JPH0658617A - 吹出口グリル - Google Patents

吹出口グリル

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JPH0658617A
JPH0658617A JP21176392A JP21176392A JPH0658617A JP H0658617 A JPH0658617 A JP H0658617A JP 21176392 A JP21176392 A JP 21176392A JP 21176392 A JP21176392 A JP 21176392A JP H0658617 A JPH0658617 A JP H0658617A
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shaft
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Takahiro Komori
敬博 古森
Shuji Inui
修司 乾
Shigenori Shibata
成徳 柴田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リンク部材の両端の誤組付を防止し、風向偏向
板の湾曲不良に起因して風向調節機能が低下するのを抑
える。 【構成】左右両端に位置する風向偏向板5A,5Dの上
下に設けられる平行リンク13の前側の第1の挿通穴1
4を小判形状に形成し、後側の第2の挿通穴15を円形
状に形成する。風向偏向板5A,5Dにおける第1の軸
7A,7Dの上下両端を首部18と頭部19とよりなる
2段構造とする。首部18を第1の挿通穴14とほぼ同
一形状とし、その首部18を第1の挿通穴14に嵌合さ
せる。従って、平行リンク13が第1の軸7A,7Dを
支点として回動される際、第1の軸7A,7Dと平行リ
ンク13とは首部18と第1の挿通穴14の嵌合関係に
より一体的に回動される。また、平行リンク13の前後
両端は、第1の挿通穴14と第2の挿通穴15との形状
の違いによって特定可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の室内に
設置され、空調の風の吹き出し方向を調節する吹出口グ
リルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば特開
平3−271653号公報に開示されたものが知られて
いる。図8,9に示すように、この従来技術において
は、吹出口グリル39は送風ダクト40の前端部に設け
られており、略四角筒状をなす本体ケース41を備えて
いる。本体ケース41内には、複数枚(図では4枚)の
風向偏向板42が並列に設けられている。各風向偏向板
42は湾曲可能な板状部43と、その前端部にて上下に
突設された第1の軸44とを備えている。この第1の軸
44が本体ケース41に形成された軸穴45に嵌め込ま
れることにより、風向偏向板42の前端部が本体ケース
41に対して回動可能に支持されている。また、各風向
偏向板42の後端部はロッド46によって相互に連結さ
れている。
【0003】図9において、左右両端に位置する風向偏
向板42の上側及び下側、つまり、本体ケース41と風
向偏向板42との間には、それぞれ平行リンク47が配
設されている。平行リンク47の前端部及び後端部に
は、挿通穴48,49がそれぞれ形成されている。そし
て、後側の挿通穴49には、ロッド46から上下方向へ
突設された第2の軸50が挿通されている。また、前側
の挿通穴48には、風向偏向板42の第1の軸44が挿
通されている。
【0004】本体ケース41には、その前端から幾分突
出した状態で操作レバー51が設けられ、左右方向へ回
動可能に支持されている。この操作レバー51は、各平
行リンク47と平行に設けられ、その後端部がロッド4
6に連結されている。そして、この操作レバー51を左
右方向へ回動させることにより、各平行リンク47が第
1の軸44を中心に操作レバー51と平行に回動され
る。これに伴い、ロッド46が左右前方へ移動され、各
風向偏向板42の後端部が左右前方へ移動される。ま
た、各風向偏向板42がその板状部43において湾曲さ
れながら第1の軸44を支点として回動される。その結
果、送風ダクト40を通じて、後方からの風Wは風向偏
向板42に沿って偏向されることとなり、本体ケース4
1の前端から吹き出される風Wの向きが調節される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術において、平行リンク47の各挿通穴48,49
は、相互に類似して単に円形状に形成されているだけで
あった。このため、吹出口グリル39を組立てる際に
は、作業者が、前側の挿通穴48と後側の挿通穴49と
