JPH0663205A - ゴルフ練習機 - Google Patents

ゴルフ練習機

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Publication number
JPH0663205A
JPH0663205A JP22245892A JP22245892A JPH0663205A JP H0663205 A JPH0663205 A JP H0663205A JP 22245892 A JP22245892 A JP 22245892A JP 22245892 A JP22245892 A JP 22245892A JP H0663205 A JPH0663205 A JP H0663205A
Authority
JP
Japan
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swing
ball
data
load
detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP22245892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kashiyuu
政幸 加洲
Akira Hiwatari
章 樋渡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0663205A publication Critical patent/JPH0663205A/ja
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被験者の適正なスイング動作におけるスイン
グデータのみを表示装置に表示させて、効果的に練習で
きるゴルフ練習機を提供することにある。 【構成】 被験者を載せるスイング台と、被験者の動作
データを検出する動作データ検出手段と、球の存否を検
出する球存否検出手段と、スイングデータを表示する表
示手段と、動作データ検出手段の検出データをスイング
中の動作データとして記憶し、且つ、その記憶した動作
データに基づいてスイングデータを求めて表示手段に出
力する出力手段とが設けられたゴルフ練習機であって、
球存否検出手段の球存在検出状態から球不存在検出状態
への変化が適正なスイングによる適正変化であるか否か
を判別する有効スイング判別手段が設けられ、前記出力
手段は、前記有効スイング判別手段にて前記適正変化が
判別されたときにのみ、前記スイングデータを出力する
ように構成されているゴルフ練習機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラブを把持して打球
動作する被験者を乗せるスイング台と、スイング解析の
ために前記被験者の動作データを検出する動作データ検
出手段と、所定位置に置かれる打球動作用の球の存否を
検出する球存否検出手段と、スイング解析のためにスイ
ングデータを表示する表示手段と、前記球存否検出手段
が前記球の存在を検出してから、球不存在を検出したの
ち設定時間が経過するまでの間において、前記動作デー
タ検出手段の検出データをスイング中の動作データとし
て記憶し、且つ、その記憶した動作データに基づいて前
記スイングデータを求めて前記表示手段に出力する出力
手段とが設けられたゴルフ練習機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるゴルフ練習機において、従来で
は、例えば被験者の荷重中心を測定するようにしてお
き、所定の位置に球をセットした被験者がスイング台上
でスイングを行うと、この球の存否を検出する球存否検
出手段が球の存在を検出してから球不在を検出したのち
設定時間が経過するまでの間の荷重中心データを、スイ
ング中の動作データとして記憶し、この動作データのう
ち打球動作開始時点以降の荷重中心データの2次元軌跡
をスイングデータとして表示装置に表示させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来例で
は、被験者がスイング中の動作ではない動作、例えばワ
ッフル動作等の動作で、所定の位置にある球を移動させ
てしまった場合、スイング動作を行っていないにも関わ
らず、このときの荷重中心のデータをスイング中の動作
データとして記憶し、表示装置に表示してしまうという
問題があった。本発明は上記の実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、被験者の適正なスイング動作
におけるスイングデータのみを表示装置に表示させて、
