JPH0659789B2 - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置

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JPH0659789B2
JPH0659789B2 JP61058807A JP5880786A JPH0659789B2 JP H0659789 B2 JPH0659789 B2 JP H0659789B2 JP 61058807 A JP61058807 A JP 61058807A JP 5880786 A JP5880786 A JP 5880786A JP H0659789 B2 JPH0659789 B2 JP H0659789B2
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shift
automatic transmission
vehicle
exhaust gas
shift control
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一豊 渡邊
芳則 沖野
孝芳 橋本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気浄化装置を備えたエンジンに対する車両
用自動変速機において車両の走行状態に応じて変速比を
制御する変速制御装置に関するものである。
(従来技術) 従来より、車両用自動変速機の変速制御を行うについ
て、予め設定した所定の変速パターンに沿って、車両の
走行状態、エンジンの運転状態等に対応して変速段を制
御するようにした技術は、例えば、特開昭60−236
62号に見られるように公知である。
しかして、上記変速制御においては、エンジンの排気浄
化装置の劣化状態に関係なく一律の変速パターンによっ
て変速制御を行うようにしているものであり、排気浄化
装置が劣化した状態にある場合に充分な排気浄化性能が
得られない恐れがある。すなわち、排気浄化装置の劣化
状態が進行すると、排気ガス中の有害成分を反応浄化す
るための反応温度は高くなり、通常の運転状態における
排気ガス温度においては充分な反応浄化性能が得られな
い場合がある。
また、排気浄化装置が劣化した場合に排気温度を高めて
排気浄化性能を向上するために、空燃比をリッチにした
り点火時期を遅らせるようにすることも考えられるが、
燃費性能の低下等の問題を有する。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑み、排気浄化装置の劣化時には自
動変速機の変速制御によって排気浄化装置の温度を上昇
するようにした車両用自動変速機の変速制御装置を提供
することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の変速制御装置は、車両の走行状態に応じて予め
設定された変速パターンにしたがって自動変速機の変速
比を制御する変速制御手段と、前記排気浄化装置の劣化
状態を検出する劣化検出手段と、この劣化検出手段の出
力を受け排気浄化装置の劣化時に平均的エンジン回転数
が高くなる方向に前記変速制御手段による変速タイミン
グもしくは変速比を移行する変更手段とを備えたことを
特徴とするものである。
第1図は本発明の構成を明示するための全体構成図であ
る。
車両1はエンジン2の駆動力を自動変速機3を介して駆
動輪4に伝達して走行するものであり、この自動変速機
3としては、トルクコンバータと遊星歯車機構とによる
自動変速機、機械式クラッチと歯車列を操作する自動ギ
ヤ変速による自動変速機、無段変速による自動変速機等
があり、この自動変速機3の変速比すなわち変速段のあ
るものは変速段の変更、無段変速においては変速比の変
更を変速制御手段5によって制御する。
該変速制御手段5は、例えば、車速とスロットル開度等
の車両の走行状態およびエンジンの運転状態に応じて予
め設定した変速パターンにしたがって、所定の変速タイ
ミングで自動変速機3の変速比を操作するものである。
また、上記変速制御手段5に対し、エンジン2の排気通
路8に介装して排気ガスを浄化する排気浄化装置9の劣
化時に、平均的エンジン回転数が高くなる方向に前記変
速制御手段5による変速タイミングもしくは変速比を移
行する変更手段6を設ける。該変更手段6には、例えば
走行距離等から排気浄化装置9の劣化状態を検出する劣
化検出手段7からの信号が入力され、走行距離が所定値
以上の劣化発生時に、前記変速制御手段5により制御さ