を誤認してしまい、平行リンク47を前後間違えて組付
けてしまうおそれがあった。
【0006】また、第1の軸44を支持するための軸穴
45内に、バリ等の異物が残存している場合には、第1
の軸44と軸穴45との間に摩擦力が発生する。そのた
め、上記摩擦力に起因して第1の軸44が回動されにく
くなるおそれがある。ロッド46が左右前方へ移動され
るとき、つまり、平行リンク47が第1の軸44を支点
として回動されるときに、第1の軸44が回動されない
と、風向偏向板42が適切に湾曲されない。その結果、
吹き出される風Wの向きが適切に調節できなくなってし
まうおそれがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はリンク部材の両端が誤っ
て組付けられることを防止し、かつ、風向偏向板の湾曲
不良に起因して風向調節機能が低下するのを抑えること
の可能な吹出口グリルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、送風ダクト内に配置されて後方から前方
へ向かって風の通過を許容する本体ケースと、前記本体
ケースの内側に設けられた軸穴と、前記本体ケース内に
配置され、湾曲可能な板状部を備えてなる風向偏向板
と、前記風向偏向板の前端部において上下方向へ突出し
て形成され、前記本体ケースの軸穴に嵌め込まれて回動
可能に支持された第1の軸と、前記各風向偏向板の後端
部を互いに連結する連結部材と、少なくとも1つの前記
風向偏向板の後端部又は前記連結部材にて上下方向へ突
出して形成された第2の軸と、少なくとも1つの前記風
向偏向板と前記本体ケースとの間に配置され、前記第1
の軸に挿通される第1の挿通穴と前記第2の軸に回動可
能に挿通される第2の挿通穴とを有するリンク部材とを
備えた吹出口グリルであって、前記第1の挿通穴を非円
形状に形成するとともに、前記第1の軸の前記第1の挿
通穴に嵌め合わされる部分の断面形状を前記第1の挿通
穴とほぼ同じ形状とし、前記第2の挿通穴を円形状に形
成したことをその要旨としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、リンク部材が回動され、
連結部材が移動されることにより、各風向偏向板が本体
ケースに対して第1の軸を支点として同じ方向へ回動さ
れるとともに、その板状部が湾曲される。従って、送風
ダクトを通じて送られてくる風は各風向偏向板に沿って
流れ、本体ケースから前方へ吹き出される風は、各風向
偏向板の回動方向及び板状部の湾曲状態に応じて偏向さ
れる。
【0010】ここで、リンク部材の第1の挿通穴と第1
の軸との嵌め合わせ部分が互いに非円形状に形成されて
いることから、第1の軸と第1の挿通穴との間では回動
トルクの伝達が可能となる。このため、リンク部材が回
動される際には、第1の軸が一体的に回動される。従っ
て、例えば第1の軸と本体ケースの軸穴との間に大きな
摩擦力が生じて、第1の軸が回動されにくくなっている
場合でも、第1の軸はリンク部材の回動に伴って強制的
に回動される。そのため、風向偏向板の円滑な動きが阻
害されることはない。
【0011】また、リンク部材では、第1の挿通穴と第
2の挿通穴とが異なった形状に形成されていることか
ら、第1の軸と第2の軸に対応させるべき各挿通穴の特
定が容易となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を自動車用エアコンの吹出口
グリルに具体化した一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0013】図2にはこの実施例における吹出口グリル
Gの斜視図を示し、図3にその吹出口グリル等の平断面
図を示し、また、図4には図3のA−A線断面図を、図
5には図3のB−B線断面図を示す。図3において、筒
状をなす送風ダクト1の前部には、吹出口グリルGが設
けられている。吹出口グリルGは、略四角筒状をなす本
体ケース2を備えており、その本体ケース2には左右方
向に延びる複数枚の固定式板3が設けられている。この
本体ケース2は両側から突出する回動軸4によって、送
風ダクト1に対して上下方向に回動可能に支持されてい
る。
【0014】本体ケース2内における固定式板3の後方
には、上下方向へ延びる複数枚(本実施例では4枚)の
風向偏向板5A,5B,5C,5Dが等間隔をもって左
右に並列に配置されている。各風向偏向板5A〜5D
は、板状部6と、その前端部において上下方向に突出形
成された第1の軸7A,7B,7C,7Dとを備えてい
る。板状部6は、湾曲可能な軟質部8と、その後部に一
体に形成された硬質部9とから構成されている。軟質部
8はポリプロピレンの混入されたゴムよりなり、硬質部
9及び第1の軸7A〜7Dはガラス繊維の混入されたポ
リプロピレンよりなっている。この硬質部9の上下に
は、先割れ形状をなすとともに、先端が幾分拡径された
第2の軸10が上下方向へ突出して形成されている。
【0015】本体ケース2の上下内側には第1の軸7A
〜7Dに対応する軸穴11がそれぞれ形成されている。
そして、第1の軸7A〜7Dの上下端が各軸穴11に嵌
め込まれている。このため、各風向偏向板5A〜5Dが
本体ケース2に対して第1の軸7A〜7Dを中心に回動
可能に支持されている。また、各風向偏向板5A〜5D
はその後端部、すなわち、硬質部9において、連結部材
としての左右に細長いロッド12に連結されている。
【0016】ここで、4枚の各風向偏向板5A〜5Dの
うち、本体ケース2の左右両端に位置する風向偏向板5
A,5Dの上下には、本体ケース2との間に、リンク部
材としての平行リンク13が互いに平行に配設されてい
る。図5に示すように、各平行リンク13の前端部に
は、第1の挿通穴14が形成され、その後端部には、第
2の挿通穴15が形成されている。また、第1の挿通穴
14には、第1の軸7A,7Dが挿通されている。第2
の挿通穴15はアンダーカット形状をなしており、この
第2の挿通穴15に第2の軸10が嵌め込まれている。
そして、平行リンク13の端面と、第2の軸10の先端
面とがほぼ面一となっており、平行リンク13は第2の
軸10に対して回動可能となっている。
【0017】図2,3に示すように、本体ケース2にお
いて、中段の2枚の固定式板3の間のほぼ中央には、操
作レバー16が軸2aを中心に回動可能に支持されてい
る。この操作レバー16は、各平行リンク13に対して
平行に配置され、その後端部においてロッド12の軸1
2aに対して回動可能に連結されている。また、操作レ
バー16の前端部は本体ケース2の前方へ幾分突出され
ている。さらに、操作レバー16には、板バネ17等の
弾性力付与手段が設けられている。そして、この板バネ
17の弾性力により、操作レバー16と固定式板3との
間に摩擦力が付与されて、操作レバー16の位置保持を
可能としている。
【0018】上記のような構成は基本的には従来技術に
おける吹出口グリルの構成と同じであり、以下にはこの
実施例の特徴部分について詳しく説明する。図1は、風
向偏向板5A,5D及び平行リンク13を示す斜視図を
示している。図1において、平行リンク13の第1の挿
通穴14は小判形状をなしており、第2の挿通穴15は
円形状をなしている。また、平行リンク13に対応する
風向偏向板5A,5Dの第1の軸7A,7Dの上下両端
は、首部18と頭部19とにより2段構造をなしてい
る。首部18は第1の挿通穴14とほぼ同一の小判形状
をなしており、その高さは平行リンク13の厚さと等し
くなっている。そして、第1の軸7A,7Dの首部18
が平行リンク13の第1の挿通穴14に嵌め合わされて
いる。また、頭部19は円柱形状をなし、本体ケース2
の軸穴11内に嵌め込まれている。従って、この第1の
軸7A,7Dは首部18において平行リンク13に対し
て相対回動不能となっている。換言すれば、この第1の
軸7A,7Dは平行リンク13の回動に伴って一体的に
回動されるようになっている。このため、頭部19の軸
穴11内での回動が許容されている。
【0019】なお、図4に示すように、中央の2枚の風
向偏向板5B,5Cの第1の軸7B,7Cの先端は従来
通りの円柱状をなしており、軸穴11内に嵌め込まれて
本体ケース2に対して回動可能に支持されている。
【0020】次に、ロッド12に対する各風向偏向板5
A〜5Dの連結状態について説明する。図6に示すよう
に、ロッド12には、各風向偏向板5A〜5Dの硬質部
9に連結される断面略U字状の連結部20A,20B,
20C,20Dが等間隔をもって形成されている。図
4,5に示すように、各連結部20A〜20Dの側面は
吹出口グリルGの前後方向に対して幾分傾斜した平行四
辺形状をなしている。一方、図1からもわかるように、
各風向偏向板5A〜5Dの硬質部9の後端には、連結部
20A〜20Dの側面形状と同じく、幾分傾斜してなる
切欠部21が形成されている。また、この切欠部21に
隣接する硬質部9の一部は、他よりも肉薄に形成された
薄肉部22となっている。これら切欠部21と薄肉部2
2とを併せた形状が連結部20A〜20Dの側面形状と
ほぼ同一となっている。そして、これら切欠部21及び
薄肉部22に連結部20A〜20Dが嵌め込まれること
により、各風向偏向板5A〜5Dがロッド12に対して
一対に連結されている。
【0021】さらに、図6に示すように、各連結部20
A〜20Dの内面には、凸部23A,23B,23C,
23Dがそれぞれ形成されている。ここで、ロッド12
の左右両端に位置する連結部20A,20Dにおいて
は、各凸部23A,23Dが左側(図では上側)の内面
