JPH065797A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH065797A
JPH065797A JP4159179A JP15917992A JPH065797A JP H065797 A JPH065797 A JP H065797A JP 4159179 A JP4159179 A JP 4159179A JP 15917992 A JP15917992 A JP 15917992A JP H065797 A JPH065797 A JP H065797A
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JP
Japan
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diffusion layer
concentration diffusion
region
layer region
resist pattern
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Pending
Application number
JP4159179A
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English (en)
Inventor
Takashi Uehara
隆 上原
Megumi Hirata
恵 平田
Takaaki Ukeda
高明 受田
Tatsuya Yamada
達也 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高濃度拡散層領域の浅接合化による素子特性
の向上と、接続孔のエッチングにおける接合リークの発
生防止を同時に満足するような半導体装置及びその製造
方法を提供する。 【構成】 第1の高濃度拡散層領域35に加えて、第2
の高濃度拡散層領域32を形成する。第2の高濃度拡散
層領域32は、ゲート電極13から一定距離離れてお
り、かつ第1の高濃度拡散層領域35よりも深く形成す
る。この構成を用いれば第1の高濃度拡散層領域35に
より決定される素子特性を全く劣化させることなく、か
つ接続孔16部分での接合リークを抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にCMOS構造を有す
る半導体装置及びその製造方法に関し、特に素子の高濃
度拡散層領域の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置に於ては益々高集積化
が進み、素子や配線の微細化とともに高濃度拡散層の深
さも益々浅くなってきている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
半導体装置及び製造方法についてその1例をn型素子の
場合について説明する。
【0004】図3a〜dは従来の半導体装置の製造方法
を、LDD構造のn型素子を例に示すものである。初め
にPウェル領域11、素子分離領域12、ゲート電極1
3が形成された半導体基板10上に、レジストパターン
21をマスクとしてPイオン注入を行い、低濃度拡散層
領域31を形成する(図3a)。次にレジストパターン
21を除去後、ゲート電極側壁にスペーサー14を形成
する(図3b)。スペーサー14は、例えばCVD−S
iO2膜を堆積後、全面エッチングすることにより形成
される。その後、レジストパターン22をマスクにAs
イオン注入を行い、高濃度拡散層領域32を形成する
(図3c)。レジストパターン22は通常レジストパタ
ーン21と同一のマスクを用いる。その後BPSGフロ
ーによる層間絶縁膜15、接続孔16、配線17等が形
成される(図3d)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】素子の微細化に伴い、
素子特性(ショートチャネル効果等)の向上の為、上記
高濃度拡散層領域の接合深さを浅くする必要があるが、
浅くし過ぎると接続孔部分での接合リークが発生すると
いう問題点を有していた。
【0006】一方上記問題点を解決するために、図4に
示すような以下の提案もなされている。即ち浅い高濃度
拡散層領域32を従来の方法で形成し、BPSG膜のフ
ローによる層間絶縁膜15及び接続孔16を形成した
後、レジストパターン22をマスクとしてイオン注入を
行って高濃度領域33を形成し、その後再度熱処理を行
なう(図4a)。
【0007】しかしながら上記のような構成では、接合
リークの発生は抑えられるものの、上記再度の熱処理に
より浅い高濃度拡散層領域32が更に拡散してしまい、
素子特性の劣化を引き起こすこと、及び上記熱処理によ
りBPSG膜15が再度フロー(リフロー)して接続孔
が小さくなる、若しくは接続孔がふさがってしまう(図
4b)等の新たな問題点を有していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、高濃度拡散層
領域の浅接合化による素子特性の向上と、接続孔のエッ
チングでの接合リーク発生の防止の両方を同時に満足す
るような半導体装置及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の半導体装置及びその製造方法は、従来の主
たる浅い高濃度拡散層領域の他に追加の深い高濃度拡散
層領域を持ち、その追加の高濃度拡散層領域が素子領域
のゲート電極から一定距離離れた位置に存在するという
構成を備えたものである。
【0010】さらに詳しくいうと請求項1記載の本発明
の半導体装置は、MOS型構造の半導体素子において、
前記半導体素子のゲート電極より一定距離離れて形成さ
れた第1の高濃度拡散層領域と、この第1の高濃度拡散
層領域と隣接して形成されソース・ドレイン領域となる
第2の高濃度拡散層領域とを備え、前記第1の高濃度拡
散層領域の接合深さが、前記第2の高濃度拡散層領域の
接合深さよりも深く形成されていることを特徴とする。
【0011】また請求項3記載の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に素子分離領域及びゲート電極を形成
する工程と、このゲート電極上及びゲート電極から一定
距離の領域を覆う第1のレジストパターンを形成する工
程と、この第1のレジストパターンをマスクとして第1
のイオン注入により前記ゲート電極より一定距離離れた
第1の高濃度拡散層領域を形成する工程と、ソース・ド
レイン領域を開口する第2のレジストパターンを形成す
る工程と、この第2のレジストパターンをマスクとして
第2のイオン注入により前記ソース・ドレイン領域とな
る第2の高濃度拡散層領域を形成する工程と、前記第
1、第2の高濃度拡散層領域を熱処理する工程とを備
え、前記第1の高濃度拡散層領域の接合深さが、前記第
2の高濃度拡散層領域の接合深さよりも深く形成したこ
とを特徴する。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、主たる高濃度
拡散層領域により決定される素子特性を全く劣化させる
ことなく、かつ接続孔における高濃度拡散層領域の深さ
を所定深さ以上にすることにより、接続孔部分での接合
リークを抑えることができることとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例の半導体装置及びその
製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0014】(実施例1)図1a〜dは本発明の第1の
実施例におけるLDD構造のn型素子の場合についての
半導体装置の製造方法の工程断面図を示すものである。
【0015】Pウェル領域11、素子分離領域12、及
びゲート電極13が形成された半導体基板10上にソー
ス・ドレイン領域を開口するレジストパターン21をマ
スクにPイオン注入を行い、低濃度拡散層領域31を形
成する(図1a)。
【0016】次にゲート電極のスペーサー14を形成し
た後、第1のレジストパターンとなるレジストパターン
25をマスクにエネルギー80KeV、ドーズ量3×1
15コ/cm2でAsイオン注入を行い、第1の高濃度拡散
層領域35を形成する。レジストパターン25は、ゲー
ト電極上及びゲート電極から一定距離の領域までを覆う
構成とする。このAs注入(第1のイオン注入)のドー
ズ量は1×1015コ/cm2以上であればよい(図1b)。
【0017】次にレジストパターン22をマスクにエネ
ルギー40KeV、ドーズ量4×1015コ/cm2でAsイ
オン注入を行い、第2の主たる高濃度拡散層領域32を
形成する。レジストパターン22としては図1aで用い
たレジストパターン21を用てもよい。またこのAs注
入(第2のイオン注入の)ドーズ量もまた1×1015
/cm2以上であればよい(図1c)。
【0018】その後、第1,2高濃度拡散層領域35,3
2の活性化の為の熱処理を行い、BPSG膜からなる層
間絶縁膜15を全面に堆積する。さらにBPSG膜のリ
フローによる平坦化を行い、平坦化された層間絶縁膜1
5に接続孔16を設け、配線17を形成する(図1
d)。なお、活性化の為の熱処理は、第1のイオン注入
と第2のイオン注入との間及び第2のイオン注入後の2
度に分けて行ってもよい。この場合、第1のイオン注入
後の熱処理の温度が、第2のイオン注入後の熱処理の温
度より高温であることが望ましい。
【0019】以上のように本実施例では、層間絶縁膜1
5の堆積工程前に第1及び第2の高濃度拡散層領域3
5,32を形成しているので、従来のような第2の高濃
度拡散層領域32の拡散は防止される。さらに上記半導
体装置の第1の高濃度拡散層領域35をゲート電極13
と一定距離離れて形成しているため、素子特性には全く
影響を及ぼさない。また第1の高濃度拡散層領域35が
第2の主たる高濃度拡散層領域32よりも深く形成され
ているため、接続孔16形成時のドライエッチングの際
にオーバーエッチによる拡散層と基板間の接合リークは
発生しない。
【0020】(実施例2)本発明の第2の実施例とし
て、上記第1の実施例におけるレジストパターン21を
2層レジスト法で形成する方法がある。以下第2の実施
例について図面を参照しながら説明する。
【0021】図2a〜cは本発明の第2の実施例を示す
半導体装置の製造方法の工程断面図である。上記第1の
実施例におけるレジストパターン25の形成方法とし
て、接続孔形成用のレジストパターン23を形成した
後、連続して上記レジストパターン21形成する方法
(図2a)がある。また逆に上記レジストパターン21
を形成した後、連続して接続孔用のレジストパターン2
3を形成する方法(図2b)でも、全く同様のパターン
が得られる。
【0022】本実施例により形成された第1の高濃度拡
散層領域35は、ゲート電極15から一定の距離離れて
おり、また確実に接続孔の下部に存在するため、第1の
実施例と全く同様の効果が得られるうえに、第1の実施
例に於けるレジストパターン25のマスクが不要とな
り、コストの低減を図ることが出来る。
【0023】なお、上記第1及び第2の実施例におい
て、第1の追加の高濃度拡散層領域と第2の主たる高濃
度拡散層領域の形成方法は上記実施例に限定するもので
はなく、最終的に所望の拡散層領域が形成されればよ
い。即ち第1の追加の高濃度拡散層領域の接合深さが、
第2の主たる高濃度拡散層領域の接合深さよりも深く形
成されればよい。
【0024】上記実施例では、第1のイオン注入を第2
の注入よりも高エネルギーで行なったが、それ以外の方
法として、注入イオン種を変える方法もある。上記2方
法については、第1の高濃度拡散層領域の形成と、第2
の高濃度拡散層領域の形成の順番は逆になってもよい。
また別の方法として、第1の高濃度拡散層領域の形成と
第2の高濃度拡散層領域の形成の間に熱処理を行なう方
法もある。この場合は、上記熱処理の条件は第2の主た
る高濃度拡散層領域の形成には全く無関係に設定するこ
とができる。この方法では、第1の高濃度拡散層領域の
形成はゲート電極のスペーサー14の形成前後どちらで
もよい。以上の様な方法でも、最終的には所望の拡散層
領域が形成できる。
【0025】また、第1及び第2の実施例ではn型素子
を例に説明したが、p型素子の場合でも同様であること
は言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は主たる浅い高濃度
拡散層領域の他に、素子領域のゲート電極から一定距離
離れた位置に存在する追加の深い高濃度拡散層領域を設
けることにより、主たる高濃度拡散層領域により決定さ
れる素子特性を全く劣化させることなく、かつ接続孔部
分での接合リークを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の工
程断面図
【図2】本発明の第2の実施例における半導体装置の工
程断面図
【図3】従来の半導体装置及びその製造方法の工程断面
【図4】従来の半導体装置及びその製造方法の工程断面
【符号の説明】
10 半導体基板 11 Pウェル領域 12 素子分離領域 13 ゲート電極 14 スペーサー 15 層間絶縁膜 16 接続孔 17 配線層 21、22、23、25 レジストパターン 31 低濃度拡散層領域 32、35 高濃度拡散層領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 達也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOS型構造の半導体素子において、前記
    半導体素子のゲート電極より一定距離離れて形成された
    第1の高濃度拡散層領域と、この第1の高濃度拡散層領
    域と隣接して形成されソース・ドレイン領域となる第2
    の高濃度拡散層領域とを備え、前記第1の高濃度拡散層
    領域の接合深さが、前記第2の高濃度拡散層領域の接合
    深さよりも深く形成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、半導体素子と配線
    層との接続穴が、第1の高濃度拡散層領域の領域内に形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板上に素子分離領域及びゲート電
    極を形成する工程と、このゲート電極上及びゲート電極
    から一定距離の領域を覆う第1のレジストパターンを形
    成する工程と、この第1のレジストパターンをマスクと
    して第1のイオン注入により前記ゲート電極より一定距
    離離れた第1の高濃度拡散層領域を形成する工程と、ソ
    ース・ドレイン領域を開口する第2のレジストパターン
    を形成する工程と、この第2のレジストパターンをマス
    クとして第2のイオン注入により前記ソース・ドレイン
    領域となる第2の高濃度拡散層領域を形成する工程と、
    前記第1、第2の高濃度拡散層領域を熱処理する工程と
    を備え、前記第1の高濃度拡散層領域の接合深さが、前
    記第2の高濃度拡散層領域の接合深さよりも深く形成し
    たことを特徴する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載において、第1のイオン注入
    の注入エネルギーが、第2のイオン注入の注入エネルギ
    ーより高エネルギーであることを特徴する半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】第1のレジストパターンが、前記第2のレ
    ジストパターンと接続孔形成用のレジストパターンとの
    2層レジスト法で形成されることを特徴とする請求項3
    叉は4記載の半導体装置の製造方法。
JP4159179A 1992-06-18 1992-06-18 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH065797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5869872A (en) * 1995-07-10 1999-02-09 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit device and manufacturing method for the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5869872A (en) * 1995-07-10 1999-02-09 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit device and manufacturing method for the same

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