れる変速タイミングを高速側に移行すること、変速段を
低速側に切換えること、変速比を大きくすることなどに
より変更して平均的エンジン回転数の上昇を図り、排気
ガス温度の上昇による排気浄化装置9の反応温度を高め
て浄化性能を改善するものである。
(発明の効果) 本発明によれば、排気浄化装置の劣化状態においては、
変速タイミングもしくは変速比を移行してエンジン回転
数が高回転状態となる機会を多くして平均的エンジン回
転数を高め、排気ガス量の増大、排気ガス温度の上昇を
図るようにしたことにより、効率よく排気浄化装置の温
度を上昇させてその浄化性能が改善でき、良好なエミッ
ション性を維持することができるものである。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。第2図
は具体例の概略構成図である。
エンジン2の回転駆動力はトルクコンバータ10と遊星
歯車機構11とを有する自動変速機3を介して出力され
る。上記自動変速機3は遊星歯車機構11のソレノイド
バルブ機構12の駆動によりその変速段の切換え制御を
行うものであり、ソレノイド駆動回路13にコントロー
ルユニット14からの制御信号が出力される。また、エ
ンジン2から排気ガスを導出する排気通路8には、三元
触媒等による排気浄化装置9が介装されている。
上記コントロールユニット14は、CPU15、RAM
16、入出力インターフェイス17を備えている。この
インターフェイス17には走行および運転状態を検出す
るために、エンジン2の吸気通路18に介装したスロッ
トルバルブ19のスロットル開度を検出するスロットル
センサー20からのスロットル開度信号、自動変速機3
のトルクコンバータ10のタービン回転数を検出するタ
ービン回転センサー21からの回転信号、シフトレバー
22の操作位置を検出するレンジスイッチ23からのレ
ンジ信号、走行距離を検出する走行距離スイッチ24の
信号、および前記排気浄化装置9の温度を検出する温度
センサー25からの温度信号がそれぞれ入力される。
そして、上記コントロールユニット14は、前記第1図
の各手段の機能を有し、タービン回転数と変速段とから
求めた車速に相当するデータと、スロットル開度とに応
じて予め設定してある変速パターンから、レンジ位置に
対応した最適の変速段を求めてソレノイド駆動回路13
を介してソレノイドバルブ機構12に駆動信号を出力し
て所定の変速段に操作するとともに、走行距離が所定値
以上となった排気浄化装置9の劣化検出時には、排気浄
化装置9の温度が所定値以下の場合に、変速段の変速タ
イミングを高速側に移行設定した変速パターンによって
変速制御を行い、エンジン回転数が高くなる機会を増加
し平均的エンジン回転数が上昇するものである。
なお、前記ソレノイドバルブ機構12は、図示しない複
数個(例えば3個)のソレノイドバルブのオン・オフ作
動によってオイル通路を切換えるものであって、この複
数個のソレノイドバルブの作動の組み合せによって遊星
歯車機構11をそれぞれの変速段に操作するように構成
されている。
上記コントロールユニット14の作動を、第3図のフロ
ーチャートに基づいて説明する。CPU15はスタート
後、ステップS1でレンジスイッチ23の信号から変速
レンジ位置を読み込み、ステップS2で走行距離スイッ
チ24の信号を読み込む。この走行距離スイッチ24
は、例えば、積算距離計に付設されて走行距離が設定値
(25,000マイル程度)に達するとオン作動する。
そして、ステップS3で上記走行距離スイッチ24がオ
ンか否かを判定し、この判定がYES時すなわち排気浄
化装置9の劣化状態においては、ステップS4で排気浄
化装置9の温度Tcが所定値To(例えば、400℃)
以上か否かを判定する。このステップS4の判定がNO
で排気浄化装置9が低温状態にある場合には、ステップ
S6で劣化時用のマップ群から前記ステップS1で読み
込んだ変速レンジに応じて変速パターンのマップを選定
して読み込む。
一方、前記ステップS3の判定がNOで走行距離スイッ
チ24がオフ状態で排気浄化装置9が劣化状態にない場
合、およびステップS4の判定がYESで排気浄化装置
9の温度Tcが所定値To以上で充分な反応浄化性能が
得られる場合には、ステップS5で通常の非劣化用のマ
ップ群から前記ステップS1で読み込んだ変速レンジに
応じて変速パターンのマップを選定して読み込む。上記
変速マップは各レンジ位置に応じてそれぞれ設定され、
車速とスロットル開度に対応して変速段すなわちソレノ
イドバルブ機構12の作動パターンが設定されている。
