JP2717615B2 - 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 - Google Patents

凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠

Info

Publication number
JP2717615B2
JP2717615B2 JP1384793A JP1384793A JP2717615B2 JP 2717615 B2 JP2717615 B2 JP 2717615B2 JP 1384793 A JP1384793 A JP 1384793A JP 1384793 A JP1384793 A JP 1384793A JP 2717615 B2 JP2717615 B2 JP 2717615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
mat
concavo
mats
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1384793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06229118A (ja
Inventor
宣夫 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP1384793A priority Critical patent/JP2717615B2/ja
Publication of JPH06229118A publication Critical patent/JPH06229118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2717615B2 publication Critical patent/JP2717615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート壁面等に
凹凸模様を形成する方法およびそれに用いる型枠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、自然石が入手困難になっているこ
とから、建物の壁面や塀の周囲等を石積み模様に装飾す
る場合には、自然石ではなく、コンクリート材等で石積
み模様を形成することが多い。このような石積み模様等
の凹凸模様の形成は、通常つぎのようにして行われる。
すなわち、まず、図7に示すように、所定の凹凸模様が
形成された樹脂製等のデザイン型1に、樹脂,ゴム,セ
メント等の成形材料2を充填し硬化させたのち脱型し、
図8に示すように、凹凸模様が表面に賦形されたマット
3をつくる。なお、このマット3には、通常、石積み模
様において石と石の隙間に生じる目地をかたどるための
突条4が一体的に形成されており、この突条4の配置の
パターンが異なる数種類のマット3を、複数枚ずつ準備
する。そして、合板等からなる基板7(図9参照)の上
に、上記マット3を、同種のものを連続的に並べて繰り
返し模様を形成するようにするか、あるいはランダムに
並べるかしてそれぞれを裏面側から固定して型枠を形成
する。この型枠5を、図9に示すように、目的とするコ
ンクリート構造物の壁面6に、所定間隔を保った状態で
平行に組み付け、側面および底面の隙間を塞いだのち、
その内部空間にコンクリート材8を流し込んで硬化させ
たのち、上記型枠5を取り外すことにより、壁面に、あ
たかも石積みされたような凹凸模様を形成することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして得られた凹凸模様は、図10に示すように、数
種類のパターンの異なるマット3を適宜並べて構成した
だけの型枠5によって形成されたものであり、同一パタ
ーンの目地模様20が繰り返し並ぶため、どうしても不
自然な印象になってしまう。このような不自然感を解消
するには、同一の目地模様20の繰り返しを避ける必要
があるが、一品ごとに賦形する目地模様20の異なるマ
ット3をつくるためには、使用するマット3の数だけ異
なるデザインのデザイン型をつくらなければならず、コ
ストが高くなりすぎるとともに工数が増え、自然石の使
用に代えてこの工法を行うメリットがなくなってしま
う。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、目地模様が複雑で自然な印象となる凹凸模様を
簡単かつ安価に形成する方法およびそれに用いる型枠の
提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、基板の上面に、目地模様が形成されてい
ない表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模様付マ
ットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形
成用の突条マットをそれぞれ取り付けることにより型枠
を形成し、上記型枠の枠内にコンクリート材料を打設し
硬化させたのち、上記型枠を外して凹凸模様をコンクリ
ート表面に転写するようにした凹凸模様形成法を第1の
要旨とし、基板の上面に、目地模様が形成されていない
表面模様付マットが多数枚敷設され、各表面模様付マッ
トの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形成
用の突条マットがそれぞれ着脱自在に取り付けられてい
る型枠を第2の要旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、本発明は、従来一体成形されていた
凹凸模様形成用のマットを、表面模様付マットと、目地
部形成用の突条マットの二つに分け、上記突条マット
を、互いに異なる形状に成形して、型枠形成時に、同一
パターンの表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模
様付マットの上面に、上記突条マットをそれぞれ取り付
けることにより、凹凸模様をコンクリート表面に転写す
るようにしたものである。この方法によれば、表面模様
付マットについては単一のデザイン型で多数つくり、容
量の少ない突条マットのみを個別のデザイン型でつくる
ことができるため、同一目地模様が繰り返すことのない
自然な感じの凹凸模様を、手間とコストをさほどかける
ことなく得ることができる。また、型枠形成時あるいは
型枠形成前に、型枠全体のデザインを考慮しながら突条
マットの配置を決めることができるため、バランスのと
れたデザインを、その施工する形状に応じてつくること
ができ効率がよい。
【0007】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細
に説明する。
【0008】
【実施例】まず、図1に示すように、目地形成用の凹条
が形成されておらず表面模様形成用のなだらかな凹凸面
9が形成されているだけのデザイン型Aを用意し、この
凹部内に、図示のようにマット成形材料10を注入し硬
化させ脱型して、図2に示すような表面模様付マット1
1を得た。同様の操作を繰り返して、多数枚の同一の表
面模様付マット11を得た。
【0009】一方、図3に示すように、目地形成用凸部
を賦形しうる凹条12のみが形成されているだけのデザ
イン型Bを用意し、この凹条12内に、図示のようにマ
ット成形材料10を注入し硬化させ脱型して、図4に示
すような突条マット13を得た。また、凹条12のデザ
インが個別に異なるデザイン型B′,B″,………を用
意し、それぞれの型から個別に異なる形状の突条マット
13を、上記表面模様付マット11の数と同じだけ得
た。
【0010】そして、図5に示すように、基板である合
板15の上面に、上記表面模様付マット11を並べて敷
設し、さらにその上面に、突条マット13を、接着剤を
用いて取り付け、目地形成用の突条が、繰り返すことな
く不規則に形成された型枠16を得た。
【0011】このようにして得られた型枠16を用い、