効果的に練習できるゴルフ練習機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフ練習機
は、クラブを把持して打球動作する被験者を乗せるスイ
ング台と、スイング解析のために前記被験者の動作デー
タを検出する動作データ検出手段と、所定位置に置かれ
る打球動作用の球の存否を検出する球存否検出手段と、
スイング解析のためにスイングデータを表示する表示手
段と、前記球存否検出手段が前記球の存在を検出してか
ら、球不存在を検出したのち設定時間が経過するまでの
間において、前記動作データ検出手段の検出データをス
イング中の動作データとして記憶し、且つ、その記憶し
た動作データに基づいて前記スイングデータを求めて前
記表示手段に出力する出力手段とが設けられたものであ
って、その第1特徴構成は、前記球存否検出手段の球存
在検出状態から球不存在検出状態への変化が適正なスイ
ングによる適正変化であるか否かを判別する有効スイン
グ判別手段が設けられ、前記出力手段は、前記有効スイ
ング判別手段にて前記適正変化が判別されたときにの
み、前記スイングデータを出力するように構成されてい
る点にある。その第2特徴構成は、前記球が置かれる所
定位置に対してバックスイング側に近接する箇所にクラ
ブヘッドの存否を検出するクラブヘッド検出手段が設け
られ、前記有効スイング判別手段は、前記球存否検出手
段及び前記クラブヘッド検出手段の検出情報を時系列デ
ータとして記憶し、その時系列データに基づいて、前記
球存否検出手段が球存在検出状態から球不存在検出状態
へ変化したときから、適正なスイングをした際にクラブ
ヘッドが前記クラブヘッド検出手段の検出範囲と前記所
定位置との間を通過するのに要する通過時間を遡った時
点を基準にして、その基準時点と、適正なスイングをし
た際にクラブヘッドが前記検出範囲からバックスイング
側に移行されたのち前記検出範囲に戻ってくるのに要す
る時間に基づいて設定した設定時間を前記基準時点から
遡った時点との間において、前記クラブヘッド検出手段
がクラブヘッドを検出していない場合には前記適正変化
であると判別するように構成されている点にある。その
第3特徴構成は、前記スイング台に荷重検出手段が設け
られ、前記有効スイング判別手段は、前記球存否検出手
段が前記球の存在を検出してから、球不存在を検出した
のち設定時間が経過するまでの間において、前記荷重検
出手段の検出データをスイング中の荷重データとして記
憶し、その記憶データに基づいて、被験者の体重を推定
すると共に、その推定体重値に対して前記スイング台に
掛かる最大荷重値が所定倍以上の場合には前記適正変化
であると判別するように構成されている点にある。
【0005】
【作用】第1特徴構成によれば、被験者が球を所定位置
に置き、スイング台上でスイングを行うと、この所定の
位置の球の存否を検出する球存否検出手段が球の存在を
検出してから球不存在を検出したのち設定時間が経過す
るまでの間の被験者の動作データが記憶される。このと
きの球存否検出手段の検出情報が適正なスイングによる
ものかどうかを有効スイング判別手段にて判別し、適正
なスイングによるものであれば、前記記憶された動作デ
ータのうちのスイング解析のためのスイングデータが表
示手段に出力される。第2特徴構成によれば、第1特徴
構成における有効スイング判別手段が、前記クラブヘッ
ド検出手段と球存否検出手段との検出結果の時系列デー
タに基づいて球存否検出手段の検出情報が適正なスイン
グによるものかどうかを判別する。第3特徴構成によれ
ば、第1特徴構成における有効スイング判別手段が、ス
イング中のスイング台にかかる荷重の変化データに基づ
いて球存否検出手段の検出情報が適正なスイングによる
ものかどうかを判別する。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、球存否検出手段
の検出情報が適正なスイングによるものかどうかが判別
されるため、ワッフル動作等の動作で球を所定の位置よ
り移動させてしまった場合の動作データは表示装置に出
力されることがなく、よって、被験者の適正なスイング
動作におけるスイングデータのみを表示装置に表示させ
て、効果的に練習できるゴルフ練習機を提供することが
できる。第2特徴構成によれば、クラブヘッド検出手段
と球存否検出手段との検出結果の時系列データが適正な
関係にあるときのみのスイングデータを表示装置に表示
させることができ、よって、被験者の適正なスイング動
作におけるスイングデータのみを表示装置に表示させる
ことができる。第3特徴構成によれば、適正な荷重変化
を示したときのみのスイングデータを表示装置に表示さ
せることができ、よって、被験者の適正なスイング動作
におけるスイングデータのみを表示装置に表示させるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のゴルフ練習機の実施例につい
て図面に基づいて説明する。図1、図2及び図3中、1
はスイング台、2はティースタンド、3は処理装置、4
は表示手段としての表示装置である。本実施例のゴルフ
練習機は、スイング動作中に、スイング台1に備えられ
た荷重検出手段Dの検出データを処理装置3で処理し
て、荷重中心を表示装置に実時間表示すると共に、荷重
又は荷重中心の時系列データとして一旦記憶しておき、
打球動作終了後に、この荷重又は荷重中心の時系列デー
タより構成されるスイング解析のためのスイングデータ
を表示装置4に表示させるものである。従って、本実施
例のゴルフ練習機における打球動作の動作データは、前
記荷重1は荷重中心の時系列データより構成されてい
る。以下、各装置毎に説明する。
【0008】スイング台1は、左右の足夫々に対応した
2つの荷重測定台10,11からなり、荷重測定台10
は荷重検出手段Dとしての4個のロードセル12,1
3,14,15によって4隅を支持されており、荷重測
定台11は荷重検出手段Dとしての4個のロードセル1
6,17,18,19によって4隅を支持されている。
スイング台1上ではクラブCを把持した被験者が打球動
作を行う。このとき、スイング台1にかかる荷重は2つ
の荷重測定台10,11を支持している8個のロードセ
ル12〜19によって分担され、これらの出力から後述
のようにして被験者の荷重及び荷重中心、そして更に、
被験者の左右の足夫々に対応する荷重中心が求められ
る。
【0009】ティースタンド2には球24を載置する載
置具25が装着されている。そして、球24をセットす
る位置のクラブヘッド通路を挟んだ向こう側に球24の
存否を検出する球存否検出手段としての第1反射形光セ
ンサ21を備え、又、この第1反射形光センサ21のバ
ックスイング側に近接する箇所にクラブヘッドの存否を
検出するクラブヘッド検出手段としての第2反射形光セ
ンサ22が備えられている。尚、制御箱26は第1及び
第2反射形光センサ21及び22の駆動回路を内蔵して
いる。又、上記第1反射形光センサ21の検出結果が、
球存在検出状態から球不存在検出状態に変化した時点
を、打球相当時点として判別するように構成されてい
る。
【0010】処理装置3は、荷重及び荷重中心を求める
ための演算処理や装置のシーケンス制御等を行う演算装
置31、各種データの受渡しを行うI/Oインターフェ
ース32、荷重及び荷重中心の測定情報を記憶する記憶
手段としての記憶装置33、装置の動作モードを選択し
たり各種のコメントを入力する操作卓34、測定情報等
を保存しておく外部記憶装置35等からなっている。表
示装置4は、グラフィック表示装置41とプロッタ42
からなり、グラフィック表示装置41には荷重中心の移
動軌跡が、プロッタ42には荷重の時間変化が表示され
る。尚、記憶装置33の記憶エリアは、ソフト処理上
は、打球相当時点以前のデータが記憶される第1エリア
と打球相当時点以後のデータが記憶される第2エリアと
に別れている。この第1エリアと第2エリアの記憶容量
は夫々の設定容量が確保されており、第1エリアは、オ
ーバフローすると旧データから順次捨てられるように構
成され、第2エリアは、オーバフローすると記憶を停止
するように構成されている。
【0011】次に、演算装置31が、荷重及び荷重中心
を求める過程について説明する。クラブCを把持した被
験者は、スイング台1上のほぼ中央に、2つの荷重測定
台10,11に左右の足を夫々乗せる形で立ってスタン
スをとる。被験者が左足を乗せる荷重測定台10を例に
とって説明すると、荷重測定台10の4隅にあるロード
セル12,13,14,15の出力に対しては荷重変換
器100における零調整により、夫々予め台荷重を相殺
してあるから、その出力W1,W2,W3,W4の合計
WLが荷重測定台10上に乗った被験者の左足の荷重に
なる。すなわち、 WL=W1+W2+W3+W4 さらにこのとき、荷重のかかる位置と4つのロードセル
12〜15の設置位置との関係によって、夫々のロード
セルの分担出力が異なるのでこれらの出力から荷重測定
台10にかかる荷重の荷重中心を求めることができる。
すなわち、図1中のロードセル12を原点として表現す
る荷重中心の左右方向成分Xと前後方向成分Yは、4個
のロードセル12〜15がX方向の幅がa、Y方向の幅
がbの長方形の荷重測定台10の4隅に配置されている
場合には、 X=(W2+W3)×a/WL Y=(W3+W4)×b/WL から求めることができる。尚、ロードセル12,13,
14,15の配置が長方形の4隅にない場合でも、ロー
ドセルの幾何学的な配置に固有の補正を行うことによっ
て、荷重中心を求めることができる。又、ロードセルは
3個以上配設されておればスイング台1にかかる荷重中
心を求めることができる。被験者が右足を乗せる荷重測
定台11も、荷重測定器10と同じ構成とされており、
上記と同様にして荷重測定台11にかかる荷重の荷重中
心を求めることができる。つまり、被験者の左右の足夫
々に対応する荷重中心を求めることができるのである。
【0012】又、被験者の両足つまり体全体の荷重及び
荷重中心については、荷重測定台11にかかる荷重をW
Rとすると、上記左足の場合と同様に、ロードセル16
〜19の出力W5〜W8から、 WR=W5+W6+W7+W8 体全体の荷重WTは、 WT=WL+WR で求まり、更に荷重中心は、被験者の左足に対応する荷
重中心と右足に対応する荷重中心の間の距離をLとする
と、左右の荷重中心を結ぶ線分上で、左足に対応する荷
重中心から、 WR×L/WT 離れた位置にあり、これを演算にて求めれば良い。
【0013】図3に示す如く、8個のロードセル12〜
15及び16〜19の各出力W1〜W4及びW5〜W8
は測定ブリッジ回路とA/D変換器を備えた荷重変換器
100で、前述の如くスイング台1の重量を補償した
後、一定時間毎にサンプリングされて、デジタル量とな
る。そして、I/Oインターフェース32を介して処理
装置3に順次取り込まれる。被験者の体全体又は左右の
足夫々の荷重又は荷重中心は、処理装置3中の演算装置
31により、前述の式に従って求められる。そして、求
められた被験者の左右の足夫々に対応する荷重中心及び
被験者の体全体に対応する荷重中心は、表示装置4のグ
ラフィック表示装置41に実時間表示される。更に、第
1反射形光センサ21が球24の存在を検出してから球
の不存在を検出したのち設定時間が経過するまでの間に
おいて、求められた被験者の体全体又は左右の足夫々の
荷重又は荷重中心の時系列データは、スイング中の動作
データとして記憶装置33に記憶される。このとき、ア
ドレス時における、被験者の体全体又は左右の足夫々の
荷重中心も、同時に記憶装置33に記憶される。これら
のアドレス時における各荷重中心は、記憶装置33に記
憶されている各荷重中心のデータのうちの、後述するよ
うにして検出された打球動作開始時点以前のデータを平
均することにより求められる。尚、第1反射形光センサ
21及び第2反射形光センサ22の検出情報の時系列デ
ータは、上記被験者の体全体又は左右の足夫々の荷重又
は荷重中心の時系列データに対応させて記憶装置33に
記憶される。従って、ロードセル12〜19、荷重変換
器100、I/Oインターフェース32及び演算装置3
1は、動作データ検出手段Tとして機能し、処理装置3
は、走行装置4にスイング中のデータを出力する出力手
段Uとして機能する。
【0014】そして、第1反射形光センサ21の球存在
検出状態から球不存在検出状態への変化が適正なスイン
グによるものであれば、上記記憶装置33に記憶された
動作データのうち、スイング解析のためのスイングデー
タを表示装置4に出力すると共に、このスイングデータ
を記憶装置33のデータ保存領域に記憶するように構成
されている。尚、このスイングデータは、記憶装置33
に記憶された被験者の体全体又は左右の足夫々の荷重の
時系列データと、打球動作開始時点から打球相当時点後
設定時間経過するまでの間における被験者の体全体又は
左右の足夫々の荷重中心の時系列データと、アドレス時
における被験者の体全体又は左右の足夫々の荷重又は荷
重中心と、第1反射形光センサ21及び第2反射形光セ
ンサ22の検出情報の時系列データとより構成されてい
る。
【0015】又、第1反射形光センサ21の球存在検出
状態から球不存在検出状態への変化が適正なスイングに
よる適正変化であるか否かを判別する有効スイング判別
手段Vは、次のようにして構成されている。記憶装置3
3に記憶された第1反射形光センサ21及び第2反射形
光センサ22の検出情報に基づいて、第1反射形光セン
サ21が球存在検出状態から球不存在検出状態へ変化し
たときから、適正なスイングをした際にクラブヘッドが
第2反射形光センサ22の検出範囲と球24の位置との
間を通過するのに要する通過時間(約2ms程度)を遡
った時点を基準にして、その基準時点と、適正なスイン
グをした際にクラブヘッドが前記検出範囲からバックス
イング側に移行されたのち前記検出範囲に戻ってくるの
に要する時間に基づいて設定した設定時間(100ms
程度)を前記基準時点から遡った時点との間において、
第2反射形光センサ22がクラブヘッドを検出していな
い場合には適正なスイングによる適正変化であると判別
するように構成されている。
【0016】以下に、この装置の使用状態における動作
について図4のフローチャート及び、図5,図6に基づ
いて説明する。図4のフローチャートにおいて、図示し
ない電源スイッチを投入して装置を起動させた後、操作
卓34より装置の動作モードの設定を行う。動作モード
には、参考軌跡表示モードと参考軌跡非表示モードの二
つのモードがあり、参考軌跡表示モードでは、記憶装置
33に記憶されている被験者の体全体に対応する荷重中
心の移動軌跡と、アドレス時における被験者の左右の足
夫々に対応する荷重中心及び被験者の体全体に対応する
荷重中心とを、打球動作中にグラフィック表示装置41
に表示させ、参考軌跡非表示モードでは、それらを表示
させない。この二つのモードのうち何れか一方を選択し
て動作モードの設定を終了したとき、動作モードが参考
軌跡非表示モードに設定されていれば、次の載置具25
上の球24の有無を検出する位置に進む。又、参考軌跡
表示モードに設定されていれば、記憶装置33に記憶さ
れている、被験者の体全体に対応する荷重中心の移動軌
跡の中から所望の移動軌跡を参考軌跡51として選択
し、その参考軌跡51と共に、その参考軌跡51に対応
したアドレス時における被験者の体全体又は左右の足夫
々の荷重中心を、参考荷重中心53又は参考アドレスポ
イント52として、グラフィック表示装置41に表示し
た後、載置具25上の球24の有無を検出する位置に進
む。第1反射形光センサ21にて、載置具25上に球2
4が置かれているかどうかを検出して、球24が載置具
25上にない場合、荷重検出手段Dの検出データを取り
込み、演算処理して、体全体に対応する荷重中心及び左
右の足夫々に対応する荷重中心を求め、左右の足の荷重
中心点54及び体全体の荷重中心点55として夫々グラ
フィック表示装置41に表示し、更に、左右の足夫々の
荷重の全体の荷重に対する割合(つまり、WL/WTと
WR/WT)を求め、グラフィック表示装置41の表示
画面の左右両端に設けた表示欄56に割合値が大きい程
上方側に来るように割合表示点57として表示する。こ
の画面制御を行ったのち操作卓34のモード変更スイッ
チが押されていれば、動作モード設定前に戻り、押され
ていなければ球24の有無を検出する位置に戻る。
【0017】球24が載置具25上に載置されている
と、前回の打球動作に対応する記憶データ及びグラフィ
ック表示装置41への表示データをクリアする。その
後、荷重検出手段Dの検出データを取り込んで、体全体
又は左右の足夫々の荷重又は荷重中心、並びに、左右の
足夫々の荷重の全体の荷重に対する割合を演算処理によ
って求めて記憶装置33に記憶すると共に、その演算結
果を、図5の如く、左右の足の荷重中心点54、体全体
の荷重中心点55及び割合表示点57としてグラフィッ
ク表示装置41にする。この画面制御後、打球動作がま
だ終了していなければ、荷重検出手段Dの検出データ取
り込み位置に戻る。打球動作が終了していれば、すなわ
ち、打球相当時点から設定時間経過していれば、上記打
球動作が適正な打球動作であったかどうかを前記有効ス
イング判別手段Vにて前述の如く判別する。不適正な打
球動作と判断した場合は、このときのデータを消去し球
24の有無を検出する位置に戻り、適正な打球動作と判
断した場合は、図6に示すような体全体の荷重中心の移
動軌跡60、左右の足夫々に対応する荷重中心の移動軌
跡61,62、アドレス時における体全体の荷重中心点
63及びアドレス時における左右の足夫々の荷重中心点
64をグラフィック表示装置41に、図7に示すような
体全体荷重WTの時間変化のデータ、スイング開始時点
71及び打球相当時点72をプロッタ42に表示する。
この際、スイング中の動作データに基づいてスイングデ
ータが選択的に表示されるが、打球動作の開始時点の検
出は、第2反射形光センサ22が、打球相当時点の直前
を除き、最後にクラブのバックスイング側への移動を検
出したときを打球動作開始時点として検出し、打球動作
の終了時点の検出は、第1反射形光センサ21が球24
の有無によって検出する打球相当時点から設定時間経過
後を終了時点として検出する。そして、前述のスイング
データ夫々を記憶装置33のデータ保存領域に転送した
後、球24の有無を検出する位置に戻る。
【0018】〔別実施例〕上記実施例では、参考軌跡5
1として被験者の体全体に対応する荷重中心の移動軌跡
を表示させたが、被験者の左右の足夫々に対応する荷重
中心の移動軌跡を参考軌跡51として表示させても良い
