JP2003260184A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003260184A
JP2003260184A JP2002063518A JP2002063518A JP2003260184A JP 2003260184 A JP2003260184 A JP 2003260184A JP 2002063518 A JP2002063518 A JP 2002063518A JP 2002063518 A JP2002063518 A JP 2002063518A JP 2003260184 A JP2003260184 A JP 2003260184A
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Gen Okamura
鉉 岡村
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄を可変表示する可変表示手段を備えた遊技
機において、興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊
技機を提供する。 【解決手段】回胴式の遊技機1に設けられた3つのリー
ル11,12,13の内周面側に、それぞれ左補助表示
装置、中補助表示装置及び右補助表示装置が設けられて
いる。各補助表示装置は、それぞれドットマトリクス表
示器よりなる複数の表示部を有しており、複数種の表示
対象を可変表示する。一方、各リール11,12,13
には視認窓部が設けられており、表示部に表示対象が表
示されると、その発光が視認窓部を透過し、表示対象が
遊技者に視認される。ここで、表示部に表示される表示
対象は第2表示駆動回路によって抽選され決定される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン等
の遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】遊技機
の一種として、複数の図柄(識別情報の一種)が所定間
隔おきにリールやベルト等に付されて構成された図柄列
を循環させて可変表示した後に停止図柄を表示する可変
表示手段を備えたスロットマシン等が知られている。こ
の種の遊技機では、遊技者がストップスイッチを操作す
ることにより可変表示手段の可変表示を停止させ、所定
領域である有効ラインに表示される停止図柄が特定図柄
である場合には特定遊技状態が付与される。この場合、
メダルの払出が行われる等遊技者に有利な遊技状態が発
生する。特別遊技状態の一例としては、例えばビッグボ
ーナスゲームやレギュラーボーナスゲームといった所定
のゲームの進行に伴ってメダルの大量の払出を実現させ
得る状態等がある。 【0003】上記スロットマシンでは、リール制御や、
特定遊技状態等の付与に関連した制御等が特定の制御装
置によって集中的に行われている。このため、遊技演出
が多様化されつつある近年、特定の制御装置における処
理負担が増加しつつある。そのため、遊技演出のさらな
る多様化が阻まれ、興趣が阻害されてしまうおそれがあ
った。 【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、特定の制御装置における処
理負担を軽減するとともに、興趣の飛躍的な向上を図る
ことのできる遊技機を提供することを主たる目的の一つ
としている。 【0005】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の課
題を解決するために有効な手段等を以下に示す。なお、
必要に応じてその作用、効果等についても説明する。 【0006】手段1.複数種の識別情報を可変表示可能
な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示制御可能な
第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制御手段が、
所定領域に所定態様で停止表示する又は停止表示可能と
なる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基づき決定
し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表示可能に
するよう構成され、少なくとも識別情報が前記所定領域
に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に遊技価値
を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機におい
て、前記第1特定制御手段が、前記少なくとも識別情報
が所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技価
値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段へ出力
し、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実行させる
ように構成され、さらに前記可変表示手段の表示制御に
関連して複数種の表示対象を可変表示可能な少なくとも
1つの対象表示手段と、前記対象表示手段を表示制御可
能な第2特定制御手段とを備え、前記第2特定制御手段
が、前記対象表示手段において表示する表示対象を抽選
し、当該表示対象を前記対象表示手段に表示可能にする
よう構成され、前記第2特定制御手段は、前記表示対象
が特定態様で表示された場合に、遊技価値付与に関する
制御信号を前記遊技価値付与手段へ出力して、当該遊技
価値付与手段に遊技価値付与を実行させるようにしたこ
とを特徴とする遊技機。 【0007】上記手段1によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、第1特定制御手段のみならず、
遊技価値付与に関する制御が第2特定制御手段によって
も行われる。従って、一方の特定制御手段に多大な処理
負担をかけることなく、遊技価値付与に関連する制御を
行うことができる。また、第2特定制御手段による表示
対象の抽選に基づいた新たな遊技性も生まれ、遊技形態
のバリエーションや演出の多様化を図ることもできる。
なお、前記識別情報には、キャラクタ、図柄(絵図
柄)、文字、数字等が含まれる。また、前記「識別情報
が所定領域に所定態様で停止表示された場合」には、少
なくとも複数の識別情報が一有効ライン上に並んで停止
表示された場合、少なくとも1つの識別情報が有効ライ
ン上の所定位置に停止表示された場合等が含まれる。 【0008】手段2.複数種の識別情報を可変表示可能
な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示制御可能な
第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制御手段が、
所定領域に所定態様で停止表示する又は停止表示可能と
なる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基づき決定
し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表示可能に
するよう構成され、少なくとも識別情報が前記所定領域
に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に遊技価値
を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機におい
て、前記第1特定制御手段が、前記少なくとも識別情報
が所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技価
値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段へ出力
して、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実行させ
るように構成され、さらに前記可変表示手段の表示制御
に関連して複数種の表示対象を可変表示可能な少なくと
も1つの対象表示手段と、前記対象表示手段を表示制御
可能な第2特定制御手段とを備え、前記第2特定制御手
段が、前記対象表示手段において表示する表示対象を抽
選し、当該表示対象を前記対象表示手段に表示可能にす
るよう構成され、前記第2特定制御手段は、前記表示対
象が特定態様で表示された場合に、その旨を所定の制御
信号として前記第1特定制御手段へ出力し、前記第1特
定制御手段は、前記所定の制御信号を入力した場合に
は、遊技価値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与
手段へ出力して、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与
を実行させるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0009】上記手段2によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、表示対象に関連し行われる遊技
価値付与の制御を、第1特定制御手段と第2特定制御手
段とが協調して行うように構成されている。従って、一
方の特定制御手段に多大な処理負担をかけることなく、
遊技価値付与に関連する制御を行うことができる。ま
た、第2特定制御手段による表示対象の抽選に基づいた
新たな遊技性も生まれ、遊技形態のバリエーションや演
出の多様化を図ることもできる。なお、前記識別情報に
は、キャラクタ、図柄(絵図柄)、文字、数字等が含ま
れる。また、前記「識別情報が所定領域に所定態様で停
止表示された場合」には、少なくとも複数の識別情報が
一有効ライン上に並んで停止表示された場合、少なくと
も1つの識別情報が有効ライン上の所定位置に停止表示
された場合等が含まれる。 【0010】手段3.複数種の識別情報を可変表示可能
な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示制御可能な
第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制御手段が、
所定領域に所定態様で停止表示する又は停止表示可能と
なる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基づき決定
し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表示可能に
するよう構成され、少なくとも識別情報が前記所定領域
に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に遊技価値
を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機におい
て、前記第1特定制御手段が、前記少なくとも識別情報
が所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技価
値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段へ出力
して、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実行させ
るように構成され、さらに前記可変表示手段の表示制御
に関連して複数種の表示対象を可変表示可能な少なくと
も1つの対象表示手段と、前記対象表示手段を表示制御
可能な第2特定制御手段とを備え、前記第2特定制御手
段が、前記対象表示手段において表示する表示対象を抽
選し、当該表示対象を前記対象表示手段に表示可能にす
るよう構成され、前記対象表示手段における表示対象の
表示態様を判定する判定手段を備え、前記判定手段は、
前記表示対象が特定態様で表示されている旨を判定した
場合には、遊技価値付与に関する制御信号を前記遊技価
値付与手段へ出力して、当該遊技価値付与手段に遊技価
値付与を実行させるようにしたことを特徴とする遊技
機。 【0011】上記手段3によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、表示対象に関連し行われる遊技
価値付与の制御を、第2特定制御手段と判定手段とが協
調して行うように構成されている。従って、一方の特定
制御手段に多大な処理負担をかけることなく、遊技価値
付与に関連する制御を行うことができる。また、第2特
定制御手段による表示対象の抽選に基づいた新たな遊技
性も生まれ、遊技形態のバリエーションや演出の多様化
を図ることもできる。なお、前記識別情報には、キャラ
クタ、図柄(絵図柄)、文字、数字等が含まれる。ま
た、前記「識別情報が所定領域に所定態様で停止表示さ
れた場合」には、少なくとも複数の識別情報が一有効ラ
イン上に並んで停止表示された場合、少なくとも1つの
識別情報が有効ライン上の所定位置に停止表示された場
合等が含まれる。 【0012】手段4.手段1乃至手段3のいずれかにお
いて、前記第2特定制御手段は、複数種の表示対象を記
憶する表示対象記憶手段と、所定条件の成立に基づき前
記対象表示手段に表示する表示対象を抽選する表示対象
抽選手段とを備え、当該抽選結果に基づき、前記対象表
示手段に表示対象を表示可能とするようにしたことを特
徴とする遊技機。 【0013】上記手段4によれば、第2特定制御手段に
おいて表示対象の抽選すなわち遊技価値の付与に関する
抽選を行うように構成されていることから、第1特定制
御手段に多大な処理負担をかけることなく、遊技価値付
与に関連する演出や遊技形態のバリエーション等のさら
なる多様化を図ることができる。 【0014】手段5.手段1乃至手段4のいずれかにお
いて、前記可変表示手段は、複数の回転体が併設された
ものであって、前記各回転体には、その外周面の周方向
において前記複数種の識別情報が順次付され、前記各回
転体の内周側において、それぞれ前記対象表示手段が配
置され、前記各回転体の周面の一部に、遊技者が前記表
示対象を視認可能な少なくとも1つの視認領域が設けら
れていることを特徴とする遊技機。 【0015】上記手段5によれば、所定条件の成立に基
づき、遊技者は回転体の内周側の対象表示手段に表示さ
れる表示対象を視認することができる。このように、可
変表示手段の表示制御と対象表示手段の表示制御とを組
み合わせ、遊技者に表示対象を視認させることにより、
単に回転体の内周側において発光部材を点灯、点滅させ
る演出等が行われる場合に比べて、さらなる表示内容の
多様化及び表示演出の重厚化を実現でき、表示形態に豊
富なバリエーションをもたせることが可能となる。ま
た、回転体とは別の位置(離れた位置)例えば回転体の
上方や側方等において、対象表示手段が設けられている
場合に比べて、遊技者は表示対象を視認しやすくなる。
結果として、遊技者とってのさらなる興趣の向上を図る
ことができる。なお、前記表示対象には、キャラクタ、
絵図柄、文字、数字等が含まれる。また、前記回転体に
は、回胴(例えばリールやドラム)等の略不変形状のも
のや、環状に形成されたベルト等の可変形状のもの等が
含まれる。 【0016】手段6.複数の回転体を有し、当該各回転
体の外周面に付された複数種の識別情報を循環させて可
変表示可能な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示
制御可能な第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制
御手段が、所定領域に所定態様で停止表示する又は停止
