JP2573003Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2573003Y2 JP2573003Y2 JP1993006691U JP669193U JP2573003Y2 JP 2573003 Y2 JP2573003 Y2 JP 2573003Y2 JP 1993006691 U JP1993006691 U JP 1993006691U JP 669193 U JP669193 U JP 669193U JP 2573003 Y2 JP2573003 Y2 JP 2573003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- recess
- lid
- locking projection
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は化粧用コンパクト容器に
関する。
関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】化粧用コンパクト容器
として、蝶番によって開閉自在に蝶着された容器本体と
蓋体とからなり、蓋体前部より垂設したフックを容器本
体前部に突設した係止突起に乗り越え係合させて蓋体を
容器本体に閉蓋状態で係止する如く構成し、又、フック
を押し上げるテーパー面を有するスライド部材をフック
下部に摺動自在に取り付けた化粧用コンパクト容器が知
られている（例えば、実公昭63−30322 号公報に記載さ
れた容器）。
として、蝶番によって開閉自在に蝶着された容器本体と
蓋体とからなり、蓋体前部より垂設したフックを容器本
体前部に突設した係止突起に乗り越え係合させて蓋体を
容器本体に閉蓋状態で係止する如く構成し、又、フック
を押し上げるテーパー面を有するスライド部材をフック
下部に摺動自在に取り付けた化粧用コンパクト容器が知
られている（例えば、実公昭63−30322 号公報に記載さ
れた容器）。
【０００３】従来のこの種の容器は閉蓋に当たり、蓋体
のフックと容器本体の係止突起との衝突或いは容器本体
上面周縁部と蓋体下面周縁部との当接面相互の衝突によ
り大きな音を発するため消費者の商品イメージを害し、
商品の高級感を損なうもととなり、従って、この閉蓋時
に発する大きな音の解消が求められている。
のフックと容器本体の係止突起との衝突或いは容器本体
上面周縁部と蓋体下面周縁部との当接面相互の衝突によ
り大きな音を発するため消費者の商品イメージを害し、
商品の高級感を損なうもととなり、従って、この閉蓋時
に発する大きな音の解消が求められている。
【０００４】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
た優れた化粧用コンパクト容器を提案することを目的と
するものである。
た優れた化粧用コンパクト容器を提案することを目的と
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、周壁７前面を後方へ凹ませて凹部８を形
成するとともに、該凹部奥壁8a前面上部に係止突起９を
突設してなる容器本体２と、該本体２後部に後部を回動
可能に連結して容器本体２上面を開閉可能に設けるとと
もに、前部下面より垂設したフック17を上記係止突起９
に離脱可能に乗り越え係合させた蓋体４と、上記凹部８
内に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック17と
係止突起９との係合を解除する押し釦５とを有する化粧
用コンパクト容器に於いて、上記凹部奥壁8a中央部の係
止突起９下方に窓孔10を穿設し、該窓孔10の上下壁面10
A ，10B 間に柔軟で弾力性を有する材質よりなる緩衝部
材３を挟圧保持させて構成した。
解決するため、周壁７前面を後方へ凹ませて凹部８を形
成するとともに、該凹部奥壁8a前面上部に係止突起９を
突設してなる容器本体２と、該本体２後部に後部を回動
可能に連結して容器本体２上面を開閉可能に設けるとと
もに、前部下面より垂設したフック17を上記係止突起９
に離脱可能に乗り越え係合させた蓋体４と、上記凹部８
内に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック17と
係止突起９との係合を解除する押し釦５とを有する化粧
用コンパクト容器に於いて、上記凹部奥壁8a中央部の係
止突起９下方に窓孔10を穿設し、該窓孔10の上下壁面10
A ，10B 間に柔軟で弾力性を有する材質よりなる緩衝部
材３を挟圧保持させて構成した。
【０００６】
【作用】開蓋状態より蓋体４を閉じるとフック17が係止
突起９に乗り越え係合するが、その際係止突起９下方の
凹部奥壁8aに穿設した窓孔10の上下壁面10A ，10B 間に
強圧保持させた緩衝部材３によりフック17と係止突起９
の衝撃が緩和されてフック17と係止突起９との衝突音が
極めて小さくなり、ひいては蓋体４と容器本体２との衝
突音は小さいものとなる。
突起９に乗り越え係合するが、その際係止突起９下方の
凹部奥壁8aに穿設した窓孔10の上下壁面10A ，10B 間に
