JPH0663231A - 遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報表示に遅延がなく、かつ限られた寸法の
映像表示器に複数の情報を表示する、遊技機の提供。 【構成】 遊技制御装置７５から映像表示器５６ｇへの
優先デ−タの送信を行ない、映像情報合成手段５７−７
が映像画面の重畳、画面分割、映像画面の交互表示を制
御して、複数情報の表示を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の遊技情報を表示
する映像表示装置を有する遊技機に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の識別情報を順次変換表示する可変
表示装置を利用して遊技情報を表示する遊技機は、本出
願人等により既に出願されている（例えば、特開昭６１
−１４９１８３号公報）。

【０００３】また、液晶表示パネルを用いて複数の遊技
情報を表示する遊技機も、既に出願されている（例え
ば、特開平３−５５０８１号公報）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、通常用いられ
る可変表示装置を用いた遊技状態表示では、表示できる
情報が限定される。例えば液晶表示パネルを用いた場
合、遊技機の遊技盤上の一部分という限られた空間に配
設せねばならず、液晶表示パネル寸法に制約のあること
から、同時に表示できる情報量には限界があった。

【０００５】一方、液晶表示パネルによる表示では、従
来のセグメント型表示器に比して表示情報をきわめて多
様化できる反面、表示データ量の急増にともなうデータ
送信時間の増加で、事象発生から表示に至るリ−ドタイ
ムが増加し、必要な情報の即時表示に遅延が生じるとい
う問題点が新たに発生している。

【０００６】このため本発明は、優先情報の表示の遅延
を解決し、さらに限られた寸法の映像表示パネルに複数
の多様化情報を表示可能な、空間効率ならびに時間効率
の優れた映像表示装置を有する遊技機を提供するもので
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
遊技盤表面側より視認可能な位置に配設され、各種遊技
情報を表示する映像表示器と、遊技者にとり不利な第一
状態と遊技者にとり有利な第二状態とに変換可能な変動
入賞装置と、上記映像表示器に可変表示される図柄の特
別停止図柄に基づく特別遊技状態発生により上記変動入
賞装置を遊技者にとり有利な第二状態へと駆動する遊技
制御手段と、上記変動入賞装置への入賞球を検出する入
賞検出手段と、上記変動入賞装置の特種位置への入賞球
を検出する特種入賞検出手段と、上記映像表示器へ表示
の情報送信にあたり優先情報の優先制御を司る優先制御
手段と、上記映像表示器へ表示する情報を送信するデー
タ送信手段と、上記データ送信手段からの映像制御情報
を受信するデータ受信手段と、上記データ受信手段の受
信情報を記憶する受信データ記憶手段と、表示映像情報
を記憶する映像情報記憶手段と、上記映像制御情報及び
上記表示映像情報に基づき上記映像表示器への映像情報
を構成する映像情報合成手段と、上記映像情報合成手段
の構成した映像情報を上記映像表示器へ表示する表示制
御手段と、を具備するを特徴とする。

【０００８】上記映像情報合成手段は、上記データ送信
手段からの特別遊技状態信号に基づき特別遊技状態映像
上に特別停止図柄を合成し、上記特種入賞検出手段が入
賞球を検出した際に発信する特種入賞信号に基づき特別
停止図柄と特種入賞情報とを映像情報として所定間隔で
交互に合成する構成とすることもできる。

【０００９】上記データ送信手段は、上記入賞検出手段
にて入賞球を検出すると他の信号に優先して入賞検出信
号を送信する構成とすることもできる。

【００１０】上記データ送信手段は、上記変動入賞装置
が所定条件により第二状態から第一状態に変換され所定
条件により再び第二状態へと変換される間の状態を表示
する指令信号を送信するよう構成してもよい。

【００１１】上記映像情報合成手段は、上記データ送信
手段からの特別遊技状態終了信号により上記受信データ
記憶手段が記憶した、変動入賞装置の第二状態への変換
回数記憶値に基づき映像表示器への映像情報を構成する
ようにしてもよい。

【００１２】上記映像情報合成手段は、上記データ送信
手段からの故障種別信号に基づき故障種別及びその対応
表示情報を構成するようにしてもよい。

【００１３】

【作用】上記優先制御手段が、他の情報に先駆けて優先
情報を発信する指示を上記データ送信手段に与え、上記
データ送信手段が上記映像表示器への優先データの送信
を行なうことにて、高時間効率が実現される。

【００１４】上記映像情報合成手段が、上記映像情報記
憶手段、上記表示制御手段等と連係動作して、映像画面
の重畳、画面分割、映像画面の交互表示による複数情報
の表示を行うことにて、高空間効率が実現される。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明による遊技機１００の正面図であ
り、遊技盤１の前面には、ガイドレール２にて囲われた
遊技部３の中央部分に映像表示装置本体４が、また映像
表示装置本体４の下方に変動入賞装置５が設けられる。
変動入賞装置５の中央上部に配設された７は、特定入賞
口６を有する普電機構であり、該普電機構７の下方に大
入賞口８が、さらに該大入賞口８の下方に普図表示部１
１が、それぞれ配設される。変動入賞装置５の左右部分
には普通図柄入賞口９ａ、９ｂが配備され、また変動入
賞装置５下方にアウト口１２が設けられる。

【００１６】遊技部３上にほぼ分散して配設された１０
ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ、１０ｅは一般入賞口であ
り、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄは転動誘導部材
を、さらに１４ａと１４ｂは照明付きの転動誘導部材を
それぞれ示す。遊技部３左右両端の当りランプ１５ａ、
１５ｂは、当りを表示する。

【００１７】遊技盤１の下部には打球の供給皿２２と、
出球の受け皿２３と、打球発射装置の操作部２４が設け
られ、発射された打球はガイドレール２に誘導されて遊
技部３に導入される。

【００１８】図２は遊技盤１の詳細を示すもので、遊技
部３に導入された打球は遊技釘および転動誘導部材１３
ａ〜１３ｄ、１４ａ〜１４ｂにて進路変更しつつ落下
し、一般入賞口１０ａ〜１０ｅ、特定入賞口６、普通図
柄入賞口９ａ、９ｂ、さらに大入賞口８のいずれかに入
賞するか、或はすべての入賞を逸してアウト口１２から
排出される。

【００１９】一般入賞口１０ａ〜１０ｅへの入賞時に
は、所定数の出球があるのみであるが、普通図柄入賞口
９ａ、９ｂへの入賞時には、遊技機は普通図柄入賞に伴
う独特の遊技状態を開始し、普通図柄表示器１１ｂに表
示する数字に応じて、遊技者に有利な状態を提供する。

【００２０】また特定入賞口６への入賞時には、補助遊
技として、映像表示の変動動作を開始し、該変動が停止
した際の補助遊技結果が大当りであると、通常は閉じて
いる大入賞口８を開放する特別遊技状態を開始する。こ
こで、大入賞口８が閉じていて遊技者に不利な状態を第
１状態、大入賞口８が開放されて遊技者に有利な状態を
第２状態と称する。

【００２１】特定入賞口６への入賞に基づく補助遊技の
実行中に、再度特定入賞口６への入賞があった場合に
は、処理待ちの入賞球として最大４個まで蓄積記憶し、
該蓄積記憶数を特定入賞数記憶表示器４０に表示する。
同様に、普通図柄入賞の処理待ちの入賞球は最大４個ま
で蓄積記憶され、該蓄積記憶数が普図入賞数記憶表示器
１１ａにより表示される。

【００２２】図３は遊技機１００の裏機構を示すもの
で、１０２は賞球（出球）供給機構である賞球タンク１
０４から供給された球を球ザヤに流下させる球ザヤレー
ル、１０５は賞球時に球ザヤを傾斜状態とする駆動モー
タ、１０３は賞球条件に応じて出球数を切り換えるため
のソレノイドである。駆動モータ１０５およびソレノイ
ド１０３が働いて、賞球条件に応じた数の出球が受け皿
２３や供給皿２２に為される。

【００２３】賞球タンク１０４が球切れ状態となると、
打ち止めを示す完了ランプ１６が点灯する。完了ランプ
１６を含む各ランプ、変動入賞装置５、スピーカ１１０
を含む効果音機構ならびにその他の電子機能の制御を、
遊技制御装置７５が行なう。

【００２４】図４は遊技盤１の背面側を示すもので、変
動入賞装置５の特定入賞口６に入賞した入賞球を、特図
始動スイッチ３４が検出し、特別遊技状態にあって大入
賞口８が開放中に大入賞口８に入賞した球を、継続兼カ
ウントスイッチ３１、カウントスイッチ３２ａ、３２ｂ
が検出する。一方、普通図柄入賞口９ａ、９ｂに入賞し
た球は、普通図柄始動スイッチ３３ａ、３３ｂが検出す
る。

【００２５】図５は変動入賞装置５の大入賞口８が閉じ
ている状態、つまり通常動作時の斜視図、図６は変動入
賞装置５の大入賞口８が開いている状態、つまり特別遊
技状態の斜視図である。変動入賞装置５は、その中央中
部に配設された大入賞口８の開閉を司る大入賞口受口３
６を有し、該大入賞口受口３６は、大入賞口駆動ソレノ
イド３５の駆動により開閉動作を行なう。

【００２６】通常状態では大入賞口受口３６は、垂直に
立ち上がって大入賞口８をふさぎ、流下してきた打球を
排除する第１状態となる。一方、特別遊技状態では大入
賞口受口３６は取り付け軸まわりに約４分の１弱回転し
て大入賞口８を開き、流下してきた打球を誘い込む第２
状態となる。

【００２７】大入賞口８内部には、継続入賞口３７およ
び大入賞口内の一般入賞口３８ａ、３８ｂを設け、継続
入賞口３７への入賞打球を、前述の継続兼カウントスイ
ッチ３１によって、また大入賞口内の一般入賞口３８
ａ、３８ｂへの入賞打球を、カウントスイッチ３２ａ、
３２ｂによって検出する。本発明では、上記の継続入賞
口３７を「特種位置」、上記の継続兼カウントスイッチ
３１を「特種入賞検出手段」と称し、さらに特種入賞発
生時に特種入賞検出手段が発信する信号を、特種入賞信
号と称する。