表示可能となる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基
づき決定し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表
示可能にするよう構成され、少なくとも識別情報が前記
所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に
遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機
において、前記各回転体の内周側において、複数種の表
示対象を可変表示可能な対象表示手段が配置され、前記
各回転体の周面の一部に、遊技者が表示対象を視認可能
な少なくとも1つの視認領域が設けられ、前記第1特定
制御手段における特定抽選結果の選出に基づいて、少な
くとも前記対象表示手段を表示制御可能な第2特定制御
手段を備え、当該第2特定制御手段は、複数種の表示対
象を記憶する表示対象記憶手段と、前記対象表示手段に
表示する表示対象を抽選する表示対象抽選手段とを備
え、前記表示対象が特定態様で表示された場合に、遊技
価値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段へ出
力して、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実行さ
せるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0017】上記手段6によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、第1特定制御手段のみならず、
遊技価値付与に関する制御及び抽選が第2特定制御手段
によっても行われる。従って、一方の特定制御手段に多
大な処理負担をかけることなく、遊技価値付与に関連す
る制御を行うことができる。また、第2特定制御手段に
よる表示対象の抽選に基づいた新たな遊技性も生まれ、
遊技形態のバリエーションや演出の多様化を図ることも
できる。さらに、遊技者は回転体の内周側の対象表示手
段に表示される表示対象を視認することができる。この
ように、可変表示手段の表示制御と対象表示手段の表示
制御とを組み合わせ、遊技者に表示対象を視認させるこ
とにより、単に回転体の内周側において発光部材を点
灯、点滅させる演出等が行われる場合に比べて、さらな
る表示内容の多様化及び表示演出の重厚化を実現でき、
表示形態に豊富なバリエーションをもたせることが可能
となる。また、回転体とは別の位置(離れた位置)例え
ば回転体の上方や側方等において、対象表示手段が設け
られている場合に比べて、遊技者は表示対象を視認しや
すくなる。結果として、遊技者とってのさらなる興趣の
向上を図ることができる。なお、前記識別情報や前記表
示対象には、キャラクタ、図柄(絵図柄)、文字、数字
等が含まれる。また、前記回転体には、回胴(例えばリ
ールやドラム)等の略不変形状のものや、環状に形成さ
れたベルト等の可変形状のもの等が含まれる。また、前
記「識別情報が所定領域に所定態様で停止表示された場
合」には、少なくとも複数の識別情報が一有効ライン上
に並んで停止表示された場合、少なくとも1つの識別情
報が有効ライン上の所定位置に停止表示された場合等が
含まれる。 【0018】手段7.複数の回転体を有し、当該各回転
体の外周面に付された複数種の識別情報を循環させて可
変表示可能な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示
制御可能な第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制
御手段が、所定領域に所定態様で停止表示する又は停止
表示可能となる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基
づき決定し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表
示可能にするよう構成され、少なくとも識別情報が前記
所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に
遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機
において、前記各回転体の内周側において、複数種の表
示対象を可変表示可能な対象表示手段が配置され、前記
各回転体の周面の一部に、遊技者が表示対象を視認可能
な少なくとも1つの視認領域が設けられ、前記第1特定
制御手段における特定抽選結果の選出に基づいて、少な
くとも前記対象表示手段を表示制御可能な第2特定制御
手段を備え、当該第2特定制御手段は、複数種の表示対
象を記憶する表示対象記憶手段と、前記対象表示手段に
表示する表示対象を抽選する表示対象抽選手段とを備
え、当該抽選結果に基づいた表示対象を、前記表示対象
記憶手段を参照して前記対象表示手段に表示可能にする
よう構成され、前記第2特定制御手段は、前記表示対象
が特定態様で表示された場合に、その旨を所定の制御信
号として前記第1特定制御手段へ出力し、前記第1特定
制御手段は、前記所定の制御信号を入力した場合には、
遊技価値付与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段
へ出力して、当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実
行させるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0019】上記手段7によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、表示対象に関連し行われる遊技
価値付与の制御及び抽選を、第1特定制御手段と第2特
定制御手段とが協調して行うように構成されている。従
って、一方の特定制御手段に多大な処理負担をかけるこ
となく、遊技価値付与に関連する制御を行うことができ
る。また、第2特定制御手段による表示対象の抽選に基
づいた新たな遊技性も生まれ、遊技形態のバリエーショ
ンや演出の多様化を図ることもできる。さらに、遊技者
は回転体の内周側の対象表示手段に表示される表示対象
を視認することができる。このように、可変表示手段の
表示制御と対象表示手段の表示制御とを組み合わせ、遊
技者に表示対象を視認させることにより、単に回転体の
内周側において発光部材を点灯、点滅させる演出等が行
われる場合に比べて、さらなる表示内容の多様化及び表
示演出の重厚化を実現でき、表示形態に豊富なバリエー
ションをもたせることが可能となる。また、回転体とは
別の位置(離れた位置)例えば回転体の上方や側方等に
おいて、対象表示手段が設けられている場合に比べて、
遊技者は表示対象を視認しやすくなる。結果として、遊
技者とってのさらなる興趣の向上を図ることができる。
なお、前記識別情報や前記表示対象には、キャラクタ、
図柄(絵図柄)、文字、数字等が含まれる。また、前記
回転体には、回胴(例えばリールやドラム)等の略不変
形状のものや、環状に形成されたベルト等の可変形状の
もの等が含まれる。また、前記「識別情報が所定領域に
所定態様で停止表示された場合」には、少なくとも複数
の識別情報が一有効ライン上に並んで停止表示された場
合、少なくとも1つの識別情報が有効ライン上の所定位
置に停止表示された場合等が含まれる。 【0020】手段8.複数の回転体を有し、当該各回転
体の外周面に付された複数種の識別情報を循環させて可
変表示可能な可変表示手段と、前記可変表示手段を表示
制御可能な第1特定制御手段とを備え、前記第1特定制
御手段が、所定領域に所定態様で停止表示する又は停止
表示可能となる識別情報を各種抽選手段の抽選結果に基
づき決定し、当該識別情報を前記可変表示手段に停止表
示可能にするよう構成され、少なくとも識別情報が前記
所定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技者に
遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段を備えた遊技機
において、前記各回転体の内周側において、複数種の表
示対象を可変表示可能な対象表示手段が配置され、前記
各回転体の周面の一部に、遊技者が表示対象を視認可能
な少なくとも1つの視認領域が設けられ、前記第1特定
制御手段における特定抽選結果の選出に基づいて、少な
くとも前記対象表示手段を表示制御可能な第2特定制御
手段を備え、当該第2特定制御手段は、複数種の表示対
象を記憶する表示対象記憶手段と、前記対象表示手段に
表示する表示対象を抽選する表示対象抽選手段とを備
え、当該抽選結果に基づいた表示対象を、前記表示対象
記憶手段を参照して前記対象表示手段に表示可能にする
よう構成され、前記対象表示手段における表示対象の表
示態様を判定する判定手段を備え、前記判定手段は、前
記表示対象が特定態様で表示されている旨を判定した場
合には、遊技価値付与に関する制御信号を前記遊技価値
付与手段へ出力して、当該遊技価値付与手段に遊技価値
付与を実行させるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0021】上記手段8によれば、遊技者への遊技価値
付与は、識別情報が所定領域に停止表示される場合のみ
ならず、表示対象が特定態様で表示された場合にも行わ
れる。従って、遊技価値が付与される際の表示形態のバ
リエーションが増え、遊技者にとっての興趣の向上を図
ることができる。また、表示対象に関連し行われる遊技
価値付与の制御及び抽選を、第2特定制御手段と判定手
段とが協調して行うように構成されている。従って、一
方の特定制御手段に多大な処理負担をかけることなく、
遊技価値付与に関連する制御を行うことができる。ま
た、第2特定制御手段による表示対象の抽選に基づいた
新たな遊技性も生まれ、遊技形態のバリエーションや演
出の多様化を図ることもできる。さらに、遊技者は回転
体の内周側の対象表示手段に表示される表示対象を視認
することができる。このように、可変表示手段の表示制
御と対象表示手段の表示制御とを組み合わせ、遊技者に
表示対象を視認させることにより、単に回転体の内周側
において発光部材を点灯、点滅させる演出等が行われる
場合に比べて、さらなる表示内容の多様化及び表示演出
の重厚化を実現でき、表示形態に豊富なバリエーション
をもたせることが可能となる。また、回転体とは別の位
置(離れた位置)例えば回転体の上方や側方等におい
て、対象表示手段が設けられている場合に比べて、遊技
者は表示対象を視認しやすくなる。結果として、遊技者
とってのさらなる興趣の向上を図ることができる。な
お、前記識別情報や前記表示対象には、キャラクタ、図
柄(絵図柄)、文字、数字等が含まれる。また、前記回
転体には、回胴(例えばリールやドラム)等の略不変形
状のものや、環状に形成されたベルト等の可変形状のも
の等が含まれる。また、前記「識別情報が所定領域に所
定態様で停止表示された場合」には、少なくとも複数の
識別情報が一有効ライン上に並んで停止表示された場
合、少なくとも1つの識別情報が有効ライン上の所定位
置に停止表示された場合等が含まれる。 【0022】手段9.手段1乃至手段8のいずれかにお
いて、前記遊技価値付与手段は、前記遊技価値付与を実
行する付与実行手段と、当該付与実行手段を制御可能な
付与制御手段とにより構成され、前記付与制御手段は、
前記遊技価値付与に関する制御信号を入力可能に構成さ
れ、前記制御信号を入力した場合には、前記付与実行手
段に遊技価値付与を実行させるようにしたことを特徴と
する遊技機。 【0023】手段10.手段1乃至手段9のいずれかに
おいて、前記所定領域として、前記各回転体に付された
識別情報が停止可能な位置を結ぶ少なくとも1つの有効
ラインが設定されていることを特徴とする遊技機。 【0024】手段11.手段5乃至手段9のいずれかに
おいて、前記所定領域として、前記各回転体に付された
識別情報が停止可能な位置を結ぶ少なくとも1つの有効
ラインが設定され、前記第1特定制御手段が前記視認領
域を一有効ライン上に停止できるように構成されている
ことを特徴とする遊技機。 【0025】手段12.手段5乃至手段9のいずれかに
おいて、前記所定領域として、前記各回転体に付された
識別情報が停止可能な位置を結ぶ少なくとも1つの有効
ラインが設定され、前記視認領域は、前記複数種の識別
情報のうちの少なくとも1つの一部に画定されており、
前記視認領域の画定された識別情報が一有効ライン上に
停止可能なように構成されるていることを特徴とする遊
技機。 【0026】上記手段12によれば、遊技者は、識別情
報の一部として構成された視認領域を通して前記表示対
象を視認することとなる。従って、遊技者は、識別情報
とともに表示対象を視認することができ、視認領域が識
別情報と離れた位置に設けられている場合に比べて、表
示対象を視認しやすくなる。また、表示対象と識別情報
とが組み合わさった状態で遊技者に視認され、新たな視
認対象として認識されるため、さらなる表示内容の多様
化を図ることができる。なお、「少なくとも1つの前記
回転体において、連続して付された複数の識別情報にそ
れぞれ前記視認領域が画定されていること」としてもよ
い。このようにすれば、視認領域が画定された複数の識
別情報が連続して付されることにより、表示態様の多様
化を図るとともに、表示演出の多様化も図ることができ
る。 【0027】手段13.手段10乃至手段12のいずれ
かにおいて、前記表示対象が特定態様で表示された場合
には、少なくとも一有効ライン上に所定の表示対象が複
数並んで表示された場合が含まれることを特徴とする遊
技機。なお、前記「所定の表示対象」には、同種の表示
対象が含まれることとしてもよい。 【0028】手段14.手段10乃至手段13のいずれ
かにおいて、前記表示対象が特定態様で表示された場合
には、少なくとも1つの表示対象が一有効ライン上の所
定位置に表示された場合が含まれることを特徴とする遊
技機。 【0029】手段15.手段10乃至手段14のいずれ
かにおいて、前記表示対象が特定態様で表示された場合
には、一有効ライン上に、所定の表示対象と所定の識別
情報とが所定の組合せで並んで表示された場合が含まれ
ることを特徴とする遊技機。 【0030】上記手段15によれば、表示対象と識別情
報とが組み合わさって表示されるため、表示対象と識別
情報とが個々に並んで表示される場合に比べて、さらな
る表示内容の多様化を図ることができる。 【0031】手段16.手段5乃至手段15のいずれか
において、複数の前記対象表示手段が前記回転体の周方
向に沿って配置されていることを特徴とする遊技機。 【0032】上記手段16によれば、複数の対象表示手
段が設けられていることにより、例えば前記視認領域が
複数箇所に停止されるよう構成された場合等において、
各停止位置に対応するように前記表示対象を表示するこ
とができる。また、上記複数の対象表示手段の構成に対
応するように前記視認領域を複数形成すれば、1つの回
転体上において同時に複数の表示対象を表示すること等
も可能となり、さらなる表示形態の多様化を図ることが
できる。 【0033】手段17.手段16において、前記各対象
表示手段は、それぞれ前記視認領域が停止可能な複数位
置に対応するように設けられるとともに、当該各対象表
示手段の表示部が、それぞれ前記停止する視認領域に略
対向しかつ異なる方向を向くよう配置され、前記回転体
の内周面に対する前記各表示部の位置関係が略一致する
よう構成されていることを特徴とすることを特徴とする
