JPH0662769U - 駆動用モータの制振装置 - Google Patents
駆動用モータの制振装置Info
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- JPH0662769U JPH0662769U JP1957692U JP1957692U JPH0662769U JP H0662769 U JPH0662769 U JP H0662769U JP 1957692 U JP1957692 U JP 1957692U JP 1957692 U JP1957692 U JP 1957692U JP H0662769 U JPH0662769 U JP H0662769U
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプやモータの振動を機器本体のフレーム
に対して、長期間安定的にかつ確実に伝達防止でき、し
かもモータの熱を確実に外部に放熱することができる排
水ポンプの制振装置を提供する。 【構成】 駆動用モータ7のコア21に、積層した制振
材からなるブラケット23を固定し、ブラケット23を
使用機器本体のフレームに固定するように駆動用モータ
の制振装置を構成したものであり、それによりポンプや
モータの振動を、フレームに対して伝達することを防
ぎ、かつその制振効果は、長期間安定的に持続でき、し
かもモータの熱を、確実に外部に放熱することを可能と
したものである。
に対して、長期間安定的にかつ確実に伝達防止でき、し
かもモータの熱を確実に外部に放熱することができる排
水ポンプの制振装置を提供する。 【構成】 駆動用モータ7のコア21に、積層した制振
材からなるブラケット23を固定し、ブラケット23を
使用機器本体のフレームに固定するように駆動用モータ
の制振装置を構成したものであり、それによりポンプや
モータの振動を、フレームに対して伝達することを防
ぎ、かつその制振効果は、長期間安定的に持続でき、し
かもモータの熱を、確実に外部に放熱することを可能と
したものである。
Description
【0001】
本考案は、駆動用モータ、例えば、空調機器等から発生する結露水を排出する ための排水ポンプ駆動用モータの振動を生じないように固定するための駆動用モ ータの制振装置に関する。
【0002】
空調機器等において、蒸発器の吸熱部分には、空気中の水分が水滴となり結露 水を生じ、その処理のために結露水を集め、それを排出することが行われている 。この排水は、従来空調機器の底部から下側に排出する方式が取られていたが、 天井埋込型の空調機器等においては、家屋構造上、下側への排水管設置が困難な ため、ポンプで結露水をくみ上げて、天井裏の排水管に導く方法がとられている 。
【0003】 このような排水ポンプは、ポンプを駆動するモータのコアに取付板を固定し、 取付板を機器本体のフレームに取付けることが行われており、その際、ポンプ及 び駆動モータの振動が、本体のフレームに伝わり振動音を発生することがあるた め、その対策として、取付板を本体に取付けるためのねじ嵌合孔にゴム等の防振 材を固定し、本体のフレームに取付けている。
【0004】
上記のように、ポンプを本体のフレームに取り付ける際、ゴム等の防振材を介 してねじで取付けるようにしたものにおいては、ポンプの羽根やモータ駆動によ る振動は、機器本体のフレームには伝わりにくく、フレームに振動を与え、ある いは共振を生じることを防ぐようにしている。
【0005】 しかしながら、ゴム等の防振材は次第に変形しかつ性状が変化するため、取付 部に緩みを生じたり、取付け状態が不安定で防振効果がなくなることもある。ま た、モータからは多くの熱を生じるが、その熱は、本体フレームを通して放散し たいところ、取付部にゴム等の防振材を設けると、熱伝達係数がないので熱は伝 わらず、モータが温度上昇したり、モータ性能の劣化を生じることとなる。
【0006】 したがって、本考案は、ポンプやモータの振動を機器本体のフレームに対して 、長期間安定的にかつ確実に伝達防止でき、しかもモータの熱を確実に外部に放 熱することができる排水ポンプの制振装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、上記従来のものの欠点を解消するため、駆動用モータのコアに、積 層した制振材からなるブラケットを固定し、該ブラケットを使用機器本体のフレ ームに固定するように駆動用モータの制振装置を構成したものであり、それによ りポンプやモータの振動を、フレームに対して伝達することを防ぎ、かつその制 振効果は、長期間安定的に持続でき、しかもモータの熱を確実に外部に放熱する ことを可能としたものである。
【0008】
本考案は上記のように構成したので、ポンプの羽根の振動及びモータの駆動音 等は、モータのコアに固定した制振材により、機器本体のフレームに伝達するこ とがなく、しかも、制振材は積層金属板を用いているので、長期間劣化しない。 またモータの熱は、コアから積層金属板の制振材を介して機器本体のフレームに 伝達し放散する。
【0009】
本考案の実施例を図面に沿って説明する。空調機器において、蒸発器等の吸熱 部分の空気は、冷却されて露点以下となり、空気中の水分が、水滴となって結露 水を生じ、その結露水は、空調機器の下方に設けた結露水受けに集められる。結 露水受けの結露水は、確実な排水を行うために、モータで駆動するポンプにより 、室外に排出することが行われており、図1に示すように、そのポンプ1は、結 露水受け2の底面3に近接して、その本体4の開口5を配置している。
【0010】 本体4の中には、回転する遠心力により排水する羽根6を設け、上部のモータ 7の駆動軸8に固定されることにより、回転駆動される。本体4の周壁には排出 継手10を有し、この部分に、室外に通じる排水管11を連結する。ポンプ本体 4の上部には、ねじ12により蓋13を固定しており、蓋13の中央開口14か ら突出する羽根のボス部15の端部には、水切り板16をOリング17によって 固定している。蓋13は、上部のモータ7に固定され、モータ7は、コイル20 を巻かれるコア21に、ねじ22によって取付けられた制振板からなるブラケッ ト23により、機器本体に対してねじにより固定される。
【0011】 ブラケット23は、図3に示すように、中央に合成樹脂薄板24を挾んで片側 面には、SUS304等のステンレス鋼板25を、他側面には銅板26を各々接 着し、3層の積層板体を構成している。各層の厚さは、必要に応じ任意に設計し うるが、好適な例としては、中央は0.07mm程度の粘弾性樹脂を、ステンレ ス鋼板は1mm程度に、また銅板は、0.5mm程度に設定する。また、銅板側 をコアに接する面とすると、コアの放熱特性が向上する。
【0012】 なお、制振板としては、従来より各種のものが開発されており、上記実施例と して示したもののほか、薄片状金属芯材を2枚の鋼板の間に挾んで接合したもの 、鋼板の表層に粒界酸化層を生成させたもの、2枚の鋼板の間に樹脂を挾んだも の等の制振板も採用可能である。
【0013】 上記の装置の使用に際しては、空調機器の運転によって生じた結露水は、結露 水受け2に集められ、同時に、モータ7を駆動することにより、駆動軸8を介し て羽根6が回転し、遠心力により結露水受け2内の結露水を開口5から吸入し、 吐出口9から排出し、その結露水は、排出継手10を介して排水管11を通り外 部に排出される。
【0014】 ポンプ1及びモータ7の駆動により、羽根の回転による振動及びモータの回転 による振動は、制振板製ブラケット23によって吸収され、機器本体のフレーム に伝わることがない。また、モータ7の駆動によって生じる熱は、ブラケット2 3が金属板を含んでいるので、その金属板層から機器本体に伝達される。
【0015】
本考案は、上記のように構成し作用するので、駆動用モータを駆動すると、そ の際、生じるポンプの羽根及びモータの振動は、制振板からなるブラケットに吸 収されるため、モータを取付けている機器本体に伝達されることがなく、したが って、ポンプやモータからの振動が、機器に伝達して振動、特に共振による大き な振動等を生じることがなくなり、しかも制振材は、金属板を含んでおり耐久性 に優れ、長期間安定した制振効果を維持することができる。また、制振材に含ま れる金属板により、モータの駆動によって生じる熱は、モータのコアからこの金 属板を介して機器本体のフレームに伝達し、熱の放散が良好となるため、モータ が高温になることがなく、安全であり、かつモータの特性を長期間良好に保つこ とが可能となる。更に、制振材は加工性に優れているため、取付部分の形状に適 合するよう任意にかつ正確に加工することが可能である。
【図1】本考案の実施例の装置の一部断面を示す側面図
である。
である。
【図2】本考案の実施例の装置の平面図である。
【図3】本考案に用いる制振板の実施例の断面図であ
る。
る。
1 ポンプ 2 結露水受け 4 本体 6 羽根 7 モータ 9 吐出口 11 排出管 13 蓋 21 コア 23 ブラケット 24 合成樹脂薄板 25 ステンレス鋼板 26 銅板
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動用モータのコアに、積層した制振材
からなるブラケットを固定し、該ブラケットを使用機器
本体のフレームに固定したことを特徴とする駆動用モー
タの制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019576U JP2592971Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 駆動用モータの制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019576U JP2592971Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 駆動用モータの制振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662769U true JPH0662769U (ja) | 1994-09-02 |
JP2592971Y2 JP2592971Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=12003113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992019576U Expired - Lifetime JP2592971Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 駆動用モータの制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592971Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136955U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 三菱電機株式会社 | ポンプ直結型電動機 |
JPH03240581A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モーター取付装置 |
JP3087263U (ja) * | 2002-01-11 | 2002-07-26 | 武博 鈴木 | 脱着自在乳首ホルダー付きブラジャー |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP1992019576U patent/JP2592971Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136955U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 三菱電機株式会社 | ポンプ直結型電動機 |
JPH03240581A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モーター取付装置 |
JP3087263U (ja) * | 2002-01-11 | 2002-07-26 | 武博 鈴木 | 脱着自在乳首ホルダー付きブラジャー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592971Y2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981201 |