【００２８】図７〜図１０に映像表示装置５３とその内
部構成を示す。図７にみられるように、本遊技機１００
の映像表示装置５３は、遊技制御装置７５とは独立した
構成であり、遊技制御装置７５から信号を受けて、対応
する映像表示を行なう。映像は、液晶ユニット本体５６
の液晶表示パネル５６ａ上に表示する。

【００２９】図１１は液晶表示パネル５６ａに表示され
る、特別図柄（識別記号）の停止態様の一例をを示すも
のである。特定入賞口６への打球入賞があると、補助遊
技が開始となり、この特別図柄が表示される。

【００３０】補助遊技においては、図１１に示すよう
に、画面に現われた３個の表示枠６０、即ち左図柄６
１、中図柄６２、右図柄６３の各枠内にそれぞれ例えば
「三萬」「五萬」等の複数個の図柄が、上から下へ、あ
るいは下から上へと、あたかもスロットマシンの図柄回
転を示す様子で次々と流れて入れ替え表示される、図柄
変動を所定時間行ない、所定時間終了ののちに、各表示
枠はある図柄を停止図柄として表示して、図柄変動を停
止する。

【００３１】図１１の画面では、左図柄６１と中図柄６
２がすでに停止図柄の表示状態にあり、右図柄６３が変
動停止直前の状態にある。停止時の左図柄６１、中図柄
６２、右図柄６３の３図柄の組み合わせが、予め設定し
た大当り組み合わせに合致すれば、「大当り」発生とな
って遊技機は特別遊技を開始する。

【００３２】特別遊技が開始されると、大入賞口受口３
６が開いて変動入賞装置５の大入賞口８が開放となり、
打球の大入賞口８内の継続入賞口３７、あるいは大入賞
口内の一般入賞口３８ａ、３８ｂへの入賞が可能な状態
となる。

【００３３】この特別遊技は、予め設定された所定時間
（例えば２９秒間）あるいは、予め設定された大入賞口
８への入賞数（例えば１０カウント）のいずれかに達す
るまで持続された後、終了する。これを特別遊技の１サ
イクルと称するが、当該１サイクル中に、大入賞口８の
上記継続入賞口３７に再度入賞があれば、引き続き２サ
イクル目が開始でき、このようにして最大１６サイクル
まで継続することが出来る。

【００３４】上記の補助遊技にて、各表示枠内の図柄変
動は、左図柄６１、中図柄６２、右図柄６３の順に、時
間差をおいて夫々停止するが、ここで左図柄６１と中図
柄６２の停止図柄が、大当りの際の停止図柄に夫々合致
している状態を、特定停止図柄（リーチ）と称し、この
特定図柄が発生すれば、遊技機はリーチ状態となって、
未だ回転表示中の右図柄６３は低速のスクロール、即ち
回転速度をおとした状態にかわり、やがて停止する。遊
技者はリーチ結果の大当りを期待しつつ、スクロールか
ら停止に至るまでの画面を視認でき、よって興趣性を高
める効果が実現できる。

【００３５】大当りの際の図柄が、さらに予め設定した
特殊停止図柄に合致した場合は、特殊停止図柄（ラッキ
ーナンバー）発生として、後述するような特典が遊技者
に与えられる。

【００３６】一方、左図柄６１、中図柄６２、右図柄６
３の停止図柄組み合わせが、予め設定された大当り組み
合わせに合致せぬ場合は、外れとなって補助遊技は完了
し、かくて遊技機は特別遊技に移ることなく、通常動作
に復帰する。

【００３７】図１２は、本発明による遊技機の制御関係
のブロック構成図を示す。本発明の遊技機の制御機構は
大別して遊技制御装置７５、および映像表示装置５３か
ら成る。

【００３８】遊技制御装置７５の役物用ＣＰＵ７５ａは
分周回路からのクロックを受けて稼動する。役物用ＲＯ
Ｍ７５ｂには各種制御プログラムを格納し、役物用ＲＡ
Ｍ７５ｃをワーキングメモリに用いて上記制御プログラ
ムを実行する。遊技盤１上に配設した、特図始動スイッ
チ３４、カウントスイッチ３２ａ、３２ｂ、継続兼カウ
ントスイッチ３１、普通図柄始動スイッチ３３ａ、３３
ｂ等、スイッチやセンサからの入力信号をＩ／Ｏバスか
らとりこみ、制御信号を大入賞口駆動ソレノイド３５等
アクチュエータに送り駆動させる。

【００３９】以上のように、本遊技機においては遊技盤
１上のセンサ類やアクチュエータ類は遊技制御装置７５
がすべて管理制御し、よって映像表示装置５３内の映像
制御装置５７は映像表示のみを担当する。

【００４０】映像表示に関するデータについては、指示
用データだけを遊技制御装置７５から映像制御装置５７
に向けて、一方向バスを介して片方向送出を行なう。よ
って映像制御装置５７から遊技制御装置７５側に信号が
返信、またはデータが送信されることはない。

【００４１】映像表示装置５３内の、映像制御装置５７
のＬＣＤ表示用ＣＰＵ５７ａは、ＬＣＤ表示用ＲＯＭ５
７ｂ内の映像制御プログラムと、ＬＣＤ表示用ＲＡＭ５
７ｃを用いて、遊技制御装置７５から受信した指示用デ
ータに基づき、表示映像データを作成編集し、映像表示
器５６ｇにて表示する。尚、映像表示器５６ｇの実施の
一例が、図９に示した液晶ユニット本体５６に相当す
る。

【００４２】上記のように、映像表示装置５３は映像の
表示機能に関し、遊技制御装置７５からは独立して作動
する。この構成の結果、遊技制御装置７５より映像表示
装置５３への伝送データ量を減少でき、雑音等によるエ
ラー混入の影響を最小限に抑制でき、また遊技制御装置
７５から映像制御装置５７への配線が減少して製造上有
利となるのみならず、機能が独立しているゆえ検査や修
理作業が容易となる。

【００４３】図１３は信号の流れを示すブロック図であ
る。遊技制御装置７５から映像制御装置５７へはストロ
ーブ信号Ｄ１、送信データＤ２、供給電源Ｄ３のみが、
片方向送信される。

【００４４】遊技制御装置７５は、上記のスイッチ類や
ソレノイド類からの信号授受に加えて、遊技場の管理室
に設置された管理装置１２０からデータ授受し、さらに
遊技制御装置７５から離れて設置された、特殊停止図柄
設定器１２１からも信号を受信する。尚、管理装置１２
０は遊技場内の各遊技機の状態を管理し、後に述べる特
殊停止図柄、すなわちラッキーナンバーの管理を行な
う。特殊停止図柄設定器１２１は上記ラッキーナンバー
の図柄を設定して、各遊技機の遊技制御装置に指示信号
を発信する。

【００４５】図１４に遊技制御装置７５内部のブロック
構成を示す。遊技制御手段７５−１は遊技盤１上のセン
サ、アクチュエータ類の信号授受を行ない、表示態様指
令手段７５−２に送信データＤ５を送る。

【００４６】表示態様指令手段７５−２は、送信データ
記憶手段７５−２−１および優先制御手段７５−２−２
より構成される。遊技制御手段７５−１からの送信デー
タＤ５のうち、制御コード、左図柄、中図柄、右図柄、
リーチ送り数、継続回数、カウント数、エラー状態、普
通図柄が、夫々送信データ記憶手段７５−２−１に記憶
される。

【００４７】一方、優先して処理すべき状態を制御す
る、優先制御手段７５−２−２は送信データＤ５から、
要求される優先処理を検知し、これを抽出し、必要なデ
ータを作成して、優先して送信するデータの優先信号Ｄ
７として送信制御手段７５−３に入力する。

【００４８】本発明の遊技機では、カウント数表示を優
先処理する。すなわち、優先制御手段７５−２−２が送
信データＤ５にカウント数更新データを発見すると、他
の信号やデータの映像制御装置５７への送信に優先し
て、該カウント数更新データを映像制御装置５７に発信
するよう、上記優先信号Ｄ７にフラグを立てて送信制御
手段７５−３に入力する。

【００４９】送信制御手段７５−３は、送信データ記憶
手段７５−２−１からの送信データＤ６に基づき、ドラ
イバ７５−４に対して、ストローブ信号Ｄ８および送信
データＤ９を送り込むが、ここで優先制御手段７５−２
−２から上記フラグの立った優先信号Ｄ７が到着すれ
ば、直ちに該送信データＤ６からカウント数更新データ
を抽出し、他のデータに優先して発信し、ドライバ７５
−４を介して映像制御装置５７に送り込む。

【００５０】この優先処理により、カウント入賞すなわ
ち大当りで開始された特別遊技中での、大入賞口８への
打球入賞を直ちに映像表示に反映させることが出来る。
よって、限られた時間だけ作動する特別遊技最中の、カ
ウント入賞数の変化を直ちに遊技者に確認させることが
可能となり、公正感を与え得るのみならず、遊技の緊迫
性と興趣性を高める効果、極めて大である。

【００５１】送信制御手段７５−３は、送信データＤ９
をドライバ７５−４に送ると同時に、送信データＤ９を
音声・ランプ出力タイミング制御手段７５−５にも入力
する。

【００５２】音声・ランプ出力タイミング制御手段７５
−５は、送信されたデータに対して映像表示装置５３が
表示する表示態様に合わせた音声・ランプ出力を制御す
る為のタイミング信号Ｄ１０を発生し、遊技制御手段７
５−１に送る。

【００５３】遊技制御手段７５−１はこれに対応して、
ランプ類を点灯または消灯する他、発生音声の指定信号
Ｄ１２をサウンドジェネレータ７５−７に与え、サウン
ドジェネレータ７５−７は対応する音声信号Ｄ１３を発
生して、アンプ７５−８を介し、スピーカ１１０を駆動
する。

【００５４】一方、ドライバ７５−４は送信制御手段７
５−３から受信したデータのうち、ストローブ信号Ｄ８
に対応させて作成した、送信データの確定信号すなわち
読み込みタイミングをストローブ信号Ｄ１として、また
送信データＤ９に対応させて作成した、送信データＤ２
を、いずれも映像制御装置５７に送出する。

【００５５】以下、乱数制御を主とした動作の流れを図
１５および図７０〜図７３に基づき説明する。図にて、
先ず特定入賞した打球を、特図始動スイッチ３４がカウ
ントすると、特定入賞信号を発する。これを特定入賞検
出手段７５−１−１が、映像表示装置の可変表示を開始
させる特定入賞信号として検出し、特定入賞検出信号Ｄ
２４を特定入賞数記憶手段７５−１−２に送る。

