JPH0658384A - カム装置 - Google Patents

カム装置

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Publication number
JPH0658384A
JPH0658384A JP23134892A JP23134892A JPH0658384A JP H0658384 A JPH0658384 A JP H0658384A JP 23134892 A JP23134892 A JP 23134892A JP 23134892 A JP23134892 A JP 23134892A JP H0658384 A JPH0658384 A JP H0658384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
driven arm
roller
rib
cam device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23134892A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hisatsune
厚 久恒
Kazuhiro Ito
和廣 伊藤
Hirotake Miyaji
浩武 宮路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP23134892A priority Critical patent/JPH0658384A/ja
Publication of JPH0658384A publication Critical patent/JPH0658384A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速化に対応することができ、かつ、汎用の
加工機にて製作可能としたカム装置を得る。 【構成】 カム軸1に取り付けられる基板11の板面に
それと直交するように立設された環状リブ12を有する
カム10と、同カム10に対して従動する従動アーム2
0とを備え、同従動アーム20にリブ12に対してその
両側から所定の圧力をもって接触する一対のローラ2
1,22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカム装置に関し、さらに
詳しく言えば、加工が容易で高速化に対応し得るカム装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転運動を直線的な往復運動に変換する
カム装置としては、種々の形式のものがある。例えば、
板カム、溝カム、テーパリブカム、共役カムなどが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板カム
においては従動アームがバネにてカム面に押圧されてい
るため、高速時にバネがジャンピングし、高速動に対応
し得ないという欠点がある。
【0004】溝カムは動作は確実であるが、加工する上
で溝とローラとの間のクリアランスが避け難く、また構
造上予圧をかけることができないため、これもまた高速
時に対応し得ないという欠点を有している。
【0005】これに対し、テーパリブカムと共役カムは
高速動に比較的追随し得るものの、テーパリブカムはそ
の加工に専用の工作機械を要するとともに、構造上カム
軸と従動レバーの支点軸が直交するため、複数のカムの
配列が難しいなどの問題がある。また、共役カムは予圧
調整が難しいばかりでなく、従動レバーの仕様に制限が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、カム軸に
取り付けられる基板の板面にそれと直交するように立設
された環状リブを有するカムと、同カムに対して従動す
る従動アームとを備え、同従動アームには上記リブに対
してその両側から所定の圧力をもって接触する一対のロ
ーラが設けられていることにある。
【0007】この場合、予圧調整を容易とするため、一
方のローラは従動アームの固定された位置に取り付けら
れ、他方のローラは一方のローラとの間隔が調整可能と
なるように従動アームに対して位置調整可能に取り付け
られることが好ましい。また、構成上カム軸と従動アー
ムの支点軸とが平行となる。
【0008】
【作用】一対のローラは予圧がかけられた状態でリブに
作用するため、高速化に対応することが可能となる。ま
た、その予圧調整も他方のローラの位置を調整するだけ
で容易に行なうことができる。
【0009】また、カム自体の形状が単純であるため、
同カムを汎用のNCフライス加工などで製造することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。図1および図2に示されているよう
に、このカム装置はカム軸1に取り付けられるカム10
と、同カム10に対して従動する従動アーム20とを備
えている。
【0011】カム10はその所定位置にカム軸1の取付
け孔が穿設された基板11を有し、同基板11にはその
板面に対して直交するように環状リブ12が形成されて
いる。
【0012】この実施例では、環状リブ12は基板11
の周縁において直角に折り曲げられるように形成されて
おり、このリブ12が実質的なカム面を構成している。
【0013】図3を併せて参照すると、従動アーム20
はリブ12の両側に配置される一対のローラ21,22
を備えている。この場合、一方のローラ21は従動アー
ム20の所定部位に穿設されている取付け孔23に取付
けられるが、他方のローラ22は軸受金具24を介して
相手方のローラ21との間隔が調整可能となるように従
動アーム20に取付けられるようになっている。
【0014】すなわち、軸受金具24は上記取付け孔2
3と平行となる取付け孔24aを有し、同取付け孔24
aにローラ22を取付けた状態で従動アーム20の側面
にネジ止めされるが、その際、軸受金具24と従動アー
ム20の間に予圧調整用のシム25を介在させ、ローラ
21,22の間隔をリブ12の厚みよりも実質的に狭く
することにより、同ローラ21,22に適度な予圧を与
えることができる。なお、シム25は通常薄い金属板か
らなるが、この装置においてはゴム板などの弾性材を用
いることもできる。
【0015】従動アーム20は、その一端に挿通される
支点軸26にて揺動可能に支持されるが、この場合、同
支点軸26はローラ21,22と平行、すなわちカム軸
1と平行に配向される。
【0016】カム10の回転により、従動アーム20は
ローラ21,22を介してリブ12の形状に沿ってその
支点軸26を中心として往復的に揺動する。この揺動運
動が従動アーム20の他端に取付けられている連結軸2
7にて直線的な往復運動として取り出される。
【0017】この場合、ローラ21,22にはリブ12
に対して予圧が与えられているため、ローラ21,22
は高速動に対してもリブ12の形状に正確に追随するこ
とができる。
【0018】その予圧調整にしてもシム25を交換する
ことにより、熟練を要することなく比較的簡単に行なう
ことができる。
【0019】また、カム10をその形状からして例えば
汎用のNCフライスにて加工することができる。さらに
は、従動アーム20の支点軸26はカム軸1と平行であ
るため、カム軸1に複数のカムを配列するうえで好都合
である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予圧調整を簡単に行なえて高速化に対応することができ
るとともに、汎用のNCフライスなどで加工することが
できるカム装置が提供される。
【0021】しかもこのカム装置は、従動アームの支点
軸がカム軸と平行であるため、同一のカム軸に複数のカ
ムを配列する場合の設計が容易となる、などの効果が奏
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカム装置の一実施例を摸式的に示
した正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同実施例の従動アームを示した分解斜視図。
【符号の説明】
1 カム軸 10 カム 11 基板 12 環状リブ 20 従動アーム 21,22 ローラ 24 軸受金具 25 シム 26 支点軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム軸に取り付けられる基板の板面にそ
    れと直交するように立設された環状リブを有するカム
    と、同カムに対して従動する従動アームとを備え、同従
    動アームには上記リブに対してその両側から所定の圧力
    をもって接触する一対のローラが設けられていることを
    特徴とするカム装置。
  2. 【請求項2】 上記一方のローラは上記従動アームの固
    定された位置に取り付けられ、上記他方のローラは上記
    一方のローラとの間隔が調整可能となるように上記従動
    アームに対して位置調整可能に取り付けられることを特
    徴とする請求項1に記載のカム装置。
  3. 【請求項3】 上記カム軸と上記従動アームの支点軸と
    が平行であることを特徴とする請求項1に記載のカム装
    置。
JP23134892A 1992-08-06 1992-08-06 カム装置 Withdrawn JPH0658384A (ja)

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JP23134892A JPH0658384A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 カム装置

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JP23134892A JPH0658384A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 カム装置

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JPH0658384A true JPH0658384A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16922223

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JP23134892A Withdrawn JPH0658384A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 カム装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08226515A (ja) * 1995-01-31 1996-09-03 Ckd Corp 複合駆動装置
JP2008012913A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Mueller Martini Holding Ag 移送方向に案内される本の中身の背又はその隣接領域に接着剤を塗布するための糊付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08226515A (ja) * 1995-01-31 1996-09-03 Ckd Corp 複合駆動装置
JP2008012913A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Mueller Martini Holding Ag 移送方向に案内される本の中身の背又はその隣接領域に接着剤を塗布するための糊付け装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102