遊技機。 【0034】上記手段17によれば、複数の対象表示手
段の表示部が略面一に配置されている場合に比べて、遊
技者は前記複数位置のいずれの位置においても、ほぼ同
じように視認領域を介して前記表示対象を視認すること
ができる。また、前記略面一に配置されている場合に比
べて、前記回転体の周方向における各表示部の長さがよ
り長くなり、表示領域が拡大される。ひいては表示対象
をより大きく表示でき、当該表示対象を遊技者に視認さ
せやすくすることができる。 【0035】手段18.手段5乃至手段17のいずれか
において、前記回転体の回転中において、遊技者が前記
表示対象を視認可能となるよう構成されていることを特
徴とする遊技機。前記「視認可能」となる構成として
は、「視認領域が、回転体の回転方向に沿って複数設け
られていること」、「回転体の回転方向における視認領
域の長さが、識別情報1つ分の長さより長くなっている
こと」、「視認領域が複数の識別情報に渡って設けられ
ていること」、「視認領域の画定された識別情報が回転
体の回転方向に沿って所定間隔おきに設けられているこ
と」等が考えられる。なお、上記手段18の遊技機に
は、「前記回転体における識別情報の配列構成を、前記
回転体の回転中において遊技者が前記表示対象を視認可
能となるような識別情報の配列構成としたことを特徴と
する遊技機」が含まれる。 【0036】手段19.手段1乃至手段4のいずれかに
おいて、前記対象表示手段は、複数の発光体により構成
された表示部を有する電気的表示手段であることを特徴
とする遊技機。 【0037】上記手段19によれば、対象表示手段は、
複数の発光体により構成された表示部例えば液晶表示器
やドットマトリクス表示器等を有する電気的表示手段で
ある。従って、電気的制御によって、さらなる表示内容
の多様化及び表示演出の重厚化を実現できる。特にドッ
トマトリクス表示器を利用すれば、7セグメント表示器
や液晶表示器等を利用する場合に比べて、その発光体例
えばLED等から比較的強い(明るい)発光により、そ
の発光が前記視認領域を透過しやすくなるとともに、遊
技者が前記表示対象をより視認しやすくなる。 【0038】手段20.手段5乃至手段18のいずれか
において、前記対象表示手段は、複数の発光体により構
成された表示部を有する電気的表示手段であって、前記
視認領域は、前記発光体が発光している場合には、当該
発光を透過させ、前記表示対象が遊技者に視認可能とな
るよう構成され、前記発光体が発光していない場合に
は、前記表示部を視認困難とするよう構成されているこ
とを特徴とする遊技機。 【0039】上記手段20によれば、対象表示手段は、
複数の発光体により構成された表示部例えば液晶表示器
やドットマトリクス表示器等を有する電気的表示手段で
ある。従って、電気的制御によって、さらなる表示内容
の多様化及び表示演出の重厚化を実現できる。特にドッ
トマトリクス表示器を利用すれば、7セグメント表示器
や液晶表示器等を利用する場合に比べて、その発光体例
えばLED等から比較的強い(明るい)発光により、そ
の発光が前記視認領域を透過しやすくなるとともに、遊
技者が前記表示対象をより視認しやすくなる。また、表
示部を構成する発光体が発光している場合すなわち表示
対象等が表示されている場合には、遊技者は当該表示対
象等を視認でき、発光体が発光していない場合すなわち
表示対象等が表示されていない場合には、遊技者は前記
表示部を視認困難となる。従って、透明或いは半透明に
又は開口した視認領域が形成されている場合等のよう
に、前記回転体の内周側の機構である表示部が遊技者に
見えてしまうことによる不具合の発生を防止することが
できる。 【0040】手段21.手段20において、前記視認領
域には、前記外周側からの光を反射させ、前記内周側か
らの光を透過させる加工が施されていることを特徴とす
る遊技機。上記視認領域の構成を有する回転体として
は、例えば、透光性のある樹脂フィルム等により構成さ
れた前記回転体の周面部において、その内周側から前記
視認領域に相当する部分には前記発光を透過させるため
のいわゆる白塗り加工を施し、その他の部分には前記発
光を遮るいわゆる黒塗り加工を施したものがある。 【0041】手段22.手段1乃至手段21のいずれか
において、前記対象表示手段は、前記複数種の識別情報
の少なくとも1つに対応し、かつ、当該識別情報の視覚
的特徴を有する表示対象を表示可能とすることを特徴と
する遊技機。 【0042】上記手段22によれば、表示対象に識別情
報の代替的役割を持たせたり、識別情報と表示対象とに
関連性を持たせることができ、表示演出の多様化を図る
ことができる。なお、上記「図柄の視覚的特徴を有する
前記表示対象」の種類を多くすれば、さらに表示形態の
バリエーションを増やすことができる。 【0043】手段23.手段1乃至手段22のいずれか
において、遊技機はスロットマシンであること。中で
も、スロットマシンの基本構成としては、「複数種の識
別情報から構成される識別情報列を可変表示する可変表
示手段を備え、始動操作手段(例えばスタートレバー)
の操作に起因して可変表示が開始され、停止操作手段
(例えばストップスイッチ)の操作に起因して或いは所
定時間経過することにより可変表示が停止され、所定領
域である有効ライン上に停止表示された識別情報の組合
せが特定の組合せである場合には、遊技者に有利な特定
遊技状態を付与するように構成した遊技機」となる。 【0044】手段24.手段1乃至手段22のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技
領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配
置された作動口に入賞することを必要条件として可変表
示手段において識別情報が可変表示されること、所定領
域に停止表示された識別情報が特定の識別情報である場
合には、遊技者に有利な特定遊技状態を付与すること、
特定遊技状態が付与された場合には遊技領域内の所定の
位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技
球を入賞可能として、その入賞個数に応じた遊技価値
(景品球のみならず、磁気カードへの書き込む等も含
む)が付与されること等が挙げられる。 【0045】手段25.手段1乃至手段22のいずれか
において、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融
合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊
技機の基本構成としては、「複数種の識別情報から構成
される識別情報列を可変表示する可変表示手段を備え、
始動操作手段(例えばスタートレバー)の操作に起因し
て可変表示が開始され、停止操作手段(例えばストップ
スイッチ)の操作に起因して或いは所定時間経過するこ
とにより可変表示が停止され、所定領域である有効ライ
ン上に停止表示された識別情報の組合せが特定の組合せ
である場合には、遊技者に有利な特定遊技状態を付与す
るように構成され、遊技媒体として遊技球を使用すると
ともに、前記識別情報列の可変表示開始に際しては所定
数の遊技球を必要とし、特定遊技状態が付与された際に
は多くの遊技価値が付与される(遊技球が払い出される
等)よう構成されてなる遊技機」となる。 【0046】 【発明の実施の形態】以下に、遊技機を回胴式遊技機、
具体的にはスロットマシンに適用した場合の一実施の形
態につき図面に基づいて説明する。 【0047】図1,2に示すように、スロットマシン1
は、前面を開放した箱状のマシン本体2を有している。
マシン本体2の前面側には前面開閉扉としてのフロント
パネル3が開閉自在に取り付けられている。フロントパ
ネル3が閉状態となっている場合、フロントパネル3に
よってマシン本体2の前面開放側が閉鎖される。フロン
トパネル3は閉状態にある場合には図示しないロック機
構によって開放不能な状態にロックされており、そのロ
ック状態はフロントパネル3に設けられた解除操作部た
るキーシリンダ4に対する所定のキー操作によって解除
されるように構成されている。 【0048】フロントパネル3には、縦長の3つの表示
窓5,6,7が横並びとなるように設けられている。表
示窓5,6,7は透明又は半透明な材質により構成され
ており、各表示窓5,6,7を通して内部を視認可能な
状態とされている。 【0049】マシン本体2内には、可変表示手段を構成
する回転体としての左リール11,中リール12及び右
リール13が収納されている。各リール11,12,1
3はそれぞれ円筒状(円環状)に形成されているが、少
なくとも環状となっていればよい。各リール11,1
2,13は、その中心軸線が当該リール11,12,1
3の回転軸線となるように回転可能に支持されている。
各リール11,12,13の回転軸線は略水平方向に延
びる同一軸線上に配設され、それぞれのリール11,1
2,13が各表示窓5,6,7と1対1で対応してい
る。従って、各リール11,12,13の表面の一部は
それぞれ対応する表示窓5,6,7を通して視認可能な
状態とされている。リール11,12,13の周面は例
えば樹脂フィルム等により形成されている。 【0050】また、リール11,12,13が回転する
と、各表示窓5,6,7を通してリール11,12,1
3は上から下へ向かって移動しているかのように映し出
される。これら各リール11,12,13はそれぞれス
テッピングモータ等のリールモータ15,16,17
(図7参照)に連結されており、各リールモータ15,
16,17の駆動により各リール11,12,13が個
別に、即ちそれぞれ独立して回転駆動し得る。 【0051】各リール11,12,13の外周面には、
それぞれ識別情報としての図柄が多数設けられている。
これらの図柄のうち、表示窓5,6,7を介して視認可
能な図柄数は、主として表示窓5,6,7の上下方向の
長さによって決定される所定数に限られている。本実施
形態では各リール11,12,13毎に全体を視認可能
な図柄数は3個ずつとされている。 【0052】ここで、各リール11,12,13に付さ
れる図柄について説明する。図3には、左リール11,
中リール12,右リール13のそれぞれについての図柄
配列が示されている。同図は、各リール11,12,1
3表面の展開図とみても差し支えない。同図に示すよう
に、各リール11,12,13にはそれぞれ21個の図
柄が一列に設けられている。各リール11,12,13
に対応して番号が1〜21まで付されているが、これは
説明の便宜上付されたものであり、リール11,12,
13に実際に付されているわけではない。但し、以下の
説明では当該番号を使用して説明する。 【0053】図柄としては、ビッグボーナスゲームに移
行するための第1特別図柄としての「7」図柄がある。
「7」図柄としては青色のもの(例えば、左リール第2
1番目。以下、適宜「青7」図柄と称す)と、赤色のも
の(例えば、左リール第10番目。以下、適宜「赤7」
図柄と称す)とがある。また、レギュラーボーナスゲー
ムに移行するための第2特別図柄としての「BAR」図
柄(例えば、左リール第17番目)がある。また、リプ
レイゲームに移行するための第3特別図柄としての「リ
プレイ」図柄(例えば、左リール第19番目)がある。
また、小役の払出が行われる小役図柄としての「スイ
カ」図柄(例えば、左リール第18番目)、「チェリ
ー」図柄(例えば、左リール第11番目)がある。ま
た、後述するような各種演出に関連する「ヒョウ」図柄
(例えば、左リール第2番目)がある。そして、図3に
示すように、各リール11,12,13において、各図
柄の数や配置順序は全く異なっている。 【0054】各図柄に関する払出枚数について説明す
る。小役図柄に関し、「スイカ」図柄が後述する有効ラ
イン上に左・中・右と揃った場合(識別情報が所定領域
としての有効ライン上に所定態様で停止表示された場
合)には15枚のメダル払出が行われる。また、左リー
ル11の「チェリー」図柄が有効ライン上に停止した場
合(少なくとも1つの識別情報が有効ライン上の所定位
置に停止表示された場合)には2枚のメダル払出が行わ
れる。即ち、中リール12及び右リール13の「チェリ
ー」図柄はメダル払出とは無関係であり、言わば無意味
な図柄である。また、「チェリー」図柄に限っては、他
の図柄との組合せとは無関係にメダル払出が行われるた
め、左リール11の複数の有効ラインが重なる位置(具
体的には上段又は下段)に「チェリー」図柄が停止され
た場合には、その重なった有効ラインの数を乗算した分
だけのメダル払出が行われることとなり、結果として本
実施の形態では4枚のメダル払出が行われる。 【0055】また、その他の図柄に関しては、第1特別
図柄(ビッグボーナス図柄)の組合せである「青7」図
柄又は「赤7」図柄が同一色で有効ライン上に左・中・
右と揃った場合には15枚のメダル払出、第2特別図柄
(レギュラーボーナス図柄)の組合せである「BAR」
図柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合には15
枚のメダル払出が行われる。 【0056】更に、第3特別図柄の組合せである「リプ
レイ」図柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合に
はメダル払出は行われない。その他の場合、即ち有効ラ
イン上に左リール11の「チェリー」図柄が停止せず、
また左・中・右に同一図柄が揃わない場合には、一切メ
ダル払出は行われない。 【0057】また、本実施の形態では、更なる小役図柄
の組合せとして、有効ライン上において左右リール1
1,13に「青7」図柄が、中リール12に「BAR」
図柄が揃った場合には15枚のメダル払出が行われ(以
下、これを第1小役図柄と称す)、有効ライン上におい
て左右リール11,13に「青7」図柄が、中リール1
2に「赤7」図柄が揃った場合には15枚のメダル払出
が行われる(以下、これを第2小役図柄と称す)ように
設定されている。但し、第1小役図柄及び第2小役図柄
は、ビッグボーナスゲーム中にしか有効化されないよう
に設定され、その他の場合にはたとえ第1小役図柄又は
第2小役図柄が有効ライン上に揃っても何らメダル払出
は行われない。 【0058】また、単に「ヒョウ」図柄が有効ライン上
に左・中・右と揃った場合にはメダル払出は行われず、
後述するエキストラ表示等が関連して行われる場合には
メダル払出が行われる。このとき、その払出枚数は所定
条件に応じて変化する。 【0059】なお、本実施の形態における可変表示手段
は、各リール11,12,13、各リールモータ15,
16,17、及び、後述するモータ駆動回路81等によ
り構成されている。ここで、各リール11,12,13
は図柄等の識別情報を可変表示する可変表示手段の一例
であり、主表示部を構成する。但し、可変表示手段はこ
れ以外の構成であってもよい。例えば、ベルト式リール
等の他の機械的なリール構成としてもよい。 【0060】フロントパネル3には、各表示窓5,6,
7を結ぶように、横方向へ平行となるように3本、斜め
方向へたすき掛けとなるように2本、計5本の有効ライ
ンが付されている。勿論、最大有効ライン数を6以上と
してもよく、5未満としてもよく、所定条件に応じて最
大有効ライン数を変更するようにしてもよい。これら各
有効ラインに対応して、表示窓5,6,7群の正面から
見て左側には有効ライン表示部21,22,23が設け
られている。第1有効ライン表示部21は中央の横ライ
ン(中央ライン)が有効化された場合に点灯等によって
表示報知される。第2有効ライン表示部22は上下の横
ライン(上ライン及び下ライン)が有効化された場合に
点灯等によって表示報知される。第3有効ライン表示部
23は一対の斜めライン(右下がりライン及び右上がり
ライン)が有効化された場合に点灯等によって表示報知
される。 【0061】フロントパネル3の表面のうち表示窓5,
6,7の下方左側には、各リール11,12,13を一
斉(同時である必要はない)に回転開始させるために操
作されるスタートレバー25が設けられている。スター
トレバー25は可変表示を開始させるべく操作される開
始操作手段又は始動操作手段を構成する。スタートレバ
ー25の右側には、回転している各リール11,12,
13を個別に停止させるために操作されるボタン状のス
トップスイッチ27,28,29が設けられている。各
ストップスイッチ27,28,29は停止対象となるリ
ール11,12,13に対応する表示窓5,6,7の直
下にそれぞれ配置されている。ストップスイッチ27,
28,29は可変表示を停止させるべく操作される停止
操作手段を構成する。 【0062】フロントパネル3の前面のうち表示窓5,
6,7の下方右側には、投資価値(遊技価値)としての
メダルを投入するためのメダル投入口31が設けられて
いる。メダル投入口31は投資価値を入力する入力手段
を構成する。また、メダル投入口31が遊技者によりメ
ダルを直接投入するという動作を伴う点に着目すれば、
投資価値を直接入力する直接入力手段を構成するものと
もいえる。 【0063】フロントパネル3の表面のうち表示窓5,
6,7の下方左側には、投資価値としてのクレジットさ
れた仮想メダルを一度に3枚投入するためのボタン状の
第1クレジット投入スイッチ32が設けられている。ま
た、第1クレジット投入スイッチ32の下方には当該ス
イッチ32よりも小さなボタン状のスイッチとして、第
2クレジット投入スイッチ33及び第3クレジット投入
スイッチ34が設けられている。第2クレジット投入ス
イッチ33はクレジットされた仮想メダルを一度に2枚
投入するためのものであり、第3クレジット投入スイッ
チ34は仮想メダルを1枚ずつ投入するためのものであ
る。各クレジット投入スイッチ32〜34は前記メダル
投入口31とともに投資価値を入力する入力手段を構成
する。また、メダル投入口31が遊技者によりメダルを
直接投入するという動作を伴うのに対し各クレジット投
入スイッチ32〜34は貯留記憶に基づく仮想メダルの
投入という動作を伴うに過ぎない点に着目すれば、投資
価値を間接入力する間接入力手段を構成するものともい
える。 【0064】なお、第1クレジット投入スイッチ32
は、1ゲームにつき投入できるメダル最大数(3枚)に
達していないことを促すため、図示しない発光部材とし
てのランプが内蔵されている。当該ランプは、第1クレ
ジット投入スイッチ32のスイッチ操作が有効である状
況時において点灯されて当該スイッチ32の操作を促す
が、クレジットされた仮想メダルが存在しない場合や既
に3枚のメダル投入がなされている状況下では消灯され
る。ここで、上記点灯に代えて、点滅させてメダル投入
の促しを遊技者に一層分かり易くしてもよい。 【0065】フロントパネル3の表面のうちメダル投入
口31の左側には、ボタン状の切換スイッチ36が設け
られている。切換スイッチ36は、メダル投入口31に
必要量より多く投入された投入メダルや、所定の遊技の
結果遊技者に返還される獲得メダルの取扱形式を変更す
るために操作される。即ち、例えば電源投入時には、所
定の最大値(例えばメダル50枚分)となるまでの余剰
の投入メダルはクレジットメダルとして貯留記憶すると
ともに獲得メダルもクレジットメダルとして貯留記憶す
るように設定しておく「クレジットモード」とし、切換
スイッチ36が操作されると、クレジットメダルがある
場合にはその分を現実のメダルとして払い出すとともに
余剰の投入メダルや獲得メダルも現実のメダルとして払
い出すように設定された「ダイレクトモード」に切り換
えられるようにしておく。そして、この切換スイッチ3
6が操作される度に「クレジットモード」と「ダイレク
トモード」とを交互に切り換えるようにしておけば、遊
技者は自身の好みに応じた形式で遊技を実行することが
できる。かかる切換スイッチ36は投入価値及び遊技価
値の取扱形式を切り換える切換操作手段を構成する。ま
た、クレジットされた仮想メダルを現実のメダルとして
払い出すという機能に着目すれば、切換スイッチ36は
貯留記憶された遊技価値を実際に払い出すための精算操
作手段を構成するものともいえる。 【0066】フロントパネル3には、クレジットモード
時に有効化されて貯留記憶されたメダル数を表示する残
数表示部38と、獲得メダルの枚数を表示する獲得数表
示部39とがそれぞれ設けられている。これら両表示部
38,39は2桁の7セグメント表示器によって構成さ
れているが、液晶表示器等によって代替することは当然
可能である。 【0067】スロットマシン1の下部には、マシン本体
2の内部に収納されたホッパ装置41からのメダルが排
出されるメダル排出口42と、メダル排出口42から排
出された現実のメダルが貯留される受皿43とが設けら
れている。ホッパ装置41は遊技価値たる現実のメダル
を返還する出力手段を構成する。 【0068】スロットマシン1の上部には、ビッグ報知
部45,レギュラー報知部46,リプレイ報知部47,
小役報知部48等の各種報知部が設けられている。これ
ら各種報知部の配置場所は図示のものに限定されない
し、共通の報知部で異なる態様の報知を行うようにして
もよい。 【0069】ビッグ報知部45は、各リール11,1
2,13の停止時に第1特別図柄としての「青7」図柄
又は「赤7」図柄が有効ライン上に揃った場合、ビッグ
ボーナスゲームを獲得したことを点灯、点滅等によって
表示報知する。レギュラー報知部46は、各リール1
1,12,13の回転停止時に第2特別図柄としての
「BAR」図柄が有効ライン上に揃った場合、レギュラ
ーボーナスゲームを獲得したことを点灯、点滅等によっ
て表示報知する。リプレイ報知部47は、各リール1
1,12,13の回転停止時に「リプレイ」図柄が有効
ライン上に揃った場合、リプレイゲームを獲得したこと
を点灯、点滅等によって表示報知する。小役報知部48
は、各リール11,12,13の回転停止時に小役図柄
としての「スイカ」図柄が有効ライン上に揃った場合又
は「チェリー」図柄が左リール11の有効ライン上に停
止した場合、所定数のメダルを獲得したことを点灯、点
滅等によって表示報知する。 【0070】なお、これら各報知部45〜48は表示に
よって報知することとしたが、これに代えて或いはこれ
に加えて、スロットマシン1に備えられるスピーカ50
によって音声により報知してもよい。 【0071】また、各リール11,12,13の外周側
には、発光手段としての外発光部材86(図7参照)が
設けられている。当該外発光部材86は光を各リール1
1,12,13の外側から照射し、各リール11,1
2,13からの反射光を遊技者に見せるものである。外
発光部材86は、所定条件の成立に基づき、その照射量
が変化させられるよう構成されている。そして、外発光
部材86の発光度合、発光タイミング、発光時間等によ
って各種演出効果を生じさせることも可能となる。 【0072】一方、各リール11,12,13の内周側
には、図4に示すように、左補助表示装置K1、中補助
表示装置K2、右補助表示装置K3がそれぞれ設けられ
ている。なお、各補助表示装置K1〜K3は、遊技の進
行に伴って各種表示演出を実行するためのものであり、
各リール11,12,13による遊技を主表示部による
ものと考えることができることから、本実施形態では補
助表示装置K1〜K3と称している。 【0073】左補助表示装置K1、中補助表示装置K2
及び右補助表示装置K3は、それぞれ有効ライン上にお
ける図柄の停止位置に対応するように設けられた複数の
「対象表示手段」を備えている。各「対象表示手段」は
具体的に複数の発光体により構成された表示部や該表示
部を制御する制御回路等によって実現されるものであ
り、電気的表示手段に相当する。 【0074】左補助表示装置K1は、前記表示部として
左上表示部K1a、左中表示部K1b及び左下表示部K
1cを有する。各表示部K1a〜K1cは、それぞれ左
リール11の周方向に沿って、かつ、内周面に向くよう
に設けられている。図5に示すように、各表示部K1a
〜K1cは、図柄の停止位置に合わせて、それぞれ異な
る方向を向き、後述する視認窓部S1に略対向するよう
に配置されている。すなわち、左リール11の内周面に
対する各表示部K1a〜K1cの位置関係が略同一とな
るよう構成されている。 【0075】同様に、中補助表示装置K2は、中上表示
部K2a、中央表示部K2b及び中下表示部K2cを有
し、右補助表示装置K3は、右上表示部K3a、右中表
示部K3b及び右下表示部K3cを有する。なお、各表
示部K1a〜K1c,K2a〜K2c,K3a〜K3c
を以下に記す場合、便宜上、単に各表示部K1a〜K3
cという。 【0076】各表示部K1a〜K3cは、本実施形態で
はドットマトリックス表示器によって構成されている。
特にドットマトリクス表示器を使用すれば、7セグメン
ト表示器や液晶表示器等を利用する場合に比べて、その
発光体例えばLED等から比較的強い(明るい)光が発
せられる。なお、各表示部K1a〜K3cは、ドットマ
トリックス表示器に限らず、液晶表示器等その他の表示
器を使用してもよい。液晶表示器等を使用した場合に
は、さらなる表示内容の多様化及び表示演出の重厚化を
実現でき、表示形態に豊富なバリエーションをもたせる
ことが可能となる。そして、各表示部K1a〜K3cに
は、複数種の表示対象例えばキャラクタ、絵図柄、文
字、数字等が可変表示される。なお、前記絵図柄には、
各リール11,12,13に付された複数種の図柄に対
応し、かつ、当該図柄の視覚的特徴を有するものが含ま
れる。例えば、「スイカ」図柄に対応する表示対象とし
て「スイカ」絵図柄が表示される。 【0077】一方、図6に示すように、前記表示対象を
遊技者に視認させるため、本実施の形態では各リール1
1,12,13の各「ヒョウ」図柄の中央部に視認領域
としての視認窓部S1が形成されている。従って、「ヒ
ョウ」図柄は、本実施の形態における視認領域の画定さ
れた図柄(識別情報)に相当する。但し、視認窓部S1
は、各リール11,12,13の周面を前後方向に貫通
しているわけではなく、各リール11,12,13の周
面の他の部分と連続して樹脂フィルム等により形成され
ている。 【0078】各視認窓部S1は略矩形状に構成されてい
る。詳しくは、視認窓部S1は、リール11,12,1
3の外周面の幅方向における長さが、少なくとも「ヒョ
ウ」図柄(図柄が付される領域)の幅方向における長さ
とほぼ同等にまで拡張されるとともに、リール11,1
2,13の周方向における長さが、少なくとも「ヒョ
ウ」図柄(図柄が付される領域)の周方向における長さ
とほぼ同等にまで拡張されている。つまり、各視認窓部
S1が「ヒョウ」図柄の大部分をしめる比較的大きなも
のとなっている。また、上記各長さは、少なくとも「ヒ
ョウ」図柄(図柄が付される領域)の両方向の長さより
短くなるよう構成されている。従って、図柄を見る遊技
者にとって前記表示対象が視野に入りやすくなるととも
に、前記表示対象が視認しやすくなる。 【0079】各視認窓部S1には、外周側からの光を反
射させ、内周側からの光を透過させる加工が施されてい
る。具体的には、各リール11,12,13を構成する
透明又は半透明の樹脂フィルムの内周側において、各視
認窓部S1に対応する部分には光を透過させるためのい
わゆる白塗り加工が施され、他の部分には光を遮るため
のいわゆる黒塗り加工が施されている。これにより、各
リール11,12,13の外周側の光量が一定以下とな
ると、各表示部K1a〜K3cを構成する発光体からの
発光が各視認窓部S1を透過し、その透過光が遊技者に
視認される。さらに、前記発光を透過させやすくするた
めに、各視認窓部S1を各リール11,12,13の周
面の他の部分より薄肉状に形成してもよい。 【0080】詳しくは、各視認窓部S1は、各リール1
1,12,13の外周側が内周側より明るい場合(前記
外発光部材86の照射量が所定量以上である場合)に
は、内周側にある各表示部K1a〜K3cを遊技者に視
認困難とさせる。又、各表示部K1a〜K3cに表示対
象が表示されている場合であって、外周側が暗い場合
(前記外発光部材86の照射量が所定量より少ない場
合)には、当該表示対象が遊技者に視認可能とさせる。 【0081】上記構成に限らず、外発光部材86の照射
量に関係なく、表示部K1a〜K3cの発光体が発光し
ている場合すなわち前記表示対象が表示されている場合
に、当該発光を透過させ、当該表示対象が遊技者に視認
可能とし、前記発光体が発光していない場合には、表示
部K1a〜K3cを視認困難とするよう構成されていて
もよい。 【0082】図7に示すように、スロットマシン1に
は、遊技に関する各種の制御を行うための制御装置51
が備えられている。制御装置51は、制御を司るCP
U,遊技プログラムを記憶したROM,遊技の進行に応
じた必要なデータを記憶するRAM,各種機器との連絡
をとるポート,各種抽選の際に用いられる乱数発生器,
時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパ
ルス発生回路等を含む制御回路基板を有し、その制御回
路基板をボックスに収納してなる制御基盤ボックスによ
って構成されている。かかる制御装置51は、スロット
マシン1に内蔵されるメイン基盤としての機能を果たす
ものであり、本実施形態における第1特定制御手段に相
当する。 【0083】制御装置51の入力側には、スタートレバ
ー25の操作を検出するスタート検出センサ61、各ス
トップスイッチ27,28,29の操作を個別に検出す
るストップ検出センサ62,63,64、メダル投入口
31から投入されたメダルを検出する投入メダル検出セ
ンサ65、各クレジット投入スイッチ32〜34の操作
を検出すべく各スイッチ32〜34に個々に対応する各
クレジット投入検出センサ66,67,68、切換スイ
ッチ36の操作を検出する切換検出センサ69、各リー
ル11,12,13の回転位置(原点位置)を個別に検
出するリール位置検出センサ71,72,73、ホッパ
装置41から払い出されるメダルを検出するホッパ検出
センサ74等の各種センサが接続されている。 【0084】なお、投入メダル検出センサ65は実際に
は複数個のセンサより構成されている。即ち、メダル投
入口31からホッパ装置41に至るメダル通路は、メダ
ルが1列で通行可能なように構成されている。そして、
メダル通路には第1センサが設けられるとともに、それ
よりメダルの幅以上離れた下流側に第2センサ及び第3
センサが近接(少なくとも一時期において同一メダルを
同時に検出する状態が生じる程度の近接位置)して設け
られており、これら第1乃至第3の各センサによって投
入メダル検出センサ65が構成されている。制御装置5
1は、第1センサから第2センサに至る時間を監視し、
その経過時間が所定時間を越えた場合にはコイン詰まり
又は不正があったものとみなしてエラーとする。エラー
になると、エラー報知が行われるとともにエラー解除さ
れるまでの遊技者による操作が無効化される。また、制
御装置51は第2センサと第3センサとがオンオフされ
る順序をも監視し、第2,第3センサが共にオフ、第2
センサのみオン、第2,第3センサが共にオン、第3セ
ンサのみオン、第2,第3センサが共にオフという順序
通りになった場合で、かつ各オンオフ切換に移行する時
間が所定時間内である場合にのみコインが正常に取り込
まれたと判断し、それ以外の場合はエラーとする。この
ようにするのは、メダル通路でのメダル詰まりの他、メ
ダルを投入メダル検出センサ65付近で往復動させてメ
