JPH0662909U - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

化粧用コンパクト容器

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JPH0662909U
JPH0662909U JP836393U JP836393U JPH0662909U JP H0662909 U JPH0662909 U JP H0662909U JP 836393 U JP836393 U JP 836393U JP 836393 U JP836393 U JP 836393U JP H0662909 U JPH0662909 U JP H0662909U
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修三 遠藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉蓋時の蓋体と容器本体の衝突音を小さくし
た化粧用コンパクト容器を提案する。 【構成】 容器本体2前部に形成した凹部7の奥壁7a前
面に突設した係止突起8に蓋体前部より垂下したフック
21を乗り越え係合させて閉蓋状態を維持可能に構成し、
又、上記凹部7内に両者の係合を解除するための押し釦
4を前後動可能に設けた化粧用コンパクト容器であっ
て、上記凹部7両側の容器本体周壁6上面に柔軟で弾力
性を有する材質よりなる緩衝突起13を突設し、蓋体3を
閉じた際に蓋体周壁20下面が緩衝突起13に圧接して蓋体
周壁及び容器本体周壁両端面間の衝撃を緩和し、衝突音
を小さくする様構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は化粧用コンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】 【考案が解決しようとする課題】
化粧用コンパクト容器として、蝶番によって開閉自在に蝶着された容器本体と 蓋体とからなり、蓋体前部より垂設したフックを容器本体前部に突設した係止突 起に乗り越え係合させて蓋体を容器本体に閉蓋状態で係止する如く構成し、又、 フックを押し上げるテーパー面を有するスライド部材をフック下部に摺動自在に 取り付けた化粧用コンパクト容器が知られている(例えば、実公昭63−30322 号 公報に記載された容器)。
【0003】 従来のこの種の容器は閉蓋に当たり、容器本体上面周縁部と蓋体下面周縁部と の当接面相互が衝突して大きな音を発するため消費者の商品イメージを害し、商 品の高級感を損なうもととなり、従って、この閉蓋時に発する大きな音の解消が 求められている。
【0004】 本考案は上記した従来技術の欠点を解消した優れた化粧用コンパクト容器を提 案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案容器は上記課題を解決するため、周壁6前面を後方へ凹ませて凹部7を 形成するとともに、該凹部奥壁7a前面に係止突起8を突設してなる容器本体2と 、該本体2後部に後部を回動可能に連結して容器本体2上面を開閉可能に設ける とともに、前部下面より垂設したフック21を上記係止突起8に離脱可能に乗り越 え係合させた蓋体3と、上記凹部7内に前後動可能に嵌合させるとともに、上記 フック21と係止突起8との係合を解除する押し釦4とを有する化粧用コンパクト 容器であって、上記凹部7両側の容器本体周壁6上面に柔軟で弾力性を有する材 質よりなる緩衝突起13を突設して構成した。
【0006】
【作用】
開蓋状態より蓋体3を閉じるとフック21が係止突起8に乗り越え係合するとと もに、蓋体周壁20下面前部に各緩衝突起13が衝突して衝撃を吸収するため、容器 本体周壁6上面と蓋体周壁20下面とは極めて低速度で接触するか或いは極微小の 間隙をあけたまま閉蓋状態を維持し、両端面間の衝突音はきわめて小さいものと なる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図中1は化粧用コンパクト容器 を示す。該容器1は容器本体2と、蓋体3と、押し釦4とを主要部材として構成 している。
【0009】 容器本体2は、底壁5周縁より周壁6を立設するとともに、前部中央にはその 部分の周壁6を後方へ凹ませて形成した上面及び前面開口の凹部7を設けている 。又、上記凹部7の奥壁7a前面上部中央には蓋体係止用の係止突起8を突設し、 該突起8下方に上面が前方へ下る上向きの傾斜面9をなす板状突起10を突設して いる。又、凹部底壁7b後部に押し釦4の前方への抜け出しを防止するために使用 する凹み11を各々設けている。又、この容器本体2内には、中枠12を介して内部 に化粧品を収納したドラム(図示せず)を着脱自在に嵌合させて使用する。
