JP2786584B2 - 打球動作練習機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、打球具を把持した被験
者の動作情報を検出する動作情報検出手段と、球置き予
定箇所における球の存否を検出する球検出手段と、前記
球置き予定箇所よりもバックスイング側の特定箇所にお
ける前記打球具の存在を検出する打球具検出手段と、前
記球検出手段の球検出状態における前記打球具検出手段
の打球具存在情報、及び、前記球検出手段の球検出状態
から球非検出状態への切り換え情報に基づいて、前記動
作情報検出手段の検出情報のうちの表示すべき動作情報
を判別する判別手段と、前記表示すべき動作情報に基づ
いて、複数の表示態様を作成し、且つ、前記複数の表示
態様のうちの一つを選択して、表示手段に表示させる制
御手段とが設けられている打球動作練習機、及び、打球
具を把持した被験者の動作情報を検出する動作情報検出
手段と、球置き予定箇所における球の存否を検出する球
検出手段と、前記球置き予定箇所よりもバックスイング
側の特定箇所における前記打球具の存在を検出する打球
具検出手段と、前記球検出手段の球検出状態における前
記打球具検出手段の打球具存在情報、及び、前記球検出
手段の球検出状態から球非検出状態への切り換え情報に
基づいて、前記動作情報検出手段の検出情報のうちの表
示すべき動作情報を判別する判別手段と、前記表示すべ
き動作情報に基づいて作成した表示態様、及び、前記球
検出手段の球非検出状態における前記動作情報検出手段
の検出情報に基づいて作成した表示様態のうちの一つを
選択して、表示手段に表示させる制御手段とが設けられ
ている打球動作練習機に関する。

【０００２】

【従来の技術】かかる打球動作練習機は、例えば、ゴル
フ、バッティング等の打球動作の練習に用いられるもの
である。かかる打球動作練習機は、球検出手段と打球具
検出手段との検出情報に基づいて、動作情報検出手段に
て検出した被験者の動作情報（この動作情報とは、例え
ば、荷重測定手段にて測定した被験者の左右の足の荷重
変化情報、又は、撮像手段にて撮像した被験者の映像情
報等を示す）より、表示手段に表示させるための複数の
表示態様を作成し、それらの複数の表示態様のうち一つ
を選択して表示手段に表示させるものであるが、その表
示態様の選択において、従来では、被験者あるいは同伴
者が操作卓等に設けられたスイッチを操作して行なって
いた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、被験者自信
が、表示手段の表示を所望の表示態様に切り換えるため
には、打球具を握る少なくとも一方の手を放して、操作
卓を操作する必要があり、連続して打球動作を行いなが
ら練習するには、その操作卓の操作が煩わしく、手間の
かかるものであった。この問題を解決するため、打球具
で操作可能なスイッチを打球動作位置近傍に設け、その
スイッチにて表示手段の表示態様を切り換えるようにす
ることも考えられるが、この場合には、表示手段の表示
態様を切り換えるため、表示態様切り換え用のスイッチ
を打球動作近傍に設けなければならないため、スイッチ
の設置のために全体構成が複雑化する不利があった。

【０００４】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、既設の構成を有効利用した簡素
な構成で、しかも、操作性良く表示態様を切り換えるこ
とのできる打球動作練習機を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本第１発明の打球動作練
習機は、打球具を把持した被験者の動作情報を検出する
動作情報検出手段と、球置き予定箇所における球の存否
を検出する球検出手段と、前記球置き予定箇所よりもバ
ックスイング側の特定箇所における前記打球具の存在を
検出する打球具検出手段と、前記球検出手段の球検出状
態における前記打球具検出手段の打球具存在情報、及
び、前記球検出手段の球検出状態から球非検出状態への
切り換え情報に基づいて、前記動作情報検出手段の検出
情報のうちの表示すべき動作情報を判別する判別手段
と、前記表示すべき動作情報に基づいて、複数の表示態
様を作成し、且つ、前記複数の表示態様のうちの一つを
選択して、表示手段に表示させる制御手段とが設けられ
ているものであって、その特徴構成は、前記制御手段
が、前記球検出手段が球非検出状態において、前記打球
具検出手段が前記打球具の存在を検出するに伴って、異
なる前記表示態様を選択するように構成されている点に
ある。本第２発明の打球動作練習機は、打球具を把持し
た被験者の動作情報を検出する動作情報検出手段と、球
置き予定箇所における球の存否を検出する球検出手段
と、前記球置き予定箇所よりもバックスイング側の特定
箇所における前記打球具の存在を検出する打球具検出手
段と、前記球検出手段の球検出状態における前記打球具
検出手段の打球具存在情報、及び、前記球検出手段の球
検出状態から球非検出状態への切り換え情報に基づい
て、前記動作情報検出手段の検出情報のうちの表示すべ
き動作情報を判別する判別手段と、前記表示すべき動作
情報に基づいて作成した表示態様、及び、前記球検出手
段の球非検出状態における前記動作情報検出手段の検出
情報に基づいて作成した表示様態のうちの一つを選択し
て、表示手段に表示させる制御手段とが設けられている
ものであって、その特徴構成は、前記制御手段が、前記
球検出手段が球非検出状態において、前記打球具検出手
段が前記打球具の存在を検出するに伴って、異なる前記
表示態様を選択するように構成されている点にある。本
第３発明の特徴構成は、上記第２発明において、前記制
御手段が、前記表示すべき動作情報に基づいて複数の表
示態様を作成し、それら表示様態、及び、前記球検出手
段の球非検出状態における前記動作情報検出手段の検出
情報に基づいて作成した表示様態のうちの一つを選択し
て、前記表示手段に表示させるように構成されている点
にある。本第４発明の特徴構成は、上記第２発明又は第
３発明において、前記制御手段が、前記球検出手段の球
非検出状態における前記動作情報検出手段の検出情報に
基づいて複数の表示態様を作成し、それら表示様態、及
び、前記表示すべき動作情報に基づいて作成した表示様
態のうちの一つを選択して、前記表示手段に表示させる
ように構成されている点にある。本第５発明の特徴構成
は、上記１発明、第２発明、第３発明又は第４発明にお
いて、前記制御手段が、前記打球具検出手段の打球具存
在時間が設定値以上になるに伴って、異なる前記表示態
様を選択するように構成されている点にある。

【０００６】

【作用】第１発明の特徴構成によれば、球検出手段の球
検出状態における打球具検出手段の打球具検出情報、及
び、球検出手段の球検出状態から球非検出状態への切り
換え情報に基づいて、動作情報検出手段による被験者の
動作情報のうちの表示すべき動作情報（つまり、打球動
作に関する動作情報）が判別され、その判別された表示
すべき動作情報に基づいて、複数の表示様態が作成され
る。そして、球検出手段が球非検出状態において、打球
具検出手段が打球具の存在を検出すると、前記複数の表
示様態のうちの一つが選択されて、表示手段に表示され
る。第２発明の特徴構成によれば、球検出手段の球検出
状態における打球具検出手段の打球具検出情報、及び、
球検出手段の球検出状態から球非検出状態への切り換え
情報に基づいて、動作情報検出手段による被験者の動作
情報のうちの表示すべき動作情報が判別され、その判別
された表示すべき動作情報に基づいて、表示様態（つま
り、打球動作に関する動作情報の表示態様）が作成され
ると共に、球検出手段の球非検出状態における動作情報
検出手段の検出情報に基づいて、表示態様（つまり、打
球動作以外の被験者の状態を示す表示様態）が作成され
る。そして、球検出手段が球非検出状態において、つま
り球置き予定箇所に球が載置されない状態において、打
球具検出手段が打球具の存在を検出すると、前記２種類
の表示様態（打球動作に関する動作情報の表示態様と打
球動作以外の被験者の状態を示す表示様態）のうちの何
れか一つが選択されて、表示手段に表示される。第３発
明の特徴構成によれば、前記２種類の表示様態（打球動
作に関する動作情報の表示態様と打球動作以外の被験者
の状態を示す表示様態）のうち、打球動作に関する動作
情報の表示態様が複数個作成される。そして、球検出手
段が球非検出状態において、打球具検出手段が打球具の
存在を検出すると、打球動作に関する動作情報の複数の
表示態様、及び、打球動作以外の被験者の状態を示す表
示様態のうちの何れか一つが選択されて、表示手段に表
示される。第４発明の特徴構成によれば、前記２種類の
表示様態（打球動作に関する動作情報の表示態様と打球
動作以外の被験者の状態を示す表示様態）のうち、打球
動作以外の被験者の状態を示す表示様態が複数個作成さ
れる。そして、球検出手段が球非検出状態において、打
球具検出手段が打球具の存在を検出すると、打球動作に
関する動作情報の表示態様、及び、打球動作以外の被験
者の状態を示す複数の表示様態のうちの何れか一つが選
択されて、表示手段に表示される。第５発明の特徴構成
によれば、球検出手段が球非検出状態において、打球具
検出手段の打球具存在時間が設定値以上になると、つま
り、打球具検出手段による打球具の存在を検出する特定
箇所に、打球具を設定値以上の時間停止させると、複数
の表示様態のうちの一つが選択されて、表示手段に表示
される。従って、打球具が、打球具の存在を検出する特
定箇所に設定時間以上停止しなければ、表示手段の表示
は切り換わらないこととなる。

【０００７】

【発明の効果】第１発明の特徴構成、第２発明の特徴構
成、第３発明の特徴構成、及び第４発明の特徴構成の何
れにおいても、球検出手段が球非検出状態において、打
球具検出手段が打球具の存在を検出すると、複数の表示
様態のうちの一つが選択されて、表示手段に表示される
ので、既存の球検出手段と打球具検出手段を用いて、表
示手段の表示を異なる表示態様に切り換えることができ
るので、専用の表示態様切り換え用のスイッチを設ける
ことなく、既設の構成を有効利用した簡素な構成で、し
かも、操作性良く表示態様を切り換えることのできる打
球動作練習機を提供することができるに到った。第５発
明の特徴構成によれば、打球具が、打球具の存在を検出
する特定箇所に設定時間以上停止しなければ、表示手段
の表示は切り換わらないので、素振り等の動作による打
球具の前記特定箇所における通過に対し、不用意に表示
手段の表示を切り換えてしまうという不具合を解消する
ことができ、打球動作練習機を一層便利なものとするこ
とができるに到った。

【０００８】

【実施例】以下、本発明をゴルフ練習機に適用した実施
例について図面に基づいて説明する。図１乃至図３中、
１はスイング台、２は球載置台、３は処理装置、４は表
示手段としての表示装置である。本実施例のゴルフ練習
機は、スイング中に、スイング台１に備えられた荷重検
出センサＤの検出データを処理装置３で処理して、荷重
中心を表示装置に実時間表示すると共に、荷重又は荷重
中心の時系列データとして一旦記憶しておき、スイング
終了後に表示させるものである。以下、各装置毎に説明
する。

【０００９】スイング台１は、左右の足夫々に対応した
２つの荷重検出台１０，１１からなり、荷重検出台１０
は荷重検出センサＤとしての４個のロードセル１２，１
３，１４，１５によって４隅を支持されており、荷重検
出台１１は荷重検出センサＤとしての４個のロードセル
１６，１７，１８，１９によって４隅を支持されてい
る。スイング台１上ではクラブＣを把持した被験者がス
イングを行う。このとき、スイング台１にかかる荷重は
２つの荷重検出台１０，１１を支持している８個のロー
ドセル１２，１３，１４，１５，１６，１７，１８，１
９によって分担され、これらの出力から後述のようにし
て被験者の荷重及び荷重中心、そして更に、被験者の左
右の足夫々に対応する荷重中心が求められる。

【００１０】球載置台２には、ウッドのクラブ（打球
具）等でスイング練習する際に球２４を載置する支持具
２５が装着され、その支持具２５のスイング台１側に
は、アイアンのクラブ等でスイング練習する際に球載置
台２に直接に球を載置する位置を示すマーカ７０が描か
れている。そして、支持具２５とマーカ７０のクラブヘ
ッド通路を挟んだ両側に、球２４の存否を検出する球存
否検出手段としての球検出センサ２１が備えられてい
る。この球検出センサ２１は、球２４が支持具２５上又
はマーカ７０上に載置される（具体的には、球検出セン
サ２１による検出時間が３００ｍｓ以上となる）と新た
なスイングを開始する際のリセットスイッチとして機能
し、且つ、支持具２５上又はマーカ７０上の球２４がク
ラブＣによって打たれて支持具２５上から無くなった時
点をゴルフスイングにおける特徴点の一つであるインパ
クト点として検出する。支持具２５及びマーカ７０のバ
ックスイング側のクラブヘッド通路を挟んだ両側には、
クラブＣのバックスイング側への移動を検出するクラブ
検出センサ２２が備えられている。

【００１１】従って、球検出センサ２１は、球置き予定
箇所（支持具２５上及びマーカ７０上）における球の存
否を検出する球検出手段として機能し、クラブ検出セン
サ２２は、前記球置き予定箇所よりもバックスイング側
の特定箇所におけるクラブ（打球具）Ｃの存在を検出す
る打球具検出手段として機能する。

【００１２】球検出センサ２１及びクラブ検出センサ２
２は何れも透過型光センサにて構成されている。これら
のセンサの配置は、クラブヘッド通路のスイング台１と
反対側には球検出センサ２１の発光部２１ａとクラブ検
出センサ２２の発光部２２ａとが設置され、それら発光
部２１ａ，２２ａのクラブヘッド通路を挟んだ反対側に
は球検出センサ２１の受光部２１ｂとクラブ検出センサ
２２の受光部２２ｂが夫々の発光部２１ａ，２２ａと向
かいあって設置されている。球検出センサ２１の発光部
２１ａから出た検出光は斜め下方に位置する受光部２１
ｂに向けて投射されるが、この検出光は支持具２５及び
マーカ７０の上方の球２４が存在すべき領域を通過する
ようにしてあり、支持具２５上に球２４を置く場合も、
マーカ７０上に球を置く場合も、同様に球２４の存否を
検出できるのである。尚、クラブ検出センサ２２の検出
光の投射経路は、球検出センサ２１の検出光の投射経路
とほぼ平行になるように設定してあり、支持具２５上に
球２４を置く場合も、マーカ７０上に球を置く場合も、
確実にクラブの通過を検出できるようになっている。
又、球検出センサ２１及びクラブ検出センサ２２の駆動
回路は、制御箱２６に内蔵してある。

【００１３】処理装置３は、荷重及び荷重中心を求める
ための演算処理や装置のシーケンス制御等を行う演算装
置３１、各種データの受渡しを行うＩ／Ｏインターフェ
ース３２、荷重及び荷重中心の測定情報を記憶する記憶
装置３３、装置の動作モードを選択したり各種のコメン
トを入力する操作卓３４、測定情報等を保存しておく外
部記憶装置３５等からなっている。表示装置４は、グラ
フィック表示装置４ａとプロッタ４ｂからなり、グラフ
ィック表示装置４ａには体全体，左右の足夫々の荷重中
心の二次元軌跡等が、プロッタ４ｂには体全体の荷重比
の二次元軌跡（時間変化）が表示される。尚、グラフィ
ック表示装置４ａの表示は、後述の如く、種々の表示に
切り換えられるように構成されている。

【００１４】次に、演算装置３１が、荷重及び荷重中心
を求める過程について説明する。クラブＣを把持した被
験者は、スイング台１上のほぼ中央に、２つの荷重検出
台１０，１１に左右の足を夫々乗せる形で立ってスタン
スをとる。被験者が左足を乗せる荷重検出台１０を例に
とって説明すると、荷重検出台１０の４隅にあるロード
セル１２，１３，１４，１５の出力に対しては荷重変換
器１００における零調整により、夫々予め台荷重を相殺
してあるから、その出力Ｗ１，Ｗ２，Ｗ３，Ｗ４の合計
ＷＬが荷重検出台１０上に乗った被験者の左足の荷重に
なる。すなわち、 ＷＬ＝Ｗ１＋Ｗ２＋Ｗ３＋Ｗ４ さらにこのとき、荷重のかかる位置と４つのロードセル
１２〜１５の設置位置との関係によって、夫々のロード
セルの分担出力が異なるのでこれらの出力から荷重検出
台１０にかかる荷重の荷重中心を求めることができる。

【００１５】すなわち、図１中のロードセル１２を原点
として表現する荷重中心の左右方向成分Ｘと前後方向成
分Ｙは、４個のロードセル１２〜１５がＸ方向の幅が
ａ、Ｙ方向の幅がｂの長方形の荷重検出台１０の４隅に
配置されている場合には、 Ｘ＝（Ｗ２＋Ｗ３）×ａ／ＷＬ Ｙ＝（Ｗ３＋Ｗ４）×ｂ／ＷＬ から求めることができる。尚、ロードセル１２，１３，
１４，１５の配置が長方形の４隅にない場合でも、ロー
ドセルの幾何学的な配置に固有の補正を行うことによっ
て、荷重中心を求めることができる。また、ロードセル
は３個以上配設されておればスイング台１にかかる荷重
中心を求めることができる。被験者が右足を乗せる荷重
検出台１１も、荷重測定器１０と同じ構成とされてお
り、上記と同様にして荷重検出台１１にかかる荷重の荷
重中心を求めることができる。つまり、被験者の左右の
足夫々に対応する荷重中心を求めることができるのであ
る。

【００１６】又、被験者の両足つまり体全体の荷重及び
荷重中心については、荷重検出台１１にかかる荷重をＷ
Ｒとすると、上記左足の場合と同様に、ロードセル１６
〜１９の出力Ｗ５〜Ｗ８から、 ＷＲ＝Ｗ５＋Ｗ６＋Ｗ７＋Ｗ８ 体全体の荷重ＷＴは、 ＷＴ＝ＷＬ＋ＷＲ で求まり、さらに荷重中心は、被験者の左足に対応する
荷重中心と右足に対応する荷重中心の間の距離をＬとす
ると、左右の荷重中心を結ぶ線分上で、左足に対応する
荷重中心から、 ＷＲ×Ｌ／ＷＴ 離れた位置にあり、これを演算にて求めれば良い。

【００１７】図３に示す如く、８個のロードセル１２〜
１５及び１６〜１９の各出力Ｗ１〜Ｗ４及びＷ５〜Ｗ８
は測定ブリッジ回路とＡ／Ｄ変換器を備えた荷重変換器
１００で、前述の如くスイング台１の重量を補償した
後、一定時間毎にサンプリングされてデジタル量とな
る。そして、Ｉ／Ｏインターフェース３２を介して、処
理装置３に順次取り込まれる。被験者の荷重ＷＴ、荷重
中心及び左右の足夫々に対応する荷重中心は、処理装置
３中の演算装置３１により、前述の式に従って求められ
る。

【００１８】演算装置３１は、球検出センサ２１の球非
検出状態における被験者の体全体及び左右の足夫々に対
応する荷重中心を上述の如く検出し、その検出情報に基
づいて、図８に示すような実表示（リアルタイム実表示
モード）の表示様態と図９に示すような拡大表示（リア
ルタイム拡大表示モード）の表示様態とを作成するよう
に構成されている。リアルタイム実表示モードでは、グ
ラフィック表示装置４ａの表示範囲内ほぼ全体にわたっ
てスイング台１の平面視における外周５０を表示させた
状態で、上記検出情報（左右の足夫々に対応する荷重中
心４８及び体全体に対応する荷重中心４９）が、リアル
タイムで表示される。リアルタイム拡大表示モードで
は、上記検出情報に基づいて、左右の足の荷重中心のＸ
方向の幅Ｖを求め、そのＸ方向の幅Ｖがグラフィック表
示装置４ａの表示範囲内ほぼ全体にわたって表示される
ように拡大した状態で、上記検出情報（左右の足夫々に
対応する荷重中心４８及び体全体に対応する荷重中心４
９）をリアルタイムで表示する。

【００１９】尚、上記検出情報（左右の足夫々に対応す
る荷重中心４８及び体全体に対応する荷重中心４９）
を、図８及び図９に示す如く表示する際には、スイング
台１の平面視における位置関係に対応付ける状態で表示
するように構成されている。又、図８に示す表示を図９
に示す表示に拡大表示するにおいて、本実施例では、Ｘ
方向及びＹ方向に等設定倍率（Ｖ’／Ｖ）で拡大して、
左右の足の荷重中心の中央が、グラフィック表示装置４
ａの表示範囲の中心位置８０に位置するように表示して
いる。従って、拡大時のアドレス幅は必ずＶ’（設定
値）にて表示されることとなる。

【００２０】更に又、演算装置３１は、上記検出情報
（体全体及び左右の足夫々に対応する荷重中心４８，４
９）に併せて、打球動作における荷重中心の目標情報を
グラフィック表示装置４ａに表示させることができるよ
うに構成されている。つまり、図８，図９に示すよう
に、左右の足夫々に対応する荷重中心４８及び体全体に
対応する荷重中心４９を表示すると共に、荷重中心の目
標情報として、左右の足夫々の荷重中心の参考軌跡４
０、体全体の荷重中心の参考軌跡４１、参考軌跡４０に
おける各特徴点（アドレス点４２，トップ位置４４，イ
ンパクト点４６）、参考軌跡４１における各特徴点（ア
ドレス点４２，ボディーターン開始点４３，トップ位置
４４，振り下ろし点４５，インパクト点４６，フィニッ
シュ点４７）、及び、左右の足夫々の荷重中心の参考軌
跡４０に対応する足形ｆを表示することができる。

【００２１】更に、演算装置３１は、荷重の時系列デー
タ、及び、被験者の左右の足夫々に対応する荷重中心及
び被験者の体全体に対応する荷重中心の時系列データを
記憶装置３３に記憶すると共に、被験者の体全体及び左
右の足夫々に対応する荷重を、被験者の体重値にて除算
して荷重比を求め、それらの荷重比の時系列データを記
憶装置３３に記憶する。尚、被験者の体重値は、スイン
グ開始時点以前の被験者の体全体の荷重値を平均して求
められる。

【００２２】上記の時系列データの記憶は、球検出セン
サ２１が支持具２５上又はマーカ７０上に球２４が置か
れたのを検出して装置をリセットした時点から、球検出
センサ２１が支持具２５上又はマーカ７０上の球２４が
打たれて無くなったのを検出するインパクト点までの間
のデータが、記憶装置３３のうちの適当な記憶容量を持
つ記憶領域に最も古いデータを順次最新のデータに書き
換えるようにしてエンドレスに記憶され、インパクト点
以降のデータが、所定の時間幅に対応した記憶容量を持
つ別の記憶領域に記憶されるようになっている。

【００２３】これらの時系列データと共に、各特徴点
（アドレス点，ボディーターン開始点，トップ位置，振
り下ろし点，インパクト点，フィニッシュ点）における
体全体及び左右の足夫々の荷重中心及び左右の足夫々の
荷重比も、記憶装置３３に記憶される。尚、アドレス点
における各荷重中心は、後述するようにして検出された
スイング開始点以前の各荷重中心の位置を平均すること
により求める。

【００２４】演算装置３１は、上記の如く記憶装置３３
に記憶された時系列データのうち、スイング開始点から
フィニッシュ点までの荷重中心の時系列データと、記憶
装置３３に記憶された全ての荷重比の時系列データと
を、表示すべき動作情報として判別すると共に、その表
示すべき動作情報に基づいて、図１０に示すようなスイ
ング開始点からフィニッシュ点までの荷重中心の移動軌
跡を示す表示様態と、図１１に示すような荷重比の時間
変化を示す表示態様とを作成するように構成されてい
る。

【００２５】そして、演算装置３１は、図８に示すよう
な実表示（リアルタイム実表示モード）の表示様態、図
９に示すような拡大表示（リアルタイム拡大表示モー
ド）の表示様態、図１０に示すようなスイング開始点か
らフィニッシュ点までの荷重中心の移動軌跡を示す表示
様態、及び、図１１に示すような荷重比の時間変化を示
す表示態様のうちの一つを選択して、グラフィック表示
装置４ａに表示させるように構成されている。

【００２６】従って、演算装置３１は、表示装置４の表
示を制御する制御手段として機能すると共に、クラブＣ
を把持した被験者の動作情報を検出する動作情報検出手
段Ｑとして機能し、且つ、球検出センサ２１の球検出状
態におけるクラブ検出センサ２２の打球具（クラブ）存
在情報、及び、球検出センサ２１の球検出状態から球非
検出状態への切り換え情報に基づいて、前記動作情報検
出手段Ｑの検出情報のうちの表示すべき動作情報を判別
する判別手段Ｔとして機能する。

【００２７】尚、図８〜図１１に示す表示態様のうちの
一つを選択するにおいて、演算装置３１は、球検出セン
サ２１が球非検出状態で、クラブ検出センサ２２がクラ
ブＣの存在を検出すると、異なる前記表示態様を選択す
るようにしているが、この場合、クラブ検出センサ２２
にて検出したクラブ存在時間が、設定値（例えば、１０
０ｍＳ）以上になったときにのみ、表示態様を切り換え
るようにしている。従って、クラブ検出センサ２２にて
検出したクラブ存在時間が設定値以下であれば、表示態
様は切り換わらないので、素振り等の動作による打球具
Ｃ通過を、クラブ検出センサ２２が検出して、不用意に
表示手段の表示を切り換えてしまうという不具合を解消
することができこととなる。但し、表示態様の切り換え
は、図１２に示す順で行われる。

【００２８】次に、クラブ検出センサ２２及び演算装置
３１が、ゴルフスイングにおける特徴点の一つであるス
イング開始点を検出する過程について説明する。記憶装
置３３には、上記の荷重及び荷重中心のデータと共に、
クラブ検出センサ２２がクラブヘッドの通過を検出した
か否かの情報も時系列に記憶されるようにしてある。演
算装置３１は、この記憶情報に基づいて、インパクト点
直前の１００ｍＳ程度の時間を除き、インパクト点から
時間を遡って最初のクラブ検出センサ２２がクラブヘッ
ドの通過を検出した時点をスイング開始点として検出す
る。

【００２９】次に、演算装置３１が、ゴルフスイングに
おける特徴点の一つであるボディーターン開始点を検出
する過程について説明する。演算装置３１が上述の如く
求めて記憶装置３３に記憶されている荷重及び荷重中心
のデータのうち、図４に示す被験者のバックスイング方
向下手側の足の荷重の時間変化、つまり、本実施例では
右打ちの被験者用の装置構成を例示しているので右足の
荷重の時間変化において、図４中において点Ａで示すス
イング開始点に対応するデータから検索を開始して、最
初に現れるピーク点Ｂの時間軸上の位置をボディーター
ン開始点として検出する。

