JP2599918Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

化粧用コンパクト容器

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JP2599918Y2
JP2599918Y2 JP1993008363U JP836393U JP2599918Y2 JP 2599918 Y2 JP2599918 Y2 JP 2599918Y2 JP 1993008363 U JP1993008363 U JP 1993008363U JP 836393 U JP836393 U JP 836393U JP 2599918 Y2 JP2599918 Y2 JP 2599918Y2
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JP
Japan
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lid
container
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peripheral wall
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JPH0662909U (ja
Inventor
修三 遠藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧用コンパクト容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】
【考案が解決しようとする課題】化粧用コンパクト容器
として、蝶番によって開閉自在に蝶着された容器本体と
蓋体とからなり、蓋体前部より垂設したフックを容器本
体前部に突設した係止突起に乗り越え係合させて蓋体を
容器本体に閉蓋状態で係止する如く構成し、又、フック
を押し上げるテーパー面を有するスライド部材をフック
下部に摺動自在に取り付けた化粧用コンパクト容器が知
られている(例えば、実公昭63−30322 号公報に記載さ
れた容器)。
【0003】従来のこの種の容器は閉蓋に当たり、容器
本体上面周縁部と蓋体下面周縁部との当接面相互が衝突
して大きな音を発するため消費者の商品イメージを害
し、商品の高級感を損なうもととなり、従って、この閉
蓋時に発する大きな音の解消が求められている。
【0004】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
た優れた化粧用コンパクト容器を提案することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、周壁6前面を後方へ凹ませて凹部7を形
成するとともに、該凹部奥壁7a前面に係止突起8を突設
してなる容器本体2と、該本体2後部に後部を回動可能
に連結して容器本体2上面を開閉可能に設けるととも
に、前部下面より垂設したフック21を上記係止突起8に
離脱可能に乗り越え係合させた蓋体3と、上記凹部7内
に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック21と係
止突起8との係合を解除する押し釦4とを有する化粧用
コンパクト容器に於いて、凹部7両側の容器本体周壁6
上面に一対の嵌合凹部14を穿設し、嵌合凹部内に嵌着固
定した基部15上面に一体に突出し且つ蓋体前部下面に上
面を圧接する柔軟で弾力性のある材質により形成した緩
衝突起13を設けて構成した。
【0006】
【作用】開蓋状態より蓋体3を閉じるとフック21が係止
突起8に乗り越え係合するとともに、蓋体周壁20下面前
部に各緩衝突起13が衝突して衝撃を吸収するため、容器
本体周壁6上面と蓋体周壁20下面とは極めて低速度で接
触するか或いは極微小の間隙をあけたまま閉蓋状態を維
持し、両端面間の衝突音はきわめて小さいものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図中1は化粧用コンパクト容器を示す。該容器1は
容器本体2と、蓋体3と、押し釦4とを主要部材として
構成している。
【0009】容器本体2は、底壁5周縁より周壁6を立
設するとともに、前部中央にはその部分の周壁6を後方
へ凹ませて形成した上面及び前面開口の凹部7を設けて
いる。又、上記凹部7の奥壁7a前面上部中央には蓋体係
止用の係止突起8を突設し、該突起8下方に上面が前方
へ下る上向きの傾斜面9をなす板状突起10を突設してい
る。又、凹部底壁7b後部に押し釦4の前方への抜け出し
を防止するために使用する凹み11を各々設けている。
又、この容器本体2内には、中枠12を介して内部に化粧
品を収納したドラム(図示せず)を着脱自在に嵌合させ
て使用する。
【0010】又、周壁6上面前部の上記凹部7両側に前
後方向に長い円柱状の緩衝突起13を各々突設している。