【0010】 又、周壁6上面前部の上記凹部7両側に前後方向に長い円柱状の緩衝突起13を 各々突設している。この緩衝突起13はエラストマー等の柔軟で弾力性のある材質 により形成されたもので、本実施例では、図3に示す如く、容器本体周壁6前部 の上記凹部7両側上面に嵌合凹部14を各々穿設し、又、横長矩形柱状の基部15上 面内側に所定長さ前方へ突出させて一体に形成した横半円柱状の緩衝突起13を突 設したクッション材16を用意し、該クッション材16の基部15を上記嵌合凹部14内 に嵌着固定して緩衝突起13を形成している。
【0011】 尚、各クッション材16は上記別々に一対形成するのに限らず、図4に示す如く 、棒状連結部17で結ばれた一体品としてのクッション材18a として構成しても良 い。
【0012】 蓋体3は、頂壁19周縁より周壁20を垂設するとともに、後端部を公知構成の連 結機構により容器本体2後部に回動可能に連結して容器本体2上面を開閉可能に 構成している。又、前部下面中央部よりフック21を垂設し、該フック21を容器本 体2の上記係止突起8に乗り越え係合させて閉じ蓋状態を維持可能に構成してい る。
【0013】 そして、開蓋状態から蓋体3を閉じた際に、最初上記各緩衝突起13上面が蓋体 周壁20下面に当接して両端面間の衝撃を吸収し、両端面が当接する際には極めて 低速度の当接或いは極微小の隙間をあけたまま閉じ蓋状態を維持する如く構成し ている。
【0014】 押し釦4は、後端面及び上面後端中央部開口の中空箱型をなし、上記凹部7内 に略ピッタリ収納可能な横幅を有し、凹部7内を前後動可能に嵌合させている。 又、底壁22下面所定位置より突設した突起23を上記凹み11の前端段部に係止して 抜け出し不能に構成している。又、前壁24後面上下方向中央部より後方へ、基端 部を薄肉に構成して上下に弾性変形可能に弾性板部25を突設し、該板部25自由端 下部を上記板状突起10の傾斜面9上に摺動可能に当接させて構成している。
【0015】 そして、押し釦4を押し込むことで、上記弾性板部25が傾斜面9に案内されて 弾性変形しつつ上方へ移動しフック21下面を上方へ押し上げてフック21と係止突 起8との係合が外れる如く構成している。
【0016】 尚、上記各部材は特に断りのない限り合成樹脂により形成する。
【0017】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案容器は既述構成としたことにより、蓋体を閉じた際に 蓋体周壁下面と緩衝突起とが衝突して緩衝突起が衝撃を吸収し、容器本体周壁上 面と蓋体周壁下面とが極低速での衝突を起こすか、或いは極微小の隙間をあけた まま閉蓋状態となるため、蓋体を閉じる際の音が従来のこの種容器と比較して極 めて小さいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案容器の一実施例を示す要部分解斜視図
である。
【図2】 同実施例の容器本体前部の要部斜視図であ
る。
【図3】 同実施例の容器本体前部の要部分解斜視図で
ある。
【図4】 本考案の他の実施例を示す容器本体前部の要
部分解斜視図である。
【符号の説明】
2…容器本体,3…蓋体,4…押し釦,6…容器本体周
壁,7…凹部,8…係止突起,13…緩衝突起,21…フッ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁6前面を後方へ凹ませて凹部7を形
    成するとともに、該凹部奥壁7a前面に係止突起8を突設
    してなる容器本体2と、該本体2後部に後部を回動可能
    に連結して容器本体2上面を開閉可能に設けるととも
    に、前部下面より垂設したフック21を上記係止突起8に
    離脱可能に乗り越え係合させた蓋体3と、上記凹部7内
    に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック21と係
    止突起8との係合を解除する押し釦4とを有する化粧用
    コンパクト容器に於いて、上記凹部7両側の容器本体周
    壁6上面に柔軟で弾力性を有する材質よりなる緩衝突起
    13を突設してなることを特徴とする化粧用コンパクト容
    器。
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