従来と同様にして、目的とするコンクリート構造物の壁
面に凹凸模様を形成したところ、図6に示すように、目
地模様20がランダムで、非常に自然な感じの石積み模
様が得られた。
【0012】なお、上記実施例において、表面模様付マ
ット11および突条マット13の成形材料は、樹脂,ゴ
ム,セメント等、どのようなものであっても差し支えは
ないが、硬化体がある程度可撓性を有するものが好適で
ある。すなわち、マット11,13が可撓性を有してい
ると、図5に示すように、両者を取り付ける際に、互い
の取り付け面が沿いやすいからである。
【0013】また、上記表面模様付マット11と突条マ
ット13の取り付けは、上記実施例のように、多数枚の
表面模様付マット11を敷設したあとに、その上から接
着剤で突条マット13を取り付けるようにしてもよい
し、あるいは、表面模様付マット11を敷設する前に、
各表面模様付マット11の裏面側から、突条マット13
を釘等の金具で固定するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、従来一体成形
されていた凹凸模様形成用のマットを、表面模様付マッ
トと、目地部形成用の突条マットの二つに分け、上記突
条マットのみを、互いに異なる形状に成形して用いるよ
うにしたものである。したがって、本発明によれば、容
量の少ない突条マットのみを個別のデザイン型でつく
り、これを、基板上に敷設された表面模様付マットの上
に、適宜取り付けていくだけで、簡単に不規則な目地模
様を形成することができ、手間とコストをさほどかける
ことなく、非常に自然な感じのする凹凸模様を得ること
ができる。また、型枠形成時あるいは型枠形成前に、型
枠全体のデザインを考慮しながら突条マットの配置を決
めることができるため、バランスのとれたデザインを、
その施工する形状に応じてつくることができ効率がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる表面模様付マットの
製法の説明図である。
【図2】上記表面模様付マットの断面図である。
【図3】上記実施例に用いる突条マットの製法の説明図
である。
【図4】上記突条マットの断面図である。
【図5】上記表面模様付マットおよび突条マットを用い
た型枠の説明図である。
【図6】上記型枠を用いて得られた凹凸模様の正面図で
ある。
【図7】従来の凹凸模様形成用マットの製法の説明図で
ある。
【図8】上記凹凸模様形成用マットの平面図である。
【図9】上記凹凸模様形成用マットを用いて凹凸模様を
形成する方法の説明図である。
【図10】上記従来の方法で得られた凹凸模様の正面図
である。
【符号の説明】
11 表面模様付マット 13 突条マット 15 合板 16 型枠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面に、目地模様が形成されてい
    ない表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模様付マ
    ットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形
    成用の突条マットをそれぞれ取り付けることにより型枠
    を形成し、上記型枠の枠内にコンクリート材料を打設し
    硬化させたのち、上記型枠を外して凹凸模様をコンクリ
    ート表面に転写するようにしたことを特徴とする凹凸模
    様形成法。
  2. 【請求項2】 基板の上面に、目地模様が形成されてい
    ない表面模様付マットが多数枚敷設され、各表面模様付
    マットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部
    形成用の突条マットがそれぞれ着脱自在に取り付けられ
    ていることを特徴とする型枠。
JP1384793A 1993-01-29 1993-01-29 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 Expired - Fee Related JP2717615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1384793A JP2717615B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1384793A JP2717615B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06229118A JPH06229118A (ja) 1994-08-16
JP2717615B2 true JP2717615B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=11844675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1384793A Expired - Fee Related JP2717615B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2717615B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06229118A (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2313553B1 (en) Artificial stone
US20080145148A1 (en) Dry-cast concrete block
US5487656A (en) Decorative forming apparatus
US20040182026A1 (en) Brick and stone facings
EP2191071B1 (en) Artificial flagstone
JP2717615B2 (ja) 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠
US20090255211A1 (en) Method and means for producing a concrete block
US20050136148A1 (en) Concrete block configuration and method of using the same
KR100880368B1 (ko) 돌출 줄눈 일체형 인조석의 제조방법
JP3048624U (ja) 装飾道路
JPH0211144Y2 (ja)
JP2984902B2 (ja) 装飾パネル成形用の雌型製作方法及び装飾パネルの製造方法
JPH09277220A (ja) 擬岩ブロックおよび擬岩ブロック製造用面板ならびに擬岩ブロックの製造方法
JP2969500B2 (ja) セラミックス模様片付コンクリートブロック製品並びにセラミックス模様片付コンクリートブロック製品の成形法
JP3293376B2 (ja) コンクリート表面に対する装飾方法
JP3479748B2 (ja) コンクリート表面化粧方法
JP2548502B2 (ja) 人造石板とその成形方法
JPH10212184A (ja) 自然調窯業製品の製造方法
WO2009004327A1 (en) Paving stone
SU903120A1 (ru) Форма дл изготовлени изделий с рельефным рисунком
JP2824830B2 (ja) 擬岩ブロックにおける表面紋様の形成方法
JPH0637041B2 (ja) 自然石結合ブロツクの製造方法
AU2003231666A1 (en) Method of producing a textured building element
JP3200849B2 (ja) 土木用コンクリート製装飾壁材の製造方法
JPH11264109A (ja) 歩道構造およびその形成法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees