JPH05112919A - 消波、根固め、床止め、護岸用ブツロクとその製造方法とこの方法に使用する型枠 - Google Patents

消波、根固め、床止め、護岸用ブツロクとその製造方法とこの方法に使用する型枠

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JPH05112919A
JPH05112919A JP3076889A JP7688991A JPH05112919A JP H05112919 A JPH05112919 A JP H05112919A JP 3076889 A JP3076889 A JP 3076889A JP 7688991 A JP7688991 A JP 7688991A JP H05112919 A JPH05112919 A JP H05112919A
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JP
Japan
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bottom plate
block
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wave
manufacture
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JP3076889A
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English (en)
Inventor
Masanobu Sugie
昌信 杉江
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SOIL KOGYO KK
Original Assignee
SOIL KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各種の美的外観を有する消波、根固め、床止
め、護岸用ブロックを現場での簡易な作業によって提供
する。 【構成】底板(5) とこの底板(5) の周縁に立設した側板
(6) とによって型枠(4)を構成する。底板(5) には各種
の凹部(7) が形成されている。底板(5) は側板(6) に対
し簡易な方法で着脱自在とされる。この型枠(4) にコン
クリート(8) を打設、養生すれば、美的な化粧用凸部を
有するブロックとなる。 【効果】底板を現場において幾種類か用意しておき、こ
れを側板に対してその都度、取り替えれば任意形状の美
的な化粧用凸部を有するブロックを簡易に製造でき、そ
のブロックによって海岸等に美的外観が現出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消波、根固め、床止
め、護岸用ブロックとその製造方法とこの方法に使用す
る型枠に関し、その目的はブロック上面が美的観点から
任意形状の化粧用凸部とされたブロックを提供し且つこ
の化粧用凸部を現場でのブロック製造時に任意に形成で
きる消波、根固め、床止め、護岸用ブロックの製造方法
とこの方法に使用する型枠を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】水底や傾斜岸或いは橋脚の基礎部分等の
土砂が水流によって洗掘される等のことを防ぐために根
固めブロックや消波ブロック等の護岸用ブロックを海岸
や河岸へ敷設することがなされている。このための護岸
用ブロックの1種として図16に示されるものがある。
【0003】この護岸用ブロック(a) はコンクリート製
の略エ字形で凸状部(b) と凹状部(c) とからなる。
【0004】この護岸用ブロック(a) はその凸状部(b)
を隣接する護岸用ブロック(a) の凹状部(c) に入り込ま
せた状態で多数個が噛み合うように設置されることが多
く、洗掘が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように護岸用ブ
ロック(a) は機能的には優れたものであるが、表面の外
観が、いかにも無機的な印象を免れず美観に乏しいとい
う問題があった。この発明では護岸用ブロックの平板部
の表面に現場施工によって任意の化粧用凸部を形成し、
外観上の変化や美観に富んだ護岸用ブロックを提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、全体がコ
ンクリートよりなり、平板部とこの平板部の上面に連設
された化粧用凸部とを有してなることを特徴とする消
波、根固め、床止め、護岸用ブロック及び、化粧用凸部
形成用の凹部が形成された底板を敷設し、この底板周囲
に側板を立設して型枠を構成し、この型枠内にコンクリ
ートを打設し、この状態で養生の後、脱型するブロック
の製造方法であって、前記底板が側板に対して着脱自在
とされてなる消波、根固め、床止め、護岸用ブロックの
製造方法及び、底板とこの底板周囲に立設された側板と
からなるコンクリート打設用の型枠であって、前記底板
には化粧用凸部形成用の凹部が形成され、この底板は前
記側板に対して着脱自在とされてなることを特徴とする
消波、根固め、床止め、護岸用ブロックの製造に使用す
る型枠によって上記課題を解決する。
【0007】
【実施例】以下、この発明に係る消波、根固め、床止
め、護岸用ブロックとその製造方法とこの方法に使用す
る型枠の実施例を説明する。まず消波、根固め、床止
め、護岸用ブロックにつき説明する。消波、根固め、床
止め、護岸用ブロック(1) は図1乃至図3に示すように
全体がコンクリート製で、少なくとも平板部(2) とこの
平板部(2) の上面に連設された化粧用凸部(3) とからな
る。
【0008】平板部(2) は比較的薄い板状であり、その
周縁部は角取りされている。またこの平板部(2) の両端
部には吊上金具挿入用の孔(図示せず)が穿孔されてい
てもよく、この孔は美観上の問題から敷設前にコンクリ
ートを充填して図1のように塞いでもよい。化粧用凸部
(3)(3)はこの実施例では半球形のものが2個並列されて
前記平板部(2) 上に連設されている。
【0009】図4には上記ブロック(1) を多数個、敷設
した状態を示し、この例では各ブロック(1) が密接した
状態で敷設されている。この敷設された状態では平面視
円形の化粧用凸部(3) …が1個のブロック(1)につき2
個宛並列されており、遠方から視た場合、趣のある外観
が現出される。
【0010】図5乃至図8には護岸用ブロック(1) の化
粧用凸部(3) の変更例が示されており、図5には比較的
大きな平面視楕円形の半ラグビー球状の化粧用凸部(3)
が設けられた例が、図6には半球形の5個の化粧用凸部
(3) 図示するように配列された例が示されている。図7
には直方体状とされた化粧用凸部(3) が、また図8には
平面視が三角形とされた化粧用凸部(3) がそれぞれ平板
部(2) 上に連設された例が示されている。尚、本実施例
の側面は平板状となっているが、ブロック(1) の側面が
従来例の如く凹凸部が設けられていたり、平板部(2) の
下部に底面視が略エ字型の脚部が形成されたものであっ
てもよい。
【0011】このように平板部(2) 上に任意形状の化粧
用凸部(3)が連設された消波、根固め、護岸用ブロック
によって様々な美的外観が現出される。また、一つの型
枠で複数ある化粧用凸部(3) の中から任意の化粧用凸部
(3) が使用でき、経済的効率がよい。また、この発明に
係るブロック(1) も従来と同様の消波、洗掘防止等の効
果をもたらす。
【0012】次にこの消波、根固め、護岸用ブロックの
製造方法につき説明する。この例では化粧用凸部(3) と
して半球状のものが使用されている消波、根固め、護岸
用ブロックの製法を示す。この発明に係るブロックの製
造方法の実施例を図9以下を参照して説明する。
【0013】この例では、型枠(4) を用意し、この型枠
(4) 内にコンクリートを打設するのであるが、型枠(4)
として少なくとも底板(5) とこの底板(5) 周囲に立設さ
れた側板(6) を有する金属製の型枠を使用する。この型
枠(4) は底板(5) の周囲に側板(6) …を立設させること
によって作成される。
【0014】すなわち、この発明においては側板(6) が
底板(5) に対し着脱自在とされており、その着脱の態様
としてはまず図9、図10に示すように底板(5) 周縁上
に側板(6) の底縁を載置し、何らかの手段(例えば図示
しないが、底板(5) 周縁に立設されるピン状の部材を側
板(6) の底縁に形成された孔に差し込むなどの手段)で
係合させる手段が挙げられる。
【0015】また図11の如く、側板(6) の底板を内側
へ折曲して内向突縁(6a)を形成し、この内向突縁(6a)上
に単に底板(5) を載置する手段としてもよい。そしてこ
の型枠(4) の底板(5) の所定箇所にはブロック(1) の化
粧用凸部(3)を成形するための凹部(7) 形成されてい
る。底板(5) として前記各種のブロック(1) の化粧用凸
部(3) を形成する凹部(7)を持った底板(5) を用意すれ
ばよい。
【0016】ブロック(1) を製造するには、この型枠
(4) を前記凹部(7) が下になるように設置し、この後、
型枠(4) 上面からコンクリート(8) を打設する。(図1
3参照)。この状態で養生し、固化させ、この後、型枠
(4) を解体して脱型すると例えば図1に図示するような
ブロック(1) が成形される。
【0017】図14乃至図15には他の実施例が示さ
れ、この例では底板(5) として発泡スチロール等ででき
たものを使用し、これを側板(6) を有する型枠(4) の底
板(5)とするのである。この例においても、型枠(4) 内
にコンクリート(8) を打設し、前記発泡スチロール製の
底板(5) に形成された凹部(7) の形状の化粧用凸部(3)
を持ったブロック(1) が製造される(図15)。