に形成され、中央の2つの連結部20B,20Cにおい
ては、各凸部23B,23Cが右側の内面に形成されて
いる。また、これら各凸部23A〜23Dに対応して、
各風向偏向板5A〜5Dにおける硬質部9の薄肉部22
には凹部24A,24B,24C,24Dがそれぞれ形
成されている。そして、各風向偏向板5A〜5Dとロッ
ド12とを連結した状態において、各凹部24A〜24
Dと各凸部23A〜23Dとが互いに係合されている。
【0022】次に、上記のように構成された吹出口グリ
ルGの作用について説明する。今、図3の状態におい
て、操作レバー16を右方向へ回動させると、図7に示
すように、各平行リンク13は第1の軸7A〜7Dを中
心にして操作レバー16と平行に回動されるとともに、
ロッド12は斜め前方へ移動される。このため、風向偏
向板5A〜5Dの前端部は第1の軸7A〜7Dを中心に
回動されるとともに、後端部は斜め前方へ移動されるこ
とになり、各風向偏向板5A〜5Dは互いに同じように
湾曲された状態となる。その結果、送風ダクト1を通じ
て送られてくる風Wは各風向偏向板5A〜5Dに沿って
流れ、本体ケース2の固定式板3の間から吹き出される
風Wは湾曲状態に応じて右方向へ偏向される。
【0023】ここで、例えば、風向偏向板5A,5Dに
対応する軸穴11内にバリ等の異物が残っている場合に
は、それら軸穴11と第1の軸7A,7Dとの間に大き
な摩擦力が生じて、第1の軸7A,7Dが回動されにく
くなるおそれがある。しかし、この実施例では、風向偏
向板5A,5Dに対応して設けられた平行リンク13の
第1の挿通穴14と、第1の軸7A,7Dの首部18と
が互いに同じ小判形状をなしていることから、第1の挿
通穴14と第1の軸7A,7Dとの間ではトルクの伝達
が可能となっている。このため、第1の軸7A,7Dと
軸穴11との間に多少の摩擦力が生じたとしても、平行
リンク13が回動される際には、第1の軸7A,7Dが
その平行リンク13の回動に伴って強制的に回動される
ことになる。従って、風向偏向板5A,5Dの円滑な動
きが阻害されることはなく、それら風向偏向板5A,5
Dは適切な形状に湾曲される。その結果、少なくとも風
向偏向板5A,5Dに沿って吹き出される風Wの向きを
適切に調節することができ、もって風向偏向板5A,5
Dの湾曲不良に起因する風向調節機能の低下を抑えるこ
とができる。
【0024】また、この実施例では、平行リンク13の
第1の挿通穴14と第2の挿通穴15とが異なった形状
に形成されていることから、作業者が平行リンク13を
第1の軸7A,7Dと第2の軸10に組付けるに際し
て、第1の挿通穴14と第2の挿通穴15とを誤認し、
平行リンク13の前後を間違えて組付けることがなくな
る。その結果として作業性の向上を図ることができる。
【0025】さらに、この実施例では、ロッド12にお
ける各連結部20A〜20Dの側面が幾分傾斜した平行
四辺形状をなしており、それに対する各風向偏向板5A
〜5Dの切欠部21及び薄肉部22が同じように平行四
辺形状をなしている。このため、ロッド12と風向偏向
板5A〜5Dとを組付ける際には、ロッド12の上下方
向を容易に識別することができる。従って、作業者がロ
ッド12の上下方向を間違えてロッド12を風向偏向板
5A〜5Dにそのまま組付けようとしても、ロッド12
の連結部20A〜20Dと切欠部21とが不整合とな
り、両者12,5A〜5Dを組付けることが不可能とな
る。従って、風向偏向板5A〜5Dに対してロッド12
の上下を誤って組付けることを確実に防止することがで
きる。
【0026】併せて、各風向偏向板5A〜5Dとロッド
12との連結に際して、連結部20A〜20Dの凸部2
3A〜23Dと薄肉部22の凹部24A〜24Dとが係
合するようになっている。従って、各風向偏向板5A〜
5Dに対する各連結部20A〜20Dの位置決めを確実
に行うことができ、ロッド12と各風向偏向板5A〜5
Dとを強固に連結することができる。
【0027】加えて、左右両端に配置すべき風向偏向板
5A,5Dは、同風向偏向板5A,5Dの第1の軸7
A,7Dに首部18が形成されているという点で、中央
に配置すべき風向偏向板5B,5Cとは形状が若干異な
っている。また、各風向偏向板5A〜5Dをロッド12
に組付ける際に、左右両端に配置すべき風向偏向板5
A,5Dと中央に配置すべき風向偏向板5B,5Cとを
誤って逆に組付けるおそれがある。しかし、この実施例
では、ロッド12における各連結部20A〜20Dのう
ち、左右両端に位置する連結部20A,20Dと、中央
の連結部20B,20Cとでは各凸部23A〜23Dの
位置が互いに異なっている。また、各風向偏向板5A〜
5Dにおける硬質部9の薄肉部22には、これら各凸部
23A〜23Dに対応するように、凹部24A〜24D
