JPH0658013B2 - Frp製コンクリート型枠 - Google Patents

Frp製コンクリート型枠

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JPH0658013B2
JPH0658013B2 JP63157789A JP15778988A JPH0658013B2 JP H0658013 B2 JPH0658013 B2 JP H0658013B2 JP 63157789 A JP63157789 A JP 63157789A JP 15778988 A JP15778988 A JP 15778988A JP H0658013 B2 JPH0658013 B2 JP H0658013B2
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JP
Japan
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edge
concrete
formwork
frp
mold
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JP63157789A
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Inventor
良平 吉野
純一 金子
Original Assignee
日本プラフォーム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自然石を嵌込み状態で積み上げたような擁壁
を容易且つ経済的に建造し得るFRP製コンクリート型
枠に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、道路側の山斜面や家屋の周囲などに形成する擁壁
は、単なるストレート面を有する無味乾燥な擁壁がほと
んどであり、美観を意識した擁壁は採用されていない。
即ち、自然石を積み上げた所謂城垣風の擁壁を作るに
は、費用と手間が非常にかかる為、結局、単なるストレ
ート面の擁壁を作らざるを得なかったのである。
そこで出願人関連会社は、費用、手間をかけず所謂城垣
風の擁壁を作ることはできないものかと研究をし、実願
昭63−48697号に於いて開示した考案を完成させ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、実願昭63−48697号に係る実施例は、1
つの型枠の形状が直方形状であり、できるだけ自然な感
じを出す為1つの型枠内に自然石を再現した自然形状凹
部をきちんと納めず自然石形状凹部が隣同志の型枠にま
たがるように形成した為、型枠コンクリートを流して自
然石を嵌込み状態で積み上げた感じのコンクリート擁壁
を成型すると、出来上がったコンクリート擁壁の自然石
形状凸部の表面に、隣接する型枠同志の隙間に多少なが
ら流入したコンクリートバリ線が再現され、体裁が悪く
自然石風の感じが損なわれるという欠点があった。
この欠点を解決する為、実願昭63−48697号に係
る実施例は、型枠表面のシリコンゴム層を型枠側面まで
延長形成せしめてバリ線が生じることを防ぐように配慮
しているがそれでも不十分であることに本発明者は気付
き本発明を完成させた。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照に本考案の構成を詳述すると次の通りで
ある。
自然石1を嵌込み状態で積み上げた擁壁の凹凸状態を再
現した凹凸面を型枠表面に形成したFRP製コンクリー
ト型枠2であって、該FRP製コンクリート型枠2の形
状を、長辺縁4aを一直線縁ではなく凸縁部3aを有す
る非直線縁4a′に形成し、この長辺縁4aの反対長辺
縁5aを凸縁部3aと合致する凹縁部19aを有し前記
非直線縁4a′に合致嵌合する非直線縁6a′に形成し
た形状とし、この型枠2内にすべての自然石形状凹部7
が納まる状態に配設する。
〔実施例並びに作用〕
実施例をもとに説明すると、先ず川岸へ行って色々な形
や大きさの異なる自然石1を選び出し、その1つ1つに
離形剤を塗布し、プリフレグ状態のFRP板8を自然石
1の略半体に被覆して加熱加圧状態で硬化せしめて型9
を作る(第1図参照)。
この型9は自然石1の略半体に不飽和のポリエステル樹
脂を塗布しガラス不織布や織布若しくは両者を重ね、こ
れを繰り返してFRP材を積層せしめ、硬化剤の併用に
より硬化せしめる方法を採用しても良い。
この型9に石膏やセメントモルタルなどの造形材を流し
込んだり、この型9内面に樹脂用離型剤を塗布して型9
内に不飽和ポリエステル樹脂を積層して自然石半体10を
作る(第2図参照)。
このようにして作った形や大きさの異なる沢山の自然石
半体10をその自然石半体10の全てが基枠11内に納まる状
態で基枠11に組合せやデザインを考慮して配置固着する
(第3図参照)。
この基枠11は長辺縁4aを一直線縁ではなく1ケ所の凸
縁部3aを有する曲線縁に形成し、この曲線縁の反対長
辺縁5aを曲線縁と合致する凹縁部19aを有する曲線縁
に形成した形状のものである。
この自然石半体10を配置固着した基枠11の表面に離型剤
を塗布し、プリプレグ状態のFRP板8を被覆して加熱
加圧状態で硬化せしめて本発明品を製作する(尚、この
工程を不飽和ポリエステル樹脂を塗布しガラス不織布若
しくは両者と重ねこれを繰り返してFRP素材を積層せ
しめ、硬化剤の併用により硬化せしめる方法を採用して
も良い)(第4図参照)。
このようにして完成した本発明品の表面に型離れを良好
にする為離型剤やシリコンゴムを塗布してコンクリート
を流し込む。
コンクリート硬化後本発明品を取り除くと第6図に示す
ような自然石1を積み上げた擁壁の凹凸状態を再現した
凹凸面を表面に有するコンクリートブロックが得られる
ことになる。
予め、本発明品に係る型枠2をボルト等により複数個隣
接継合せしめて所定位置に立設し、所望間隙を介存せし
めてコンクリートパネル板13を立設し、この所望間隙に
コンクリートを流入すると所望間隙幅の自然石を嵌込み
状態で積み上げた感じのコンクリート擁壁が形成される
ことになる(第5図参照)。
尚、片離れを良好にする為の離型剤やシリコンゴムは、
本発明品に係る型枠2側面まで延長塗布すると、隣接係
合した本発明品同志の継合部にコンクリートが流れ込ん
でバリ線が形成されることが防止され望ましい。また、
本発明品によって形成されるコンクリート擁壁をより自
然石を積み上げた感じにする為、流入するコンクリート
には自然石の色合を保有せしめる無機顔料や風化防止剤
を混入すると良い。
第7,8図は、本発明品を連設せしめた場合を図示した
もので以下に詳述する。
第7図は、長辺縁4aを凸縁部3aを有する曲線縁に形
成し、反対長辺縁5aに曲線縁と合致する凹縁部19aを
有する曲線縁に形成し、両側短縁13aを直線縁に形成し
た基本型枠Aを上下に連設せしめ、長辺縁14bに基本型
枠Aの曲線縁に合致する凸縁部15bを形成し、反対長辺
縁16b及び両側短縁17bを直線縁に形成した隅部型枠B
を最下段に連設せしめ、最上段に隅部型枠Bを1/2に分
割した1/2隅部型枠C,Dを連設せしめて、方形型枠を
形成した場合を図示している。
また、第8図は、基本型枠Aを基本型枠Aの長辺流さの
1/2の長さだけ横に移動せしめて2個の基本型枠Aによ
り形成される連設凸縁部18aを上段の基本型枠Aを凹縁
部19aに合致せしめる状態で連設し、上段の基本型枠A
の両側に基本型枠Aを1/2に分割した1/2基本型枠Eを連
設せしめ、最下段に隅部型枠B及び2個の1/2隅部型枠
C,Dを連設せしめ、最上段に2個の隅部型枠Bを連設
せしめて方形型枠を形成した場合を図示している。
第7,8図のように本発明品に係る基本型枠A,隅部型
枠B,1/2隅部型枠C,D,1/2基本型枠Eを組み合わせ
ればどのような大きさの方形型枠も自在に作ることが可
能となる。
尚、図面は基本型枠A,隅部型枠B,1/2隅部型枠C,
D,1/2基本型枠Eの側短縁を直線縁に形成した場合を
図示しているが、側短縁を曲線縁に形成しても良い。
第9、10図は長辺縁4a,反対長辺縁5aに直線で凸縁
部3a及び凹縁部19aを形成した基本型枠Aの別例を図
示したものである。
〔考案の効果〕
本発明は、上述のように自然石を詰み上げた状態の自然
石形状凹部を有する構造としたから、自然石を詰み上げ
ずとも、本発明品を使用して擁壁を形成するだけで自然
石を嵌め込み状態に積み上げたと同様な形状の擁壁が簡
単且つ経済的に作り得ることになる。
また、本発明はFRP板を用いて凹凸面を形成するから
どのような形状の自然石でもその通りの形状にくっきり
と型取りすることが出来且つ使い捨てとしてではなく繰
り返し耐久的に使用し得るコンクリート型枠となる。
更に、本発明は、凹凸面が連続して上下左右に伸ばすこ
とができるから、本発明の連設する個数を施工場所の大
きさに合わせて任意の枚数を選択すれば上下左右に自然
石の積み上げ状態で連続的に拡がる大きな擁壁も製造し
得ることになる。
更に、本発明は、長辺縁を一直線縁ではなく凸縁部を有
する非直線縁に形成し、この非直線縁の反対長辺縁を非
直線縁と合致する凹縁部を有する非直線縁に形成した形
状とし、この型枠内に殆どの自然石形状凹部が納まる状
態に配設したから、本発明を複数枚連設した場合先願
(実願昭63−48697号)に係る方形型枠に比し、
より自然に近い状態で自然石形状凹部が配設される上、
コンクリートを流し込んだ際生じるバリ線も自然石形状
凸部表面には現れず各々のブロックのつなぎ目にしか表
れないことになるから非常に体裁の良いより自然風に近
いコンクリート擁壁が提供され得る等秀れた効果を発揮
するFRP製コンクリート型枠となる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図,第4図は本発明品の製造工程
の一例を図示した説明断面図、第5図は本発明品を用い
て現場で擁壁を製作する場合の施行法の一例を示した断
面図、第6図は本発明品を用いて成型したコンクリート
ブロックの一例を示す斜視図、第7図,第8図は本発明
品を連設配置した説明正面図、第9、10図は本発明品の
別例の正面図である。 1……自然石、2……FRP製コンクリート型枠、3a
……凸縁部、4a……長辺縁、4a′……非直線縁、5
a……反対長辺縁、6a′……非直線縁、7……自然石
形状凹部、19a……凹縁部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自然石1を嵌込み状態で積み上げた擁壁の
    凹凸状態を再現した凹凸面を型枠表面に形成したFRP
    製コンクリート型枠2であって、該FRP製コンクリー
    ト型枠2の形状を、長辺縁4aを一直線縁ではなく凸縁
    部3aを有する非直線縁4a′に形成し、この長辺縁4
    aの反対長辺縁5aを凸縁部3aと合致する凹縁部19
    aを有し前記非直線縁4a′に合致嵌合する非直線縁6
    a′に形成した形状とし、この型枠2内にすべての自然
    石形状凹部7が納まる状態に配設したことを特徴とする
    FRP製コンクリート型枠。
JP63157789A 1988-06-25 1988-06-25 Frp製コンクリート型枠 Expired - Lifetime JPH0658013B2 (ja)

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JPH028460A JPH028460A (ja) 1990-01-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2558888Y2 (ja) * 1991-08-15 1998-01-14 鐘淵化学工業 株式会社 化粧模様形成用コンクリート型枠
JPH0622451U (ja) * 1992-05-01 1994-03-25 株式会社島崎工務店 立体模様を形成したコンクリート型枠材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988568A (ja) * 1982-11-13 1984-05-22 近藤 宏 コンクリ−ト壁面に立体的な凹凸部を形成することによるコンクリ−ト構造物の化粧法

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