JPH0659640B2 - 穴明け装置 - Google Patents
穴明け装置Info
- Publication number
- JPH0659640B2 JPH0659640B2 JP62249431A JP24943187A JPH0659640B2 JP H0659640 B2 JPH0659640 B2 JP H0659640B2 JP 62249431 A JP62249431 A JP 62249431A JP 24943187 A JP24943187 A JP 24943187A JP H0659640 B2 JPH0659640 B2 JP H0659640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- plate
- hole
- piezoelectric element
- plastic rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は穴開け装置に関し、特にセラミックグリーンシ
ート等に複数の穴を明ける穴明け装置に関する。
ート等に複数の穴を明ける穴明け装置に関する。
セラミック多層配線基板は、大型コンピュータなどの高
密度実装基板として実用化されており、今後ますます普
及していく傾向にある。そのセラミック多層配線基板の
製造工程の一つにセラミックグリーンシートへの穴明け
工程がある。
密度実装基板として実用化されており、今後ますます普
及していく傾向にある。そのセラミック多層配線基板の
製造工程の一つにセラミックグリーンシートへの穴明け
工程がある。
従来、実願昭６０−１５３７８３号（実開昭６２−６１
４９９号）公報や特願昭６０−１４８６０１号（特開昭
６２−９９１３号）公報に記載された穴明け装置は、電
圧が印加されると軸方向に伸長する圧電素子の伸長力を
利用して穴明けピンを飛行させ、ほぼ中央に受穴を設け
た雌型の上に乗せてある材料板のセラミックグリーンシ
ートを突き抜けて飛行してきた穴明けピンの先端を受穴
で受入れ、穴明けする構成となっていた。
４９９号）公報や特願昭６０−１４８６０１号（特開昭
６２−９９１３号）公報に記載された穴明け装置は、電
圧が印加されると軸方向に伸長する圧電素子の伸長力を
利用して穴明けピンを飛行させ、ほぼ中央に受穴を設け
た雌型の上に乗せてある材料板のセラミックグリーンシ
ートを突き抜けて飛行してきた穴明けピンの先端を受穴
で受入れ、穴明けする構成となっていた。
この従来の穴明け装置は、穴明けピンと雌型の受穴とを
位置合わせする必要があり、また位置合わせ後、位置が
ずれないように穴明けピンを保持している筐体と雌型と
を常に連動させておく必要があった。
位置合わせする必要があり、また位置合わせ後、位置が
ずれないように穴明けピンを保持している筐体と雌型と
を常に連動させておく必要があった。
上述した従来の穴明け装置は、穴明けピンと雌型の受穴
との位置調整のために、多くの調整工数が必要であり、
微小径の穴ではこの位置調整も困難である。また雌型の
製作費用も高いなどの問題点があった。さらに雌型を使
用することで構成が複雑になり、装置の製作コストが高
くなる欠点があった。
との位置調整のために、多くの調整工数が必要であり、
微小径の穴ではこの位置調整も困難である。また雌型の
製作費用も高いなどの問題点があった。さらに雌型を使
用することで構成が複雑になり、装置の製作コストが高
くなる欠点があった。
本発明の目的は、従来装置で用いていた雌型に代わる弾
性体を有することにより、作業能率の向上及び装置の単
純化、更には装置製作コストの低減を図ることのできる
穴明け装置を提供することにある。
性体を有することにより、作業能率の向上及び装置の単
純化、更には装置製作コストの低減を図ることのできる
穴明け装置を提供することにある。
本発明の穴明け装置は、電圧が印加されると軸方向に伸
長力を発生する圧電素子と、この圧電素子の伸長力によ
り飛行する穴明けピンヘッドと、この穴明けピンヘッド
と連動して中心軸方向に飛行する穴明けピンと、前記穴
明けピンヘッド及び穴明けピンを保持すると共に前記伸
長力がなくなったとき元の位置に戻す板ばねと、前記圧
電素子及び板ばねを保持する筐体と、上平面に穴明けす
る材料板を搭載し上方からこの材料板を突き抜けて力を
受けている部分が局部的に収縮する異方性プラスチック
ゴム板と、この異方性プラスチックゴム板を保持する支
持板とから構成されている。
長力を発生する圧電素子と、この圧電素子の伸長力によ
り飛行する穴明けピンヘッドと、この穴明けピンヘッド
と連動して中心軸方向に飛行する穴明けピンと、前記穴
明けピンヘッド及び穴明けピンを保持すると共に前記伸
長力がなくなったとき元の位置に戻す板ばねと、前記圧
電素子及び板ばねを保持する筐体と、上平面に穴明けす
る材料板を搭載し上方からこの材料板を突き抜けて力を
受けている部分が局部的に収縮する異方性プラスチック
ゴム板と、この異方性プラスチックゴム板を保持する支
持板とから構成されている。
本発明で用いる異方性プラスチックゴム板は物理的性質
（延び、縮み）の度合いが方向によって異なるものであ
る。そのため穴明けピンから受ける潰し力により穴明け
ピン先端の横断面に対応する部分が面方向に比べ板厚方
向に数十倍局部的に押し潰されて雌型と同じ働きをす
る。したがって、従来装置における雌型が不要であり、
かつ微小径の穴明けピンと雌型の微妙な位置調整も不必
要になる。さらに穴明けピンと潰された異方性プラスチ
ックゴム板のクリアランスも極めて微小になり、しかも
