JPH065916B2 - 画像信号回転方法 - Google Patents

画像信号回転方法

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JPH065916B2
JPH065916B2 JP60069181A JP6918185A JPH065916B2 JP H065916 B2 JPH065916 B2 JP H065916B2 JP 60069181 A JP60069181 A JP 60069181A JP 6918185 A JP6918185 A JP 6918185A JP H065916 B2 JPH065916 B2 JP H065916B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、撮影済のフィルムや印画プリントなどの写真
画像等、すなわち光学的に処理された写真画像等をカメ
ラで撮像することにより得られる画像データを、CRT
画面に写し出すいわゆる写真画像等のテレビ出し方式に
おいて、縦方向又は天地逆方向から撮られた写真画像等
を横方向のCRT画面に沿うように回転させる画像信号
回転方法に関する。
〈従来の技術〉 最近、光学カメラで撮影された写真画像等をCRT画面
でも見られるようにした写真画像等のテレビ出し方式が
開発されつつあり、その一つとして撮影済みのネガフィ
ルムやポジフィルム又はカラーや白黒の印画プリントの
画像データをCRT画面に合わせて加工しながら、例え
ば磁気ディスクなどの記録媒体に記録するという画像作
成装置が提案されている。
第2図はこの画像作成装置の一例を示しており、プロジ
ェクタ1Aとレコーダ1Bとから構成されている。この
うち、ブロジェクタ1Aは、デスク型の筐体2、筐体2
の左下部3に収納される制御系を含む電子回路、筐体2
の中央下部4に収納される光源などの照明及びその関連
装置、筐体2の右下部5に収納される主マイコン、卓上
部6に配置され色補正指示等を入力するキーボード7、
フィルム種別・サイズ・記録指示等を入力するキーボー
ド8、矢印F方向に送られるフィルム9のフィルムキャ
リア載置部10、測光素子を収容した測光部12、測光
部12と対向してその上方にあるレンズデッキ11、波
形モニタ13、投影コマを写し出す記録映像モニタ1
4、加工処理後の画像を写し出す再生映像モニタ15、
測光部12及びレンズデッキ11の上方にあって支柱1
6で支えられるカメラヘッド17からなる。また、レコ
ーダ1Bは、マイコン18、ディスク収納部19からな
る。
第3図は、第2図に示す画像作成装置の回路ブロック図
である。第3図において、ランプ電源20に接続される
ランプ21、フィルタモータ22にて駆動されるNDフ
ィルタ23、光積分器24、フィルタモータ25にて駆
動される色補正フィルタ26、フィルムキャリア27、
フィルム9、圧着ソレノイド28にて駆動される圧着部
材29、測光部12(第2図)内に収納される測光素子
30、フィルム検出素子31のそれぞれの部分が、光軸
に沿いレンズデッキ11下方に順に配置されている。
レンズデッキ11には、正立の写真画像を光学的に得る
ための像回転ミラーボックス32が配置されている。こ
の像回転ミラーボックス32は、図示のように3つのミ
ラー35,36,37を有し、像回転モータ38によっ
てレンズデッキ11に対して光軸を中心として270°以
上回転可能に支持されている。これによって、フィルム
9のコマ画像を少なくとも270°の範囲にわたって回転
させ、例えば縦方向又は天地逆方向の画像を正立画像に
することができ、この正立画像はシャツタ39を介して
カメラヘッド17に入射させることができる。
また、レンズ系33,34は、この例ではフィルム9の
サイズに応じていずれか一方が選択的に光軸に挿入され
る。そして、この出入れはレンズモータ40により行な
われる。カメラヘッド17は、レンズデッキ11を通し
てフィルム9のコマ画像を撮影するテレビジョンカメラ
であり、このカメラヘッド17も光軸に平行な方向に移
動できるようカメラヘッドモータ41が配置される。
スイッチ42は、カメラヘッド17からの1コマ分の映
像信号を一方では色補正回路43に直接に接続し、他方
ではネガポシ(NP)反転回路44を介して色補正回路43
に接続する。色補正回路43は、波形モニタ13に接続
されると共に記録回路45を介して記録映像モニタ14
及び磁気ヘッド47に接続される。また、磁気ヘッド4
7は、再生回路48を介して再生映像モニタ15に接続
される。ここで、記録回45及び再生回路48は、映像
信号をたとえばFM変復調など所定の方式で変復調する
ものである。
なお、第3図中、49は磁気ディスク、50はモータ、
51は電源、52は記録トラック、53は回転軸、54
はシステムバス、55は増幅器をそれぞれ示している。
さて、フィルム9のコマ画像を回転させるには、今まで
第3図に示すように像回転ミラーボックス32を操作し
て光学的に正立画像を得ているのであるが、例えば第2
図に示すような画像作成装置を用いて、撮影済みのフィ
ルムを撮像する場合、撮影済みのフィルムには縦位置、
横位置の写真画像が、混在しているため、前記光学系を
頻繁に回転させなければならない。この結果、大量のフ
ィルムを第2図に示す画像作成装置を用いて画像処理す
る際、前記光学系の回転に時間を多く要するので、全体
として画像処理に長い時間を要するという不具合がある
とともに、装置自体も高価で大がかりなものになってし
まうという欠点がある。また、最近趨勢として画像信号
のディジタル処理化が行なわれつつあり、その際考えら
れる種々の長所、例えば高画質化やデータ記録が容易に
なること等、を享受できるようになる。このようなこと
から、上述の光学系に代って像回転を行なうことができ
るディジタル回路を用いた画像作成装置が要望されてい
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ディジタル回路による像回転を行なう画像作成装置で
は、まずカメラヘッドから出力される映像信号をA/D変
換してディジタル信号を得る。この場合、A/D変換され
たディジタル信号は、映像信号をサンプリングすること
により画素データとして得られる。したがって、このデ
ィジタル画素データにつき画像回転を行なおうとする場
合、たとえば90°の画像回転にあっては、原則とし
て、各水平走査ライン上の画素に順に番地を与えて1フ
ィールド又は1フレーム分をライン走査方向に沿いメモ
リに記録し、ついで各ラインの同一垂直方向画素を読み
出してやればメモリ上にて画像回転が行なえる。
ところが、ディジタル画素データを扱うについては、映
像信号からディジタルの画素データを得るためのサンプ
リング周波数が非常に高いという問題がある。すなわ
ち、テレビジョンNTSC方式では、4MHz程度の映像周波
数帯域を必要とし、またR,G,Bの色信号ラインが独
立している方式にあっては、6〜7MHz程度の映像周波
数帯域を持っているという関係上、映像信号のサンプリ
ング周波数としては、理論的に十数MHz以上が必要にな
る。そして、この十数MHzのサンプリング周波数として
は、数十μsの周期に対応する。一例として仮にサンプ
リング周波数を16MHzとすれば56μsの周期を持つ
ことになる。
これに対し、ディジタル回路に必要な大容量のディジタ
ルメモリのうち、通常使われるダイナミックメモリは、
上記サンプリング周波数と比べアクセス時間が200μ
s〜300μsと遅くなっている。すなわち、数十μs
の周期を持つ画素データを通常速度のディジタルメモリ
では記憶できないことになる。
このため、数十μsの高速ディジタル信号を通常速度の
ディジタルメモリにアクセスする手段として、従来より
第4図に示す回路が考えられている。すなわち、第4図
においては、A/D変換器60にて得られた画像ディジタ
ル信号を、4ビットのシフトレジスタ61に入力し、4
ビット分が収納された時点で一括してラッチ回路62に
入力し、ついで4個のディジタルメモリA,B,C,D
に1ビットずつ割り当てて同時に記憶し、ディジタルメ
モリA,B,C,Dからは、各1ビットずつ計4ビット
をシフトレジスタ64に同時に読み出して出力するとい
う回路で、ここでは、シフトレジスタ61,64のクロ
ックが前述の数十μsと高速であっても、ラッチ回路6
2やディジタルメモリA,B,C,Dのクロックは4ビ
ット分の一括処理のため(数十×4)μs程の速度でよ
いので、前記200μs〜300μsの通常速度のダイ
ナミックメモリを用いることができる。この場合メモリ
A,B,C,Dには同一時刻において同一アドレスを与
えるので、各メモリの各データは固有のアドレスを持た
ない。
ところが、かかる第4図に示す回路は、高速データを一
且メモリに書き込みついで読み出す手段であって、写真
画像の加工のため用いる場合、高速で書き込み低速で読
み出すとか逆に高速で書き込み更に高速で読み出せば画
像の縮小とか拡大ができるのであるが、写真画面を回転
させる機能、すなわち水平走査ラインに沿って書き込ん
だ画素データを画面上の垂直方向ラインに沿って読み出
そうとすると、各画素がアドレスを持っておらず、又一
度のアクセスで1個のデータしか取り出させないため困
難である。
光学系の画像回転手段を用いず映像信号をディジタル化
して得た高速ディジタル画素データを、メモリ上にて画
像回転させる手段としては、第5図に示すようにA/D変
換器60にて得られた画素データの速度にみあってアク
セスできる高速メモリ63を用いることが考えられる。
すなわち、高速メモリ63によって水平走査ラインに沿
う画素データを順に記憶すると共に、垂直方向の画素デ
ータを読み出すのである。ところが、この高速メモリ
は、画像作成装置に用いるにはあまりにも高価過ぎ現実
的な対策ではない。
本発明は、上述の問題点に鑑み、画像作成装置において
画像回転を光学系でなく電気的なディジタル回路を用
い、しかも上述の高価な高速メモリを用いることなく、
通常速度でアクセスする安価なディジタルメモリを用い
て高速画素データをリアルタイムで縦横変換可能とした
画像信号回転方法の提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 かかる目的を達成する本発明は、(1)光学的に処理され
た撮影対象物をカメラにて撮像することにより得られた
画像をテレビジョン画像信号に変換し、この映像信号か
らなる画像データのうち一水平走査ラインの1からK個
(Kは2以上の整数)までの水平画素からなる画素デー
タを各画素ごとに異なるディジタルメモリに割り当てて
一括して書き込み、K+1個以後の画素データの上記デ
ィジタルメモリへの書き込みも同様にくり返し、しかも
垂直方向に順に隣接するK本の水平走査ラインにおける
それぞれの水平走査ラインの画素データを1からK本ま
での水平走査ラインのうちN番目のラインではK個のう
ちのN番目のディジタルメモリから順に書き込み、この
K個のディジタルメモリから画素データを読み出すに当
り上記順に隣接するK本の水平走査ラインの同一垂直方
向のK個の画素データを上記K個のディジタルメモリか
ら一括して読み出すようにし、 (2)第1項記載の画像信号回転方法において、ディジタ
ルメモリへの画素データの書き込み及び読み出しに当
り、水平走査ラインのサンプリング周波数を垂直方向の
サンプリング周波数の√倍としかつ読み出しに当り垂
直方向ラインを1ライン毎まびいて読み出すことを特徴
とする。
〈実施例〉 ここで、第1図、第6図、第7図を参照して本発明の実
施例を説明する。回路構成の一実施例を示す第1図にお
いて、100は、ネガ又はポジフィルムや印画プリントな
どの写真画像を走査して得た映像信号が入力され、この
映像信号を所定の周期でサンプリングして、ディジタル
画素データを得るA/D変換器である。ここで、サンプリ
ング周波数は、前記従来技術に示す如く映像信号帯域か
ら十数MHzに定められ、数十μsの周期に対応するので
あるが、更に本実施例では縦横の像回転からくる制約上
約16.9MHzに定められる。このサンプリング周波数を16.
9MHzに特定した理由は、第6図の説明と併せて後述する
が、概要としては、縦横相互の画像変換にて画像の縮小
率が同一になりかつ理想的な(画面にぴったりはまるよ
うな)縮小率とするために、画面縦方向の525本の走査
線(有効走査線442本)に当る画素データに対し画面横
方向の画素データを≒倍の密度としたものであり、画
面の縦横比(3:4)を勘案して 個の有効水平画素から全水平画素数を1074と決めてお
り、この結果、水平走査周波数が15.75KHzであるので、
1074×15.75KHz≒16.9MHzという数値を設定したもので
ある。したがって、A/D変換器100における映像信号のサ
ンプリング周期は約59μsとなる。
101は、A/D変換器100からの画素データのうち本例では
4個(4ビット)の直列な画素データを収納するシフト
レジスタ、102はシフトレジスタ101が4ビットの画素デ
ータを収納したとき一括してデータをラッチするラッチ
回路である。
103は、ラッチ回路102に収納された画素データを独立し
た4個のディジタルメモリA,B,C,Dに割当てるた
めのスイッチ回路である。このスイッチ回路103は、デ
ィジタルスイッチで1水平走査周期ごとに切換る。すな
わち、ラッチ回路102とディジタルメモリA,B,C,
Dとが特定の組合せとなるようスイッチ回路103が接続
されるが、次の水平走査周期では前の水平走査周期のラ
ッチ回路102とディジタルメモリA,B,C,Dの組合
せを1つずらして接続し、たとえばラッチ回路102の4
個の収納部分の内、ある特定の1個に着目し、そこに収
納されているデータが最初にメモリAに書き込まれたな
らば次の水平走査周期ではメモリBに書き込むようにス
イッチ回路103が接続される。具体的には、n番目の水
平走査ラインにて4ビットの画素データがディジタルメ
モリA,B,C,Dの順に振り分けて入力されるようス
イッチ103A,103B,103C,103Dが接続されている場合、n
+1番目では例えばB,C,D,Aの順に、n+2番目
では例えばC,D,A,Bの順に、n+3番目では例え
ばD,A,B,Cの順にそれぞれ画素データが入力され
るようスイッチ103A,103B,103C,103Dが切換えられて接
続される。このスイッチ回路103により1水平走査周期
ごとにずらしてディジタルメモリに画素データを書き込
むのは、縦横変換後の順序で画素データを読み出すと
き、同一のディジタルメモリから続けて読み出さないよ
うにするためである。すなわち、90°の画像回転により
画素データを画面上垂直方向に読み出す場合、この画面
上垂直方向の画素データをディジタルメモリA,B,
C,Dそれぞれから必要な画素データを所定の時間内に
読み出せるようにするためである。
ディジタルメモリA,B,C,Dは、それぞれ200μs
〜300μsのアクセス時間を持つ通常のダイナミックメ
モリである。各々のディジタルメモリA,B,C,Dで
は、ラッチ回路102から出力される4ビットの画素デー
タを1単位としてアドレスが付されるので、スイッチ回
路103にて振り分けられた4ビットの画素データは、各
ディジタルメモリA,B,C,Dにて同時にしかも同じ
アドレスに書き込まれる。この場合、各ディジタルメモ
リA,B,C,Dの書き込み時間は、4ビットの画素デ
ータ分であるので(59×4)μs となり、通常のダ
イナミックメモリにて充分アクセスすることができる。
107は、アドレスコンバータ106やROM105A,105B,105C,10
5Dの指定により縦横変換する場合の順序で読み出される
画素データ、天地逆の画像として読み出される画素デー
タ、又は縦横変換とか天地逆をしないもとのままの画素
データ、をそれぞれラッチするためのラッチ回路、108
は、ラッチ回路107に収納されたディジタルメモリA,
B,C,Dからの読み出した4ビットの画素データを磁
気記録装置につながる信号ラインに送出するためのシフ