し、その両方を表示させても良い。上記実施例では、荷
重測定台を2つとしているが、2つ以上でも良いし、体
全体の荷重及び荷重中心を測定する荷重検出台を別に設
けて、前記荷重検出台10,11と2段重ねに配置して
も良い。上記実施例では、プロッタ42に、体全体の荷
重WTの時間変化を表示させているが、図8の如く、左
右の足夫々に対応する荷重WL,WRの時間変化を表示
させても良い。上記実施例では、動作データにおけるス
イングデータを記憶装置33のデータ保存領域に保存す
るようにしているが、外部記憶装置35にこのスイング
データを保存しておき、必要に応じて読み出して表示装
置4に表示させるようにしても良い。上記実施例では、
荷重検出手段Dの検出データより被験者の体全体又は左
右の足夫々の荷重又は荷重中心を求め、この荷重又は荷
重中心の時系列データをスイング中の動作データとして
記憶して表示させているが、荷重検出手段Dの検出デー
タをスイング中の動作データとして記憶し、この記憶し
た動作データより荷重又は荷重中心を求めて表示させる
ようにしても良い。上記実施例では、被験者の体全体又
は左右の足夫々の荷重又は荷重中心を、スイング中の動
作データとして記憶し、表示手段に出力するように構成
されているが、ビデオ撮影装置等を動作データ検出手段
として設け、このビデオ撮影装置にて撮影した画像信号
をスイング中の動作データとして記憶し、前記有効スイ
ング判別手段にて適正なスイング動作が行われたと判別
されたときのみ、このビデオ画像を表示手段に出力する
ように構成しても良い。
【0019】上記実施例の有効スイング判別手段では、
第1反射形光センサ21及び第2反射形光センサ22の
検出情報の時系列データに基づいて、適正なスイングが
行われたかどうかを判別するように構成されているが、
第1反射形光センサ21が球24の存在を検出してか
ら、球不存在を検出したのち設定時間が経過するまでの
間において、荷重検出手段Dの検出データをスイング中
の荷重データとして記憶し、その記憶データに基づい
て、被験者の体重を推定すると共に、その推定体重値に
対して被験者の体全体又はフォロースイング側の足(左
足)の最大荷重値が所定倍(1.3倍程度)以上の場合
には適正変化であると判別するように構成しても良い
し、打球動作開始時点以降において、被験者の体全体又
は左右の足夫々の最小荷重値に対して被験者の体全体又
は左右の足夫々の最大荷重値が所定倍以上の場合には、
適正変化であると判別するように構成しても良いし、打
球相当時点において、被験者の体全体又はバックスイン
グ側の足(右足)の荷重値が、推定体重値に対して所定
倍(体全体の場合は0.8倍程度、右足の場合は0.3
倍程度)以下の場合には、適正変化であると判別するよ
うに構成しても良い。尚、上記被験者の推定体重値は、
記憶装置33に記憶された被験者の体全体の荷重データ
のうち(第1反射形光センサ21が球24の存在を検出
してから、球不存在を検出したのち設定時間が経過する
までの間の被験者の体全体の荷重データのうち)、総荷
重データの平均値としても良いし、打球動作開始時点以
前の荷重データの平均値としても良いし、打球動作開始
時点の荷重値としても良い。
【0020】上記実施例の有効スイング判別手段では、
第1反射形光センサ21及び第2反射形光センサ22の
検出情報の時系列データに基づいて、適正なスイングが
行われたかどうかを判別しているが、この第1反射形光
センサ21及び第2反射形光センサ22以外に、球24
が置かれる所定の位置に対して適正なスイングを行った
場合にクラブヘッドが通過する位置(例えば球24が置
かれる所定の位置に対してバックスイング側で適正なス
イング軌道上、又は、球24が置かれる所定の位置に対
して打球方向側で適正なスイング軌道上)にクラブヘッ
ドの存否を検出する第3反射形光センサを設け、この第
3反射形光センサ,第1反射形光センサ21及び第2反
射形光センサ22の検出情報の時系列データに基づい
て、適正なスイングが行われたかどうかを判別するよう
にしても良し、打球動作開始時点以後の被験者の体全体
の荷重中心の左右方向の総変化量(体全体の荷重中心が
最も右側にある位置と最も左側にある位置との左右方向
における移動距離幅)が設定値以上(例えば、スタンス
幅の0.5倍以上)の場合には、適正変化であると判別
するように構成しても良い。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフ練習機の平面図
【図2】ゴルフ練習機の側面図
【図3】ゴルフ練習機のブロック図
【図4】フローチャート
【図5】荷重中心点等の表示例
【図6】荷重中心の移動軌跡の表示例
【図7】体全体の荷重の時間変化の表示例
【図8】左右の足の荷重の時間変化の表示例
【符号の説明】
1 スイング台 4 表示手段 21 球存否検出手段 22 クラブヘッド検出手段 24 球 C クラブ D 荷重検出手段 T 動作データ検出手段 U 出力手段 V 有効スイング判別手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブ(C)を把持して打球動作する被
    験者を乗せるスイング台(1)と、 スイング解析のために前記被験者の動作データを検出す
    る動作データ検出手段(T)と、 所定位置に置かれる打球動作用の球(24)の存否を検
    出する球存否検出手段(21)と、 スイング解析のためにスイングデータを表示する表示手
    段(4)と、 前記球存否検出手段(21)が前記球(24)の存在を
    検出してから、球不存在を検出したのち設定時間が経過
    するまでの間において、前記動作データ検出手段(T)
    の検出データをスイング中の動作データとして記憶し、
    且つ、その記憶した動作データに基づいて前記スイング
    データを求めて前記表示手段(4)に出力する出力手段
    (U)とが設けられたゴルフ練習機であって、 前記球存否検出手段(21)の球存在検出状態から球不
    存在検出状態への変化が適正なスイングによる適正変化
    であるか否かを判別する有効スイング判別手段(V)が
    設けられ、 前記出力手段(U)は、前記有効スイング判別手段
    (V)にて前記適正変化が判別されたときにのみ、前記
    スイングデータを出力するように構成されているゴルフ
    練習機。
  2. 【請求項2】 前記球(24)が置かれる所定位置に対
    してバックスイング側に近接する箇所にクラブヘッドの
    存否を検出するクラブヘッド検出手段(22)が設けら
    れ、 前記有効スイング判別手段(V)は、 前記球存否検出手段(21)及び前記クラブヘッド検出
    手段(22)の検出情報を時系列データとして記憶し、 その時系列データに基づいて、前記球存否検出手段(2
    1)が球存在検出状態から球不存在検出状態へ変化した
    ときから、適正なスイングをした際にクラブヘッドが前
    記クラブヘッド検出手段(22)の検出範囲と前記所定
    位置との間を通過するのに要する通過時間を遡った時点
    を基準にして、その基準時点と、適正なスイングをした
    際にクラブヘッドが前記検出範囲からバックスイング側
    に移行されたのち前記検出範囲に戻ってくるのに要する
    時間に基づいて設定した設定時間を前記基準時点から遡
    った時点との間において、前記クラブヘッド検出手段
    (22)がクラブヘッドを検出していない場合には前記
    適正変化であると判別するように構成されている請求項
    1記載のゴルフ練習機。
  3. 【請求項3】 前記スイング台(1)に荷重検出手段
    (D)が設けられ、 前記有効スイング判別手段(V)は、 前記球存否検出手段(21)が前記球(24)の存在を
    検出してから、球不存在を検出したのち設定時間が経過
    するまでの間において、前記荷重検出手段(D)の検出
    データをスイング中の荷重データとして記憶し、 その記憶データに基づいて、被験者の体重を推定すると
    共に、その推定体重値に対して前記スイング台(1)に
    掛かる最大荷重値が所定倍以上の場合には前記適正変化
    であると判別するように構成されている請求項1記載の
    ゴルフ練習機。
JP22245892A 1992-08-21 1992-08-21 ゴルフ練習機 Pending JPH0663205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136449A (ja) * 2017-05-02 2017-08-10 セイコーエプソン株式会社 スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体

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JP2017136449A (ja) * 2017-05-02 2017-08-10 セイコーエプソン株式会社 スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体

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