収縮した穴の縁がだれないため被加工物のセラミックグ
リーンシートに施される穴の抜け際が欠けることがな
い。
（延び、縮み）の度合いが方向によって異なるものであ
る。そのため穴明けピンから受ける潰し力により穴明け
ピン先端の横断面に対応する部分が面方向に比べ板厚方
向に数十倍局部的に押し潰されて雌型と同じ働きをす
る。したがって、従来装置における雌型が不要であり、
かつ微小径の穴明けピンと雌型の微妙な位置調整も不必
要になる。さらに穴明けピンと潰された異方性プラスチ
ックゴム板のクリアランスも極めて微小になり、しかも
収縮した穴の縁がだれないため被加工物のセラミックグ
リーンシートに施される穴の抜け際が欠けることがな
い。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の穴明け装置の一実施例を示す全体断面
図、第２図は第１図の部分拡大断面図である。
図、第２図は第１図の部分拡大断面図である。
第１図，第２図において、圧電素子２は上端が筐体１に
固定され、制御部３から電圧を印加すると軸方向に伸長
し伸長力を発生する。本実施例では、上端が固定されて
いるので伸長力は下方向に働く。圧電素子２に圧電が印
加されていないときは、第１図に示すように圧電素子２
はその下端に高硬度，高反発力の材料でできた穴明けピ
ンヘッド４の球状の頭部が与圧されて接するように、筐
体１に両端を固定した板ばね５に固定されている。板ば
ね５の穴明けピンヘッド４が固定されている下面には、
穴明けピンヘッド４と一体構造の微小径の穴明けピン６
を有しており、制御部３から圧電素子２に電圧が印加さ
れると穴明けピンヘッド４と共に中心軸上を下方向に飛
行し、また飛行後は板ばね５の復帰力で元の位置に戻
る。
固定され、制御部３から電圧を印加すると軸方向に伸長
し伸長力を発生する。本実施例では、上端が固定されて
いるので伸長力は下方向に働く。圧電素子２に圧電が印
加されていないときは、第１図に示すように圧電素子２
はその下端に高硬度，高反発力の材料でできた穴明けピ
ンヘッド４の球状の頭部が与圧されて接するように、筐
体１に両端を固定した板ばね５に固定されている。板ば
ね５の穴明けピンヘッド４が固定されている下面には、
穴明けピンヘッド４と一体構造の微小径の穴明けピン６
を有しており、制御部３から圧電素子２に電圧が印加さ
れると穴明けピンヘッド４と共に中心軸上を下方向に飛
行し、また飛行後は板ばね５の復帰力で元の位置に戻
る。
穴明けピン６の下面には支持板７の上面に異方性のプラ
スチックゴム板８が固定され、更にこのプラスチックゴ
ム板８の上面には被加工材料板のグリーンシート９が設
置される。
スチックゴム板８が固定され、更にこのプラスチックゴ
ム板８の上面には被加工材料板のグリーンシート９が設
置される。
圧電素子２に電圧を印加し穴明けピン６が飛行して、第
２図に示すように穴明けピン６の先端がグリーンシート
９を突き抜けると、穴明けピン６の先端力を受けたプラ
スチックゴム板８は局部的に圧縮され、従来装置におけ
る雌型と同じ働きをする。穴明けピン６の先端により打
ち抜かれた屑１０はプラスチックゴム板８の圧縮された
凹部に埋め込まれる。穴明けピン６はグリーンシート９
を打ち抜くと元の位置に戻り、グリーンシート９には所
定の穴が明けられる。
２図に示すように穴明けピン６の先端がグリーンシート
９を突き抜けると、穴明けピン６の先端力を受けたプラ
スチックゴム板８は局部的に圧縮され、従来装置におけ
る雌型と同じ働きをする。穴明けピン６の先端により打
ち抜かれた屑１０はプラスチックゴム板８の圧縮された
凹部に埋め込まれる。穴明けピン６はグリーンシート９
を打ち抜くと元の位置に戻り、グリーンシート９には所
定の穴が明けられる。
引き続き穴明けする場合は、穴明けピン６の位置を筐体
１と共に少しずらすか、グリーンシート９の位置を支持
板７と共に少しずらすかすればよい。この連続穴明けに
よってプラスチックゴム板８の上面が屑１０で埋め尽く
されれば、新しいプラスチックゴム板と交換して使用す
る。
１と共に少しずらすか、グリーンシート９の位置を支持
板７と共に少しずらすかすればよい。この連続穴明けに
よってプラスチックゴム板８の上面が屑１０で埋め尽く
されれば、新しいプラスチックゴム板と交換して使用す
る。
以上説明したように、本発明は材料のセラミックグリー
ンシート９を表面上に保持する異方性プラスチックゴム
板８を備え、圧電素子２に駆動されて飛行する穴明けピ
ン６によってグリーンシート９に穴明けを行うものであ
る。これによって従来使用していた穴明けピンと適当な
クリアランスを有する穴を備えた凹型（雌型）が不要で
あり、異方性プラスチックゴム板は駆動された穴明けピ
ンが材料板を突き抜ける際に穴明けピンの断面積に相当
する部分が局部的に板厚方向に大きく収縮し、しかも収
縮した部分の穴の縁がだれることがないため、材料板で
あるセラミックグリーンシートのような脆性材料に対し
ても突き抜かれた穴の抜け際が欠けることがない。従っ
て、従来の装置行っていた穴明けピンと凹型（雌型）と
の位置調整工数（〜２時間）、凹型の製作工数（〜１０
時間）が不要となって作業能率が向上し、非常に安価に
穴明け装置を製作でき、しかも装置の構造が単純化され
るなどの効果が得られる。
ンシート９を表面上に保持する異方性プラスチックゴム
板８を備え、圧電素子２に駆動されて飛行する穴明けピ
ン６によってグリーンシート９に穴明けを行うものであ
る。これによって従来使用していた穴明けピンと適当な
クリアランスを有する穴を備えた凹型（雌型）が不要で
あり、異方性プラスチックゴム板は駆動された穴明けピ
ンが材料板を突き抜ける際に穴明けピンの断面積に相当
する部分が局部的に板厚方向に大きく収縮し、しかも収
縮した部分の穴の縁がだれることがないため、材料板で
あるセラミックグリーンシートのような脆性材料に対し
ても突き抜かれた穴の抜け際が欠けることがない。従っ
て、従来の装置行っていた穴明けピンと凹型（雌型）と
の位置調整工数（〜２時間）、凹型の製作工数（〜１０
時間）が不要となって作業能率が向上し、非常に安価に
穴明け装置を製作でき、しかも装置の構造が単純化され
るなどの効果が得られる。
第１図は本発明の穴明け装置の一実施例を示す全体断面
図、第２図は第１図の部分拡大断面図である。 １……筐体、２……圧電素子、３……制御部、４……穴
明けピンヘッド、５……板ばね、６……穴明けピン、７
……支持板、８……プラスチックゴム板、９……グリー
ンシート、１０……屑。
図、第２図は第１図の部分拡大断面図である。 １……筐体、２……圧電素子、３……制御部、４……穴
明けピンヘッド、５……板ばね、６……穴明けピン、７
……支持板、８……プラスチックゴム板、９……グリー
ンシート、１０……屑。
Claims (1)
- 【請求項１】電圧が印加されると軸方向に伸長力を発生
する圧電素子と、この圧電素子の伸長力により飛行する
穴明けピンヘッドと、この穴明けピンヘッドと連動して
中心軸方向に飛行する穴明けぴんと、前記穴明けピンヘ
ッド及び穴明けピンを保持すると共に前記伸長力がなく
なったとき元の位置に戻す板ばねと、前記圧電素子及び
板ばねを保持する筐体と、上平面に穴明けする材料板を
搭載し上方からこの材料板を突き抜けて飛行してくる前
記穴明けピンの先端を受け入れて力を受けている部分が
板厚方向に局部的に大きく収縮する異方性プラスチック
ゴム板と、この異方性プラスチックゴム板を保持する支
持板とから構成されることを特徴とする穴開け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62249431A JPH0659640B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 穴明け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62249431A JPH0659640B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 穴明け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0192012A JPH0192012A (ja) | 1989-04-11 |
| JPH0659640B2 true JPH0659640B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=17192867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62249431A Expired - Lifetime JPH0659640B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 穴明け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659640B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150112268A (ko) * | 2014-03-27 | 2015-10-07 | 부산대학교 산학협력단 | 미소절삭장치용 리프스프링 및 상기 리프스프링을 갖는 미소절삭장치 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3695130A (en) * | 1971-09-14 | 1972-10-03 | Olivetti & Co Spa | High velocity press |
| JPS60191622A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-30 | Toshiba Corp | 極薄板状材の打抜き方法 |
| JPH0430000Y2 (ja) * | 1985-10-07 | 1992-07-20 | ||
| JPH0647240B2 (ja) * | 1986-03-10 | 1994-06-22 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | プログラム式穿孔装置 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP62249431A patent/JPH0659640B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150112268A (ko) * | 2014-03-27 | 2015-10-07 | 부산대학교 산학협력단 | 미소절삭장치용 리프스프링 및 상기 리프스프링을 갖는 미소절삭장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0192012A (ja) | 1989-04-11 |
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