この緩衝突起13はエラストマー等の柔軟で弾力性のある
材質により形成されたもので、本実施例では、図3に示
す如く、容器本体周壁6前部の上記凹部7両側上面に嵌
合凹部14を各々穿設し、又、横長矩形柱状の基部15上面
内側に所定長さ前方へ突出させて一体に形成した横半円
柱状の緩衝突起13を突設したクッション材16を用意し、
該クッション材16の基部15を上記嵌合凹部14内に嵌着固
定して緩衝突起13を形成している。
【0011】尚、各クッション材16は上記別々に一対形
成するのに限らず、図4に示す如く、棒状連結部17で結
ばれた一体品としてのクッション材18a として構成して
も良い。
【0012】蓋体3は、頂壁19周縁より周壁20を垂設す
るとともに、後端部を公知構成の連結機構により容器本
体2後部に回動可能に連結して容器本体2上面を開閉可
能に構成している。又、前部下面中央部よりフック21を
垂設し、該フック21を容器本体2の上記係止突起8に乗
り越え係合させて閉じ蓋状態を維持可能に構成してい
る。
【0013】そして、開蓋状態から蓋体3を閉じた際
に、最初上記各緩衝突起13上面が蓋体周壁20下面に当接
して両端面間の衝撃を吸収し、両端面が当接する際には
極めて低速度の当接或いは極微小の隙間をあけたまま閉
じ蓋状態を維持する如く構成している。
【0014】押し釦4は、後端面及び上面後端中央部開
口の中空箱型をなし、上記凹部7内に略ピッタリ収納可
能な横幅を有し、凹部7内を前後動可能に嵌合させてい
る。又、底壁22下面所定位置より突設した突起23を上記
凹み11の前端段部に係止して抜け出し不能に構成してい
る。又、前壁24後面上下方向中央部より後方へ、基端部
を薄肉に構成して上下に弾性変形可能に弾性板部25を突
設し、該板部25自由端下部を上記板状突起10の傾斜面9
上に摺動可能に当接させて構成している。
【0015】そして、押し釦4を押し込むことで、上記
弾性板部25が傾斜面9に案内されて弾性変形しつつ上方
へ移動しフック21下面を上方へ押し上げてフック21と係
止突起8との係合が外れる如く構成している。
【0016】尚、上記各部材は特に断りのない限り合成
樹脂により形成する。
【0017】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は既述構成
としたことにより、蓋体を閉じた際に蓋体周壁下面と緩
衝突起とが衝突して緩衝突起が衝撃を吸収し、容器本体
周壁上面と蓋体周壁下面とが極低速での衝突を起こす
か、或いは極微小の隙間をあけたまま閉蓋状態となるた
め、蓋体を閉じる際の音が従来のこの種容器と比較して
極めて小さいものとなる。また、基部及び緩衝突起はそ
の構造上小さく形成できるため、その部分の材料コスト
を低減できる。更に、基部を嵌合凹部内に嵌着固定する
という簡単な操作で緩衝突起を容易に装着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案容器の一実施例を示す要部分解斜視図
である。
【図2】 同実施例の容器本体前部の要部斜視図であ
る。
【図3】 同実施例の容器本体前部の要部分解斜視図で
ある。
【図4】 本考案の他の実施例を示す容器本体前部の要
部分解斜視図である。
【符号の説明】
2…容器本体,3…蓋体,4…押し釦,6…容器本体周
壁,7…凹部,8…係止突起,13…緩衝突起,21…フッ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁6前面を後方へ凹ませて凹部7を形
    成するとともに、該凹部奥壁7a前面に係止突起8を突設
    してなる容器本体2と、該本体2後部に後部を回動可能
    に連結して容器本体2上面を開閉可能に設けるととも
    に、前部下面より垂設したフック21を上記係止突起8に
    離脱可能に乗り越え係合させた蓋体3と、上記凹部7内
    に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック21と係
    止突起8との係合を解除する押し釦4とを有する化粧用
    コンパクト容器に於いて、凹部7両側の容器本体周壁6
    上面に一対の嵌合凹部14を穿設し、嵌合凹部内に嵌着固
    定した基部15上面に一体に突出し且つ蓋体前部下面に上
    面を圧接する柔軟で弾力性のある材質により形成した緩
    衝突起13を設けたことを特徴とする化粧用コンパクト容
    器。
JP1993008363U 1993-02-05 1993-02-05 化粧用コンパクト容器 Expired - Fee Related JP2599918Y2 (ja)

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JPH0662909U JPH0662909U (ja) 1994-09-06
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