【００５６】特定入賞数記憶手段７５−１−２は、特定
入賞検出信号Ｄ２４を受信したとき、この特定入賞球に
一対一に対応する１個の乱数を、この特定入賞球のタイ
ミングに合わせて抽出するべく、乱数抽出指示信号Ｄ２
６を発生し、乱数抽出手段７５−１−６に送る。

【００５７】乱数抽出手段７５−１−６は、常に乱数を
発生し続けている乱数発生手段７５−１−５に乱数抽出
信号Ｄ２７を送り、このタイミングにて抽出した乱数Ｄ
２８を乱数発生手段７５−１−５から受け取る。

【００５８】乱数抽出手段７５−１−６はこれを、抽出
乱数Ｄ２９として抽出乱数記憶手段７５−１−７へ送
る。抽出乱数記憶手段７５−１−７は、図７０および図
７３に示すように、現在実行中の可変表示に対応する乱
数１個分と、蓄積用の乱数４個分の、合計乱数５個分の
記憶領域を保有しており、いま余裕があれば、ここで到
着した抽出乱数Ｄ２９を早速、記憶領域に記憶する。

【００５９】一方、特定入賞数記憶手段７５−１−２
は、図７１のフローチャートに示すように、特定入賞検
出手段７５−１−１からの特定入賞検出信号Ｄ２４を記
憶（現在変動表示中の可変表示に対する入賞信号を含め
最大５個）するが、この数は抽出乱数記憶手段７５−１
−７の乱数格納数と一致する。記憶余裕量の管理は、満
杯を示すフラグにて行なう。上述した、乱数抽出手段７
５−１−６への乱数抽出指示信号Ｄ２６の送付は、記憶
に余裕がある場合にのみ実行し、満杯時での特定入賞検
出信号Ｄ２４入力は放棄される。

【００６０】特定入賞数記憶手段７５−１−２は、さら
に特定入賞記憶有り信号Ｄ３０ａを、可変表示制御手段
７５−１−３に入力する。また、可変表示制御手段７５
−１−３から特定入賞記憶減算信号Ｄ４７の入力があれ
ば、記憶数を１減させ、フラグも見直す。尚、記憶個数
を、特定入賞数記憶表示信号Ｄ２５として特定入賞数記
憶表示器４０にて表示する（フローチャートに図示せ
ず）。

【００６１】可変表示制御手段７５−１−３は、図７２
に示すように、この特定入賞記憶有り信号Ｄ３０ａをう
けて、可変表示開始信号Ｄ３０ｂを抽出乱数記憶手段７
５−１−７に送る。Ｄ３０ｂは、抽出乱数記憶手段７５
−１−７から、一番最初に記憶した、或は最も古い記憶
の乱数から、記憶順に取り出すことを指示する、可変表
示開始信号である。さらに、可変表示の開始に基づき、
特定入賞数記憶手段７５−１−２の記憶を一つ宛減じる
べく、特定入賞数記憶減算信号Ｄ４７を発信する。ま
た、特別遊技制御手段７５−１−４から特別遊技中信号
Ｄ４６を受信中は、可変表示制御手段７５−１−３は可
変表示開始信号Ｄ３０ｂを出力しない。

【００６２】抽出乱数記憶手段７５−１−７はＤ３０ｂ
を受けて、記憶した乱数を取り出し、特定入賞検出時に
抽出した乱数Ｄ３１として、遊技結果判定手段７５−１
−８に入力する。即ち乱数Ｄ３１は、特定入賞信号に対
応している。

【００６３】遊技結果判定手段７５−１−８は、乱数が
大当りか外れかを判定するための手段、例えば大当りと
外れ夫々に配分した乱数の表を具備しており、この判定
手段をもとに、到着した、上記の乱数Ｄ３１が大当り
か、あるいは外れかの判定を行なう。この判定結果を、
遊技結果判定信号Ｄ３２として図柄抽出手段７５−１−
９に入力する。

【００６４】ところで停止図柄発生手段７５−１−１０
は、その内部に、大当りに対応する特別停止図柄の格納
領域と、外れに対応する通常停止図柄の格納領域とを有
し、常時、停止図柄を生成し続けていて、特別停止図柄
（大当り）、通常停止図柄（外れ）各々の最新の図柄を
分別して、夫々の格納領域に記憶している。しかも新し
い図柄が発生すれば、記憶更新を常時行なう。例えば、
最新の大当り用の図柄が「五萬」「五萬」「五萬」であ
れば、これを大当り図柄として記憶し、最新の外れの図
柄が「二萬」「四萬」「三萬」であれば、これを外れの
図柄として記憶する。

【００６５】ここでもし、新たに「八萬」「八萬」「八
萬」が発生すれば、これを最新の大当り図柄として、そ
れまで記憶した「五萬」「五萬」「五萬」を廃棄する。

【００６６】この段階においては、上記の図柄抽出手段
７５−１−９は、入力された遊技結果判定信号Ｄ３２に
より、大当りか外れかのいずれかだけは決定している
が、それに対する図柄を未だ決定していない。そこで上
記の停止図柄発生手段７５−１−１０の記憶している最
新の停止図柄を利用すべく、停止図柄発生手段７５−１
−１０に停止図柄抽出信号Ｄ３３を送って、停止図柄格
納領域から最新の図柄を取り出す。

【００６７】かくて抽出された停止図柄Ｄ３４を、図柄
抽出手段７５−１−９は表示すべく決定した停止図柄Ｄ
３５として、以下に述べる３個の手段に夫々入力する。

【００６８】その第一の手段は、停止図柄指令手段７５
−１−１３であり、この抽出された停止図柄Ｄ３４を受
けた停止図柄指令手段７５−１−１３は、これを特図表
示図柄信号Ｄ５ｂとして、表示態様指令手段７５−２に
送り込む。

【００６９】停止図柄Ｄ３５の第二の入力先は、特別停
止図柄判定手段７５−１−１１である。特別停止図柄判
定手段７５−１−１１は、送られた停止図柄Ｄ３５をも
とに判定し、もし大当り（特別停止図柄）なら、特別遊
技制御手段７５−１−４に大当り信号Ｄ４２を発信し、
これを作動させる。

【００７０】ところで、大当り図柄のうちでも、予め定
めた特殊な図柄が成立した場合を、特殊停止図柄すなわ
ちラッキーナンバーとする。ラッキーナンバーが成立し
た際の特典は、次の大当りが発生するまでの大当り確率
を、一時的に高く設定して、遊技者により有利な状態と
する。

【００７１】ラッキーナンバーの設定については、管理
装置１２０から特殊停止図柄設定記憶手段７５−１−１
５に対し、特殊停止図柄（ラッキーナンバー）指定信号
Ｄ３６が発信される。さらに、特殊停止図柄設定器１２
１から特殊停止図柄設定記憶手段７５−１−１５に、特
殊停止図柄（ラッキーナンバー）指定信号Ｄ３７が入力
される。

【００７２】特殊停止図柄設定記憶手段７５−１−１５
は、設定された特殊停止図柄Ｄ３８を、特別停止図柄判
定手段７５−１−１１に入力する。よって特別停止図柄
判定手段７５−１−１１は、図柄抽出手段７５−１−９
から送られた停止図柄Ｄ３５が特別停止図柄である場
合、該特別停止図柄と予め設定された特殊停止図柄（ラ
ッキーナンバー）とを比較して、特殊停止図柄（ラッキ
ーナンバー）であるか否かを判定し、もしラッキーナン
バーであれば、特殊停止図柄発生信号すなわちラッキー
ナンバー信号Ｄ５ｄを表示態様指令手段７５−２に送
り、さらに特殊停止図柄による遊技結果判定基準変更指
示信号Ｄ４３を、遊技結果判定手段７５−１−８に送
る。

【００７３】遊技結果判定手段７５−１−８は、信号Ｄ
４３を受けると、大当りの判定確率を一時的に高くす
る。この高い確率値は、つぎの大当り発生までの間だけ
有効とし、つぎの大当りが発生した時点で、もとの確率
値に戻す。

【００７４】また、このラッキーナンバー発生の情報
は、管理情報出力手段７５−１−１６を経て、管理装置
１２０にも送付される。ラッキーナンバー発生の効果
は、ここで記述した実施例では、つぎの大当り発生まで
の発生確率を高く設定して、大当りを発生し易くするこ
とにあり、よってラッキーナンバー発生の情報を特別遊
技制御手段７５−１−４に入力の要はないが、他の実施
例の構成では、特別遊技制御手段７５−１−４に情報を
伝達し、特別遊技制御手段７５−１−４に然るべき動作
を実行させることも、勿論可能である。

【００７５】停止図柄Ｄ３５の第三入力先は、特定停止
図柄判定手段７５−１−１２である。特定停止図柄判定
手段７５−１−１２は、停止図柄Ｄ３５の左図柄と中図
柄を比較して、同一の場合を特定停止図柄（リーチ）と
判定し、停止態様指令手段７５−１−１４に特定停止図
柄判定信号Ｄ４０を送り、さらに管理装置１２０に特定
停止図柄（リーチ）判定情報信号Ｄ３９を送る。

【００７６】停止態様指令手段７５−１−１４は、特定
停止図柄判定手段７５−１−１２からの特定停止図柄判
定信号Ｄ４０に基づき、特図の停止態様指令信号Ｄ５ｃ
すなわち、特定（リーチ）停止または通常停止の停止態
様信号を、表示態様指令手段７５−２に送る。

【００７７】特別遊技制御手段７５−１−４は、特別停
止図柄判定手段７５−１−１１からの大当り信号Ｄ４２
を受けて、大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５を大入賞口
駆動ソレノイド３５に発信し、大入賞口受口３６を開い
て、大入賞口８開放等の制御を行なう。特別遊技制御手
段７５−１−４のブロック構成を、図１６に示す。

【００７８】図１６にて、特別停止図柄判定手段７５−
１−１１からの大当り信号Ｄ４２を、特別遊技開始タイ
ミング制御手段７５−１−４−５が受け、所定時間の
後、特別遊技態様表示指令手段７５−１−４−９へ特別
遊技開始信号Ｄ７４を発送し、特別遊技状態保持手段７
５−１−４−６へ特別遊技開始指令信号Ｄ７５を送る。

【００７９】特別遊技状態保持手段７５−１−４−６
は、特別遊技開始タイミング制御手段７５−１−４−５
からの特別遊技開始指令信号Ｄ７５の受信により、大入
賞口開閉制御手段７５−１−４−７へ大入賞口８開放指
令信号Ｄ７７を送り、大入賞口開閉制御手段７５−１−
４−７が発信中の、大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５受
信中ならびに其後若干の所定時間に、継続入賞検出記憶
手段７５−１−４−２からの継続入賞検出信号Ｄ８２に
基づき、再度大入賞口開閉制御手段７５−１−４−７に
対し、大入賞口８開放指令信号Ｄ７７を送る。

【００８０】特別遊技状態保持手段７５−１−４−６は
また、可変表示制御手段７５−１−３および継続回数計
数手段７５−１−４−４に特別遊技中信号Ｄ４６を入力
する。一方、特別遊技態様表示指令手段７５−１−４−
９には特別遊技状態信号Ｄ７６を入力する。

【００８１】大入賞口開閉制御手段７５−１−４−７
は、特別遊技状態保持手段７５−１−４−６からの大入
賞口８開放指令信号Ｄ７７に基づいて、大入賞口８の動
作指令信号Ｄ４５を大入賞口駆動ソレノイド３５を含む
７か所に発信する。例えば該信号Ｄ４５はカウント入賞
計数手段７５−１−４−３をクリアし、さらに継続入賞
検出記憶手段７５−１−４−２の記憶更新を行なう。

【００８２】大入賞口開閉制御手段７５−１−４−７は
さらに、大入賞口開放時間計時手段７５−１−４−８
に、大入賞口８開放時間計時開始信号Ｄ７８を送り、大
入賞口８開放時間終了信号Ｄ７９、またはカウント入賞
計数手段７５−１−４−３からの所定カウント数信号Ｄ
８１により、大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５の発信を
停止する。

【００８３】大入賞口開放時間計時手段７５−１−４−
８は、大入賞口開閉制御手段７５−１−４−７からの大
入賞口８開放時間計時開始信号Ｄ７８によりトリガさ
れ、予め設定された所定時間経過後、大入賞口８開放時
間終了信号Ｄ７９を発信する。

【００８４】カウント入賞検出手段７５−１−４−１
は、大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５の受信中に、カウ
ントスイッチ３２ａ、３２ｂからの信号を検出し、カウ
ント入賞計数手段７５−１−４−３にカウント入賞検出
信号Ｄ８０を送る。

【００８５】カウント入賞計数手段７５−１−４−３
は、カウント入賞検出手段７５−１−４−１からのカウ
ント入賞検出信号Ｄ８０を計数し、特別遊技態様表示指
令手段７５−１−４−９にカウント数信号Ｄ８５、すな
わち計数値を送る。カウント数が所定値に達したら、所
定カウント数信号Ｄ８１を大入賞口開閉制御手段７５−
１−４−７に送る。カウント入賞計数手段７５−１−４
−３の計数値は大入賞口８開放時の信号Ｄ４５によって
クリアとなる。

【００８６】継続入賞検出記憶手段７５−１−４−２
は、大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５受信中ならびに其
後若干の所定時間、継続兼カウントスイッチ３１からの
信号を検出記憶し、特別遊技状態保持手段７５−１−４
−６および特別遊技態様表示指令手段７５−１−４−９
に、継続入賞検出信号Ｄ８２を送る。この場合、継続回
数計数手段７５−１−４−４からの継続入賞検出禁止信
号Ｄ８３の受信時は、継続兼カウントスイッチ３１から
の信号検出を停止する。

【００８７】継続回数計数手段７５−１−４−４は、特
別遊技中信号Ｄ４６受信中、継続入賞検出記憶手段７５
−１−４−２からの継続入賞検出信号Ｄ８２を計数し、
特別遊技態様表示指令手段７５−１−４−９に継続回数
（サイクル数）信号Ｄ８４を送る。

【００８８】ランプ・効果音出力指令手段７５−１−４
−１０は、大入賞口開閉制御手段７５−１−４−７から
の大入賞口８の動作指令信号Ｄ４５、およびカウント入
賞検出手段７５−１−４−１からのカウント入賞検出信
号Ｄ８０に基づいて、効果音選択手段７５−１−１７お
よびランプ制御手段７５−１−１８に、ランプと効果音
出力指令信号Ｄ４４を発信する。

【００８９】特別遊技態様表示指令手段７５−１−４−
９は、特別遊技開始タイミング制御手段７５−１−４−
５、特別遊技状態保持手段７５−１−４−６、大入賞口
開閉制御手段７５−１−４−７、カウント入賞計数手段
７５−１−４−３、継続入賞検出記憶手段７５−１−４
−２、継続回数計数手段７５−１−４−４からの信号を
受信し、表示態様指令手段７５−２に大当り発生（ファ
ンファーレ）、継続前、継続後、入賞数、継続回数、イ
ンターバル、大当り終了の特別遊技状態指令信号Ｄ５ｅ
を発信する。

【００９０】つぎに、以下に本発明の特徴的な構成であ
る、停止図柄の決定につき述べる。

【００９１】従来の乱数対図柄決定の方法を、図７４と
図７５に基づき説明する。図７５にて、いま甲乙両枠で
図柄変動するものとし、図柄種類を、「東」「西」
「南」「北」「中」「発」「一萬」「九萬」「花」
「鳥」の１０種類とし、さらに上記１０種類のうちから
１個づつ、計１０個を回転表示する構成とし、甲乙両図
柄一致の組み合わせ（俗に言うゾロ目）を当りとした場
合、図７５に示すように０〜９の値をとる２個の乱数に
て甲、乙両枠図柄を決定する（例えば乱数が７なら東、
６なら鳥など）構成では、当り発生確率は１０分の１の
２乗で１００分の１、即ち確率値は０．１であり、一定
である。

【００９２】ここで当りの確率値を改変させる必要が生
じた場合は、図柄の種類は同じで数を増加させる方法が
考えられる。例えば図７５の改変後に示すように、
「東」を２個加えて「東」３個、他図柄９個、合計１２
個の図柄数構成に変更すれば、甲乙両枠に「東」の発生
確率は１２分の３の２乗で１６分の１、他の図柄による
当り発生確率の和は１２分の１の２乗の９倍で１６分の
１、よって当りの発生確率は１６分の１の２倍で８分の
１、つまり０．１２５となり、確かに確率値は改善でき
る。

【００９３】だが、従来のこの方法では、確率値の自由
設定が出来ないという根本的な欠点がある。つまり図柄
種類、図柄数ともに離散値であるから、確率値向上を目
的に同一図柄数の増加を図っても、同時に全図柄数も増
加するゆえ、企図した程の確率値向上は実現できない。

【００９４】といって、当りの場合の数を増加さすべ
く、各枠の図柄が同一の組み合わせ（ゾロ目）を当りと
する従来の規準を変更して、各枠の図柄の異なる組み合
わせの一部分を当りの規準に加えるのは、遊技者の当り
確認に混乱を招くことになり、全く得策とは言えない。

【００９５】上記から明らかなように、従来方法の問題
点は乱数と表示図柄を直接対応させる構成にあることが
分かる。そこで本発明の遊技機では、乱数と表示図柄の
直接対応をとらない構成とする。図７４に示すように、
本発明では２段に分けた構成にて、最終的な表示図柄決
定を行なう。

【００９６】先ず第１段において、発生乱数に対して、
予め準備した乱数ｖｓ当りの合否判定表を参照し、よっ
て表示図柄の決定以前に、乱数だけから合否（当りまた
は外れ）をまず決定する。ついで第２段として、該合否
結果に基づき、予め準備した、複数組の当り図柄パター
ンと複数組の外れ図柄パターンの２グループのいずれか
適合するグループから、１組の図柄パターンを抽出し、
これを表示図柄と設定する。

【００９７】このように、本発明の遊技機では、乱数と
表示図柄の直接対応をとらず、合否判定は第１段だけで
実行し、しかも第１段では図柄決定は一切行なわない。
第２段では合否判定には一切関与せず、前段の決定した
合否結果に対応した表示図柄の決定を実行する。

【００９８】かような構成により、当りの確率の変更は
合否対応表を変更することのみにて容易に実現でき、図
柄種類や全図柄数を一切変更せずともよい。加えて、乱
数だけを用いて合否判定するため、確率値は極めて自由
に設定できる。例えば１８％の当り確率に設定したい場
合は、００〜９９より成る乱数のうち、任意の１８個を
当り対応とした合否対応表を作成すればよい。もし１１
％に変更したい場合は、１１個を当り対応とした合否対
応表に変更するだけでよい。

【００９９】さらに本発明では、各枠の図柄が同一の組
み合わせを当りとする在来の規準をそのまま踏襲できる
から、遊技者の当り確認に混乱を招く事態も生じない。

【０１００】加えて、当り表示図柄、外れ表示図柄とも
に、複数組のパターン中からその都度設定するから、ラ
ンダム性が確保され、よって遊技者に違和感を与えるこ
ともない。

【０１０１】つぎに本発明の遊技機の制御手順を説明す
る。図１９に遊技制御装置７５のメインフローチャート
を示す。最初のステップＭ１（略してＭ１と称する。以
下のステップも同様）は図２０に示すように、スイッチ
類のアクセスに係り、主として遊技制御手段７５−１に
関するフローチャートである。

【０１０２】ステップ１．２（略して１．２と称する。
他のステップも同様）にて特定入賞口６に入った打球で
トリガされた特図始動スイッチ３４からの信号を特定入
賞検出手段７５−１−１が検出すれば、１．３および
１．４にて特定入賞数記憶手段７５−１−２が特定入賞
数記憶を更新する。

【０１０３】１．５にて乱数抽出手段７５−１−６が乱
数発生手段７５−１−５から乱数をサンプリングし、抽
出乱数記憶手段７５−１−７に送る。普通図柄入賞に関
しても同様に、１．６〜１．９にて処理が進行する。

【０１０４】Ｍ２の特図ゲーム処理の過程では、図２１
に示すように図柄決定から停止図柄表示に至る処理（Ｍ
２．２〜Ｍ２．６）、大当り処理（Ｍ２．８〜Ｍ２．１
１）を含む各処理過程が実行される。