ダル投入と誤認させる不正を防止するためである。 【0085】制御装置51の出力側には、各リールモー
タ15,16,17を駆動させるモータ駆動回路81、
各種表示部21〜23,38,39,各種報知部45〜
48,外発光部材86を駆動制御する第1表示駆動回路
82、ホッパ装置41を駆動させるホッパ駆動回路8
3、スピーカ50を駆動させるスピーカ駆動回路84、
各補助表示装置K1〜K3を駆動制御する第2表示駆動
回路85等が接続されている。なお、本実施の形態にお
いては、残数表示部38において仮想的な遊技価値とし
ての貯留記憶されたメダル数を表示させる第1表示駆動
回路82、及び、現実の遊技価値としてのメダルを払い
出すホッパ装置41を駆動させるホッパ駆動回路83に
よって遊技価値付与手段が構成されている。 【0086】かかる第1表示駆動回路82、第2表示駆
動回路85及びスピーカ駆動回路84は、一体化された
基盤として構成されており、メイン基盤たる制御装置5
1との関係ではサブ基盤となっている。即ち、間接的な
遊技に関する音声や表示についてはサブ基盤化によって
メイン基盤の負担軽減を図っている。そして、かかるサ
ブ基盤には、CPU、ROM、RAM等が含まれてお
り、制御装置51からの信号を受け取った上で、サブ基
盤が独自に各種報知部45〜48、各補助表示装置K1
〜K3(各表示部K1a〜K3c)及びスピーカ50を
報知制御したり表示制御する。従って、サブ基盤によっ
て本実施の形態における第2特定制御手段が構成されて
いる。 【0087】メイン基盤たる制御装置51及びサブ基盤
の一部たる第2表示駆動回路85は、上述のとおりCP
U,ROM,RAM等を備えているが、以下の説明で
は、それらの現実の構成自体に拘束されず、制御装置5
1を機能実現手段の集合体として捉えて説明する。即
ち、以下に説明する各種機能はCPUの制御下で実現さ
れる機能であり、その制御プログラムはROM(場合に
よってはRAM)の記憶内容に基づくものであり、その
時々の必要なデータはRAMに一時的に記憶保持される
こととなるが、それらのプログラム上の要件等について
は適宜のテーブル構成を採用する等で当業者がなし得る
ものであるため、個々には説明しない。但し、本実施形
態の利点を把握するのに必要がある場合等については、
適宜具体的な説明をする。 【0088】制御装置51は、「小役抽選手段」を備え
ている。小役抽選手段は、スタート検出センサ61から
の検出信号が入力されたタイミングによって、小役払出
条件が成立したか否かの抽選を行う。本実施形態では小
役として「スイカ」,「チェリー」等の複数種類が存在
するので、小役抽選手段はどの種類の小役払出条件が成
立したかの抽選を行い、各小役フラグの成立の有無が決
定される。なお、小役フラグの成立確率その他のフラグ
成立確率はいずれもメダル投入枚数に応じて変化するよ
う構成されており、概してメダル投入枚数が多い程遊技
者に有利な抽選結果が得られるようになっている。従っ
て、遊技者にとっては、1枚ベットや2枚ベットで遊技
を行うよりも、3枚ベット(マックスベット)での遊技
を実行することが有利である。 【0089】制御装置51は、後述するエキストラ表示
を行うか否かを決定する「エキストラ表示抽選手段」を
備えている。エキストラ表示抽選手段は、スタート検出
センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによ
って、エキストラ表示への移行条件が成立したか否かの
抽選を行い、これによってエキストラフラグの成立の有
無が決定される。エキストラフラグの成立は本実施の形
態における特定抽選結果の選出に相当し、このフラグの
成立に基づき、制御装置51はエキストラ表示を行う旨
のエキストラ制御信号を第2表示駆動回路85へ出力す
る。 【0090】制御装置51は、「エキストラ図柄制御手
段」を備えている。エキストラ図柄制御手段は、通常遊
技中にエキストラフラグが成立している場合、各リール
11,12,13の停止時に、後述するエキストラ成立
テーブルの内容を参照しながら、一定の引き込み停止制
御を加えて半強制的に、上記エキストラ表示に関連する
「ヒョウ」図柄を有効ライン上に停止させる。そして、
有効ライン上に「ヒョウ」図柄が停止することを条件
に、第2表示駆動回路85がエキストラ表示を行うこと
ができるようにする。なお、制御装置51は、各リール
11,12,13における「ヒョウ」図柄を引き込み停
止制御を加えて半強制的に所定の有効ライン上に停止さ
せる。このとき「ヒョウ」図柄はいずれの有効ライン上
においても停止可能なように構成されている。すなわ
ち、視認窓部S1がいずれの有効ライン上においても停
止可能なように構成されている。 【0091】制御装置51は、「リプレイゲーム抽選手
段」を備えている。リプレイゲーム抽選手段は、スター
ト検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミン
グによって、リプレイゲーム移行条件が成立したか否か
の抽選を行い、これによってリプレイフラグの成立の有
無が決定される。 【0092】制御装置51は、「リプレイゲーム制御手
段」を備えている。リプレイゲーム制御手段は、通常遊
技中にリプレイフラグが成立している場合、各リール1
1,12,13の停止時に、後述するリプレイ成立テー
ブルの内容を参照しながら、一定の引き込み停止制御を
加えて半強制的にリプレイ図柄を有効ライン上に停止さ
せる。そして、有効ライン上にリプレイ図柄が停止する
ことを条件に、次回の遊技を無償で行うことができるよ
うにするものである。勿論、このリプレイゲームが行わ
れる場合にも各種抽選は実行されている。 【0093】制御装置51は、「レギュラーボーナス抽
選手段」を備えている。レギュラーボーナス抽選手段
は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力され
たタイミングによって、レギュラーボーナス移行条件が
成立したか否かの抽選を行い、これによってレギュラー
ボーナスフラグの成立の有無が決定される。 【0094】制御装置51は、「レギュラーボーナス制
御手段」を備えている。レギュラーボーナス制御手段
は、通常遊技中に、前記レギュラーボーナスフラグが成
立している場合、各リール11,12,13の停止時
に、レギュラーボーナス成立テーブルの内容を参照しな
がら、一定の引き込み停止制御を加えて半強制的に第2
特別図柄(レギュラーボーナス図柄)を有効ライン上に
停止させる。そして、有効ライン上にレギュラーボーナ
ス図柄が停止することを条件に、予め設定された所定の
ゲーム回数(ここでは12回)を上限として、現状遊技
状態である通常遊技状態からレギュラーボーナスゲーム
に移行させ、その後元の遊技状態に復帰させるものであ
る。レギュラーボーナスゲーム中は、有効ラインが1ラ
インのみとされている。 【0095】制御装置51は、「レギュラーボーナス中
抽選手段」を備えている。レギュラーボーナス中抽選手
段は、レギュラーボーナス中にのみ有効化され、スター
ト検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミン
グによって、所定の図柄(ここでは、リプレイ図柄)の
抽選を行う。かかる図柄の抽選は、通常の抽選とは異な
り、例えばレギュラーボーナス中はリプレイ図柄が有効
ライン上に揃った場合に所定枚数(例えば15枚)のメ
ダルが払い出されるように設定しておき、かかるリプレ
イ図柄をメダル払出図柄として、当該メダル払出図柄が
揃う条件を満たすか否かの抽選とされている。そして、
前記レギュラーボーナス制御手段は、前記抽選の結果、
リプレイフラグ(ここでいうリプレイフラグは通常遊技
中のものとは異なり、レギュラーボーナス用に新たに設
定されたものである。)が成立した場合には前記メダル
払出図柄以外の図柄が有効ライン上に揃わないように各
リール11,12,13を制御するものであり、しかも
メダル払出図柄が所定回数(例えば8回)揃った場合に
は前記所定の遊技回数(12回)に達していなくともレ
ギュラーボーナスゲームを終了させる。 【0096】制御装置51は、「ビッグボーナス抽選手
段」を備えている。ビッグボーナス抽選手段は、スター
ト検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミン
グによって、ビッグボーナス移行条件が成立したか否か
の抽選を行い、これによってビッグボーナス成立フラグ
の有無が決定される。 【0097】制御装置51は、「ビッグボーナス制御手
段」を備えている。ビッグボーナス制御手段は、通常遊
技中に、前記ビッグボーナスフラグが成立すると、各リ
ール11,12,13の停止時に、後述するビッグボー
ナス成立テーブルの内容を参照しつつ、一定の引き込み
停止制御を加えて半強制的に第1特別図柄(ビッグボー
ナス図柄)を有効ライン上に停止させる。そして、有効
ライン上にビッグボーナス図柄が停止することを条件
に、現状遊技状態である通常遊技からビッグボーナスゲ
ームに移行させ、その後、原則的には元の通常遊技状態
に復帰させるものである。 【0098】制御装置51は、「ビッグボーナス中抽選
手段」を備えている。ビッグボーナス中抽選手段は、ビ
ッグボーナス中にのみ有効化され、スタート検出センサ
61からの検出信号が入力されたタイミングによって、
小役図柄の抽選及びジャックインの抽選を行い、小役フ
ラグ及びジャックインフラグの成立の有無が決定され
る。そして、前記ビッグボーナス制御手段は、小役フラ
グの成立によって所定の小役図柄を有効ライン上に揃わ
せるべく小役成立テーブルを参照しつつ各リール11,
12,13を半強制的に引き込み停止制御する。ここ
で、既述のとおり、本実施の形態では、ビッグボーナス
中抽選手段によって、第1小役図柄及び第2小役図柄の
抽選も行っている。即ち、ビッグボーナス中抽選手段に
よって、ビッグボーナスゲーム中においては、「青7・
赤7・青7」図柄の組合せとしての第1小役図柄の抽選
や、「青7・BAR・青7」図柄の組合せとしての第2
小役図柄の抽選も行われる。第1小役図柄及び第2小役
図柄の抽選は、本実施の形態ではビッグボーナスゲーム
時のメダル獲得枚数を増大させるべく、高確率で成立す
るように設定されている。また、ビッグボーナス中抽選
手段は、ジャックインフラグの成立確率を1/10に設
定している。 【0099】また、前記ビッグボーナス制御手段は、前
記ジャックインフラグの成立によってジャックインさせ
るべく、リプレイ成立テーブルの内容を参照しつつ、各
リール11,12,13を半強制的に引き込み停止制御
する。ジャックインとは、ビッグボーナスゲーム中に上
記したレギュラーボーナスゲームと同様のゲームを実行
させる状態であり、具体的にはリプレイ図柄が揃うこと
によって生じる。従って、ジャックイン実行のためにビ
ッグボーナス制御手段は、ジャックイン図柄(リプレイ
図柄)を有効ライン上に揃わせるべく各リール11,1
2,13を半強制的に引き込み停止制御する。ジャック
インされると上記したレギュラーボーナスゲームと同様
のゲームが実行される。 【0100】ここで、ビッグボーナスゲームは、30回
の小役ゲームを消化するか、予め規定されたジャックイ
ン回数(例えば3回)を消化すると終了するようになっ
ている。なお、この場合、ジャックインゲームは1小役
ゲームとして計算されている。 【0101】制御装置51は、「リール制御手段」及び
「記憶手段」を備えている。リール制御手段は、記憶手
段の記憶内容に応じて各リール11,12,13を制御
するものであり、特に記憶手段に記憶された各種テーブ
ルの記憶内容に応じて各リール11,12,13の停止
位置を制御するものである。 【0102】記憶手段(ここではROMであるがRAM
であってもよい。)に記憶された各種テーブルとは、成
立した各種フラグに応じて個々に設定されたものであ
る。具体的には、例えば何らフラグが成立していない場
合にいずれの図柄をも有効ライン上に揃えないようにす
るための「外れテーブル」、小役フラグ(小役フラグに
はスイカ図柄、チェリー図柄等の各小役に対応したそれ
ぞれ異なるフラグが用意されている。)に対応して所定
の小役図柄を有効ライン上に揃えるための「小役成立テ
ーブル」(以下、特に第1小役図柄又は第2小役図柄の
テーブルについて言及する場合は「第1小役成立テーブ
ル」又は「第2小役成立テーブル」と称する)、エキス
トラフラグに対応して「ヒョウ」図柄を有効ライン上に
揃えるための「エキストラ表示成立テーブル」、リプレ
イフラグに対応してリプレイ図柄を有効ライン上に揃え
るための「リプレイ成立テーブル」、ビッグボーナスフ
ラグに対応して「青7」図柄又は「赤7」図柄を有効ラ
イン上に揃えるための「ビッグ成立テーブル」、レギュ
ラーボーナスフラグに対応して「BAR」図柄を有効ラ
イン上に揃えるための「レギュラー成立テーブル」等の
他、以上の成立図柄をどの有効ライン上に揃えるかを決
定するための「ラインテーブル」等である。 【0103】次いで、第2表示駆動回路85に関して、
それらの現実の構成自体に拘束されず、第2表示駆動回
路85を機能実現手段の集合体としてとらえて説明す
る。即ち、以下に説明する各種機能はCPUの制御下で
実現される機能であり、その制御プログラムはROM
(場合によってはRAM)の記憶内容に基づくものであ
り、その時々の必要なデータはRAMに一時的に記憶保
持されることとなるが、それらのプログラム上の要件等
については適宜のテーブル構成を採用する等で当業者が
なし得るものであるため、個々には説明しない。但し、
本実施形態の利点を把握するのに必要がある場合等につ
いては、適宜具体的な説明をする。 【0104】第2表示駆動回路85は、「表示対象記憶
手段」を備えている。「表示対象記憶手段」は具体的に
はROM又はRAM等によって実現されるものであり、
各補助表示装置K1〜K3(各表示部K1a〜K3c)
に表示すべき各種表示データが記憶されている。 【0105】第2表示駆動回路85は、「エキストラ表
示制御手段」を備えている。エキストラ表示制御手段
は、各補助表示装置K1〜K3(各表示部K1a〜K3
c)を表示制御するものである。 【0106】第2表示駆動回路85は、「表示対象抽選
手段」を備えている。表示対象抽選手段は、制御装置5
1からエキストラ制御信号が入力されたタイミングによ
って、いかなる表示対象を表示するかの抽選を行う。エ
キストラ表示制御手段は、表示対象抽選手段の抽選結果
に基づき、上記「ヒョウ」図柄が有効ライン上に揃って
停止された後、当該「ヒョウ」図柄に対応する各表示部
K1a〜K3cにおいて、各種表示対象を表示させる。 【0107】なお、上記表示対象の中には、メダルの払
出しに関連した絵図柄が含まれる。具体的には、各リー
ル11,12,13に付された各種図柄の代替図柄とな
る絵図柄が含まれる。例えば、エキストラ表示制御手段
は各表示部K1a〜K3cにおいて、「青7」図柄,
「赤7」図柄,「BAR」図柄,「リプレイ」図柄,
「スイカ」図柄,「チェリー」図柄にそれぞれ対応する
「青7」,「赤7」,「BAR」,「リプレイ」,「ス
イカ」,「チェリー」の各種絵図柄を表示させる。ま
た、エキストラ表示制御手段は、前記代替図柄とは異な
るものであって、メダルの払出しに関連した絵図柄(例
えば「ベル」の絵図柄等)を各表示部K1a〜K3cに
おいて表示させる。 【0108】エキストラ表示制御手段は、上記各補助表
示装置K1,K2,K3においてそれぞれ表示対象を表
示し、当該表示対象が前記代替図柄である場合には、当
該代替図柄に対応する図柄が成立する際の各種払出条件
が成立したものとみなし、制御装置51に対し各種図柄
が成立した旨の制御信号を出力するよう構成されてい
