JP2759687B2 - 河川用張りブロックとその製法及び型枠 - Google Patents

河川用張りブロックとその製法及び型枠

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は河床に使用する河川用張りブロックに関す
る。
[従来の技術] 最近、環境保護の観点、および、人々がより自然に近
い景観を要求するようになったので、従来打ち放しのコ
ンクリートブロックを使用してきた河川用張りブロック
においても自然石を表面に配したコンクリートブロック
が使用されるようになってきた。
河川用張りブロックは、河川の水流を弱めるため突出
部を有しているが、河川によってその突出量が異なるの
で、型枠の標準化が困難であった。
また、突出部の斜面部に化粧用自然石を埋設すること
は、自然石を斜面に固定する簡便な手法が開発されてい
ないので非常に困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、自然石を埋設した河川用張りブロックがど
のような突出高さを有していても、特に専用の型枠を用
意せずに柔軟に対応して製造できるようにするととも
に、突出部の斜面部にも化粧用自然石を埋設することの
できる型枠及びブロックの製造方法を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は基部を形成する外形型枠の内部に、
外形型枠の深さ方向中間部において水平に延びる水平部
とその端部から底部に向かってテーパー状に延びる突出
部を形成するための斜面部をを有する内部型枠を準備す
るとともに、斜面部内部に配設されるゲタ状の高さ調節
部材を各種容易しておくことによって、各種の突出高さ
の河川用張りブロックを製造できるようにしたのであ
る。
また、斜面部に化粧用自然石を所定の位置に留めてお
くストッパを設けることによって斜面部にも化粧用自然
石を埋設出きるようにしたのである。
[作用] 本発明は、設計に応じた所定の高さ調節部材を選択
し、型枠の斜面底の内部にセットすることによって必要
な突出高さの河川用張りブロックを得ることができる。
さらに、型枠の斜面部にストッパをセットし、ストッ
パの上に化粧用自然石を載せ、コンクリートを流し込む
ことによって斜面部にも化粧用自然石を埋設することが
可能になった。
[実施例] 図1(a)と図1(b)にその断面図および図2に平
面図を示すように、河川用張りブロック1は、基台部と
して直方体の基部2の中央に四角錐台状の突出部3が設
けてあり、基部2と突出部3の間にはテーパ状の斜面部
4があり、基部及び突出部の表面には化粧用の自然石5
が間隔をおいて埋設され、自然石の間には粒径の小さな
石、または、砂の充填材6が充填してある。
この河川用張りブロックは表面が自然石に覆われてい
るので、河床に自然石を敷き詰めたように見え、コンク
リートブロックのような人工的、無機的な色彩を示さな
いので見る人に安らぎを与えるものである。
なお、基台部の形状は、実施例に示す直方体に限ら
ず、円状や、三角形状、六角形状等の多角形状のものな
ど適宜選択される。
次に、この河川用張りブロックの型枠と製法について
説明する。
型枠は、第3図(a)に示すように、基部2を構成す
るボックス型の外形型枠21と、その内部に基部の水平部
を形成する水平型枠23と水平型枠の端部から外形型枠の
底部に延びる斜面部を構成するテーパー上の斜面型枠24
とから構成されている。
水平部型枠23から斜面型枠24に移行する部分には、化
粧用自然石の移動を防止すると共に、自然石を水平型枠
の上に置くときに斜面型枠の方向に自然石の一部が張り
出すのを防止するために突起22が設けてある。
そして、第3図(b)に示すように、突出部の高さに
応じた高さ調節部材26が別個に各種用意してある。
この高さ調節部材は、張りブロックの突出部の頂面を
形成する台部27と、高さを調整する足28で形成されてい
る。
張りブロックの突出高さを大きいものとするときは、
足28の短いものを選択する。
台部27の長さは、足28の長短に対応して、台部の端部
が斜面部に正確に接触するように台部の長さを設定す
る。
打設したコンクリートが、斜面部と台部の隙間から下
に漏れだすのを防止するために、台部の斜面部に接触す
る端部に、ゴム、又は合成樹脂性のシール材29を設けて
おくのも一つの解決策である。
ブロックの製造は、設計に応じて高さ調節部材26を選
択し、型枠の斜面型枠24の内部に台部27の端部が斜面型
枠24に接触するようにセットする。
そして、水平型枠23と台部27の上に、砂または小さな
径の石の充填材6を第4図に示すように敷き、その上
に、化粧材となる自然石5を所定の間隔をあけて敷き詰
める。
次に、コンクリートを型枠内に流し込み、振動を型枠
に与え、締め固める、養生する。
養生後、型枠を外すと表面に自然石を配した河川用張
りブロックが得られる。
自然石をコンクリート表面に化粧材として埋設する技
術は、特開昭60−142813号等が適用可能である。
次に斜面部に自然石を配設する場合を第5図(a)及
び第5図(b)に基づいて説明する。
水平型枠23と斜面型枠24を外形型枠21の内部に設ける
ことは前記実施例のものと同じである。
斜面部にも自然石を配設するため第5図(b)に示す
ように、斜面型枠24にはスリット31が設けてあり、この
スリット31にはボルト、クサビ、パイプなどの、ストッ
パ32が多数差し込んである。
このストッパ32で自然石5を保持し動かないようにし
ている。ストッパは棒状のものだけでなく、板状のもの
でも良いの。
なお、充填材の撒きだし、自然石の配設は前記の実施
例と同じである。そして、コンクリートを打設し、振動
締め固めをおこなう。コンクリートがまだ固まらないう
ちにストッパ32を抜き出し、コンクリートを養生する
と、基部、突出部それに斜面部に自然石の化粧材を埋設
した河川用張りブロックを得ることができる。
[効果] 所定の高さ調節部材を各種用意してあるので、河川に
設計に応じて選択するだけで、必要な突出高さの河川用
張りブロックを作成することが可能になった。
また、型枠の突出部の内部に高さ調節部材をセットす
るだけでよいので、型枠全体を所定高さに応じて製作す
るのに比較して製造コストが格安である。
さらに、斜面部にストッパをセットするだけで斜面部
に化粧用自然石を配設できるので、張りブロックの全体
を自然石で覆うことができ、より自然に近い外観を有す
る河川用張りブロックとすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は河川用張りブロックの実施例の
断面図、第2図は河川用張りブロックを敷き詰めた場合
の平面図、第3図(a)は、型枠に高さ調節部材をセッ
トしたときの断面図、第3図(b)は高さ調節部材の正
面図、第4図は型枠内に化粧材を配設したときの断面
図、第5図(a)は、斜面部に化粧材を配設したときの
断面図、及び第5図(b)は、ストッパを斜面型枠のス
リットに差し込んだ状態を示す拡大断面図を示す。 1……河川用張りブロック、2……基部 3……突出部、4……斜面部 5……自然石、6……充填材 21……型枠、22……突起 23……水平型枠、24……斜面型枠 25……底部 26……高さ調節部材、27……台部 28……足 31……スリット、32……ストッパ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台部の基部(2)の中央に四角錐台状の
    突出部(3)が設けてあり、基部及び突出部の表面には
    化粧用の自然石(5)が間隔をおいて埋設され、自然石
    の間には粒径の小さな石、または、砂の充填材(6)が
    充填してある化粧部を有する河川用張りブロック。
  2. 【請求項2】四角錐台状の突起部(3)の斜面(4)に
    自然石(5)が埋設してある特許請求の範囲第1項の河
    川用張りブロック。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または、第2項の河
    川用張りブロックを連接して河床に敷き、河床を保護す
    る河床保護工法。
  4. 【請求項4】基部となる外形型枠(21)の内部に、深さ
    方向中間部において水平に延びる水平型枠(23)とその
    端部から底面に向かってテーパー状の突出部を形成する
    斜面型枠(24)が設けてある河川用張りブロックの型
    枠。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項の型枠において、水
    平型枠(23)と斜面型枠(24)の接続部において、化粧
    用自然石の移動落下を防止する突起(22)を有する河川
    用張りブロックの型枠。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項または、第5項の型
    枠において、斜面型枠に化粧用自然石を所定の位置に留
    めておくストッパ(32)が設けてある河川用張りブロッ
    クの型枠。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項の型枠において、ス
    トッパは斜面に起伏自在に設けてある河川用張りブロッ
    クの型枠。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第6項の型枠において、ス
    トッパは斜面部に設けたスリット穴に抜き差し可能にし
    てある河川用張りブロックの型枠。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第4項から第8項いずれか
    の型枠において、ブロックの突起部の高さを調節する高
    さ調節部材(26)を有する河川用張りブロックの型枠。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項の高さ調節部材
    は、各種高さの足を有するゲタ状の調節部材である河川
    用張りブロックの型枠。
  11. 【請求項11】所望の高さをなすように高さ調節部材を
    選択し、型枠の底部にセットし、水平型枠及び高さ調節
    部材の台部(27)の上に径の小さな石又は砂からなる充
    填材を敷き、充填材の上に化粧用自然石を適当な間隔を
    おいて置き、型枠内にコンクリートを流し込む河川用張
    りブロックの製造方法。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項の製造方法におい
    て、斜面部のスリット(31)にストッパ(32)を差し込
    み、その上に化粧用自然石(5)を載せ、コンクリート
    を流し込み、まだコンクリートが柔らかい間にストッパ
    (32)を抜き取る河川用張りブロックの製造方法。
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