【０１０５】図２２は通常動作Ｍ２．０のフローチャー
トで、主として表示態様指令手段７５−２の実行するフ
ローを示す。特定入賞口６に入った打球でトリガされた
特図始動スイッチ３４からの信号を特定入賞検出手段７
５−１−１が検出して、特定入賞数記憶手段７５−１−
２が特定入賞数記憶を一つ増加更新するのであるが、い
まもし特定入賞口６に入った打球がなく記憶手段７５−
１−２の記憶数が０のときは、２．０．５にて呼び込み
信号が送信される。

【０１０６】もし記憶数が有ればここで特定入賞数記憶
手段７５−１−２の記憶数を一つ減じ、２．０．３〜
２．０．４にて次の図柄変動処理開始の準備設定がなさ
れる。

【０１０７】図２３は図柄変動Ｍ２．１のフローチャー
トで、主として表示態様指令手段７５−２の実行するフ
ローを示す。２．１．２にて現在の呼び込み図柄から変
わって図柄変動を開始するべく、停止図柄指令手段７５
−１−１３から表示態様指令手段７５−２に送信するデ
ータＤ５ｂを設定する。

【０１０８】２．１．３にてこの送信データＤ５ｂを発
信し、さらに最終的に、図１４で示した音声・ランプ出
力タイミング制御手段７５が音声・ランプ出力を制御す
る為のタイミング信号Ｄ１０を発信する。

【０１０９】ついで停止図柄決定Ｍ２．２に移る。図２
４は主として遊技制御手段７５−１に関するフローチャ
ートで、２．２．１にて現在がラッキーナンバー有効中
か否かを判定し、もしラッキーナンバー有効中であれば
大当り確率変動中ゆえ、遊技結果判定手段７５−１−８
における乱数の大当り値を高くとる。

【０１１０】一方もし現在がラッキーナンバー有効中で
なければ２．２．３にて通常の大当り値を設定する。つ
いで２．２．４にて遊技結果判定手段７５−１−８が抽
出乱数記憶手段７５−１−７から受けた特定入賞検出時
に抽出した乱数Ｄ３１が大当り値に該当するか否かを判
定し、判定結果を遊技結果判定信号Ｄ３２として遊技結
果判定手段７５−１−８が図柄抽出手段７５−１−９に
送る。

【０１１１】図柄抽出手段７５−１−９は大当りであれ
ば２．２．５にて停止図柄発生手段７５−１−１０に停
止図柄抽出信号Ｄ３３を発信し、停止図柄発生手段７５
−１−１０から最新の大当り停止図柄を、抽出された停
止図柄Ｄ３４として受け取る。

【０１１２】一方もし外れであれば、２．２．６にて最
新の外れ停止図柄を読み込む。ついで２．２．７〜２．
２．１０にて特定停止図柄判定手段７５−１−１２が当
該停止図柄（大当り、または外れのいずれを問わず）に
関するリーチ成立の可否を判定し、処理を実行する。

【０１１３】ここでもし左図柄と中図柄が一致していれ
ば即ちリーチ成立であるから、２．２．８にてリーチ転
送データの設定処理に入り、右図柄停止に到るまでのラ
ンダムな駒送り数を決定し、２．２．１０にてリーチ送
り数転送データを設定する。

【０１１４】ついで２．２．１１にて停止図柄指令手段
７５−１−１３が特図表示図柄信号Ｄ５ｂを表示態様指
令手段７５−２に発信し、さらにもしリーチ成立時には
停止態様指令手段７５−１−１４が特図の停止態様指令
信号Ｄ５ｃを表示態様指令手段７５−２に発信する。

【０１１５】さらにもし、上記の最新の大当り停止図柄
が特殊停止図柄すなわちラッキーナンバーであるか否か
の判定を、特別停止図柄判定手段７５−１−１１が特殊
停止図柄設定記憶手段７５−１−１５からの設定された
特殊停止図柄の情報Ｄ３８に基づき実行し、もし特殊停
止図柄すなわちラッキーナンバーであれば、ラッキーナ
ンバー信号Ｄ５ｄを作成して表示態様指令手段７５−２
に発信する。

【０１１６】さらに特別停止図柄判定手段７５−１−１
１は、特殊停止図柄による遊技結果判定基準変更指示信
号Ｄ４３を遊技結果判定手段７５−１−８に発信する。
加えて特別停止図柄判定手段７５−１−１１は特殊停止
図柄による大当り情報信号Ｄ４１を管理情報出力手段７
５−１−１６経由で管理装置１２０にも発信する。

【０１１７】尚、特別停止図柄判定手段７５−１−１１
は、図柄抽出手段７５−１−９から受けた停止図柄情報
Ｄ３５により大当り発生を確認したとき、大当り信号Ｄ
４２を特別遊技制御手段７５−１−４に発信する。

【０１１８】かくて映像表示装置５３では、上記の転送
データ受信にともない、左図柄、中図柄、右図柄すべて
が変動表示を開始するが、さらにその停止の態様をＭ
２．３〜Ｍ２．６により、遊技制御装置７５が転送デー
タを介して、映像表示装置５３に指示する。

【０１１９】図２５に、最初に停止する左図柄処理Ｍ
２．３のフローチャートを示す。Ｍ２．３は主として表
示態様指令手段７５−２が実行するフローで、左図柄変
動期間中は２．３．５により図柄変動動作更新のための
データが引き続き発信され、所定時間が過ぎると２．
３．２にて左図柄停止音出力ののち、２．３．３〜２．
３．４にて次の処理の準備を実行し、２．３．５にて左
図柄停止指示を発信する。

【０１２０】ついで図２６に示す、中図柄停止処理Ｍ
２．４のフローチャートに移る。２．４．１にて中図柄
停止の時間に至らない間は２．４．８にて中図柄変動動
作更新のためのデータを引き続き発信する。

【０１２１】やがて中図柄停止の時間に至ると２．４．
２にて中図柄停止音を出力指示し、左図柄と中図柄が一
致するか否かを判定してもし一致しなければ右図柄の如
何を問わず外れ結果であるから、２．４．６と２．４．
７にてＭ２．５の準備を実行する。

【０１２２】左図柄と中図柄が一致した場合は、２．
４．４にてリーチ駒送り数に対応する処理時間を設定
し、Ｍ２．６処理実行のための準備をしたのち２．４．
８にて中図柄停止指示を発信する。

【０１２３】図２７はリーチ以外の場合の右図柄停止処
理Ｍ２．５のフローチャートを示す。所定時間が経過す
れば図２９に示す、外れ動作Ｍ２．７に移り、所定時間
のだけ外れ音の出力指示をしたのち、上記図２２の通常
動作処理Ｍ２．０に戻る。

【０１２４】図２８はリーチの場合の右図柄停止処理Ｍ
２．６のフローチャートを示す。２．６．２〜２．６．
７にて表示のスクロールを遅くし、右図柄停止に至る各
データを設定し、リーチ音や対応ランプの出力指示をし
て所定時間に右図柄を所定の図柄にて停止させる指示を
発信する。こののち２．６．８にて全停止図柄が一致つ
まり大当りか、不一致つまり外れかに従い、それぞれＭ
２．８あるいはＭ２．７への準備を実行した後、対応す
る処理に移る。

【０１２５】図３０〜図３３に大当りの処理フローチャ
ートを示す。図３０はファンファーレ動作の手順Ｍ２．
８を示すもので、主として表示態様指令手段７５−２お
よび遊技制御手段７５−１が関与する。大当り動作の前
座として、所定時間だけ２．８．２と２．８．３にてフ
ァンファーレ動作を指示する。２．８．２で設定する転
送データは、例えば制御コードに１６進数Ｈ０４を設定
するものとする。

【０１２６】所定時間経過すればファンファーレを停
め、２．８．４と２．８．５にて次の処理のための準備
を実行する。ここでもし、今回発生した大当りがラッキ
ーナンバー有効期間中であれば、これにてラッキーナン
バー期間は終了することになるから、２．８．６にてラ
ッキーナンバー有効期間中だけ高く設定されていた大当
り確率値を通常の確率値に戻す。

【０１２７】ついで図３１に示す大当り動作手順Ｍ２．
９に移る。Ｍ２．９の動作には、主として表示態様指令
手段７５−２および遊技制御手段７５−１が関与する。

【０１２８】２．９．２から２．９．５にて継続入賞口
３７への打球入賞に係る継続入賞の有無、ならびにそれ
に対応する処理を実行したのち、２．９．６にて大入賞
口内の一般入賞口３８ａおよび３８ｂ、さらに継続入賞
口３７への打球入賞に係るカウント数の転送データ、例
えば有効カウント数が上限１０の場合は、有効カウント
数に対応する１６進でＨ７０〜Ｈ７Ａのうちのいずれか
を設定する。

【０１２９】ついで２．９．７にて継続入賞口３７への
打球入賞に係る継続回数の転送データ、例えば継続回数
が上限１６回の場合は、１６進でＨ６０〜Ｈ６Ｆのうち
のいずれかを発信し、ついで２．９．８にて、大当り動
作音の出力を指示する。

【０１３０】こののち、２．９．９にてカウント数が１
０以上か否か、すなわち大入賞口８開放のワンサイクル
終了か否かを判定し、もしワンサイクル終了ならば２．
９．１０に移って、継続入賞の有無を判定する。

【０１３１】継続回数については、前記の図１６で示し
た特別遊技制御手段７５−１−４内の特別遊技態様表示
指令手段７５−１−４−９が、継続回数計数手段７５−
１−４−４からの継続回数（サイクル数）信号Ｄ８４と
して、把握している。

【０１３２】もし継続入賞があれば、２．９．１１〜
２．９．１２にて、次のサイクルを開始するまでのイン
ターバル動作のための準備を、また継続入賞がなけれ
ば、２．９．１３〜２．９．１４にて、大当り終了動作
のための準備を、それぞれ実行する。

【０１３３】図３２は、つぎの大入賞口開放サイクルを
開始するまでのインターバル動作手順Ｍ２．１０のフロ
ーチャートを示すもので、主として表示態様指令手段７
５−２が関与する。

【０１３４】所定時間だけ、２．１０．２〜２．１０．
３にてインターバル用映像とインターバル用動作音の出
力指示のためのデータ、例えば制御コードの１６進数Ｈ
０５を発信し、所定時間が過ぎれば２．１０．４〜２．
１０．５にて、つぎの大入賞口開放サイクルの開始準備
を実行し、大当り動作Ｍ２．９に移る。

【０１３５】図３３は、大当り終了動作手順Ｍ２．１１
のフローチャートを示すもので、主として表示態様指令
手段７５−２、および遊技制御手段７５−１が関与す
る。所定時間だけ、２．１１．２にて大当り終了転送デ
ータ、例えば制御コードの１６進数Ｈ０８の発信を指示
する。

【０１３６】さらに今回の大当りを発生させた、左図柄
および中図柄および右図柄の一致が、特殊図柄すなわち
ラッキーナンバーに該当したか否かを２．１１．３にて
判定し、もし該当すれば、ラッキーナンバーの新しい権
利発生として、２．１１．４にて大当り確率値を高く設
定するよう指示を出す。

【０１３７】かくて所定の時間が過ぎれば、２．１１．
５にて通常動作のための準備を実行し、図２２の通常動
作Ｍ２．０に戻って、これを開始する。

【０１３８】図２１に示した、特図ゲーム処理Ｍ２の実
行中に不正、すなわち故障が発生し検出されると、図３
４に示す不正動作処理手順Ｍ２．１２が実行される。

【０１３９】図３５〜図４０は、普図ゲーム処理のフロ
ーチャートを、図４１は乱数更新の手順Ｍ４のフローチ
ャートで主として遊技制御手段７５−１内の停止図柄発
生手段７５−１−１０が関与する。

【０１４０】大当り発生から大当り完了までの制御コー
ドの発生を時間経過にしたがい述べる。大当りが発生す
ると、遊技機は特別遊技状態となる。まずファンファー
レ指示の制御コード即ち１６進のＨ０４が発信され、６
秒間、ファンファーレが奏鳴される。

【０１４１】映像表示装置５３においては、図６３に示
す大当り表示映像を、６秒間表示する。つぎに、継続回
数１回目を指示するＨ６０、カウント数０個を指示する
Ｈ７０、さらにカウント数表示を指示するＨ０６の３個
の制御コードが、相次いで発信される。

【０１４２】このとき、大入賞口受口３６は下に降り
て、大入賞口８が開放されており、継続入賞口３７、お
よび大入賞口内の一般入賞口３８ａ、および３８ｂへの
打球の入賞が可能状態にある。

【０１４３】大入賞口８の開放後、最初の入賞が例えば
上記の一般入賞口３８ａに発生すると、制御コードＨ７
１が発信される。映像表示装置５３はこのＨ７１を受信
すると、他の動作に優先してカウント数、この場合１カ
ウントを図６４に示す表示映像の、パイを１個倒す画面
として直ちに表示する。

【０１４４】ついで２個目の入賞が、再び一般入賞口３
８ａに発生すると、２カウントを示す制御コードＨ７２
が発信される。映像表示装置５３はこのＨ７２を受信す
ると、他の動作に優先して２カウントを、表示映像のパ
イを２個倒す画面として直ちに表示する。

【０１４５】ついで、継続入賞口３７に打球が入賞する
と、継続の権利が確保され、制御コードＨ０７が発信さ
れる。ところで継続入賞口３７への入賞は、大入賞口８
への入賞の一形態でもあるから、カウント数も一つ増加
する。

【０１４６】よって映像表示装置５３はこのＨ０７を受
信すると、他の動作に優先して３カウントを表示映像
の、パイを３個倒す画面として直ちに表示するととも
に、継続の権利発生つまり継続入賞口３７への入賞を表
示すべく、図６５に示すように、特別停止図柄つまり画
面左上の大きなパイを回転表示させる。パイが反回転す
ると、裏面の「Ｖ」が現れる。

【０１４７】このようにして大入賞口８の開放中に、継
続入賞口３７への入賞または大入賞口内の一般入賞口３
８ａまたは３８ｂへの入賞が進行してカウント数が進
み、１０カウントに達したら制御コードＨ７Ａを発信し
て、当該サイクル終了となる。

【０１４８】ここで映像表示装置５３がこのＨ７Ａを受
信しても直ちに次のインターバル動作に移らず、パイを
１０個全部倒す画面表示を行なって遊技者にそれを確実
に視認させるための時間をとり、然る後に移って、イン
ターバル動作を指示する制御コードＨ０５を映像表示装
置５３に発信する。

【０１４９】映像表示装置５３は制御コードＨ０５を受
けて、３秒間のインターバルの実行動作に入るが、イン
ターバル映像として画面に図６７に示すような竜の映像
を出し、３秒間のインターバルにこれをスクロールさせ
る。

【０１５０】インターバル期間が終了すると、継続回数
２回目を示す制御コードＨ６１、新しいサイクルの開始
ゆえカウント数０を示すＨ７０、さらにカウント数表示
を指示するＨ０６の３個の制御コードが、相次いで発信
され、第二サイクル開始の指示がなされる。

【０１５１】以下、このようにしてカウントが発信さ
れ、当該第二サイクルは続行する。尚、サイクルの終了
つまり大入賞口８の閉鎖は、上記１０カウント達成時の
ほか、例えば２９秒間や３０秒間といった時間制限を併
用することも可能である。

【０１５２】継続回数は最大１６サイクルまで可能であ
るが、もし途中のサイクルにて継続権利がなくなると大
当り途中終了となり、大当り終了を指示する制御コード
Ｈ０８が発信される。

【０１５３】映像表示装置５３はこのＨ０８を受信する
と、大当り終了映像を表示する。大当り終了映像の例
は、図６６に示すような達成サイクル数だけパイを倒し
た表示等がある。例えば１１サイクルにて途中終了とな
った時は、２個の５回パイと１個の１回パイが倒れた状
態を表示する。

【０１５４】５秒間の大当り終了映像表示ののち、制御
コードＨ００が発信され、遊技機は最初の通常動作に戻
って、これを開始する。

【０１５５】つぎに、映像制御装置５７について説明す
る。映像制御装置５７は図１７のブロック図に示す構成
であり、データ受信手段５７−１、受信データ記憶手段
５７−２、表示制御手段５７−３、映像情報記憶手段５
７−４、映像情報合成手段５７−７、ドライバ５７−
６、電源供給制御手段５７−５より成る。

【０１５６】まず、遊技制御装置７５から送信されてき
たストローブ信号Ｄ１、送信データＤ２をデータ受信手
段５７−１が受信し、これらデータを冗長読み（二度読
み）により確定させる。

【０１５７】データ受信手段５７−１にて確定した受信
データＤ５８を受信データ記憶手段５７−２が記憶す
る。受信データ記憶手段５７−２はデータ判別手段７５
−２−１を有し、受信データＤ５８をそれぞれ制御コー
ド、左図柄、中図柄、右図柄、リーチ送り数、継続回
数、カウント数、エラー状態、普通図柄に分類して格納
する。毎回のデータが、これらを全て網羅しているので
はなく、その時に発生した項目が脈絡なしに、順不同で
送られてくる。

【０１５８】表示制御手段５７−３が、受信データ記憶
手段５７−２の記憶している受信データＤ５９を受け、
データ内容に応じて映像情報選択信号Ｄ６０を、映像情
報記憶手段５７−４に発信する。

【０１５９】映像情報記憶手段５７−４は通常、ＲＯＭ
やＰＲＯＭなど不揮発性メモリにて構成され、表示映像
のデータを格納している。表示映像のデータは、例えば
大当り発生時のファンファーレ対応図柄、大当り実行中
の特別遊技状態図柄、スタート時の呼び込み図柄、「三
萬」「五萬」等のパイを示す特別停止図柄、エラー状態
のメッセージ表示図柄などがある。

【０１６０】いま、大当り実行中で、図６で示した大入
賞口８への入賞打球があれば、カウント数表示指示の制
御コードと、更新になったカウント数を遊技制御装置７
５が他の信号に優先して、Ｄ２に載せて送り出し、Ｄ５
９として表示制御手段５７−３に届く。

【０１６１】ここで表示制御手段５７−３は、大当り実
行中の特別遊技状態図柄、大当り発生の原因の特別停止
図柄（画面左上に現すべき、大きなパイの図柄）、さら
に到着した更新カウント数に相当する、カウント数表示
図柄（画面下部に現すべき、小さなパイが指定数だけ倒
された図柄）のそれぞれを選択する映像情報選択信号Ｄ
６０を、映像情報記憶手段５７−４に与え、これによっ
て当該図柄データが映像情報合成手段５７−７に入る。

【０１６２】表示制御手段５７−３はついで、映像情報
合成手段５７−７へ映像情報合成指示信号Ｄ６５を入力
し、映像情報合成手段５７−７が合成した映像情報Ｄ６
８を受取り、映像信号Ｄ６３に編成してドライバ５７−
６に送る。

【０１６３】ドライバ５７−６は、これを映像信号Ｄ４
として映像表示器５６ｇに入力し、かくて更新されたカ
ウント数の表示映像が、遊技者に対しディスプレイされ
る。

【０１６４】電源供給制御手段５７−５は、遊技制御装
置７５からの供給電源Ｄ３および表示制御手段５７−３
からの電源供給停止指令信号Ｄ５７を受けて、ドライバ
５７−６への電源制御を行なう。

【０１６５】ところで、遊技機の特徴として、遊技制御
装置７５から映像制御装置５７への信号送付は片方向で
ある。すなわち映像制御装置５７側から遊技制御装置７
５側への信号送出を行わない。

【０１６６】従って、遊技制御装置７５からの片方向通
信で映像制御装置５７に達した信号のうち、雑音やエラ
ーによるビット化けした分を排除するための方法とし
て、遊技制御装置７５が同一データを連続して複数回、
送信し、受信側の映像制御装置５７にて、二度連続して
同一データを受信した時に、該データを正確と判断して
確定させる。

【０１６７】データ受信手段５７−１が、この冗長度に
よる判定を実施する。まずレシーバ５７−１−２がスト
ローブ信号Ｄ１、送信データＤ２を受信し、連続した２
組の送信データＤ５０を２個の受信データ一時記憶手段
５７−１−３、および５７−１−４に送る。

【０１６８】２個の受信データ一時記憶手段５７−１−
３、および５７−１−４はストローブ信号Ｄ１がＨの
時、読込タイミング制御手段５７−１−１からの第一送
信データ読込タイミング信号Ｄ５１、第二送信データ読
込タイミング信号Ｄ５２にトリガされて、上記連続した
２組の送信データＤ５０を夫々読み込む。

【０１６９】読込タイミング制御手段５７−１−１は、
表示制御手段５７−３からの読込タイミング信号Ｄ６２
ａに基づき、上記の２個の受信データ一時記憶手段５７
−１−３、および５７−１−４へ夫々上記Ｄ１、Ｄ５２
を与え、また一時記憶データ比較手段５７−１−５に一
時記憶受信データ比較指令信号Ｄ５５を発信する。

【０１７０】一時記憶データ比較手段５７−１−５は、
読込タイミング制御手段５７−１−１からの一時記憶受
信データ比較指令信号Ｄ５５に基づき、２個の受信デー
タ一時記憶手段５７−１−３、および５７−１−４から
の一時記憶受信データＤ５３およびＤ５４を比較し、両
者が一致しなければ不適格データとして排除し、一致し
ている場合にのみ、正確な受信データＤ５８として受信
データ記憶手段５７−２に記憶する。

【０１７１】つぎに、上記の表示制御手段５７−３につ
き、図１８に基づきさらに説明する。表示制御手段５７
−３において、受信データ記憶手段５７−２より受けた
記憶受信データＤ５９を、画面選択手段５７−３−１の
制御コード判定手段５７−３−１−１、および映像情報
指定手段５７−３−１−３が受ける。

【０１７２】制御コード判定手段５７−３−１−１は、
受信データ記憶手段５７−２から出る受信データに載っ
た制御コードに基づいて、映像情報指定手段５７−３−
１−３に映像情報選択信号Ｄ６４を送り、該制御コード
を判定した結果、変動表示を必要とする場合には、映像
変動タイミング制御手段５７−３−１−２に映像変動時
間指示信号Ｄ６６を送り、映像変動タイミング信号Ｄ６
７を受けて映像情報指定手段５７−３−１−３に変動図
柄の指示を送る。

【０１７３】また、表示映像が合成による時は、映像情
報指定手段５７−３−１−３に合成する映像情報を規定
する、映像情報選択信号Ｄ６４を送り、映像情報合成手
段５７−３−２に映像情報合成指示信号Ｄ６５を送る。

【０１７４】映像情報指定手段５７−３−１−３は、受
信データ記憶手段５７−２からの受信データＤ５９およ
び制御コード判定手段５７−３−１−１からの映像情報
選択信号Ｄ６４に基づいて、映像情報選択信号Ｄ６０を
映像情報記憶手段５７−４に送り、映像情報記憶手段５
７−４の記憶した映像情報から必要な映像情報を取り出
し、映像情報Ｄ６１として映像情報合成手段５７−７に
与える。

【０１７５】映像情報合成手段５７−７は、制御コード
判定手段５７−３−１−１からの映像情報合成指示信号
Ｄ６５を受けて、該映像情報Ｄ６１から合成映像を作成
し、映像情報Ｄ６８として表示画像情報記憶手段５７−
３−３に送る。

【０１７６】映像情報合成指示信号Ｄ６５の入力がない
場合は、合成を行わず、映像情報記憶手段５７−４から
の映像情報Ｄ６１をそのまま映像情報Ｄ６８として、表
示画像情報記憶手段５７−３−３にスルーする。

【０１７７】一方、映像変動タイミング制御手段５７−
３−１−２は制御コード判定手段５７−３−１−１から
の映像変動時間指示信号Ｄ６６、および表示位置制御手
段５７−３−４内の表示単位制御手段５７−３−４−３
からの画像変動タイミング基準信号Ｄ６２ｂを受けて、
制御コード判定手段５７−３−１−１に映像変動タイミ
ング信号Ｄ６７を送る。

【０１７８】表示単位制御手段５７−３−４−３は、水
平位置更新手段５７−３−４−１からの水平アドレス信
号Ｄ７１、および垂直位置更新手段５７−３−４−２か
らの垂直アドレス信号Ｄ７２に基づき、映像表示器５６
ｇの１画面の表示完了を判定し、表示画像情報出力位置
初期化信号Ｄ６２ｃを表示画像情報記憶手段５７−３−
３、水平位置更新手段５７−３−４−１、垂直位置更新
手段５７−３−４−２に送る。これにより、次の画像フ
レームが開始となる。

【０１７９】表示画像情報記憶手段５７−３−３はＶＲ
ＡＭであり、表示単位制御手段５７−３−４−３からの
表示画像情報出力位置初期化信号Ｄ６２ｃ、および水平
位置更新手段５７−３−４−１からの出力画像情報の更
新信号Ｄ７０を受けて、表示指令手段５７−３−４−４
に表示画像情報（１画素の情報）Ｄ６９を送信する。

【０１８０】表示指令手段５７−３−４−４は、映像表
示器５６ｇ上の水平アドレス信号Ｄ７１を、水平位置更
新手段５７−３−４−１から受け、さらに映像表示器５
６ｇ上の垂直アドレス信号Ｄ７２を、垂直位置更新手段
５７−３−４−２から受けることにて、１画素の画面上
位置を確定させる。

【０１８１】ついで画像情報（１画素の情報）Ｄ６９
を、ＶＲＡＭの表示画像情報記憶手段５７−３−３から
受け、よってこれら位置データと示強データをまとめ
て。映像表示器５６ｇの所定の１画素に関する映像信号
Ｄ６３に仕立て、これをドライバ５７−６に送る。

【０１８２】ドライバ５７−６は、映像信号Ｄ６３に基
づき映像信号Ｄ４を作成し、映像表示器５６ｇに送って
映像表示させる。

【０１８３】図４３は映像制御装置５７の実行する処理
メインフローチャートを示すもので、最初のステップ
０．１にてストローブ信号Ｄ１の状態判定ののち、遊技
制御装置７５から着信したデータ確定分にコマンド変化
があった場合、当該コマンドに従ってＮ１での特別図柄
映像処理、あるいはＮ２での普通図柄映像処理を実行
し、０．５〜０．６にて該当する図柄データの設定と映
像データ合成を行い、０．７にて映像出力表示する。

【０１８４】いま、特定入賞口６への打球入賞発生に対
応して、遊技機が補助遊技、すなわち特別図柄の変動動
作を開始する際、制御コード、左図柄などの指示データ
の載った送信データＤ２の映像制御装置５７への着信に
伴い、映像制御装置５７は処理モジュールＮ１の実行を
開始する。

【０１８５】Ｎ１の特別図柄映像処理の過程では、図４
４に示すように図柄データ選択処理（Ｎ１．１）、コマ
ンドに応じての処理（Ｎ１．２〜Ｎ１．１２）を含む各
処理手順を実行する。

【０１８６】補助遊技の開始に伴い、映像表示器５６ｇ
に左図柄、中図柄、右図柄が変動表示を行うが、図柄変
動処理は通常停止（非リーチ停止）とリーチ停止により
異なる。

【０１８７】図４８に通常停止の図柄変動処理モジュー
ルＮ１．４のフローチャートを、図５９に図柄変動状態
のタイミングを示す。図６０はスクロール画面の例図で
ある。図５９に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の
順に若干の時間差で図柄変動をスタートし、所定時間の
変動ののち、この順に停止する。

【０１８８】例えば左図柄では、図の＊４のタイミング
にて、停止表示図柄から１３個前の図柄に替え、約３秒
後に目標の停止表示図柄を示して停止する。同様に、中
図柄は＊５のタイミングで停止表示図柄から１７個前の
図柄に替え、右図柄は＊６のタイミングで停止表示図柄
から１８個前の図柄に、それぞれ替える。

【０１８９】右図柄は、＊７のタイミングで通常停止態
様が入力されることで、程なく＊８にて停止する。一
方、リーチ停止では図４９のモジュールＮ１．５に従
い、左図柄および中図柄は通常停止と同様に停止する
が、右図柄に関しては＊７のタイミングでリーチ停止態
様が入力されると、図６１のタイミング図のようにδ時
間内に１５〜３０個の図柄を送りつつ低速スクロールし
て、＊８にて停止する。

【０１９０】図６２は右図柄のスクロールの別の例で、
図柄が中央から右に移動し、ついで上から中央方向に図
柄が出現する。

【０１９１】さて停止図柄が外れの結果の場合は、モジ
ュールＮ１．１１（図５５）にしたがい通常動作に戻る
が、大当りの場合は、モジュールＮ１．６（図５０）の
ファンファーレ処理開始となり、図６３に示す大当り発
生時の映像が表示される。

【０１９２】ファンファーレ動作ののち、モジュールＮ
１．８（図５２）の大当り前半処理に入る。図６４の、
特別遊技中の映像例のように、カウント数を画面下部の
小さいパイの倒れる数で表示し、ついで継続回数をラウ
ンド枠に表示し、大当り出目（大当りの特別停止図柄）
を画面左上の大きなパイの合成映像にて表示する。

【０１９３】大当りが進行して、継続入賞口３７に打球
入賞があると、Ｖゾーン入賞として、図５３のモジュー
ルＮ１．９にしたがい、図６５の表示映像が出現する。
すなわち、画面左上の特別停止図柄（大きなパイ）が回
転し、継続入賞発生を示す「Ｖ」の字がパイの裏面に表
示される。このように、複数の映像を交互に同一のパネ
ル上に表示することにより、空間効率の向上が実現でき
る。

【０１９４】大当り終了処理は、図５４のモジュールＮ
１．１０にしたがう。今回の特別遊技が何ラウンド継続
したかを示す画面が、図６６の例のように表示される。
全１６ラウンドを完了出来た場合は、全部のパイが倒れ
て、大勝利の画面（図示せず）に切り替わる。

【０１９５】上記の一段落終了時にて、継続権利が発生
している場合、つぎのラウンド開始までの数秒のインタ
ーバルに、図５１のモジュールＮ１．７にしたがい、図
６７の竜の映像がスクロールされる。

【０１９６】不正（故障）発生時の処理モジュールＮ
１．１２を図５６に示す。図６８の故障表示１は、管理
装置１２０への状況出力がある場合のメッセージ画面で
あり、故障表示２は、管理装置１２０への状況出力がな
い場合のメッセージ画面である。画面右下のＸＸＸＸは
エラーコードで、店員がこのエラーコードを見て対処す
る。図６９の故障表示３は、作業用のメッセージ画面で
ある。