る。また、エキストラ表示制御手段は、表示された表示
対象が前記代替図柄とは異なるものであって、メダルの
払出しに関連した絵図柄を表示させた場合には、所定の
払出条件が成立したものとみなし、後述するように、表
示した絵図柄に応じた枚数のメダルを払い出すための払
出制御を行う。例えば「ベル」が表示された場合には8
枚のメダル払出が行われる。 【0109】第2表示駆動回路85は、「補助表示制御
手段」を備えている。補助表示制御手段は、各補助表示
装置K1〜K3(各表示部K1a〜K3c)を表示制御
するものであり、以下に説明する各種補助表示を実現す
る。なお、補助表示制御手段は、上記「ヒョウ」図柄の
少なくとも1つが有効ライン上に停止された後、当該
「ヒョウ」図柄に対応する位置の表示部K1a〜K3c
の少なくとも1つにおいて、前記各種補助表示を行うよ
うに構成されている。 【0110】例えば、補助表示制御手段は、リール1
1,12,13の少なくとも1つにおいて「ヒョウ」図
柄が有効ライン上に停止されるのに伴い、小役フラグ或
いはリプレイフラグの成立を報知する「ナビゲーション
表示」と、ビッグボーナスフラグ或いはレギュラーボー
ナスフラグの成立時に小役フラグ等の成立と思わせる報
知を行う「ナビゲーション外れ表示」とを行わせるよう
に、各補助表示装置K1〜K3(各表示部K1a〜K3
c)を表示制御する。なお、ナビゲーション表示とナビ
ゲーション外れ表示とは、当該各表示部K1a〜K3c
の表示内容のみから区別することはできず、各リール1
1,12,13の停止内容との関係から理解されるもの
である。 【0111】即ち、補助表示制御手段は、「ナビゲーシ
ョン表示」として、小役フラグ或いはリプレイフラグ成
立時には、そのゲームの終了前迄にフラグ成立に該当す
る小役又はリプレイ図柄に対応する絵図柄を表示部K1
a〜K3cの少なくとも1つに表示させ、遊技者に表示
された絵図柄に対応する図柄を停止させるように促すナ
ビゲーション的な機能を発揮させる。 【0112】一方、「ナビゲーション外れ表示」とし
て、ビッグボーナスフラグ或いはレギュラーボーナスフ
ラグ成立時には、本来フラグの成立していない小役或い
はリプレイ図柄に対応する絵図柄をそのゲームの終了前
迄に、表示部K1a〜K3cの少なくとも1つに表示さ
せ、同じく遊技者に表示された絵図柄に対応する図柄を
停止させるように促すナビゲーション的な機能を発揮さ
せるが、それら表示された絵図柄に対応する図柄は本来
フラグ成立していないのであるから実際にはその表示さ
れた絵図柄に対応する図柄が有効ライン上に揃うことは
ない点で上記ナビゲーション表示とは意味内容が異な
る。「ナビゲーション外れ表示」の演出は、遊技者にビ
ッグボーナスフラグ或いはレギュラーボーナスフラグの
成立を遊技者に発想させる処理に相当する。 【0113】前記補助表示制御手段は、上記「ナビゲー
ション外れ表示」の演出を行うか否かを決定するための
抽選を行っており、ビッグボーナスフラグ或いはレギュ
ラーボーナスフラグ成立時には、所定確率(例えば9/
10の確率)下で「ナビゲーション外れ表示」を行う旨
が選択されるようになっている。 【0114】また、補助表示制御手段は、リール11,
12,13の少なくとも1つにおいて、「ヒョウ」図柄
が有効ライン上に停止されるのに伴い、ビッグボーナス
フラグ又はレギュラーボーナスフラグの成立を報知する
「確定報知表示」を行わせるように、各補助表示装置K
1〜K3(各表示部K1a〜K3c)を表示制御する。
前記補助表示制御手段は、上記「確定報知表示」の演出
を行うか否かを決定するための抽選を行っており、ビッ
グボーナスフラグ或いはレギュラーボーナスフラグ成立
時には、所定確率(例えば1/10の確率)下で「確定
報知表示」を行う旨が選択されるようになっている。 【0115】次に、以上の構成からなるスロットマシン
1の作用につき、遊技方法を踏まえて説明する。 【0116】遊技の開始に際し、遊技者は、メダル投入
口31からメダルを投入するか、またはクレジット投入
スイッチ32〜34を操作することにより貯留記憶に基
づく仮想メダルを投入する。メダル投入口31に投入さ
れたメダルは投入メダル検出センサ65によって検出さ
れ、その検出信号を受けて制御装置51はメダルの投入
があったことを判断する。一方、クレジット投入スイッ
チ32〜34の操作はクレジット投入検出センサ66〜
68によって検出され、その検出信号を受けて制御装置
51は所定数の仮想メダルの投入があったことを判断す
る。 【0117】これらのメダル投入枚数に応じて制御装置
51はメダル投入枚数情報データをサブ基盤側へ出力
し、第1表示駆動回路82は有効ライン表示部21,2
2,23を点灯させる。ここで、1枚のメダル投入であ
れば有効ライン表示部21のみが点灯されて中央の横ラ
インのみが有効化され、2枚のメダル投入であれば有効
ライン表示部21,22が点灯されて中央及び上下の横
ラインが有効化され、3枚のメダル投入であれば全ての
有効ライン表示部21,22,23が点灯されて全ての
ラインが有効化されたことを報知する。なお、クレジッ
ト投入スイッチ32〜34の操作によるメダル投入の場
合には、制御装置51はクレジットされているメダルの
貯留記憶数をその分減算し、その減算値に応じた表示を
残数表示部38に行わせるように表示制御する。 【0118】少なくとも1ラインが有効化されている時
点で、遊技者がスタートレバー25を操作すると、その
操作がスタート検出センサ61によって検出され、その
検出信号を受けて制御装置51はスタートレバー25の
操作があったことを判断する。すると、制御装置51
は、全てのリール11,12,13を一斉(同時でもよ
いし所定の時間差を設けてもよい。)に回転させるべ
く、モータ駆動回路81を介して各リールモータ15,
16,17を駆動制御する。その結果、各リール11,
12,13は遊技者にとっては表面に付された図柄を目
視することが困難な程の速度で一方向に回転し、各表示
窓5,6,7を介して各図柄があたかも上から下へ向か
って可変表示されているかのように映し出される。 【0119】ところで、本実施の形態においては、1枚
ベット〜3枚ベット(マックスベット)のうち、1枚ベ
ット及び2枚ベットの場合と3枚ベット(マックスベッ
ト)の場合とで、スタートレバー25の操作に基づく制
御装置51の判断態様が異なるように構成されている。 【0120】即ち、現在、1枚ベット、2枚ベット、マ
ックスベットのいずれであるかを制御装置51が常に把
握しており、マックスベット時にはスタートレバー25
が操作されると、スタート検出センサ61がオン信号を
制御装置51に出力されることで、制御装置51におい
てスタートレバー25の操作が有効なものと判断され
る。その結果、全てのリール11,12,13が回転開
始される。 【0121】一方、1枚ベット又は2枚ベット時にはス
タートレバー25が単に操作されるだけではリール1
1,12,13は回転開始せず、スタートレバー25を
いわゆるダブルクリック操作した場合にはじめてリール
11,12,13が回転開始するようになっている。よ
り詳細に説明すると、スタートレバー25が1回操作さ
れるとスタート検出センサ61からはオン信号が制御装
置51に出力されるが、その後、更にスタートレバー2
5が所定の短時間(例えば1秒)以内に操作されてスタ
ート検出センサ61から再度オン信号が制御装置51に
出力された時点でスタートレバー25の操作が有効なも
のと判断され、この時点ではじめて全てのリール11,
12,13が回転開始される。即ち、制御装置51は1
枚ベット又は2枚ベット時には所定の短時間(例えば1
秒)以内にスタート検出センサ61から2回のオン信号
が出力されるか否かを判断し、その判断の結果、2回の
オン信号が出力された時点でスタート有効化処理を実行
するのである。 【0122】これにより、1枚ベット時又は2枚ベット
時に誤ってスタートレバー25を操作したとしても(誤
ってスタートレバー25に触れてしまっても)、その操
作は無効なものとされ、当り確率の低い1枚ベット又は
2枚ベットでの遊技が無駄に行われる事態を回避するこ
とができる。勿論、例えば残り1枚しかメダルが残って
いないという状況で遊技者が1枚ベットでの遊技を望む
場合には、スタートレバー25をいわゆるダブルクリッ
ク操作すればよいのであり、1又は2枚の残存メダルが
全くの無駄になることもない。 【0123】前記スタートレバー25の操作に基づく検
出信号が制御装置51に入力されたタイミングで、通常
遊技中では、小役抽選手段、エキストラ表示抽選手段、
リプレイゲーム抽選手段、レギュラーボーナス抽選手
段、ビッグボーナス抽選手段による各抽選が行われる。 【0124】小役抽選手段による抽選結果が、小役フラ
グ成立を意味する場合は、適宜の小役図柄を有効ライン
上に停止させ得る権利がそのゲームにおいてのみ与えら
れる。また、エキストラ表示抽選手段による抽選結果
が、エキストラフラグ成立を意味する場合は、適宜の
「ヒョウ」図柄を有効ライン上に停止させ得る権利がそ
のゲームにおいてのみ与えられる。また、リプレイゲー
ム抽選手段による抽選結果が、リプレイフラグ成立を意
味する場合は、リプレイゲームへ移行する権利がそのゲ
ームにおいてのみ与えられる。また、レギュラーボーナ
ス抽選手段による抽選結果がレギュラーボーナスフラグ
成立を意味する場合は、レギュラーボーナスゲームへ移
行する権利が与えられ、そのフラグはレギュラーボーナ
スゲームへ移行するまで保持される。また、ビッグボー
ナス抽選手段による抽選結果がビッグボーナスフラグ成
立を意味する場合は、ビッグボーナスゲームへ移行する
権利が与えられ、そのフラグはビッグボーナスゲームへ
移行するまで保持される。さらに、各抽選手段の抽選結
果が、いずれの条件成立をも意味しない場合には、いず
れのフラグもたたない。 【0125】以上の各抽選手段による抽選が終了した
後、遊技者がストップスイッチ27,28,29を任意
の順序で操作すると、その操作がそれぞれストップ検出
センサ62,63,64によって個別に検出され、各検
出信号を受けて制御装置51は各ストップスイッチ2
7,28,29の操作があったことを判断する。する
と、制御装置51は、操作された各ストップスイッチ2
7,28,29に対応したリール11,12,13を個
別に停止させるべく、モータ駆動回路81を介して各リ
ールモータ15,16,17を停止制御する。 【0126】これら各リール11,12,13の停止位
置は、上記各抽選手段による抽選結果である各成立フラ
グに基づき、制御装置51の記憶手段に記憶されている
前記各テーブルを参照して決定される。従って、有効ラ
インからリール回転方向手前の4図柄分までに成立フラ
グに対応した図柄が存在すれば、原則として、その図柄
が積極的に有効ライン上に引き込まれるような制御がな
されることとなり、リール停止タイミングが4図柄分手
前までの誤差であれば、その誤差を吸収することができ
る。その結果、遊技者が熟練していなくとも制御装置5
1によって成立フラグに応じた図柄を有効ライン上に極
力停止させることが可能となる。 【0127】各リール11,12,13の停止時におい
て、有効ライン上の停止図柄の組合せが予め定められた
所定の図柄の組合せである場合(識別情報が所定領域に
所定態様で停止表示された場合)、即ち小役図柄の組合
せ、リプレイ図柄の組合せ、第1特別図柄(ビッグボー
ナス図柄)の組合せ、第2特別図柄(レギュラーボーナ
ス図柄)の組合せである場合、制御装置51はサブ基盤
側の第1表示駆動回路82を介して各停止図柄の組合せ
に応じて払い出されるメダル数を獲得数表示部39に表
示させる。 【0128】制御装置51は、サブ基盤を介した獲得数
表示部39への表示と並行して、各停止図柄の組合せに
応じた数のメダルを遊技価値として払い出すための払出
制御を行う。かかるメダル払出は、制御装置51がホッ
パ駆動回路83を介してホッパ装置41を駆動すること
により、メダル排出口42から受皿43へ直接的に現実
のメダルとして払い出される。ただし、切換スイッチ3
6の操作を切換検出センサ69が検出し、制御装置51
がクレジットモードであると判断した場合において貯留
記憶できる最大値(50枚分)に達していない場合に
は、その分が直接ホッパ装置41を駆動することなく、
クレジットメダルとして貯留記憶される。この場合、制
御装置51はクレジットされているメダルの貯留記憶数
に今回獲得したメダル数分を加算し、その加算値に応じ
た表示を残数表示部38に行わせるようにサブ基盤を介
して表示制御する。勿論、この場合でも貯留記憶できる
最大値である50枚分を越えた分はホッパ装置41より
直接メダルが払い出される。なお、制御装置51は、有
効ライン上の停止図柄の組合せが「ヒョウ」図柄の組合
せであって、そこに表示された表示対象が上記代替図柄
である場合には、その代替図柄に対応する図柄の組合せ
である場合と同様に、上記各種処理を実行する。 【0129】一方、エキストラ表示制御手段は、前記代
替図柄とは異なるものであって、メダルの払出しに関連
した絵図柄を表示部K1a〜K3cに表示した場合に
は、各絵図柄の組合せに応じた数のメダルを遊技価値と
して払い出すための払出制御を行う。かかるメダル払出
は、上記制御装置51が行う場合と同様に、ホッパ駆動
回路83を介してホッパ装置41を駆動することにより
行われる。これとともに、エキストラ表示制御手段は第
1表示駆動回路82を介して払い出されるメダル数を獲
得数表示部39に表示させる(図7参照)。 【0130】そして、制御装置51は、各種図柄が有効
ライン上に揃った場合(識別情報が所定領域に所定態様
で停止表示された場合)、上記同様に代替図柄が有効ラ
イン上に揃った場合も含めて、以下の各種処理を実行す
る。 【0131】有効ライン上に揃った図柄が小役図柄或い
は何ら払出のない図柄の組合せである場合には、通常遊
技が続行される。一方、有効ライン上に揃った図柄の組
合せがリプレイ図柄の組合せである場合にはリプレイゲ
ーム制御手段によって次回のゲームを無償で行うことが
できるリプレイゲームが実行される。また、有効ライン
上に揃った図柄の組合せがレギュラーボーナス図柄の組
合せである場合にはレギュラーボーナス制御手段によっ
てレギュラーボーナスゲームが実行される。また、有効
ライン上に揃った図柄の組合せがビッグボーナス図柄の
組合せである場合にはビッグボーナス制御手段によって
ビッグボーナスゲームが実行される。すなわち、所定領
域としての有効ライン上に停止された図柄が特定図柄
(第1特別図柄としての「青7」図柄或いは「赤7」図
柄又は第2特別図柄としての「BAR」図柄)である場
合には特定遊技状態としてのビッグボーナスゲーム又は
レギュラーボーナスゲームが付与される。 【0132】なお、小役図柄が有効ライン上に揃った場
合、制御装置51は、第1表示駆動回路82を介して小
役報知部48を表示制御して小役成立を表示報知すると
ともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を
駆動制御して小役成立を音声報知する。また、リプレイ
図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、第
1表示駆動回路82を介してリプレイ報知部47を表示
制御してリプレイゲームへの移行を表示報知するととも
に、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動
制御してリプレイゲームへの移行を音声報知する。 【0133】また、レギュラーボーナス図柄が有効ライ
ン上に揃った場合、制御装置51は、第1表示駆動回路
82を介してレギュラー報知部46を表示制御してレギ
ュラーボーナスゲームへの移行を表示報知するととも
に、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動
制御してレギュラーボーナスゲームへの移行を音声報知
する。 【0134】また、ビッグボーナス図柄が有効ライン上
に揃った場合、制御装置51は、第1表示駆動回路82
を介してビッグ報知部45を表示制御してビッグボーナ
スゲームへの移行を表示報知するとともに、スピーカ駆
動回路84を介してスピーカ50を駆動制御してビッグ
ボーナスゲームへの移行を音声報知する。 【0135】一方、「ヒョウ」図柄が有効ライン上に揃
い、そこに表示された表示対象が代替図柄とは異なるも
のであって、メダルの払出しに関連した絵図柄(本実施
形態においては「ベル」絵図柄)である場合、エキスト
ラ表示制御手段は制御装置51に対し前記絵図柄が成立
した旨の制御信号を出力する。そして、制御装置51
は、この絵図柄の成立を小役成立とみなし、第1表示駆
動回路82を介して小役報知部48を表示制御して前記
絵図柄の成立を表示報知するとともに、スピーカ駆動回
路84を介してスピーカ50を駆動制御して前記絵図柄
の成立を音声報知する。 【0136】これらスピーカ50による音声報知は、遊
技者への遊技価値返還による利益が大きいもの程大袈裟
なもの(音量を大きくしたり、トーンを高くしたり、リ
ズムを変化させる等)とすることが好ましい。各報知部
45〜48の表示態様についても同様であり、例えばビ
ッグボーナスゲームではめまぐるしく点滅させる等のよ
うに表示態様を変化させることによって、得られる利益
の大きさを遊技者に推し量らせることができる。 【0137】次いで、本実施の形態におけるビッグボー
ナスゲームの制御及び遊技の進行について説明すると、
ビッグボーナスフラグの成立後、遊技者の操作或いは所
定時間の経過に基づき各リール11,12,13が停止
され、有効ライン上にビッグボーナス図柄が停止される
と、ビッグボーナスゲームに突入する。 【0138】ビッグボーナスゲームに突入すると、ビッ
グボーナス制御手段は、小役ゲーム数の最大値を30ゲ
ームとして小役ゲームを進行させ、ジャックインゲーム
が3回終了すると途中で強制的にビッグボーナスゲーム
を終了させる。なお、上述のとおり、ビッグボーナス中
抽選手段はジャックインフラグの成立確率を1/10に
設定しているが、この設定によればジャックインフラグ
は10ゲームにつき1回程度の割合で成立することが期
待される。 【0139】さて、ここで補助表示装置K1〜K3のエ
キストラ表示と関連する部分について説明する。 【0140】エキストラ表示制御手段にエキストラ制御
信号が入力され、表示対象の抽選が行われると、エキス
トラ表示制御手段は表示対象記憶手段の記憶内容をもと
にその抽選結果に基づいた表示対象を抽出し、表示部K
1a〜K3cに表示させる。かかる表示は、上述したよ
うに「ヒョウ」図柄が有効ライン上に停止されることに
応答して行われる。即ち、遊技者がストップスイッチ2
7〜29を操作し、各リール11,12,13における
「ヒョウ」図柄が有効ライン上に停止された後に、当該
「ヒョウ」図柄の停止位置に対応する表示部K1a〜K
3cに所定の表示対象が表示されることとなり、当該有
効ライン上にその表示対象が揃って停止したこととな
る。 【0141】例えば、図8に示すように、「リプレイ」
絵図柄が抽出された場合には、当該「リプレイ」絵図柄
が「ヒョウ」図柄に対応する位置の表示部K1a〜K3
cに表示される。図8では中央ライン上に対応する位置
に設けられた各表示部K1b,K2b,K3b(図4参
照)において、「リプレイ」絵図柄が表示され、その透
過光が視認窓部S1を介して遊技者に視認される。ここ
で、エキストラ表示制御手段は、実際の「リプレイ」図
柄が成立する際の各種払出条件が成立したものとみな
し、制御装置51に対し「リプレイ」図柄が成立した旨
の制御信号を出力する。そして、制御装置51は「リプ
レイ」図柄に対応する上記各種制御を実行する。従っ
て、「リプレイ」図柄が成立した場合と同様に、遊技者
は次回の遊技を無償で行うことができることとなる。 【0142】また、図9に示すように、「ベル」絵図柄
が抽出された場合には、当該「ベル」絵図柄が「ヒョ
ウ」図柄に対応する位置の表示部K1a〜K3cに表示
される。図9では中央ライン上に対応する位置に設けら
れた各表示部K1b,K2b,K3b(図4参照)にお
いて、「ベル」絵図柄が表示され、その透過光が視認窓
部S1を介して遊技者に視認される。ここで、エキスト
ラ表示制御手段は、「ベル」絵図柄が代替図柄とは異な
るものであって、メダルの払出しに関連した絵図柄であ
るため、所定の払出条件が成立したものとみなし、「ベ
ル」絵図柄に応じた枚数(本実施の形態では8枚)のメ
ダルを払い出すための上記払出制御を行う。これととも
に、第1表示駆動回路82を介して払い出されるメダル
数を獲得数表示部39に表示させる。 【0143】また、図10に示すように、「青7」絵図
柄が抽出された場合には、当該「青7」絵図柄が「ヒョ
ウ」図柄に対応する位置の表示部K1a〜K3cに表示
される。図10では中央ライン上に対応する位置に設け
られた各表示部K1b,K2b,K3b(図4参照)に
おいて、「青7」絵図柄が表示され、その透過光が視認
窓部S1を介して遊技者に視認される。ここで、エキス
トラ表示制御手段は、実際の「青7」図柄が成立する場
合と同じ条件が成立したとみなし、制御装置51に対し
「青7」図柄が成立した旨の制御信号を出力する。そし
て、制御装置51は「青7」図柄に対応する上記各種制
御を実行する。従って、ビッグボーナスゲームに関する
各種制御が行われる。 【0144】また、図11に示すように、メダルの払出
しに関連しない表示対象が抽出された場合には、当該表
示対象が「ヒョウ」図柄に対応する位置の表示部K1a
〜K3cに表示される。図11では中央ライン上に対応
する位置に設けられた各表示部K1b,K2b,K3b
(図4参照)において、「×」記号が表示され、その透
過光が視認窓部S1を介して遊技者に視認される。ここ
で、エキストラ表示制御手段は、次なる制御を何ら行う
ことなく、エキストラ表示を終了する。 【0145】次いで、補助表示装置K1〜K3のナビゲ
ーション表示演出、ナビゲーション外れ表示演出、及
び、確定報知演出と関連する部分について説明する。 【0146】まず、「ナビゲーション表示」演出につい
て説明すると、小役フラグ或いはリプレイフラグ成立時
に、前記補助表示制御手段は表示対象記憶手段の記憶内
容をもとにその成立フラグに相対する絵図柄を抽出し、
表示部K1a〜K3cの少なくとも1つに表示させる。
かかる表示は、「ヒョウ」図柄が有効ライン上に停止さ
れることに応答して行われる。即ち、遊技者がストップ
スイッチ27〜29を操作し、リール11,12,13
の少なくとも1つにおいて、「ヒョウ」図柄が有効ライ
ン上に停止された後に、当該「ヒョウ」図柄の停止位置
に対応する表示部K1a〜K3cに所定の絵図柄が表示
されることとなり、遊技者はその絵図柄を参照すること
で、今回のゲームで成立し得る図柄を把握することがで
きる。例えば、リプレイフラグが成立している場合に
は、「リプレイ」絵図柄を、停止された「ヒョウ」図柄
に対応する位置の表示部K1a〜K3cに表示させる。
図12では左リール11の中央ライン上に対応する位置
に設けられた表示部K1bにおいて、「リプレイ」絵図
柄が表示され、その透過光が視認窓部S1を介して遊技
者に視認される。 【0147】この「リプレイ」絵図柄を表示部K1a〜
K3cのいずれかに表示した状態について説明すると、
図12に示すように、リプレイゲーム制御手段は、リプ
レイフラグの成立に応答して、記憶手段のリプレイ成立
テーブルを参照しつつストップスイッチ27〜29の操
作に応答して、リプレイ図柄を所定の有効ライン(図1
2では右上がりライン)に停止させる。 【0148】従って、遊技者は、表示部K1a〜K3c
のいずれかにおける表示内容と実際に各リール11,1
2,13停止時の有効ライン上の成立図柄とが対応して
いることを知ることができる。 【0149】次に、「ナビゲーション外れ表示」演出に
ついて説明すると、ビッグボーナスフラグ或いはレギュ
ラーボーナスフラグ成立時に、補助表示制御手段は表示
対象記憶手段の記憶内容をもとにその成立フラグに相対
する絵図柄を抽出するのではなく、これら絵図柄とは別
の小役或いは「リプレイ」絵図柄を抽出し、表示部K1
a〜K3cの少なくとも1つに表示させる。かかる表示
は、「ナビゲーション表示」演出の場合と同様、「ヒョ
ウ」図柄が有効ライン上に停止されることに応答して行
われる。即ち、遊技者がストップスイッチ27〜29を
操作し、リール11,12,13の少なくとも1つにお
いて、「ヒョウ」図柄が有効ライン上に停止された後
に、当該「ヒョウ」図柄の停止位置に対応する表示部K
1a〜K3cに所定の絵図柄が表示される。例えば、補
助表示制御手段が「リプレイ」絵図柄を抽出した場合に
は、「リプレイ」絵図柄を、停止された「ヒョウ」図柄
に対応する位置の表示部K1a〜K3cに表示させる。
従って、表示部K1a〜K3cに絵図柄表示がなされた
時点では遊技者はナビゲーション表示なのかナビゲーシ
ョン外れ表示なのかは理解できないので、もしも表示絵
図柄に対応する小役等の図柄が有効ライン上に揃えばナ
ビゲーション表示演出であったことが事後的に判断で
き、表示された絵図柄に対応する小役等の図柄が有効ラ
イン上に揃わなければナビゲーション外れ表示演出であ
ったことが事後的に判断できる。 【0150】ここで、ナビゲーション外れ表示演出を行
う場合には、表示部K1a〜K3cにて表示されている
絵図柄を強制的にテンパイさせるための処理を行い、本
来フラグ成立しているビッグボーナス図柄等を揃わせな
いようにすることが好ましい。具体的には、図13に示
すように、ビッグボーナスフラグが成立した状態で例え
ば「リプレイ」絵図柄が表示部K1bに表示されている
とき、リール制御手段はリプレイ成立テーブルを参照し
て、第2番目のリール12を、有効ライン上にリプレイ
図柄がテンパイするように停止させ、第3番目即ち最後
のリール13が停止するときは、別途記憶手段に記憶さ
れたテンパイ外れテーブルを参照する等して、図13に
示すように、最後に停止する右リール13には右上がり
ライン上にリプレイ図柄が停止することがなく、テンパ
イ外れ目となるようにすることが好ましい。このよう
に、2つのリール11,12を停止させた状況では、未
だナビゲーション表示演出なのかナビゲーション外れ表
示演出なのかが判然とせず、最後のリールが停止した時
点で図13のように「リプレイ」図柄が外れることで初
めてナビゲーション外れ表示演出であったことがわか
り、遊技者に対しナビゲーション外れ表示演出の面白味
を強調することができ、遊技の興趣が高まる。 【0151】以上のナビゲーション表示及びナビゲーシ
ョン外れ表示演出については、「リプレイ」図柄とビッ
グボーナスフラグとの関係について説明したが、各表示
部K1a〜K3cに他の表示絵図柄、例えば小役絵図柄
が表示される場合もあり、またレギュラーボーナスフラ
グ成立時にも同様の演出が可能であることはいうまでも
ない。 【0152】また、「確定報知表示」演出について説明
すると、ビッグボーナスフラグ或いはレギュラーボーナ
スフラグ成立時に、補助表示制御手段は表示対象記憶手
段の記憶内容をもとに、所定の絵図柄や文字等を抽出
し、表示部K1a〜K3cの少なくとも1つに表示させ
る。かかる表示は、「ナビゲーション表示」演出や「ナ
ビゲーション外れ表示」演出の場合と同様、「ヒョウ」
図柄が有効ライン上に停止されることに応答して行われ
る。即ち、遊技者がストップスイッチ27〜29を操作
し、リール11,12,13の少なくとも1つにおい
て、「ヒョウ」図柄が有効ライン上に停止された後に、
当該「ヒョウ」図柄の停止位置に対応する表示部K1a
〜K3cに所定の絵図柄や文字等が表示される。例え
ば、ビッグボーナスフラグが成立している場合には、
「BIG」という文字を、停止された「ヒョウ」図柄に
対応する位置の表示部K1a〜K3cに表示させる。図
14では左リール11の中央ライン上に対応する位置に
設けられた表示部K1bにおいて「BIG」という文字
が表示され、その文字が視認領域S1を介して遊技者に
視認される。ここで、確定報知表示演出を行う場合に
は、引き込み停止制御を加えて半強制的に「ヒョウ」図
柄を有効ライン上に停止させる処理を行わせることが好
ましい。 【0153】また、前記「確定報知表示」演出とは異な
る他の「確定報知演出」を行うようにしてもよい。例え
ば、「確定報知演出」の1つとして、ビッグボーナスフ
ラグが成立している場合に、図15に示すように、各リ
ール11,12,13における「ヒョウ」図柄を引き込
み停止制御を加えて半強制的に所定の有効ライン上に停
止させ、各「ヒョウ」図柄に対応する位置の表示部K1
a〜K3cに所定の絵図柄や文字等を表示させるように
してもよい。なお、このとき「ヒョウ」図柄はいずれの
有効ライン上においても停止可能なように構成されてい
る。すなわち、視認窓部S1がいずれの有効ライン上に
おいても停止可能なように構成されている。図15で
は、各リール11,12,13において中央ライン上に
「ヒョウ」図柄が停止されており、当該各「ヒョウ」図
柄に対応する位置の表示部K1b,K2b,K3bにお
いて「GO」の文字が表示されている。この「確定報知
表示」演出では、上記「確定報知演出」とは異なり、所
定の有効ライン上に並んだ全ての「ヒョウ」図柄に対応
する表示部K1a〜K3cにおいて「GO」が表示され
なければ、当該「確定報知表示」は成立しない構成とな
っている。つまり、リール11,12の「ヒョウ」図柄
に対応する表示部K1a〜K3cにおいて「GO」が表
示され、リール13の「ヒョウ」図柄に対応する表示部
K1a〜K3cにおいて「GO」が表示されていなけれ
ば、ビッグボーナスフラグが成立していないこととな
る。このように、2つのリール11,12を停止させた
状況では、未だ「確定報知表示」演出なのか否かが判然
とせず、最後のリールが停止した時点で「ヒョウ」図柄
の視認窓部S1に何も表示されないことで初めてビッグ
ボーナスフラグが成立していないことがわかり、遊技者
に対し「確定報知表示」演出の面白味を強調することが
でき、遊技の興趣が高まる。 【0154】以上詳述したように、エキストラ表示制御
手段(サブ基盤)は、表示対象抽選手段の抽選結果に基
づき、前記代替図柄となる絵図柄を一有効ライン上に並
べて表示した場合には、制御装置51に対し各種絵図柄
が成立した旨の制御信号を出力し、制御装置51は前記
絵図柄に対応する図柄に関連する払出制御を行う。前記
代替図柄とは異なるものであって、メダル払出に関連し
た絵図柄(「ベル」絵図柄)が表示された場合には、エ
キストラ表示制御手段は当該絵図柄に関連する払出制御
を行う。つまり、リール11,12,13に付された図
柄が有効ライン上に揃って停止される場合のみならず、
所定の表示対象が有効ライン上に揃って表示される場合
にもメダルの払出が行われるため、メダル払出に関連す
る演出の多様化が図られ、遊技者にとっての興趣の向上
を図ることができる。さらに、上記各種ゲームの抽選や
メダル払出に関する制御等をすべて制御装置51に任せ
ずに、第2表示駆動回路においても行われるように構成
されているため、制御装置51に多大な処理負担をかけ
ることなく、多様な演出等の各種処理を行うことができ
る。また、サブ基板側においてメダルの払出しに関連し
た抽選を行うことにに基づいた新たな遊技性も生まれ、
遊技形態のバリエーションや演出等の多様化を図ること
もできる。 【0155】また、各リール11,12,13の内周側
に補助表示装置K1〜K3(表示部K1a〜K3c)を
