JPH08114178A - 可逆パルスポンプ - Google Patents

可逆パルスポンプ

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JPH08114178A
JPH08114178A JP6277057A JP27705794A JPH08114178A JP H08114178 A JPH08114178 A JP H08114178A JP 6277057 A JP6277057 A JP 6277057A JP 27705794 A JP27705794 A JP 27705794A JP H08114178 A JPH08114178 A JP H08114178A
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JP
Japan
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port
state
valve element
valve
switching position
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Application number
JP6277057A
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English (en)
Inventor
Shigeki Iki
成記 壹岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡単で小型軽量の可逆ポンプ装置を提供
する。 【構成】 三方切換弁と可変容積装置とを組合せ、三方
切換弁の切換タイミングと可変容積装置の容積増減のタ
イミングとを二種類に切換えることにより送り方向が逆
転できるポンプ装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を送るポンプに係
り、特に流体の送り方向を任意に反転することのできる
可逆ポンプに係る。
【0002】
【従来の技術】ポンプ装置は従来より種々の構造に於て
知られている。これらのポンプ装置の内、弁室内にてロ
ータが回転する構造の所謂ロータリ式のポンプは、一般
にロータの回転方向が反転されることにより流体の送り
方向を反転することができる可逆ポンプである。またピ
ストンやダイヤフラムが往復動される往復動式のポンプ
に於ては、ポンプ室への流体吸入通路とポンプ室よりの
流体吐出通路とにそれぞれ逆止弁が設けられており、こ
れらの逆止弁の逆止方向を反転することによりピストン
やダイヤフラムの同じ往復動に対し流体の送り方向を逆
転することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、往復動式ポ
ンプの流体吸入通路及び流体吐出通路に於ける逆止弁を
一体の三方切換弁により置換えることによって構造を簡
単化し、小型軽量であって、特に試薬等の小量の流体を
貯蔵瓶より点滴位置へ向けて送り出し又は点滴終了後に
は管路の途中に残った流体を貯蔵瓶へ戻しておくような
用途に適した可逆ポンプを提供することを課題としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、第一、第二及び第三のポートを有する弁ハウジ
ングと、前記弁ハウジング内に配置され第一の切換位置
にあるときには前記第一のポートと前記第二のポートと
を連通させ且前記第三のポートを前記第一のポートより
遮断し又第二の切換位置にあるときには前記第一のポー
トと前記第三のポートとを連通させ且前記第二のポート
を前記第一のポートより遮断する弁要素と、前記弁要素
を前記第一の切換位置と前記第二の切換位置との間に反
復的に切換える第一の作動手段と、前記第一のポートに
接続され内容積が比較的小さい第一の状態と内容積が比
較的大きい第二の状態との間で変化する可変容積装置
と、前記可変容積装置を前記第一の状態と前記第二の状
態との間に反復的に切換える第二の作動手段と、前記第
一の作動手段と前記第二の作動手段とを、前記弁要素が
前記第一の切換位置にあるとき前記可変容積装置が前記
第一の状態から前記第二の状態へ切換えられ又前記弁要
素が前記第二の状態にあるとき前記可変容積装置が前記
第二の状態から前記第一の状態へ切換えられる第一の同
期態様と、前記弁要素が前記第二の切換位置にあるとき
前記可変容積装置が前記第一の状態から前記第二の状態
へ切換えられ又前記弁要素が前記第一の状態にあるとき
前記可変容積装置が前記第二の状態から前記第一の状態
へ切換えられる第二の同期態様との間に、選択的に切換
えて同期作動させる制御装置とを有する可逆パルスポン
プによって達成される。
【0005】上記の如き構成に於て、前記弁要素は前記
弁ハウジングに形成され軸線方向両端部に前記第二のポ
ートと前記第三のポートとを有する実質的に円筒状の弁
室内に配置されており、前記第三のポートは該円筒状弁
室の軸線方向中央部の側壁に開口しており、前記弁要素
は電磁コイルとして構成された前記第一の作動手段によ
り及ぼされる電磁気に磁気的に応答して前記円筒状弁室
内を軸線方向に移動する実質的に円柱状の部材であり、
該部材はその軸線方向両端部にてそれぞれ前記第二のポ
ート及び前記第三のポートを閉じるようになっていてよ
い。
【0006】更に又、上記の構成に於て、前記弁要素の
軸線方向両端部は円錐形であり、該弁要素は軸線方向中
央部の周りに円環状に隆起したリブを有し、該弁要素が
前記リブを支点として傾動可能であることによって該弁
要素の円錐形両端部はそれぞれが対応する前記第二のポ
ート又は前記第三のポートに係合したとき該ポートに対
し自動的に芯合せされるようになっていてよい。
【0007】
【発明の作用及び効果】かかる本発明の可逆パルスポン
プによれば、前記制御手段により前記第一の作動手段と
前記第二の作動手段との間の同期態様が前記第一の同期
態様と前記第二の同期態様との間に切換えられることに
より、ポンプによる流体の送り方向を容易に反転するこ
とができる。
【0008】特に前記弁要素が前記弁ハウジング内に形
成され軸線方向両端部に前記第二のポートと前記第三の
ポートとを有する実質的に円筒状の弁室内に配置され、
前記第三のポートが該円筒状弁室の軸線方向中央部の側
壁に開口し、前記弁要素が前記円筒状弁室内を軸線方向
に移動する実質的に円柱状の部材であってその軸線方向
両端部にてそれぞれ前記第二のポート及び前記第三のポ
ートを閉じるようになっており、前記弁要素を前記第一
の切換位置と前記第二の切換位置との間に切換える前記
第一の作動手段が電磁コイルとして構成され、前記弁要
素が前記電磁コイルの電磁気に磁気的に応答して軸線方
向に移動されるようになっているときには、前記電磁コ
イルへ通電される電流の方向を反転することにより前記
弁要素は容易に且速やかに前記第一の切換位置と前記第
二の切換位置との間に切換えられ、又前記電磁コイルに
対する通電の反転のタイミングを前記可変容積装置を作
動させる前記第二の作動装置の作動タイミングに対し位
相的にずらせることにより、前記第一の同期態様と前記
第二の同期態様との間の切換えを容易に達成することが
できる。
【0009】また上記の構造に於て、更に前記弁要素は
その軸線方向両端部にて円錐形とされ、その軸線方向中
央部の周りに円環状に隆起したリブを有し、該リブを支
点としてその周りに傾動可能な構造とされることによ
り、該弁要素が前記円筒状弁室内にて軸線方向に切換え
られてその終端に達し、その円錐形端部が前記第二のポ
ート又は前記第三のポートに係合するとき、自動的に芯
合せが行われ、これによって前記弁要素は前記弁室内に
て軸線方向に軽やかに移動することができ、しかもそれ
が終端位置に達したとき前記第二のポート又は前記第三
のポートを確実に閉鎖することができる。
【0010】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0011】添付の図1は本発明による可逆パルスポン
プの一つの実施例を示す縦断面図である。図に於て10
にて全体的に示されているポンプハウジングは、本体部
12とプラグ部14との組合せよりなっており、その内
部に実質的に円筒状をなす弁室16が形成されている。
弁ハウジング10には、円筒状の弁室16の軸線方向中
央部の側壁に開口する第一のポート18と、該弁室の一
方の軸線方向端部に開口する第二のポート20と、該弁
室の軸線方向他端部に開口する第三のポート22とが設
けられている。
【0012】弁室16内には、その円筒形状に沿って軸
線方向に移動することができる実質的に円筒状の部材と
して形成された弁要素24が配置されている。弁要素2
4はその軸線方向両端部が円錐形に形成されており、そ
の軸線方向中央部の周りに円環状に隆起したリブ26を
備えている。リブ26の外周部はその横断面が円弧状を
なしており、該リブの最大直径は円筒形状の弁室26の
内径より僅かに小さくされており、弁要素24はリブ2
6の外周面にて弁室16の円筒状内周面に接しつつ該弁
室に沿って軸線方向に軽やかに移動することができ、又
リブ26にて弁室の内周面上に支点的に支持されること
により、該リブの周りに傾動することができる。
【0013】かくして弁要素24が弁室16内にてその
軸線方向に沿って図に示す如く左方への終端位置に達す
ると、その円錐形の端部はポート20に丁度係合するよ
う自動的に芯合せされる。尚この場合ポート20及び2
2は円形ポートであり、また図示の実施例に於てはポー
ト20及び22の周縁は弁要素24の端部の円錐形より
頂角の大きい円錐面により形成されている。弁要素24
が図にて右方へ移動したときには、弁要素の他端部の円
錐形状部が円形ポート22に同じ要領にて同芯に係合す
る。
【0014】ハウジング10の本体部12及びプラグ部
14はアルミ合金或いはプラスチック等の非磁性材料に
て作られている。弁要素24は強磁性材料にて作られて
おり、軸線方向に沿ってその一端部が正極となり又その
他端部が負極となるよう予め磁化されている。弁ハウジ
ングの本体部12の一端部は図示の如く縮径されてお
り、この部分に電磁コイル28が装着されている。かく
して電磁コイル28にある一つの方向に沿って直流電流
が供給されると、弁要素24は電磁コイル28により生
じた電磁気に磁気的に反撥するよう応答して図示の如く
図にて左方へ移動し、ポート20をポート18に対し遮
断し、ポート18とポート22とを連通させる第一の切
換位置にくる。これに対しコイル28へ通される電流の
方向が逆にされると、弁要素24は電磁コイル28が生
ずる電磁気により磁気的に吸引され、弁要素24は図に
て右方へ移動し、ポート22をポート18に対し遮断
し、ポート18とポート20とを連通させる第二の切換
位置にくる。
【0015】ポート18にはベローズ30にて構成され
その内容積が比較的小さい第一の状態とその内容積が比
較的大きい第二の状態との間で内容積を変化させる可変
容積装置が接続されている。ベローズ30は図示の状態
では内容積が比較的大きい前記第二の状態にあり、この
状態はベローズ30が復帰ばね31のばね力により引伸
ばされた状態である。尚、ベローズ30が弾性に富んだ
材料にて作られ、自己の弾性にて図示の状態へ復するよ
うに構成されている場合には、復帰ばね31は省略され
てもよい。この状態に於ては、ベローズ30の下端部を
構成するディスク部材32は電磁コイル34に当接した
状態にある。ディスク部材32には軸部材36を経て磁
性材よりなるディスク部材38が取付けられている。か
くして電磁コイル34が通電されていないときには、ベ
ローズ30は自己の弾性及び(又は)復帰ばね31のば
ね力により図示の如くその下端部のディスク部材32が
電磁コイル34に当接するまで伸張した状態にあるが、
電磁コイル34が通電されると、ディスク部材38が電
磁コイル34により磁気的に吸引されることにより、ベ
ローズ30は軸線方向に圧縮され、その内容積が比較的
小さい前記第一の状態となる。
【0016】電磁コイル28及び34には制御装置40
より導線42及び44を経て電流が選択的に供給される
ようになっている。制御装置40は制御つまみ46を有
し、この制御つまみはその指標が図示の如く中立点0に
一致した回動位置より時計廻り方向にも又反時計廻り方
向にも回動されるようになっている。
【0017】図2には、図1に示す弁要素24を電磁石
28への通電の制御によって左右に往復動させまたベロ
ーズ30を電磁石34への通電の制御によって上下方向
に伸縮させる作動とによって、図1に示す装置をパルス
ポンプとして作動させるときの電磁石28及び34への
通電及びそれに伴うベローズ30の伸縮のタイミングが
グラフにより示されている。
【0018】先ず第一の作動態様として、電磁コイル2
8に図2のグラフ(1)に示すタイミングにて通電が行
われ、同時に電磁コイル34へグラフ(3)に示すタイ
ミングにて通電が行われたとする。グラフ(1)に於
て、+Aは電磁コイル28に弁要素24を図1にて右方
の切換位置へ引付ける磁力が発生する方向に電流を流す
ことを意味し、−Aは逆に電磁石28に弁要素24を図
1にて左方の切換位置へ押しやる磁気を発生させる方向
に電流が供給されることを意味する。又+Bは電磁石3
4にそれがディスク部材38を引付ける磁力を発生させ
る方向に電流を流すことを意味する。
【0019】制御装置40に於ける制御つまみ46が0
点より時計廻り方向に回動されると、その回動角の増大
に応じて減小する周期Pにて電磁石34にはグラフ
(3)に示すタイミングによるパルス電流が供給され、
それに同期して電磁石28にはグラフ(1)に示すタイ
ミングによる電流が供給される。また制御つまみ46が
0点より反時計廻り方向に回動されると、その回動角の
増大に応じて減小する周期Pにて電磁石34にはグラフ
(3)に示すタイミングにて電流が供給され、電磁石2
8にはグラフ(2)に示すタイミングにて電流が供給さ
れる。
【0020】ポート20には管48の一端が接続されて
おり、その他端は試薬貯蔵瓶50内に差込まれていると
する。又ポート22には管52の一端が装着されてお
り、この管の他端は試験管54の入口に向けられている
とする。
【0021】かかる状態にて今制御つまみ46が0点よ
り時計周り方向の或る回動位置へ回動されたとする。こ
の時点をT1とすると、電磁石28にはグラフ(1)に
示す如く−Aの通電がなされ、弁要素24はそれまでの
位置の如何に拘らず直ちに図1に示す如き左方への切換
位置に設定される。但し弁の位置が切換るときには、電
磁石28への通電の切換わり時点に対し弁の位置が実質
的に切換る迄に処理される流体の粘度に応じて増大する
幾分かの時間遅れが生ずる。又電磁石34が通電される
ことにより、ディスク部材38は電磁石34へ向けて磁
気的に引付けられる。このときベローズ30内には既に
試薬が満されているとすると、ベローズによる流体の圧
縮は直ちに始まるので、弁の位置の切換わりに生ずる時
間遅れを考慮して電磁石28への通電はグラフ(4)に
示す如くT1より幾分遅れた時点T11とされるのが好
ましい。このT1とT11の間の遅れ時間の好ましい大
きさは処理される流体の粘度に応じて変化するので、処
理される流体の粘度に応じてこの遅れ時間を制御つまみ
47により調節できるようにしてよい。ベローズ30は
流体の抵抗を受けつつ収縮するので、その下端を構成す
るディスク部材32の位置はグラフ(4)に示す如く下
降位置より上昇位置へ向けて徐々に上昇し、それに伴っ
てベローズ30内の試薬はポート18より弁室16、ポ
ート22、管52を経て押出され、試験管54への試薬
の供給が行われる。
【0022】時点T2に達すると、電磁石28への通電
の方向は+Aに反転され、電磁石34への通電は解除さ
れる。これによって弁要素24は直ちに右方の切換位置
に切換えられ(但し上記の時間遅れは伴う)、ポート2
2は遮断され、ポート18とポート20とが連通され
る。電磁石34への通電が解除されたことによりディス
ク部材38に作用していた図にて上向きの力は消滅し、
ベローズ30はそれが有する自己の弾性及び(又は)復
帰ばね31のばね力により伸張を始め、ディスク部材3
2の位置はグラフ(4)に示す如く上昇位置より下降位
置へ向けて次第に降下する。かかるベローズ30の伸張
に伴うその内容積の増大に応じて、試薬貯蔵瓶50内の
試薬は管48、ポート20、弁室16、ポート18を経
てベローズ30内へ吸込まれる。
【0023】時点T3にては再び電磁石28への通電の
方向が反転され、また電磁石34への通電が開始され
る。以下同様のパルス的作動態様の繰返しにより順次試
薬貯蔵瓶50より試験管54へ向けて試薬を送るポンプ
作用がなされる。この場合制御つまみ46を時計廻り方
向へ回動する角度が大きい程、それに反比例的に周期P
が小さくされることにより、単位時間内に於けるポンプ
往復動の回数が増大し、単位時間当りのポンプ送り量が
増大する。但しその増大は相前後して行われるポンプ往
復動間の休み時間が丁度無くなる時の最大送り量迄であ
る。
【0024】こうして制御つまみ46の回動角を調節す
ることによりポンプ送り流量を調節することができる。
又このようにポンプ送り流量の調節をパルス周期の調節
により行い、電磁石28及び34に供給される電流の大
きさは一定とすることにより、ポンプ送り流量の如何に
拘らず弁要素24の切換えを確実にし、またベローズ3
0の伸縮を確実にすることができる。勿論これは一つの
好ましい実施例であり、他に制御つまみの回動角に応じ
て電流又は電圧或いはその両方の大きさを変える等の制
御が行われてもよい。
【0025】制御つまみ46が0点より反時計廻り方向
に回動されると、電磁石34への通電に対応した電磁石
28への通電はグラフ(2)に従って行われるようにな
る。この場合には、ベローズ30が縮み行程にあるとき
弁要素24は図にて右方の切換位置にあり、ベローズ3
0内の試薬を試薬貯蔵瓶50へ向けて戻す作用が行わ
れ、またベローズ30が伸張行程にあるときには弁要素
24は図にて左方の切換位置に切換えられており、ベロ
ーズ30の伸張に伴って管52内に残留する試薬をベロ
ース30内へ引戻す作用が行われる。従って制御つまみ
46を反時計廻り方向に回すことによって試薬使用後の
管52内に残留する試薬を試薬貯蔵瓶50へ向けて回収
する作用が行われる。
【0026】図示の実施例に於ては、ポート18に対す
るポート20と22の連通及び遮断の切換えを行う三方
弁として、外部からの電磁力に直接応答して軸線方向に
往復動する部材として構成された弁要素による切換弁構
造が用いられているが、上記の機能を達成する三方切換
弁としては、図3及び図4に示す如き、三方弁としては
従来より公知の弁構造が用いられてもよいことは明らか
であろう。また図示の実施例に於ては可変容積装置とし
てベローズが用いられているが、かかるベローズに代え
て同じくそれ自身周知のシリンダ−ピストン装置が用い
られてよいことも明らかであろう。従って、本発明は、
三方切換弁及び可変容積装置に関する公知の構造との置
換えを含むものである。またその他にも図示の実施例に
ついて本発明の範囲内にて種々の修正が可能であること
は当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可逆パルスポンプの一つの実施例
を示す縦断面図。
【図2】図1に示す可逆パルスポンプの作動タイミング
を示すグラフ。
【図3】公知の三方弁の一つの例を示す解図的断面図。
【図4】公知の三方弁の他の一つの例を示す解図的断面
図。
【符号の説明】
10…弁ハウジング 12…本体部 14…プラグ部 16…弁室 18…第一のポート 20…第二のポート 22…第三のポート 24…弁要素 26…リブ 28…電磁石 30…ベローズ 31…復帰ばね 32…ディスク部材 34…電磁石 36…軸部材 38…ディスク部材 40…制御装置 42,44…導線 46,47…制御つまみ 48…管 50…試薬貯蔵瓶 52…管 54…試験管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一、第二及び第三のポートを有する弁ハ
    ウジングと、前記弁ハウジング内に配置され第一の切換
    位置にあるときには前記第一のポートと前記第二のポー
    トとを連通させ且前記第三のポートを前記第一のポート
    より遮断し又第二の切換位置にあるときには前記第一の
    ポートと前記第三のポートとを連通させ且前記第二のポ
    ートを前記第一のポートより遮断する弁要素と、前記弁
    要素を前記第一の切換位置と前記第二の切換位置との間
    に反復的に切換える第一の作動手段と、前記第一のポー
    トに接続され内容積が比較的小さい第一の状態と内容積
    が比較的大きい第二の状態との間で変化する可変容積装
    置と、前記可変容積装置を前記第一の状態と前記第二の
    状態との間に反復的に切換える第二の作動手段と、前記
    第一の作動手段と前記第二の作動手段とを、前記弁要素
    が前記第一の切換位置にあるとき前記可変容積装置が前
    記第一の状態から前記第二の状態へ切換えられ又前記弁
    要素が前記第二の状態にあるとき前記可変容積装置が前
    記第二の状態から前記第一の状態へ切換えられる第一の
    同期態様と、前記弁要素が前記第二の切換位置にあると
    き前記可変容積装置が前記第一の状態から前記第二の状
    態へ切換えられ又前記弁要素が前記第一の状態にあると
    き前記可変容積装置が前記第二の状態から前記第一の状
    態へ切換えられる第二の同期態様との間に、選択的に切
    換えて同期作動させる制御装置とを有する可逆パルスポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】請求項1による可逆パルスポンプにして、
    前記弁要素は前記弁ハウジングに形成され軸線方向両端
    部に前記第二のポートと前記第三のポートとを有する実
    質的に円筒状の弁室内に配置されており、前記第三のポ
    ートは該円筒状弁室の軸線方向中央部の側壁に開口して
    おり、前記弁要素は電磁コイルとして構成された前記第
    一の作動手段により及ぼされる電磁気に磁気的に応答し
    て前記円筒状弁室内を軸線方向に移動する実質的に円柱
    状の部材であり、該部材はその軸線方向両端部にてそれ
    ぞれ前記第二のポート及び前記第三のポートを閉じるよ
    うになっている可逆パルスポンプ。
  3. 【請求項3】請求項2による可逆パルスポンプにして、
    前記弁要素の軸線方向両端部は円錐形であり、該弁要素
    は軸線方向中央部の周りに円環状に隆起したリブを有
    し、該弁要素が前記リブを支点として傾動可能であるこ
    とによって該弁要素の円錐形両端部はそれぞれが対応す
    る前記第二のポート又は前記第三のポートに係合したと
    き該ポートに対し自動的に芯合せされるようになってい
    る可逆パルスポンプ。
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