JPH0659978B2 - 糸巻コイル品群支持カセツトの走行屈折搬送装置 - Google Patents

糸巻コイル品群支持カセツトの走行屈折搬送装置

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JPH0659978B2
JPH0659978B2 JP20189787A JP20189787A JPH0659978B2 JP H0659978 B2 JPH0659978 B2 JP H0659978B2 JP 20189787 A JP20189787 A JP 20189787A JP 20189787 A JP20189787 A JP 20189787A JP H0659978 B2 JPH0659978 B2 JP H0659978B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、走行車輪を備えかつ多数の糸巻コイル品
(チーズ)を支持するカセットを、多数連結して1台の
搬送車により走行用レールに沿って走行搬送し、かつ所
定位置で各カセットを独立して屈折走行させ、続いてカ
セットを多数連結して1台の搬送車により前記走行用レ
ールに沿って走行させることができる糸巻コイル品群支
持カセットの走行屈折搬送装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、屈折搬送装置としては、実開昭61−18100
3号公報により公表されているように、前後方向に間隔
をおいて配置された多数の縦行レールユニットからなる
2列の縦行レール列を左右方向に間隔をおいて架設し、
左右の縦行レール列の間に、縦行レールユニット分断空
間に対向する位置において左右方向に延長する横行レー
ルを配置し、前後の縦行レールユニットの端部と横行レ
ールの端部との間において、回動接続レールを設け、ス
タッカクレーンの枠体の両側に、走行用駆動装置を備え
ている懸垂型トロリを、縦軸により回動自在に取付け、
その懸垂型トロリを縦行レールユニットと回動接続レー
ルと横行レールとに沿って屈折走行させることができる
ようにした屈折搬送装置が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記従来の屈折搬送装置の場合は、多数のス
タッカクレーンを屈折搬送する場合、各スタッカクレー
ンにおける枠体の両側にそれぞれ走行用駆動装置を設け
る必要があり、そのため枠体の数が多い場合は、走行用
駆動装置の使用数が著しく多くなってコスト高になると
共に、各走行用駆動装置の制御回路が複雑になるという
問題がある。
〔発明の目的、構成〕
この発明は、前述の問題を有利に解決し、かつ多数の糸
巻コイル品を支持するカセットを、多数連結して1台の
搬送車により走行車レールに沿って走行搬送し、かつ所
定位置で各カセットを独立して屈折走行させ、続いてカ
セットを多数連結して1台の搬送車により前記走行用レ
ールに沿って走行させることができる糸巻コイル品群支
持カセットの走行屈折搬送装置を提供することを目的と
するものであって、この発明の要旨とするところは、走
行用レール1の端部に連らなる主走行ライン上に、それ
ぞれライン長手方向に間隔をおいて配置された一対の屈
折開始用回動レール2と、一対の最終屈折用回動レール
3と、各回動レールに接続される固定レール4とが設け
られ、前記主走行ラインに平行な側方走行ライン上に、
それぞれライン長手方向に間隔をおいて配置された一対
の第1中間屈折用回動レール5と、一対の第2中間屈折
用回動レール6と、各回動レールに接続される固定レー
ル7とが設けられ、一対の屈折開始用回動レール2と一
対の第1中間屈折用回動レール5との間に一対の第1横
行固定レール8が配置され、一対の屈折終了用回動レー
ル3と一対の第2中間屈折用回動レール6との間に一対
の第2横行固定レール9が配置され、多数の糸巻コイル
品10を着脱自在に支持するカセット11の前後両側に、
各レールに沿って走行する一対のトロリ12が縦軸13
により回動自在に取付けられ、多数のカセット11が着
脱継手14を介して連結されてカセット列車が構成さ
れ、そのカセット列車の端部に、走行用レール1に沿っ
て走行する搬送車15が着脱自在に連結されるように構
成され、前記各横行固定レール8,9にカセット横行移
送装置16,17が設けられ、前記側方走行ラインの側部に
カセット押圧走行装置18が設けられ、各横行固定レー
ル8,9の終端側にカセット押圧推進装置19が設けら
れると共に、各横行固定レール8,9の始端側に対向す
る位置にカセット押圧推進装置20が設けられているこ
とを特徴とする糸巻コイル品群支持カセットの走行屈折
搬送装置にある。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第23図はこの発明の一実施例に係る糸巻
コイル品群支持カセットの走行屈折搬送装置を示すもの
であって、走行用レール1の端部に連らなる主走行ライ
ン上に、それぞれライン長手方向に間隔をおいて配置さ
れた一対の屈折開始用回動レール2と、一対の最終屈折
用回動レール3と、各回動レール2,3に接続される固
定レール4とが直列に設けられ、前記主走行ラインに平
行な側方走行ライン上に、それぞれライン長手方向に間
隔をおいて配置された一対の第1中間屈折用回動レール
5と、一対の第2中間屈折用回動レール6と、各回動レ
ール5,6に接続される固定レール7とが直列に設けら
れ、前記一対の屈折開始用回動レール2と一対の第1中
間屈折用回動レール5との間に一対の第1横行固定レー
ル8が配置され、さらに前記一対の最終屈折用回動レー
ル3と一対の第2中間屈折用回動レール6との間に一対
の第2横行固定レール9が配置され、また前記主走行ラ
インの外側(横行固定レールと反対側)に、第2横行固
定レール9と同一直線上において最終屈折用回動レール
3に接続される安全用補助固定レール21が設けられて
いる。
前記各回動レール2,3,5,6の中央上部に中央縦軸
23の下部が固定され、その中央縦軸23は固定レールお
よび横行固定レールの中心延長線の交点を通る垂直線上
に配置され、かつ前記中央縦軸23はロータリアクチュ
エータからなるレール回動用駆動装置24の回動軸に連
結され、そのレール回動用駆動装置24のケーシングは
隣り合う固定レールの端部上面にわたって架設固定され
た支持部材25に固定され、前記レール回動用駆動装置
24により、回動レールが固定レールに直列に並ぶ位置
および横行固定レールに直列に並ぶ位置に回動される。
前後方向に間隔をおいて配置された多数の縦杆26が上
部横杆27および下部横杆28に溶接等により固着さ
れ、かつ各縦杆26に水平な多数の糸巻コイル品支持杆
29が上下方向に間隔をおいて固定されて、糸巻コイル
品群支持用カセット11が構成されている。
前記上部横27に2つの軸受箱30が前後方向に間隔を
おいて固定され、トロリフレーム31の下部に固定され
た縦軸13は、前記軸受箱30により軸受を介して回動
自在にかつ上下移動しないように支承され、さらにトロ
リフレーム31の左右両側に、レールの下部フランジ上
を転動する走行車輪32とその下部フランジの側面に対
向するサイドローラ33とが取付られて、トロリ12が構
成されている。またトロリフレーム31の左右両側に移
動用被押圧部材34が固定され、さらに前記各一対の回
動レールの中央縦軸23の間隔および各一対の横行固定
レールの間隔は、前後のトロリ12の縦軸13の間隔と
等しく設定されている。
前記上部横杆27の一側部に、カセット横行時に隣り合
うカセットの間隔を制限するスペーサ35が固定され、前
記上部横杆27の他側部に係合孔36を有する一対の係
合金具37が前後方向に間隔をおいて固定されている。
また前記上部横杆27の後側にある縦軸13に後部継手部
材38の前端側部分が回動可能に嵌合され、かつ後部継
手部材38の前端部に固定された溝形のばね受金具39
に、上部横杆27に固定された中立位置保持用ばね40
が嵌入され、さらに後部中継部材38の後端部には係合
孔41が設けられている。
前記上部横杆27の前側にある縦軸13に継手支持部材
