鉄心17a,17bが復帰
ばね18a,18bの付勢力により固定鉄心から離間す
る周知のソレノイドとして構成され、排出弁座12a,
12bを通って弁室に伸びる可動鉄心17a,17bの
先端部分は、復帰ばね18a,18bにより、弁体13
a,13bが供給弁座7a,7bを閉鎖する方向に付勢
されている。
【0013】上記第1実施例は、弁体13a,13bが
供給弁座7a,7bを閉鎖して排出弁座12a,12b
を開放している図示の状態において、励磁コイル15
a,15bに通電すると、弁体13a,13bが供給弁
座7a,7bを開放して排出弁座12a,12bを閉鎖
するので、入力ポートPの流体が出力ポートA1,A2
から流出し、励磁コイル15a,15bの通電を解除す
ると、図示の状態に復帰して出力ポートA1,A2の流
体が排出ポートR1,R2から排出される。
【0014】上記バルブボディ2は、両側のソレノイド
3a,3bの取付面から中心に向けて凹部5a,5bと
弁室6a,6bを形成するとともに、弁室6a,6bに
相互に背向させて供給弁座7a,7bを形成したことに
より、これらの加工が容易で共通のバルブボディ2の弁
部を簡単に形成することができる。また、共通の入力ポ
ートPを有し、ダブルポペット形の弁体13a,13b
で弁座を開閉することによって、切換弁1の軸方向長さ
を短くして小形化することができる。さらに、各ポート
P,A1,A2,R1,R2がいずれも同一面に開口し
ているので、これらのポートへの流路の接続が容易であ
る。
【0015】図2ないし図4は、上記ダブルソレノイド
形切換弁1を主弁20のパイロット弁とした本考案の第
2実施例を示し、ベース25上に設置された上記主弁2
0のボディ21は、圧力流体の供給ポート22、出力ポ
ート23A,23B及び排出ポートEA,EB、並びに
軸方向の貫通孔を備え、供給ポート22と排出ポートE
A,EBは、図示を省略している通路によってベース2
5に開設した供給流路26及び排出流路27a,27b
に個別に連通している。上記貫通孔に装着されたスリー
ブ内を摺動するスプール29は、軸方向両側のパイロッ
ト室30a,30bに供給されるパイロット流体圧で押
圧されるピストン31a,31bによって、ポート22
と23A及び23BとEBが連通する第1の切換位置
と、ポート22と23B及び23AとEAが連通する図
示の第2の切換位置とに切換可能なものとして構成され
ている。
【0016】上記ボディ2の軸方向一側には手動操作部
34が取付けられ、該手動操作部34の他側に、取付プ
レート35を介して上記切換弁1が、軸線を図における
上下方向として適宜の手段によって取付けられている。
そして、切換弁1の入力ポートPは供給通路36によっ
て主弁20の供給ポート22に、出力ポートA1は出力
通路37aによってパイロット室30aに連通し(図2
参照)、出力ポートA2は出力通路37bによってパイ
ロット室30bに連通し(図3参照)、排出ポートR
1,R2は共通の排出通路38によって主弁20の排出
ポートEAに連通し(図4参照)、排出通路38に、ポ
ートR1,R2からポートEAへの流れのみを許容する
チェック弁39が設置されている。
【0017】上記手動操作部34には、ボディ21の幅
方向(図面と直交する方向)に手動操作用の押釦41
a,41bが並設され、押釦41aは、図2に示す状態
においては供給通路36と入力ポートP及び出力ポート
A1と出力通路37aを連通させ、押圧により供給通路
36と出力通路37aを連通させるものとして構成さ
れ、押釦41bは、図3に示す状態においては出力ポー
トA2と出力通路37bを連通させ、押圧により押釦4
1aとの間の通路42を介して供給通路36と出力通路
37bを連通させるものとして構成されている。したが
って、切換弁1のソレノイド3a,3bに結線前の試運
転時や、電気制御とは別に調整運転を行う場合、また停
電等の事故によって切換弁1が動作不能になった場合
は、これらの押釦41a,41bによってスプール29
を駆動させることができる。図2ないし4中の符号44
は、スプール29の切換位置を保持するディテント機構
である。
【0018】上記第2実施例の動作は、2個のパイロッ
ト弁によってスプールを切換える周知のダブルパイロッ
ト形電磁弁と同じである。
【0019】上記第2実施例は、ベース25上に設置し
た主弁20のボディ21の一側に、切換弁1をパイロッ
ト弁として、その軸方向を上下方向として設置したた
め、切換弁1の軸方向長さが短いことによって、ベース
25の一側の空間を利用して切換弁1を設置することが
できるので、ダブルパイロット形電磁弁をコンパクトで
設置スペースが小さいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】第2実施例の縦断面図である。
【図3】図2の異なる部分での縦断面図である。
【図4】図2のさらに異なる部分での縦断面図である。
【符号の説明】
1 ダブルソレノイド形切換弁 2 バルブボディ 3a,3b ソレノイド 6a,6b 弁室 7a,7b 供給弁座 8a,8b リティナ 12a,12b 排出弁座 13a,13b 弁体 20 主弁 P,A1,A2,R1,R2 ポート

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のソレノイドで2個の弁体を個別に
    駆動する切換弁において、 上記切換弁が、共通の入力ポートを有する共通のバルブ
    ボディと、その軸方向両側に配設した上記ソレノイドと
    を備え、 上記バルブボディが、軸方向の両側から個別に形設した
    一対の弁室と、これらの弁室と入力ポートとを連通させ
    る流路に相互に背向させて形設した一対の供給弁座と、
    各供給弁座に対向する排出弁座を有し軸方向の両側から
    装着した一対のリティナと、上記弁室に連通する一対の
    出力ポート、及びリティナの軸方向両側に連通する一対
    の排出ポートとを備え、 各弁室に、供給弁座と排出弁座を開閉する上記弁体をそ
    れぞれ設けた、 ことを特徴とするダブルソレノイド形切換弁。
  2. 【請求項2】 流体の流れ方向を切換える主弁と、該主
    弁にパイロット流体を供給するパイロット弁を備えたダ
    ブルパイロット形電磁弁において、 上記パイロット弁が請求項1に記載した構成を備え、軸
    方向を上下方向として主弁の一側に取付けられている、 ことを特徴とするダブルパイロット形電磁弁。
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JPS5735750Y2 (ja) * 1978-07-29 1982-08-06

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