が形成されている。このため、作業者は、各風向偏向板
5A〜5Dの配置が間違っている場合には、凸部23A
〜23D及び凹部24A〜24Dの係合の不一致によっ
て、その配置の間違いを認識することができる。
【0028】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、各平行リンク13と平行に操作
レバー16を設けて、操作レバー16を操作することに
より、風向調節を行うようにしたが、操作レバーを省略
するとともに、平行リンクの前端を本体ケース2から延
出させて操作レバーと兼用する構成としてもよい。
【0029】(2)前記実施例では、平行リンク13を
左右両端に位置する風向偏向板5A,5Dの上部及び下
部に設けるような構成としたが、平行リンクを風向偏向
板の上部だけ又は下部だけに設けたり、あるいは、中央
に位置する風向偏向板の上部及び下部に設けたりしても
よい。また、平行リンクを設けるべき風向偏向板の数は
3つ以上であってもよい。
【0030】(3)前記実施例では、第2の軸10を硬
質部9の上下に突設する構成としたが、ロッドに対し上
下方向に延びる延出部等を形成して、その延出部から上
下に第2の軸を突設するようにしてもよい。
【0031】(4)前記実施例では、左右方向の風向を
偏向させる風向偏向板5A〜5Dを備えた吹出口グリル
Gに具体化したが、上下方向の風向を偏向させる風向偏
向板を備えた吹出口グリルに具体化することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の吹出口
グリルによれば、リンク部材の両端が誤って組付けられ
ることを防止することができ、かつ、風向偏向板の湾曲
不良に起因して風向調節機能が低下するのを抑えること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例において、風向
偏向板と平行リンクとの連結関係を示す分解斜視図であ
る。
【図2】一実施例において、吹出口グリルを示す斜視図
である。
【図3】一実施例において、送風ダクト内に設けられた
吹出口グリルを示す平断面図である。
【図4】一実施例において、図3のA−A線断面図であ
る。
【図5】一実施例において、図3のB−B線断面図であ
る。
【図6】一実施例において、ロッドと風向偏向板とを分
解して示す断面図である。
【図7】一実施例において、操作レバーを回動操作させ
たときの風向偏向板の湾曲状態を説明する平断面図であ
る。
【図8】従来例において、送風ダクト内に設けられた吹
出口グリルを示す縦断面図である。
【図9】従来例において、吹出口グリルを示す平断面図
である。
【符号の説明】
1…送風ダクト、2…本体ケース、5A,5B,5C,
5D…風向偏向板、6…板状部、7A,7B,7C,7
D…第1の軸、10…第2の軸、11…軸穴、12…連
結部材としてのロッド、13…リンク部材としての平行
リンク、14…第1の挿通穴、15…第2の挿通穴、W
…風。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ダクト(1)内に配置されて後方か
    ら前方へ向かって風(W)の通過を許容する本体ケース
    (3)と、 前記本体ケース(3)の内側に設けられた軸穴(11)
    と、 前記本体ケース(3)内に配置され、湾曲可能な板状部
    (6)を備えてなる風向偏向板(5A,5B,5C,5
    D)と、 前記風向偏向板(5A,5B,5C,5D)の前端部に
    おいて上下方向へ突出して形成され、前記本体ケース
    (3)の軸穴(11)に嵌め込まれて回動可能に支持さ
    れた第1の軸(7A,7B,7C,7D)と、 前記各風向偏向板(5A,5B,5C,5D)の後端部
    を互いに連結する連結部材(12)と、 少なくとも1つの前記風向偏向板(5A,5D)の後端
    部又は前記連結部材(12)にて上下方向へ突出して形
    成された第2の軸(10)と、 少なくとも1つの前記風向偏向板(5A,5D)と前記
    本体ケース(3)との間に配置され、前記第1の軸(7
    A,7D)に挿通される第1の挿通穴(14)と前記第
    2の軸(10)に回動可能に挿通される第2の挿通穴
    (15)とを有するリンク部材(13)とを備えた吹出
    口グリルであって、 前記第1の挿通穴(14)を非円形状に形成するととも
    に、前記第1の軸(7A,7D)の前記第1の挿通穴
    (14)に嵌め合わされる部分の断面形状を前記第1の
    挿通穴(14)とほぼ同じ形状とし、前記第2の挿通穴
    (15)を円形状に形成したことを特徴とする吹出口グ
    リル。
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