42の後端側部分が回動可能に嵌合され、かつ継手支持
部材42の後端部に固定された溝形のばね受金具43
に、上部横杆27に固定された中立位置保持用ばね44
が嵌入され、さらに継手支持部材42の前端部には、前
端に下向きの係合ピン45を備えている前部継手部材4
6の後端部が横軸47により枢着され、前部継手部材4
6の後端部には後方に向かって斜め上向きに突出する継
手解放用被押圧部材48が固定され、前記係合孔41を
有する後部継手部材38と係合ピン45を有する前部継手
部材46とにより着脱継手14が構成されている。
前記上部横杆27の上部における前後の縦軸13の間の中
央位置に、円錐状凹部49を有する位置決め用受金具5
0が固定され、各一定の回動レールの間にある固定レー
ルの中央部に垂直ガイド管51が固定され、かつ円錐形
下端部を備えている円形断面の位置決め杆52は、前記
垂直ガイド管51に昇降自在に嵌挿され、さらに位置決
め杆52の上端部は固定レールの上部に固定された昇降用
流体圧シリンダ53のピストンに連結されている。
前記位置決め杆52の下端部が位置決め用受金具50の
円錐状凹部49に嵌入されたとき、前記カセット11に
おける前後両側の縦軸13が回動レールの中央縦軸23
と同一垂直線状に並ぶように配置され、かつこのとき前
記継手解放用被押圧部材48の上方に位置する継手解放
用押圧杆54は、固定レールに貫通固定された垂直ガイ
ド管55に昇降自在に嵌合され、さらにその押圧杆54の
上端部は、固定レールに固定された継手解放用流体圧シ
リンダ56のピストンに連結されている。
走行用レール1により懸垂支持されている多数のカセッ
ト11が、後部継手部材38および前部継手部材46を
介して連結されて、カセット列車が構成され、走行用レ
ール1および前記主走行ライン上の固定レール,回動レ
ールにおける下部フランジ上を転動する走行車輪57
と、電動機および減速機からなる走行用駆動装置58と
を備えている電動式搬送車15の前部に、昇降用電動シ
リンダ59により昇降移動される昇降部材60が取付け
られると共に、前端に上向きの係合ピン61を備えてい
る継手部材62の後端部が横軸63により枢着され、そ
の継手部材62と昇降部材60の上端部とはピンを介し
て連結され、前記昇降用電動シリンダ59により昇降部
材60を上昇移動すると、その昇降部材60により継手
部材62が上向きに回動されて、その継手部材62の前
端の係合ピン61がカセット列車の後端の後部継手部材
38における係合孔41に嵌入され、搬送車15がカセッ
ト列車の後端部に連結される。また昇降用電動シリンダ
59により昇降部材60を下降移動すると、継手部材6
2が自重により下向きに回動されて、係合ピン61が係
合孔41から離脱される。
前記各第1横行固定レール8の一端部の上方にわたって
延長する駆動軸64は各第1横行固定レール8の上部に
固定された軸受65により支承され、かつ各第1横行固
定レール8の他端部の上方にわたって延長する従動軸6
6は各第1横行固定レール8の上部に固定された軸受6
7により支承され、さらに前記駆動軸64に、各第1横
行固定レール8の両側に配置された一対の駆動スプロケ
ット68が固定され、前記従動軸66には、各第1横行
固定レール8の両側に配置された一対の従動スプロケッ
ト69が固定され、また各駆動スプロケット68と各従
動スプロケット69とにわたってコンベヤチェーン70
が巻掛けられている。
各第1横行固定レール8の両側に、ストッパ71を有する
保持部材72が配置され、その保持部材72はコンベヤ
チェーン70に固定され、前記トロリ12の被押圧部材
34を押圧する押圧部材73の上端部は、前記保持部材7
2に対し横軸74により枢着され、かつ各横軸74は各第
1横行固定レール8の長手方向に直角な直線上に並ぶよ
うに配置され、前記押圧部材73が垂下状態にあると
き、前記ストッパ71が押圧部材73における押圧方向
と反対側の面に接触または近接し、その押圧部材73
は、垂下状態から押圧方向と反対側に回動することがで
きないが、押圧方向には回動することができる。
各第1横行固定レール8の上面にわたって架設固定され
た支持台に、減速機付き電動機からなるコンベヤ駆動装
置76が固定され、そのコンベヤ駆動装置76の出力軸
に固定された駆動スプロケット77と前記駆動軸64に
固定された従動スプロケット78とにわたって伝動チェ
ーン79が巻掛けられ、前記コンベヤ駆動装置76によ
り駆動される駆動スプロケット68および従動スプロケ
ット69に巻掛けられた各コンベヤチェーン70と、各
コンベヤチェーン70に固定されたストッパ71付きの
保持部材72と、その保持部材72に対し横軸74によ
り枢着された押圧部材73とにより、カセット横行移送
装置16が構成されている。
前記一対の第2横固定レール9にも、前記カセット横行
移送装置16と同一構造のカセット横行移送装置17が
設けられているが、それらの横行移送方向は互いに逆方
向である。
前記側方走行ラインの外側(横行固定レールと反対側)
において、一対の第1中間屈折用回動レール5の付近か
ら第2中間屈折用回動レール6の近くまで延長するロッ
ドレスシリンダ75が、側方走行ラインと平行に配置さ
れ、そのロッドレスシリンダ75の両端部は固定レール
7の上面にブラケット22を介して固定され、かつトロ
リフレーム77の左右両側に、それぞれ固定レール7お
よび回動レールの下部フランジ上を転動する複数の走行
車輪78とその下部フランジの側面に対向する複数のサ
イドローラ79とが取付けられて、押圧用トロリ80が
構成され、さらに前記トロリフレーム77とロッドレス
シリンダ75の移動部材81とは連結部材82を介して
連結されている。
前記トロリフレーム77の下部に、左右方向に間隔をお
いて配置された溝形アーム83が固定され、その溝形ア
ーム83の先端部の両側にクランプ用流体圧シリンダ8
4が固定され、その流体圧シリンダ84のピストン杆
に、截頭円錐形の係合突部を有するクランプ部材85が
固定され、かつカセット11における上部横杆27の端
部の左右両側に、前記クランプ部材85を嵌合させる截
頭円錐形の係合凹部を有するクランプ受金具86が固定
され、前記ロッドレスシリンダ75の移動部材81によ
り移動される押圧用トロリ80と、その押圧用トロリ8
0に固定された溝形アーム83と、その溝形アーム83
に固定されてクランプ部材85を支持しているクランプ
用流体圧シリンダ84とによりカセット押圧走行装置1
8が構成されている。
各横行固定レール8,9の終端側に、横行固定レールと
平行に延長するカセット押圧用流体圧シリンダ87が配
置され、その流体圧シリンダ87のピストン杆に、横行
固定レールに直角な水平方向に延長する可動支持部材8
8の中央部が固定され、かつその可動指示部材88の両
端部に、横行固定レールに平行なガイド杆89の一端部
が固定され、そのガイド杆89を摺動自在に嵌挿したガ
イド部材90と前記流体圧シリンダ87とは、各横行固
定レールにわたって架設固定された支持ビーム91に固
定されている。前記可動支持部材88の両端部に垂直な係
合用流体圧シリンダ92が固定され、その流体圧シリン
ダ92のピストンに垂直な係合杆93の上端部が連結さ
れ、各係合杆93の間隔はカセット11における各係合孔
36の間隔と等しく設置され、前記カセット押圧用流体
圧シリンダ87により移動される可動支持部材88と、
その可動支持部材88の両端に固定されて係合杆93を
支持している係合用流体圧シリンダ92とによりカセト押
圧推進装置19が構成されている。
前記主走行ラインの外側における一対の第1横行固定レ
ール8の管の始端側に対向する位置と、前記側方走行ラ
インの外側における第2横行固定レール9の間の始端側
に対向する位置とに、横行固定レールの延長線に平行に
延長するカセット押圧用流体圧シリンダ94が配置さ
れ、その流体圧シリンダ94のピストン杆に、横行固定
レールの延長方向に直角な水平方向に延長するカセット
押圧部材95の中央部が固定され、かつそのカセット押
圧部材95の両端部に、横行固定レール延長線に平行な
ガイド杆96の一端部が固定され、そのガイド杆96を