【００３０】次に、演算装置３１が、ゴルフスイングに
おける特徴点の一つであるトップ位置を検出する過程に
ついて説明する。演算装置３１が上述の如く求めて記憶
装置３３に記憶されている被験者の体全体に対応する荷
重中心の時系列データのうちの左右方向すなわちＸ方向
の成分を時間微分して、荷重中心のＸ方向の移動速度の
時間変化を求める。図５に例示する上記のＸ方向の移動
速度の時間変化において、図５中に点Ｅで示す球検出セ
ンサ２１が検出したインパクト点のデータから所定時間
遡った点Ｆを基準時点にして、その基準時点を示す点Ｆ
から時間を遡る方向にデータを検索して、最初にＸ方向
の移動速度の符号が負から正に反転する、つまり、Ｘ方
向の移動速度の方向性が最初に反転する点Ｇをトップ位
置として検出する。尚、インパクト点を示す点Ｅから基
準時点である点Ｆまでの時間間隔をおいているのは、イ
ンパクト点の直前に移動速度の方向がバックスイング方
向を向く場合があるのをトップ位置として誤検出するの
を防止するためで、この時間間隔は２００ｍＳ程度が適
当である。

【００３１】次に、演算装置３１が、ゴルフスイングに
おける特徴点の一つである振り下ろし点を検出する過程
について説明する。演算装置３１が上述の如く求めて記
憶装置３３に記憶されているデータのうち、図６に示す
右足荷重の時間変化９０及び左足荷重の時間変化９１に
おいて、上記の如く求めたトップ位置を示す点Ｈから、
球検出センサ２１が検出したインパクト点を示す点Ｉま
でがダウンスイングに相当する。このダウンスイング中
において、被験者の左右の足の荷重が等しくなる時点を
示す点Ｊから，時間が経過する側にｔ，時間を遡る側に
ｔ’の時間内で、ダウンスイング方向上手側の足である
右足の荷重の変化率つまり時間微分値を求める。時間幅
ｔ及びｔ’は共に５０ｍＳ程度が適当である。この右足
荷重の時間変化９０の変化率の絶対値が最小値となる時
点を示す点Ｋを振り下ろし点として検出する。

【００３２】尚、球検出センサ２１によって検出したイ
ンパクト点の０．２秒後を、ゴルフスイングにおける特
徴点に一つであるフィニッシュ点として検出する。

【００３３】次に、この装置の使用状態における動作に
ついて図７のフローチャートと、図８乃至図１１の表示
例とに基づいて説明する。図８のフローチャートにおい
て、図示しない電源スイッチを投入して装置を起動させ
た後、操作者が操作卓３４より装置の動作モードの設定
を行う（ステップ＃１）。動作モードには、参考軌跡表
示モードと参考軌跡非表示モードの二つのモードがあ
る。参考軌跡表示モードでは、予め外部記憶装置３５に
記憶されている比較のための（理想のスイングの）荷重
中心及び荷重比の時系列データを参考軌跡データとし
て、この参考軌跡の荷重中心の二次元軌跡（移動軌跡）
を新たなスイングに関する荷重中心の表示データと共に
グラフィック表示装置４ａに表示させ、且つ、参考軌跡
の荷重比の二次元軌跡（時間変化）を新たなスイングに
関する荷重比の二次元軌跡（時間変化）と共にプロッタ
４ｂに表示する。参考軌跡非表示モードでは、上記参考
軌跡のデータは表示させず、新たなスイングに関する表
示データのみを表示する。

【００３４】この二つのモードのうち何れか一方を選択
して動作モードの設定を終了したとき、ステップ＃２に
おいて、動作モードが参考軌跡表示モードに設定されて
いるか否かを判断する。動作モードが参考軌跡非表示モ
ードに設定されていれば、何もせずステップ＃５に進
み、参考軌跡表示モードに設定されていれば、左右の足
の参考軌跡４０及び体全体の参考軌跡４１と共に、参考
軌跡４０での各特徴点（アドレス点，トップ位置，及び
インパクト点）を示すマーク４２，４４，４６と、参考
軌跡４１での各特徴点（アドレス点，ボディーターン開
始点，トップ位置，振り下ろし点，インパクト点，及
び，フィニッシュ点）を示すマーク４２〜４７と、参考
軌跡４０に対応する足形ｆとをグラフィック表示装置４
ａに、実表示にて表示（ステップ＃４）し、ステップ＃
５に進む。

【００３５】ステップ＃５において、球検出センサ２１
の検出情報に基づいて支持具２５上又はマーカ７０上に
球２４が置かれているかどうかを判断して、球２４が支
持具２５上又はマーカ７０上にない場合は、荷重検出セ
ンサＤの検出データを取り込み（ステップ＃１４）、演
算処理を行って、体全体に対応する荷重中心及び左右の
足夫々に対応する荷重中心を求める（ステップ＃１
５）。そして、クラブ検出センサ２２がクラブＣの存在
を検出する（ステップ＃１６）に伴ってグラフィック表
示装置４ａの表示画面を、図１２に示す順に、図８〜図
１１を切り換える（ステップ＃１７）。尚、この切り換
え画面における図１０及び図１１は、前回のスイングに
おける測定結果を表示したものであり、前回のスイング
の測定結果が無い場合（つまり、今回が初回の測定であ
り、前回の測定データが無い場合）には、図１０及び図
１１の表示は行わない。

【００３６】ステップ＃１７において、グラフィック表
示装置４ａの表示が、リアルタイム実表示モードに選択
されていれば、図８の表示例に示すように、左右の足の
荷重中心点４８及び体全体の荷重中心点４９夫々を実表
示モードにて表示し、更に、左右の足夫々の荷重の全体
の荷重に対する割合（つまり、ＷＬ／ＷＴとＷＲ／Ｗ
Ｔ）を求め、グラフィック表示装置４ａの表示画面の左
右両端に設けた表示欄６１に割合値が大きい程上方側に
来るように割合表示点６２として表示する。リアルタイ
ム拡大表示モードが選択されていれば、図８の表示例を
図９の表示例に示すように拡大表示する。

【００３７】上記画面制御を行ったのち操作卓３４の動
作モード変更スイッチが押されているか否かを判断し
（ステップ＃１８）、押されていればステップ＃１に戻
って動作モードの設定が可能な状態となり、押されてい
なければステップ＃５に戻る。尚、図８〜図１１の表示
例ではステップ＃１において参考軌跡表示モードを選択
した場合を例示している。

【００３８】ステップ＃５において、球２４が支持具２
５上又はマーカ７０上に載置されていると、装置がリセ
ットされた状態になり、新たなスイングの荷重データの
収集を行い、そのデータの演算及び体全体に対応する荷
重中心及び左右の足夫々に対応する荷重中心等のリアル
タイム表示を行いながら、収集したデータを記憶装置３
３に記憶して行く。すなわち、参考軌跡等の記憶データ
及び参考軌跡等のグラフィック表示装置４ａ表示はその
まま残し、前回のスイングに対応する記憶データ及びグ
ラフィック表示装置４ａへの表示をクリアする（ステッ
プ＃６）。その後、荷重検出センサＤの検出データを取
り込んで（ステップ＃７）、体全体の荷重及び荷重中
心、左右の足夫々に対応する荷重中心、並びに、左右の
足夫々の荷重の全体の荷重に対する割合を演算処理によ
って求めて記憶装置３３に記憶すると共に、その演算結
果を左右の足の荷重中心点４８、体全体の荷重中心点４
９及び割合表示点６２としてグラフィック表示装置４ａ
に表示する（ステップ＃８及び＃９）。

【００３９】この画面制御後、インパクト点から所定時
間が経過しているか否かによってスイングが既に終了し
ているか否かを判断して（ステップ＃１０）、所定時間
が経過していなければステップ＃７の位置に戻る。イン
パクト点から所定時間が経過してスイングが既に終了し
ているものと判断すると、図１０に示すように、その終
了したスイングについての、体全体の荷重中心の移動軌
跡５１、及び左右の足夫々に対応する荷重中心の移動軌
跡５２を表示し、体全体の荷重中心の移動軌跡５１上に
は、各特徴点（アドレス点，ボディーターン開始点，ト
ップ位置，振り下ろし点，インパクト点，及び，フィニ
ッシュ点）を示すマーク５３〜５８を表示し、左右の足
夫々に対応する荷重中心の移動軌跡５２上には、各特徴
点（アドレス点，トップ位置，及びインパクト点）を示
すマーク５３，５５，５７を表示する（ステップ＃１
１）。尚、図１０の表示欄６１における割合表示点６２
の表示はインパクト点の状態を示すようにしてある。

【００４０】そして、更に、図１１に示すように、体全
体の荷重比の時間変化のデータ６３と参考軌跡データの
荷重比の時間変化のデータ６４とを、インパクト時点が
一致するようにプロッタ４ｂに表示する（ステップ＃１
１）。そして、この体全体の荷重比の時間変化のデータ
６３の表示上には、各特徴点（ボディーターン開始点，
トップ位置，振り下ろし点，インパクト点，及びフィニ
ッシュ点）を示すマーク５４〜５８を表示し、参考軌跡
データの荷重比の時間変化のデータ６４の表示上には、
各特徴点（ボディーターン開始点，トップ位置，振り下
ろし点，インパクト点，及びフィニッシュ点）を示すマ
ーク４３〜４７を表示する。尚、参考軌跡非表示モード
が選択されている場合には、体全体の荷重比の時間変化
のデータ６３のみをプロッタ４ｂに表示する。又、グラ
フィック表示装置４ａでの荷重中心の表示は、スイング
開始点からフィニッシュ点までの間のデータを、プロッ
タ４ｂでの荷重比の時間変化のデータ６３，６４の表示
は、インパクト点の前後所定時間のデータを夫々表示す
るように構成されている。

【００４１】その後、測定した荷重及び荷重中心のデー
タを保存しない場合は、球２４の有無を検出する位置に
戻り、保存する場合は、記憶装置３３のデータ保存領域
に測定データを転送した後（ステップ＃１２及び＃１
３）、ステップ＃５の位置に戻る。そして、再度クラブ
検出センサ２２のクラブＣ検出（ステップ＃１６）によ
るステップ＃１７での表示画面の切り換えを行うように
構成されている。

【００４２】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 上記実施例では、グラフィック表示装置４ａに、図
８〜図１１の４個の表示態様のうちの一つを選択するよ
うにしているが、選択する表示態様は図８〜図１１の４
個に限定されるものではない。例えば、図９〜図１１の
３個の中から選択するようにしても良いし、図８〜図１
１以外の表示を行うようにして、その中から選択するよ
うにしても良い。 上記実施例では、目標情報として、左右の足夫々の
荷重中心の参考軌跡４０、体全体の荷重中心の参考軌跡
４１、参考軌跡４０における各特徴点（アドレス点４
２，トップ位置４４，インパクト点４６）、参考軌跡４
１における各特徴点（アドレス点４２，ボディーターン
開始点４３，トップ位置４４，振り下ろし点４５，イン
パクト点４６，フィニッシュ点４７）、及び、左右の足
夫々の荷重中心の参考軌跡４０に対応する足形ｆを表示
しているが、その目標情報の表示の組み合わせは、種々
変更することができる。例えば、参考軌跡４０，４１を
表示させないで、各特徴点を示す荷重中心のみを表示さ
せるようにしても良い。 上記実施例では、荷重測定台を２つとしているが、
２つ以上でも良いし、体全体の荷重及び荷重中心を測定
する荷重検出台を別に設けて、前記荷重検出台１０，１
１と２段重ねに配置しても良い。 上記実施例では、クラブＣを把持した被験者の動作
情報として、被験者の荷重及び荷重中心を測定するよう
に構成されているが、動作情報としては荷重及び荷重中
心に限定されるものではない。例えば、カメラ等にて被
験者を撮像し、その撮像情報を、被験者の動作情報とす
るようにしても良い。つまり、例えば複数台のカメラで
複数の方向からの画像を撮像し、それら複数の方向の画
像の中から一つの画像を選択して、表示手段に表示させ
るようにしても良い。

【００４３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用したゴルフ練習機の平面図

【図２】本発明を適用したゴルフ練習機の側面図

【図３】本発明を適用したゴルフ練習機のブロック図

【図４】ボディーターン開始点の検出を示す図

【図５】トップ位置の検出を示す図

【図６】振り降ろし点の検出を示す図

【図７】本発明を適用した実施例にかかるフローチャー
ト

【図８】本発明を適用した実施例にかかる荷重中心点等
の表示例

【図９】本発明を適用した実施例にかかる適正範囲等の
表示例

【図１０】本発明を適用した実施例にかかる荷重中心の
移動軌跡等の表示例

【図１１】本発明を適用した実施例にかかる荷重の時間
変化の表示例

【図１２】表示画面切り換え説明図

【符号の説明】

４ 表示手段 ２１ 球検出手段 ２２ 打球具検出手段 ３１ 制御手段 Ｃ 打球具 Ｑ 動作情報検出手段 Ｔ 判別手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−31220（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−122272（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−9576（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A63B 69/36 541 A63B 69/36 532

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 打球具（Ｃ）を把持した被験者の動作情
   報を検出する動作情報検出手段（Ｑ）と、 球置き予定箇所における球の存否を検出する球検出手段
   （２１）と、 前記球置き予定箇所よりもバックスイング側の特定箇所
   における前記打球具（Ｃ）の存在を検出する打球具検出
   手段（２２）と、 前記球検出手段（２１）の球検出状態における前記打球
   具検出手段（２２）の打球具存在情報、及び、前記球検
   出手段（２１）の球検出状態から球非検出状態への切り
   換え情報に基づいて、前記動作情報検出手段（Ｑ）の検
   出情報のうちの表示すべき動作情報を判別する判別手段
   （Ｔ）と、 前記表示すべき動作情報に基づいて、複数の表示態様を
   作成し、且つ、前記複数の表示態様のうちの一つを選択
   して、表示手段（４）に表示させる制御手段（３１）と
   が設けられている打球動作練習機であって、 前記制御手段（３１）は、 前記球検出手段（２１）が球非検出状態において、前記
   打球具検出手段（２２）が前記打球具（Ｃ）の存在を検
   出するに伴って、異なる前記表示態様を選択するように
   構成されている打球動作練習機。
2. 【請求項２】 打球具（Ｃ）を把持した被験者の動作情
   報を検出する動作情報検出手段（Ｑ）と、 球置き予定箇所における球の存否を検出する球検出手段
   （２１）と、 前記球置き予定箇所よりもバックスイング側の特定箇所
   における前記打球具（Ｃ）の存在を検出する打球具検出
   手段（２２）と、 前記球検出手段（２１）の球検出状態における前記打球
   具検出手段（２２）の打球具存在情報、及び、前記球検
   出手段（２１）の球検出状態から球非検出状態への切り
   換え情報に基づいて、前記動作情報検出手段（Ｑ）の検
   出情報のうちの表示すべき動作情報を判別する判別手段
   （Ｔ）と、 前記表示すべき動作情報に基づいて作成した表示態様、
   及び、前記球検出手段（２１）の球非検出状態における
   前記動作情報検出手段（Ｑ）の検出情報に基づいて作成
   した表示様態のうちの一つを選択して、表示手段（４）
   に表示させる制御手段（３１）とが設けられている打球
   動作練習機であって、 前記制御手段（３１）は、 前記球検出手段（２１）が球非検出状態において、前記
   打球具検出手段（２２）が前記打球具（Ｃ）の存在を検
   出するに伴って、異なる前記表示態様を選択するように
   構成されている打球動作練習機。
3. 【請求項３】 前記制御手段（３１）は、 前記表示すべき動作情報に基づいて複数の表示態様を作
   成し、 それら表示様態、及び、前記球検出手段（２１）の球非
   検出状態における前記動作情報検出手段（Ｑ）の検出情
   報に基づいて作成した表示様態のうちの一つを選択し
   て、前記表示手段（４）に表示させるように構成されて
   いる請求項２記載の打球動作練習機。
4. 【請求項４】 前記制御手段（３１）は、 前記球検出手段（２１）の球非検出状態における前記動
   作情報検出手段（Ｑ）の検出情報に基づいて複数の表示
   態様を作成し、 それら表示様態、及び、前記表示すべき動作情報に基づ
   いて作成した表示様態のうちの一つを選択して、前記表
   示手段（４）に表示させるように構成されている請求項
   ２又は３記載の打球動作練習機。
5. 【請求項５】 前記制御手段（３１）は、 前記打球具検出手段（２２）の打球具存在時間が設定値
   以上になるに伴って、異なる前記表示態様を選択するよ
   うに構成されている請求項１、２、３又は４記載の打球
   動作練習機。