続いて、ステップS7でタービン回転数およびスロット
ル開度を読み込み、このタービン回転数と現在の変速段
とから車速に対応した信号を得るとともに、前記スロッ
トル開度とから、上記ステップS5もしくはS6で選定
したマップに基づいて現在の状態に対応した変速段のソ
レノイドバルブ機構12の作動パターンをステップS8
で設定する。設定されたソレノイドパターンを、ステッ
プS9でソレノイド駆動回路13に出力して所定の変速
段に自動変速機3を操作する。
前記ステップS5およびS6で選定する変速パターン
は、第4図に加速側変速パターン(Dレンジ)を例示す
るように、走行距離が設定値以下の排気浄化装置9の劣
化前の状態においては、各変速段を切換える変速タイミ
ング(変速ライン)は実線aで示すように設定されてい
る。これに対して、排気浄化装置9の劣化後において
は、各変速段を切換える変速タイミングは破線bで示す
ように、劣化前の状態に比べて高速側に、すなわち高回
転側に遅れて変速するように移行した変速パターンに設
定している。上記のような変速パターンに対応するソレ
ノイドバルブ機構12の作動パターンを設定したマップ
をDレンジ用に劣化前後にそれぞれ有し、他のレンジ用
にもそれぞれ備えている。
上記のように走行距離が設定値を越えて排気浄化装置9
が劣化状態となると、各変速段の変速タイミングを高速
側に移行してエンジン回転数を平均的に高くし、排気浄
化装置9の温度を上昇して排気浄化性能を向上するもの
である。
なお、上記実施例においては、走行距離が所定値を越え
た劣化時には、排気浄化装置の温度が所定値以下の場合
にのみ変速タイミングを高速側に移行するようにして、
不必要な移行を回避するようにしているが、劣化時には
常に変速タイミングを高速側に移行するようにしてもよ
い。
また、上記実施例においては、劣化時には変速パターン
の変速タイミングを高速側に移行することによって平均
的エンジン回転数を高くするようにしているが、劣化時
で排気浄化装置温度が所定値以下の時には変速段を低速
側の変速段に切換えてエンジン回転数を高めて排気浄化
装置の温度が上昇した後に、元の変速段に戻すように制
御してもよい。一方、無段変速機構による自動変速機に
おいては、排気浄化装置の劣化の程度に応じて変速比の
変化度合を変えるようにして平均的エンジン回転数を変
えるようにしてもよい。
さらに、上記実施例においては、走行距離が所定値に達
するとオン作動する走行距離スイッチによって排気浄化
装置の劣化状態を検出するようにしているが、その他、
排気浄化装置の劣化程度に関連する信号から検出するも
のが適宜使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を明示するための全体構成図、 第2図は具体例を示す概略構成図、 第3図はフローチャート図、 第4図は変速パターンの一例を示す特性図である。 1……車両、2……エンジン 3……自動変速機、5……変速制御手段 6……変更手段、7……劣化検出手段 8……排気通路、9……排気浄化装置 12……ソレノイドバルブ機構 13……ソレノイド駆動回路 14……コントロールユニット 24……走行距離スイッチ 25……温度センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気浄化装置を備えたエンジンに対する車
    両用自動変速機の変速制御装置であって、車両の走行状
    態に応じて予め設定された変速パターンにしたがって自
    動変速機の変速比を制御する変速制御手段と、前記排気
    浄化装置の劣化状態を検出する劣化検出手段と、この劣
    化検出手段の出力を受け排気浄化装置の劣化時に平均的
    エンジン回転数が高くなる方向に前記変速制御手段によ
    る変速タイミングもしくは変速比を移行する変更手段と
    を備えたことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御
    装置。
JP61058807A 1986-03-17 1986-03-17 車両用自動変速機の変速制御装置 Expired - Lifetime JPH0659789B2 (ja)

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JPS62216841A JPS62216841A (ja) 1987-09-24
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