摺動自在に嵌挿したガイド部材97と前記カセット押圧
用流体シリンダ94は、支持ビーム98に固定され、そ
の支持ビーム98を架設固定した一対の支承部材99は
建築物の梁その他の構造部材に対し連結部材を介して固
定され、前記カセット押圧用流体圧シリンダ94とこれ
により移動されるカセット押圧部材95とによりカセッ
ト押圧推進装置20が構成されている。
前記走行用レール1は建築物の梁その他の構造部材に対
し連結部材100を介して固定され、また前記各固定レ
ール4,7および各横行固定レール8,9も、建築物の
梁その他の構造部材に対し連結部材(図示を省略した)
を介して固定される。
次に前記糸巻コイル品群支持カセットの走行屈折搬送装
置の動作について説明する。
第22図に示すように、糸巻コイル品(チーズ)を支持
していない多数のカセット11が走行用レール1により
吊下支持され、かつ隣り合うカセット11が後部継手部
材38および前部継手部材46を介して連結されて、空カ
セット列車が構成され、その空カセット列車の後端部に
連結された搬送車15により、空カセット列車が押圧さ
れて走行用レール1から主走行ライン上の一対の屈折開
始用回動レール2に向かって走行し、最前部のカセット
11における各走行車輪32が各屈折開始用回動レール
2の中央部に乗ったとき、そのカセットの前端部が光電
スイッチ等により検出され、その検出信号により搬送車
15の駆動が停止されて、空カセット列車の走行が停止
される。
次に一対の屈折開始用回動レール2の間の固定レール4
に取付けられている昇降用流体圧シリンダ53により位
置決め杆52が下降移動されて、その位置決め杆52の
円錐形下端部が位置決め用受金具50の円錐形凹部49
に嵌合されることにより、最前部のカセット11が所定
の位置に係止され、かつ継手解放用流体圧シリンダ56
により継手解放用押圧杆54を介して継手解放用被押圧
部材48が押下げられて、前部継手部材46が上向きに
回動されることにより、最前部のカセット11とその後
部のカセット11との連結が解かれる。
次にレール回動用駆動装置24により一対の屈折開始用
回動レール2が90゜回動されて第1横行固定レール8
に直列に配置されたのち、昇降用流体圧シリンダ53に
より位置決め杆52が上昇移動されて位置決め用金具5
0から離脱され、次いでカセット押圧推進装置20によ
り最前部のカセット11が一対の屈折開始用回動レール
2から第1横行固定レール8の始端部に押圧移送された
のち、継手解放用流体圧シリンダ56により継手解放用
押圧杆54が上昇移動され、第1横行固定レール8の始
端部に移動されたカセット11は、カセット横行移送装
置16の押圧部材73により押圧されて、第1横行固定
レール8の終端側に向かって横行移送され、このように
して各カセット11が順次第1横行固定レール8の終端
部に向かって移送される。
第1横行固定レール8の終端部のカセット11を移送す
る場合は、まず第1中間屈折用回動レール5が90゜回
動されて第1横行固定レール8に対し直列に配置され、
かつカセット押圧推進装置19における一対の係合杆9
3がカセット11における一対の係合孔36に嵌挿され
たのち、第1横行固定レール8の終端部のカセット11
がカセット押圧用流体圧シリンダ87の伸長動作により
押圧移動されて、カセットの走行車輪が第1中間屈折用
回動レールの中央部に移動され、次いで前記係合杆93
がカセットの係合孔36から離脱されたのち、カセット
押圧用流体圧シリンダ87が短縮動作され、かつ一対の
第1中間屈折用回動レール5の間の固定レール7に固定
されている昇降用流体圧シリンダ53により、位置決め
杆52が下降移動されてカセットの位置決め用受金具5
0に嵌合されたのち、第1中間屈折用回動レール5が90
゜回動されて固定レール7に対し直列に配置される。
次にロッドレスシリンダ75の移動部材81により押圧
用トロリ80がカセット11に向かって移動されて、ク
ランプ部材85がカセット11におけるクランプ受金具
86に対向するように配置され、次いでクランプ用流体
圧シリンダ84によりクランプ部材85がクランプ受金
具86に嵌合されると共に、昇降用流体圧シリンダ52
により位置決め杆52が上昇移動されてカセットの位置
決め用受金具50に嵌合されたのち、ロッドレスシリン
ダ75の移動部材81により、押圧用トロリ80とクラ
ンプ用流体圧シリンダ84により移動されるクランプ部
材85およびクランプ受金具86からなるクランプ装置
とを介して、カセット11が押圧走行されて、カセット
11の各走行車輪32が第2中間屈折用回動レール6の
中央部に達したとき、カセット11の走行が停止され
る。
次に一対の第2中間屈折用回動レール6の間の固定レー
ル7に固定されている昇降用流体圧シリンダ53によ
り、位置決め杆52が下降移動されてカセットの位置決
め用受金具50に嵌合されたのち、第2中間屈折用回動
レール6が90゜回動されて第2横行固定レール9に対
し直列に配置され、次いで前記昇降用流体圧シリンダ5
3により位置決め杆52が上昇移動されてカセット11
の位置決め用受金具50から離脱され、かつクランプ用
流体シリンダ84によりクランプ部材85がクランプ受
金具86から離脱される。
次にカセット押圧推進装置20によりカセット11が押
圧されて第2中間屈折用回動レール6から第2横行固定
レール9の始端部に移動されたのち、第2中間屈折用回
動レール6が90゜回動されて固定レール7に対し直列
に配置され、かつ第2横行固定レール9の始端部に移送
されたカセット11は、カセット横行移送装置17の押
圧部材73により押圧されて、第2横行固定レール9の
終端側に向かって横行移送され、このようにして第1横
行固定レール8から第2横行固定レール9にカセットが
1箇ずつ順次屈折移送される。
カセット11が第1中間屈折用回動レール5または第2
中間屈折用回動レール6により懸垂支持されていると
き、あるいは前記各回動レール5,6の間の固定レール
7によりカセット11が懸垂支持されているとき、糸巻
コイル品装着装置(図示を省略した)により、カセット
における全数の糸巻コイル品支持杆29により糸巻コイ
ル品1が嵌設されて実カセットが構成される。
第2横行固定レール9の終端部から実カセットを移送す
る場合は、まず最終屈折用回動レール3が90゜回動さ
れて第2横行固定レール9に対し直列に配置されたの
ち、第2横行固定レール9の終端部の実カセットがカセ
ット押圧推進装置19により押圧移動されて、実カセッ
トの走行車輪32が最終屈折用回動レール3の中央部に移
動され、次いで一対の最終屈折用回動レール3の間の固
定レール4に固定されている昇降用流体圧シリンダ53
により、位置決め杆52が下降移動されて実カセットの
位置決め用受金具50に嵌合されたのち、最終屈折用回
動レール3が90゜回動されて走行用レール1および固
定レール4に対し直列に配置される。
次に一対の最終屈折用回動レール3の間の固定レール4
に固定されている昇降用流体圧シリンダ53により位置
決め杆52が実カセットの位置決め用受金具50から離
脱されたのち、その実カセットに搬送車15が連結され
て、その搬送車15により実カセットが1カセット分の
距離だけ後退移動され、次いで継手解放用流体圧シリン
ダ56により継手解放用押圧杆54を介して実カセット
の継手解放用被押圧部材48が押下げられて、実カセッ
トの前部継手部材46が上方に回動される。
次に第2横行固定レール9の終端部にある第2の実カセ
ットが、前述のようにして最終屈折用回動レール3に移
送されたのち、位置決め杆52が位置決め用受金具50
に嵌合された状態で、一対の最終屈折用回動レール3が
90゜回動されて走行用レール1および固定レール4に
対し直列に配置され、次いで継手解放用流体圧シリンダ
56により継手解放用押圧杆54が上昇移動されて、前
部継手部材46が下向きに回動されることにより、各実
カセットが後部継手部材38と前部継手部材46とを介
して連結され、かつ一対の最終屈折用回動レール3の間
の固定レール4に固定されている昇降用流体圧シリンダ
53により位置決め杆52が位置決め用受金具50から離
脱されたのち、搬送車15により各実カセットが1カセ
ット分の距離だけ後退移動され、続いて継手解放用流体
圧シリンダ56により継手解放用押圧杆54を介して第
2の実カセットの継手解放用被押圧部材48が押下げられ
て、第2の実カセットの前部継手部材46が上方に回動さ
れる。
前述のようにして、多数の実カセットを順次連結して実
カセット列車を構成したのち、搬送車15により実カセッ
ト列車を織機に対向する位置まで搬送する。
この発明を実施する場合、前記カセット横行移送装置1
6,17およびカセット押圧走行装置18ならびにカセッ
ト押圧推進装置19,20としては図示以外の任意構造
のものを使用してもよい。また空カセット列車を前進走
行させる場合、その空カセット列車の前端部に搬送車を
連結して、その搬送車により空カセット列車を牽引走行
させてもよい。第24図はこの場合に使用する継手部材
62付きの搬送車15Aを示すものであって、搬送車1
5Aの後部に、昇降用電動シリンダ59により昇降移動
される昇降部材60が設けられると共に継手部材62の
前端部が横軸63により枢着され、その継手部材62の
後端部に、前部継手部材46の係合ピン45に嵌合され
る係合孔101が設けられているが、その他の構成は前
記搬送車15の場合と同様である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、屈折搬送前の多数の空カセットを連
結した空カセット列車および屈折搬送後の多数の実カセ
ットを連結した実カセット列車を、そのため多数の走行
用駆動装置を使用することなく、多数のカセットからな
るカセット列車を前進走行および後退走行させることが
でき、さらに簡単な手段によってカセット列車のカセッ
トを1台ずつ分離して、屈折開始用回動レール2、第1
中間屈折用回動レール5、第2中間屈折用回動レール6
および最終屈折用回動レール3の部分で順次屈折走行さ
せることができ、かつ一対の第1中間屈折用回動レール
5または一対の第2中間屈折用回動レール6あるいはそ
れらの間でカセット11を停止させて、そのカセット11
の各糸巻コイル品支持杆29に糸巻コイル品10を嵌設
する作業を行なっているときも、空のカセットを1台ず
つ屈折開始用回動レール2から第1横行固定レール8に
屈折走行させて、多数の空のカセット11を第1横行固
定レール8の部分で待機させておくことができ、しかも
多数の糸巻コイル品10を支持している実力カセットを
第2横行固定レール9の部分で適当数待機させておくこ
とができると共に、第2横行固定レール9の部分で待機
している実カセットを順次送り出して高能率で実カセッ
ト列車を構成することができ、またカセット列車を構成
するカセットの数が多数であっても、カセット横行移送
装置16,17とカセット押圧走行装置18とカセット
押圧推進装置19,20との使用台数は一定であるの
で、多数のカセット11を屈折搬送する場合に有利であ
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第23図はこの発明の一実施例に係る糸巻
コイル品群支持カセットの走行屈折搬送装置を示すもの
であって、第1図は走行屈折搬送装置の概略平面図、第
2図はその一部を拡大して示す概略平面図、第3図はカ
セット横行移送部を示す一部縦断側面図、第4図はその
一部を拡大して示す縦断側面図、第5図はカセット横行
移送部の一部縦断正面図、第6図は回動レールを固定レ
ールに対し直角に配置した状態を示す正面図、第7図は
回動レールを固定レールに対し直列に配置した状態を示
す正面図、第8図はカセット押圧推進装置付近を示す縦
断側面図、第9図はその正面図、第10図はカセット中
間走行屈折部を示す正面図、第11図はその右側部分を
拡大して示す正面図、第12図はカセット中間屈折走行
部を示す側面図、第13図はカセット継手解放連結操作
部を示す一部縦断正面図、第14図はカセット位置決め
装置を示す縦断側面図、第15図はカセット懸垂支持部
を示す縦断正面図、第16図はカセットにおける後部継
手部材取付部を示す一部縦断側面図、第17図はその一
部横断平面図、第18図はカセットにおける前部継手部
材取付部を示す一部縦断側面図、第19図はその一部横
断平面図、第20図はトロリおよび継手を有するカセッ
トの平面図、第21図は搬送車の側面図、第22図は空
カセット列車に搬送車を連結した状態を示す側面図、第
23図は実カセット列車に搬送車を連結した状態を示す
側面図である。第24図は空カセット列車牽引走行用搬
送車の側面図である。 図において、1は走行用レール、2は屈折開始用回動レ
ール、3は最終屈折用回動レール、4は固定レール、5
は第1中間屈折用回動レール、6は第2中間屈折用回動
レール、7は固定レール、8は第1横行固定レール、9
は第2横行固定レール、10は糸巻コイル品、11はカ
セット、12はトロリ、13は縦軸、14は着脱継手、
15は搬送車、16および17はカセット横行移送装
置、18はカセット押圧走行装置、19および20はカ
セット押圧推進装置、23は中央縦軸、24はレール回
動用駆動装置、29は糸巻コイル品支持杆、32は走行
車輪、36は係合孔、38は後部継手部材、46は前部
継手部材、48は継手解放用被押圧部材、50は位置決
め用受金具、52は位置決め杆、53は昇降用流体圧シ
リンダ、54は継手解放用押圧杆、56は継手解放用流
体圧シリンダ、58は走行用駆動装置、59は昇降用電
動シリンダ、60は昇降部材、61は係合ピン、62は
継手部材、68は駆動スプロケット、69は従動スプロ
ケット、70はコンベヤチェーン、71はストッパ、7
2は保持部材、73は押圧部材、75はロッドレスシリ
ンダ、76はコンベヤ駆動装置、80は押圧用トロリ、
81は移動部材、83は溝形アーム、84はクランプ用
流体圧シリンダ、85はクランプ部材、86はクランプ
受金具、87はカセット押圧用流体圧シリンダ、88は
可動支持部材、89はガイド杆、92は係合用流体圧シ
リンダ、93は係合杆、94はカセット押圧用流体圧シ
リンダ、95はカセット押圧部材、96はガイド杆であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用レール1の端部に連らなる主走行ラ
    イン上に、それぞれライン長手方向に間隔をおいて配置
    された一対の屈折開始用回動レール2と、一対の最終屈
    折用回動レール3と、各回動レールに接続される固定レ
    ール4とが設けられ、前記主走行ラインに平行な側方走
    行ライン上に、それぞれライン長手方向に間隔をおいて
    配置された一対の第1中間屈折用回動レール5と、一対
    の第2中間屈折用回動レール6と、各回動レールに接続
    される固定レール7とが設けられ、一対の屈折開始用回
    動レール2と一対の第1中間屈折用回動レール5との間
    に一対の第1横行固定レール8が配置され、一対の屈折
    終了用回動レール3と一対の第2中間屈折用回動レール
    6との間に一対の第2横行固定レール9が配置され、多
    数の糸巻コイル品10を着脱自在に支持するカセット1
    1の前後両側に、各レールに沿って走行する一対のトロ
    リ12が縦軸13により回動自在に取付けられ、多数の
    カセット11が着脱継手14を介して連結されてカセッ
    ト列車が構成され、そのカセット列車の端部に、走行用
    レール1に沿って走行する搬送車15が着脱自在に連結
    されるように構成され、前記各横行固定レール8,9に
    カセット横行移送装置16,17が設けられ、前記側方
    走行ラインの側部にカセット押圧走行装置18が設けら
    れ、各横行固定レール8,9の終端側にカセット押圧推
    進装置19が設けられると共に、各横行固定レール8,9
    の始端側に対向する位置にカセット押圧推進装置20が設
    けられていることを特徴とする糸巻コイル品群支持カセ
    ットの走行屈折搬送装置。
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