【0018】この例においても前記発泡スチロール製の
底板(5) として各種形状の凹部(7)を持ったものを用意
して、この底板(5) を型枠(4) 内に出入れすることによ
って着脱させる。以上述べたいずれの実施例においても
コンクリート打設時にバイブレータで振動させ、コンク
リート(8) 内に気泡が残らないようにする。
【0019】(発明の効果)この発明は以上のような構
成とされているので以下に述べる効果を奏する。すなわ
ち、平板部上に任意形状の化粧用凸部が連設された消
波、根固め、床止め、護岸用ブロックであるから海岸、
河岸等に敷設した場合に、美観に優れたブロック設置状
態を自由に現出できる。
【0020】また、この護岸用ブロックを製造するには
化粧用凸部を形成するための凹部が設けられている型枠
を使用するのであるが、この底板として任意形状の化粧
用凸部形成用の凹部を持った幾種類かのものを用意し、
これを現場において型枠を構成する側板に簡単に着脱で
きる構造とされているから、各種の化粧用凸部を持つブ
ロックを現場で極めて簡便に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る消波、根固め、床止め、護岸用
ブロックの斜視図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】同上ブロックを多数敷設した状態の平面図であ
る。
【図5】この発明に係るブロックの変更例を示す平面図
である。
【図6】この発明に係るブロックの変更例を示す平面図
である。
【図7】この発明に係るブロックの変更例を示す平面図
である。
【図8】この発明に係るブロックの変更例を示す平面図
である。
【図9】この発明に係るブロックの製造方法で使用する
型枠を下方からみた斜視図である。
【図10】同型枠の分解断面図である。
【図11】同型枠の組立時の断面図である。
【図12】型枠の変更例の断面図である。
【図13】型枠によってブロックを製造する状態を示す
断面図である。
【図14】型枠の他の実施例を示す断面図である。
【図15】この型枠によってブロックを製造する状態を
示す断面図である。
【図16】従来の護岸用ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
(1) 消波、根固め、床止め、護岸用ブロック (2) 平板部 (3) 化粧用凸部 (4) 型枠 (5) 底板 (6) 側板 (7) 凹部 (8) コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体がコンクリートよりなり、平板部と
    この平板部の上面に連設された化粧用凸部とを有してな
    ることを特徴とする消波、根固め、床止め、護岸用ブロ
    ック。
  2. 【請求項2】 化粧用凸部形成用の凹部が形成された底
    板を敷設し、この底板周囲に側板を立設して型枠を構成
    し、この型枠内にコンクリートを打設し、この状態で養
    生の後、脱型するブロックの製造方法であって、前記底
    板が側板に対して着脱自在とされてなる消波、根固め、
    床止め、護岸用ブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】 底板とこの底板周囲に立設された側板と
    からなるコンクリート打設用の型枠であって、前記底板
    には化粧用凸部形成用の凹部が形成され、この底板は前
    記側板に対して着脱自在とされてなることを特徴とする
    消波、根固め、床止め、護岸用ブロックの製造に使用す
    る型枠。
JP3076889A 1991-03-15 1991-03-15 消波、根固め、床止め、護岸用ブツロクとその製造方法とこの方法に使用する型枠 Pending JPH05112919A (ja)

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JP3076889A JPH05112919A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 消波、根固め、床止め、護岸用ブツロクとその製造方法とこの方法に使用する型枠

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104452690A (zh) * 2014-12-05 2015-03-25 长江勘测规划设计研究有限责任公司 混凝土加糙墩柔性海漫结构及施工方法
JP2021004493A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 會澤高圧コンクリート株式会社 河床ブロックの打設用型枠
CN113882321A (zh) * 2021-10-30 2022-01-04 中冶华天南京工程技术有限公司 三维生态联锁块及护岸

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