強圧保持させた緩衝部材３によりフック17と係止突起９
の衝撃が緩和されてフック17と係止突起９との衝突音が
極めて小さくなり、ひいては蓋体４と容器本体２との衝
突音は小さいものとなる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１〜図４は本考案の一実施例を示すもの
で、図中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１は
容器本体２と、緩衝部材３と、蓋体４と、押し釦５とを
主要部材として構成している。
で、図中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１は
容器本体２と、緩衝部材３と、蓋体４と、押し釦５とを
主要部材として構成している。
【０００９】容器本体２は、底壁６周縁より周壁７を立
設するとともに、前部中央にはその部分の周壁７を後方
へ凹ませて形成した上面及び前面開口の凹部８を設けて
いる。又、上記凹部８の奥壁8a前面上部中央には蓋体係
止用の係止突起９を突設し、該突起９下方に正面横長凸
型をなす窓孔10を穿設している。又、凹部奥壁8a前面の
上記係止突起９両側下方より上面が前方へ下る上向きの
傾斜面11をなす一対の板状突起12を各々突設している。
又、凹部底壁8b両側に押し釦５の前方への抜け出しを防
止するために使用する凹み13を各々設けている。又、こ
の容器本体２内には、中枠14を介して内部に化粧品を収
納したドラム（図示せず）を着脱自在に嵌合させて使用
する。
設するとともに、前部中央にはその部分の周壁７を後方
へ凹ませて形成した上面及び前面開口の凹部８を設けて
いる。又、上記凹部８の奥壁8a前面上部中央には蓋体係
止用の係止突起９を突設し、該突起９下方に正面横長凸
型をなす窓孔10を穿設している。又、凹部奥壁8a前面の
上記係止突起９両側下方より上面が前方へ下る上向きの
傾斜面11をなす一対の板状突起12を各々突設している。
又、凹部底壁8b両側に押し釦５の前方への抜け出しを防
止するために使用する凹み13を各々設けている。又、こ
の容器本体２内には、中枠14を介して内部に化粧品を収
納したドラム（図示せず）を着脱自在に嵌合させて使用
する。
【００１０】緩衝部材３は、エラストマー等の柔軟で弾
力性のある材質により形成されたもので、上記窓孔10の
上下壁面10A ，10B 間に挟圧保持させて使用する。本実
施例では、図１に示す如く、緩衝部材３をゴムで形成
し、容器本体周壁７前部後面と中枠14前部前面との間に
嵌着固定させた横長菱形柱状の基部3a前面上部より、上
部が箱形で下部が半楕円柱状の圧入部3bを突設して構成
しており、この圧入部3bを上記窓孔10の上下壁面10A ，
10B 間に挟圧保持させている。又、この圧入部3bの上面
には横長半円柱状の突条3cを突設し、圧入部3bの窓孔10
内への圧入嵌合を容易且つ確実に行えるとともに、凹部
奥壁8aの振動を良好に吸収する如く構成している。
力性のある材質により形成されたもので、上記窓孔10の
上下壁面10A ，10B 間に挟圧保持させて使用する。本実
施例では、図１に示す如く、緩衝部材３をゴムで形成
し、容器本体周壁７前部後面と中枠14前部前面との間に
嵌着固定させた横長菱形柱状の基部3a前面上部より、上
部が箱形で下部が半楕円柱状の圧入部3bを突設して構成
しており、この圧入部3bを上記窓孔10の上下壁面10A ，
10B 間に挟圧保持させている。又、この圧入部3bの上面
には横長半円柱状の突条3cを突設し、圧入部3bの窓孔10
内への圧入嵌合を容易且つ確実に行えるとともに、凹部
奥壁8aの振動を良好に吸収する如く構成している。
【００１１】蓋体４は、頂壁15周縁より周壁16を垂設す
るとともに、後端部を公知構成の連結機構により容器本
体２後部に回動可能に連結して容器本体２上面を開閉可
能に構成している。又、前部下面中央部よりフック17を
垂設し、該フック17を容器本体２の上記係止突起９に乗
り越え係合させて閉じ蓋状態を維持可能に構成してい
る。そして、開蓋状態から蓋体４を閉じた際に、フック
17が係止突起９に衝突するが、緩衝部材３の存在のため
衝撃を吸収して衝突音を極めて小さいものとする様構成
している。
るとともに、後端部を公知構成の連結機構により容器本
体２後部に回動可能に連結して容器本体２上面を開閉可
能に構成している。又、前部下面中央部よりフック17を
垂設し、該フック17を容器本体２の上記係止突起９に乗
り越え係合させて閉じ蓋状態を維持可能に構成してい
る。そして、開蓋状態から蓋体４を閉じた際に、フック
17が係止突起９に衝突するが、緩衝部材３の存在のため
衝撃を吸収して衝突音を極めて小さいものとする様構成
している。
【００１２】押し釦５は、後端面及び上面後端中央部開
口の中空箱型をなし、上記凹部８内に略ピッタリ収納可
能な横幅を有し、凹部８内を前後動可能に嵌合させてい
る。又、底壁18下面両側所定位置より突設した突起19を
上記凹み13の前端段部に係止して抜け出し不能に構成し
ている。又、前壁20後面上下方向中央部より後方へ、基
端部を薄肉に構成して上下に弾性変形可能に弾性板部21
を突設し、該板部21自由端下部を上記板状突起12の傾斜
面11上に摺動可能に当接させて構成している。更に、底
壁18上面前端部両側に半球状の突起22を各々突設し、上
記各板状突起12下面と摺動可能に構成することにより押
し釦５のガタツキを防止し、ひいては閉蓋時の衝撃によ
る押し釦５のガタツキ音の発生を防止している。
口の中空箱型をなし、上記凹部８内に略ピッタリ収納可
能な横幅を有し、凹部８内を前後動可能に嵌合させてい
る。又、底壁18下面両側所定位置より突設した突起19を
上記凹み13の前端段部に係止して抜け出し不能に構成し
ている。又、前壁20後面上下方向中央部より後方へ、基
端部を薄肉に構成して上下に弾性変形可能に弾性板部21
を突設し、該板部21自由端下部を上記板状突起12の傾斜
面11上に摺動可能に当接させて構成している。更に、底
壁18上面前端部両側に半球状の突起22を各々突設し、上
記各板状突起12下面と摺動可能に構成することにより押
し釦５のガタツキを防止し、ひいては閉蓋時の衝撃によ
る押し釦５のガタツキ音の発生を防止している。
【００１３】そして、押し釦５を押し込むことで、上記
弾性板部21が傾斜面11に案内されて弾性変形しつつ上方
へ移動しフック17下面を上方へ押し上げてフック17と係
止突起９との係合が外れる如く構成している。
弾性板部21が傾斜面11に案内されて弾性変形しつつ上方
へ移動しフック17下面を上方へ押し上げてフック17と係
止突起９との係合が外れる如く構成している。
【００１４】尚、上記各部材は特に断りのない限り合成
樹脂により形成する。
樹脂により形成する。
【００１５】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は既述構成
としたことにより、蓋体を閉じた際に蓋体のフックと容
器本体の係止突起との衝突による衝撃を緩衝部材により
吸収し、閉蓋時の音が従来のこの種容器と比較して極め
て小さいものとなる。
としたことにより、蓋体を閉じた際に蓋体のフックと容
器本体の係止突起との衝突による衝撃を緩衝部材により
吸収し、閉蓋時の音が従来のこの種容器と比較して極め
て小さいものとなる。
【図１】 本考案容器の一実施例を示す要部分解斜視図
である。
である。
【図２】 同実施例の容器本体前部の要部斜視図であ
る。
る。
【図３】 同実施例の容器本体前部の要部分解斜視図で
ある。
ある。
【図４】 同実施例の後ろ向きの押し釦を示す斜視図で
ある。
ある。
２…容器本体，３…緩衝部材，４…蓋体，５…押し釦，
７…容器本体周壁，８…凹部，8a…凹部奥壁，９…係止
突起，10…窓孔，17…フック
７…容器本体周壁，８…凹部，8a…凹部奥壁，９…係止
突起，10…窓孔，17…フック
Claims (1)
- 【請求項１】 周壁７前面を後方へ凹ませて凹部８を形
成するとともに、該凹部奥壁8a前面上部に係止突起９を
突設してなる容器本体２と、該本体２後部に後部を回動
可能に連結して容器本体２上面を開閉可能に設けるとと
もに、前部下面より垂設したフック17を上記係止突起９
に離脱可能に乗り越え係合させた蓋体４と、上記凹部８
内に前後動可能に嵌合させるとともに、上記フック17と
係止突起９との係合を解除する押し釦５とを有する化粧
用コンパクト容器に於いて、上記凹部奥壁8a中央部の係
止突起９下方に窓孔10を穿設し、該窓孔10の上下壁面10
A，10B 間に柔軟で弾力性を有する材質よりなる緩衝部
材３を挟圧保持させてなることを特徴とする化粧用コン
パクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993006691U JP2573003Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993006691U JP2573003Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658807U JPH0658807U (ja) | 1994-08-16 |
| JP2573003Y2 true JP2573003Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=11645380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993006691U Expired - Fee Related JP2573003Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573003Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1993006691U patent/JP2573003Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0658807U (ja) | 1994-08-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |