JPH0658091B2 - 気化器のチヨ−ク弁 - Google Patents
気化器のチヨ−ク弁Info
- Publication number
- JPH0658091B2 JPH0658091B2 JP61163480A JP16348086A JPH0658091B2 JP H0658091 B2 JPH0658091 B2 JP H0658091B2 JP 61163480 A JP61163480 A JP 61163480A JP 16348086 A JP16348086 A JP 16348086A JP H0658091 B2 JPH0658091 B2 JP H0658091B2
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- JP
- Japan
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- valve
- choke
- sub
- main valve
- main
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- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気化器のチョーク弁に係り、特に運転者の手
動で開閉されるいわゆるマニュアルチョーク弁に関す
る。
動で開閉されるいわゆるマニュアルチョーク弁に関す
る。
[従来の技術] 気化器のチョーク弁は、一般にエンジン始動時に吸気通
路をほぼ閉じることによって充分に濃い混合気をエンジ
ンに送り、これによってエンジンの始動をし易くするよ
うにするものである。ここで、いわゆるマニュアルチョ
ーク式はチョーク弁の開閉操作を運転者が手動で行うも
のであり、船外機やその他のエンジンの気化器に以前と
して使われている。
路をほぼ閉じることによって充分に濃い混合気をエンジ
ンに送り、これによってエンジンの始動をし易くするよ
うにするものである。ここで、いわゆるマニュアルチョ
ーク式はチョーク弁の開閉操作を運転者が手動で行うも
のであり、船外機やその他のエンジンの気化器に以前と
して使われている。
この従来のマニュアル式のチョーク弁において、運転者
は始動時においてはチョーク弁に連動するノブを操作し
てこのチョーク弁を閉じるが、エンジンの始動後に前記
ノブを操作してチョーク弁を開くことを忘れることがあ
る。このようにチョーク弁を解除しない状態でエンジン
が運転され続けると種々の問題が生じることは充分知ら
れている。
は始動時においてはチョーク弁に連動するノブを操作し
てこのチョーク弁を閉じるが、エンジンの始動後に前記
ノブを操作してチョーク弁を開くことを忘れることがあ
る。このようにチョーク弁を解除しない状態でエンジン
が運転され続けると種々の問題が生じることは充分知ら
れている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、手動式のチョーク弁にお
いて、エンジン始動後は自動的にチョーク弁を開いて前
記チョーク弁の解除忘れに対処し得る気化器のチョーク
弁を提供するにある。
で、その目的とするところは、手動式のチョーク弁にお
いて、エンジン始動後は自動的にチョーク弁を開いて前
記チョーク弁の解除忘れに対処し得る気化器のチョーク
弁を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、近年、気化器のチョーク弁として、吸気通路
に設けられるチョーク軸に支持された主弁とこの主弁に
対して開閉可能に結合されるリリーフ弁、ポペット弁な
どの副弁とを備えたものが提案されていることに鑑み、
前記副弁を利用して主弁を自動的に開放し得る構造に着
目したものである。
に設けられるチョーク軸に支持された主弁とこの主弁に
対して開閉可能に結合されるリリーフ弁、ポペット弁な
どの副弁とを備えたものが提案されていることに鑑み、
前記副弁を利用して主弁を自動的に開放し得る構造に着
目したものである。
すなわち、気化器の吸気通路に配設されたチョーク軸に
固定され、手動で開閉される主弁と、チョーク軸に揺動
可能に支持され、吸気通路の負圧を受け開弁する副弁
と、を備えた気化器のチョーク弁において、該副弁を閉
弁する方向に付勢する付勢手段と、前記主弁の背部に当
接可能であり、副弁に設けられた係合部と、を備え、エ
ンジン始動後に前記係合部が主弁に当接するまで、前記
副弁のみが該付勢手段の付勢力に抗して揺動し、その後
前記係合部が主弁の背部を押圧して該主弁を開弁させる
よう構成したものである。
固定され、手動で開閉される主弁と、チョーク軸に揺動
可能に支持され、吸気通路の負圧を受け開弁する副弁
と、を備えた気化器のチョーク弁において、該副弁を閉
弁する方向に付勢する付勢手段と、前記主弁の背部に当
接可能であり、副弁に設けられた係合部と、を備え、エ
ンジン始動後に前記係合部が主弁に当接するまで、前記
副弁のみが該付勢手段の付勢力に抗して揺動し、その後
前記係合部が主弁の背部を押圧して該主弁を開弁させる
よう構成したものである。
また、前記付勢手段は、前記主弁の背部と前記副弁に亘
って設置していることが好ましい。
って設置していることが好ましい。
[作用] 以上のように本発明によれば、エンジン始動時は、吸気
通路内に負圧を生じていないので、前記付勢手段によっ
て、副弁が閉じており、混合気の混合比を濃くすること
ができ、始動後は、前記係合部が主弁に当接するまで、
前記副弁のみが該付勢手段の付勢力に抗して揺動するよ
うに構成されているので、適度に混合比を薄めることが
できる。さらに、負圧が強くなると、前記副弁の係合部
が主弁を押圧することによって、主弁を開弁することが
できるので、混合比をさらに薄めることができる。
通路内に負圧を生じていないので、前記付勢手段によっ
て、副弁が閉じており、混合気の混合比を濃くすること
ができ、始動後は、前記係合部が主弁に当接するまで、
前記副弁のみが該付勢手段の付勢力に抗して揺動するよ
うに構成されているので、適度に混合比を薄めることが
できる。さらに、負圧が強くなると、前記副弁の係合部
が主弁を押圧することによって、主弁を開弁することが
できるので、混合比をさらに薄めることができる。
また、前記付勢手段を前記主弁の背部と前記副弁に亘っ
て設置しているので、付勢手段の付勢力を確実に副弁及
び主弁に伝達することができる。
て設置しているので、付勢手段の付勢力を確実に副弁及
び主弁に伝達することができる。
[実施例] 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図には本発明を船外機の気化器のチョ
ーク弁に適用した場合の実施例が示されている。
ーク弁に適用した場合の実施例が示されている。
図において、気化器10は吸気通路12の上流側にチョ
ーク弁14を配設し、下流側にスロットル弁16を配設
している。また、気化器10はフロート室18を備え、
フロート室18に連通する主ノズル20を前記吸気通路
12におけるチョーク弁14とスロットル弁16との間
のベンチュリ22に開口している。
ーク弁14を配設し、下流側にスロットル弁16を配設
している。また、気化器10はフロート室18を備え、
フロート室18に連通する主ノズル20を前記吸気通路
12におけるチョーク弁14とスロットル弁16との間
のベンチュリ22に開口している。
チョーク弁14は第2図および第3図に示すように、主
として主弁24と副弁26とからなっている。主弁24
は、吸気通路12に配設されたチョーク軸28に止ねじ
30によって固定支持されており、図示しない手動用の
ノブに連動されて該ノブを操作することにより手動で開
閉し得るようになっている。なお、この主弁24は、閉
じられた時に吸気通路12の断面の略半分のみを閉塞す
るような面積を有する。
として主弁24と副弁26とからなっている。主弁24
は、吸気通路12に配設されたチョーク軸28に止ねじ
30によって固定支持されており、図示しない手動用の
ノブに連動されて該ノブを操作することにより手動で開
閉し得るようになっている。なお、この主弁24は、閉
じられた時に吸気通路12の断面の略半分のみを閉塞す
るような面積を有する。
副弁26は、第2図の中央下部に、第3図に示すような
略円環状に湾曲された支部32を一体的に一対有し、こ
の支部32においてチョーク軸28の外周に揺動可能に
枢支されている。この副弁26は前記支部32から主と
して一方向に延在して、主弁24と面一の時に主弁24
と反対方向に延び、吸気通路12の残りの部分を閉塞す
るようになっている。従って、この副弁26は吸気通路
12内の負圧を受け得る受圧面27を有している。前記
一対の支部32の間には、第2図に示すようにチョーク
軸28に巻かれコイルばね34が配設され、このコイル
ばね34の一端部は該副弁26の背面に当接され、他端
は主弁24の背面に当接されている。このコイルばね3
4により、副弁26は主弁24と同一面上に位置するよ
う付勢されているが、しかし該コイルばね34の付勢力
は充分に弱く、従って前記吸気通路12内に一定の負圧
が作用した場合には、副弁26のみが、前記受圧面27
で負圧を受けて該コイルばね34の付勢力に抗して単独
で揺動し得るようになっている。
略円環状に湾曲された支部32を一体的に一対有し、こ
の支部32においてチョーク軸28の外周に揺動可能に
枢支されている。この副弁26は前記支部32から主と
して一方向に延在して、主弁24と面一の時に主弁24
と反対方向に延び、吸気通路12の残りの部分を閉塞す
るようになっている。従って、この副弁26は吸気通路
12内の負圧を受け得る受圧面27を有している。前記
一対の支部32の間には、第2図に示すようにチョーク
軸28に巻かれコイルばね34が配設され、このコイル
ばね34の一端部は該副弁26の背面に当接され、他端
は主弁24の背面に当接されている。このコイルばね3
4により、副弁26は主弁24と同一面上に位置するよ
う付勢されているが、しかし該コイルばね34の付勢力
は充分に弱く、従って前記吸気通路12内に一定の負圧
が作用した場合には、副弁26のみが、前記受圧面27
で負圧を受けて該コイルばね34の付勢力に抗して単独
で揺動し得るようになっている。
また副弁26の支部32には一体的に係合部36がそれ
ぞれ形成されている。この係合部36は主弁24の背部
に位置しており、第3図に示すように、副弁26が主弁
24と同一面上にある時は主弁24の背部から若干離間
した状態に延在されている。
ぞれ形成されている。この係合部36は主弁24の背部
に位置しており、第3図に示すように、副弁26が主弁
24と同一面上にある時は主弁24の背部から若干離間
した状態に延在されている。
以上のような構成の実施例の作動を説明すると、まず手
動によってチョーク弁14が閉じられた状態が第1図お
よび第3図に示されており、この状態で副弁26は主弁
24とほぼ同一面上に延在している。スロットル弁16
が開かれてエンジンが始動すると、吸気通路12内には
負圧が作用し、この負圧一定の値に達すると副弁26は
その受圧面27で負圧を受け、コイルばね34の付勢力
に抗して第3図に二点鎖線で示すように開く方向に回動
する。これにより、副弁26の支部32に一体的に設け
られた係合部36が主弁24の背面に当接し、副弁26
がさらに開くと該係合部36は第3図に二点鎖線で示す
方向に一体的に主弁24を押圧してこれを開くように作
動する。
動によってチョーク弁14が閉じられた状態が第1図お
よび第3図に示されており、この状態で副弁26は主弁
24とほぼ同一面上に延在している。スロットル弁16
が開かれてエンジンが始動すると、吸気通路12内には
負圧が作用し、この負圧一定の値に達すると副弁26は
その受圧面27で負圧を受け、コイルばね34の付勢力
に抗して第3図に二点鎖線で示すように開く方向に回動
する。これにより、副弁26の支部32に一体的に設け
られた係合部36が主弁24の背面に当接し、副弁26
がさらに開くと該係合部36は第3図に二点鎖線で示す
方向に一体的に主弁24を押圧してこれを開くように作
動する。
ここで主弁24が開くことにより、前述の図示しないノ
ブも元の状態に戻されるようにするのがよい。
ブも元の状態に戻されるようにするのがよい。
以上説明した実施例においては、主弁24と副弁26と
をコイルばね34によって互いに同一平面上に位置する
ように付勢したが、本発明はこれに限定する必要はな
く、実質的に負圧が作用しない時には副弁26が主弁2
4と同一面上に延在するような構成ならばどのようなも
のでもよい。
をコイルばね34によって互いに同一平面上に位置する
ように付勢したが、本発明はこれに限定する必要はな
く、実質的に負圧が作用しない時には副弁26が主弁2
4と同一面上に延在するような構成ならばどのようなも
のでもよい。
[効果] 以上のように、本発明によれば、エンジンの始動時に
は、エンジン始動に適した濃い混合気をエンジンに供給
でき、始動直後から副弁のみを開き、暖気運転に適した
比較的薄い混合気を提供できる。その後、吸気通路内の
負圧が大きくなるにしたがって、副弁が主弁を押圧し、
燃料の混合比を薄くすることができるので、エンジンの
始動を容易にしつつ、チョーク弁を手動で戻すことな
く、自動的かつ滑らかにエンジンを作動することができ
るという効果を有する。
は、エンジン始動に適した濃い混合気をエンジンに供給
でき、始動直後から副弁のみを開き、暖気運転に適した
比較的薄い混合気を提供できる。その後、吸気通路内の
負圧が大きくなるにしたがって、副弁が主弁を押圧し、
燃料の混合比を薄くすることができるので、エンジンの
始動を容易にしつつ、チョーク弁を手動で戻すことな
く、自動的かつ滑らかにエンジンを作動することができ
るという効果を有する。
第1図は本発明に係る気化器のチョーク弁の一実施例を
示す断面図、第2図は同実施例におけるチョークを示す
正面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図であ
る。 10……気化器 12……吸気通路 14……チョーク弁 24……主弁 26……副弁 28……チョーク軸 36……係合部
示す断面図、第2図は同実施例におけるチョークを示す
正面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図であ
る。 10……気化器 12……吸気通路 14……チョーク弁 24……主弁 26……副弁 28……チョーク軸 36……係合部
Claims (2)
- 【請求項1】気化器の吸気通路に配設されたチョーク軸
に固定され、手動で開閉される主弁と、チョーク軸に揺
動可能に支持され、吸気通路の負圧を受け開弁する副弁
と、を備えた気化器のチョーク弁において、該副弁を閉
弁する方向に付勢する付勢手段と、前記主弁の背部に当
接可能であり、副弁に設けられた係合部と、を備え、エ
ンジン始動後に前記係合部が主弁に当接するまで、前記
副弁のみが該付勢手段の付勢力に抗して揺動し、その後
前記係合部が主弁の背部に押圧して該主弁を開弁させる
よう構成した気化器のチョーク弁。 - 【請求項2】前記付勢手段は、前記主弁の背部と前記副
弁とに亘って設置していることを特徴とする請求項1記
載のチョーク弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61163480A JPH0658091B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 気化器のチヨ−ク弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61163480A JPH0658091B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 気化器のチヨ−ク弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6318171A JPS6318171A (ja) | 1988-01-26 |
JPH0658091B2 true JPH0658091B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=15774677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61163480A Expired - Fee Related JPH0658091B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 気化器のチヨ−ク弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658091B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE467838B (sv) * | 1991-01-29 | 1992-09-21 | Electrolux Ab | Automatisk choke |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146454A (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-06 | Sanshin Ind Co Ltd | 気化器のチヨ−ク弁 |
-
1986
- 1986-07-11 JP JP61163480A patent/JPH0658091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6318171A (ja) | 1988-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |