JP4183026B2 - 路面用敷材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は歩道や公園、ベランダなどに敷設する路面用敷材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歩道や公園ベランダなどに敷設する路面用敷材としては、石片、タイル、インターロッキングブロックなどが広く用いられているが、これらのものは1枚物を普通とするため、敷設作業に手数を要する。そこで、特公平7ー86215号公報に見られるように、4側面に連結金具を埋め込んだ角形ブロックを用意してこれらを前記した連結金具により連結するようにしたものも見受けられるが、敷設作業時に1枚宛連結する作業もかなり面倒な手数を要するうえに、コンクリート製の角形ブロックを前記した連結金具で連結したもので敷設された路面はその素材上や連結部分の融通性に起因して仕上がりに限界があって見栄えが悪く、特に、路面に傾斜や湾曲がある場合は満足な仕上がりが得られないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、如何なる箇所に対する敷設作業であっても簡単に行なうことができる満足な仕上がりを得ることのできる路面用敷材の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明に係る路面用敷材の製造方法は、任意の間隔をおいて配置される合成樹脂製の連繋紐と、これら連繋紐に対し交差部において交差させて任意の間隔をおいて互いに結縛されることなく配置される合成樹脂製の連繋紐とよりなる連繋部材と、この連繋部材によって連繋されている多数の不定形の人造石片とよりなり、これら人造石片は天然石の粉砕物を含む鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物の成形硬化物であって、相互間に間隔を残して自由に配列されて前記交差部を人造石片の底方部の肉中に埋め込んだ状態とした連繋部材により互いに連繋されて所要の形状のシート体とした路面用敷材の製造方法であって、この路面用敷材は、不定形の型凹部が任意のパターンで配設されるとともに対向する側板の開口縁に紐係止部が設けられている成形型を用いて前記した連繋紐をその開口部間にあるように各紐の両端を前記した紐係止部に係止させた状態とし、この状態で各型凹部に天然石の粉砕物を主材とする鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物を供給し、これを開口部側からプレスして連繋紐が埋め込まれた状態となるよう成形するものを基本構成とする。なお、前記した発明においては、シート体が、複数のパターンの異なる分割シートに分割できるように人造石片を配列しておくと、変化に富んだ施工ができて好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1において、1は連繋部材で、この連繋部材1は、任意の間隔をおいて横方向に配置されるポリアミド樹脂やポリエステル樹脂などの強靱で耐久力に優れた合成樹脂製の連繋紐2と、同じく任意の間隔をおいて縦方向に配置されるポリアミド樹脂やポリエステル樹脂などの強靱で耐久力に優れた合成樹脂製の連繋紐3とを前記連繋紐2に対し連繋紐3が交差部4において結縛されることなく交差させたものである。5は多数の不定形の人造石片であって、これら人造石片5は相互間に若干の隙間6が形成されるように前記連繋部材1の交差部4上に配置されて前記交差部4が人造石片5の底方部に埋め込まれた状態とされており、このようにして各人造石片5は連繋部材1により互いに連繋されて所要の形状のシート体7を構成している。
【0006】
なお、前記した人造石片5は、火山岩などの天然石の粉砕物を主材とする鉱物粉末を合成樹脂系バインダとともに混練し、この混練物を不定形の任意形状に成形硬化したものであるが、天然石の粉砕物の外に使用目的に応じて砂やセメント類や色材などの適量を加えてもよい。また、シート体7には人造石片5が相互間に若干の隙間6が形成されるように連繋部材1の交差部4上に配置されたものであるが、シート体7を複数のパターンが異なる分割シート7a、7bに分割できるように人造石片5を配列としておくと、そのまま使用した場合でも模様が顕れて美麗な路面が得られるばかりか、分割シート7a、7bに分割していろいろな組合せで一層美麗な路面が得られることとなる。
【0007】
このように構成されたものは、多数の人造石片5がそれぞれ分離して存在しているのではなく、強靱で耐久力に優れた多数の合成樹脂製の連繋紐2と、これと同様の合成樹脂製の連繋紐3とを結縛することなく交差するように配列された連繋部材1の交差部4に、それぞれ天然石の粉砕物を含む鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物の成形硬化物である不定形の人造石片5を各人造石片5、5間に若干の隙間6が形成されるように自由に配列されて前記した交差部を各人造石片5の底方部の肉中に埋め込んだ状態としている連繋部材により互いに連繋されて所要の形状のシート体7として存在するから、保管、搬送上便利なうえに、路面施工時には基礎上にモザイクタイル工法と同様にして敷設作業を行なうことができるので、素人でも簡単に敷設作業を行なうことができる。しかも、各人造石片5の連繋は強靱で耐久力に優れた多数の合成樹脂製の連繋紐2、3よりなる連繋部材1によるものであって、隙間6から任意の角度に湾曲されるから、路面に傾斜や湾曲がある場合でも路面に添った敷設を行なうことができ、人造石片5が天然石片の如き外観を呈することと相まって美麗な仕上がりを得ることができる。
【0008】
また、図に示すように、角形のシート体7を半円形の分割シートと、残された門形の分割シートとに分割できるようにするなど、複数のパターンが異なる分割シート7a、7bに分割できるように人造石片5を配列としておくと、そのまま使用した場合の模様が面白いうえに、半円形の分割シートを2つ合わせて円形模様を形成したり、門形の分割シートを2つ合わせて中心の人造石片がない部分を植木畑として残すなど、複数のパターンが異なる任意形状の分割シート10a、10bに分割していろいろな組合せで使用するうえで便利なものとなる。
【0009】
しかして、このような路面用敷材は、図2、3に示すように、不定形の型凹部15が任意のパターンで配設されている成形型16の一方の対向する側板17、17の開口縁に紐係止部12、12を設けるとともに、他方の対向する側板18、18の開口縁に紐係止部13、13を設けておき、この成形型11の開口部間に紐係止部12、12に両端を係止させた連繋紐2と、紐係止部13、13に両端を係止させた連繋紐2とを張設する前または後に各型凹部15に対して天然石の粉砕物を主材とする鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物を供給し、開口部側からプレスして成形するとともに連繋紐2、3を埋め込み、硬化後に脱型すればよいので、量産が容易で安価に量産できる利点もある。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は如何なる箇所に対する敷設作業であっても簡単に行なうことができる満足な仕上がりを得ることのできるうえに、量産が容易で安価に提供できる利点がある。
従って、本発明は従来の問題点を一掃した路面用敷材の製造方法として、極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態を示す平面図である。
【図2】 本発明の製造工程を説明する平面図である。
【図3】 本発明の製造工程を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 連繋部材
2 合成樹脂製の連繋紐
3 合成樹脂製の連繋紐
4 交差部
5 不定形の人造石片
6 隙間
7 シート体
7a 分割シート
7b 分割シート
12 紐係止部
13 紐係止部
15 型凹部
16 成形型
17 側板
18 側板
Claims (2)
- 任意の間隔をおいて配置される合成樹脂製の連繋紐(2)と、これら連繋紐(2)に対し交差部(4)において交差させて任意の間隔をおいて互いに結縛されることなく配置される合成樹脂製の連繋紐(3)とよりなる連繋部材(1)と、この連繋部材(1)によって連繋されている多数の不定形の人造石片(5)とよりなり、これら人造石片(5)は天然石の粉砕物を含む鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物の成形硬化物であって、相互間に間隔(6)を残して自由に配列されて前記交差部(4)を人造石片(5)の底方部の肉中に埋め込んだ状態とした連繋部材(1)により互いに連繋されて所要の形状のシート体(7)とした路面用敷材の製造方法であって、この路面用敷材は、不定形の型凹部が任意のパターンで配設されるとともに対向する側板の開口縁に紐係止部が設けられている成形型を用いて前記した連繋紐をその開口部間にあるように各紐の両端を前記した紐係止部に係止させた状態とし、この状態で各型凹部に天然石の粉砕物を主材とする鉱物粉末と合成樹脂系バインダとの混練物を供給し、これを開口部側からプレスして連繋紐が埋め込まれた状態となるよう成形することを特徴とする路面用敷材の製造方法。
- シート体(7)が、複数のパターンの異なる分割シート(7a)、(7b)に分割できるように人造石片(5)を配列してある請求項1に記載の路面用敷材の製造方法。
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