備え、所定条件の成立に基づき、遊技者はそこに表示さ
れる表示対象を視認することができる。従って、各リー
ル11,12,13の表示制御と各補助表示装置K1〜
K3の表示制御とを組み合わせることにより、さらなる
表示内容の多様化及び表示演出の重厚化を実現でき、表
示形態に豊富なバリエーションをもたせることが可能と
なる。また、表示対象が各リール11,12,13と離
れた位置に設けられた表示部に表示される場合に比べ
て、遊技者は表示対象を視認しやすくなる。 【0156】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。 【0157】(a)上記エキストラ表示を、ビッグボー
ナスフラグ等が成立した際の代替的な演出や確定報知表
示演出等として行うようにしてもよい。例えば、ビッグ
ボーナスフラグが成立した際に、各リール11,12,
13における「ヒョウ」図柄を半強制的に引き込み有効
ライン上に並べて停止させる制御を行い、当該各「ヒョ
ウ」図柄の停止位置に対応する各表示部K1a〜K3c
において「青7」又は「赤7」の絵図柄を表示するよう
にしてもよい。 【0158】(b)上記実施の形態では、「ベル」絵図
柄が表示される場合にのみ、エキストラ表示制御手段
(第2表示駆動回路85)が払出制御を行うように構成
されている。これに限らず、上記代替図柄に関連する払
出制御も、エキストラ表示制御手段(第2表示駆動回路
85)が単独で、又は、制御装置51と協調して行うよ
うに構成してもよい。 【0159】(c)上記「エキストラ表示制御手段」や
「表示対象抽選手段」等を第2表示駆動回路85とは別
に設けた構成としてもよい。また、サブ基盤を第2特定
制御手段としてとらえず、第2表示駆動回路85のみを
第2特定制御手段としてとらえてもよい。 【0160】(d)上記「エキストラ表示」,「ナビゲ
ーション表示」演出等のみならず、「ヒョウ」図柄が各
種図柄の代替的な図柄いわゆるオールマイティ図柄とし
ての機能を果たす演出を行う構成としてもよい。例え
ば、リプレイフラグが成立した際に、左・中リール1
1,12において「リプレイ」図柄が有効ライン上に並
んで停止された状態で、右リール13において「リプレ
イ」図柄の代わりに「ヒョウ」図柄を半強制的に引き込
み前記有効ライン上に並べて停止させる制御を行い、前
記「ヒョウ」図柄の停止位置に対応する表示部K1a〜
K3cにおいて「リプレイ」絵図柄を表示するようにし
てもよい。このように一有効ライン上に同種の組合せと
なる表示対象と図柄とが並んで表示されると、表示対象
と図柄とがそれぞれ別個に並んで表示される場合に比べ
て、さらなる表示内容の多様化を図ることができる。 【0161】(e)上記実施の形態では、各補助表示装
置K1〜K3には3つの対象表示手段(表示部K1a〜
K3c)が設けられている。対象表示手段(表示部)の
数はこれに限られることなく、例えば各リール11,1
2,13に対して表示部が1つ若しくは2つ又は4つ以
上の補助表示装置を設けてもよい。 【0162】(f)各リール11,12,13に代え
て、ベルト等によって回転体が構成されてもよい。 【0163】(g)視認窓部S1に代えて、透明或いは
半透明の窓部を採用してもよい。また、視認窓部S1に
外周側からの光を反射させ、内周側からの光を透過させ
る加工が施す代わりに、「スリット状」、「ドット状」
や「メッシュ状」等の複数の孔を形成して、表示対象が
適宜視認されるよう構成してもよい。また、視認領域と
して図柄の一部が切欠かれた開口窓部を採用してもよ
い。このとき、対象表示手段として、電気的表示手段に
代えて機械式の表示手段を採用してもよい。 【0164】(h)フロントパネル3における各リール
11,12,13の配設位置の上側部や左右側部等に側
部表示手段例えばドットマトリックス表示器、液晶表示
器やサブリール等を設け、当該側部表示部において、リ
ール11,12,13及び上記対象表示手段における各
種演出と関連させた演出を行うようにしてもよい。この
ようにすれば、さらなる表示内容の多様化及び表示演出
の重厚化を図ることができる。 【0165】(i)上記実施の形態では、視認領域とし
ての視認窓部S1を「ヒョウ」図柄の一部として構成し
ているが、これに限らず、図柄から離間した位置に視認
領域を設ける構成としてもよい。 【0166】(j)各リール11,12,13の図柄と
しては、絵、数字、文字等に限らず、幾何学的な線や図
形等であってもよい。また、光や色等によって図柄を構
成することも可能であるし、立体的形状等によっても図
柄を構成し得るし、これらを複合したものであっても図
柄を構成し得る。即ち、図柄は識別性を有した情報(識
別情報)としての機能を有するものであればよい。 【0167】(k)上記「エキストラ表示」,「ナビゲ
ーション表示」演出等は、「ヒョウ」図柄が有効ライン
上に停止されることに応答して行われている。これに限
らず、各リール11,12,13が停止する前段階にお
いて、上記表示対象を表示させ、当該表示対象を、移動
する「ヒョウ」図柄(視認窓部S1)を介して遊技者に
視認させるようにしてもよい。 【0168】(l)各リール11,12,13上の連続
した複数の図柄にそれぞれ視認窓部S1を設けるように
してもよい。例えば上記「ヒョウ」図柄が3つ連続して
付された図柄配列のリールを採用してもよい。このよう
にすれば、1つのリールにおいて同時に複数の表示対象
を表示することが可能となり、さらなる表示形態の多様
化を図ることができる。また、「ヒョウ」図柄とは別
に、又は、「ヒョウ」図柄に代えて、視認領域としての
視認窓部の画定された図柄として、リールの周方向にお
ける長さが上記各種図柄が複数個付される範囲に渡った
長さとなる図柄を採用するとともに、前記視認窓部の長
さが少なくとも1つの前記各種図柄が付される領域の長
さより長くなるように構成してもよい。例えば、左リー
ル11に、表示窓5のほぼ全域をしめるように停止表示
可能な図柄として、リールの周方向の長さが通常の図柄
3つ分と同等の長さとなる図柄が付され、その図柄に設
けられる1つの視認窓部を介して、遊技者が補助表示装
置K1の3つの表示部K1a〜K1cに表示される複数
の表示対象を同時に視認できるようにしてもよい。視認
窓部が複数の図柄に渡って設けられていることとしても
よい。上記「ヒョウ」図柄が各リール11,12,13
の回転方向に沿って所定間隔おきに設けられていること
としてもよい。つまり、リール11,12,13におけ
る図柄の配列構成を、リール11,12,13の回転中
において遊技者が表示対象を視認可能となるような図柄
の配列構成としてもよい。このようにすれば、前記視認
窓部を比較的大きなものとすることができ、遊技者に対
して表示対象をより見やすくさせることができる。な
お、前記「少なくとも1つの前記各種図柄が付される領
域の長さより長くなる」長さには、「前記各種図柄が複
数個付される範囲に渡った長さ」が含まれる。 【0169】(m)遊技機として回胴式遊技機、特にス
ロットマシン1について具体化した例を示したが、メダ
ルの消費を抑えてゲームを進行し得るチャンスゲーム機
能等の各種付加価値を設けたスロットマシンに具体化し
てもよい。また、リール等の回転体を有するパチンコ機
に具体化してもよい。また、スロットマシンとパチンコ
機とを融合した形式の遊技機に適用してもよい。即ち、
スロットマシンのうち、メダル投入及びメダル払出機能
に代えて、パチンコ機のような球投入及び球払出機能を
もたせた遊技機としてもよい。かかる遊技機をスロット
マシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊
技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機と
スロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにお
いてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱
による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問
題を解消し得る。 【0170】(n)上記実施の形態に限らず、エキスト
ラ表示制御手段とは別に、補助表示装置K1〜K3(表
示部K1a〜K3c)における表示態様を判定する判定
手段としての判定制御回路を設け、当該判定制御回路
が、メダル払出に関連した絵図柄(「ベル」絵図柄)が
表示されている旨を判定した場合には、メダル払出に関
する制御信号をホッパ駆動回路83へ出力して、払出制
御を実行させるようにしてもよい。なお、判定制御回路
は、サブ基板の一部として構成されてもよいが、この場
合、第2特定制御手段には含まれないものとする。 【0171】(o)上記実施の形態においては、残数表
示部38において仮想的な遊技価値としての貯留記憶さ
れたメダル数を表示させる第1表示駆動回路82、及
び、現実の遊技価値としてのメダルを払い出すホッパ装
置41を駆動させるホッパ駆動回路83によって遊技価
値付与手段が構成されている。これに限らず、第1表示
駆動回路82やホッパ駆動回路83等を遊技価値付与を
実行する付与実行手段とし、当該付与実行手段を制御可
能な付与制御手段としての付与制御回路を別途設け、当
該付与実行手段及び付与制御回路によって遊技価値付与
手段が構成されることとしてもよい。この場合、前記付
与制御回路が、前記遊技価値付与(メダル払出)に関す
る制御信号を制御装置51や第2表示駆動回路85等に
から入力可能に構成され、前記制御信号を入力した場合
には、前記付与実行手段に遊技価値付与(メダル払出)
を実行させる。 【0172】(p)上記実施の形態では、補助表示装置
K1〜K3(表示部K1a〜K3c)に「リプレイ」絵
図柄や「青7」絵図柄が成立した場合、第2表示駆動回
路85から一旦制御装置51に対し「リプレイ」図柄や
「青7」図柄が成立した旨の制御信号が出力され、制御
装置51からホッパ駆動回路83へ払出制御信号が出力
される。このように、単に上記制御だけを行うのであれ
ば、図7に示すように、第2表示制御駆動回路85から
ホッパ駆動回路83へ払出制御信号を送信する構成とす
る必要はない。従って、第2表示制御駆動回路85から
ホッパ駆動回路83へと直接的に払出制御信号が出力さ
れず、制御装置51からのみホッパ駆動回路83へ払出
制御信号が出力される構成としてもよい。なお、この場
合、代替図柄とは異なる「ベル」絵図柄が成立した場合
には、制御装置51を介してホッパ駆動回路83へ払出
制御信号が出力されることとなる。 【0173】(q)上記実施の形態では、補助表示装置
K1〜K3(表示部K1a〜K3c)に「ベル」絵図柄
が成立した場合、第2表示駆動回路85から直接ホッパ
駆動回路83へ払出制御信号が出力される。このよう
に、単に上記制御だけを行うのであれば、図7に示すよ
うに、第2表示制御駆動回路85から制御装置51へ図
柄成立に関する制御信号を出力する必要はない。従っ
て、第2表示制御駆動回路85から制御装置51へ上記
制御信号が出力されない構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるスロットマシンの正面
図。 【図2】スロットマシンの左側面図。 【図3】各リールの図柄配列を示す説明図。 【図4】補助表示装置及びその表示部の構成を説明する
説明図。 【図5】補助表示装置及びその表示部の構成を説明する
説明図。 【図6】リール部分の一部拡大図。 【図7】スロットマシンのブロック回路図。 【図8】エキストラ表示の一例を説明する説明図。 【図9】エキストラ表示の一例を説明する説明図。 【図10】エキストラ表示の一例を説明する説明図。 【図11】エキストラ表示の一例を説明する説明図。 【図12】ナビゲーション表示の一例を説明する説明
図。 【図13】ナビゲーション外れ表示の一例を説明する説
明図。 【図14】確定報知表示演出の一例を説明する説明図。 【図15】確定報知表示演出の一例を説明する説明図。 【符号の説明】 1…遊技機としての回胴式遊技機たるスロットマシン、
2…マシン本体、3…フロントパネル、5,6,7…表
示窓、11…可変表示手段を構成する回転体としての左
リール、12…可変表示手段を構成する回転体としての
中リール、13…可変表示手段を構成する回転体として
の右リール、15…可変表示手段を構成する左リールモ
ータ、16…可変表示手段を構成する中リールモータ、
17…可変表示手段を構成する右リールモータ、21,
22,23…有効ライン表示部、25…始動操作手段と
してのスタートレバー、27,28,29…停止操作手
段としてのストップスイッチ、31…入力手段としての
メダル投入口、32,33,34…入力手段としてのク
レジット投入スイッチ、36…切換スイッチ、38…残
数表示部、39…獲得数表示部、41…出力手段として
のホッパ装置、45…報知手段又は表示報知手段として
のビッグ報知部、46…表示報知手段としてのレギュラ
ー報知部、47…表示報知手段としてのリプレイ報知
部、48…表示報知手段としての小役報知部、51…各
種制御手段(リール制御手段),第1特定制御手段を構
成する制御装置、61…始動操作検出手段としてのスタ
ート検出センサ、62,63,64…停止操作検出手段
としてのストップ検出センサ、65…入力検出手段とし
ての投入メダル検出センサ、66,67,68…入力検
出手段としてのクレジット投入検出センサ、69…切換
検出センサ、71,72,73…リール位置検出手段と
してのリール位置検出センサ、74…出力検出手段とし
てのホッパ検出センサ、82…遊技価値付与手段を構成
する第1表示駆動回路、83…遊技価値付与手段を構成
するホッパ駆動回路、85…第2特定制御手段,表示対
象記憶手段,表示対象抽選手段を構成する第2表示駆動
回路85、86…発光手段としての外発光部材、K1〜
K3…補助表示装置、K1a〜K3c…対象表示手段を
構成する表示部、S1…視認領域としての視認窓部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数種の識別情報を可変表示可能な可変
    表示手段と、 前記可変表示手段を表示制御可能な第1特定制御手段と
    を備え、 前記第1特定制御手段が、所定領域に所定態様で停止表
    示する又は停止表示可能となる識別情報を各種抽選手段
    の抽選結果に基づき決定し、当該識別情報を前記可変表
    示手段に停止表示可能にするよう構成され、 少なくとも識別情報が前記所定領域に所定態様で停止表
    示された場合に、遊技者に遊技価値を付与可能な遊技価
    値付与手段を備えた遊技機において、 前記第1特定制御手段が、前記少なくとも識別情報が所
    定領域に所定態様で停止表示された場合に、遊技価値付
    与に関する制御信号を前記遊技価値付与手段へ出力し、
    当該遊技価値付与手段に遊技価値付与を実行させるよう
    に構成され、 さらに前記可変表示手段の表示制御に関連して複数種の
    表示対象を可変表示可能な少なくとも1つの対象表示手
    段と、 前記対象表示手段を表示制御可能な第2特定制御手段と
    を備え、 前記第2特定制御手段が、前記対象表示手段において表
    示する表示対象を抽選し、当該表示対象を前記対象表示
    手段に表示可能にするよう構成され、 前記第2特定制御手段は、前記表示対象が特定態様で表
    示された場合に、遊技価値付与に関する制御信号を前記
    遊技価値付与手段へ出力して、当該遊技価値付与手段に
    遊技価値付与を実行させるようにしたことを特徴とする
    遊技機。
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