JP2717615B2 - 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 - Google Patents
凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠Info
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Description
凹凸模様を形成する方法およびそれに用いる型枠に関す
るものである。
とから、建物の壁面や塀の周囲等を石積み模様に装飾す
る場合には、自然石ではなく、コンクリート材等で石積
み模様を形成することが多い。このような石積み模様等
の凹凸模様の形成は、通常つぎのようにして行われる。
すなわち、まず、図7に示すように、所定の凹凸模様が
形成された樹脂製等のデザイン型1に、樹脂,ゴム,セ
メント等の成形材料2を充填し硬化させたのち脱型し、
図8に示すように、凹凸模様が表面に賦形されたマット
3をつくる。なお、このマット3には、通常、石積み模
様において石と石の隙間に生じる目地をかたどるための
突条4が一体的に形成されており、この突条4の配置の
パターンが異なる数種類のマット3を、複数枚ずつ準備
する。そして、合板等からなる基板7(図9参照)の上
に、上記マット3を、同種のものを連続的に並べて繰り
返し模様を形成するようにするか、あるいはランダムに
並べるかしてそれぞれを裏面側から固定して型枠を形成
する。この型枠5を、図9に示すように、目的とするコ
ンクリート構造物の壁面6に、所定間隔を保った状態で
平行に組み付け、側面および底面の隙間を塞いだのち、
その内部空間にコンクリート材8を流し込んで硬化させ
たのち、上記型枠5を取り外すことにより、壁面に、あ
たかも石積みされたような凹凸模様を形成することがで
きる。
うにして得られた凹凸模様は、図10に示すように、数
種類のパターンの異なるマット3を適宜並べて構成した
だけの型枠5によって形成されたものであり、同一パタ
ーンの目地模様20が繰り返し並ぶため、どうしても不
自然な印象になってしまう。このような不自然感を解消
するには、同一の目地模様20の繰り返しを避ける必要
があるが、一品ごとに賦形する目地模様20の異なるマ
ット3をつくるためには、使用するマット3の数だけ異
なるデザインのデザイン型をつくらなければならず、コ
ストが高くなりすぎるとともに工数が増え、自然石の使
用に代えてこの工法を行うメリットがなくなってしま
う。
もので、目地模様が複雑で自然な印象となる凹凸模様を
簡単かつ安価に形成する方法およびそれに用いる型枠の
提供をその目的とする。
め、本発明は、基板の上面に、目地模様が形成されてい
ない表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模様付マ
ットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形
成用の突条マットをそれぞれ取り付けることにより型枠
を形成し、上記型枠の枠内にコンクリート材料を打設し
硬化させたのち、上記型枠を外して凹凸模様をコンクリ
ート表面に転写するようにした凹凸模様形成法を第1の
要旨とし、基板の上面に、目地模様が形成されていない
表面模様付マットが多数枚敷設され、各表面模様付マッ
トの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形成
用の突条マットがそれぞれ着脱自在に取り付けられてい
る型枠を第2の要旨とする。
凹凸模様形成用のマットを、表面模様付マットと、目地
部形成用の突条マットの二つに分け、上記突条マット
を、互いに異なる形状に成形して、型枠形成時に、同一
パターンの表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模
様付マットの上面に、上記突条マットをそれぞれ取り付
けることにより、凹凸模様をコンクリート表面に転写す
るようにしたものである。この方法によれば、表面模様
付マットについては単一のデザイン型で多数つくり、容
量の少ない突条マットのみを個別のデザイン型でつくる
ことができるため、同一目地模様が繰り返すことのない
自然な感じの凹凸模様を、手間とコストをさほどかける
ことなく得ることができる。また、型枠形成時あるいは
型枠形成前に、型枠全体のデザインを考慮しながら突条
マットの配置を決めることができるため、バランスのと
れたデザインを、その施工する形状に応じてつくること
ができ効率がよい。
に説明する。
が形成されておらず表面模様形成用のなだらかな凹凸面
9が形成されているだけのデザイン型Aを用意し、この
凹部内に、図示のようにマット成形材料10を注入し硬
化させ脱型して、図2に示すような表面模様付マット1
1を得た。同様の操作を繰り返して、多数枚の同一の表
面模様付マット11を得た。
を賦形しうる凹条12のみが形成されているだけのデザ
イン型Bを用意し、この凹条12内に、図示のようにマ
ット成形材料10を注入し硬化させ脱型して、図4に示
すような突条マット13を得た。また、凹条12のデザ
インが個別に異なるデザイン型B′,B″,………を用
意し、それぞれの型から個別に異なる形状の突条マット
13を、上記表面模様付マット11の数と同じだけ得
た。
板15の上面に、上記表面模様付マット11を並べて敷
設し、さらにその上面に、突条マット13を、接着剤を
用いて取り付け、目地形成用の突条が、繰り返すことな
く不規則に形成された型枠16を得た。
従来と同様にして、目的とするコンクリート構造物の壁
面に凹凸模様を形成したところ、図6に示すように、目
地模様20がランダムで、非常に自然な感じの石積み模
様が得られた。
ット11および突条マット13の成形材料は、樹脂,ゴ
ム,セメント等、どのようなものであっても差し支えは
ないが、硬化体がある程度可撓性を有するものが好適で
ある。すなわち、マット11,13が可撓性を有してい
ると、図5に示すように、両者を取り付ける際に、互い
の取り付け面が沿いやすいからである。
ット13の取り付けは、上記実施例のように、多数枚の
表面模様付マット11を敷設したあとに、その上から接
着剤で突条マット13を取り付けるようにしてもよい
し、あるいは、表面模様付マット11を敷設する前に、
各表面模様付マット11の裏面側から、突条マット13
を釘等の金具で固定するようにしてもよい。
されていた凹凸模様形成用のマットを、表面模様付マッ
トと、目地部形成用の突条マットの二つに分け、上記突
条マットのみを、互いに異なる形状に成形して用いるよ
うにしたものである。したがって、本発明によれば、容
量の少ない突条マットのみを個別のデザイン型でつく
り、これを、基板上に敷設された表面模様付マットの上
に、適宜取り付けていくだけで、簡単に不規則な目地模
様を形成することができ、手間とコストをさほどかける
ことなく、非常に自然な感じのする凹凸模様を得ること
ができる。また、型枠形成時あるいは型枠形成前に、型
枠全体のデザインを考慮しながら突条マットの配置を決
めることができるため、バランスのとれたデザインを、
その施工する形状に応じてつくることができ効率がよ
い。
製法の説明図である。
である。
た型枠の説明図である。
ある。
ある。
形成する方法の説明図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の上面に、目地模様が形成されてい
ない表面模様付マットを多数枚敷設し、各表面模様付マ
ットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部形
成用の突条マットをそれぞれ取り付けることにより型枠
を形成し、上記型枠の枠内にコンクリート材料を打設し
硬化させたのち、上記型枠を外して凹凸模様をコンクリ
ート表面に転写するようにしたことを特徴とする凹凸模
様形成法。 - 【請求項2】 基板の上面に、目地模様が形成されてい
ない表面模様付マットが多数枚敷設され、各表面模様付
マットの上面に、互いに異なる形状に成形された目地部
形成用の突条マットがそれぞれ着脱自在に取り付けられ
ていることを特徴とする型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384793A JP2717615B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384793A JP2717615B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229118A JPH06229118A (ja) | 1994-08-16 |
JP2717615B2 true JP2717615B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=11844675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1384793A Expired - Fee Related JP2717615B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 凹凸模様形成法およびそれに用いる型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717615B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1384793A patent/JP2717615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06229118A (ja) | 1994-08-16 |
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