【０１９７】

【発明の効果】本発明の遊技機は上述のとおり構成する
ので、次に記載する効果を奏する。

【０１９８】打球の入賞、とりわけ大入賞口開放時のカ
ウント数を優先して遅延なく即時表示できるから、遊技
者が直ちに結果を確認でき、短期間の大当り中の、刻々
と推移するカウント数の表示でゲームの緊迫感と興趣性
を高め得るばかりか、リアルタイム表示によって遊技者
と遊技店とのトラブル防止の効果もある。

【０１９９】常時、映像表示制御情報を繰り返し送信す
ることにより、ノイズ混入等による映像表示装置側での
記憶データ逸失やデータ破壊が発生しても、直ちに復旧
でき、映像への影響を最小限に抑制できる。さらに、多
量のデータを要する映像の制御を映像表示装置側で処理
させることにより、データ伝送量を低く抑え得るから遊
技制御装置側の負担を軽減できる。データ量が増える
程、高速処理となり、ノイズの影響大となるゆえ、本構
成は非常に有利である。

【０２００】継続表示を大当り停止図柄と交互に表示す
ることにより、遊技盤の限られた空間上の映像表示器に
遊技情報を集中して表示でき、遊技者が各種情報を瞬時
に確認できる。

【０２０１】大入賞口が閉鎖されてから再び開放される
までの間に、所定の画面を表示することにて、遊技者が
大入賞口の動作状態を容易に把握できる。

【０２０２】大当り終了時の表示を、継続回数データに
より映像表示装置側で判断して変化させるので、遊技制
御装置側の制御の負担が軽減できる。

【０２０３】大当り停止図柄を、大当り中に表示し続け
ることにより、特殊停止図柄（ラッキーナンバー）によ
る獲得球の交換ル−ルを定めた遊技店において、停止図
柄の確認が容易となる。

【０２０４】故障（不正）種別を表示することにより、
複雑化した遊技機の故障修復作業を容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遊技機の正面図。

【図２】図１の遊技機の遊技盤の正面図。

【図３】図１の遊技機の遊技盤の背面図。

【図４】図２の遊技盤の背面図。

【図５】図１の遊技機の変動入賞装置の斜視図。

【図６】大入賞口開放状態の、図５の変動入賞装置の斜
視図。

【図７】図１の遊技機の映像表示装置本体の裏機構を示
す斜視図。

【図８】映像表示装置の前方斜視図。

【図９】映像表示装置の分解斜視図。

【図１０】液晶ユニット本体の分解斜視図。

【図１１】特別停止図柄の表示例を示す図。

【図１２】図１の遊技機の制御関係ブロック構成図。

【図１３】図１の遊技機の信号の流れを示す図。

【図１４】図１２の遊技制御装置のブロック構成図。

【図１５】図１４の遊技制御手段のブロック構成図。

【図１６】図１５の特別遊技制御手段のブロック構成
図。

【図１７】図１２の映像制御装置のブロック構成図。

【図１８】図１７の表示制御手段のブロック構成図。

【図１９】遊技制御装置の実行メインフローチャートを
示す。

【図２０】図１９のモジュールＭ１のフローチャートを
示す。

【図２１】図１９のモジュールＭ２のフローチャートを
示す。

【図２２】図２１のモジュールＭ２．０のフローチャー
トを示す。

【図２３】図２１のモジュールＭ２．１のフローチャー
トを示す。

【図２４】図２１のモジュールＭ２．２のフローチャー
トを示す。

【図２５】図２１のモジュールＭ２．３のフローチャー
トを示す。

【図２６】図２１のモジュールＭ２．４のフローチャー
トを示す。

【図２７】図２１のモジュールＭ２．５のフローチャー
トを示す。

【図２８】図２１のモジュールＭ２．６のフローチャー
トを示す。

【図２９】図２１のモジュールＭ２．７のフローチャー
トを示す。

【図３０】図２１のモジュールＭ２．８のフローチャー
トを示す。

【図３１】図２１のモジュールＭ２．９のフローチャー
トを示す。

【図３２】図２１のモジュールＭ２．１０のフローチャ
ートを示す。

【図３３】図２１のモジュールＭ２．１１のフローチャ
ートを示す。

【図３４】図２１のモジュールＭ２．１２のフローチャ
ートを示す。

【図３５】図１９のモジュールＭ３のフローチャートを
示す。

【図３６】図３５のモジュールＭ３．１のフローチャー
トを示す。

【図３７】図３５のモジュールＭ３．２のフローチャー
トを示す。

【図３８】図３５のモジュールＭ３．３のフローチャー
トを示す。

【図３９】図３５のモジュールＭ３．４のフローチャー
トを示す。

【図４０】図３５のモジュールＭ３．５のフローチャー
トを示す。

【図４１】図１９のモジュールＭ４のフローチャートを
示す。

【図４２】図１９のモジュールＭ９のフローチャートを
示す。

【図４３】映像表示装置の実行するフローチャートを示
す。

【図４４】図４３のモジュールＮ１のフローチャートを
示す。

【図４５】図４４のモジュールＮ１．１のフローチャー
トを示す。

【図４６】図４４のモジュールＮ１．２のフローチャー
トを示す。

【図４７】図４４のモジュールＮ１．３のフローチャー
トを示す。

【図４８】図４４のモジュールＮ１．４のフローチャー
トを示す。

【図４９】図４４のモジュールＮ１．５のフローチャー
トを示す。

【図５０】図４４のモジュールＮ１．６のフローチャー
トを示す。

【図５１】図４４のモジュールＮ１．７のフローチャー
トを示す。

【図５２】図４４のモジュールＮ１．８のフローチャー
トを示す。

【図５３】図４４のモジュールＮ１．９のフローチャー
トを示す。

【図５４】図４４のモジュールＮ１．１０のフローチャ
ートを示す。

【図５５】図４４のモジュールＮ１．１１のフローチャ
ートを示す。

【図５６】図４４のモジュールＮ１．１２のフローチャ
ートを示す。

【図５７】図４３のモジュールＮ２のフローチャートを
示す。

【図５８】図５７のモジュールＮ２．２のフローチャー
トを示す。

【図５９】図柄変動状態のタイミングを示す図。

【図６０】図柄スクロール例図。

【図６１】リーチ状態の右図柄変動状態のタイミングを
示す図。

【図６２】右図柄のスクロール例を示す図。

【図６３】大当り発生時の表示映像例。

【図６４】特別停止図柄と特別遊技状態映像の同時表示
例。

【図６５】継続入賞時の表示映像例。

【図６６】大当り終了時の継続回数表示の映像例。

【図６７】インターバル時の表示映像例。

【図６８】不正（故障）表示画面例。

【図６９】不正（故障）表示画面例。

【図７０】本発明の遊技機の停止図柄決定の構成を示す
図。

【図７１】従来の遊技機の停止図柄決定の構成を示す
図。

【符号の説明】

１ 遊技盤 ５ 変動入賞装置 ６ 特定入賞口 ８ 大入賞口 ３１ 継続兼カウントスイッチ ３２ カウントスイッチ ３４ 特図始動スイッチ ３７ 継続入賞口 ５３ 映像表示装置 ５７ 映像制御装置 ５６ｇ 映像表示器 ５７−１ データ受信手段 ５７−２ 受信データ記憶手段 ５７−３ 表示制御手段 ５７−４ 映像情報記憶手段 ７５ 遊技制御装置 ７５−１ 遊技制御手段 ７５−２ 表示態様指令手段 ７５−３ 送信制御手段 ７５−２−２ 優先制御手段 １００ 遊技機

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技盤表面側より視認可能な位置に配設
   され、各種遊技情報を表示する映像表示器と、 遊技者にとり不利な第一状態と遊技者にとり有利な第二
   状態とに変換可能な変動入賞装置と、 上記映像表示器に可変表示される図柄の特別停止図柄に
   基づく特別遊技状態発生により上記変動入賞装置を遊技
   者にとり有利な第二状態へと駆動する遊技制御手段と、 上記変動入賞装置への入賞球を検出する入賞検出手段
   と、 上記変動入賞装置の特種位置への入賞球を検出する特種
   入賞検出手段と、 上記映像表示器へ表示の情報送信にあたり優先情報の優
   先制御を司る優先制御手段と、 上記映像表示器へ表示する情報を送信するデータ送信手
   段と、 上記データ送信手段からの映像制御情報を受信するデー
   タ受信手段と、 上記データ受信手段の受信情報を記憶する受信データ記
   憶手段と、 表示映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、 上記映像制御情報及び上記表示映像情報に基づき上記映
   像表示器への映像情報を構成する映像情報合成手段と、 上記映像情報合成手段の構成した映像情報を上記映像表
   示器へ表示する表示制御手段と、 を具備するを特徴とする遊技機。
2. 【請求項２】 上記映像情報合成手段は、上記データ送
   信手段からの特別遊技状態信号に基づき特別遊技状態映
   像上に特別停止図柄を合成し、上記特種入賞検出手段が
   入賞球を検出した際に発信する特種入賞信号に基づき特
   別停止図柄と特種入賞情報とを映像情報として所定間隔
   で交互に合成することを特徴とする請求項１に記載の遊
   技機。
3. 【請求項３】 上記データ送信手段は、上記入賞検出手
   段にて入賞球を検出すると他の信号に優先して入賞検出
   信号を送信することを特徴とする請求項１に記載の遊技
   機。
4. 【請求項４】 上記データ送信手段は、上記変動入賞装
   置が所定条件により第二状態から第一状態に変換され所
   定条件により再び第二状態へと変換される間の状態を表
   示する指令信号を送信することを特徴とする請求項１に
   記載の遊技機。
5. 【請求項５】 上記映像情報合成手段は、上記データ送
   信手段からの特別遊技状態終了信号により上記受信デー
   タ記憶手段が記憶した、変動入賞装置の第二状態への変
   換回数記憶値に基づき映像表示器への映像情報を構成す
   ることを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
6. 【請求項６】 上記映像情報合成手段は、上記データ送
   信手段からの故障種別信号に基づき故障種別及びその対
   応表示情報を構成することを特徴とする請求項１に記載
   の遊技機。