トレジスタである。このシフトレジスタ108はシフトレ
ジスタ101と同じ59μsの高速クロックで動作される
ことはもちろんである。ちなみに、ラッチ回路102,107
の動作クロック及びディジタルメモリA,B,C,Dの
アクセス時間は、(59×4)μsと遅くても良い。
アドレスコンバータ106及びROM105A,105B,105C,105D
は、ディジタルメモリA,B,C,Dのアドレス指定の
ために備えられている。このうち、アドレスコンバータ
106は、画像の縦横変換をしないそのままの状態でのア
ドレス指定、天地逆の場合のアドレス指定、縦横変換右
左の場合のアドレス指定、それぞれに該当するテーブル
を持ち、その都度使い分けられる。ここで、変換しない
そのままの状態でのアドレス指定又は天地逆の場合のア
ドレス指定は、ディジタルメモリA,B,C,Dに書き
込んだ順又は書き込んだ順と逆の順にて読み出せば良い
ので特別な操作は不要となる。
しかし、縦横変換の場合には、画素データの読み出しに
際して書き込み時とは全く異なったアドレスを与えるた
めに特別のテーブルが必要となる。このテーブルは、画
像の左回転又は右回転によって異なり、例えば90°の右
方向の画像回転を行なう場合、例えば第6図に示す画面
上左上(アドレス0-0)から水平走査ラインに沿い右下
(アドレス7-3)まで書き込んだ画素データが、左下
(例えばアドレス7-0)から垂直方向に沿い右上(例え
ばアドレス0-3)まで読み出されることになり、また90
°の左方向の画像回転に際しては右下(例えばアドレス
7-3)から垂直方向に沿い左上(例えばアドレス0-0)ま
で読み出させれることになるので、画面左下から右上に
向う又は右下から左上に向う順序にアドレス指定を行な
うテーブルとなる。
ROM105A,105B,105C,105Dは、ディジタルメモリA,B,
C,Dに対応して備えられ、アドレスコンバータ106に
て制御されるものである。このROMは、画像の縦横変換
のときに用いられ、アドレスコンバータ106のアドレス
指定をきっかけとして画面上垂直方向の読み出すべき画
素データのアドレス順に従って、その画素データを記憶
してあるディジタルメモリを順にアクセスするよう切換
えられる。すなわち、縦横変換のときには、画素データ
の書き込み順と全く異なる順にて、画面上垂直方向に読
み出されるので、アドレスコンバータ106にてあるアド
レスが指定され、例えば第6図に示すアドレス7-0が指
定されると、ROM105DがディジタルメモリDのアドレス7
-0をアクセスし、次にROM105CがディジタルメモリCの
アドレス6-0をアクセスし、ついでROM105Bがディジタル
メモリBのアドレス5-0をアクセスして、最後にROM105A
がディジタルメモリAのアドレス4-0をアクセスする。
こうして、垂直方向アドレスに従って次々に切換えられ
るROMとしては、各ROMごとに右又は左の縦横変換に当る
テーブルを持っていることになる。また、アドレスは垂
直方向アドレス(たとえばアドレス7-0の7)のみを順
番に指定すればよいことになるので、ROMの代りに加減
算器を用いることもできる。
ここで、第1図に示す回路構成の機能、特にディジタル
メモリA,B,C,Dへのアクセスにつき、第6図及び
第7図を参照して説明する。そして、この第6図および
第7図では画像回転の具体例として90°の右回転の場合
につき説明する。すなわち、第7図(a)に示す横長画像
を第7図(b)に示す縦長(正立)画像にする場合を掲げ
る。
第7図(a)に示す画像回転前の画素数としては、わかり
やすくするため、第6図に示すように上下8個の各ブロ
ックのうち点線より上のアルファベットA,B,C,D
の位置にて水平方向に16画素、垂直方向に各ブロック
の点線より上のアルファベットA,B,C,Dの位置に
て8画素を設定した例を示す。したがって第7図(a)の
画面について、第1図に示す回路構成のA/D変換器から
のディジタル信号は、第7図(a)の画面の左上から右下
にかけて8本の水平走査ラインを走査することにより、
各ラインにつき16ビット、計16×8ビットの画素デー
タからなる。
第1図に示すシフトレジスタ101は、第6図の8本の水
平走査ラインを最上ラインから最下ラインまで左から右
に向い4ビットずつを単位として扱うものである。シフ
トレジスタ101に送られた例えば、最上ラインの左側最
初の4個の画素データが、一括してラッチされた後、こ
の画素データは、スイッチ回路103により順にディジタ
ルメモリA,B,C,Dに分配されて各メモリのアドレ
ス0-0に記憶される。このアドレス0-0の意味は、前述し
たように最初の0が垂直方向アドレスであって水平走査
ラインに対応し、後の0が水平方向アドレスであって4
ビットずつ区切った水平走査ライン上の順位を指す。し
たがって、最上ラインの各画素データは、ディジタルメ
モリにA,B,C,Dの順でしかも4ビットずつアドレ
ス0-0,0-1,0-2,0-3の順に記憶される。
水平走査ラインが変ると、第1図に示すスイッチ回路10
3が切換り、第2ラインでは4ビットの画素データにつ
きディジタルメモリB,C,D,Aの順にしかもアドレ
ス1-0,1-1,1-2,1-3の順に記憶される。同様にして、第
3走査ラインではディジタルメモリC,D,A,Bの順
でアドレス2-0,2-1,2-2,2-3の順に、第4走査ラインで
はディジタルメモリD,A,B,Cの順でアドレス3-0,
3-1,3-2,3-3の順に記憶される。以下第8走査ラインま
でくり返して、第6図の点線上に配列されたようにある
位置の画素データは、そのアルファベット表示のディジ
タルメモリA,B,C又はDで、対応するアドレスV-H
(例えば0-0)に記憶されることになる。
このように各走査ラインごとにディジタルメモリA,
B,C,Dの順を変え画素データを4ビットずつまとめ
てアドレスを与えて記憶することは、4ビットずつまと
めて読み出すとき、縦横変換の場合、ディジタルメモリ
を重複せず順に読み出せることになる。すなわち、縦横
変換して左下から上に向って読み出す場合、第6図にて
示すようにディジタルメモリD,C,B,Aの順にな
る。しかも、縦横変換のアドレス指定は、7-0,6-0,5-0,
4-0という具合に垂直方向アドレスのみを変えればよい
ので非常に簡単となる。
第7図(b)は、縦横変換した後の正立画像を示し、第6
図に示す上下方向の8ブロックのうち点線より下にある
アルファベットA,B,C,Dに位置する画素からな
る。この点線より下にあるアルファベット位置の水平8
画素は、第7図(a)にも示す画像回転前の垂直方向の8
画素に当り、回転後の垂直8画素は、画像回転前の水平
16画素を1画素おきに間引いた8画素である。第7図
(a)の横長画像を第7図(b)の正立画像にする場合は、ま
ず、第6図左下から垂直方向に、ディジタルメモリD,
C,B,Aの順でアドレス7-0,6-0,…,1-0,0-0の順に読
み出し、この画素データを画像回転後の第1ラインの水
平画素として配列する。回転後の第2ラインの水平画素
は、第6図左から3列目の垂直方向画素を、ディジタル
メモリB,A,D,Cの順でアドレス7-0,6-0,…,1-0,0
-0の順に読み出して配列する。以下同様に、回転後の第
3ラインに第6図左から5列目の垂直方向画素列を配列
し、回転後の第4ラインに第6図左から7列目の垂直方
向画素列を配列するという具合に縦横変換を行なうもの
である。第6図では、丸、三角形、四角形などの図形で
囲んだアルファベットのうち水平下列のものの、その位
置の画素データは、垂直方向の同じ図形で囲んだアルフ
ァベットに縦横変換されて位置されることを示してい
る。
実際の縦横変換では、第1図に示すアドレスコンバータ
106の縦横変換テーブルに従って垂直方向アドレスがず
らされて指定され、この指定にもとづきディジタルメモ
リAのROM105A,ディジタルメモリBのROM105B,ディジ
タルメモリCのROM105C、及びディジタルメモリDのROM
105Dが選択され、該当するアドレスを読み出すようにな
っている。すなわち、第6図では、まずアドレスコンバ
ータ106がアドレス7-0を指定すると、ROM105Dがアドレ
ス7-0を読み出し、ROM105Cがアドレス6-0を読み出し、R
OM105Bがアドレス5-0を読み出し、そしてROM105Aがアド
レス4-0を読み出すように作動する。こうして、アドレ
スコンバータ106の変換テーブルとROM105A,105B,105C,1
05Dのテーブルの組合せによって画像回転前の垂直方向
画素が1列おきに間引きされて4ビットを単位として読
み出され、第6図の点線下のアルファベットの配列で示
す正立画像の画素配列を得るものである。
ここで、垂直方向アドレスV及び水平方向アドレスH
は、今までの説明では説明の便宜上、2個の数字の組合
せとして簡略に述べてきた。しかし、実際の画面では、
垂直方向の画素数が525個(走査線数)、水平方向の画
素数が1024個と多数あるために、しかもディジタル化さ
れている関係上、VとHとを両方加えたアドレス割り当
てビットは16ビット用いている。ところが、画像の縦
横変換に当たってのアドレス変換は、垂直方向アドレス
のみを変えるROMを用いかつ実際に数ビットの垂直方向
アドレスのうち変化する3ビット分のROMを用いればよ
い。したがって、ROM105A,105B,105C,105Dそれぞれは実
際3ビットが入出力できる極めて小さなROMで足りるこ
とになる。
また、第6図、第7図(a)(b)にて説明した第1図に示す
回路例は、画像データをディジタルメモリに書き込むと
同時に読み出す実施例として有用である。つまり、第1
図に示す回路例は、画像データをリアルタイムで読み出
すことができる。このリアルタイムを勘案しない場合、
一枚の画を作る操作からすれば第1図に示す回路構成と
しなくともよく、たとえばディジタルメモリA,B,
C,Dを時間をかけて順に読み出せば一枚の画ができ
る。ところが、実際上16個のディジタルメモリを用い
て読み出すケースを考えると(第1図、第6図では4個
のディジタルメモリである)、任意のディジタルメモリ
をアクセス後そのメモリの次のアクセスまでには、59
μs×16≒1μs程度の時間があって、ディジタルメ
モリのアクセスタイムを300μsとしても3回アクセ
スできる時間の余裕がある。したがって、この1μsの
時間を利用することにより、画像データを書きながら読
み出すことが可能になる。特に、縦横変換する場合、水
平走査線に沿って画素データを書き込みながら、垂直方
向に読み出した場合、書き込みと読み出しとが同じ画素
にて重複する事態が生ずるが、1μの時間内にて書き込
みと読み出しのアクセス時間をずらせば、書き込みと読
み出しとを同時にしかも円滑に行なうことができる。す
なわち、リアルタイムでの読み出しが可能となる。
更に、画像の縦横変換を行なうに当って第7図(a)に示
す横長画像を第7図(b)に示す正立画像に直す場合、横
太りや細長く変形せず自然な形の正立画像にする必要が
ある。しかも、画面から画像がはみ出したり逆に画面の
わずかな部分に画像が縮み過ぎないように画面に正立画
像をぴったりはめる必要がある。本実施例ではこの要求
に応ずるために、先に若干述べたように水平走査線上の
サンプリング間隔を縦方向の√倍としかつ読み出しに
当り一垂直ラインごとにまびくことにより、縦横の縮小
率が同じになり(自然な形で縮小され)、しかも理想的
な縮小率(ぴったりはまる)にしている。すなわち、画
面上にて画素の密度に着目した場合、縦方向の画素密度
は、走査線数の525個であり有効画面としては442個とな
っている。これに対し横方向の画素密度を決定する場
合、縦方向と同じ密度(525×4/3=700個)とすると画
面が縦横3:4の比率となっているので、回転画像はは
み出してしまう。また、縦横を同一画素密度として回転
画像を画面内に収めるため縦方向の画素列を一列おきに
まびいて画像回転させた場合には、今度は回転画像が寸
詰りになってしまう。この結果、縦方向の画素列を一列
おきにまびいて画素回転させても回転画像が極端に寸詰
りにならないためには、縦方向の画素密度より横方向の
密度を高密度とする必要があり、しかも一列おきにまび
いて画像回転した後に画像が画面に丁度はまるために
は、縦方向の密度に対し横方向の密度を√倍とすれば
よいことが判明した。したがって、縦方向525個(有効
画素442個)に対する横方向の画素を1074個とし有効画
素を442×4/3×√≒833個とすることになる。そし
て、この画素数に基づけば、A/D変換器による画素のサ
ンプリング周波数は、1074×15.75KHzすなわち16.9MHz
となり、この周波数にてサンプリングすれば横方向の画
素密度を縦方向の√倍にした場合と等価となる。しか
も、4〜6MHzの映像信号のサンプリング周波数として
も16.9MHzは充分であり、またサンプリング周期が59
μsとなったとしても200〜300μsのアクセス時間を持
つディジタルメモリを数個つなげば足りることになる。
〈発明の効果〉 以上実施例にて説明したように本発明によれば、光学系
を用いずにディジタル回路手段によって画像回転が可能
となり、しかも通常のアクセス時間を有する安価なディ
ジタルメモリで縦横変換をリアルタイムですることがで
き、画像作成装置のディジタル化に多大な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第6図、第7図は本発明の実施例を示し、第1
図は回路ブロック図、第6図は縦横変換の説明図、第7
図(a)は入力される横長画像の状態図、第7図(b)は出力
される正立画像の状態図、第2図ないし第5図は従来例
で、第2図は画像作成装置の外観斜視図、第3図はブロ
ック図、第4図は通常速度のメモリを用いたブロック
図、第5図は高速メモリを用いたブロック図である。 図中、 100はA/D変換器、 101,108はシフトレジスタ、 102,107はラッチ回路、 103はスイッチ回路、 105A,105B,105C,105Dはディジタルメモリ、 106はアドレスコンバータ、 A,B,C,Dはディジタルメモリである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的に処理された撮影対象物をカメラに
    て撮像することにより得られた画像をテレビジョン画像
    信号に変換し、この映像信号からなる画像データのうち
    一水平走査ラインの1からK個(Kは2以上の整数)ま
    での水平画素からなる画素データを各画素ごとに異なる
    ディジタルメモリに割り当てて一括して書き込み、K+
    1個以後の画素データの上記ディジタルメモリへの書き
    込みも同様にくり返し、しかも垂直方向に順に隣接する
    K本の水平走査ラインにおけるそれぞれの水平走査ライ
    ンの画素データを1からK本までの水平走査ラインのう
    ちN番目のラインではK個のうちのN番目のディジタル
    メモリから順に書き込み、このK個のディジタルメモリ
    から画素データを読み出すに当り上記順に隣接するK本
    の水平走査ラインの同一垂直方向のK個の画素データを
    上記K個のディジタルメモリから一括して読み出すよう
    にした画像信号回転方法。
  2. 【請求項2】上記特許請求の範囲第1項記載の画像信号
    回転方法において、ディジタルメモリへの画素データの
    書き込み及び読み出しに当り、水平走査ラインのサンプ
    リング周波数を垂直方向のサンプリング周波数の√2
    倍としかつ読み出しに当り垂直方向ラインを1ライン毎
    まびいて読み出すようにした画像信号回転方法。
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